JP2018130004A - 直流電源装置 - Google Patents

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Yasuhiro Eramoto
康博 恵良本
田中 彰
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彰 田中
聡隆 加藤
Satotaka Kato
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Abstract

【課題】直流入力電源から直流電圧電源を要する負荷装置との間に介在する直流電源装置において、太陽光発電や蓄電装置等の主回路と電力系統間の絶縁を要するシステムや医療用の高電圧システム等での絶縁を要する装置では、高周波スイッチング化の要望に対してスイッチング損失が大きく、特に中小負荷に対する損失が大きく、小型のDC/DC変換直流電源装置が得にくい状況であったが本発明により市場性のある小型、低価格な電源を提供する。【解決手段】直流電源装置の定格負荷時等の比較的大きな負荷に対してはゼロ電圧スイッチング手法により損失の低減は可能であったが中小負荷での損失が増大し、先行技術文献1等の対策手法が考察されているが高電圧の主回路等では追加装置が大きく高価であったが、本開発手段では補助ゼロ電圧スイッチング回路を1次側フルブリッジに付加することで、低価格、且つ小型な直流電源装置を実現している。【選択図】図1

Description

本発明は、昇圧または降圧直流電源装置である直流電源装置に関する。
従来から昇圧または降圧の直流電源装置に用いられるDC/DC変換器として、フルブリッジ型である4個のスイッチング素子を交互にON/OFFさせて、高周波トランスの1次側に双方向の電圧を印加する技術が知られている。この従来技術は直流入力電源から昇圧または降圧回路を介して異電圧直流出力を負荷装置に供給するもので、低損失半導体素子や高周波スイッチング化することで小型化や省電力損失化を図っているものである。
従来の昇圧または降圧DC/DC変換器を、一般的な機能ブロック図で表現すると、図4に示すような構成になっている。図4において、1は直流入力電源、2は入力平滑用コンデンサ、3はフルブリッジ変換器、4は昇圧または降圧用高周波トランス、5はフルブリッジ整流器、6は出力平滑用コンデンサ、7は負荷装置である。8は出力電圧基準、9は絶縁回路、10は加減算器、11は演算増幅器、12は公知のPWM発生器、13はスイッチング素子駆動用増幅器である。フルブリッジ変換器3は21〜24のスイッチング素子である4個の主回路素子と25〜28のゼロ電圧スイッチング用コンデンサで構成されており、フルブリッジ整流器5は29〜32の整流素子である4個の素子で構成されている。
次に動作について説明する。出力電圧基準8は出力電圧相当の正規化された基準であり、この出力電圧基準に対して、出力電圧は絶縁器9により主回路と絶縁され、制御用に正規化されて、加減算器10で加減算され、その差分が電圧誤差として演算増幅器11で増幅される。その演算増幅器11の出力はPWM発生器12に入力され、PWM変換される。4個のPWM変換信号はスイッチング素子駆動用増幅器13にて絶縁増幅されて主回路フルブリッジ変換器3のスイッチング素子をPWM駆動する。スイッチング素子21〜24は、例えば公知のIGBTやMOS−FET等で構成されPWM駆動、即ち、ON/OFFスイッチング制御する。
この結果、出力電圧は出力電圧基準に応じた一定電圧制御が構成され、一定な出力電圧に制御されることになる。
また、フルブリッジ変換器3の主回路スイッチング素子21と22、及び23と24上下の素子駆動信号間には、スイッチング素子の動作遅れ時間を考慮して公知の技術であるデッドタイム回路を備えている(不図示)。
フルブリッジ変換器3のスイッチング素子21〜24はON及びOFF動作時のスイッチング損失と素子がON状態時に発生する導通損失の大きく分けて2つの損失が生じることは公知の事象で、この損失の削減として種々の改善策が考案されている。
特にトランスの小型化の要請を受けてトランスの高周波化が進み、スイッチング損失の改善が重要、且つ急務であり、PWM(Pulse Width Modulation)制御手法としての位相シフト制御や25〜28のコンデンサを利用したゼロ電圧スイッチングによる損失の抑制を主とした技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2014−180111号公報
特許文献1に示された特徴はゼロ電圧スイッチングを目的とした位相シフト制御方式の軽負荷時に次のスイッチング動作時まで負荷電流が維持出来ず、ゼロ電圧スイッチングが成立しないことに対して、フルブリッジ構成されたスイッチング回路と共振リアクトルを介して接続されたトランスの1次巻線と、2次巻線に同期整流用素子を設けた短絡ループを形成させて1次電流を増加させて負荷電流が継続するようにしてゼロ電圧スイッチングを実現させる方法である。
従って、負荷変動範囲の大きいシステムでは軽負荷対応のためにトランスの2次巻線に設けた短絡用素子の容量を大きくする等の必要があり、また2次巻線側が高圧である場合には短絡用素子の絶縁強化のために外形が大きくなる等の問題があり、小型化や低価格化に課題を有する。
従って、本発明は、上記課題を解決する昇降圧用の直流電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、入力直流電源と、前記入力直流電源の直流電圧が印加される入力平滑用コンデンサと、前記入力平滑用コンデンサの正負間に接続されたフルブリッジ変換器であって、前記フルブリッジ変換器を構成する4個のスイッチング素子と、前記4個のそれぞれのスイッチング素子に並列に接続されたダイオードとゼロ電圧スイッチング用コンデンサと、前記フルブリッジ変換器の出力に接続されたトランスの1次巻線と、前記トランスの2次巻線出力に接続された整流器と、前記整流器の出力に並列に接続された出力平滑用コンデンサと、前記出力平滑用コンデンサの正負極を負荷装置へ出力し、前記フルブリッジ変換器を構成する前記4個のスイッチング素子を位相シフト制御することで前記負荷装置への出力電圧を一定に制御する直流電源装置において、前記フルブリッジ変換器の遅れ主アームに並列に補助アームを設け、前記遅れ主アームと前記補助アームとの中間点間に補助リアクトルを設けた補助回路を設け、前記遅れ主アームの一方のスイッチング素子のスイッチングOFFと同時に相反する前記補助アームの補助素子をスイッチングONし、一定時間後に当該補助素子をスイッチングOFFさせ、この間に、前記補助リアクトルに、前記遅れ主アームの一方のスイッチング素子に並列に接続された前記ゼロ電圧スイッチング用コンデンサを介して共振電流を流し、前記遅れ主アームの他方のスイッチング素子のコレクタ・エミッター間電圧を低減させた状態で当該スイッチング素子をスイッチングONすることを要旨とする
上記目的を達成するため、請求項2記載の発明は、入力直流電源と、前記入力直流電源の直流電圧が印加される入力平滑用コンデンサと、前記入力平滑用コンデンサの正負間に接続されたフルブリッジ変換器であって、前記フルブリッジ変換器を構成する4個のスイッチング素子と、前記4個のそれぞれのスイッチング素子に並列に接続されたダイオードとゼロ電圧スイッチング用コンデンサと、前記フルブリッジ変換器の出力に接続されたトランスの1次巻線と、前記トランスの2次巻線出力に接続された整流器と、前記整流器の出力に並列に接続された出力平滑用コンデンサと、前記出力平滑用コンデンサの正負極を負荷装置へ出力し、前記フルブリッジ変換器を構成する前記4個のスイッチング素子を位相シフト制御することで前記負荷装置への出力電圧を一定に制御する直流電源装置において、前記遅れ主アームの一方のスイッチング素子がOFFしてから他方がONするまでのデッドタイム時間より前に、前記遅れ主アームの一方のスイッチング素子に相反する前記補助アームの補助素子をスイッチングONさせて、前記補助リアクトルに、前記遅れ主アームの他方のスイッチング素子に並列に接続された前記ゼロ電圧スイッチング用コンデンサを介して共振電流を流して前記遅れ主アームの他方のスイッチング素子のコレクタ・エミッター間電圧を低減させた状態で当該スイッチング素子をスイッチングONすることを要旨とする。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡単な回路の追加で負荷変動に影響されることなくゼロ電圧スイッチングが可能となり、スイッチング損失の低減を全負荷範囲で維持出来る。従って、高効率で小型軽量、且つ低価格な直流電源装置を提供することが出来る。
本発明の実施形態1に係る直流電源装置を示す回路図である。 本発明の実施形態1及び2に係るタイミングチャート図である。 本発明の実施形態3及び4に係るタイミングチャート図である。 従来の直流電源装置を示す回路図である。
(第1の実施形態)
以下、直流電源装置の第1の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本実施形態に係る直流電源装置の回路図である。図1において、図4に示す従来例と同一部分は同一符号を付してその説明は省略する。
あらたな符号として、14、15と、33、34が追記されている。14は補助PWM発生器、15はスイッチング素子駆動用増幅器で13と同じ機能を有している。33と34はゼロ電圧スイッチング用補助スイッチング素子で、35は補助リアクトルである。
従来回路の主回路素子23と24の主アームに対して、新たな33と34の補助アームを並列に設け、両アームの中間点間は補助リアクトル35を介して接続する構成としている。
更に動作を良く理解するために図2を参照するが、図2は本実施形態に係わるフルブリッジ変換器の回路素子21〜24のゲート電圧波形と、付加された補助スイッチング素子33と34のスイッチング動作のタイミングチャート図である。
次に動作について説明する。先行技術文献1で述べられているように、位相シフト制御方式に於いて、定格負荷に近い状態等の負荷が比較的大きい場合は負荷電流が継続してゼロ電圧スイッチングが成立するが、軽負荷時に次のスイッチング動作時まで負荷電流が維持出来ず、ゼロ電圧スイッチングが成立しないことは先述した。本実施形態は係る軽負荷時にも図1に示した付加回路でゼロ電圧スイッチングを可能ならしめるもので、その動作について主に説明する。
図2に示すように位相シフト制御に基づくフルブリッジ変換器素子の21と22の主アーム(以後、進み主アームと称す)と23と24の主アーム(以後、遅れ主アームと称す)の位相差で正負の矩形波電圧が、図2のトランスの1次巻線電圧波形に示すように出力され、併せて図2のトランスの1次巻線電流波形に示すような電流が流れる。即ち、フルブリッジ3の進み主アームの素子22のゲート電圧が正に印加され、その後に遅れ主アームの素子23に正のゲート電圧が印加されると素子23と22がスイッチングONの状態となり、出力電圧は負の矩形波電圧が出力され、トランス4の1次巻線に印加される。その結果、トランス4の1次巻線電流は負の方向に電流が流れる。位相シフト制御に基づく位相シフトPWM後に進み主アーム側の素子22のゲート電圧がゼロ(V)以下になると素子22はスイッチングOFFの状態になり出力電圧はゼロ(V)となる。しかし、トランスの1次巻線電流はトランス4の漏れインダクタンスによる持続電流が流れ、図2に示す進み主アームのデッドタイムであるt1後に素子21のゲート電圧が正になり素子21をON状態にする。
但し、この時遅れ主アームの素子23がスイッチングON状態になっているが、前記持続電流がトランスの1次巻線から素子21のFWD(Free Wheeling Diode)を介して素子23を通して流れ続ける。従って素子21のONに至るスイッチング損失はゼロ電圧スイッチングとなるので損失は生じないことになる。
次に位相シフト制御に基づく時間後(素子21がONしてから素子23がOFFするまでの時間)に遅れ主アームの素子23のゲート電圧がゼロ(V)以下になり素子23がOFFする。
この時負荷電流が定格に近い状態であると電流が維持されているので素子23がスイッチングOFFすると持続電流はトランス4の1次巻線から素子21のFWDを通してDC電源の平滑コンデンサ2を介し、素子24のFWDを通してトランス4の1次巻線に戻る経路の還流電流が流れるが、素子23に並列に接続されたゼロ電圧スイッチング用コンデンサ27に充電電流が流れて素子23のOFF時の素子間電圧が低電圧に抑制されるのでゼロ電圧スイッチング相当となり電圧・電流積であるスイッチング損失が抑制されることになる。
一方、前記還流電流は素子23に並列接続されたゼロ電圧スイッチング用コンデンサを充電する動作と並行して素子24に並列接続されたゼロ電圧スイッチング用コンデンサ28に充電されていた電荷は放電されて、前記素子24のFWDを通して流れるようになる。
素子23のゲート電圧のOFF後のデッドタイム(t1)後に素子24のゲート電圧が正電圧となりスイッチングONすることになるが前記持続還流電流が素子24のFWDを介して流れているので素子24のスイッチングON動作はゼロ電圧スイッチングすることになるのでスイッチングON損失は略ゼロ状態となる。
以上のような定格負荷に近い状態でのゼロ電圧スイッチングは先行文献1に詳細に記述されているので記述のみとして図示を省略している。
一方、図2の波形は本実施形態に鑑みた軽負荷時の波形を示している。負荷電流が軽負荷時にはスイッチング周期に対するPWMによる出力電圧を供給する素子のON比率がOFF比率に比較して小さくなる、即ちON時間が短くなるのでトランス4の1次巻線電流も小さくなるが、トランス4の漏れインダクタンスにより、前記素子22のOFF時の還流電流は持続しているので素子22のOFF時のゼロ電圧スイッチング及びデッドタイム(t1)後の素子21のON時のゼロ電圧スイッチングは成立する。しかし、前記素子23がOFFするまでのOFF時間が長くなるので還流電流が維持出来なくなり素子23がOFFする時には還流電流はゼロとなっている。
素子23がOFFする時には電流がゼロなのでゼロ電流スイッチングとなりスイッチング損失である電圧・電流積はゼロとなりスイッチングOFF損失は発生しないことになる。
しかし、デッドタイム(t1)後に素子24がONするが、この時素子23に並列接続されたゼロ電圧スイッチング用コンデンサ27は放電された状態にあり、且つ素子24に並列に接続されたコンデンサ28は充電されたままの状態にあるので、素子24がONすると前記コンデンサ27の充電と後記コンデンサ28の放電動作となるので、上下素子のゼロ電圧スイッチング用のコンデンサ27、28の2個分の損失が発生することになり、高周波スイッチング化されて、更に損失が増大することは特許文献1にも述べられており、本明細書でも上述している。
この損失は実用的な定数からすると進み主アーム側は軽負荷時でも前述のように漏れインダクタンスの数値よりゼロ電圧スイッチングが成立するが、遅れ主アーム側の損失は負荷電流に依存することが解る。
本実施形態では図1に示すように遅れ主アーム側に補助ゼロ電圧スイッチング回路を付加して、遅れ主アーム側の上下素子のデッドタイム(t1)間に補助ゼロ電圧スイッチング電流を印加することで、還流電流が持続しないことによるゼロ電圧スイッチング用コンデンサ2728の充放電の状態をあたかも還流電流が持続していたかのような状態にさせるものである。
以下に具体的な動作について述べる。図2を参考に前述状態と同じタイミングから説明する。即ち、素子23のゲート電圧がゼロ(V)以下になると同時に補助PWM発生器14から素子34を駆動する正のゲート電圧を、少なくとも遅れ主アームの上下デッドタイム時間以上であるt2時間の間、増幅器15を介して供給する。
補助素子34がスイッチングONすると素子23に並列に接続されているゼロ電圧スイッチング用コンデンサ27は補助リアクトル35を介して充電され、併せて、素子24に並列に接続されているゼロ電圧スイッチング用コンデンサ28が補助リアクトル35を介して放電される共振電流が流れる。
この共振電流の周期をデッドタイム時間とほぼ等価にすることで遅れ主アーム側の充放電が完了することになり、ゼロ電圧スイッチングが形成されることになり、スイッチング損失が大幅に抑制されることになる。
また、本補助ゼロ電圧スイッチング回路は負荷電流に関係なく常に動作し定格負荷に近い負荷電流状態でも動作することになるが本動作による弊害が無いことを以下に説明する。
前述同様に同じタイミング以降を説明する。定格負荷電流に近い状態で遅れ主アームである素子23がスイッチングOFFする時に還流電流は持続しているので、素子23に並列に接続されたゼロ電圧スイッチング用コンデンサ27には充電電流が流れ、他方、素子24に並列に接続されたゼロ電圧スイッチング用コンデンサ28は放電電流が流れる。
併せて、補助素子34がスイッチングONすることになるので、前述の充放電動作を加速させることになり弊害は無い。
本説明はフルブリッジ出力が負電圧出力から正電圧出力に変化する動作について説明したが正電圧出力から負電圧出力に変化する動作も、素子23を24に、素子24を23に置き換え、補助素子34を33に置き換えて、出力電流を正負逆に置き換えることで動作を理解でき、同じ動作であることが理解できて問題無いことが解る。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態に係る直流電源装置において、基本的な回路構成は第1の実施形態と同じであるが補助PWM発生器14より出力される補助素子33と34の駆動信号のOFFするタイミングが異なる。
ゼロ電圧スイッチング用補助素子33と34の駆動信号を発生させるタイミングは図2の補助素子3334の駆動信号33−Vge34−Vgeに示されているが、第2の実施形態はOFFするタイミングを遅れ主アームのデッドタイム(t1)後の反対側主素子がONするタイミングに併せてOFFする、またはそれよりも早くOFFするようにしたことを特徴としている。
これはゼロ電圧スイッチング用コンデンサ2728の充放電状態に係わるが、補助トランス35のインダクタンス容量と前記コンデンサ2728の容量から適切な時間を決めることになる。
第3の実施形態は、第1と第2の実施形態に係る直流電源装置において、基本的な回路構成は第1の実施形態と同じであるが補助PWM発生器14より出力される補助素子33と34の駆動信号のONするタイミングが異なる。
実施タイミングチャートを図3に示す。ゼロ電圧スイッチング用補助素子33と34の駆動信号を発生させるタイミングを図3の補助素子3334の駆動信号33−Vge34−Vgeのt3時間に示すように遅れ主アーム側の主素子のOFF信号が発生するタイミングの少なくともデッドタイム時間(t1時間)前から発生させ、遅れ主アームのデッドタイム(t1)後にONする時間まで持続するようにしたことを特徴としている。
従って、軽負荷時の還流電流が維持できない場合に遅れ主アームのOFF動作が始まるデッドタイム時間(t3時間)前である主素子のON中に、ゼロ電圧スイッチング用補助素子がONするので、補助リアクトル35に電流が流れ補助リアクトルにエネルギーがチャージされ、更に主素子のOFF後に、主素子に並列に接続されたゼロ電圧スイッチング用コンデンサの充放電状態が反転する充放電共振電流が補助リアクトル35に流れることになる。
この時、充放電が終了すると遅れ主アームの主素子と補助素子のFWDを通り、主回路平滑コンデンサ2に回生される。
上述のようにゼロ電圧スイッチング用コンデンサの充放電がほぼ終了した状態でスイッチングONするのでより確実にゼロ電圧スイッチングが成立してスイッチング損失が抑制されることになる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第1から第3の実施形態に係る直流電源装置において、基本的な回路構成は第3の実施形態と同じであるが補助PWM発生器14より出力される補助素子33と34の駆動信号のONするタイミングが異なる。
ゼロ電圧スイッチング用補助素子33と34の駆動信号を発生させるタイミングは図3の補助素子3334の駆動信号33−Vge34−Vgeに示されているが。ONするタイミングを遅れ主アームのOFFするデッドタイム時間(t1時間)より小さくした時間(t3)にONするようにしたことを特徴としている。
これはゼロ電圧スイッチング用コンデンサ2728の充放電状態に係わるが、補助トランス35の容量と前記コンデンサ2728の容量から適切な時間を決めることになる。
(その他の実施形態)
本明細書において、本発明に係わる複数の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、各実施の形態全てまたはいずれかを組み合わせたものも包含される。これらの実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことが出来る。これらの実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 直流入力電源
2 入力平滑用コンデンサ
3 フルブリッジ変換器
4 昇圧または降圧高周波トランス
5 フルブリッジ整流器
6 出力平滑用コンデンサ
7 負荷装置
8 出力電圧基準
9 絶縁回路
10 加減算器
11 演算増幅器
12 PWM発生器
13 スイッチング素子駆動用増幅器
14 補助PWM発生器
15 スイッチング素子駆動用増幅器
21〜24 スイッチング素子
25〜28 ゼロ電圧スイッチング用コンデンサ
29〜32 整流素子
33、34 ゼロ電圧スイッチング用補助スイッチング素子
35 補助リアクトル

Claims (2)

  1. 入力直流電源と、
    前記入力直流電源の直流電圧が印加される入力平滑用コンデンサと、
    前記入力平滑用コンデンサの正負間に接続されたフルブリッジ変換器であって、前記フルブリッジ変換器を構成する4個のスイッチング素子と、
    前記4個のそれぞれのスイッチング素子に並列に接続されたダイオードとゼロ電圧スイッチング用コンデンサと、
    前記フルブリッジ変換器の出力に接続されたトランスの1次巻線と、
    前記トランスの2次巻線出力に接続された整流器と、
    前記整流器の出力に並列に接続された出力平滑用コンデンサと、
    前記出力平滑用コンデンサの正負極を負荷装置へ出力し、前記フルブリッジ変換器を構成する前記4個のスイッチング素子を位相シフト制御することで前記負荷装置への出力電圧を一定に制御する直流電源装置において、
    前記フルブリッジ変換器の遅れ主アームに並列に補助アームを設け、前記遅れ主アームと前記補助アームとの中間点間に補助リアクトルを設けた補助回路を設け、
    前記遅れ主アームの一方のスイッチング素子のスイッチングOFFと同時に相反する前記補助アームの補助素子をスイッチングONし、一定時間後に当該補助素子をスイッチングOFFさせ、この間に、前記補助リアクトルに、前記遅れ主アームの一方のスイッチング素子に並列に接続された前記ゼロ電圧スイッチング用コンデンサを介して共振電流を流し、前記遅れ主アームの他方のスイッチング素子のコレクタ・エミッター間電圧を低減させた状態で当該スイッチング素子をスイッチングONすることを特徴とする直流電源装置。
  2. 入力直流電源と、
    前記入力直流電源の直流電圧が印加される入力平滑用コンデンサと、
    前記入力平滑用コンデンサの正負間に接続されたフルブリッジ変換器であって、前記フルブリッジ変換器を構成する4個のスイッチング素子と、
    前記4個のそれぞれのスイッチング素子に並列に接続されたダイオードとゼロ電圧スイッチング用コンデンサと、
    前記フルブリッジ変換器の出力に接続されたトランスの1次巻線と、
    前記トランスの2次巻線出力に接続された整流器と、
    前記整流器の出力に並列に接続された出力平滑用コンデンサと、
    前記出力平滑用コンデンサの正負極を負荷装置へ出力し、前記フルブリッジ変換器を構成する前記4個のスイッチング素子を位相シフト制御することで前記負荷装置への出力電圧を一定に制御する直流電源装置において、
    前記遅れ主アームの一方のスイッチング素子がOFFしてから他方がONするまでのデッドタイム時間より前に、前記遅れ主アームの一方のスイッチング素子に相反する前記補助アームの補助素子をスイッチングONさせて、前記補助リアクトルに、前記遅れ主アームの他方のスイッチング素子に並列に接続された前記ゼロ電圧スイッチング用コンデンサを介して共振電流を流して前記遅れ主アームの他方のスイッチング素子のコレクタ・エミッター間電圧を低減させた状態で当該スイッチング素子をスイッチングONすることを特徴とする直流電源装置。
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LEE, DONG-YUN, ET AL.: "An Improved Full-Bridge Zero-Voltage-Transition PWM DC/DC Converter with Zero-Voltage/Zero-Current S", IEEE TRANSACTIONS ON INDUSTRY APPLICATIONS, vol. 36, no. 2, JPN6020040458, April 2000 (2000-04-01), US, pages 558 - 566, ISSN: 0004510679 *

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