JP2018133164A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない部品点数で複数の配光パターンを形成可能であって、かつ、放熱効率が良好な、車両用灯具を提供する。【解決手段】車両用灯具1は、ハウジング2と、ハウジング2とともに灯室を構成する透光カバー3と、灯室内に配置されて、互いに背反する第一の搭載面と第二の搭載面とを含む搭載部41を有し、第一の搭載面に第一の光源5Aが搭載され、第二の搭載面に第二の光源5Bが搭載された金属製の光源台4と、光源台4に固定され、第一の光源5Aおよび第二の光源5Bから出射される光を灯具前方へ反射する第一のリフレクタ6Aおよび第二のリフレクタ6Bとを備え、光源台4は、第一のリフレクタ6Aで反射した光のうち、第二のリフレクタ6B側へ向かう光を遮断するとともに、第二のリフレクタ6Bで反射した光のうち、第一のリフレクタ6A側へ向かう光を遮断する遮断部42を有し、遮断部42は、灯室を少なくとも二つの区画に区切るように搭載部41から板状に延出している。【選択図】図2
Description
本発明は、車両に搭載される車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、ロービーム側LED光源を支持するロービーム側LED基板と、ロービーム側LED基板とは別体に構成されてハイビーム側LED光源を支持するハイビーム側LED基板とが灯体内に収納された車両用ヘッドランプが開示されている。特許文献1の車両用ヘッドランプにおいては、さらに、ロービーム側LED基板およびハイビーム側LED基板とは別体に構成され、複数の抵抗を有してLED光源の駆動電流を調整する駆動回路として機能する抵抗基板が灯体内に配置されている。
特許文献1では、LED基板が灯体内に複数配置されており、部品点数が多い。また、支持部品に固定されたLED基板や抵抗基板は、黒色等の有色樹脂によって形成されるハウジングと、リフレクタとの間に形成される空間内に配置されており、その放熱効率に改良の余地がある。
本発明は、少ない部品点数で複数の配光パターンを形成可能であって、かつ、放熱効率が良好な、車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の車両用灯具は、
ハウジングと、
前記ハウジングとともに灯室を構成する透光カバーと、
前記灯室内に配置されて、互いに背反する第一の搭載面と第二の搭載面とを含む搭載部を有し、前記第一の搭載面に第一の光源が搭載され、前記第二の搭載面に第二の光源が搭載された金属製の光源台と、
前記光源台に固定され、前記第一の光源から出射される光を灯具前方へ反射する第一のリフレクタと、
前記光源台に固定され、前記第二の光源から出射される光を灯具前方へ反射する第二のリフレクタと、
を備えた車両用灯具であって、
前記光源台は、前記第一のリフレクタで反射した光のうち前記第二のリフレクタ側へ向かう光を遮断するとともに、前記第二のリフレクタで反射した光のうち前記第一のリフレクタ側へ向かう光を遮断する遮断部を有し、
前記遮断部は、前記灯室を少なくとも二つの区画に区切るように前記搭載部から板状に延出している。
ハウジングと、
前記ハウジングとともに灯室を構成する透光カバーと、
前記灯室内に配置されて、互いに背反する第一の搭載面と第二の搭載面とを含む搭載部を有し、前記第一の搭載面に第一の光源が搭載され、前記第二の搭載面に第二の光源が搭載された金属製の光源台と、
前記光源台に固定され、前記第一の光源から出射される光を灯具前方へ反射する第一のリフレクタと、
前記光源台に固定され、前記第二の光源から出射される光を灯具前方へ反射する第二のリフレクタと、
を備えた車両用灯具であって、
前記光源台は、前記第一のリフレクタで反射した光のうち前記第二のリフレクタ側へ向かう光を遮断するとともに、前記第二のリフレクタで反射した光のうち前記第一のリフレクタ側へ向かう光を遮断する遮断部を有し、
前記遮断部は、前記灯室を少なくとも二つの区画に区切るように前記搭載部から板状に延出している。
上記構成によれば、少ない部品点数で複数の配光パターンを形成可能であって、かつ、光源から出射される光を遮断するための遮断部が光源からの熱を放熱する放熱機能をも有する車両用灯具を提供することができる。
また、本発明の車両用灯具は、
前記第一のリフレクタまたは前記第二のリフレクタの灯具後方側において、前記第一の光源および前記第二の光源に電流を供給するための回路基板が前記光源台に固定されていてもよい。
前記第一のリフレクタまたは前記第二のリフレクタの灯具後方側において、前記第一の光源および前記第二の光源に電流を供給するための回路基板が前記光源台に固定されていてもよい。
上記構成によれば、回路基板から発生する熱の放熱性を向上させることができる。
また、本発明の車両用灯具において、
前記ハウジングは金属製であって、
前記光源台は前記ハウジングに固定されていてもよい。
前記ハウジングは金属製であって、
前記光源台は前記ハウジングに固定されていてもよい。
上記構成によれば、光源や回路基板から発生する熱の放熱性を更に向上させることができる。
また、本発明の車両用灯具において、
前記第一の搭載面が灯具下側を向いて前記第一の光源からの光がロービーム用配光パターンを形成するとともに、前記第二の搭載面が灯具上側を向いて前記第一の光源および前記第二の光源からの光がハイビーム用配光パターンを形成し、
前記第一の光源からの直射光を遮断するためのシェードが前記第一の光源の灯具前方側に設けられていてもよい。
前記第一の搭載面が灯具下側を向いて前記第一の光源からの光がロービーム用配光パターンを形成するとともに、前記第二の搭載面が灯具上側を向いて前記第一の光源および前記第二の光源からの光がハイビーム用配光パターンを形成し、
前記第一の光源からの直射光を遮断するためのシェードが前記第一の光源の灯具前方側に設けられていてもよい。
上記構成によれば、第一の光源からの直射光によって生じるグレアを防止することができる。
また、本発明の車両用灯具において、
前記ハウジングの灯具後方側の面には、電源からの電力を前記回路基板に供給するソケットを収容するための収容部が形成されていてもよい。
前記ハウジングの灯具後方側の面には、電源からの電力を前記回路基板に供給するソケットを収容するための収容部が形成されていてもよい。
上記構成によれば、車両用灯具を構成するための部品点数を更に削減することができる。
本発明の車両用灯具によれば、少ない部品点数で複数の配光パターンを形成することができ、かつ、放熱効率を良好にすることができる。
以下、本実施形態の一例について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る車両用灯具1は、例えばトラックやバス等の車両に搭載される前照灯として適用される。本実施形態においては、左右対称の一対の前照灯のうち一つの灯具のみを図示して説明する。
本実施形態に係る車両用灯具1は、例えばトラックやバス等の車両に搭載される前照灯として適用される。本実施形態においては、左右対称の一対の前照灯のうち一つの灯具のみを図示して説明する。
図1は、車両用灯具1の斜視図であり、図2は、車両用灯具1の分解斜視図である。
図1,図2に示すように、車両用灯具1は、ハウジング2と、ハウジング2の前部に取り付けられる透光カバー3とを備えている。ハウジング2と透光カバー3とによって車両用灯具1の外筐が構成され、この外筐の内部空間が車両用灯具1の灯室20として形成されている。
図1,図2に示すように、車両用灯具1は、ハウジング2と、ハウジング2の前部に取り付けられる透光カバー3とを備えている。ハウジング2と透光カバー3とによって車両用灯具1の外筐が構成され、この外筐の内部空間が車両用灯具1の灯室20として形成されている。
また、車両用灯具1は、光源台4と、光源台4に搭載される光源5(5A,5B)と、光源台4に固定されるリフレクタ6(6A,6B)と、給電アタッチメント7(7A,7B)と、回路基板8と、シェード9とを備えている。これらの各部材は、互いに組み付けられて灯室20内に配置される。
ハウジング2は、例えばアルミニウム、銅等の熱伝導性の高い金属材料によって形成されている。ハウジング2は、前端が開口して形成され、この開口がハウジング2に取り付けられる透光カバー3によって閉塞される。
ハウジング2内の左右両側部には、上下に所定の隙間を空けて並列し前後方向へ延びる板状の誘導部材21が設けられている。誘導部材21は、その隙間に沿って光源台4の左右側部をハウジング2の前開口から奥へと誘導して、光源台4をハウジング2内に収納させる。ハウジング2内に収納された光源台4は、周縁部がハウジング2と接触された状態でハウジング2にビス23(図3参照)により固定される。
図3は、車両用灯具1の背面図であり、図4は、ハウジング2を外した状態の車両用灯具1の背面図である。図3に示すように、ハウジング2の後方側の端部には、電力供給用のソケット10を収容するための収容部22がハウジング2と一体的に形成されている。図3および図4に示すように、一端がソケット10に接続された電源コード11は、コネクタ11aを介して回路基板8の回路形成面(図4で図示されている面)に接続される。なお、図4に示すように、電源コード11は、回路基板8の回路形成面と干渉しないように、回路基板8の正面側(図4の奥側)に一旦回り込んでから、回路基板8の回路形成面に接続されることが好ましい。これにより、図示を省略する電源から、ソケット10および電源コード11を介して、回路基板8に電力が供給される。
図5は、光源台4の斜視図であり、図6は、車両用灯具1の内部機構を省略したA−A線端面図である。また、図7は、内部機構を省略した車両用灯具1のB−B線端面図であり、図8は、ハウジング2を外した状態の車両用灯具1の平面図である。
光源台4は、図2、図5、および図6に示すように、光源5(5A,5B)が搭載される搭載部41と、光源5(5A,5B)から出射された光の一部を遮断する遮断部42とを備えている。
光源台4は、図2、図5、および図6に示すように、光源5(5A,5B)が搭載される搭載部41と、光源5(5A,5B)から出射された光の一部を遮断する遮断部42とを備えている。
搭載部41は、互いに背反する第一の搭載面41A(図5において下側の面)と第二の搭載面41B(図5において上側の面)とを有している。第二の搭載面41Bの略中央部には第二の光源5Bが載置される載置部43bが設けられている。また、第一の搭載面41Aの左右方向における中央部で前後方向におけるやや後方部には第一の光源5Aが載置される載置部43aが設けられている(図6参照)。
第二の搭載面41Bの後部には、回路基板8が固定される基板固定部44が設けられている。基板固定部44は、左右に延び前後方向を向く板状に形成されている。図7に示すように、基板固定部44にはその後面側に、それぞれネジ挿通孔を有する複数の締結部44aが離隔して設けられている。なお、本例では基板固定部44が第二の搭載面41B、すなわち光源台4の上面側に上方へ向けて設けられているが、例えば光源台4の下面側、すなわち第一の搭載面41Aの後部に下方へ向けて設けられるようにしてもよい。
遮断部42は、搭載部41に連続して設けられており、搭載部41の前端部から前方および左右両方向へ板状に延出するように設けられている。搭載部41と遮断部42とで構成される光源台4がハウジング2内に配置された状態において、遮断部42の前端面は、透光カバー3の内面近くまで延出された状態とされている。また、遮断部42の左右両側面は、ハウジング2の内側部に面接触された状態とされている。
車両用灯具1の灯室20は、ハウジング2内に配置された光源台4により、上下二つの区画(灯室20B,20A)に区切られる(図1参照)。上側の灯室20Bには第二の光源5Bが設けられており、下側の灯室20Aには第一の光源5Aが設けられている。第二の光源5Bから出射された光は、下側の灯室20Aへの進行が、灯室20内に配置された光源台4によって遮断される。同様に、第一の光源5Aから出射された光は、上側の灯室20Bへの進行が光源台4によって遮断される。
遮断部42の前面側には、左右に延び上下に並ぶ複数のフィン45が設けられている。例えば遮断部42の上下方向の厚さは、搭載部41の厚さよりも厚く形成されるようにしてもよい。なお、この複数のフィンは、例えば上下に延び左右に並ぶように設けられてもよい。
搭載部41と遮断部42とを含む光源台4は、ハウジング2と同様に、例えばアルミニウム、銅等の熱伝導性の高い金属材料によって形成されている。
光源5(5A,5B)は、図1、図2、図5および図6に示すように、光源5(5A,5B)に電力を供給するための給電アタッチメント7(7A,7B)を用いて光源台4に取り付けられている。第一の光源5Aは、第一の搭載面41Aに設けられた載置部43aに発光面が下向きに載置され、給電アタッチメント7Aを介してビス止めされることで光源台4に固定されている。同様に、第二の光源5Bは、第二の搭載面41Bに設けられた載置部43bに発光面が上向きに載置され、上方から給電アタッチメント7Bを介してビス止めされることで光源台4に固定されている。図4、図6、および図8に示すように、給電アタッチメント7Aの給電部71Aに、回路基板8に接続された電源コード75aの先端部が接続されることにより、光源5Aに対して電源コード75aおよび給電アタッチメント7Aを介して電力が供給される。同様に、給電アタッチメント7Bの給電部71Bに、回路基板8に接続された電源コード75bの先端部が接続されることにより、光源5Bに対して電源コード75bおよび給電アタッチメント7Bを介して電力が供給される。第二の光源5Bは、灯室20の前後方向において、第一の光源5Aよりも奥側(後方)に固定されている。光源5(5A,5B)には、例えば高い指向性を有する半導体発光素子であるLED(Light Emitting Diode)が用いられている。
リフレクタ6は、図2,図6に示すように、第一の光源5Aを覆う第一のリフレクタ6Aと、第二の光源5Bを覆う第二のリフレクタ6Bとで構成されている。
第一のリフレクタ6Aは、概略下半球における後半分のように前方と上方とに開口する凹状に形成されている。第一のリフレクタ6Aの内周面には、配光パターンを形成するための凹凸部が設けられた配光形成面61と、配光パターンの形成に寄与しない非配光形成面62とが設けられている。非配光形成面62は、略上方を向くように設けられており、その表面にはローレット加工等による微小な凹凸が形成されている。このため、非配光形成面62に入射された光は微小な凹凸によって拡散される。
第二のリフレクタ6Bは、概略上半球における後半分のように前方と下方とに開口する凹状に形成されている。第二のリフレクタ6Bの内周面には、配光パターンを形成するための凹凸部が設けられた配光形成面63と、配光パターンの形成に寄与しない非配光形成面64(図6参照)とが設けられている。図示は省略するが、非配光形成面64の表面には、第一のリフレクタ6Aの非配光形成面62と同様に、ローレット加工等による微小な凹凸が形成され、非配光形成面64に入射された光は微小な凹凸によって拡散される。
第一のリフレクタ6Aは、光源台4における第一の搭載面41Aに固定されている。第二のリフレクタ6Bは、光源台4における第二の搭載面41Bに固定されている。第二のリフレクタ6Bは、第二の搭載面41Bに設けられている孔46a〜46d(図5参照)にビス47a〜47dを用いて固定されている。同様に、第一のリフレクタ6Aは、第一の搭載面41Aに設けられている孔(図示省略)にビス(図2にビス48c,48dのみ表示)を用いて固定されている。また、第二のリフレクタ6Bは、リフレクタの後部が基板固定部44の前側に位置するように固定されている。
第一のリフレクタ6Aは、第一の光源5Aから出射された光を灯具の前方へ反射する。第二のリフレクタ6Bは、第二の光源5Bから出射された光を灯具の前方へ反射する。
回路基板8は、図2に示すように、基板固定部44の後面に固定されている。回路基板8は、第一の光源5Aおよび第二の光源5Bに電流を供給するための基板であり、多数の半導体素子が搭載されている。回路基板8には、基板固定部44の複数の締結部44aと対応する位置にビス挿通穴8aが形成されている。図7に示すように、回路基板8は、ビス挿通穴8aから挿通されたビス85が締結部44aにそれぞれ螺合されることにより基板固定部44に取り付けられる。回路基板8は、基板固定部44の後面との間に例えば放熱スペーサを介して、基板固定部44に面接触されるようにビス止めされている。本例では回路基板8は、第二のリフレクタ6Bの後方側に固定されているが、例えば基板固定部44が第一の搭載面41Aの後部に設けられている場合、回路基板8は第一のリフレクタ6Aの後方側に固定される。
図9は、車両用灯具1の下方斜視図である。
シェード9は、図2,図6,図9に示すように、第一の搭載面41Aに給電アタッチメント7Aを介して搭載された第一の光源5Aの前方側にビス91aで固定されている。シェード9は、上下方向を向いて第一の搭載面41Aにビス止めされる取付板部91と、取付板部91の後縁から下方へ延びる連結板部92と、連結板部92の下縁から後方へ延びる遮蔽板部93とを有している。
シェード9は、図2,図6,図9に示すように、第一の搭載面41Aに給電アタッチメント7Aを介して搭載された第一の光源5Aの前方側にビス91aで固定されている。シェード9は、上下方向を向いて第一の搭載面41Aにビス止めされる取付板部91と、取付板部91の後縁から下方へ延びる連結板部92と、連結板部92の下縁から後方へ延びる遮蔽板部93とを有している。
遮蔽板部93の中央部には上下に貫通された透過孔93aが設けられており、透過孔93aの後側の遮蔽板部93における先端部が遮光部93bとして設けられている。シェード9が第一の搭載面41Aに固定された状態において、遮蔽板部93は第一の搭載面41Aから下方に離隔して位置され、遮光部93bは第一の光源5Aの真下より少し前側に位置される。シェード9は、第一の光源5Aから出射された光のうち第一のリフレクタ6Aに反射されずに灯具の前方へ直接的に進む直射光を遮蔽しうるように配置されている。
このような構成において、第一の光源5Aから光が出射されると、出射された光の一部が第一のリフレクタ6Aの配光形成面61に向けて進み、配光形成面61で反射されて灯具の前方へ向けて照射される(例えば図6の光A,B等)。
また、第一の光源5Aから出射された光の別の一部は、第一のリフレクタ6Aで反射された後、灯室20内における上方(第二のリフレクタ6Bが設けられている灯室20Bの方向)へ進む(例えば図6の光C,D等)。この場合、光源台4の遮断部42が透光カバー3の近くまで延びて設けられているため、灯具上方へ進んだ光C,Dは、遮断部42によってそれより上方への進行が遮断される。
また、第一の光源5Aから出射された光の別の一部は、シェード9の遮光部93bによって遮蔽される。この場合、遮光部93bが第一の光源5Aの真下より少し前側に配置されているため、第一の光源5Aから出射された光は、遮光部93bによって遮蔽されることにより第一のリフレクタ6Aの非配光形成面62に入射されない。また、第一の光源5Aから出射された光の別の一部は、シェード9の透過孔93aを透過して灯具の外部に直射光として照射される。この場合、直射光は、路面における自車両の前側近傍に照射されるため、対向車に対するグレアとはならない。
一方、第二の光源5Bから光が出射されると、出射された光の一部が第二のリフレクタ6Bの配光形成面63に向けて進み、配光形成面63で反射されて灯具の前方へ向けて照射される(例えば図6の光E,F等)。
また、第二の光源5Bから出射された光の別の一部は、第二のリフレクタ6Bで反射された後、灯室20内における下方(第一のリフレクタ6Aが設けられている灯室20Aの方向)へ進む(例えば図6の光G,H等)。この場合、上記同様に、遮断部42が透光カバー3の近くまで設けられているため、灯具下方へ進んだ光G,Hは、遮断部42によってそれより下方への進行が遮断される。
このように構成された車両用灯具1において、第一の光源5Aのみを点灯させることで、第一の光源5Aから出射された光が第一のリフレクタ6Aにより反射されてロービーム用の配光パターンを形成する。また、第一の光源5Aと第二の光源5Bとの両方を点灯させることで、第一の光源5Aおよび第二の光源5Bから出射された光が第一のリフレクタ6Aおよび第二のリフレクタ6Bのそれぞれにより反射され、ハイビーム用の配光パターンを形成する。
上記構成の車両用灯具1によれば、灯室20は、光源5(5A,5B)が搭載される搭載部41と搭載部41の前端部から前方および左右両方向へ延出する遮断部42とによって、二つの区画(灯室20A,20B)に区切られている。この構成によれば、灯室20A内の第一の光源5Aから出射された光が灯室20B側へ入り込むのを遮断部42によって遮断することができ、同様に、灯室20B内の第二の光源5Bの光が灯室20A側へ入り込むのを遮断することができる。これにより、良好な配光パターンを形成することができる。
また、搭載部41(基板固定部44を含む)と遮断部42とからなる光源台4は、金属材料で一体的に形成されている。これにより、搭載部41の前端部から前方および左右両方向へ延出している遮断部42をヒートシンクとしても機能させることができ、光源台4の放熱性を高めることができる。
また、ロービーム用配光パターンを形成するための第一の光源5Aが光源台4の下面側の第一の搭載面41Aに搭載されるとともに、第一の光源5Aとともにハイビーム用配光パターンを形成するための第二の光源5Bが光源台4の上面側の第二の搭載面41Bに搭載されている。これにより、少ない部品点数でロービーム用の配光パターンおよびハイビーム用の配光パターンを形成することができる。
また、光源台4における第二の搭載面41Bには基板固定部44が設けられており、多数の半導体素子が搭載された回路基板8がこの基板固定部44に面接触されるように固定されている。これにより、回路基板8から発生される熱を金属製の光源台4を介して放出することができ高い放熱性を確保することができる。
また、光源台4が固定されているハウジング2も熱伝導性の高い金属材料によって形成されているので、光源5(5A,5B)や回路基板8から発生する熱を、ハウジング2を介して放出することができる。これにより、更に高い放熱性を確保することができる。
また、第一の光源5Aの前方側には、第一の光源5Aからの直射光が灯具の前方へ照射されるのを遮断することが可能なシェード9が設けられている。これにより、第一の光源5Aからの直射光によって生じる対向車や歩行者等へのグレアを防止することができる。
また、ハウジング2の後方側の端部には、ソケット10を収容するための収容部22がハウジング2と一体的に設けられている。そのため、例えばハウジングとは別体として収容部が設けられている構成のものと比較して、車両用灯具1を構成するための部品点数を更に削減することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1:車両用灯具、2:ハウジング、3:透光カバー、4:光源台、光源5、5A:第一の光源、5B:第二の光源、6:リフレクタ、6A:第一のリフレクタ、6B:第二のリフレクタ、7(7A,7B):給電アタッチメント、8:回路基板、9:シェード、10:ソケット、20(20A,20B):灯室、22:収容部、41:搭載部、41A:第一の搭載面、41B:第二の搭載面、42:遮断部、44:基板固定部
Claims (5)
- ハウジングと、
前記ハウジングとともに灯室を構成する透光カバーと、
前記灯室内に配置されて、互いに背反する第一の搭載面と第二の搭載面とを含む搭載部を有し、前記第一の搭載面に第一の光源が搭載され、前記第二の搭載面に第二の光源が搭載された金属製の光源台と、
前記光源台に固定され、前記第一の光源から出射される光を灯具前方へ反射する第一のリフレクタと、
前記光源台に固定され、前記第二の光源から出射される光を灯具前方へ反射する第二のリフレクタと、
を備えた車両用灯具であって、
前記光源台は、前記第一のリフレクタで反射した光のうち前記第二のリフレクタ側へ向かう光を遮断するとともに、前記第二のリフレクタで反射した光のうち前記第一のリフレクタ側へ向かう光を遮断する遮断部を有し、
前記遮断部は、前記灯室を少なくとも二つの区画に区切るように前記搭載部から板状に延出している、車両用灯具。 - 前記第一のリフレクタまたは前記第二のリフレクタの灯具後方側において、前記第一の光源および前記第二の光源に電流を供給するための回路基板が前記光源台に固定されている、請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記ハウジングは金属製であって、
前記光源台は前記ハウジングに固定されている、請求項1または請求項2に記載の車両用灯具。 - 前記第一の搭載面が灯具下側を向いて前記第一の光源からの光がロービーム用配光パターンを形成するとともに、前記第二の搭載面が灯具上側を向いて前記第一の光源および前記第二の光源からの光がハイビーム用配光パターンを形成し、
前記第一の光源からの直射光を遮断するためのシェードが前記第一の光源の灯具前方側に設けられている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両用灯具。 - 前記ハウジングの灯具後方側の面には、電源からの電力を前記回路基板に供給するソケットを収容するための収容部が形成されている、請求項2に記載の車両用灯具。
Priority Applications (2)
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