JP2018006116A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートシンクの上面側と正面側に配置された各光源基板の放熱が互いの影響を受けることなく効率良くなされるようにした車両用灯具を提供すること。【解決手段】略水平な上面部2A1と該上面部2A1の前端から下方に向かって一体に屈曲する正面部2A2を備えるヒートシンク2と、該ヒートシンク2の上面部2A1の上面と正面部2A2の前面にそれぞれ配置された光源基板7,8と、前記ヒートシンク2の下方に配置された冷却ファン3を備える車両用灯具1において、前記ヒートシンク2の上面部2A1と正面部2A2の前記冷却ファン3に対向する各内面2a,2bを、下方に向かって斜め前方に傾く傾斜面とする。【選択図】図4

Description

本発明は、冷却ファンによって光源等の熱源を強制空冷する冷却構造を備える車両用灯具に関するものである。
例えば、車両の前部左右に配置される前照灯(ヘッドランプ)等の車両用灯具の光源には、従来のバルブ(電球)に代えてLED(発光ダイオード)等の半導体発光素子が使用されつつある。この半導体発光素子は、発光効率が高くて長寿命であり、且つ、省電力等の利点を有する反面、発熱によって発光効率や寿命の低下を招くという問題がある。
そこで、LED等の半導体発光素子が実装された光源基板をヒートシンクに固定し、冷却ファンからの冷却風をヒートシンクへと送って該ヒートシンクの放熱性を高め、結果的に光源を強制空冷することが行われている。斯かる強制空冷方式を用いた冷却構造を備える車両用灯具として、特許文献1には図8に示す車両用灯具が提案されている。
即ち、図8は特許文献1において提案された車両用灯具の概略構成を示す縦断面図であり、図示の車両用灯具101においては、投影レンズ102、回路モジュール103、パッケージ104、リフレクタ105及び冷却ファン106を備えている。ここで、パッケージ104には、LED等の不図示の半導体発光素子が含まれている。
上記回路モジュール103は、パッケージ104に含まれている半導体発光素子の点灯を制御する点灯制御回路107と、該点灯制御回路107が搭載された第1の放熱部材(ヒートシンク)108と、パッケージ104が搭載された第2の放熱部材(ヒートシンク)109を備えている。ここで、第1の放熱部材108と第2の放熱部材109とは接続機構を構成するハウジング110によって互いに結合されているが、ハウジング110は、第1の放熱部材108及び第2の放熱部材109よりも熱伝導率が低い樹脂等の材料で構成されている。このため、第1の放熱部材108と第2の放熱部材109とは、互いに熱的に分離されている。
而して、上述のように第1の放熱部材108と第2の放熱部材109とが互いに熱的に分離されていると、これらの第1の放熱部材108と第2の放熱部材109間での熱伝導が抑制されるため、発熱源である点灯制御回路107と半導体発光素子を異なる温度範囲で動作させることが可能となり、それぞれを動作させる温度範囲に合わせて第1の放熱部材108と第2の放熱部材109の構成を個別に最適化することができる。
ところで、前照灯には、配光をハイビームとロービームに切り替える機能が備えられており、その冷却構造として、ヒートシンクの下方に冷却ファンを配置するとともに、ヒートシンクの略水平な上面部の上面にロービーム用の光源基板を固定し、ヒートシンクの上面部の前端から下方に向かって一体に屈曲する正面部の前面にハイビーム用の光源基板を固定する構成が採用されている。
特開2012−074218号公報
しかしながら、上述のような冷却構造を備える前照灯においては、冷却ファンから送り出される冷却風は、ヒートシンクを介して放熱したハイビーム用の光源基板からの熱がロービーム用の光源基板に伝わるため、ハイビーム用とロービーム用の各光源基板の冷却効果に差異が生じ、ロービーム用の光源基板の冷却効果が低くなってしまう。
省エネやコストダウンの観点から必要最小限の放熱設計を考えた場合、同じ発熱量を有する光源基板であっても、ヒートシンクの上面部に配置される光源基板の放熱効果が正面部に配置される光源基板のそれよりも小さいため、より大きなヒートシンクとしたり、発熱量を抑えた光源基板とする必要があり、コストアップや性能低下を招いてしまうという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、ヒートシンクの上面側と正面側に配置された各光源基板の放熱が互いの影響を受けることなく効率良くなされるようにした車両用灯具を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、略水平な上面部と該上面部の前端から下方に向かって一体に屈曲する正面部を備えるヒートシンクと、該ヒートシンクの上面部の上面と正面部の前面にそれぞれ光源が配置された光源基板と、前記ヒートシンクの下方に配置された冷却ファンを備える車両用灯具において、
前記ヒートシンクの上面部と正面部の前記冷却ファンに対向する各内面を、下方に向かって斜め前方に傾く傾斜面としており、
前記冷却ファンの前端部は、前記ヒートシンクの上面部と正面部との境界から垂直に下した境界線から離間していることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ヒートシンクの正面部を下方に向かって斜め前方に傾斜させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記ヒートシンクの上方にリフレクタを配置し、前記ヒートシンクの上面部に、前記リフレクタに向かって開口する通気孔を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記ヒートシンクの前方にレンズを配置し、前記ヒートシンクの正面部に、前記レンズに向かって開口する通気孔を形成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記ヒートシンクの上面部の傾斜面は、前記光源付近、前記上面部に形成された通気孔付近、又は、前記冷却ファンの中心を垂直に延ばした垂直線と前記上面部との交点付近を起点とし、上面部と正面部の境界まで、下方に向かって斜め前方に傾いていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記ヒートシンクの上面部は、前記光源付近、前記上面部に形成された通気孔付近、又は、前記冷却ファンの中心を垂直に延ばした垂直線と前記上面部との交点付近を起点とし、当該起点から下方に向かって斜め後方に傾いていることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、
前記光源付近、前記上面部に形成された通気孔付近、又は、前記冷却ファンの中心を垂直に延ばした垂直線と前記上面部との交点付近は、平坦面又はR面であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、冷却ファンから上向きにヒートシンクへと向かう冷却風の一部は、ヒートシンクの上面部と正面部の各内面(傾斜面)の傾斜に沿って正面部へと向かい、他はヒートシンクの上面部へと向かう。このため、冷却ファンからの冷却風が分配されてそれぞれヒートシンクの正面部と上面部に向かって正面側と上面側の各光源基板を各々独立に強制空冷する。この結果、ヒートシンクの正面側と上面側に配置された各光源基板の放熱が互いの影響を受けることなく効率良くなされる。
請求項2記載の発明によれば、ヒートシンクの正面部を下方に向かって斜め前方に傾斜させるだけの簡単な構成によって、冷却ファンからの冷却風を分配してヒートシンクの正面部と上面部に向かわせることができる。
請求項3記載の発明によれば、ヒートシンクの上面部に向かう冷却風の一部が上面部に形成された通気孔からリフレクタに向けて噴出するため、この冷却風によってリフレクタが強制空冷される。
請求項4記載の発明によれば、ヒートシンクの正面部に向かう冷却風の一部が正面部に形成された通気孔からレンズに向けて噴出するため、この冷却風によってレンズが強制空冷される。
本発明の実施の形態1に係る車両用灯具の分解斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用灯具の正面側斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用灯具の背面側斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用灯具の縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る車両用灯具の縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る車両用灯具の縦断面図である。 本発明の実施の形態4に係る車両用灯具の縦断面図である。 特許文献1において提案された車両用灯具の概略構成を示す縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る車両用灯具の分解斜視図、図2は同車両用灯具の正面側斜視図、図3は同車両用灯具の背面側斜視図、図4は同車両用灯具の縦断面図である。
本実施の形態1に係る車両用灯具1は、車両の前部左右に配置されるプロジェクタ型の前照灯として使用されるものであって、強制空冷式の冷却構造を備えるとともに、配光をハイビームとロービームに切り替えることが可能である。尚、前照灯として使用される左右の車両用灯具1の基本構成は同じであるため、以下、一方の車両用灯具1についてのみ図示及び説明する。
図2〜図4に示すように、車両用灯具1は、放熱部材であるヒートシンク2を備えており、その下方に冷却ファン3が配置され、上方には、下方と前方が開口する半ドーム状のリフレクタ4が配置されている。又、ヒートシンク2の前方(図4の左方)には、テーパ円筒状のホルダ5によって支持された投影レンズ6が配置されている。尚、リフレクタ4の内面(反射面)には、アルミ蒸着等の反射処理が施されている。
上記ヒートシンク2は、アルミニウム合金等の熱伝導率の高い金属によって一体成形されており、横L字状に屈曲するベース板2Aに、前後方向に延びる複数枚(図示例では、11枚)の板状の放熱フィン2Bを幅方向(左右方向)に適当な間隔で一体に並設して構成されている。ここで、ベース板2Aは、図4に示すように、略水平な上面部2A1と、該上面部2A1の前端から垂直下方に向かって一体に屈曲する正面部2A2を備えており、上面部2A1の上面にはロービーム用の光源基板7が配置され、正面部2A2の前面にはハイビーム用の光源基板8が配置されている。尚、ロービーム用の光源基板7には、光源としてロービーム用の光を出射するLED9が実装されており、ハイビーム用の光源基板8には、光源としてハイビーム用の光を出射するLED10が実装されている。
ところで、本実施の形態では、図4に示すように、ヒートシンク2のベース板2Aに備えられた上面部2A1と正面部2A2の冷却ファン3に対向する各内面2a,2bは、下方に向かって斜め前方に傾く傾斜面とされており、両傾斜面2a,2bは、円弧面によって滑らかに接続されている。
以上のように構成された車両用灯具1は、車両の夜間走行時に点灯されるが、その配光がハイビームとロービームに切り替えられる。
即ち、配光としてハイビームが選択された場合には、ロービーム用のLED9とハイビーム用のLED10が同時に駆動され、ハイビーム用のLED10から出射する光は、そのまま前方へ進んで投影レンズ6を透過することによって車両前方を照射する。又、ロービーム用のLED9から上方に向かって出射する光は、リフレクタ4によって反射して進行方向が車両前方へと変えられた後、投影レンズ6を透過して車両前方を照射することによってハイビーム光と共にハイビーム用配光を形成する。
そして、配光がロービームに切り替えられた場合には、ロービーム用のLED9のみが駆動され、このLED9から出射する光が前述のようにリフレクタ4で反射した後に投影レンズ6を透過して車両前方へと照射されてロービーム用配光を形成する。
ところで、ハイビーム用配光が選択されてロービーム用とハイビーム用の各光源基板7,8にそれぞれ実装されたLED9,10が同時に起動されて発光すると、これらのLED9,10が発熱して高温となるが、これらのLED9,10は、冷却ファン3による強制空冷によって冷却されてその温度上昇が低く抑えられる。
即ち、冷却ファン3から上向きにヒートシンク2へと向かう冷却風の一部は、図4に矢印Aにて示すようにヒートシンク2の上面部2A1と正面部2A2の各内面2a,2bの傾斜に沿って正面部2A2へと向かい、他は図4に矢印Bにて示すようにヒートシンク2の上面部2A1へと向かった後に上面部2A1に衝突して後方(図4の右方)に向かう。このため、冷却ファン3からの冷却風が分配されてそれぞれヒートシンク2の上面部2A1と正面部2A2に向かって上面側と正面側の各光源基板7,8を各々独立に強制空冷する。この結果、ヒートシンク8の上面側と正面側に配置された各光源基板7,8の放熱が互いの影響を受けることなく効率良くなされ、各光源基板7,8に実装されたLED9,10が効率良く冷却されてその温度上昇が低く抑えられるという効果が得られる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図5に基づいて以下に説明する。
図5は本発明の実施の形態2に係る車両用灯具の縦断面図であり、本図においては図4において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、冷却ファン3からの冷却風の一部をヒートシンク2の正面部2A2へと導く手段として、板厚が均一な正面部2A2を下方に向かって斜め前方に傾斜させることによって、該正面部2A2の冷却ファン3に対向する内面2bを下方に向かって斜め前方に傾く斜面としたことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態1のそれと同じである。
而して、本実施の形態においても、前記実施の形態1と同様に、冷却ファン3から上向きにヒートシンク2へと向かう冷却風の一部は、図5に矢印Aにて示すようにヒートシンク2の上面部2A1と正面部2A2の各内面2a,2bの傾斜に沿って正面部2A2へと向かい、他は図5に矢印Bにて示すようにヒートシンク2の上面部2A1へと向かった後に上面部2A1に衝突して後方(図5の右方)に向かう。このため、冷却ファン3からの冷却風が2つに分配されてそれぞれヒートシンク2の上面部2A1と正面部2A2に向かって上面側と正面側の各光源基板7,8を各々独立に強制空冷することとなり、これによって前記実施の形態1と同様の効果が得られる。特に、本実施の形態では、ヒートシンク2の正面部2A2を下方に向かって斜め前方に傾斜させるだけの簡単な構成によって前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
尚、ヒートシンク2の正面部2A2の傾斜角αが大きいほど該平面部2A2への冷却風量が増え、上面部2A1と正面部2A2との境界(交点)と冷却ファン3の前端面との距離xをヒートシンク2の放熱部範囲内で大きくするほど正面部2A2への冷却風量が増える。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図6に基づいて以下に説明する。
図6は本発明の実施の形態3に係る車両用灯具の縦断面図であり、本図においては図5において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、ヒートシンク2の上面部2A1の冷却ファン3の中心線上に、リフレクタ4に向かって開口する通気孔11を形成したことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態2のそれと同じである。尚、通気口11は、ロービーム用の光源基板7をヒートシンク2に固定するためのクリップ12を収容する孔を兼ねている。
而して、本実施の形態においても、冷却ファン3からの冷却風が分配されてそれぞれヒートシンク2の上面部2A1と正面部2A2に向かって上面側と正面側の各光源基板7,8を各々独立に強制空冷することとなるために前記実施の形態2と同様の効果が得られる他、ヒートシンク2の上面部2A1に向かう冷却風の一部が上面部2A1に形成された通気孔11から図6に矢印Cにて示すようにリフレクタ4に向けて噴出するため、この冷却風によってリフレクタ4が強制空冷されてその温度上昇が低く抑えられるという効果も得られる。
<実施の形態4>
次に、本発明の実施の形態4を図7に基づいて以下に説明する。
図7は本発明の実施の形態4に係る車両用灯具の縦断面図であり、本図においても図4において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態は、ヒートシンク2の正面部2A2に、投影レンズ6に向かって開口する通気孔13を形成したことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態2のそれと同じである。
而して、本実施の形態においても、冷却ファン3からの冷却風が分配されてそれぞれヒートシンク2の上面部2A1と正面部2A2に向かって上面側と正面側の各光源基板7,8を各々独立に強制空冷することとなるために前記実施の形態2と同様の効果が得られる他、ヒートシンク2の正面部2A2に向かう冷却風の一部が正面部2A2に形成された通気孔13から図7に矢印Dにて示すように投影レンズ6に向けて噴出するため、この冷却風によって投影レンズ6が強制空冷されてその温度上昇が低く抑えられるという効果も得られる。尚、通気口13に冷却風を導入し易くするために、該通気孔13の入口の開口面積を出口の開口面積よりも大きく設定することが望ましい。
図4より、ヒートシンク2の上面部2A1の内面2aの傾斜面は、LED9の位置付近を起点に下方に向かって斜め前方に傾いているが、LED9の周囲の内面は、平坦面になっており、正確にはその平坦面の前方端から傾斜面になっている。更に、ヒートシンク2の上面部2A1の内面2aと内面2cは、「への字状」の傾斜面になっており、LED9の位置付近を起点に下方に向かって斜め後方に傾いているが、より正確にはLED9の周囲の内面に形成された平坦面の後方端から傾斜している。
しかし、傾斜面の起点は、実施の形態以外でも、冷却ファン3の中心を上下方向に通る垂直線と上面部2A1の内面が交差する交点付近を起点としても良く、上面部2A1の通気孔11付近を起点としても良い。これらの場合も起点付近となる内面は平坦面としているが、曲率を有するR面としても良い。
ハイビーム用LED10は、ADB(Adaptive Driving Beam)ヘッドランプ(配光可変型前照灯)にも利用しても良い。ADBヘッドランプは、ハイビームの配光パターンにおいて先行車と対向車にグレアを与える部分のみを消灯し、それ以外の部分を点灯することによって運転者の視界の明るさを確保することができる。本発明において、セパレータと言われるリフレクタをハイビーム用LED10に配置すれば、ADBヘッドランプを実現することができる(セパレータに関する詳細は、特開2013−120649号公報参照のこと)。このセパレータにより、各LED10からラーンバシアン状に発光する光を点消灯しても、ADBヘッドランプに適した配光を形成することが可能になる。
ところで、以上は本発明を前照灯として使用される車両用灯具に対して適用した形態について説明したが、本発明は、複数の光源基板を強制空冷する冷却構造を備える他の車両用灯具に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 車両用灯具
2 ヒートシンク
2A ヒートシンクのベース板
2A1 ベース板の上面部
2A2 ベース板の正面部
2B ヒートシンクの放熱フィン
2a 上面部の内面(前方)
2b 正面部の内面
3 冷却ファン
4 リフレクタ
5 ホルダ
6 投影レンズ
7,8 光源基板
9,10 LED
11 通気孔
12 クリップ
13 通気孔

Claims (7)

  1. 略水平な上面部と該上面部の前端から下方に向かって一体に屈曲する正面部を備えるヒートシンクと、該ヒートシンクの上面部の上面と正面部の前面にそれぞれ光源が配置された光源基板と、前記ヒートシンクの下方に配置された冷却ファンを備える車両用灯具において、
    前記ヒートシンクの上面部と正面部の前記冷却ファンに対向する各内面を、下方に向かって斜め前方に傾く傾斜面としており、
    前記冷却ファンの前端部は、前記ヒートシンクの上面部と正面部との境界から垂直に下した境界線から離間していることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ヒートシンクの正面部を下方に向かって斜め前方に傾斜させたことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 前記ヒートシンクの上方にリフレクタを配置し、前記ヒートシンクの上面部に、前記リフレクタに向かって開口する通気孔を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用灯具。
  4. 前記ヒートシンクの前方にレンズを配置し、前記ヒートシンクの正面部に、前記レンズに向かって開口する通気孔を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用灯具。
  5. 前記ヒートシンクの上面部の傾斜面は、前記光源付近、前記上面部に形成された通気孔付近、又は、前記冷却ファンの中心を垂直に延ばした垂直線と前記上面部との交点付近を起点とし、上面部と正面部の境界まで、下方に向かって斜め前方に傾いていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車両用灯具。
  6. 前記ヒートシンクの上面部は、前記光源付近、前記上面部に形成された通気孔付近、又は、前記冷却ファンの中心を垂直に延ばした垂直線と前記上面部との交点付近を起点とし、当該起点から下方に向かって斜め後方に傾いていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両用灯具。
  7. 前記光源付近、前記上面部に形成された通気孔付近、又は、前記冷却ファンの中心を垂直に延ばした垂直線と前記上面部との交点付近は、平坦面又はR面であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両用灯具。
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