JP2005087007A - 釣り用リールのハンドル取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 釣り用リールのハンドル取付構造において、ガタが発生し難く、かつ脱着性が損なわれないようにする。
【解決手段】 ハンドル組立体2は、ハンドル軸30の先端部30aに形成された溝部30bの外周を挟持する第1装着部2e及び第2装着部2fをそれぞれ有する第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bと、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bの両端に回転可能に取り付けられた第1ハンドル把手2c及び第2ハンドル把手2dとを備えている。ここでは、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bにボルト部材を装着することにより、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bをハンドル軸30に挟持している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハンドル取付構造、特に、釣り用リールのリール本体に装着されるハンドル組立体のハンドル取付構造に関する。
一般に、釣り用リールには、スピニングリールや、両軸受リール等がある。スピニングリールは、ハンドル組立体と、ハンドル組立体を回転自在に支持するリール本体と、リール本体の前部に回転自在に支持されたロータと、リール本体に対して前後移動自在に配置されロータの回転によって外周面に釣り糸が巻き取られるスプールとを備えている。また、両軸受リールは、リール本体と、リール本体に回転自在に装着されたスプールと、スプールを回転させるためのハンドル組立体とを備えている。
この種のハンドル組立体は、リール本体に回転可能に配置されたハンドル軸に装着されている。ハンドル組立体は、ハンドル軸から径方向に延びるハンドルアームと、ハンドルアームの先端に装着されたハンドル把手とを有している。
このようなハンドル組立体では、ハンドル軸の先端部に互いに平行な面取り部及び雄ねじ部を形成している。ハンドルアームの基端部に形成された非円形の貫通孔にハンドル軸を貫通させて、面取り部にハンドルアームを回転不能に係止するとともに、ナット部材を雄ねじ部に締結することにより、ハンドルアームをハンドル軸に取り付けている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−145446号公報
前記従来のハンドル組立体では、ハンドルアームに形成した非円形貫通孔に、対応して同じく非円形に形成したハンドル軸の先端を挿通し、ハンドル軸先端の雄ネジ部にナットを螺合させてアームを固定している。このような場合、貫通孔と先端の非円形部を精度良くガタなしで形成すると、使用による変形で脱着が困難になってしまう。脱着性を考慮して孔を大きめに作るとナットが緩んだ際にガタになってしまい、操作性・感触が低下してしまう。
本発明の課題は、釣り用リールのハンドル取付構造において、ガタが発生し難く、かつ脱着性が損なわれないようにすることにある。
発明1に係る釣り用リールのハンドル取付構造は、釣り用リールのリール本体に装着されるハンドル組立体のハンドル取付構造であって、リール本体に回転自在に装着されるハンドル軸と、ハンドル軸の先端に着脱可能に取り付けられハンドル軸の軸芯と交差する方向に延びるハンドルアームと、ハンドル軸及びハンドルアームの一方に設けられハンドル軸及びハンドルアームの他方の外周に互いに対向するように装着されハンドル軸及びハンドルアームの他方の外周を挟持する第1装着部及び第2装着部と、第1装着部及び第2装着部を連結しハンドル軸及びハンドルアームの一方をハンドル軸及びハンドルアームの他方に固定するハンドル固定手段とを備えている。
このハンドル取付構造は、ハンドル軸及びハンドルアームの一方に第1装着部及び第2装着部を設け、第1装着部及び第2装着部をハンドル軸及びハンドルアームの他方の外周に挟持し固定部で両装着部を連結することによりハンドル軸にハンドルアームを固定している。ここでは、ハンドルアーム及びハンドル軸の一方に第1装着部及び第2装着部を設け、両装着部で他方の外周を挟持しその挟持力でハンドルアームをハンドル軸に対して回転不能にしているのでガタが発生し難くなる。また、固定部によって両装着部の連結及び連結解除を行うだけでハンドルアームをハンドル軸に対して着脱できるので、脱着性を損ないにくくなる。
発明2に係るハンドル取付構造は、発明1のハンドル取付構造において、第1装着部及び第2装着部は、ハンドルアームに設けられている。この場合、ハンドルアームに第1装着部及び第2装着部を設け、第1装着部及び第2装着部をハンドル軸の外周に挟持することにより、安価な構成で容易にハンドルアームをハンドル軸に取り付けできる。
発明3に係るハンドル取付構造は、発明1のハンドル取付構造において、第1装着部及び第2装着部は、ハンドル軸の先端に設けられている。この場合、ハンドル軸の先端に第1装着部及び第2装着部を設け、第1装着部及び第2装着部をハンドルアームの外周に挟持することにより、安価な構成で容易にハンドルアームをハンドル軸に取り付けできる。
発明4に係るハンドル取付構造は、発明1から3のいずれかのハンドル取付構造において、第1装着部及び第2装着部は、それぞれ別体で設けられている。この場合、第1装着部及び第2装着部を別体で設けることにより、第1装着部及び第2装着部の加工性を向上できる。
発明5に係るハンドル取付構造は、発明1から3のいずれかのハンドル取付構造において、第1装着部及び第2装着部は、一体で設けられている。この場合、第1装着部及び第2装着部の一端又は両端を連結して一体的に設けることにより、全体の部品点数を減少できる。
発明6に係るハンドル取付構造は、発明1から5のいずれかのハンドル取付構造において、第1装着部と第2装着部との間には、隙間が設けられている。この場合、ハンドル軸又はハンドルアームの軽量化を図るとともに意匠性を向上できる。
発明7に係るハンドル取付構造は、発明1から6のいずれかのハンドル取付構造において、ハンドル軸及びハンドルアームの他方は、外周の少なくとも一部に形成された第1被係合部及び第2被係合部を有している。第1装着部及び第2装着部は、対向面に形成され第1被係合部及び第2被係合部に係合する第1係合部及び第2係合部を有している。この場合、たとえば第1被係合部及び第2被係合部として溝部を形成し、第1係合部及び第2係合部として溝部に係合する突起部を形成することにより、第1装着部及び第2装着部の抜け止めや位置決めを行うことができる。
発明8に係るハンドル取付構造は、発明1から7のいずれかのハンドル取付構造において、ハンドル固定手段は、第1装着部及び第2装着部の少なくともいずれかに設けられた雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を外周に有するボルト部材である。この場合、たとえば第1装着部及び第2装着部の一方に貫通孔を形成し、第1装着部及び第2装着部の他方に貫通孔に連通する雌ねじ部を形成することにより、第1装着部及び第2装着部の挟持を容易に行える。
発明9に係るハンドル取付構造は、発明1から8のいずれかのハンドル取付構造において、釣り用リールは、両軸受リールである。この場合、たとえばロープロファイル型のベイトリールや丸型の両軸受リールのハンドルに対して本発明を適用できる。
発明10に係るハンドル取付構造は、発明1から8のいずれかのハンドル取付構造において、釣り用リールは、スピニングリールである。この場合、たとえばスピニングリールのねじ込み式のハンドルに対して本発明を適用できる。
本発明によれば、ハンドルアーム及びハンドル軸の一方に第1装着部及び第2装着部を設け、両装着部で他方の外周を挟持しその挟持力でハンドルアームをハンドル軸に対して回転不能にしているのでガタが発生し難くなる。また、固定部によって両装着部の連結及び連結解除を行うだけでハンドルアームをハンドル軸に対して着脱できるので、脱着性を損ないにくくなる。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールは、図1及び図2に示すように、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル組立体2と、ハンドル組立体2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。
リール本体1は、所定の間隔をあけて配置された側面視円形の第1側板10及び第2側板11と第1側板10及び第2側板11を連結する複数の連結部材12とが一体成形により形成されたフレーム5と、フレーム5の両側方に配置された第1カバー13及び第2カバー14とを有している。第1カバー13はフレーム5に固定されており、第2カバー14はフレーム5に対して2本の着脱用ねじ17(図1では1本のみ図示)によって着脱自在に装着されている。連結部材12のうち図示しない下側の連結部材には、図1に示すように、リール取付脚6が固定されており、リール本体1はリール取付脚6を介して図示しない釣竿に固定される。
第1側板10及び第2側板11の間にはスプール15が回転自在に配置されている。第1側板10及び第2側板11の間には、図2に示すように、スプール15と並んでスプール15に釣り糸を均一に巻くためのレベルワインド機構16が配置されている。第2側板11の外側で第2カバー14内には、ハンドル組立体2の回転をスプール15及びレベルワインド機構16に伝達するための回転伝達機構20が配置されている。また、スプール15の中心には、図2に示すように、スプール軸25が固定されている。スプール軸25は、第1カバー13及び第2カバー14に軸受を介して回転自在に支持されている。
回転伝達機構20は、一端にハンドル組立体2が固定されたハンドル軸30と、ハンドル軸30の他端に連結されたメインギア31と、メインギア31に噛み合うピニオンギア32とを有している。ピニオンギア32はスプール軸25に装着されており、このためハンドル組立体2の回転がスプール15に伝達される。ハンドル軸30の先端部30aには1対の溝部30bが形成されている。
ハンドル組立体2は、図1及び図2に示すように、溝部30bの外周を挟持する第1装着部2e及び第2装着部2fをそれぞれ有する第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bと、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bの両端に回転可能に取り付けられた第1ハンドル把手2c及び第2ハンドル把手2d(図1参照)とを備えている。
第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bは、図3及び図4に拡大して示すように、互いに対向するようにそれぞれ別体で設けられ、ハンドル軸30の軸芯と交差する方向に延びる略柱状部材であり、中央部には略半円形に湾曲した第1装着部2e及び第2装着部2fを有している。第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bの間には、図1及び図4に示すように、隙間2m、2nが設けられている。第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bの両端部は、図示しない連結手段により連結され、この連結部分に第1ハンドル把手2c及び第2ハンドル把手2dが装着される。
第1装着部2e及び第2装着部2fの対向する内周部には、図3及び図4に示すように、ハンドル軸30の先端部30aに形成された溝部30bに係合する第1係合部2k及び第2係合部2lが形成されている。ハンドル軸30の溝部30bは、図3に示すように、ガタ止めするために、先端部30a方向に向かって縮径するテーパ状に形成されており、このため第1係合部2k及び第2係合部2lも溝部30bに合致するテーパ状に形成されている。また、図4に示すように、溝部30bは第1係合部2k及び第2係合部2lが回転不能に係止めされるように円弧状に形成されている。
第1ハンドルアーム2aには、図1から図4に示すように、第1装着部2eを挟んで両側の2箇所にねじ孔2g、2hが形成されている。ねじ孔2g、2hは、内外を貫通して形成され、内周部に雌ねじが形成されている。第2ハンドルアーム2bには、図4に示すように、第2装着部2fを挟んで両側の2箇所にねじ孔2g、2hに連通する貫通孔2i、2jが形成されている。第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bは、図4に示すように、貫通孔2i、2jを貫通し、ねじ孔2g、2hに螺合するボルト部材40a、40bによってハンドル軸30を挟持している。なお、貫通孔2i、2jは、段付きの孔部であって、ボルト部材40a、40bの頭部を収納可能である。
このようなハンドル組立体2を取り付けるには、ハンドル軸30の溝部30bに第1装着部2e及び第2装着部2fの第1係合部2k及び第2係合部2lを係合し、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bをハンドル軸30に装着する。次に、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bをハンドル軸30に装着した状態で、ボルト部材40a、40bを第2ハンドルアーム2b側から第1ハンドルアーム2a側に装着し、ねじ孔2g、2hに螺合することにより、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bをハンドル軸30に挟持して取り付ける。
このようなハンドル組立体2では、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bに第1装着部2e及び第2装着部2fを設け、第1装着部2e及び第2装着部2fをハンドル軸30の外周に挟持することによりハンドル軸30に第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bを固定している。ここでは、従来のようにハンドル軸30の先端に雄ねじ部を形成する必要がなくなるので、安価な構成で容易に第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bをハンドル軸30に取り付けできる。
また、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bに第1装着部2e及び第2装着部2fを設け、両装着部2e,2fでハンドル軸30の外周を挟持しその挟持力で両ハンドルアーム2a,2bをハンドル軸30に対して回転不能にしているのでガタが発生し難くなる。また、ボルト部材40a、40bによって両装着部2e,2fの連結及び連結解除を行うだけでハンドルアーム2a,2bをハンドル軸30に対して着脱できるので、脱着性を損ないにくくなる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、丸形の両軸受リールを例に説明したが、たとえばロープロファイル型の異形の両軸受リールにも本発明を適用できる。また、両軸受リールに限定されず、スピニングリールにも本発明を適用できる。
本発明の他の実施形態を採用したスピニングリールは、図5から図7に示すように、主に投げ釣り用のスピニングリールであって、ハンドル組立体101と、ハンドル組立体101を回転自在に支持するリール本体102と、ロータ103と、スプール104とを備えている。ロータ103は、リール本体102の前部に回転自在に支持されている。スプール104は、釣り糸をその外周面に巻き取るものであり、ロータ103の前部に前後移動可能に配置されている。
リール本体102は、ロータ103やスプール104を支持するリールボディ110と、リールボディ110の両側面に着脱自在にねじ止めされた1対の蓋部材111a、111bと、リールボディ110から上方に延びる竿取付脚部112とを有している。リールボディ110はたとえばアルミニウム合金製の部材であり、両側に開口部110a、110bを有している。リールボディ110の内部には、ロータ103を回転させるためのロータ駆動機構105と、スプール104を前後移動させて均一に釣り糸を巻き取るためのレベルワインド機構106とが設けられている。蓋部材111a、111bは、図7に示すように、たとえばアルミニウム合金製の部材であり、リールボディ110の開口部110a、110bをそれぞれをカバーする。竿取付脚部112は、図5及び図6に示すように、リールボディ110から上方に斜め前方に延びる部材であり、リールボディ110と一体で略T字型に形成されている。
ロータ103は、図5に示すように、円筒部130と、円筒部130の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアーム131及び第2ロータアーム132とを有している。円筒部130と第1ロータアーム131及び第2ロータアーム132とは一体成形されている。円筒部130の前部には前壁133が形成されており、前壁133の中央部にはボス133aが形成されている。このボス133aの貫通孔をピニオンギア114の前部及びスプール軸120が貫通している。前壁133の前方側にはナット134が配置されており、このナット134がピニオンギア114の先端のねじ部に螺合している。ナット134の内周部には、ナット134をスプール軸120に対して回転自在に支持するための軸受135が配置されている。
また、円筒部130の内部にはロータ103の逆転防止機構137が配置されている。逆転防止機構137は、図示しないローラ型のワンウェイクラッチと、ワンウェイクラッチを作動状態及び非作動状態に切り換える操作機構138とを有している。ワンウェイクラッチは、外輪がリールボディ110に固定され、内輪がピニオンギア114に固定されている。操作機構138は、リールボディ110の下部に配置された操作レバー139を有しており、操作レバー139を揺動させることでワンウェイクラッチが2つの状態に切り換られ、作動状態のときにロータ103が逆転不能になり、非作動状態のときロータ103が逆転可能になる。
第1ロータアーム131及び第2ロータアーム132の先端の内周側には、図5から図7に示すように、第1ベール支持部材140及び第2ベール支持部材141がそれぞれ揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材140は第1ロータアーム131に回転自在に支持されている。第1ベール支持部材140及び第2ベール支持部材141の先端には、釣り糸をスプール104に案内するために釣り糸案内機構142が装着されている。
釣り糸案内機構142は、図5から図7に示すように、第1ベール支持部材140に一端が固定された図示しない固定軸と、固定軸と一体で形成された固定軸カバー144と、概略筒状のラインローラ145と、ベール146とを有している。ベール146は、第2ベール支持部材141と固定軸カバー144とに両端が固定され、スプール104の周方向外方に湾曲して配置され、釣り糸を固定軸カバー144を介してラインローラ145に導く。
スプール104は、図5から図7に示すように、ロータ103の第1ロータアーム131と第2ロータアーム132との間に配置されており、スプール軸120の先端に固定されている。スプール104は、図7に示すように、アルミニウム合金等の軽量金属製であり、外周に釣り糸が巻き付けられる筒状の糸巻胴部104aと、糸巻胴部104aの後端部に大径筒状に一体成形されたスカート部104bと、糸巻胴部104aの前部に装着された大径のフランジ部104cとを有している。
ロータ駆動機構105は、図5に示すように、ハンドル軸107の基端にハンドル軸107と一体で形成されたマスターギア113と、マスターギア113に噛み合うピニオンギア114とを有している。ピニオンギア114は筒状に形成されており、ピニオンギア114の前部はロータ103の中心部を貫通してスプール104側に延びている。そして、その先端にはねじ部が形成されている。ピニオンギア114は、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受115、116を介してリール本体102に回転自在に支持されている。
レベルワインド機構106は、図5に示すように、スプール104の中心部を先端で固定したスプール軸120を前後方向に往復移動させてスプール104を同方向に移動させるための機構である。レベルワインド機構106は、スプール軸120の上方に配置された螺軸121と、螺軸121に沿って前後方向に移動するスライダ122と、螺軸121の先端に固定された中間ギア123とを有している。螺軸121は、スプール軸120と平行に配置されており、先端部がロータ103の内部でリールボディ110に回転自在に支持されている。また、螺軸121の外周部には螺旋状の溝121aが形成されており、後端には平坦部120aが形成されている。スライダ122にはスプール軸120の後端が軸方向移動不能及び回転不能に固定されている。スライダ122は、螺軸121の上方及び下方に平行に配置されたガイド軸124a、124bにより軸方向に案内される。中間ギア123は、螺軸121の先端部に固定されており、ピニオンギア114に噛み合っている。
ハンドル組立体101は、図5から図7に示すように、リールボディ110に回転自在に支持されたハンドル軸107と、ハンドル軸107と交差する方向に延びハンドル軸107に装着されたハンドルアーム108と、ハンドル軸107にハンドルアーム108を装着するためにハンドル軸107の先端に一体成形された第1装着部109a及び第2装着部109bと、ハンドルアーム108の一端に装着されるハンドル把手165(図7参照)とを備えている。
ハンドル軸107の先端部外周には、図8から図10に拡大して示すように、ハンドル軸107にハンドルアーム108を装着するための第1装着部109a及び第2装着部109bが一体成形されている。第1装着部109a及び第2装着部109bの基端部には、ハンドルアーム108が装着可能な略円形の隙間109gが形成され、第1装着部109a及び第2装着部109bの先端部の間には、隙間109gより幅狭の隙間109hが形成されている。また、ハンドルアーム108の先端部には、図8から図10に示すように、長手方向に沿って位置決め及び回り止め用の第1溝部108a及び第2溝部108bが形成されている。第1装着部109a及び第2装着部109bの隙間109gには、ハンドルアーム108の第1溝部108a及び第2溝部108bに係合する第1係合部109c及び第2係合部109dが対向するように突出して形成されている。
第1装着部109aの先端部には、図8から図10に示すように、貫通孔109eが形成され、第2装着部109bの先端部には、貫通孔109eに連通するねじ孔109fが形成されている。ねじ孔109fは、内外を貫通して形成され、内周部に雌ねじが形成されている。第1装着部109a及び第2装着部109bは、貫通孔109eを貫通し、ねじ孔109fに螺合するボルト部材160によってハンドルアーム108を挟持することによって、ハンドル軸107にハンドルアーム108を固定している。なお、貫通孔109eは、段付きの孔部であって、ボルト部材160の頭部を収納可能である。
このスピニングリールのハンドル組立体101では、ハンドル軸107に第1装着部109a及び第2装着部109bを設け、第1装着部109a及び第2装着部109bをハンドルアーム108の外周に挟持することによりハンドル軸107にハンドルアーム108を固定している。
ここでは、従来のようにハンドル軸107の先端に雄ねじ部を形成する必要がなくなるので、安価な構成で容易にハンドルアーム108をハンドル軸107に取り付けできる。また、ハンドル軸107に第1装着部109a及び第2装着部109bを設け、両装着部109a,109bでハンドルアーム108の外周を挟持しその挟持力でハンドルアーム108をハンドル軸30に対して回転不能にしているのでガタが発生し難くなる。また、ボルト部材160によって両装着部109a,109bの連結及び連結解除を行うだけでハンドルアーム108をハンドル軸107に対して着脱できるので、脱着性を損ないにくくなる。
(b) 前記実施形態では、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bは、別体で形成されていたが、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bを一体成形してもよい。また、第1ハンドルアーム2a及び第2ハンドルアーム2bの間に隙間を設けないような構成にしてもよい。さらに、ハンドル軸30の溝部30b及び第1装着部2e及び第2装着部2fの第1係合部2k及び第2係合部2lをテーパ状に形成せず、たとえばハンドル軸30の軸芯方向と略平行になるように形成してもよい。
(c) 前記実施形態では、両軸受リールのハンドルアームに第1装着部及び第2装着部を設けたが、ハンドル軸に第1装着部及び第2装着部を設けてもよい。また、前記他の実施形態(a)では、スピニングリールのハンドル軸に第1装着部及び第2装着部を設けたが、ハンドルアームに第1装着部及び第2装着部を設ける構成にしてもよい。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。 前記両軸受リールの断面図。 ハンドル組立体の拡大断面図。 ハンドル組立体の拡大側面図。 本発明の他の実施形態を採用したスピニングリールの断面側面図。 前記スピニングリールの正面図。 前記スピニングリールの平面断面図。 ハンドル組立体の拡大平面図。 前記ハンドル組立体の拡大側面図。 前記ハンドル組立体の拡大正面図。
符号の説明
1 リール本体
2 ハンドル組立体
2a 第1ハンドルアーム
2b 第2ハンドルアーム
2c 第1ハンドル把手
2d 第2ハンドル把手
2e 第1装着部
2f 第2装着部
2g、2h ねじ孔
2i、2j 貫通孔
2k 第1係合部
2l 第2係合部
2m、2n 隙間
30 ハンドル軸
30a 先端部
30b 溝部
40a、40b ボルト部材
101 ハンドル組立体
102 リール本体
107 ハンドル軸
108 ハンドルアーム
108a 第1溝部
108b 第2溝部
109a 第1装着部
109b 第2装着部
109c 第1係合部
109d 第2係合部
109e 貫通孔
109f ねじ孔
109g、109h 隙間
160 ボルト部材
165 ハンドル把手

Claims (10)

  1. 釣り用リールのリール本体に装着されるハンドル組立体のハンドル取付構造であって、
    前記リール本体に回転自在に装着されるハンドル軸と、
    前記ハンドル軸の先端に着脱可能に取り付けられ、前記ハンドル軸の軸芯と交差する方向に延びるハンドルアームと、
    前記ハンドル軸及び前記ハンドルアームの一方に設けられ、前記ハンドル軸及び前記ハンドルアームの他方の外周に互いに対向するように装着され、前記ハンドル軸及び前記ハンドルアームの他方の外周を挟持する第1装着部及び第2装着部と、
    前記第1装着部及び前記第2装着部を連結し、前記ハンドル軸及び前記ハンドルアームの一方を前記ハンドル軸及び前記ハンドルアームの他方に固定するハンドル固定手段と、
    を備えた釣り用リールのハンドル取付構造。
  2. 前記第1装着部及び前記第2装着部は、前記ハンドルアームに設けられている、請求項1に記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
  3. 前記第1装着部及び前記第2装着部は、前記ハンドル軸の先端に設けられている、請求項1に記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
  4. 前記第1装着部及び前記第2装着部は、それぞれ別体で設けられている、請求項1から3のいずれかに記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
  5. 前記第1装着部及び前記第2装着部は、一体で設けられている、請求項1から3のいずれかに記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
  6. 前記第1装着部と前記第2装着部との間には、隙間が設けられている、請求項1から5のいずれかに記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
  7. 前記ハンドル軸及び前記ハンドルアームの他方は、外周の少なくとも一部に形成された第1被係合部及び第2被係合部を有しており、
    前記第1装着部及び前記第2装着部は、対向面に形成され前記第1被係合部及び前記第2被係合部に係合する第1係合部及び第2係合部を有している、請求項1から6のいずれかに記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
  8. 前記ハンドル固定手段は、前記第1装着部及び前記第2装着部の少なくともいずれかに設けられた雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を外周に有するボルト部材である、請求項1から7のいずれかに記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
  9. 前記釣り用リールは、両軸受リールである、請求項1から8のいずれかに記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
  10. 前記釣り用リールは、スピニングリールである、請求項1から8のいずれかに記載の釣り用リールのハンドル取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20160050525A (ko) * 2014-10-30 2016-05-11 유한책임회사 도요엔지니어링 외곽 형상을 따라 형성된 살빼기공을 구비한 낚시릴용 핸들암

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