JP2005130831A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動歯車のガタ付きを防止して駆動歯車を確実に保持することのできる、製造コストの安価な魚釣用スピニングリールを提供すること
【解決手段】リール本体12に、釣糸を巻回保持するスプール30をスプール軸26を介して支持すると共に、ロータ24を回転可能に支持し、このロータに駆動力を伝達する駆動歯車16を、この駆動歯車とは別部材で形成したハンドル軸14に結合し、このハンドル軸をハンドル15を介して回転することにより、駆動歯車16からロータ24に固定されたピニオン歯車18を介してロータ24に回転運動を伝達し、釣糸をスプールに巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、駆動歯車16に、この駆動歯車の軸方向に延びる筒状部50を形成し、この駆動歯車を装着するハンドル軸14に対して、この筒状部50の軸線と交差する方向から固定部材54を係合させ、駆動歯車16の筒状部50をハンドル軸14に回り止め結合させた魚釣用スピニングリール。
【選択図】 図2

Description

本発明は、魚釣用スピニングリールに関する。
従来、魚釣用スピニングリールは、リール本体に、釣糸を巻回保持するスプールをスプール軸を介して支持すると共に、ロータを回転可能に支持し、このロータに駆動力を伝達する駆動歯車を、この駆動歯車とは別部材で形成した軸部材に結合し、この軸部材をハンドルを介して回転することにより、駆動歯車から前記ロータに固定されたピニオン歯車を介してロータを回転運動を伝達し、スプールに釣糸を巻回するのが一般的である。
このような魚釣用スピニングリールでは、駆動歯車は、アルミニウム合金、亜鉛合金、黄銅等の金属を金型や鍛造で一体成形し、一方、軸部材は、ステンレス鋼等で形成するものがあり、この軸部材は駆動歯車を装着する駆動歯車軸と一体構造あるいは別構造に形成され、この軸部材に形成した大径のフランジ部に駆動歯車の平坦なディスク状部を軸方向から重ねた状態でネジ止めすることにより、軸部材と駆動歯車とを一体的に固定する(例えば特許文献1参照)。
特開2000−83531
このような従来の魚釣用スピニングリールは、軸部材を高強度材料を用いてその強度を維持すると共に、駆動歯車の好適な成形性を維持することが可能で、駆動歯車に軸部材を一体成形した場合の不都合、例えばアルミニウム合金や亜鉛合金で形成する場合は成形性が良好であってもハンドル固定部分が強度不足となり、あるいは、黄銅で形成する場合の重量増を生じる等の不都合を解消するものではあるが、しかし、駆動歯車を固定するためのフランジ部を軸部材に一体的に形成するため、このフランジ部により、軸部材の全体構造が大径化する。
このようなフランジ部を軸部材と別部材で形成しようとすると、アウトサート成型等の金型を用いた成型が必要となり、金型のコストがかかり、安価に製造できない。また、軸部材とフランジ部とを一体に形成しようとすると、大径材料からの削り出し加工が必要となり、材料コストが上昇し、切削加工する部分すなわち加工代が多く加工コストが増えることに加え、高強度材料を加工することになると、多くの加工時間を要することから更に加工コストが増大し、安価に製造することができない。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、駆動歯車のガタ付きを防止して駆動歯車を確実に保持することのできる、製造コストの安価な魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によると、リール本体に、釣糸を巻回保持するスプールをスプール軸を介して支持すると共に、ロータを回転可能に支持し、このロータに駆動力を伝達する駆動歯車を、この駆動歯車とは別部材で形成した軸部材に結合し、この軸部材をハンドルを介して回転することにより、駆動歯車から前記ロータに固定されたピニオン歯車を介してロータに回転運動を伝達し、釣糸をスプールに巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、前記駆動歯車に、この駆動歯車の軸方向に延びる筒状部を形成し、この駆動歯車を装着する駆動歯車軸に対して、この筒状部の軸線と交差する方向から固定部材を係合させ、駆動歯車の筒状部を駆動歯車軸に回り止め結合させた魚釣用スピニングリールが提供される。
また、リール本体に、釣糸を巻回保持するスプールをスプール軸を介して支持すると共に、ロータを回転可能に支持し、このロータに駆動力を伝達する駆動歯車を、この駆動歯車とは別部材で形成した軸部材に結合し、この軸部材をハンドルを介して回転することにより、駆動歯車から前記ロータに固定されたピニオン歯車を介してロータに回転運動を伝達し、釣糸をスプールに巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、前記軸部材と前記駆動歯車の間に非円形の嵌め合い部と、駆動歯車の軸方向位置を規定する規定部とを設け、前記軸部材に螺合するナット部材と前記規定部とで前記駆動歯車を挟持することで、前記駆動歯車を軸部材に回り止め結合させた魚釣用スピニングリールが提供される。
この魚釣用スピニングリールによると、駆動歯車が筒状部を介して軸部材に装着されることにより、軸部材に対する駆動歯車の傾動に起因するガタ付きを防止して駆動歯車を確実に保持することができ、また、固定部材が筒状部の軸線と交差する方向から係合させて駆動歯車の筒状部を駆動歯車軸に回り止め結合させることにより、フランジ部およびネジ孔の加工が不要で、材料および加工に要する製造コストの低い安価な魚釣用スピニングリールが形成される。
図1から図5は、本発明の好ましい実施形態による魚釣用スピニングリール10を示す。
図1および図2に示すように、魚釣用スピニングリール10は、リール本体12と、リール本体12から延出する脚部12aと、脚部12aの端部に形成され且つ図示しない釣竿に取り付けられる竿取付部12bとを有している。リール本体12内には、以下にハンドル軸14と称する軸部材が回転可能に支持されており、リール本体12から突出するハンドル軸14の端部にはハンドルアーム15が固定されている。
ハンドル軸14のリール本体12内に配置される部位には、駆動歯車16が装着されており、この駆動歯車16に、ハンドル軸14に対して直交する方向に延在しかつ軸受を介してリール本体12内に回転可能に支持された円筒状構造のピニオンギア18が噛合している。このピニオンギア18の先端部には、ベール20および釣糸案内装置22を備えたロータ24が一体的に取り付けられている。
また、このピニオンギア18内には、スプール軸26が摺動可能に支持されており、上述の駆動歯車16を介してハンドル軸14で作動されるオシレーティング機構28により、軸方向に沿う一定のストロークで往復駆動することができる。このスプール軸26の先端には、釣糸が巻回されるスプール30が着脱可能に取付けられ、スプール軸26と共にこのハンドル軸14と直交する方向に往復動することができる。
本実施形態のオシレーティング機構28は、いわゆるギヤ方式のものであり、ハンドル軸14に形成された歯車32に噛み合ってこれと連動回転するオシレート歯車34をリール本体12内に備えている。また、ピニオンギア18の中心軸線に沿って往復動可能な摺動子38を、スプール軸26の後端部にネジ39で固定してある。この摺動子38のオシレート歯車34に対向する側には、カム溝35を形成してあり、オシレート歯車34の回転中心軸から偏心した位置で、摺動子38側に突出する係合突起40がこのカム溝35に係合する(図2参照)。
このようなオシレーティング機構28は、ハンドル軸14がハンドルアーム15の回転操作によって回転されると、ハンドル軸14上の歯車32と噛み合うオシレート歯車34が回転し、このオシレート歯車34の係合突起40が係合するカム溝の案内作用により、摺動子38がガイドレール36に沿って前後に往復動する。これにより、摺動子38に固定されたスプール軸26がガイドレール36に沿って往復駆動し、スプール軸26に取付けられたスプール30も往復動する。
したがって、ハンドルアーム15を回転操作してハンドル軸14を回転させると、オシレーティング機構28を介してスプール軸26に取り付けられたスプール30が前後に往復動すると共に、駆動歯車16とピニオンギア18とを介してロータ24が回転する。スプール30が前後に往復動する間、ロータ24と共に回転する釣糸案内部22を介して、釣糸がスプール30上に均等に巻回される。
図3および図4に示すように、本実施形態では、ハンドル軸14は中実構造を有し、両端部には、ハンドル15をネジ止めするための雌ネジ44c,44dが開口し、中間位置の外周部には、ハンドル軸14のスラスト方向のガタ付きを規制するフランジ部42と、オシレート歯車34を駆動する歯車32と、駆動歯車16を位置決めする肩部44とを形成してある。この肩部44とこの肩部44に隣接する端部との間の外周部は駆動歯車16を嵌合する装着部46として、断面円形の滑らかな円筒状面46aを形成する。
一方、駆動歯車16は、フェース歯車として形成した歯部48と、この歯部48の中央部から軸方向に沿って歯車32と反対方向すなわち外方に延びる筒状部50とを有し、この筒状部50の内周部50aは、ハンドル軸14の装着部46に対応した滑らかな円筒状面46aに形成してある。また、筒状部50の外周部50aは、軸受内に挿入容易とするために先端側をわずかに小径とした段付き構造に形成すると共に、歯部48と軸受とが接触するのを防止する軸受係合肩部52を形成してある。
そして、この駆動歯車16をハンドル軸14に回り止め固定するため、例えば回り止めネジあるいはテーパピンで形成した固定部材54を挿通する半径方向孔56,46bを、それぞれ駆動歯車16の筒状部50とハンドル軸14の装着部46とに形成してある。これらの半径方向孔56,46bは、駆動歯車16をハンドル軸14の装着部46に装着し、肩部44に当接させることにより、互いに同軸状に整合させることができる。筒状部50に形成する半径方向孔56は、固定部材54を装着したときに、筒状部50の外面から固定部材54が突出しない大きさおよび形状に形成することが好ましい。
このように、軸方向に長い筒状部50をハンドル軸14の装着部46に装着し、固定部材54で回り止め固定することにより、ハンドル軸14に対する駆動歯車16の傾動によるガタ付きが抑制される。また、装着部46の外周部46aと筒状部50の内周部50aとの互いに係合する部分を円形状に形成することができ、これにより、ハンドル軸14に対して駆動歯車16を芯出しし、ハンドル軸14に対する駆動歯車16の芯ズレを防ぎ、安価で加工精度の高い駆動歯車16を形成することができる。
また、ハンドル軸14と駆動歯車16との固定を、筒状部50の軸芯と直交する交差方向から、筒状部50および装着部46の半径方向孔56,46b内に固定部材54を挿入して行うことにより、ハンドル軸14に大径のフランジ部を形成し、このフランジ部に孔加工を施す等の加工が不要となるため、ハンドル軸14に加工する例えばステンレス鋼等の素材を軸径の細いものから、例えば削り出しにより、加工することができる。この場合、高強度の硬い素材から削り落とす部分すなわち加工代が、少なくて済み、材料コストおよび加工コストを大幅に低減することができる。
図5は、本実施形態のハンドル軸14を加工する前の素材58を、従来におけるハンドル軸と共にフランジ部9を一体的に成形する素材8と比較した状態を示す。すなわち鎖線で示す従来の大径円筒状の素材8は、大径のフランジ部9をハンドル軸と一体化する必要から、少なくともフランジ部9と同じ大きさの外径を有する必要がある一方、フランジ部9の軸方向寸法はハンドル軸に比して極めて小さいため、削り落とす部分8aが極めて多くなる。これに対し、本実施形態のようにフランジ部9を持たないハンドル軸14を形成するための素材58は、上述のフランジ部9よりも極めて小径の歯車32と突条42と肩部44とのうちの最も大径の部分に合わせるだけでよく、その径を極めて小さくすることができる。これにより、素材58からハンドル軸14を形成するために削り落とす必要のある部分58aは、点線によるハッチングで示すように、極めて少なくでき、その材料コスト、加工コストを大幅に低減することが可能となる。
したがって、上述の実施形態の魚釣用スピニングリール10によると、駆動歯車のガタ付きを防止して駆動歯車を確実に保持することのできる魚釣用スピニングリールを、安価に製造することができる。
図6は、第2の実施形態を示す。なお、以下に説明する種々の変形例あるいは実施形態は、基本的には上述の実施形態と同様であるため、同様な部位には同様な符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態のハンドル軸14Aは、ハンドル15に固定するための雄ネジ44c′,44d′を端部に形成すると共に、外周面44eを図の左側に配置した肩部44から右方に向けて階段状に縮径する段付き構造に形成してある。また、駆動歯車16Aは、筒状部50を歯車32の方向に向けて内方に延出してあり、これらの筒状部50とハンドル軸14Aとを貫通する貫通孔内に、本実施形態では圧入ピンである固定部材60を圧入することにより、ハンドル軸14Aに回り止めされる。更に、歯車32とフランジ部は軸受内に挿入される支承部62と共に、ハンドル軸14Aとは別部材で形成され、例えばキーおよびキー溝、図示しない固定ピン、ハンドル軸14Aと駆動歯車16Aのそれぞれの非円形断面形状部間の嵌合、あるいはスプライン等の適宜の手段によりハンドル軸14A上に回り止め固定される。軸方向の位置決めは、ハンドル軸14Aに形成した段部33とフランジ部42とで行うことができる。
この実施形態によると、ハンドル軸14Aは、第1の実施形態より更に小径の素材から形成することができる。
図7は、第3の実施形態を示す。この実施形態は図6に示す実施形態と同様に、ハンドル軸14Bの外周面44eが段付き構造に形成され、一方、駆動歯車16Bは、筒状部がほぼ省略された状態に、軸方向寸法が極めて短く形成されている。この実施形態では、ハンドル軸14Bの肩部44に近接する側でこのハンドル軸14Bを貫通する圧入ピン64が、その両端部をハンドル軸14Bから突出させ、この固定部材64の端部を駆動歯車16Bに形成した半径方向溝17内に挿入させることで、非円形の回り止部を形成する。また、肩部44の反対側からは、軸部材であるハンドル軸14Bに形成された雄ネジ部44aに螺合する締付けナット66が駆動歯車16Bを肩部44の駆動歯車と対向する側面44bに押し付け、この駆動歯車16Bを肩部44との間で挟持する。この圧入ピン64の端部が嵌合する駆動歯車の半径方向溝17は、ハンドル軸14Bに対して非円形の回り止部を形成する。締付けナット66の緩みを防止するために、いわゆるダブルナットとして、更に他の締付けナットで締付けてもよい。
この実施系体においては、圧入ピン64と半径方向溝17との係合にて回り止めを行い、更に、肩部44と締付けナット66との間の挟持により、駆動歯車16Bがハンドル軸14Bに対して、ガタ付きを生じさせることなく、確実に保持される。よって、他の実施形態と同様に高強度のハンドル軸14Bを形成する素材が小さく、また、加工代も少なくて済むため、素材および加工に要するコストが低く抑えられる。
図8から図9は、第4の実施形態を示す。
この実施形態における魚釣用スピニングリール70は、オシレーティング機構68がピニオンギヤ18を介して駆動歯車16で駆動されるトラバースカム軸72を有し、スプール軸26の後端に固定した摺動子40がこのトラバースカム軸72のカム溝74に噛合う。ピニオンギヤ18と共にトラバースカム軸72が回転すると、摺動子40がこのカム溝74に沿って前後方向に移動することにより、摺動子40を固定したスプール軸26が前後方向に移動する。
駆動歯車16Cを介してピニオンギヤ18及びトラバースカム軸72を駆動するハンドル軸14Cは、例えば6角形状の横断面形状の内孔14aを有する筒状に形成されており、ハンドル15に一体的に形成された例えば6角形状の横断面形状を有する中実の係合部15aを前記内孔14aに係合させた後、一端からねじ込まれるハンドル固定ネジ13により一体的に連結される。これによりハンドル15が回転されると同時にハンドル軸14Cが一体的に回転する。
図9に詳細に示すように、駆動歯車16Cは、周方向に複数形成された開口76を形成した歯部78と、この歯部78の中央部からリール本体12の内方に延びる筒状部80とを有する。この筒状部80は、断面円形の内周部を有し、ハンドル軸14Cに形成される円筒状面状の装着部86上に同軸状に装着される。このハンドル軸14Cには、駆動歯車16を軸方向に位置決めするためのフランジ部14bが一体的に形成されている。このフランジ部14bに駆動歯車16Cを当接させることによりこのハンドル軸14C上で所要の位置に正確に位置決めすることが出来る。このように位置決めされた後、例えば回り止めネジあるいはテーパピンで形成した固定部材84を筒状部の軸芯と直交する方向から、筒状部80及び装着部86の半径方向孔80a・14c内に挿入することにより、ハンドル軸14C上に駆動歯車16を回り止め固定することが出来る。
前記の如く形成されたハンドル軸14Cは、フランジ部14bに軸方向のネジ孔を形成する必要が無くなり、フランジ部14bの外径を駆動歯車16Cの軸方向位置を決めることが出来る大きさに形成するのみで良くなるので、他の実施形態と同様に高強度のハンドル軸14Cを形成する素材が小さく、また加工代も少なくてすむため、素材及び加工に要するコストが大幅に低く抑えられる。更に、歯部78に複数の開口76を形成したことにより、従来は軸方向からネジ止めするために開口を形成することが困難で、軽量化を図ることが困難であった歯部78の大幅な軽量化が可能となる。
図10は、第4の実施形態の変形例であり、具体的には図10に詳細に示すように、図9におけるフランジ部14bを無くし、例えばハンドル軸14Cの外周面上に環状溝14dを形成し、環状溝14dにEリング等のストップリング82を嵌合させる構成としてもよい。そしてこのストップリング82に駆動歯車16Cを当接させることにより、このハンドル軸14C上で所要の位置に駆動歯車16Cを正確に位置決めすることが出来る。
図11は、第5の実施形態を示す。
この実施形態は、図10に示す実施形態とほぼ同様であるが、このハンドル軸14Dの外周面には、装着部86が、例えば六角形である多角形状の横断面形状を有する非円形部88と、円形状の横断面形状を有する円形部90とを有する。一方、駆動歯車16Dは、非円形部88に嵌合する多角形状の嵌合溝92円形部90に嵌合する円形内孔部94とを有し、非円形部88と嵌合溝92との嵌合により、ハンドル軸14Dに対する駆動歯車16Dの回り止めを行い、更に、円形部90と円形内孔部94との嵌合により、駆動歯車16Dとハンドル軸14Dとの同軸性を確保する。そして、締付けナット96により、駆動歯車16Dを非円形部88との間で挟持することができる。この締付けナット96をいわゆるダブルナットとしてもよい。
この実施形態においても、駆動歯車16Dとハンドル軸14Dとのガタ付きを生じさせることなく、確実に保持される。また、外軸14bの外径を大きくする必要がないため、高強度の外軸14Bを形成する素材が小さくて済み、素材コストおよび加工コストを低く押えることができる。
なお、本発明は、上述の種々の実施形態あるいは変形例に限るのものではなく、これらの実施形態および変形例を様々に組合せ、あるいは変更するこも可能である。
本発明の好ましい実施形態による魚釣用スピニングリールを示す部分断面図。 図1に示す魚釣用スピニングリールのII−II線に沿う断面図。 駆動歯車とハンドル軸との拡大断面図。 図3の駆動歯車とハンドル軸とを分解した状態の説明図。 図4のハンドル軸を製造する素材を従来のハンドル軸を作成するための素材と比較した状態を示す説明図。 第2の実施形態のハンドル軸と駆動歯車を示す説明図。 第3の実施形態のハンドル軸と駆動歯車を示す説明図。 第4の実施形態のハンドル軸と駆動歯車を用いるスピニングリールの部分断面図。 図8のIX−IX線に沿う断面図。 第4の実施形態の変形例によるハンドル軸と駆動歯車を示す拡大図。 第5の実施形態のハンドル軸と駆動歯車を示し、(A)は(B)のA−A線に沿う断面図。
符号の説明
10…魚釣用スピニングリール、12…リール本体、14…ハンドル軸、15…ハンドル、16…駆動軸、18…ピニオン歯車、24…ロータ、26…スプール軸、30…スプール、50…筒状部、54…固定部材。

Claims (2)

  1. リール本体に、釣糸を巻回保持するスプールをスプール軸を介して支持すると共に、ロータを回転可能に支持し、このロータに駆動力を伝達する駆動歯車を、この駆動歯車とは別部材で形成した軸部材に結合し、この軸部材をハンドルを介して回転することにより、駆動歯車から前記ロータに固定されたピニオン歯車を介してロータに回転運動を伝達し、釣糸をスプールに巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、
    前記駆動歯車に、この駆動歯車の回転軸芯方向に延びる筒状部を形成し、この駆動歯車を装着する軸部材に対して、この筒状部の軸線と交差する方向から固定部材を係合させ、駆動歯車を軸部材に回り止め結合させたことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. リール本体に、釣糸を巻回保持するスプールをスプール軸を介して支持すると共に、ロータを回転可能に支持し、このロータに駆動力を伝達する駆動歯車を、この駆動歯車とは別部材で形成した軸部材に結合し、この軸部材をハンドルを介して回転することにより、駆動歯車から前記ロータに固定されたピニオン歯車を介してロータに回転運動を伝達し、釣糸をスプールに巻回する魚釣用スピニングリールにおいて、
    前記軸部材と前記駆動歯車の間に非円形の嵌め合い部と、駆動歯車の軸方向位置を規定する規定部とを設け、前記軸部材に螺合するナット部材と前記規定部とで前記駆動歯車を挟持することで、前記駆動歯車を軸部材に回り止め結合させたことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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