JP2584736Y2 - システム天井用ライン型吹出口における風量調節装置 - Google Patents

システム天井用ライン型吹出口における風量調節装置

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JP2584736Y2 JP1992055540U JP5554092U JP2584736Y2 JP 2584736 Y2 JP2584736 Y2 JP 2584736Y2 JP 1992055540 U JP1992055540 U JP 1992055540U JP 5554092 U JP5554092 U JP 5554092U JP 2584736 Y2 JP2584736 Y2 JP 2584736Y2
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明 鳥実
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、システム天井用ライン
型吹出口における風量調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高層ビル、業務用、居住用等の建
築物の天井面においては、照明灯、煙感知装置、空調用
吹出口として長矩形型の吹出口を有したライン型吹出口
等を集中させて直線連続状に配列したり、天井照明灯の
側部にライン型吹出口を設置したり、或はライン型吹出
口を単独で直線状に設置した、所謂、システム天井が室
内美観や施工上の面から多用されている。このライン型
吹出口においては、下端の吹出口に近接した吹出口枠内
に回転羽根等より成る風向調整器を設置し、冬期におけ
る暖気は直接下方へ、夏期における冷気は天井面と並行
に吹出す様にセットしている。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、天井
面に設置するライン型吹出口において、室内の空気調和
のために吹出口からの風量を局部的に変化させるための
風量調節ダンパーを吹出口枠内に設けることは、長矩形
の吹出口枠内が幅狭であるため、その取付けが困難でか
つ高価となり易く、従ってライン型吹出口には風量調節
機構がなく、そのために室内の状態と対応した空気調和
ができにくい問題があった。
【0004】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は長矩形の幅狭な吹出口枠内
への設置が容易で、吹出口からの均一な吹出や局部的な
風量の調節ができ、構成も簡易で製作コストも安価であ
るシステム天井用ライン型吹出口における風量調節装置
を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本考案は天井内部に埋め込んで設置され、下面に
長矩形の吹出口14が開口された吹出口枠16と、前記
吹出口枠の内部であって、前記吹出口に臨むように該吹
出口に近接して設けられ、空気の吹出方向を設定すべく
回動可能に軸支された回動羽根と、前記吹出口枠内であ
って前記回動羽根よりも奥行き側に配置され、冷気や暖
気の通流口34を備えた固定枠36と、この固定枠36
に対して密着しつつ同固定枠36の長手方向に摺動可能
に装着された可動枠38と、を有し、この可動枠38に
は、前記固定枠36の通流口34に連通された調節口4
8が設けられ、前記可動枠38の摺動により、固定枠3
6の通流口34と可動枠38の調節口48との連通面積
Sを変化させて吹出口14より吹出される風量を調節し
て成るシステム天井用ライン型吹出口における風量調節
装置10から構成される。
【0006】
【作用】本考案のシステム天井用ライン型吹出口におけ
る風量調節装置は、天井内部に埋め込んで設置され、下
面に長矩形の吹出口が開口された吹出口枠内の下部位置
に架設するものであり、吹出口より室内側へ吹出される
風量を調節する時には、吹出口より内部へ棒等を挿入し
て可動枠を摺動させながら可動枠の調節口と固定枠の通
流口との相互の連通面積を縮小、或は増大させて吹出口
からの風量を調節するものである。前記固体枠と、可動
枠とは長板状の枠体であるため、幅狭な吹出口枠内への
設置が容易で、製作コストも安価であり、可動枠の摺動
により吹出口からの風量の吹出し調節ができて室内の状
態に応じた空気調和を簡易に達成できることとなる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本考案の好
適な実施例を説明する。図1ないし図4には、本考案の
実施例に係るシステム天井用ライン型吹出口における風
量調節装置(以下「風量調節装置」と略する。)10が
示されている。図において、システム天井用ライン型吹
出口12は、下面に長矩形の吹出口14が開口された正
面視台形状で中空の吹出口枠16と、この吹出口枠16
内の下部位置に回転可能に枢着された風向調整器18
と、を備え、この風向調整器18の上方位置に風量調節
装置10が設けられている。図1、図2に示す様に、前
記吹出口枠16は、台形状で相対向した縦枠板20、2
0と、この縦枠板20、20の間隙を遮蔽する様に両側
部より上面部へ連設された幅狭な間隔保持板22とで形
成され、一方の縦枠板20の中央部には接続口24が連
通され、更に縦枠板20、20の外面下部には、天井ラ
ック26、26に支架させるための左右一対の逆L型板
28、28が付設されている。前記風向調整器18は、
図2、図4に示す様に、吹出口枠16内の下部位置にお
いて、前記間隔保持板22の両側部内面に回転自在に軸
支されたコマ軸30、30を有し、このコマ軸30、3
0の外周面に略対称に一対の円弧長板32、32の両端
部が係止されている。この円弧長板32、32の上部開
口と下部開口とを通過する気流は、前記コマ軸30、3
0を傾斜回動させることにより天井面に沿って吹出され
たり、天井面に垂直な鉛直方向へ吹出されてその吹出し
方向が調整される。
【0008】本考案の特徴的なことは、前記風向調節器
18の上方位置に風量調節装置10を設置して気流の吹
出量を調節することにある。図2ないし図3に示す様
に、前記風量調節装置10は、吹出口枠16内に閉鎖状
に架設され冷気や暖気の通流口34を備えた固定枠36
と、この固定枠36に対して密着しつつ同固定枠36の
長手方向に摺動可能に装着された可動枠38と、を有し
ている。この固定枠36は、薄金属板を素材として端面
視逆U型に成型され、その長手方向の平面部40には矩
形状の通流口34が複数個開口されている。また、前記
固定枠36の平面部40の両縁から下方へ折曲された側
板42、42には、吹出口枠16の縦枠板20、20の
外面より複数個の螺子44、44が螺着されている。
【0009】図2、図4に示す様に、前記可動枠38
は、固定枠36と同様に薄金属板を素材とし、かつ固定
枠36の内面に密着して長手方向に摺動できる様に同じ
く端面視逆U型に成型され、その長手方向の平面部46
には固定枠36の通流口34と同一形状で各通流口34
に連通した複数の調節口48が開口されている。更に、
可動枠38の平面部46の両縁から下方へ折曲された側
板50、50には、前記固定枠36の側板42、42に
螺着した各螺子44、44の端部に係合した複数の長孔
52、52が開孔されている。前記長孔52、52が螺
子44、44に係合しながら可動枠38は固定枠36の
内面に支持され、かつ固定枠36の通流口34に調節口
48が図4の様に連通された状態から長孔52の長さだ
け可動枠38の摺動ができ、通流口34と調節口48と
の連通面積Sを変化させて通過する風量を調節できる。
前記可動枠38の一端寄りの下面には摺動用のつまみ5
4が垂下され、また、一端寄りの上面には、固定枠36
の通流口34を通してストッパ56が突設されている。
【0010】本考案に係る風量調節装置10を内部に備
えたライン型吹出口12は、例えば、図2に示す様に、
システム天井58の天井板60の所定の位置に直線状に
設けられた開口に吹出口枠16の下端を嵌合させ、天井
板60、60の端部下面と吹出口枠16の吹出口14の
長手方向の縁部下面とをT型の天井ラック26、26で
受着すると共に天井ラック26、26の上端に吹出口枠
16に付設させた逆L型板28、28を係着支持させな
がらシステム天井58に直線状にライン型吹出口12を
配置させる。そして、各ライン型吹出口12の接続口2
4に天井裏に配置されたメインダクトより延長したフレ
キシブルダクト62を連通させ、このメインダクトより
冷気や暖気を中空の吹出口枠16内に吹込み、この吹込
まれた気流は風量調整装置10の位置において固定枠3
6の通流口34と可動枠38の調節口48との連通部を
通過しつつ風量が調整され、更に下方の風向調整器18
で吹出し方向を調整されながら下端の吹出口14から室
内へと吹出されて室内の空気調和を図るものである。そ
して、室内の状態によって吹出される風量を変化調節す
る時には、吹出口14に近接して設けられた風向調節器
18を一対の円弧長板32、32の下部開口と上部開口
とが鉛直方向に位置する様に回動調整した後で、この開
口を通して吹出口14側より棒等を挿入し、風量調節装
置10の可動枠38の一端に垂下されたつまみ54を矢
印の様に吹出口枠16の端部方向へ摺動させると、固定
枠36の各通流口34と可動枠38の各調節口48との
連通面積Sは縮小されて通過する気流の風量が減少さ
れ、この連通面積Sの縮小状態より可動枠38を逆方向
へと摺動させると通過する気流の風量が増大される。こ
の風量調節装置10を適正に調節した後で風向調節器1
8を回動して吹出方向を調節するものであり、可動枠3
8を摺動させる簡易な操作で吹出口14より吹出す風量
を調整できることとなる。この風量調節装置10は、固
体枠36と可動枠38とが長板状の枠体であるため、幅
狭な吹出口枠16内への設置が容易で、製作コストも安
価であり、可動枠38の摺動により吹出口14からの風
量の吹出し調節ができて室内の状態に応じた空気調和を
簡易に調節できる。
【0011】尚、本考案に含まれる他の実施例として、
前記固定枠36と可動枠38との形状は、前記逆U型状
の形状に限定されることなく、図5、図6に示す様な端
面視山型状の固定枠36aの両傾斜面に通流口34が開
口され、この固定枠36aの内面に同じく山型状の可動
枠38aを配置し、可動枠38aの両傾斜面に開口され
た調節口48と、前記通流口34とを連通させたものと
しても良い。また、図7、図8に示す様に端面視半円型
状の固定枠36bの内面に同じく端面視半円型状の可動
枠38bを配置してそれぞれ通流口34、調節口48を
開口して連通させたものとしても良い。更に、図9、図
10に示す様な、端面視下向コ型状の固定枠36c内
に、発泡材よりなる角柱状の可動枠38cを嵌合させ、
この固定枠36cに多数の円孔よりなる通流口34を、
可動枠38cに同じく円孔よりなる調節口48を設けて
可動枠38cの摺動により通流口と調節口との連通を増
減させることとしても良いものである。
【0012】
【考案の効果】以上、説明した様に請求項1に係るシス
テム天井用ライン型吹出口における風量調節装置によれ
ば、天井内部に埋め込んで設置され、下面に長矩形の吹
出口が開口された吹出口枠と、この吹出口枠内に架設さ
れ冷気や暖気の通流口を備えた固定枠と、この固定枠に
対して密着しつつ同固定枠の長手方向に摺動可能に装着
された可動枠と、を有し、この可動枠には、前記固定枠
の通流口に連通された調節口が設けられ、前記可動枠の
摺動により、固定枠の通流口と可動枠の調節口との連通
面積を変化させて吹出口より吹出される風量を調節する
ことにより、長矩形の幅狭な吹出口枠内への設置が容易
で、可動枠の摺動で吹出される風量を調節しながら室内
の空気調和ができ、構成も簡易であるため製作コストも
安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る風量調節装置を備えたシ
ステム天井用ライン型吹出口の正面図である。
【図2】図1のA−A線一部拡大断面図である。
【図3】同じく図1のB−B線一部拡大断面図である。
【図4】図3のC−C線断面図である。
【図5】固定枠と可動枠とが端面視半円型である場合を
示した吹出口枠の一部拡大断面図である。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】固定枠と可動枠とが端面視半円型である場合を
示した吹出口枠の一部拡大断面図である。
【図8】図7のE−E線断面図である。
【図9】固定枠が下向きコ型枠で、可動枠が角柱型であ
る場合を示した吹出口枠の一部拡大断面図である。
【図10】図9の固定枠と可動枠との嵌合状態を示した
斜視図である。
【符号の説明】
10 風量調節装置 12 ライン型吹出口 14 吹出口 16 吹出口枠 34 通流口 36 固定枠 38 可動枠 48 調節口 S 連通面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−5332(JP,U) 実開 昭63−7736(JP,U) 実開 平4−1990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/12 F24F 13/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井内部に埋め込んで設置され、下面に
    長矩形の吹出口が開口された吹出口枠と、前記吹出口枠の内部であって、前記吹出口に臨むように
    該吹出口に近接して設けられ、空気の吹出方向を設定す
    べく回動可能に軸支された回動羽根と、 前記 吹出口枠内であって、前記回動羽根よりも奥行き側
    に配置され、冷気や暖気の通流口を備えた固定枠と、こ
    の固定枠に対して密着しつつ同固定枠の長手方向に摺動
    可能に装着された可動枠と、を有し、 この可動枠には、前記固定枠の通流口に連通された調節
    口が設けられ、 前記可動枠の摺動により、固定枠の通流口と可動枠の調
    節口との連通面積を変化させて吹出口より吹出される風
    量を調節して成るシステム天井用ライン型吹出口におけ
    る風量調節装置。
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KR100716573B1 (ko) * 2006-05-11 2007-05-09 주식회사 진웅테크놀러지 라인형 에어 컨트롤 포트 챔버
JP6805695B2 (ja) * 2016-09-30 2020-12-23 株式会社大林組 空調設備の線状開口構造

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JPS635332U (ja) * 1986-06-25 1988-01-14
JPS637736U (ja) * 1986-07-01 1988-01-19
JP2567656Y2 (ja) * 1990-04-23 1998-04-02 新日軽株式会社 サッシ枠の換気孔開閉装置

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