JP5211096B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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この発明は、リール本体に内蔵される駆動機構の駆動軸に着脱可能に装着されるハンドルを有する魚釣用スピニングリールに関する。
魚釣用スピニングリールでは、ハンドルをハンドル軸の左側に、又は、ハンドルをハンドル軸の右側に着脱できるようにした左巻き用又は右巻き用の両方に切換可能としたハンドル取付構造を有するものを多くのリールに採用するのが一般的となっている。
ハンドルを回転操作することでハンドル軸、ドライブギヤ、ピニオンギヤを介して釣糸案内部を有するロータを回転させてスプールに釣糸を巻回させるメカニズムであり、ギヤ部を有するハンドル軸には巻取り時に大きなトルクがかかるので、鉄系(例えばSUS材、SK材)等の材料が選択される。
一般的な方法として、ハンドルが装着されるハンドル軸を鉄系(例えばSUS材、SK材)等で形成して、アルミニウム、亜鉛等のギヤ部にインサート成形する方法が多用されているが、工数がかかるので製造コストが高くなるとともにギヤ部とハンドル軸との分離ができず、アフターメンテナンスの面での制約が生じて不経済である。
そこで、例えば、ギヤ部を有するハンドル軸の非円形内周に、一方の端部に左巻き用、右巻き用のネジ部を形成した取付部材の他方を回り止め嵌合し、反ハンドル側の取付部材の内方にねじ込んだ両側に左ネジ及び右ネジを形成したネジ棒で両取付部材を締め付け固定したものが特許文献1に開示されている。
特開2005−312373号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、ハンドル取付構造を構成する各部品のそれぞれの部品の加工が難しく、部品コストが高くなる。また、ハンドル軸内の非円形孔に対する取付部材のガタが存在し、回転性能に悪影響を及ぼす可能性がある。さらに、このようなガタの発生により、ネジ部が緩み易くなるおそれがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ハンドルからハンドル軸にかけてのハンドル取付構造を構成する各部品の加工が容易であり、かつ、釣人がハンドルを操作したときにハンドルからハンドル軸に対してガタを抑制した状態で回転力を伝達することができる魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明に係る魚釣用スピニングリールは、リール本体に対して左右方向に延出された状態に設けられたハンドル軸と、前記ハンドル軸の一端側に当接される第1の鍔部と、前記第1の鍔部よりも外側に配設され第1のハンドルが着脱可能な第1のハンドル取付ネジ部とを有する第1のハンドル連結部材と、前記ハンドル軸の他端側に配設される第2の鍔部と、前記第2の鍔部よりも外側に配設され第2のハンドルが着脱可能な第2のハンドル取付ネジ部とを有する第2のハンドル連結部材とを具備し、前記ハンドル軸は内部に中心軸に沿った貫通孔を有し、前記第1および第2のハンドル連結部材の少なくとも一方は、前記ハンドル軸に対して回り止めされ、前記第1および第2のハンドル連結部材を前記ハンドル軸の貫通孔を通してネジ締結して前記ハンドル軸を前記第1および第2の鍔部で挟み込んだことを特徴とする。
また、好ましくは、前記第1および第2のハンドル連結部材の一方だけを前記ハンドル軸に対して回り止めし、前記第1のハンドル連結部材は、前記第1の鍔部から前記ハンドル軸の貫通孔を通して前記第2のハンドル連結部材に向かって延出された雄ネジ部を有し、前記第2のハンドル連結部材は、前記第1のハンドル連結部材の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を有する。
また、好ましくは、前記第2のハンドル連結部材は、前記雌ネジ部を前記第2のハンドル取付ネジ部の内側に有する。
また、好ましくは、前記第1のハンドル連結部材は、前記第1鍔部から前記ハンドル軸の貫通孔の内部に延出された第1ロッド部と、前記第1ロッド部のうち前記ハンドル軸の他端側に近接する位置に形成され前記ハンドル軸の中心軸に直交する方向に対して傾斜する第1斜面とを有し、前記第2のハンドル連結部材は、前記第2鍔部から前記ハンドル軸の貫通孔の内部に延出された第2ロッド部と、前記第2ロッド部のうち前記ハンドル軸の一端側に近接する位置に形成され前記第1斜面と同じ傾きを有する第2斜面とを有し、前記第1および第2のロッドのうち、一方にビスの雄ネジ部を螺合させるロッド雌ネジ部を、他方に前記ビスの雄ネジ部を前記ハンドル軸の外側から貫通させるロッド挿通孔を前記ハンドル軸の中心軸に平行に形成し、前記ロッド挿通孔を通して前記ロッド雌ネジ部に前記ビスの雄ネジ部を螺合させるにしたがって前記第1及び第2斜面同士を傾斜角度に沿って相対的にずらして、前記第1鍔部を前記ハンドル軸の一端に、前記第2鍔部を前記ハンドル軸の他端に圧着させるようにしている。
ハンドル軸の一端に第1のハンドル連結部材を、他端に第2のハンドル連結部材を配設し、これら連結部材をハンドル軸の貫通孔を通してネジ締結することによって、ハンドル軸を一端と他端から挟み込むことができる。このため、釣人がハンドルを操作したときにハンドルからハンドル軸に対してガタを抑制した状態で回転力を伝達することができる。また、第1及び第2のハンドル連結部材はそれぞれ鍔部及びハンドル取付ネジ部を有する構造であれば良いので、第1及び第2のハンドル連結部材に鉄系(例えばSUS材、SK材)等の素材を用いてもハンドルからハンドル軸にかけての部品の加工が容易である。すなわち、ハンドル軸からハンドルにかけての間の充分な強度の維持を図りながら、ハンドル軸に対してハンドル連結部材を、ハンドル連結部材に対してハンドルをガタ付きなく確実に装着できる。
第1のハンドル連結部材にハンドル軸の貫通孔を通す雄ネジ部を形成し、第2のハンドル連結部材にこれと螺合する雌ネジ部を形成する構造によっても、部品の加工が容易であり、ハンドルからハンドル軸に対してガタを抑制した状態で回転力を伝達することができる。
また、第2のハンドル連結部材の雌ネジ部を第2のハンドル取付ネジ部の内側に有する構造であれば良いので、構造が簡単で、部品の加工が容易である。
第1及び第2の斜面同士を突き当てた状態でビスを締め付けて斜面同士をずらすことによって、ハンドル軸の一端側のロッド部を他端側に、ハンドル軸の他端側のロッド部を一端側に移動させることができる。このようにして、ハンドル軸の一端と他端とを狭持することでハンドルガタを容易に防止できる。
本発明の第1実施形態に係る魚釣用スピニングリールを示す部分断面図。 図1に示す魚釣用スピニングリールのII−II線に沿う断面図。 図2に示すハンドル軸に右ハンドル連結部材及び左ハンドル連結部材を装着した状態を拡大して示す説明図。 第1実施形態に係るハンドル軸の左側端部に左ハンドル連結部材を介して左ハンドルを取り付けた状態の説明図。 第1実施形態に係るハンドル軸の右側端部に右ハンドル連結部材を介して右ハンドルを取り付けた状態の説明図。 第1実施形態に係る魚釣用スピニングリールの図3に示すハンドル軸、右ハンドル連結部材及び左ハンドル連結部材の変形例を示す説明図。 第2実施形態に係る魚釣用スピニングリールの図4と同様な説明図。 第3実施形態に係る魚釣用スピニングリールの図4及び図7と同様な説明図。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための形態について説明する。
第1の実施の形態について図1から図5を用いて説明する。
図1および図2は、第1実施形態による魚釣用リール10を示す。この魚釣用リール10は、スピニングリールとして形成してあり、剛性構造のリールボディ12aの側部開口Wを蓋部材12b(図2)で閉塞したリール本体12を備え、この蓋部材12bの固定ネジ(図示しない)をリールボディ12aに形成したネジ孔12c(図1)から取り外すことで、内部空間Sを外部に露出させることができる。また、リールボディ12aの後端側に形成した切欠きRを後部キャップ14で閉じてあり、この後部キャップ14の固定ネジ16をリールボディ12aから取り外すことにより、後端側でも内部空間Sを開放することができる。この魚釣用スピニングリール10は、通常と同様に、リールボディ12aから上方に脚部18を延出し、この脚部18の上端部に形成された竿取付部18a介して図示しない釣竿に取り付けられる。
このリール本体12の内部空間S内には、スプール20に釣糸を巻回するための釣糸巻取用駆動機構22と、スプールを前後に往復動させるスプール往復動機構24とが内蔵されている。
本実施形態の釣糸巻取用駆動機構22は、リール本体12内に回転可能に支持されて後述する左巻き用又は右巻き用のハンドルH(左ハンドルHL、右ハンドルHR)の回転に伴って回転される軸部材であるハンドル軸26に一体的に設けられたドライブギヤ28と、このドライブギヤ28に噛合するピニオンギヤ30とを備える。
ハンドル軸26及びドライブギヤ28は例えばダイカスト成形(例えばアルミダイカストや亜鉛ダイカスト)により形成されている。このドライブギヤ28は、ピニオンギヤ30に噛合する歯を配置した歯面28aを一側に形成したディスク状の本体部28bを有する。ピニオンギヤ30は、ハンドル軸26に対して直交する前後方向に延びかつリール本体12に対して前部軸受32aと後部軸受32bとを介して回転自在に支持された筒軸34の後端側外周部に設けられている。この筒軸34の先端部には、ベール36および釣糸案内部38を備えたロータ40が一体的に取り付けられており、このロータ40は、ピニオンギヤ30を介して筒軸34と共に一体的に回転することができる。
ピニオンギヤ30が設けられた筒軸34内を、スプール軸42が貫通し、ハンドル軸26と直交する方向に延在している。このスプール軸42は、筒軸34と同心的に配されており、スプール往復動機構24により、筒軸34およびリール本体12に対してハンドル軸26と直交する方向に沿って前後動することができる。このスプール軸42の先端部には釣糸が巻回されるスプール20が取り付けられる。
スプール20をスプール軸42と共に前後方向に往復動するスプール往復動機構24は、ピニオンギヤ30に噛合する連動歯車44及び連動歯車44と一体的に回転するトラバースカム軸46を有し、スプール軸42の後端にネジ42aで摺動子48が固定される。この摺動子48の内部には、先端部がトラバースカム軸46のカム溝46aに係合するピン47が収容保持されており、このピン47を介して摺動子48とトラバースカム軸46とが連結される。ピニオンギヤ30が連動歯車44を介してトラバースカム軸46を回転すると、このトラバースカム軸46に平行に配置された案内軸45で摺動子48が案内されつつ、摺動子48はピン47およびカム溝46aの係合作用により前後方向に移動され、この摺動子48にネジ42aで固定されたスプール軸42が前後方向に往復移動する。
この摺動子48の内部に収容保持されたピン47は、トラバースカム軸46のカム溝46aに一定の噛合量を維持した状態で係合するように設定されており、これにより、ピン47はトラバースカム軸46に対してガタツキを生じることなく、滑らかに移動することができる。
このように形成された魚釣用スピニングリール10は、左巻き用又は右巻き用のハンドルHを回転操作してハンドル軸26を回転させると、スプール往復動機構24の摺動子48に取付けられたスプール軸42を介してスプール20が前後に往復動し、一方、釣糸巻取用駆動機構22のドライブギヤ28とピニオンギヤ30と筒軸34とを介してロータ40が回転駆動される。したがって、スプール20には、釣糸案内部38で案内され、釣糸がほぼ均等に巻回される。
なお、リール本体12の内部空間S内には、ロータ40の逆回転(釣糸をスプールから繰出す方向の回転)を防止する周知の一方向クラッチ50を備えた逆転防止機構が配置されており、この逆転防止機構を、リール本体12の後端壁部に設けた切換レバー52を通じて切換操作し、ロータ40が正逆転可能な状態と、正転可能でかつ逆転不能の状態とに切換えることができる。また、リール本体12及びロータ40には図示しないが復帰機構を備えており、ロータ40がいずれの状態にあっても、ハンドルHを正転方向(釣糸をスプールに巻き取る方向の回転)に回転すると、図示しない復帰機構を介して、釣糸放出位置にあるベール36を図1に示す釣糸巻取位置に復帰することができる。
図2および図3に示すように、本実施形態のハンドル軸26はリール本体12に対して左右方向に延出した中心軸Cに沿って貫通した貫通孔26aを有する中空構造に形成されている。ハンドル軸26は、リール本体12の左側に左ハンドルHL(図2及び図4参照)を、右側に右ハンドルHR(図5参照)を選択的に付け替え可能とするために、リール本体12内でスプール軸42と交差(例えば直交)する左右方向に延設している。そして、ハンドル軸26の図2中の左側端部には第1のハンドル連結部材として左ハンドルHL(図4参照)が着脱可能に取り付けられる左ハンドル連結部材(左巻きハンドル取付部)62が、右側端部には第2のハンドル連結部材として右ハンドルHR(図5参照)が着脱可能に取り付けられる右ハンドル連結部材(右巻きハンドル取付部)64が固定されている。これらハンドル軸26、左ハンドル連結部材62、右ハンドル連結部材64は図3中に示す中心軸Cに対して対称に形成されていることが好ましい。
なお、左ハンドル連結部材62は左ハンドルHLから、右ハンドル連結部材64は右ハンドルHRから、それぞれ大きな力を受けるので、これら連結部材62,64はそれぞれ鉄系材料(例えばSUS材やSK材)等、ハンドル軸26で使用される材料よりも高剛性の材料が用いられる。
ハンドル軸26の各端部(右側端部及び左側端部)に取り付けられた連結部材62,64は、リールボディ12aおよび蓋部材12bに形成された開口部56a,56bから外部に露出する状態に配置されている。符号Eは、ハンドルHが取り付けられていない開口部(図2中の右側の開口部56b)を保護する保護キャップを示す。
これらの開口部56a,56bには、リール本体12の外側に近接する部位から半径方向内方に突出する係止縁部を形成してあり、開口部56a,56b内に配置した軸受58a,58bが外方に抜け出るのを防止してある。また、ドライブギヤ28に近接する側の開口部56aは他側の開口部56bよりも大径に形成してあり、したがって、開口部56aには開口部56bに配置する軸受58bよりも大きな負荷を支えることのできる軸受58aが配置される。ハンドル軸26の両端部はこれらの軸受58a,58bを介してリール本体12に回転自在に支持されるとともに、リール本体12に対して、これらの軸受58a,58bと共に軸方向に移動不能に位置決めされている。
図3から図5に拡大して示すように、本実施形態のハンドル軸26の左側の領域(左側端部)には軸受58aが配設される軸受装着部72が形成されている。この軸受装着部72は、リール本体12の開口部56a内に突出する係止縁部と共に軸受58aを保持する。軸受装着部72の右側の領域であって、ハンドル軸26の略中央の領域にはドライブギヤ28が形成されている。ドライブギヤ28の右側の領域(右側端部)には軸受58bが配設される軸受装着部74が形成されている。この軸受装着部74は、リール本体12の開口部56b内に突出する係止縁部と共に軸受58bを保持する。
図3から図5に示す軸受装着部72,74はそれぞれ円筒状に形成されている。ハンドル軸26の左側の軸受装着部72の左側端部には、左ハンドル連結部材62が配設されている。一方、ハンドル軸の右側の軸受装着部74の右側端部には、右ハンドル連結部材64が配設されている。
ハンドル軸26の左側の軸受装着部72の左側端面には円環平面状の開口端部72aが形成されている。左ハンドル連結部材62は、円環状のフランジ部(第1の環状鍔部)62aと、開口端部72aから離れるようにフランジ部62aから延出された雄ネジ部(第1のハンドル取付ネジ部)62bと、雄ネジ部62bの内側に形成された雌ネジ部62cとを有する。すなわち、左ハンドル連結部材62の雄ネジ部62b及び雌ネジ部62cは同心状に配置されている。そして、雄ネジ部62b及び雌ネジ部62cは共に左ネジとして形成されている。また、フランジ部62aは雄ネジ部62bとは反対側に平面状の環状面63aが形成され、雄ネジ部62b側にも同様に平面状の環状面63bが形成されている。環状面63a,63bは互いに対して平行に形成されている。
一方、ハンドル軸26の右側の軸受装着部74の右側端部には円環平面状の開口端部74aが形成されている。この開口端部74aには、後述する連結部材側凹凸部65cが嵌合されるハンドル軸側凹凸部74bが形成されている。右ハンドル連結部材64は、円環状のフランジ部(第2の環状鍔部)64aと、開口端部74aから離れるようにフランジ部64aから延出された第1の雄ネジ部(第2のハンドル取付ネジ部)64bと、フランジ部64aに対して第1の雄ネジ部64bとは反対方向に延出された軸部64cと、軸部64cの先端部に配設された第2の雄ネジ部64dとを有する。第1の雄ネジ部64bは右ネジとして形成され、第2の雄ネジ部64dは左ネジとして形成されている。また、フランジ部64aには、軸部64c側に平面状の環状面65aが形成され、雄ネジ部64b側にも同様に平面状の環状面65bが形成されている。環状面65a,65bは互いに対して平行に形成されている。なお、環状面65aには、ハンドル軸側凹凸部74bに嵌合する連結部材側凹凸部65cが形成されている。
なお、図3(A)および図3(B)に示すように、この実施形態では、ハンドル軸側凹凸部74bは4つの凹部を有し、連結部材側凹凸部65cはハンドル軸側凹凸部74bの凹部に嵌合する4つの凸部を有する。ここでは凹部のハンドル軸側凹凸部74b及び凸部の連結部材側凹凸部65cはハンドル軸26の中心軸Cに対して径方向に長手方向を有し、周方向に幅を有するように形成されている。すなわち、ハンドル軸側凹凸部74b及び連結部材側凹凸部65cは扇形の一部を有するように形成されている。
そして、ハンドル軸側凹凸部74bは開口端部74aから離れるにつれて溝幅が小さくなるテーパ状であり、連結部材側凹凸部65cは環状面65aから離れるにつれて先細となるテーパ状であることが好ましい。このような形状であると、左ハンドル連結部材62を回転させて右ハンドル連結部材64の雄ネジ部64dに左ハンドル連結部材62の雌ネジ部62cを螺合させていくにつれて、ハンドル軸側凹凸部74bと連結部材側凹凸部65cとの密着状態を高くし、開口端部74aと環状面65aとの間の周方向の滑りを効果的に抑制することができる。
ハンドル軸26に左ハンドル連結部材62及び右ハンドル連結部材64を装着する場合について、以下に説明する。
まず、右ハンドル連結部材64の第2の雄ネジ部64dおよび軸部64cを、ハンドル軸26の右側端部から貫通孔26aを通してハンドル軸26の左側端部に向かって挿通させる。右ハンドル連結部材64の第2の雄ネジ部64dがハンドル軸26の左側端部からさらに左方向に突出した状態で、右ハンドル連結部材64の左側端部の連結部材側凹凸部65cをハンドル軸26の右側端部のハンドル軸側凹凸部74bに嵌合させる。このため、共に平面の開口端部74aと環状面65aとが当接される。
そして、左ハンドル連結部材62の雌ネジ部62cに右ハンドル連結部材64の第2の雄ネジ部64dを螺合させる。具体的には、ハンドル軸26及び右ハンドル連結部材64は嵌合により一体的であるので、左ハンドル連結部材62の雌ネジ部62cを右ハンドル連結部材64の第2の雄ネジ部64dに対して回転させる。このように回転させていくと、左ハンドル連結部材62のフランジ部62aの環状面63aが円環平面状の開口端部72aに圧着する。また、右ハンドル連結部材64の環状面65aと、ハンドル軸26の開口端部74aとが圧着する。
なお、左ハンドル連結部材62の雌ネジ部62cと右ハンドル連結部材64の第2の雄ネジ部64dとの間は、ネジ締結に加えて、例えば接着剤やカシメ等により固定されていることが好ましい。このように固定することによって、雌ネジ部62cと雄ネジ部64dとの間の緩みを防止することができる。
このように、本実施形態のハンドル軸26には、ハンドル軸26の貫通孔26aを通して左ハンドル連結部材62と右ハンドル連結部材64とが引っ張り合うように力が加えられる。したがって、ハンドル軸26が左ハンドル連結部材62のフランジ部62aと、右ハンドル連結部材64のフランジ部64aとの間に狭持されることになる。このようにして、ハンドル軸26の軸方向に左ハンドル連結部材62及び右ハンドル連結部材64が移動するのを防止している。また、右ハンドル連結部材64がハンドル軸26に対して回り止めされているので、ハンドル軸26の周方向に左ハンドル連結部材62及び右ハンドル連結部材64が相対的に回転するのを防止している。このようにして、ハンドル軸26と左ハンドル連結部材62及び右ハンドル連結部材64との間のガタ付きを防止することができる。
すなわち、ハンドル軸26の両端部72a,74aの平面に対する連結部材62,64の平面同士の突き当てによる軸方向移動の防止、ハンドル軸26の凹部74bに対する連結部材64の凸部65cの嵌合による周方向の移動の防止(回り止め)、両連結部材62,64同士のネジ締結、接着等によって、ハンドル軸26と左ハンドル連結部材62及び右ハンドル連結部材64との間のガタ付きを確実に防止することができる。
図4に示すように、左ハンドルHLは左ハンドル連結部材62に対する取付部82を有する。この実施形態では取付部82は円筒状に形成され、その内周面に、左ハンドル連結部材62の左ネジの雄ネジ部62bに着脱可能に螺合する左ネジの雌ネジ部82aを有する。そして、左ハンドルHLをリール本体12に配置する場合、左ハンドル連結部材62の雄ネジ部62bに左ネジの雌ネジ部82aを螺合させると、取付部82の右端の円環平面状の開口端部82bには左ハンドル連結部材62のフランジ部62aの環状面63bが突き当てられる。
このように、左ハンドル連結部材62のフランジ部62aの環状面63bと取付部82の右端の開口端部82bとの平面同士が突き当てられるため、左ハンドルHLは左ハンドル連結部材62に対してガタ付きなく取り付けることができる。このため、ハンドル軸26に対する左ハンドル連結部材62の傾きや軸芯のズレの発生を防止して、常に、ハンドル軸26に対して左ハンドル連結部材62を一定の位置で確実に固定することができ、左ハンドルHLの回転をハンドル軸26及びドライブギヤ28に確実に伝達することができる。そして、ハンドル軸26の左端に配設される左ハンドル連結部材62に形成された雄ネジ部62bは、釣糸巻回方向に向けて左ハンドルHLを回転させたときに、取付部82との締結を締め付ける方向に形成してあるので、使用中に左ハンドルHLに緩みが生じるのを防止することができる。
なお、左ハンドルHLの取付部82は図2に示す蓋部材12bの開口部56aを通して配置される。左ハンドルHLの取付部82と同心状に形成された円筒部83(図4参照)は図2に示すように、リール本体12の左側の蓋部材12bの外周面に対向するように配置される。
同様に、図5に示すように、右ハンドルHRは右ハンドル連結部材64に対する取付部84を有する。この実施形態では取付部84は円筒状に形成され、その内周面に、右ハンドル連結部材64の右ネジの第1の雄ネジ部64bに着脱可能に螺合する右ネジの雌ネジ部84aを有する。そして、右ハンドルHRをリール本体12に配置する場合、右ハンドル連結部材64の雄ネジ部64bに右ネジの雌ネジ部84aを螺合させると、取付部84の左端の円環平面状の開口端部84bには右ハンドル連結部材64のフランジ部64aの環状面65bが突き当てられる。
このように、右ハンドル連結部材64のフランジ部64aの環状面65bと取付部84の左端の開口端部84bとの平面同士が突き当てられるため、右ハンドルHRは右ハンドル連結部材64に対してガタ付きなく取り付けることができる。このため、常に、ハンドル軸26に対して右ハンドル連結部材64を一定の位置で確実に固定することができ、右ハンドルHRの回転をハンドル軸26及びドライブギヤ28に確実に伝達することができる。そして、ハンドル軸26の右端に配設される右ハンドル連結部材64に形成された雄ネジ部64bは、釣糸巻回方向に向けて右ハンドルHRを回転させたときに、取付部84との締結を締め付ける方向に形成してあるので、使用中に右ハンドルHRに緩みが生じるのを防止することができる。
なお、右ハンドルHRの取付部84は図2に示すリールボディ12aの開口部56bを通して配置される。右ハンドルHRの取付部84と同心状に形成された円筒部85(図5参照)は図示しないが、図2に示すリールボディ12aの右側の外周面に対向するように配置される。
このように、ハンドル軸26と左ハンドルHLとの間に左ハンドル連結部材62を配設し、又は、ハンドル軸26と右ハンドルHRとの間に右ハンドル連結部材64を配設し、ハンドル軸26の貫通孔26aを通してこれら連結部材62,64を連結することによって、ハンドル軸26に対してハンドルH(HL,HR)をガタ付きなく連結することができる。また、左ハンドルHLの取付部84には左ネジによる雌ネジ部82aが、右ハンドルHRの取付部84には右ネジによる雌ネジ部84aが形成されているので、ハンドルH(HL,HR)を釣糸巻回方向に向けて回転させたときに、取付部82,84を締め付ける方向に形成し、ハンドルHの緩みを防止することができる。
そして、左ハンドル連結部材62、右ハンドル連結部材64にSUS材やSK材等の鉄系材料を用いるので、ハンドルHから左ハンドル連結部材62や右ハンドル連結部材64を介してハンドル軸26に伝達される力を、左ハンドル連結部材62や右ハンドル連結部材64で十分に受けることができる。また、左ハンドル連結部材62にフランジ部62aと雄ネジ部62bとこれの内側に形成された雌ネジ部62cとを有し、右ハンドル連結部材64にフランジ部64aと雄ネジ部64bと軸部64cと雄ネジ部64dを有する簡単な構造に形成すれば良いので、材料がSUS材やSK材等の鉄系材料であっても加工を行い易く、安価に形成することができる。また、ハンドル軸26に対して左ハンドル連結部材62及び右ハンドル連結部材64を固定するという部品点数が少ない状態を維持することができるので、安価にハンドル軸26、左ハンドル連結部材62及び右ハンドル連結部材64を安価に形成することができる。
すなわち、この実施形態によれば、ハンドル軸26からハンドルHにかけての間の充分な強度の維持を図りながら、ハンドル軸26に対してハンドル連結部材62,64を、ハンドル連結部材62,64に対してハンドルHをガタ付きなく確実に装着できる。
なお、図6に示すハンドル軸26は図3に示すハンドル軸26のドライブギヤ28の配置をそのまま維持し、図3に示すハンドル軸26の左右の配置を逆にしたものである。なお、この場合、ハンドル軸26の左ハンドル連結部材(第1のハンドル連結部材)162は図3に示す右ハンドル連結部材64を逆に配置したというわけではなく、また、ハンドル軸26の右ハンドル連結部材(第2のハンドル連結部材)164は図3に示す左ハンドル連結部材62を逆に配置したというわけではない。
すなわち、第1のハンドル連結部材として、図6に示す左ハンドル連結部材162は、フランジ部162aと、第1の雄ネジ部162bと、軸部162cと、第2の雄ネジ部162dとを有し、第1の雄ネジ部162bを左ネジとし、第2の雄ネジ部162dを右ネジとする。また、第2のハンドル連結部材として、図6に示す右ハンドル連結部材164は、フランジ部164aと、雄ネジ部(第2のハンドル取付ネジ部)164bと、雌ネジ部164cとを有し、雄ネジ部164b及び雌ネジ部164cを右ネジとする。
また、ハンドル軸26の右側端部の開口端部74aのハンドル軸側凹凸部74bに嵌合するように、右ハンドル連結部材164のフランジ部164aの1対の環状面165a,165bのうち、一方の環状面165aには連結部材側凹凸部165cが形成されている。
また、図1から図5に示す実施形態では、ハンドル軸26の貫通孔26a内を貫通する軸部64c及び第2の雄ネジ部64dを有する右ハンドル連結部材64をハンドル軸26に対して回り止めする例について開示したが、図6に示す実施形態ではハンドル軸26の貫通孔26a内に配設されない雌ネジ部164cを有する右ハンドル連結部材164をハンドル軸26に対して回り止めする例である。
このような構造にしても、図1から図5に示す実施形態と同様に、ハンドル軸26を左ハンドル連結部材162および右ハンドル連結部材164でガタ付きなく狭持することができる。
次に、第2実施形態について図7を用いて説明する。この実施形態は第1実施形態の変形例である。
図7に示すハンドル軸26の貫通孔26bの内周面は例えば正六角形等の多角形やD字状等の非円形に形成されている。
左ハンドル連結部材262は、フランジ部262aと、雄ネジ部262bと、ロッド部(第1ロッド部)262cと、ハンドル軸26の中心軸Cに平行な挿通孔(ロッド挿通孔)262dとを有する。ロッド部262cの右側端部には中心軸Cに対して傾斜した斜面(第1斜面)262eが形成されている。ロッド部262cはハンドル軸26の貫通孔26bの内周面に沿う形状に形成されている。なお、ロッド部262cはハンドル軸26の貫通孔26b内で中心軸Cに対して直交するように僅かに移動可能である。すなわち、ハンドル軸26の貫通孔26bの内周面と左ハンドル連結部材262のロッド部262cとの間には僅かな隙間SLを有する。また、また、挿通孔262dは後述するビス266の外径よりも大きな内径を有し、挿通孔262dの左側端部であって雄ネジ部262bの内側にはビス266の頭部266bが配設される、挿通孔262dよりも拡径された拡径部262fが配設されている。
右ハンドル連結部材264は、フランジ部264aと、雄ネジ部264bと、ロッド部(第2ロッド部)264cと、ハンドル軸26の中心軸Cに平行な雌ネジ部(ロッド雌ネジ部)264dとを有する。ロッド部264cの左側端部には中心軸Cに対して傾斜した斜面(第2斜面)264eが形成されている。ロッド部264cはハンドル軸26の貫通孔26bの内周面に沿う形状に形成されている。なお、ロッド部264cはハンドル軸26の貫通孔26b内で中心軸Cに対して直交するように僅かに移動可能である。すなわち、ハンドル軸26の貫通孔26bの内周面と右ハンドル連結部材264のロッド部264cとの間には僅かな隙間SRを有する。
なお、左ハンドル連結部材262のロッド部262cの斜面262e、および、右ハンドル連結部材264のロッド部264cの斜面264eは、中心軸Cに対して直交する方向に対して同角度だけ傾斜した状態に形成されている。
左ハンドル連結部材262のフランジ部262aの環状面263aはハンドル軸26の左側の開口端部72aに当接され、右ハンドル連結部材264のフランジ部264aの環状面265aはハンドル軸26の右側の開口端部74aに当接される。このとき、左ハンドル連結部材262の斜面262eと、右ハンドル連結部材264の斜面264e同士も当接している。
左ハンドル連結部材262の挿通孔262dを通して右ハンドル連結部材64の雌ネジ部264dにビス266の雄ネジ部266aを螺合させていく。このとき、ロッド部262c,264cは非円形でハンドル軸26に対して回り止めされている。このため、ビス266の雄ネジ部266aを螺合させていくにつれて右ハンドル連結部材264をハンドル軸26の左側に向かって引っ張るとともに、ビス266の頭部266bはハンドル軸26の右側に向かって左ハンドル連結部材262を押し付ける。言い換えると、ビス266の雄ネジ部266aは左ハンドル連結部材262をハンドル軸26の右側に向かって引っ張る。
このように、ビス266の雄ネジ部266aを右ハンドル連結部材264の雌ネジ部264dに螺合させていくと、斜面262e,264e同士の当接力が増していき、最終的には斜面262e,264e同士が互いに反対方向に滑る。左ハンドル連結部材262はハンドル軸26の軸方向の右側に向かって移動し、右ハンドル連結部材264はハンドル軸26の軸方向の左側に向かって移動する。また、図7中では、左ハンドル連結部材262はハンドル軸26の軸方向に直交する方向の下側に向かって移動し、右ハンドル連結部材264はハンドル軸26の軸方向に直交する方向の上側に向かって移動する。このとき、ビス266の雄ネジ部266aと右ハンドル連結部材264のロッド部264cとの位置関係は動かないが、挿通孔262dを有する左ハンドル連結部材262に対してビス266が相対的に図7中の上側に移動する。
このため、左ハンドル連結部材262のロッド部262cとハンドル軸26の貫通孔26bとの間は、図7中の上側に隙間SLが形成され、右ハンドル連結部材264のロッド部264cとハンドル軸26の貫通孔26bとの間は、図7中の下側に隙間SRが形成される。
そして、ビス266の雄ネジ部266aを右ハンドル連結部材264の雌ネジ部264dにさらに螺合させていくと、ハンドル軸26は、共に回り止めされた左ハンドル連結部材262及び右ハンドル連結部材264によって強固に狭持される。なお、ビス266の雄ネジ部266aと右ハンドル連結部材264の雌ネジ部264dとの間は接着等により固定されることが好ましい。
次に、第3実施形態について図8を用いて説明する。この実施形態は第1及び第2実施形態の変形例である。
ここで、図7に示す第2実施形態と図8に示す本実施形態の異なるところは、ハンドル軸26に対する左ハンドル連結部材262及び右ハンドル連結部材264の回り止めの構造である。他の構造は第2実施形態と同一である。
図8に示すハンドル軸26の貫通孔26cの内周面は円形に形成されている。左ハンドル連結部材262のロッド部262c、右ハンドル連結部材264のロッド部264cの外周面はともに円形に形成されており、緩い状態で嵌合している。
ハンドル軸26の左側の開口端部72aにはハンドル軸側凹凸部72bが形成され、右側の開口端部74aにはハンドル軸側凹凸部74bが形成されている。ハンドル軸側凹凸部72bは第1実施形態の図3(A)および図3(B)に示す凹部のハンドル軸側凹凸部74bと同一の構造を有する。
左ハンドル連結部材262の環状面263aには連結部材側凹凸部263cが形成され、右ハンドル連結部材264の環状面265aには連結部材側凹凸部265cが形成されている。連結部材側凹凸部263c,265cは第1実施形態の図3(A)および図3(B)に示す凸部の連結部材側凹凸部65cと同一の構造を有する。
なお、この実施形態では、ハンドル軸側凹凸部72bと連結部材側凹凸部263cとが嵌合し、ハンドル軸側凹凸部74bと連結部材側凹凸部265cとが嵌合するが、第1実施形態で説明した嵌合状態よりも緩い嵌合状態である。このような緩い嵌合状態にすることによって、左ハンドル連結部材262と右ハンドル連結部材264とを斜面262e,264eで滑らせる際に、ハンドル軸26に対してフランジ部262a,264aを移動させることができる。
なお、第1及び第2実施形態では、連結部材62,64,162,164,262,264のうち、ハンドルHに取り付けられるネジ(ハンドル取付ネジ部)を雄ネジ部62b,64b,162b,164b,262b,264bとしたが、これらが雌ネジ部として形成され、一方、ハンドルHの取付部82,84の雌ネジ部82a,84aが雄ネジ部として形成されていても良いことはもちろんである。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
10…魚釣用スピニングリール、12…リール本体、12a…リールボディ、12b…蓋部材、12c…ネジ孔、20…スプール、22…釣糸巻取用駆動機構、24…スプール往復動機構、26…ハンドル軸、26a…貫通孔、28…ドライブギヤ、28a…歯面、28b…本体部、30…ピニオンギヤ、32a…前部軸受、32b…後部軸受、34…筒軸、36…ベール、38…釣糸案内部、40…ロータ、42…スプール軸、42a…ネジ、44…連動歯車、56a,56b…開口部、58a,58b…軸受、62…左ハンドル連結部材、62a…フランジ部、62b…雄ネジ部、62c…雌ネジ部、63a,63b…環状面、64…右ハンドル連結部材、64a…フランジ部、64b…第1の雄ネジ部、64c…軸部、64d…第2の雄ネジ部、65a,65b…環状面、65c…連結部材側凹凸部(凸部)、72,74…軸受装着部、72a,74a…開口端部、74b…ハンドル軸側凹凸部(凹部)、82,84…取付部、82a,84a…雌ネジ部、82b,84b…開口端部、83,85…円筒部、W…側部開口、S…内部空間、H…ハンドル(HL…左巻き用ハンドル、HR…右巻き用ハンドル)、C…中心軸。

Claims (4)

  1. リール本体に対して左右方向に延出された状態に設けられたハンドル軸と、
    前記ハンドル軸の一端側に当接される第1の鍔部と、前記第1の鍔部よりも外側に配設され第1のハンドルが着脱可能な第1のハンドル取付ネジ部とを有する第1のハンドル連結部材と、
    前記ハンドル軸の他端側に配設される第2の鍔部と、前記第2の鍔部よりも外側に配設され第2のハンドルが着脱可能な第2のハンドル取付ネジ部とを有する第2のハンドル連結部材と
    を具備し、
    前記ハンドル軸は内部に中心軸に沿った貫通孔を有し、
    前記第1および第2のハンドル連結部材の少なくとも一方は、前記ハンドル軸に対して回り止めされ、
    前記第1および第2のハンドル連結部材を前記ハンドル軸の貫通孔を通してネジ締結して前記ハンドル軸を前記第1および第2の鍔部で挟み込んだことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記第1および第2のハンドル連結部材の一方だけを前記ハンドル軸に対して回り止めし、
    前記第1のハンドル連結部材は、前記第1の鍔部から前記ハンドル軸の貫通孔を通して前記第2のハンドル連結部材に向かって延出された雄ネジ部を有し、
    前記第2のハンドル連結部材は、前記第1のハンドル連結部材の雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を有することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記第2のハンドル連結部材は、前記雌ネジ部を前記第2のハンドル取付ネジ部の内側に有することを特徴とする請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
  4. 前記第1のハンドル連結部材は、前記第1鍔部から前記ハンドル軸の貫通孔の内部に延出された第1ロッド部と、前記第1ロッド部のうち前記ハンドル軸の他端側に近接する位置に形成され前記ハンドル軸の中心軸に直交する方向に対して傾斜する第1斜面とを有し、
    前記第2のハンドル連結部材は、前記第2鍔部から前記ハンドル軸の貫通孔の内部に延出された第2ロッド部と、前記第2ロッド部のうち前記ハンドル軸の一端側に近接する位置に形成され前記第1斜面と同じ傾きを有する第2斜面とを有し、
    前記第1および第2のロッドのうち、一方にビスの雄ネジ部を螺合させるロッド雌ネジ部を、他方に前記ビスの雄ネジ部を前記ハンドル軸の外側から貫通させるロッド挿通孔を前記ハンドル軸の中心軸に平行に形成し、
    前記ロッド挿通孔を通して前記ロッド雌ネジ部に前記ビスの雄ネジ部を螺合させるにしたがって前記第1及び第2斜面同士を傾斜角度に沿って相対的にずらして、前記第1鍔部を前記ハンドル軸の一端に、前記第2鍔部を前記ハンドル軸の他端に圧着させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
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