JP3071448U - システム天井用吹出口 - Google Patents

システム天井用吹出口

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JP3071448U
JP3071448U JP2000000297U JP2000000297U JP3071448U JP 3071448 U JP3071448 U JP 3071448U JP 2000000297 U JP2000000297 U JP 2000000297U JP 2000000297 U JP2000000297 U JP 2000000297U JP 3071448 U JP3071448 U JP 3071448U
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一之 廣瀬
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松井機器工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム天井に適合でき、可動羽根による風
向調整自在な吹出口を提供する。 【解決手段】 システム天井54に形状・寸法を適合さ
せて構成した吹出口10のケーシング11内は中仕切板
22と箱型軸受板26とで区画され、複数の空気通路2
8に分割される。各空気通路28それぞれに可動羽根3
0が配設され、各可動羽根30は軸受板26に枢支され
て個別に回動可能である。しかも、スプリング36の弾
性による摩擦力で、可動羽根30は目的に適合する回動
位置に拘束することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はインテリジェントビルの室内空気調和システムの構成に係わり、特に システム天井の吹出口の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のオフィスビルの天井100に使用される吹出口(アネモまたはアネモデ ィフューザ)101,102は、図6(a)および(b)に示されるように、開 口部が正方形または円形で、同心的に吹出口103,104内部を仕切る羽根1 05,106は固定のものが多い。軸線方向に位置が調整できる可動羽根を備え るものもあるが、風の送出(矢印107,108)は全周方向に均等であって、 例えば事務机やコンピュータあるいは収納ロッカなどの配置により、風向きを目 的に合わせて吹き分けるといった微妙な調整を要する場所には適していない。ま た、室内に露出する吹出口の取付には美観を損なわない固有の天井取付孔加工や 取付手段が必要である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、事務所の使用目的によって配置替えされるシステム天井は、形 成される取付孔の形状および寸法が、例えば蛍光灯などに対しては規格化されて おり、開口部が正方形または円形の吹出口はシステム天井の組替えに対応できな いため適用は困難である。
【0004】 そこで本考案の目的は、蛍光灯やスピーカなどと並設でき、個別に送風方向変 更が自由な可動羽根を備えた吹出口を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案に係わるシステム天井用の吹出し口は、 システム天井を構成するTバーに装着できる係止具を外部に備え、開口断面が長 辺と短辺の面で画定される長方形のケーシングと、複数の可動羽根と、この可動 羽根両端を回動自在に支持する軸受板と、中仕切板とを備え、前記軸受板と中仕 切板とで前記ケーシング内に空気通路を区画し、前記各通路内に可動羽根それぞ れを個別に配置した。
【0006】 また、前記可動羽根は細長い板材で、板幅の中心近傍に回転軸を備え、それぞ れ両端が独立に支持されて回動自在である。しかも、前記可動羽根の軸端は、軸 受板に設けられ一端が開口するL字形溝の奥端部にスプリングの押圧により着脱 自在に支持され、前記スプリングの弾性による摩擦力で自由な回動が抑制されて いる。さらに、前記可動羽根は断面T字形で、長手方向風上側縁端の全長にわた る補助翼を羽根面と垂直に連設して、前記可動羽根の可動範囲を制限した。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に本考案に係わるシステム天井用吹出口の実施の形態を図面に基づいて説 明する。図1は本考案に係わる吹出口の一実施例を施工を含め断面で示す側面図 で、図2は図1の2−2線に沿った断面の拡大図、図3は図1の3−3線に沿っ た平面図である。吹出口10は長方形のケーシング11で構成され、開口断面の 長辺を画定する第一面12、短辺を画定する第二面14で、ダクト短管16に接 続され、風上側の開口部18と風下側の開口部20を形成する。
【0008】 吹出口10のケーシング11は、第二面14の長さを逆T字形の成型バーから なる中仕切板22で等間隔に仕切って細長い三つの区画24を形成する(図2参 照)。また各区画24ごとに中央と両端それぞれに箱型軸受板26を配設して、 ケーシング11内を等しい大きさの六つの区画に仕切る。この六つの区画それぞ れが空気通路28となる。各空気通路28それぞれの長手方向中央軸線に沿って 可動羽根30を箱型軸受板26が回動自在に支持する(図3参照)。
【0009】 図4は箱型軸受板26を詳細に説明する分解斜視図である。図示されるように 箱型軸受板26には開口32を備えるL字形溝34が形成されている。また、箱 内には弾性線材をフック状に折曲げたスプリング36が挿入され、箱型軸受板2 6の底面38で支持される。可動羽根30の回動軸40は開口32から挿入して 溝34に沿って進めると、L字形溝34の水平部分42でスプリング36の腕4 4の弾性が進行を阻止する。
【0010】 スプリング36の弾性に抗してL字形溝34の奥端部46まで強制的に推進す ることによって、回動軸40は奥端部46とスプリング36の腕44に挟持され て安定し摩擦結合で支持され回動可能である。このため、可動羽根30は手操作 で、任意の角度に自由に回動させることができる一方、スプリング36の弾性に よって生じる摩擦力の作用で、空気通路28を通過する気流に抗して回動させた 角度を維持することができる。
【0011】 図5は可動羽根30の回動角度により、空気の吹出し方向が設定される状態を 図示したもので、図5(a)は垂直に吹出す気流方向が矢印Aで示される。図5 (b)は可動羽根30を任意の角度に傾斜させて矢印B方向に斜め吹出させた気 流の例を示す。しかしながら、可動羽根30は風上側縁端に連設した補助翼48 で回動角度が制限される。
【0012】 すなわち、可動羽根30を垂直位置から次第に傾斜させていくと、補助翼48 の先端縁が長辺を画定する第一面12の内面または逆T字形の成型バーからなる 中仕切板22の側面に当接して所定の角度で回動が制限され、可動羽根30が水 平になって、空気通路28を完全に閉鎖することはない。この制限角度は、補助 翼を設けていない可動羽根30の翼端31と第一面12の内面または中仕切板2 2の側面で形成する隙間を通過する気流が、天井面に沿った流れを形成するよう に設定される。図5(c)はこの状態を図示したもので、吹出した空気の流れを 矢印Cで示す。
【0013】 吹出口10は第一面12の外壁に設けた係止金具52を二点鎖線で示すシステ ム天井54や蛍光灯やスピーカなど(図示しない)を支持するために所定の間隔 で設置されたTバー56に係合させて支持し、ダクト短管16にリベット接続し て、接続部はコーキングを施工して気密にする。本考案に係わるシステム天井用 吹出口ケーシング10の開口寸法・形状はシステム天井の施工規格に適合させて 構成できるので、蛍光灯やスピーカなどと並設させて同様の施工方法で扱うこと ができる。
【0014】 しかも可動羽根30の回動軸40は、保持されているL字形溝34の奥端部4 6から、スプリング36の腕44の弾力に抗して、逆にL字形溝34の開口32 へ向けて誘導することによって容易に取外すことができる。従って、ケーシング 10はシステム天井用吸込口(図示しない)として共用できる。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案に係わるシステム天井用吹出口によれば 、開口部の寸法・形状および取付手段をシステム天井に適合するように長さが任 意に製作できるので、処理風量の大小に拘らず適正に構成でき、インテリジェン トビルの模様替えによる天井システムの配列組替えに効率よく対応することがで きる。
【0016】 また、吹出口の空気通路を区分してそれぞれに可動羽根を配設し回動自在に軸 支したので、垂直、水平、斜めに吹出す微妙な気流の方向を目的に合わせて適正 に調整でき、スプリング弾性による摩擦力で、その調整位置に拘束することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わるシステム天井用吹出口の一実施
例を断面で示した側面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿った平面図である。
【図4】本考案に係わるシステム天井用吹出口の軸受板
の分解斜視図である。
【図5】本考案に係わるシステム天井用吹出口の可動羽
根と空気の流れの関係を示す説明図である。
【図6】従来の天井用吹出口(アネモ)の説明図で、
(a)は正方形の吹出口、(b)は円形の吹出口であ
る。
【符号の説明】
10 吹出口 11 ケーシング 22 中仕切板 26 箱型軸受板 28 空気通路 30 可動羽根 34 L字形溝 36 スプリング 40 回動軸 48 補助翼 54 システム天井
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月28日(2000.4.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム天井を構成するTバーに装着で
    きる係止具を外部に備え、開口断面が長辺と短辺の面で
    画定される長方形のケーシングと、複数の可動羽根と、
    この可動羽根両端を回動自在に支持する軸受板と、中仕
    切板とを備え、前記軸受板と中仕切板とで前記ケーシン
    グ内に空気通路を区画し、前記各通路内に可動羽根それ
    ぞれを個別に配置したことを特徴とするシステム天井用
    吹出口。
  2. 【請求項2】 前記可動羽根は細長い板材で、板幅の中
    心近傍に回転軸を備え、それぞれ両端が独立に支持され
    て回動自在であることを特徴とするシステム天井用吹出
    口。
  3. 【請求項3】 前記可動羽根の軸端は、軸受板に設けら
    れ一端が開口するL字形溝の奥端部にスプリングの押圧
    により着脱自在に支持され、前記スプリングの弾性によ
    る摩擦力で自由な回動が抑制されていることを特徴とす
    る請求項2に記載のシステム天井用吹出口。
  4. 【請求項4】 前記可動羽根は断面T字形で、長手方向
    風上側縁端の全長にわたる補助翼を羽根面と垂直に連設
    して、前記可動羽根の可動範囲を制限したことを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載のシステム天井用
    吹出口。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019000330A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 株式会社オカムラ 天板付什器および什器システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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