JP2018133121A - 半導体回路 - Google Patents

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Tsutomu Miyamae
勉 宮前
斉之 福田
Saiyuki Fukuda
斉之 福田
保坂 一仁
Kazuhito Hosaka
一仁 保坂
山口 剛史
Takashi Yamaguchi
剛史 山口
卓 田原
Suguru Tawara
卓 田原
大井川 功
Isao Oigawa
功 大井川
継太郎 三島
Keitaro Mishima
継太郎 三島
佐貫 雄一郎
Yuichiro Sanuki
雄一郎 佐貫
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Abstract

【課題】小規模な回路の追加でメモリのテストを行うことができる半導体回路を提供する

【解決手段】一実施形態の半導体回路は、複数のメモリ41, 42, 43を備え、メモリ41, 42
, 43は、メモリ41の出力ノードがメモリ42の入力ノードに接続されるように直列に接続さ
れ、テストデータを複数のメモリ41, 42, 43のうち1段目のメモリ41の入力ノードに出力
するテスト回路12と、複数のメモリ41, 42, 43のうち最終段のメモリ43の出力ノードから
出力されたデータと期待値データとを比較する比較回路とを備える。
【選択図】図1

Description

実施形態は、半導体回路に関する。
組み込み自己テスト回路(以下、BIST回路)が実装された半導体回路が知られてい
る。
特開2015−176619号公報
小規模な回路の追加でメモリのテストを行うことができる半導体回路を提供する。
実施形態の半導体回路は、j個(jは、2以上の所定の自然数)のメモリを備える半導
体回路において、前記j個のメモリの各々は、入力ノード、出力ノード、及び複数のメモ
リセルを備え、当該メモリの外部から入力されるアドレス信号に従って前記複数のメモリ
セルの一部のメモリセルを選択し、前記入力ノードを介して入力されたデータを前記選択
されたメモリセルに記憶し、前記選択されたメモリセルに記憶されたデータを読み出して
前記出力ノードを介して出力し、前記j個のメモリは、k段目(kは、k+1≦jを満た
す任意の自然数)のメモリの前記出力ノードがk+1段目のメモリの前記入力ノードに接
続されるように直列に接続され、前記半導体回路は、テストデータと期待値データとを出
力し、前記テストデータを前記j個のメモリのうち1段目のメモリの前記入力ノードに出
力するテスト回路と、前記j個のメモリのうちj段目のメモリの前記出力ノードから出力
されたデータと前記期待値データとを比較する比較回路とを更に備える。
図1は、実施形態に係る半導体回路の全体構成図である。 図2は、実施形態に係る半導体回路の詳細構成図である。 図3は、実施形態に係る半導体回路のテスト動作時における各種信号の第1タイミングチャートである。 図4は、実施形態に係る半導体回路のテスト動作時における各種信号の第2タイミングチャートである。 図5は、実施形態に係る半導体回路のテスト動作時における各種信号の第3タイミングチャートである。 図6は、実施形態に係る半導体回路のシフト動作に関する第1説明図である。 図7は、実施形態に係る半導体回路のシフト動作に関する第2説明図である。 図8は、実施形態に係る半導体回路の故障アドレスの特定に関する第1説明図である。 図9は、実施形態に係る半導体回路の故障アドレスの特定に関する第2説明図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の
機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。
1. 本実施形態に係る半導体回路の構成について
まず、本実施形態に係る半導体回路の構成について、図1を用いて説明する。図1は、
本実施形態に係る半導体回路の全体構成図である。
図示するように、本実施形態に係る半導体回路100は、半導体チップの周辺領域1、
中間領域2、及び中心領域3に回路を形成して構成される。周辺領域1は、半導体チップ
の一辺に隣接した領域である。中心領域3は、周辺領域1が隣接する半導体チップの辺か
ら離間した領域である。中間領域2は、周辺領域1と中心領域3との間に位置する領域で
ある。
周辺領域1には、第1メモリ群4と第2メモリ群5とが設けられる。第1メモリ群4は
、3つのRAM(Random Access Memory)41,42,43を含む。RAM41,42,
43は、それぞれ、独立して書き込み動作及び読み出し動作を行うことができる。RAM
41は、メモリセルアレイ41a、冗長セルアレイ41b、及びフリップフロップ41c
を含む。RAM42は、メモリセルアレイ42a、冗長セルアレイ42b、及びフリップ
フロップ42cを含む。RAM43は、メモリセルアレイ43a、冗長セルアレイ43b
、及びフリップフロップ43cを含む。RAM41,42,43のそれぞれは、入力ノー
ドと出力ノードとを有する。RAM41,42,43のそれぞれは、書き込み動作におい
て、入力ノードから受信した書き込み対象のデータ(以下、書き込みデータ)を記憶し、
読み出し動作において、読み出し対象のデータ(以下、読み出しデータ)を出力ノードか
ら出力する。
また、第2メモリ群5は、3つのRAM51,52,53を含む。RAM51,52,
53は、それぞれ、独立して書き込み動作及び読み出し動作を行うことができる。RAM
51は、メモリセルアレイ51a、冗長セルアレイ51b、及びフリップフロップ51c
を含む。RAM52は、メモリセルアレイ52a、冗長セルアレイ52b、及びフリップ
フロップ52cを含む。RAM53は、メモリセルアレイ53a、冗長セルアレイ53b
、及びフリップフロップ53cを含む。RAM51,52,53のそれぞれは、入力ノー
ドと出力ノードとを有する。RAM51,52,53のそれぞれは、書き込み動作におい
て、入力ノードから受信した書き込みデータを記憶し、読み出し動作において、読み出し
データを出力ノードから出力する。
RAM41,42,43,51,52,53の例としては、SRAM(Static Random Acc
ess Memory)が挙げられる。なお、以下の説明では、RAM41,42,43,51,52
,53のそれぞれを区別しない場合、参照符号を付さずに「RAM」と記載する。また、
同様に、例えばメモリセルアレイ41aなどのRAMの構成要素についても、その構成要
素がどのRAMに属するかを区別しない場合、「メモリセルアレイ」のように参照符号を
付さずに記載する。
フリップフロップ41cには、フューズ素子(図2のフューズ素子13)から不良アド
レス情報が転送される。RAM41は、フリップフロップ41cに格納された不良アドレ
ス情報を用いてアドレスのシフト動作を行う。このシフト動作については、後に詳述する
。冗長セルアレイ41bは、シフト動作が行われた際にデータの格納に用いられる。フリ
ップフロップ42c,43cには、フリップフロップ41cに格納される不良アドレス情
報と同一の不良アドレス情報がフューズ素子から転送される。そして、RAM42,43
は、RAM41と同様にアドレスのシフト動作を行い、冗長セルアレイ42b,43bが
データの格納に用いられる。
フリップフロップ51c,52c,53cにも、フューズ素子から不良アドレス情報が転
送される。ただし、フリップフロップ51c,52c,53cに格納される不良アドレス情
報は、フリップフロップ41c,42c,43cに格納される不良アドレス情報と同一であ
る必要はなく、異なるものであってもよい。RAM51,52,53は、不良アドレス情報
をもとにアドレスのシフト動作を行い、冗長セルアレイ51b,52b,53bをデータの
格納に用いる。
中間領域2には、セレクタ6−1,6−2,6−3,7−1,7−2,7−3とキャプチャ
レジスタ8,9とが設けられる。中心領域3には、論理回路10,11とBIST(Buil
t-In Self Test)回路12とが設けられる。論理回路10は、第1メモリ群4からデータ
を読み出して、各種の演算を行い、演算の結果を第1メモリ群4に記憶する。論理回路1
1は、第2メモリ群5からデータを読み出して各種の演算を行い、演算の結果を第2メモ
リ群5に記憶する。BIST回路12は、所定のパターンのデータ(以下、パターンデー
タ)を第1メモリ群4及び第2メモリ群5に書き込み、そのパターンデータを第1メモリ
群4及び第2メモリ群5から読み出すことで、第1メモリ群4及び第2メモリ群5のテス
トを実行する。
半導体回路100の通常動作時、論理回路10は、第1メモリ群4にデータを書き込む
ための制御信号と書き込みデータをセレクタ6−1,6−2,6−3に送信する。また、論
理回路10は、第1メモリ群4からデータを読み出すための制御信号をセレクタ6−1,
6−2,6−3に送信する。同様に、論理回路11は、第2メモリ群5にデータを書き込
むための制御信号と書き込みデータをセレクタ7−1,7−2,7−3に送信する。また、
論理回路11は、第2メモリ群5からデータを読み出すための制御信号をセレクタ7−1
,7−2,7−3に送信する。
半導体回路100のテスト動作時、BIST回路12は、第1メモリ群4にパターンデ
ータを書き込むための制御信号とパターンデータとをセレクタ6−1,6−2,6−3に送
信する。また、BIST回路12は、第1メモリ群4からパターンデータを読み出すため
の制御信号をセレクタ6−1,6−2,6−3に送信する。同様に、BIST回路12は、
第2メモリ群5にパターンデータを書き込むための制御信号とパターンデータとをセレク
タ7−1,7−2,7−3に送信する。また、BIST回路12は、第2メモリ群5からパ
ターンデータを読み出すための制御信号をセレクタ7−1,7−2,7−3に送信する。
セレクタ6−1は、半導体回路100の通常動作時、論理回路10から受信した制御信
号をRAM41に送信する。また、セレクタ6−1は、論理回路10がRAM41にデー
タを書き込むとき、論理回路10から受信した書き込みデータをRAM41に送信する。
セレクタ6−2は、半導体回路100の通常動作時、論理回路10から受信した制御信号
をRAM42に送信する。また、セレクタ6−2は、論理回路10がRAM42にデータ
を書き込むとき、論理回路10から受信した書き込みデータをRAM42に送信する。セ
レクタ6−3は、半導体回路100の通常動作時、論理回路10から受信した制御信号を
RAM43に送信する。また、セレクタ6−3は、論理回路10がRAM43にデータを
書き込むとき、論理回路10から受信した書き込みデータをRAM43に送信する。
セレクタ6−1は、半導体回路100のテスト動作時、BIST回路12から受信した
制御信号をRAM41に送信し、BIST回路12から受信したパターンデータをRAM
41に送信する。セレクタ6−2は、半導体回路100のテスト動作時、BIST回路1
2から受信した制御信号をRAM42に送信する。セレクタ6−3は、半導体回路100
のテスト動作時、BIST回路12から受信した制御信号をRAM43に送信する。
セレクタ7−1は、半導体回路100の通常動作時、論理回路11から受信した制御信
号をRAM51に送信する。また、セレクタ7−1は、論理回路11がRAM51にデー
タを書き込むとき、論理回路11から受信した書き込みデータをRAM51に送信する。
セレクタ7−2は、半導体回路100の通常動作時、論理回路11から受信した制御信号
をRAM52に送信する。また、セレクタ7−2は、論理回路11がRAM52にデータ
を書き込むとき、論理回路11から受信した書き込みデータをRAM52に送信する。セ
レクタ7−3は、半導体回路100の通常動作時、論理回路11から受信した制御信号を
RAM53に送信する。また、セレクタ7−3は、論理回路11がRAM53にデータを
書き込むとき、論理回路11から受信した書き込みデータをRAM53に送信する。
セレクタ7−1は、半導体回路100のテスト動作時、BIST回路12から受信した
制御信号をRAM51に送信し、BIST回路12から受信したパターンデータをRAM
51に送信する。セレクタ7−2は、半導体回路100のテスト動作時、BIST回路1
2から受信した制御信号をRAM52に送信する。セレクタ7−3は、半導体回路100
のテスト動作時、BIST回路12から受信した制御信号をRAM53に送信する。
半導体回路100のテスト動作時、RAM41,42,43は、以下のように動作する。
BIST回路12からRAM41の入力ノードにパターンデータが送信される。RAM
41は、BIST回路12から受信した制御信号に従って書き込み動作を行い、BIST
回路12から受信したパターンデータをメモリセルアレイ41aに記憶する。また、RA
M41は、BIST回路12から受信した制御信号に従って読み出し動作を行い、先の書
き込み動作でメモリセルアレイ41aに記憶されたパターンデータを読み出す。読み出さ
れたパターンデータは、RAM41の出力ノードからセレクタ6−4を介してRAM42
の入力ノードに送信される。
RAM42は、BIST回路12から受信した制御信号に従って書き込み動作を行い、
RAM41から受信したパターンデータをメモリセルアレイ42aに記憶する。また、R
AM42は、BIST回路12から受信した制御信号に従って読み出し動作を行い、先の
書き込み動作でメモリセルアレイ42aに記憶されたパターンデータを読み出す。読み出
されたパターンデータは、RAM42の出力ノードからセレクタ6−5を介してRAM4
3の入力ノードに送信される。
RAM43は、BIST回路12から受信した制御信号に従って書き込み動作を行い、
RAM42から受信したパターンデータをメモリセルアレイ43aに記憶する。また、R
AM43は、BIST回路12から受信した制御信号に従って読み出し動作を行い、先の
書き込み動作でメモリセルアレイ43aに記憶されたパターンデータを読み出す。読み出
されたパターンデータは、RAM43の出力ノードからキャプチャレジスタ8に送信され
る。
キャプチャレジスタ8は、RAM43から出力されたデータを記憶する。もしデータの
書き込み及び読み出しが行われたRAM41,42,43に不良がなければ、RAM43か
ら出力されるデータは、RAM41に最初に入力されたパターンデータと一致する。パタ
ーンデータを期待値データとして、キャプチャレジスタ8に記憶されたデータと期待値デ
ータとを比較することで、RAM41,42,43の不良の有無を検知する。
このように、半導体回路100のテスト動作時、RAM41,42,43は、k段目(k
は、k+1≦3を満たす任意の自然数)のRAMの出力ノードがk+1段目のRAMの入
力ノードに接続されるように直列に接続される。ここで、1段目のRAMは、RAM41
に相当する。2段目のRAMは、RAM42に相当する。3段目のRAMは、RAM43
に相当する。
一方、半導体回路100の通常動作時、RAM41,42,43のそれぞれは、論理回路
10との間で直接データの授受を行う。RAM41,42,43は、論理回路10に対して
並列に接続される。RAM41,42,43は、直列に接続された場合の前段のRAM(例
えば、RAM43に対するRAM41,42)を介さずに論理回路10から書き込みデー
タを受信し、後段のRAM(例えば、RAM41に対するRAM42,43)を介さずに
論理回路10に読み出しデータを送信する。
以上では、第1メモリ群4を例に半導体回路100の通常動作とテスト動作とを説明し
たが、第2メモリ群5も同様の動作を行う。以上の説明で、第1メモリ群4を第2メモリ
群5に読み替え、セレクタ6−1〜6−3をセレクタ7−1〜7−3に読み替え、キャプ
チャレジスタ8をキャプチャレジスタ9に読み替えることで、第2メモリ群5の動作に関
する説明を得ることができる。
次に、本実施形態に係る半導体回路の詳細構成について、図2を用いて説明する。なお
、図2では、説明の便宜上、図1で示した半導体回路100の一部(第1メモリ群4とそ
の周辺回路)を示している。
図2に示すように、半導体回路100は、フューズ素子13、入力端子14、セレクタ
15、アドレスレジスタ16−1,16−2、比較回路17、及び出力ノード18を備え
る。フューズ素子13は、前述の通り、不良アドレス情報を記憶する。入力端子14は、
半導体チップの外部からデータを入力可能であり、フリップフロップ41c,42c,43
cに格納される不良アドレス情報を任意のデータに設定するために用いられる。セレクタ
15は、フューズ素子13の出力と入力端子14の出力とのうち一方を選択してフリップ
フロップ41cに出力する。
セレクタ6−1は、論理回路10の出力とBIST回路12の出力とのうち一方を選択
してRAM41に出力する。セレクタ6−2は、論理回路10の出力とBIST回路12
及びアドレスレジスタ16−1の出力とのうち一方を選択してRAM42に出力する。セ
レクタ6−3は、論理回路10の出力とBIST回路12及びアドレスレジスタ16−2
の出力とのうち一方を選択してRAM43に出力する。
BIST回路12は、クロック信号CLK、チップイネーブル信号CE、ライトイネー
ブル信号WE0,WE1,WE2、アドレス信号addr、パターンデータdata、及び
期待値データexpを出力する。クロック信号CLKは、RAM41,42,43の動作ク
ロックとしてRAM41,42,43に供給される。ライトイネーブル信号WE0,WE1,
WE2は、要求する動作が書き込み動作であるか読み出し動作であるかをRAMに伝達す
るための制御信号である。ライトイネーブル信号WE0,WE1,WE2は、アサートされ
たときに書き込み動作を示し、ネゲートされたときに読み出し動作を示す。ライトイネー
ブル信号WE0は、RAM41に供給される。ライトイネーブル信号WE1は、RAM4
2に供給される。ライトイネーブル信号WE2は、RAM43に供給される。アドレス信
号addrは、RAMの書き込み対象/読み出し対象のメモリセルを指定する制御信号で
ある。アドレス信号addrは、アドレス信号ADD0としてRAM41に供給される。
アドレスレジスタ16−1は、BIST回路12から出力されたアドレス信号addr
をクロック信号CLKに同期してラッチし、ラッチしたアドレス信号をアドレスADD1
としてRAM42に供給する。アドレスレジスタ16−2は、アドレスレジスタ16−1
から出力されたアドレス信号ADD1をクロック信号CLKに同期してラッチし、ラッチ
したアドレス信号をアドレス信号ADD2としてRAM43に供給する。このアドレスレ
ジスタ16−1,16−2のラッチ動作により、アドレス信号ADD1は、アドレス信号
addr(アドレス信号ADD0)をクロック信号CLKの1サイクル分遅延させた信号
となり、アドレス信号ADD2は、アドレス信号addr(アドレス信号ADD0)をク
ロック信号CLKの2サイクル分遅延させた信号となる。
比較回路17は、キャプチャレジスタ8に保持されたRAM43の出力データcapt
ure_regを期待値データexpと比較する。出力ノード18は、比較回路17の比
較結果flagを出力する。
図3乃至図5は、実施形態に係る半導体回路のテスト動作時における各種信号のタイミ
ングチャートである。
図3に示す期間T1において、RAM41に対するパターンデータの書き込みが行われ
る。最初に、BIST回路12は、RAM41に対するパターンデータwrite_da
ta_0の書き込みを行う(期間T1−1)。具体的には、BIST回路12は、ライト
イネーブル信号WE0をアサートしながら、アドレス信号addr_0、及びパターンデ
ータwrite_data_0をRAM41に送信する。パターンデータwrite_d
ata_0は、アドレス信号addr_0で指定されたメモリセルに書き込まれる。
続いて、BIST回路12は、RAM41に対するパターンデータwrite_dat
a_1の書き込みを行う(期間T1−2)。具体的には、BIST回路12は、ライトイ
ネーブル信号WE0をアサートしながら、アドレス信号addr_1、及びパターンデー
タwrite_data_1をRAM41に送信する。パターンデータwrite_da
ta_1は、アドレス信号addr_1で指定されたメモリセルに書き込まれる。アドレ
ス信号addr_1は、アドレス信号addr_0のアドレスをインクリメントまたはデ
クリメントした信号である。
以後も同様に、BIST回路12は、アドレス信号をインクリメントまたはデクリメン
トしながら、アドレス信号で指定されたメモリセルにパターンデータを書き込む。この書
き込み動作は、RAM41のすべてのメモリセルにパターンデータが書き込まれるまで繰
り返し行われる。
次に、図4に示す期間T2において、期間T1でRAM41に書き込んだパターンデー
タのRAM41からの読み出しと、RAM41から読み出したパターンデータのRAM4
2への書き込みとが行われる。なお、期間T1の終了時(図3中の“1”と記載した時点
)と期間T2の開始時(図4中の“1”と記載した時点)とは同一時点であり、期間T1
での動作と期間T2での動作とは連続して行われる。
最初に、BIST回路12は、RAM41からのデータread_data_0の読み
出しを行う(期間T2−1)。具体的には、BIST回路12は、ライトイネーブル信号
WE0をネゲートしながら、アドレス信号addr_0をRAM41に送信する。アドレ
ス信号addr_0で指定されたメモリセルからデータread_data_0が読み出
される。データread_data_0は、データwrite_data_0としてRA
M42に送信される。
続いて、BIST回路12は、RAM41からのデータread_data_1の読み
出しと、RAM42に対するデータwrite_data_0の書き込みとを並行して行
う(期間T2−2)。具体的には、BIST回路12は、ライトイネーブル信号WE0を
ネゲートしながら、アドレス信号addr_1をRAM41に送信する。アドレス信号a
ddr_1で指定されたメモリセルからデータread_data_1が読み出され、R
AM42に出力される。また、BIST回路12はライトイネーブル信号WE1をアサー
トする。このとき、アドレスレジスタ16−1は、クロック信号CLKの先のサイクルで
BIST回路12が出力したアドレス信号addr_0をRAM42に送信する。データ
write_data_0は、アドレス信号addr_0で指定されたメモリセルに書き
込まれる。
以後も同様に、BIST回路12は、アドレス信号をインクリメントまたはデクリメン
トしながら、RAM41からデータを読み出しつつ、読み出したデータをRAM42に書
き込んでいく。この書き込み動作は、RAM42のすべてのメモリセルにデータが書き込
まれるまで繰り返し行われる。
次に、図5に示す期間T3において、期間T2でRAM42に書き込んだパターンデー
タのRAM42からの読み出しと、RAM42から読み出したパターンデータのRAM4
3への書き込みとが行われる。なお、期間T2の終了時(図4中の“2”と記載した時点
)と期間T3の開始時(図5中の“2”と記載した時点)とは同一時点であり、期間T2
での動作と期間T3での動作とは連続して行われる。
最初に、BIST回路12は、RAM42からのデータread_data_0の読み
出しを行う(期間T3−1)。具体的には、BIST回路12は、ライトイネーブル信号
WE1をネゲートしながら、アドレス信号addr_0をRAM42に送信する。アドレ
ス信号addr_0で指定されたメモリセルからデータread_data_0が読み出
される。データread_data_0は、データwrite_data_0としてRA
M43に送信される。
続いて、BIST回路12は、RAM42からのデータread_data_1の読み
出しと、RAM43に対するデータwrite_data_0の書き込みとを並行して行
う(期間T3−2)。具体的には、BIST回路12は、ライトイネーブル信号WE1を
ネゲートしながら、アドレス信号addr_1をRAM42に送信する。アドレス信号a
ddr_1で指定されたメモリセルからデータread_data_1が読み出され、R
AM43に出力される。また、BIST回路12はライトイネーブル信号WE2をアサー
トする。このとき、アドレスレジスタ16−2は、クロック信号CLKの先のサイクルで
アドレスレジスタ16−1が出力したアドレス信号addr_0をRAM43に送信する
。データwrite_data_0は、アドレス信号addr_0で指定されたメモリセ
ルに書き込まれる。
以後も同様に、BIST回路12は、アドレス信号をインクリメントまたはデクリメン
トしながら、RAM42からデータを読み出しつつ、読み出したデータをRAM43に書
き込んでいく。この書き込み動作は、RAM43のすべてのメモリセルにデータが書き込
まれるまで繰り返し行われる。
次に、期間T4において、期間T3でRAM43に書き込まれたパターンデータの読み
出しが行われる。BIST回路12は、ライトイネーブル信号WE2をネゲートしながら
、アドレス信号addr_0をRAM42に送信する。アドレス信号addr_0で指定
されたメモリセルからデータread_data_0が読み出され、キャプチャレジスタ
8に出力される。キャプチャレジスタ8は、データcapture_regとしてデータ
read_data_0を保持する。比較回路17は、このデータcapture_re
gを期待値データであるパターンデータwrite_data_0と比較する。
以後も同様に、BIST回路12は、アドレス信号をインクリメントまたはデクリメン
トしながら、RAM43からデータを読み出しつつ、読み出したデータをパターンデータ
と比較する。この読み出し動作は、RAM43のすべてのメモリセルから読み出されたデ
ータがパターンデータと比較されるまで繰り返し行われる。
次に、本実施形態に係る半導体回路のシフト動作を図6及び図7を用いて説明する。こ
こでは、図6を参照して、製品出荷時の半導体回路100のテストを説明する。また、図
7を参照して、製品出荷時のテストで検出された初期不良の救済を説明する。なお、以下
ではRAM41,42,43を例に挙げて説明する。
図6は、シフト動作を行う前のメモリセルアレイとRAMの入力ノード及び出力ノード
との接続関係を示す。図6では、RAM41,42,43の入力ノードと出力ノードとが直
接に接続されているとき(半導体回路100のテスト動作時)の接続関係を示している。
図6に示すように、半導体回路100は、入力ノード群41d、入出力ノード群42d
、入出力ノード群43d、及び出力ノード群44を備える。入力ノード群41dは、RA
M41の入力ノードに該当する。入出力ノード群42dは、RAM41の出力ノードとR
AM42の入力ノードとに該当する。入出力ノード群43dは、RAM42の出力ノード
とRAM43の入力ノードとに該当する。出力ノード群44は、RAM43の出力ノード
に該当する。入力ノード群41d、入出力ノード群42d,43d、及び出力ノード群4
4のそれぞれは、RAMの入力/出力のビット幅(mビット)に対応したm個のノードか
ら構成される。このm個のノードには、RAMに入力される書き込みデータ、またはRA
Mから出力される読み出しデータ(Bit〔m−1:0〕)が、下位ビットから上位ビッ
トにかけて順番に割り当てられる。
メモリセルアレイ41aの“x”で示した位置19に不良が発生していると仮定する。
以下では、位置19のメモリセルを第1不良セルと称す。図6では、不良アドレス情報が
フューズ素子13に記憶されていない。このため、不良アドレス情報はフリップフロップ
41b,42b,43bに転送されず、不良アドレス情報はフリップフロップ41b,42
b,43bに格納されない。
RAMの書き込み動作時、RAMに入力されるアドレス信号によってメモリセルアレイ
内のm個のメモリセルと冗長セルアレイ内の1個のメモリセルとが選択される。不良アド
レス情報がフリップフロップに格納されないとき、アドレス信号によって選択されたメモ
リセルアレイ内のm個のメモリセルと冗長セルアレイ内の1個のメモリセルとのうち、メ
モリセルアレイ内のm個のメモリセルがm個のRAMの入力ノード及び出力ノードに一対
一で接続され、冗長セルアレイ内の1個のメモリセルはRAMの入力ノード及び出力ノー
ドに接続されない。そして、RAMの入力ノードから入力された書き込みデータは、メモ
リセルアレイ内の選択されたm個のメモリセルに記憶される。
半導体回路100のテスト動作時、BIST回路12は、パターンデータBit〔m−
1:0〕を入力ノード群41dに供給する。パターンデータのうちnビット目のデータB
it〔n〕は、入力ノード41d−1に供給される。入力ノード41d−1、及び入出力
ノード42d−1は第1不良セルに接続されている。よって、データBit〔n〕は第1
不良セルに書き込まれ、第1不良セルから読み出されたデータは入出力ノード42d−1
を介してRAM42に出力される。このデータは、RAM42、入出力ノード43d−1
、及びRAM43を介して出力ノード44−1に出力される。第1不良セルから読み出さ
れたデータは第1不良セルに書き込まれたデータと一致しない。このため、出力ノード4
4−1から出力されたデータとデータBit〔n〕とが比較回路17で比較されることで
、データBit〔n〕が書き込まれたRAM41,42,43のいずれかのメモリセルに初
期不良が存在することが検知される(図6中の出力ノード44−1のFail)。一方、
パターンデータBit〔m−1:0〕のうちnビット目のデータBit〔n〕以外のデー
タは、RAM41,42,43の良好なメモリセルに格納されるため、出力ノード群44か
ら出力されるデータと入力ノード群41dから入力されるデータとは一致する(図6中の
出力ノードのPass)。
半導体回路100のテスト動作時、BIST回路12は、図3乃至図5を参照して説明
したように、RAMに入力するアドレス信号をインクリメントしながら、出力ノード群4
4dから出力されるデータ(キャプチャレジスタ8の出力データ)を期待値データと比較
する。BIST回路12は、不良が検知されたアドレス信号とビット情報(パターンデー
タの何ビット目かを示す情報)とから、RAM41,42,43の少なくとも一つのRAM
のアドレス信号とビット情報とで特定されるメモリセルに初期不良が存在することを検知
する。
図7は、シフト動作を行って初期不良を救済した状態のメモリセルアレイとRAMの入
力ノード及び出力ノードとの接続関係を示す。
図6の動作で不良が検知されたビット位置(nビット目)を示す不良アドレス情報RD
_Dataがフューズ素子13に記憶される。不良アドレス情報RD_Dataは、フリ
ップフロップ41c,42c,43cに転送される。RAMは、図3の動作においてデータ
Bit〔n〕が記憶された第1不良セルにデータBit〔n〕が記憶されないように、メ
モリセルアレイとRAMの入力ノード及び出力ノードとの接続関係をシフトさせる。
具体的には、データBit〔n〕が供給される入力ノード41d−1は、図6の動作に
おいてデータBit〔n+1〕が記憶されたメモリセル(図6において入力ノード41d
−2が接続されていたメモリセル)に接続される。データBit〔n+1〕が供給される
入力ノード41d−2は、図6の動作においてデータBit〔n+2〕が記憶されたメモ
リセルに接続される。つまり、パターンデータのjビット目(jは、n≦j<m−1を満
たす自然数)のデータBit〔j〕は、図6の動作においてデータBit〔j+1〕が記
憶されたメモリセルに記憶される。また、データBit〔m−1〕が供給される入力ノー
ド41d−3は、冗長セルアレイ41bに接続される。
RAM41の入力ノード及び出力ノードだけではなく、RAM42,43についても、
データBit〔n〕が記憶されたメモリセルをスキップするように、メモリセルアレイと
入力ノード及び出力ノードとの接続関係がシフトされる。
具体的には、入出力ノード42d−1は、図6の動作においてデータBit〔n+1〕
が記憶されたRAM41,42のメモリセル(図6において入力ノード42d−2が接続
されていたメモリセル)に接続される。入出力ノード42d−3は、冗長セルアレイ41
b,42bに接続される。入出力ノード43d−1は、図6の動作においてデータBit
〔n+1〕が記憶されたRAM42,43のメモリセル(図6において入力ノード43d
−2が接続されていたメモリセル)に接続される。入出力ノード42d−3は、冗長セル
アレイ42b,43bに接続される。出力ノード44−1は、図6の動作においてデータ
Bit〔n+1〕が記憶されたRAM43のメモリセル(図6において入力ノード44−
2が接続されていたメモリセル)に接続される。出力ノード44d−3は、冗長セルアレ
イ43bに接続される。
この図7の接続関係では、第1不良セルがデータの格納に用いられない。このため、B
IST回路12のテスト動作において出力ノード44−1から出力されるデータは、入力
ノード41d−1に入力されたデータと一致し、不良は検知されない(図7中の出力ノー
ド44−1のPass)。このように、シフト動作では、第1不良セルがデータの格納に
使用されないようにメモリセルアレイとRAMの入力ノード及び出力ノードとの接続関係
をシフトさせることで、RAMの不良を救済する。
次に、図7の状態で製品を出荷した後、異なるメモリセルに新たに不良が発生した場合
の故障アドレスの特定方法について、図8及び図9を参照して説明する。図8は、シフト
動作が行われた図7の状態においてメモリセルアレイ41aの位置20に新たな不良が発
生した場合を示す。以下では、位置20のメモリセルを第2不良セルと称す。
半導体回路100のテスト動作時、BIST回路12は、パターンデータBit〔m−
1:0〕を入力ノード群41dに供給する。パターンデータのうちoビット目のデータB
it〔o〕は、入力ノード41d−4に供給される。入力ノード41d−4、及び入出力
ノード42d−4は、第2不良セルに接続されている。よって、データBit〔o〕は第
2不良セルに書き込まれ、第2不良セルから読み出されたデータは入出力ノード42d−
4を介してRAM42に出力される。このデータは、RAM42、入出力ノード43d−
4、及びRAM43を介して出力ノード44−4に出力される。第2不良セルから読み出
されたデータは第2不良セルに書き込まれたデータと一致しない。このため、出力ノード
44−1から出力されたデータとデータBit〔o〕とが比較回路17で比較されること
で、データBit〔o〕が書き込まれたRAM41,42,43のいずれかのメモリセルに
不良が存在することが検知される(図8中の出力ノード44−4のFail)。しかし、
この時点では、入力ノード41d−4、及び出力ノード44−4に対応するビット位置(
oビット目)に不良セルが存在すると分かるだけで、RAM41,42,43のうちのどれ
に、その不良セルがあるのか、判別できない。
そこで、図9で示すように、フリップフロップ41c,42c,43cのうち1つの不良
アドレス情報のみを変更することで、RAM41,42,43のうちのどれに不良セルがあ
るかを特定する。図9では、セレクタ15は、入力端子14の出力を選択してフリップフ
ロップ41cに供給する。そして、入力端子14から解析データ(解析Data)を入力
し、解析データをフリップフロップ41cに保持させる。フリップフロップ42c,43
cは、不良アドレス情報RD_Dataを保持する。このように、フリップフロップ41
cが保持する不良アドレス情報のみを変更することで、メモリセルアレイとRAMの入力
ノード及び出力ノードとの接続関係は、図9で示すように変更される。
データBit〔o〕が供給される入力ノード41d−4は、図8の動作においてデータ
Bit〔o+1〕が記憶されたメモリセル(図8において入力ノード41d−5が接続さ
れていたメモリセル)に接続される。データBit〔o+1〕が供給される入力ノード4
1d−5は、図8の動作においてデータBit〔o+2〕が記憶されたメモリセルに接続
される。つまり、パターンデータのkビット目(kは、o≦k<m−1を満たす自然数)
のデータBit〔k〕は、図8の動作においてデータBit〔k+1〕が記憶されたメモ
リセルに記憶される。
入出力ノード42d−4は、図8の動作においてデータBit〔o+1〕が記憶された
RAM41のメモリセル(図8において入力ノード42d−5が接続されていたRAM4
1のメモリセル)に接続される。一方、フリップフロップ42c,43cの不良アドレス
情報は変更されていないため、入出力ノード群42d、43d、及び出力ノード群44と
メモリセルアレイ42a,43aとの接続関係は、図8から変更されない。
この図9の接続関係では、第2不良セルがデータの格納に用いられない。このため、B
IST回路12のテスト動作において出力ノード44−4から出力されるデータは、入力
ノード41d−1に入力されたデータと一致し、不良は検知されない(図9中の出力ノー
ド44−4のPass)。
ここでは、フリップフロップ41cの不良アドレス情報を解析データに変更する場合を
説明したが、例えばフリップフロップ42cの不良アドレス情報を解析データに変更し、
フリップフロップ41c,43cに不良アドレス情報RD_Dataを保持させた場合、
入力ノード群41d、及び入出力ノード群42dとメモリセルアレイ41aとの接続関係
は、図8から変更されず、第2不良セルがデータの格納に用いられる。このため、出力ノ
ード44−4の出力からメモリセルの不良が依然検知される。このことは、フリップフロ
ップ43cの不良アドレス情報を解析データに変更し、フリップフロップ41c,42c
に不良アドレス情報RD_Dataを保持させた場合も同様である。
このように、フリップフロップ41c,42c,43cの不良アドレス情報を一つずつ変
更していき、どの不良アドレス情報を変更したときに、図8の動作で検知されたメモリセ
ルの不良が検知されなくなるかを見ることで、RAM41,42,43のうちのどれに不良
セルがあるかを特定する。
2. 本実施形態に係る効果
ここで、図2のキャプチャレジスタ8や比較回路17のようなRAMのテスト用回路を
RAMごとに設ける場合を考える。この場合、RAMの数が増えるほど、追加になるテス
ト用回路が増えるため、チップサイズに影響する。また、図1で示したように、RAMは
半導体チップの周辺領域に配置され、それと接続される論理回路は、半導体チップの中心
領域に配置される場合がある。このとき、テスト用回路やテスト用の信号パスは中間領域
に配置されることが多い。テスト用回路が増えると、テスト用の信号パスの本数も自ずと
増えるため、テスト用の信号パスが中間領域で込み合い、RAM近傍での配線配置の自由
度が低下する。これに対し、本実施形態に係る半導体回路では、テスト動作時、複数のR
AMの入力ノード及び出力ノードが直列に接続され、これらの直列に接続された複数のR
AMでキャプチャレジスタ8や比較回路17などのテスト用回路が共用されている。この
ため、テスト用回路をRAMごとに設ける場合に比較して、テスト用回路の数を削減する
ことができ、チップサイズを小さくするとともに、RAM近傍での配線配置の自由度を確
保することができる。
また、複数のRAMの入力ノード及び出力ノードを直列に接続すると、期待値データと
比較されるデータが複数のRAMを介して出力されるため、複数のRAMのいずれに不良
セルが存在するのか、判別できなくなる。しかし、本実施形態に係る半導体回路では、不
良アドレス情報をRAMごとに個別に設定することができる。このため、図8及び図9で
示したように、RAMの不良アドレス情報を1つずつ変更しながら不良セルの検知の有無
を観測することで、不良セルを含むRAMを特定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様
々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、
置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に
含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるもので
ある。
例えば、以上の説明では、本実施形態に係る半導体回路が備えるメモリの例としてRA
Mを挙げた。しかし、当該メモリの外部からのアドレス信号に従って複数のメモリセルの
一部のメモリセルが選択されるメモリであれば、RAMに限定されない。例えば、NAN
D型フラッシュメモリ、NOR型フラッシュメモリであってもよい。また、以上の説明で
は、RAMの例としてSRAMを挙げたが、SRAMに限らず、DRAM(Dynamic Rand
om Access Memory)、MRAM(Magnetic Random Access Memory)、PCRAM(Phase
Change Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)
であってもよい。
また、以上の説明では、シフト動作で接続関係をシフトできる個数を1つのRAMあた
り1個としているが、シフトできる個数は1個に限られない。
100…半導体回路、1…周辺領域、2…中間領域、3…中心領域、4…第1メモリ群
、41,42,43…RAM、41a,42a,43a…メモリセルアレイ、41b,42b,
43b…冗長セルアレイ、41c,42c,43c…フリップフロップ、41d…入力ノー
ド群、42d,43d…入出力ノード群、44…出力ノード群、5…第2メモリ群、51,
52,53…RAM、51a,52a,53a…メモリセルアレイ、51b,52b,53b
…冗長セルアレイ、51c,52c,53c…フリップフロップ、6−1,6−2,6−3,
6−4,6−5,7−1,7−2,7−3,7−4,7−5…セレクタ、8,9…キャプチャレ
ジスタ、10,11…論理回路、12…BIST回路、13…フューズ素子、14…入力
端子、15…セレクタ、16−1,16−2…アドレスレジスタ、17…比較回路、18
…出力ノード

Claims (5)

  1. j個(jは、2以上の所定の自然数)のメモリを備える半導体回路において、
    前記j個のメモリの各々は、入力ノード、出力ノード、及び複数のメモリセルを備え、
    当該メモリの外部から入力されるアドレス信号に従って前記複数のメモリセルの一部のメ
    モリセルを選択し、前記入力ノードを介して入力されたデータを前記選択されたメモリセ
    ルに記憶し、前記選択されたメモリセルに記憶されたデータを読み出して前記出力ノード
    を介して出力し、
    前記j個のメモリは、k段目(kは、k+1≦jを満たす任意の自然数)のメモリの前
    記出力ノードがk+1段目のメモリの前記入力ノードに接続されるように直列に接続され

    前記半導体回路は、
    テストデータと期待値データとを出力し、前記テストデータを前記j個のメモリのうち
    1段目のメモリの前記入力ノードに出力するテスト回路と、
    前記j個のメモリのうちj段目のメモリの前記出力ノードから出力されたデータと前記
    期待値データとを比較する比較回路とを更に備える
    ことを特徴とする半導体回路。
  2. 前記j個のメモリのうち一のメモリとの間で、前記j個のメモリのうちの他のメモリを
    介さずにデータを授受する論理回路とを更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体回路。
  3. 前記j個のメモリ、前記テスト回路、前記比較回路、及び前記論理回路は、半導体チッ
    プ上に設けられ、
    前記j個のメモリは、前記半導体チップの一の辺側の第1領域に配置され、
    前記論理回路は、前記第1領域より前記一の辺から離間した第2領域に配置され、
    前記テスト回路、及び前記比較回路は、前記第1領域と前記第2領域との間に位置する
    第3領域に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体回路。
  4. 前記j個のメモリ、前記テスト回路、前記比較回路、及び前記論理回路は、半導体チッ
    プ上に設けられ、
    前記j個のメモリの各々は、不良アドレス情報を格納する記憶回路を備え、前記不良ア
    ドレス情報に従って、当該メモリの前記入力ノード及び前記出力ノードと当該メモリのメ
    モリセルとの接続関係を変更し、
    前記記憶回路に格納される前記不良アドレス情報は、前記半導体チップの外部から入力
    するデータによって変更することが可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体回路。
  5. 前記メモリは、RAM(Random Access Memory)である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体回路。
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