JP2009050218A - 魚釣用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動歯車と軸部材との取付けを容易に行うことができ、応力の集中を防止して十分な固定強度を低コストで得ることができる魚釣用リールを提供すること。
【解決手段】リール本体12内に配置した釣糸巻取用駆動機構22を備え、この駆動機構の駆動歯車28が、リール本体12で支えられるハンドル軸26に結合される魚釣用リール10であって、駆動歯車28は、中央部からリール本体12の外方に向けて軸方向に突設する筒状部74を有し、この筒状部74内にハンドル軸26の外周部を固定し、筒状部74の軸方向外端部から突出するハンドル軸26の軸方向外側端部26bの外周部に、ハンドルHの取付部54を取付固定する魚釣用リール。
【選択図】図2

Description

本発明は、魚釣用リールに関し、特に、リール本体内に配置した釣糸巻取用駆動機構を備え、この駆動機構の駆動歯車が、リール本体で支えられる軸部材に結合される魚釣用リールに関する。
一般に、魚釣用スピニングリールでは、ハンドルを回転することにより、リール本体内に配置した釣糸巻取用駆動機構を介してロータが回転し、往復動機構により往復動されるスプール上に釣り糸を均等に巻回するようになっている。
このような魚釣用スピニングリールには、釣糸巻取用駆動機構の駆動歯車に、軸方向に延びる筒状部を形成し、一側にハンドルが装着される軸部材上にこの筒状部を嵌合し、ピンあるいはネジ等の固定部材を筒状部の外周側から軸部材に挿入して一体に固定したものがある(例えば特許文献1参照)。
この魚釣用スピニングリールでは、軸方向に延びる筒状部を介して、駆動歯車を軸部材に一体化することにより、軸部材に対する駆動歯車の傾動に起因するガタ付きの防止を図ることができる。
特開2005−130831
しかし、ピン等の固定部材により、駆動歯車の筒状部と軸部材とを一体に固定する場合には、ピンあるいはネジ等の固定部材により部品点数が増大するだけでなく、このような固定部材を挿通するための径方向孔を筒状部と軸部材との双方に形成する等の加工工程の追加が必要となり、製造コストが増大する。
また、駆動歯車の筒状部と軸部材との双方に形成した径方向孔の位置合わせが必要であると共に、ピンあるいはネジ等の固定部材を、軸部材の軸線と交差する方向から挿入する必要があり、極めて作業性が悪い。
更に、ピンあるいはネジ等の棒状の固定部材が、駆動歯車の筒状部と軸部材との間の回り止めを行うため、この固定部材に負荷が集中し、しかも、この負荷が同じ位置で繰り返し作用するため、固定部材が折損し易い。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、駆動歯車と軸部材との取付けを容易に行うことができ、応力の集中を防止して十分な固定強度を低コストで得ることができる魚釣用リールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によると、リール本体内に配置した釣糸巻取用駆動機構を備え、この駆動機構の駆動歯車が、リール本体で支えられる軸部材に結合される魚釣用リールであって、前記駆動歯車は、中央部からリール本体の外方に向けて軸方向に突設する筒状部を有し、この筒状部内に前記軸部材の外周部を固定し、前記筒状部の軸方向外端部から突出する前記軸部材の軸方向外側端部の外周部に、ハンドルの取付部を取付固定する魚釣用リールが提供される。
前記軸部材は、前記駆動歯車の筒状部が固定される歯車固定部と、この歯車固定部の軸方向内側に配置されて前記駆動歯車の取付状態を一定に保持する取付制御部とを外周部に有し、この取付制御部に、前記駆動歯車が前記筒状部の反対側で嵌合することが好ましい。
また、前記軸部材は、筒状部の軸方向外端部から突出する軸方向外側端部の外周部に形成された雄ネジ部を有し、この雄ネジ部に螺合されるハンドルの取付部が、前記筒状部を介して駆動歯車を抜け止めしてもよい。
更に、前記軸部材は、前記筒状部に形成された雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を前記外周部に有し、この雄ネジ部に前記駆動歯車とハンドルの取付部とを螺合して固定するものであってもよい。
この魚釣用リールによると、リール本体で支えられる軸部材の外周部に駆動歯車の筒状部とハンドル取付部とが固定されるため、駆動歯車と軸部材との取付けを容易に行うことができ、応力の集中する部材がないために、応力の集中を防止して十分な固定強度を低コストで得ることができる。
軸部材が、駆動歯車の筒状部が固定される歯車固定部と、この歯車固定部の軸方向内側に配置されて駆動歯車の取付状態を一定に保持する取付制御部とを外周部に有し、この取付制御部に、駆動歯車が前記筒状部の反対側で嵌合する場合には、軸部材に対する駆動歯車の傾きや軸芯のズレの発生を防止して駆動歯車と軸部材とを確実に固定することができ、ハンドルの回転を駆動歯車に確実に伝達することができる。
また、軸部材が、筒状部の軸方向外端部から突出する軸方向外側端部の外周部に形成された雄ネジ部を有し、この雄ネジ部に螺合されるハンドルの取付部が、筒状部を介して駆動歯車を抜け止めする場合には、ハンドルを釣糸巻取方向に回転することで、締付け力を増大させ、軸部材に対して駆動歯車をガタ付きさせることなく、抜け止め固定することができる。
更に、軸部材が、筒状部に形成された雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を外周部に有し、この雄ネジ部に駆動歯車とハンドルの取付部とを螺合して固定する場合には、駆動歯車とハンドルの取付部とを同じ雄ネジを介して固定でき、取付け機構を簡素化し、更にコストを低減することができる。
図1および図2は、本発明の好ましい実施形態による魚釣用リール10を示す。この魚釣用リール10は、スピニングリールとして形成してあり、剛性構造のリールボディ12aの側部開口Wを蓋体12b(図2)で閉塞したリール本体12を備え、この蓋体12bの固定ネジ(図示しない)をリールボディ12に形成したネジ孔12c(図1)から取外すことで、内部空間Sを外部に露出させることができる。また、リールボディ12aの後端側に形成した切欠きRを後部キャップ14で閉じてあり、この後部キャップ14の固定ネジ16をリールボディ12aから取外すことにより、後端側でも内部空間Sを開放することができる。この魚釣用スピニングリール10は、通常と同様に、リールボディ12aから上方に脚部18を延出し、この脚部18の上端部に形成された竿取付部18a介して釣竿に取り付けられる。
このリール本体12の内部空間S内には、スプール20に釣糸を巻回するための釣糸巻取用駆動機構22と、スプールを前後に往復動させるスプール往復動機構24とが内蔵されている。
本実施形態の釣糸巻取用駆動機構22は、リール本体12内に回転可能に支持されてハンドルHで回転される軸部材であるハンドル軸26に設けられた駆動歯車28と、この駆動歯車28に噛合するピニオン30とを備える。このピニオン30は、ハンドル軸26に対して直交する前後方向に延びかつリール本体12に対して前部軸受32aと後部軸受32bとを介して回転自在に支持された筒軸34の後端側外周部に設けられている。この筒軸34の先端部には、ベール36および釣糸案内部38を備えたロータ40が一体的に取り付けられており、このロータ40は、ピニオン30を介して筒軸34と共に一体的に回転することができる。
ピニオン30が設けられた筒軸34内を、スプール軸42が貫通し、ハンドル軸26と直交する方向に延在している。このスプール軸42は、筒軸34と同心的に配されており、スプール往復動装置24により、筒軸34およびリール本体12に対してハンドル軸26と直交する方向に沿って前後動することができる。このスプール軸42の先端部に、釣糸が巻回されるスプール20が取り付けられる。
スプール20をスプール軸42と共に前後方向に往復動するスプール往復動装置24は、ピニオン30に噛合する連動歯車44を介して駆動歯車28で駆動されるトラバースカム軸46を有し、スプール軸42の後端にネジ42aで摺動子48が固定される。この摺動子48からは、先端部がトラバースカム軸46のカム溝46aに係合するピン47が突出しており、このピン47を介して摺動子48とトラバースカム軸46とが噛合う。ピニオン30が連動歯車44を介してトラバースカム軸46を回転すると、このトラバースカム軸46に平行に配置された案内軸45で案内されつつ、摺動子48がピン47およびカム溝46aにより前後方向に移動され、この摺動子48にネジ42aで固定されたスプール軸42が前後方向に移動する。
この摺動子48の内部に収容保持されたピン47は、トラバースカム軸46のカム溝46aに一定の噛合量を維持した状態で係合するように設定されており、これにより、ピン47はトラバースカム軸46に対してガタツキを生じることなく、滑らかに移動することができる。
このように形成された魚釣用スピニングリール10は、ハンドルHを回転操作してハンドル軸26を回転させると、スプール往復動装置24の摺動子48に取付けられたスプール軸42を介してスプール20が前後に往復動し、一方、釣糸巻取用駆動機構22の駆動歯車28とピニオン30と筒軸34とを介してロータ40が回転駆動される。したがって、スプール20には、釣糸案内部38で案内され、釣糸がほぼ均等に巻回される。
なお、リール本体12の内部空間S内には、ロータ40の逆回転(釣糸をスプールから繰出す方向の回転)を防止する周知の一方向クラッチ50を備えた逆転防止機構が配置されており、この逆転防止機構を、リール本体12の後端壁部に設けた切換レバー52を通じて切換操作し、ロータ40が正逆転可能な状態と、正転可能でかつ逆転不能の状態とに切換えることができる。ロータ40がいずれの状態にあっても、ハンドルHを正転方向(釣糸をスプールに巻き取る方向の回転)に回転すると、図示しない復帰機構を介して、釣糸放出位置にあるベール36を図1に示す釣糸巻取位置に復帰することができる。
図2に示すように、本実施形態のハンドル軸26は、中実構造に形成されており、ハンドルHの取付部54をリール本体12の左右に選択に応じて付け替え可能とするために、リール本体12内でスプール軸42と交差する方向に延設させて、外周部に形成した雄ネジを介してハンドルHが取付けられるそれぞれ各端部をリールボディ12aおよび蓋体12bに形成された開口部56a,56bから外部に露出する状態に配置されている。符号Eは、ハンドルHが取付けられていない開口部(図示の実施形態では右側の開口部56a)を保護する保護キャップを示す。
これらの開口部56a,56bには、リール本体12の外側に近接する部位から半径方向内方に突出する係止縁部を形成してあり、開口部56a,56b内に配置した軸受58a,58bが外方に抜け出るのを防止してある。また、駆動歯車28に近接する側の開口部56bは他側の開口部56aよりも大径に形成してあり、したがって、開口部56bには開口部56aに配置する軸受58aよりも大きな負荷を支えることのできる軸受58bが配置される。ハンドル軸26の両端部はこれらの軸受58a,58bを介してリール本体12に回転自在に支持されるとともに、リール本体12に対して、これらの軸受58a,58bと共に軸方向に移動不能に位置決めされている。
図3および図4に拡大して示すように、本実施形態のハンドル軸26は、軸方向に沿う略中央部の外周部に、スプール軸42との干渉を防止する凹部60を形成し、この凹部60を挟む外周部の軸方向の一側に、駆動歯車28を装着する歯車装着部62を形成し、他側には軸受58aを装着する断面円形状の軸受装着部64を形成してある。この軸受装着部64の外周面から突出する肩部65は、リール本体12の開口部56a内に突出する係止縁部と共に軸受58aを保持し、軸受装着部64から縮径された状態で軸方向に突出する端部26aの外周部に、ハンドルHが取付部を介して螺合される雄ネジを形成してある。
歯車装着部62は、凹部60に隣接する環状肩部66と、この環状肩部66との間に断面円形状の円形外周面68を介して形成された歯車固定部70とを有する。環状肩部66は、ハンドル軸26の軸芯に垂直に配置される環状面66aを形成し、この環状肩部66と歯車固定部70との間の円形外周面68は、この環状面66aに対して垂直に配置される。これらの環状肩部66と円形外周面68とは、駆動歯車28のハンドル軸26の軸方向に対する取付位置およびハンドル軸26に対する同芯度を高精度に、駆動歯車28の取付状態を一定に保持する取付制御部を形成する。この環状面66aおよび円形外周面68は、駆動歯車28の歯面28aがハンドル軸26の軸芯に対して垂直に配置するように駆動歯車28を位置決めかつ保持できるものであれば、その径方向および軸方向の寸法は、適宜に設定することができる。
本実施形態の歯車固定部70は、ハンドル軸26の外周面に形成された雄ネジを有する。この歯車固定部70の雄ネジは、ハンドル軸26の端部26bに形成した雄ネジに連続する。このように、歯車固定部70の雄ネジと端部26bの雄ネジとを互いに連続する同じ雄ネジで形成することにより、駆動歯車28とハンドルHの取付部54とを同じ雄ネジを介して固定でき、取付け機構を簡素化し、更にコストを低減することができる。
なお、ハンドル軸26の端部26a,26bにそれぞれ形成される雄ネジは、釣糸巻回方向に向けてハンドルHを回転したときに、取付部54が締付けられる方向に形成してあり、したがって、端部26a,26bに形成する雄ネジは、それぞれ逆方向となる。ハンドルHの取付部54に設ける雌ネジも同様である。
この歯車装着部62に装着される駆動歯車28は、ピニオン30に噛合する歯を配置した歯面28aを凹部60に対向する一側に形成したディスク状の本体部72と、凹部60と反対側すなわちリール本体12の外方に向けて軸方向に突設した筒状部74とを有し、これらの本体部72と筒状部74とを、軸方向に沿う軸方向孔76が貫通する。
この軸方向孔76を形成した駆動歯車28の内周部には、軸方向内側すなわち歯面28a側の開口端に位置する拡径部78と、この拡径部78との間に円筒状面80を介して配置された固定部82とが形成される。この固定部82は、軸方向孔76の内周面に形成された雌ネジを有する。この雌ネジは、ハンドル軸26の歯車固定部70に形成した雄ネジに螺合する。
拡径部78は、円筒状面80との間に、歯面28aと平行に配置される環状面78aを形成し、この拡径部78と固定部82との間に配置される円筒状部80は、環状面78aに対して垂直に配置される。拡径部78はハンドル軸26の環状肩部66に対応した内径および軸方向深さを有し、環状面78aは、ハンドル軸26に装着されたときに、ハンドル軸26の環状面66aに当接して、歯面28aをハンドル軸26の軸芯に対して垂直な面内に保持する。
また、筒状部74の外周部は、軸受58bを装着する円筒状に形成してあり、この軸受58bをリール本体12の開口部56b内に突出する係止縁部と共に支える段部75が本体部72に隣接した位置に形成してある。この筒状部74および本体部72を含む駆動歯車28の軸方向寸法は、ハンドル軸26の歯車装着部62および端部26bを含む軸方向寸法すなわち環状肩部66とハンドルH側端部との間の軸方向寸法よりも短く形成してあり、環状面66a,78aが互いに当接した状態では、ハンドル軸26の端部26bが駆動歯車28の筒状部74から突出する。
この駆動歯車28は、リール本体12に装着する前にハンドル軸26に一体的に固定してもよく、あるいは、ハンドル軸26の軸受装着部64を介してリール本体12にハンドル軸26を装着した後に、側部開口Wからハンドル軸26の歯車装着部62に取付け、固定してもよい。いずれの場合も、ハンドル軸26の端部26bおよび歯車固定部70の外周部に形成した雄ネジに、駆動歯車28の固定部82すなわち軸方孔76の内周面に形成いした雌ネジを螺合し、ハンドル軸26の環状面66aに駆動歯車28の環状面78aを当接させ、更に、これらの環状面66a,78aが互いに密着するように締付け、押圧することにより、ハンドル軸26の外周部を駆動歯車28の筒状部74内に固定した強固な一体構造に組み立てられる。歯車装着部62側の端部26bが、駆動歯車28の筒状部74の軸方向外端部から突出する。
特に、ハンドル軸26の取付制御部を形成する環状肩部66および円形外周面68に、駆動歯車28の拡径部78および円筒状面80が嵌合し、環状面66a,78aが互いに密着することにより、ハンドル軸26に対する駆動歯車28の傾きや軸芯のズレの発生を防止して、常に、駆動歯車28とハンドル軸26とを一定の位置および傾きで確実に固定することができ、ハンドルHの回転を駆動歯車28に確実に伝達することができる。
このように、駆動歯車28を一体的に固定したハンドル軸26を、他の部材と共にリール本体12の内部空間S内に装着した後、軸受58bを筒状部74上に装着し、蓋体12bでリールボディ12aの側部開口Wを閉じることにより、魚釣用リール10の組立てが完成する。
そして、ハンドル軸26を回転操作するハンドルHは、取付部54に、ハンドル軸26の端部26bに螺合する雌ネジを形成した押圧部84を設けてある。この押圧部84をハンドル軸26の端部26bに取付固定する際、押圧部84が筒状部74を介して駆動歯車28を環状肩部66に押圧する。この筒状部74とハンドル軸26との間には、別個の部材が設けられておらず、雄ネジと雌ネジとの螺合で固定されるため、応力が均等に分散される。
更に、ハンドルHの取付部54が押圧部84に形成した雌ネジを螺合されることにより、この取付部54が、筒状部74をハンドル軸26の環状肩部66に押圧し、駆動歯車28を抜け止めする。しかも、ハンドルHを釣糸巻取方向に回転することで、筒状部74に対する押圧部84の締付け力を増大させ、ハンドル軸26に対して駆動歯車28をガタ付きさせることなく、抜け止め固定することができる。
この押圧部84の端面84aに、凹部86を形成する場合には、筒状部74の端面との圧着性を高めると共に、筒状部74の端面に対する凹部86の角部の食付き作用により、ハンドルHの取付部54の緩み防止を図ることができる。このような凹部86は、図4に1つのみを示してあるが、押圧部84の端面84aに角部を形成するものであれば、周方向に沿って複数設けることも可能なことは明らかである。
このような魚釣用リール10によると、リール本体12で支えられる軸部材であるハンドル軸26の外周部に設けた歯車装着部62と端部26bとに、駆動歯車28の筒状部74と、ハンドルHの取付部54とが固定されるため、駆動歯車28とハンドル軸との取付けを容易に行うことができ、応力の集中する部材がないために、応力の集中を防止して十分な固定強度を低コストで得ることができる。
図5は、他の実施形態を示す。なお、以下に説明する種々の実施形態あるいは変形例は、基本的には上述の実施形態と同様であり、したがって、上述の部材と同様な部位には同様な符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5に示す実施形態では、ハンドル軸26の歯車装着部62に設けた歯車固定部70の外周非円形部が筒状部74の非円形内周部として形成される固定部82と回り止め嵌合しており、互いに螺合するためのネジは形成してない。この回り止め嵌合は、断面形状を非円形として構成する他、円形断面として接着剤を塗布してもよい。いずれの場合も、応力が分散され、応力の集中が防止される。
図6に示す実施形態は、図1から図4に示す実施形態と同様にハンドル軸26と駆動歯車28とを螺合により固定したものであるが、駆動歯車28側の端部26bを歯車固定部70よりも小径に形成してある。したがって、この歯車固定部70に形成した雄ネジと端部26bに形成した雄ネジとは連続しない。
この場合には、例えばハンドル軸26の端部26bに形成する雄ネジおよびハンドルHの押圧部84の雌ネジのピッチを大きくすることにより、ハンドルHの着脱を容易にすることができる。
図7は、ハンドル軸26Aを中空軸に形成し、断面非円形の内孔86を形成してある。ハンドルHの取付部54には、押圧部84から断面非円形のシャフト88が突出する。このシャフト88をハンドル軸26Aの内孔86内に挿通し、反対側の端部26aからシャフト88に螺合する止ネジ90により、シャフト88を抜け止めしている。ハンドル軸26Aの端部26a,26bの外周部には雄ネジを形成してない。
この実施形態では、ハンドルHを取付部54を変更することなく、左右のいずれの側にも取付けることができる。
本発明の好ましい実施形態による魚釣用リールを示す部分断面図。 図1に示す魚釣用リールのII−II線に沿う断面図。 図2のハンドル軸を拡大して示す説明図。 ハンドル軸の端部にハンドルを取り付けた状態の説明図。 他の実施形態による魚釣用リールの図3と同様な説明図。 更に他の実施形態による魚釣用リールの図3と同様な説明図。 更に他の実施形態による魚釣用リールの図3と同様な説明図。
符号の説明
10…魚釣用リール、22…釣糸巻取用駆動機構、26…ハンドル軸(軸部材)、28…駆動歯車、54…取付部、74…筒状部、H…ハンドル。

Claims (4)

  1. リール本体内に配置した釣糸巻取用駆動機構を備え、この駆動機構の駆動歯車が、リール本体で支えられる軸部材に結合される魚釣用リールであって、
    前記駆動歯車は、中央部からリール本体の外方に向けて軸方向に突設する筒状部を有し、この筒状部内に前記軸部材の外周部を固定し、前記筒状部の軸方向外端部から突出する前記軸部材の軸方向外側端部の外周部に、ハンドルの取付部を取付固定することを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記軸部材は、前記駆動歯車の筒状部が固定される固定部と、この固定部の軸方向内側に配置されて前記駆動歯車の取付状態を一定に保持する取付制御部とを外周部に有し、この取付制御部に、前記駆動歯車が前記筒状部の反対側で嵌合する請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記軸部材は、筒状部の軸方向外端部から突出する軸方向外側端部の外周部に形成された雄ネジ部を有し、この雄ネジ部に螺合されるハンドルの取付部が、前記筒状部を介して駆動歯車を抜け止めする請求項1又は2に記載の魚釣用リール。
  4. 前記軸部材は、前記筒状部に形成された雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を前記外周部に有し、この雄ネジ部に前記駆動歯車とハンドルの取付部とを螺合して固定する請求項1から3のいずれか1つに記載の魚釣用リール。
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