JP2018128922A - 顧客取引システム、顧客端末装置及び顧客取引方法 - Google Patents

顧客取引システム、顧客端末装置及び顧客取引方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金融機関等の店舗において伝票レス化を図ることを課題とする。【解決手段】記入及び押印した伝票を顧客端末装置10によって撮像し(S1)、伝票画像を含む取引要求を管理装置20に送信する(S2)。管理装置20は、取引要求を受信してユーザ認証と印影の照合により取引可否を判定する(S3)。取引可能と判定したならば伝票画像の各項目を識別し、取引の内容を示す取引コードを生成する(S4)。管理装置20は、生成した取引コードを顧客端末装置10に送信する(S5)。顧客端末装置10の表示部に取引コードを表示させて自動取引装置30に翳すと、自動取引装置30は取引コードを撮像して読み取り(S6)、取引コードにより示された内容の取引をインターネットバンキングにより実行し、必要に応じて入出金を行う(S7)。【選択図】図1

Description

本発明は、金融機関等の店舗において伝票レス化を図ることができる顧客取引システム、顧客端末装置及び顧客取引方法に関する。
従来、金融機関等の店舗に顧客が来店した場合に、顧客が望む取引種別の受付番号が付された番号札を発行するとともに、該顧客は伝票の記入を行い、窓口から自らの受付番号の呼び出しがなされたならば、顧客が、該当する窓口に赴き、窓口担当者に番号札と伝票を受け渡して取引依頼が行われる。
この種の取引に関する背景技術として、例えば特許文献1には、店舗に来店した顧客ごとに受付番号を採番し、該受付番号に関連付けて顧客の待ち状況を管理し、作成する伝票に係る情報と持込伝票の種類別の枚数とを受け付けて、該受付番号に関連付けて作成する伝票に係る情報及び持込伝票の種類別の枚数を管理し、顧客の待ち状況と、作成する伝票又は持ち込まれた伝票の種類とに基づく集計結果を出力する技術が開示されている。
特開2016−091478号
しかしながら、上記の特許文献1に代表される従来技術では、紙媒体である伝票が必須となっており、伝票レス化が図れていない。昨今の店舗の中には、伝票内容を端末装置に入力する電子記帳システムが導入される店舗が存在するが、顧客があらかじめ伝票に記入を行った後に持参される持込伝票が発生した場合は、この持込伝票については通常の窓口処理を行わねばならず、伝票レス化が実現できていない。特に法人顧客の場合には、取引印が社外に持ち出すことができないため、事務所で押印した伝票と現金等の現物を営業店に持ち込む必要があるため、かかる持込伝票は必然的に存在し、伝票レス化を図れないのが実情である。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、金融機関等の店舗において伝票レス化を図ることができる顧客取引システム、顧客端末装置及び顧客取引方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、取引伝票を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された取引伝票画像を送信する送信部とを有する顧客端末装置と、前記顧客端末装置から送信された前記取引伝票画像の取引可否を判定する取引可否判定部と、取引可能であると判定された取引伝票画像に対応し、貨幣の入出金処理を行う所定の自動取引装置の読取対象となる取引データを生成する取引データ生成部と、前記顧客端末装置に対して前記取引データを送信する送信部とを有する管理装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、前記取引伝票に押印される顧客の印鑑の参照印影を記憶する参照印影記憶部をさらに備え、前記取引可否判定部は、前記顧客端末装置から送信された前記取引伝票画像に含まれる印影と、前記参照印影記憶部に記憶された前記顧客の印鑑の参照印影とを照合処理して、前記取引伝票の取引可否を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記管理装置は、取引を行う顧客の生体情報を記憶する生体情報記憶部をさらに備え、前記取引可否判定部は、前記顧客端末装置から送信された生体情報と、前記生体情報記憶部に記憶された前記顧客の生体情報とに基づいて、取引可否を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取引データ生成部にて生成される取引データは、1次元コードまたは2次元コードであることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取引データ生成部にて生成される取引データは、現金授受を伴う取引に関する取引データであることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取引データ生成部にて生成される取引データは、前記自動取引装置における取引制限期間が含まれていることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取引データ生成部にて生成される取引データは、前記自動取引装置の設置先情報が含まれていることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記取引データ生成部にて生成される取引データは、貨幣の入金及び出金を伴う取引である場合に、貨幣の出金額から貨幣の入金額を相殺した相殺データであることを特徴とする。
また、本発明は、取引伝票を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された取引伝票画像を所定の管理装置に送信する送信部と、前記管理装置から取引データを受信する受信部と、前記受信部により受信された取引データを表示する表示部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、顧客端末装置により取引伝票を撮像する撮像工程と、前記撮像工程により撮像された取引伝票画像を送信する送信工程と、前記顧客端末装置と通信可能に接続された管理装置が、前記顧客端末装置から送信された前記取引伝票画像の取引可否を判定する取引可否判定工程と、前記管理装置が、取引可能であると判定された取引伝票画像に対応し、貨幣の入出金処理を行う所定の自動取引装置の読取対象となる取引データを生成する取引データ生成工程と、前記管理装置が、前記顧客端末装置に対して前記取引データを送信する送信工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、金融機関等の店舗において伝票レス化を図ることができる。
図1は、本実施例に係る顧客取引システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、本実施例に係る顧客取引システムの構成図である。 図3は、図2に示した顧客端末装置の構成図である。 図4は、図2に示した管理装置の構成図である。 図5は、図4に示した装置データの一例を示す説明図である。 図6は、図4に示したユーザデータの一例を示す図である。 図7は、図4に示した取引データの一例を示す図である。 図8は、図2に示した自動取引装置の構成図である。 図9は、本実施例に係る顧客取引システムの処理手順を示すフローチャートである。 図10は、図9に示した取引要求にかかる処理の詳細を示すフローチャートである。 図11は、取引コードの承認を管理者が行う場合の変形例である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る顧客取引システム、顧客端末装置及び顧客取引方法の好適な実施例を詳細に説明する。
<本発明に係る顧客取引システムの概念>
銀行などの金融機関は、店舗の外で顧客が予め記入して持ち込んだ伝票であっても持込伝票として処理することができる。このように、紙媒体の持込伝票を取り扱う場合には、窓口で対応することになる。一方で、金融機関は、振込のように現金の入出金を伴わない取引については、顧客が店舗を訪れることなく実行可能なインターネットバンキングを提供している。
本実施例に係る顧客取引システムでは、インターネットバンキングを利用し、金融機関の店舗の外で記入された伝票を、窓口を用いることなく処理することができる。
図1は、本実施例に係る顧客取引システムの概念を説明するための説明図である。図1では、法人顧客の経理担当者が自社の事務所で伝票に必要事項を記入し、取引印を押印した場合の処理を示している。法人顧客の経理担当者は、記入及び押印した伝票を顧客端末装置10によって撮像する(S1)。顧客端末装置10は、法人顧客の経理担当者などの任意の顧客によって使用される端末装置である。本実施例では、スマートフォンを顧客端末装置10として用いる場合を例に説明を行う。
顧客端末装置10は、撮像によって得られた伝票画像を含む取引要求を管理装置20に送信する(S2)。管理装置20は、顧客端末装置10と通信可能であるとともに、金融システムと接続されたサーバ装置であり、インターネットバンキングが可能である。
管理装置20は、顧客端末装置10から取引要求を受信した場合に、取引可否の判定を行う(S3)。具体的には、管理装置20は、ユーザ認証と印影照合を用いて取引可否を判定する。管理装置20は、ユーザID、パスワード、登録印の印影などを保持しており、まず、取引要求に示されたユーザIDとパスワードなどによりユーザ認証を実行する。そして、ユーザ認証に成功したならば、ユーザIDに対応付けられた登録印の印影と伝票画像に含まれる印影とを照合する。照合の結果、伝票画像に含まれる印影が登録印の印影と一致する場合に、管理装置20は取引可能と判定する。
管理装置20は、取引可能と判定したならば伝票画像に対する画像処理によって各項目の記入内容を識別し、取引の内容を特定する。そして、特定した取引の内容を示す取引コードを生成する(S4)。取引コードは、振込などの他、入金や出金などの現金の入出金を伴う取引についても生成可能であり、口座番号や金額等、取引に必要な各種情報を含む。また、複数の取引を行う場合には、1つの取引コードに複数の取引の内容を含めることができる。
取引コードの形式は、自動取引装置(ATM:automatic teller machine)によって読み取り可能な形式を用いる。一例として、取引内容を示すデータに秘匿性を持たせるためのコード化を行った後、1次元コード(バーコード)や2次元コードに変換すればよい。
管理装置20は、生成した取引コードを顧客端末装置10に送信する(S5)。顧客端末装置10は、管理装置20から受信した取引コードを記憶し、表示部に表示することができる。
自動取引装置30は、キャッシュカードや通帳などを用いて各種取引を実行可能であり、さらに、取引コードに基づく取引を実行することができる。具体的には、顧客が顧客端末装置10を携行して自動取引装置30の設置場所に赴き、顧客端末装置10の表示部に取引コードを表示させて自動取引装置30に翳すと、自動取引装置30は取引コードを撮像して読み取り(S6)、取引コードにより示された内容の取引をインターネットバンキングにより実行する。インターネットバンキングを利用することで、キャッシュカードや通帳を用いることなく、取引コードのみで所望の取引を行うことが可能である。
また、取引コードにより示された取引に入金や出金が含まれていれば、自動取引装置30は、取引内容に従って入出金を行う(S7)。このため、現金の取扱いが必要な取引であっても実行することができる。
このように、顧客端末装置10が伝票を撮像して伝票画像を管理装置20に送信し、管理装置20が伝票画像から取引可否を判定し、取引可能であると判定した場合に自動取引装置30で読み取り可能な取引データを生成し、自動取引装置30が取引コードを読み取った場合にインターネットバンキングを利用して取引コードに示された取引を実行することで、窓口を用いることなく処理が可能である。
また、自動取引装置30によって入出金を行うことができるため、現金の取扱いを含む取引も実行可能である。さらに、金融機関側では、紙媒体の伝票を処理する必要がなくなり、伝票レス化を図ることができる。
図2は、本実施例に係る顧客取引システムの構成図である。図2に示すように、管理装置20は、ネットワークN1を介して複数の顧客端末装置10及び複数の自動取引装置30と接続される。
図2では、顧客端末装置10として、顧客端末装置10a及び顧客端末装置10bを示している。顧客端末装置10としては、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、専用端末等、任意の装置を用いることができる。また、顧客端末装置10は、無線ネットワークを経由して接続することも可能である。
また、図2では、自動取引装置30として、自動取引装置30a及び自動取引装置30bを示している。自動取引装置30は、金融機関の店舗の他、商業施設など、任意の場所に設置される。
さらに、管理装置20は、ネットワークN2を介して金融システムサーバ40と接続される。金融システムサーバ40は、金融機関のサーバなどであり、ネットワークN2は、インターネットバンキングのためのセキュアなネットワークである。一方、ネットワークN1は、インターネット等の所定のネットワークである。
<システムを構成する装置の説明>
図3は、図2に示した顧客端末装置10の構成図である。図7に示すように、顧客端末装置10は、表示部11、入力部12、無線通信部13、GPS信号受信部14、カメラ15、記憶部16及び制御部17を有する。
表示部11は、液晶パネルなどの出力インタフェースである。入力部12は、操作者による入力操作に用いられるキーやタッチパネルなどの入力インタフェースである。表示部11と入力部12とは、タッチパネルディスプレイとして一体化したものであってもよい。
無線通信部13は、管理装置20などとの通信を行うための通信インタフェースである。GPS信号受信部14は、GPS(Global Positioning System)人工衛星からの信号を受信するための通信インタフェースである。カメラ15は、伝票の撮像に用いる撮像デバイスである。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、取引コード16aなどを記憶する。取引コード16aは、管理装置20から受信したデータであり、本実施例では二次元コードである。
制御部17は、顧客端末装置10を全体制御する制御部であり、口座取引処理部17a、取引処理管理部17b、位置情報取得部17c及び取引コード管理部17dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、口座取引処理部17a、取引処理管理部17b、位置情報取得部17c及び取引コード管理部17dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
口座取引処理部17aは、管理装置20に対して取引要求を行う処理部である。具体的には、口座取引処理部17aは、まず、ユーザ認証に必要な情報を入力部12などから取得し、管理装置20に送信する。ユーザ認証に必要な情報とは、ユーザIDやパスワードなどである。また、操作者の生体情報をユーザ認証用の情報として用いてもよい。例えば、カメラ15により撮像された操作者の顔画像を用いてもよいし、指紋センサなどをさらに設けてもよい。
また、口座取引処理部17aは、取引の内容を示す情報を含む取引要求を管理装置20に送信する。例えば、カメラ15による撮像結果から伝票画像を抽出し、伝票画像を取引の内容を示す情報として用いる。また、取引種別、口座番号、金額等の各種情報の入力を入力部12から受け付け、取引内容を示す情報として取引要求の送信を行ってもよい。
取引処理管理部17bは、取引の管理に係る処理を行う処理部である。具体的には、取引処理管理部17bは、取引に使用する自動取引装置30を指定することができる。例えば、特定の住所や位置情報取得部17cにより取得された自装置の位置情報を管理装置20に送信すれば、管理装置20からその近傍に所在する自動取引装置30が候補として提示され、提示された自動取引装置30から取引に使用する自動取引装置30を選択することができる。
また、取引処理管理部17bは、取引コードの使用に期限を設定することができる。詳細については後述するが、期限を超過した取引コードは無効化され、該取引コードについて行われた処理は取り消される。
さらに、取引処理管理部17bは、取引コードの送信先を設定することができる。取引コードの送信先は、自装置のアドレスとすることが好適であるが、必要に応じて他の送信先を設定可能である。
位置情報取得部17cは、GPS信号受信部14により受信した信号に基づいて顧客端末装置10の位置情報を算定する処理部である。算定した位置情報は、取引処理管理部17bに出力され、自動取引装置30の指定などに用いられる。
取引コード管理部17dは、管理装置20から受信した取引コードを管理する処理部である。まず、取引コード管理部17dは、管理装置20から取引コードを受信した場合に、記憶部16に格納する。記憶部16に格納した取引コード16aは、任意のタイミングで表示部11に表示することができる。また、取引コード16aに対して関連情報を対応付けてもよい。例えば、取引の内容、条件、制限、指定装置の設置場所などを取引コード16aに対応付けて記憶部16に記憶させることで、操作者はこれらの情報を任意のタイミングで確認することができる。
図4は、図2に示した管理装置20の構成図である。管理装置20は、表示部21、入力部22、金融ネットワーク通信部23、外部ネットワーク通信部24、記憶部25及び制御部26を有する。
表示部21は、液晶ディスプレイ装置等の表示デバイスである。入力部22は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。金融ネットワーク通信部23は、ネットワークN2と接続し、金融システムサーバ40とデータ通信するためのインタフェース部である。外部ネットワーク通信部24は、ネットワークN1と接続し、顧客端末装置10や自動取引装置30などとデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部25は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、装置データ25a、ユーザデータ25b及び取引データ25cを記憶する。装置データ25aは、取引に使用可能な自動取引装置30等の装置を管理するためのデータであり、自動取引装置30を一意に特定する装置ID、装置種別、設置場所、利用可能時間、在高などを示す。ユーザデータ25bは、顧客を管理するためのデータであり、顧客を一意に識別するユーザID、ユーザ認証のためのパスワードや顔画像、口座番号、登録印の印影、連絡先などを示す。取引データ25cは、顧客端末装置10から要求された取引を管理するためのデータであり、受付日時、ユーザID、コード送付先、取引期限、指定装置、取引詳細、入出金差分、取引コードなどを示す。
制御部26は、管理装置20の全体を制御する制御部であり、取引可否判定部26a、複数取引統合部26b、取引制限設定部26c、取引コード生成部26d及び口座取引実行部26eを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、取引可否判定部26a、複数取引統合部26b、取引制限設定部26c、取引コード生成部26d及び口座取引実行部26eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
取引可否判定部26aは、顧客端末装置10から取引要求を受信した場合に、取引可否の判定を行う処理部である。取引可否判定部26aは、顧客端末装置10から、ユーザ認証用の情報(ユーザID、パスワード、顔画像など)を受信した場合に、受信した情報とユーザデータ25bとを比較しユーザ認証を実行する。
ユーザ認証に成功したならば、取引可否判定部26aは、取引伝票の印影の照合を行う。この印影の照合では、ユーザデータ25bに登録された登録印の印影と、取引要求における伝票画像に含まれる印影とを照合する。照合の結果、伝票画像に含まれる印影が登録印の印影と一致する場合に、取引可否判定部26aは取引可能と判定する。
取引可否判定部26aは、取引可能と判定した伝票画像に対する画像処理によって各項目の記入内容を識別し、取引の内容を特定する。
複数取引統合部26bは、複数の取引伝票を含む取引要求が行われた場合に、複数の取引伝票により示される複数の取引を統合し、自動取引装置30などで一括して処理可能とする処理部である。特に、入金や出金のように現金の取扱いを含む取引が複数存在する場合には、複数取引統合部26bは、入出金の差分を算出する。例えば、48万円の入金取引と10万円の出金取引が存在する場合には、入出金の差分は38万円となる。従って、これらの取引を自動取引装置30で一括して処理する場合には、38万円の入金を行えばよいことになる。
取引制限設定部26cは、取引に関する制限を設定する処理部である。取引制限設定部26cは、取引に使用する自動取引装置30の指定や、取引期限の設定を行う。取引制限設定部26cは、顧客端末装置10から住所や位置情報を受信し、近傍に所在する自動取引装置30などを装置データ25aから検索する。そして、検索結果として得られた装置の在高を参照し、適正な在高の装置を候補として顧客端末装置10に提示し、候補から選択された装置を指定装置とする。ここで、適正な在高とは、入出金の差分によって定まる。入出金の差分が出金を示していれば、出金額以上の在高を有することが適正な在高の条件となる。また、入出金の差分が入金を示していれば、入金額以上の貨幣を収納可能であることが適正な在高の条件となる。
なお、単一の装置で取引の入出金を処理できない場合には、複数の装置を指定することも可能である。例えば、50万円の出金について、1台目の自動取引装置30から20万円を出金し、2台目の自動取引装置30から30万円を出金するよう指定することもできる。
さらに、取引による入出金によって自動取引装置30の在高を調整してもよい。例えば、入出金の差分が入金であれば、在高の不足している自動取引装置30を指定することで入金分を在高の補充に用いることができる。このように、入出金を自動取引装置30の在高調整に用いることができる場合には、該当する自動取引装置30の指定に対して特典(手数料の優遇など)を付与することで、顧客による選択の動機付けを行ってもよい。
また、取引制限設定部26cは、取引コードの使用に期限を設定可能である。取引コードの使用の期限である取引期限は、初期値を無期限としても良いし、初期値として所定の期限を設定してもよい。取引期限は、顧客端末装置10から変更可能とすることができる。顧客端末装置10による取引期限の変更には制限を設けてもよい。
取引コード生成部26dは、取引可否判定部26aにより特定された取引の内容を示す取引コードを生成する処理部である。取引コードは、振込などの他、入金や出金などの現金の入出金を伴う取引についても生成可能であり、口座番号や金額等、取引に必要な各種情報を含む。また、複数の取引を行う場合には、1つの取引コードに複数の取引の内容を含めることができ、複数取引統合部26bにより求められた入出金の差分が取引コードに含まれる。
取引コードの形式は、自動取引装置によって読み取り可能な形式を用いる。一例として、取引内容を示すデータに秘匿性を持たせるためのコード化を行った後、1次元コード(バーコード)や2次元コードに変換すればよい。
取引コード生成部26dは、生成した取引コードを顧客端末装置10に送信するとともに、取引データ25cへの登録を行う。取引データ25cへの登録時には、取引コードに、受付日時、ユーザID、コード送付先、取引期限、指定装置、取引詳細、入出金差分などが対応付けられる。また、これらの情報は必要に応じて顧客端末装置10に通知してもよい。
口座取引実行部26eは、取引コードによる取引を実行する処理部である。具体的には、口座取引実行部26eは、自動取引装置30が取引コードを読み取った場合に、当該取引コードを自動取引装置30から受信する。そして、受信した取引コードと取引データ25cとを参照し、取引の実行可否を判定する。
この実行可否の判定では、受信した取引コードが取引データ25cに登録した取引コードと一致するか否かを判定し、一致する場合には、指定装置からの受信であるかと取引期限内であるかが判定される。
登録済の取引コードを指定装置から受信し、取引期限を超過していなければ、口座取引実行部26eは、実行可能と判定し、インターネットバンキングにより取引コードに対応する1又は複数の取引を実行する。そして、入出金の必要がある場合には、自動取引装置30に対して入出金許可を送信することで、入出金を行わせる。
なお、口座取引実行部26eが、定期的に取引データ25cを参照し、取引期限を超過した取引コードが存在する場合には、削除することで取引コードを無効化してもよい。また、削除等により取引コードを無効化する場合には、必要に応じて顧客端末装置10などに取引コードが無効化された旨を通知する。
図5は、図4に示した装置データの一例を示す説明図である。図5に示すように、装置データ25aは、自動取引装置30を一意に特定する装置ID、装置種別、設置場所、利用可能時間、在高などを対応付けたデータである。
図5では、装置ID「PA0022」に対し、装置種別「ATM」、設置場所「東京都渋谷・・」、利用可能時間「8:00−24:00」、在高「一万円札×34、五千円札×0・・」などを対応付けた状態を示している。ここで、装置種別には、自動取引装置である「ATM」の他、両替機など入出金が可能の他の装置が用いられる場合がある。
図6は、図4に示したユーザデータの一例を示す図である。図6に示すように、ユーザデータ25bは、顧客を一意に識別するユーザID、ユーザ認証のためのパスワードや顔画像、口座番号、登録印の印影、連絡先などを対応付けたデータである。
図6では、ユーザID「U0004」に対し、パスワード「XXXX」、口座番号「YYYY」、顔画像「FA0004」、登録印影「AT0004」、連絡先「ZZ@・・・」などを対応付けた状態を示している。
図7は、図4に示した取引データの一例を示す図である。図7に示すように、取引データ25cは、受付日時、ユーザID、コード送付先、取引期限、指定装置、取引詳細、入出金差分、取引コードなどを対応付けたデータである。
図7では、受付日時「2017/01/19 13:05」、ユーザID「U0004」、コード送付先「ZZ@・・・」、取引期限「2017/02/19 24:00」、指定装置「PA0022」、取引詳細「入金480000、振込180000、振込200000、出金100000」、入出金差分「入金380000」、取引コード「QR001」を対応づけた状態を示している。
図8は、図2に示した自動取引装置30の構成図である。自動取引装置30は、表示部31、入力部32、カードリーダ33、コードリーダ34、通帳処理ユニット35a、紙幣処理ユニット35b、硬貨処理ユニット35c、金融ネットワーク通信部36a、外部ネットワーク通信部36b、記憶部37及び制御部38を有する。
表示部31は、液晶パネルなどの出力インタフェースである。入力部32は、操作者による入力操作に用いられるキーやタッチパネルなどの入力インタフェースである。表示部31と入力部32とは、タッチパネルディスプレイとして一体化したものであってもよい。
カードリーダ33は、キャッシュカードの読み取りに用いられる。コードリーダ34は、取引コードの読み取りに用いられる。例えば、取引コードが二次元コードであるならば、二次元コードを撮像するカメラがコードリーダ34となる。
通帳処理ユニット35aは、通帳の投入を受け付けて取引履歴の記入などを行う。また、通帳処理ユニット35aは、新規の通帳を収納しており、通帳の繰越しや新規発行を行うことができる。
紙幣処理ユニット35bは、紙幣の入出金を行うユニットである。紙幣処理ユニット35bは、紙幣の投入を受け付けたならば、投入された紙幣の金種及び枚数を識別し、金種別に収納する。また、出金が必要となった場合には、金種別の収納部から紙幣を繰り出して払い出すことができる。
硬貨処理ユニット35cは、硬貨の入出金を行うユニットである。硬貨処理ユニット35cは、硬貨の投入を受け付けたならば、投入された硬貨の金種及び枚数を識別し、金種別に収納する。また、出金が必要となった場合には、金種別の収納部から硬貨を繰り出して払い出すことができる。
金融ネットワーク通信部36aは、ネットワークN2と接続し、金融システムサーバ40とデータ通信するためのインタフェース部である。外部ネットワーク通信部36bは、ネットワークN1と接続し、自動取引装置30などとデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部37は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、在高データ37aなどを記憶する。在高データ37aは、紙幣処理ユニット35b及び硬貨処理ユニット35cに収納された貨幣の金種別の在高を示す。
制御部38は、自動取引装置30を全体制御する制御部であり、口座取引実行部38a及び取引コード処理部38bを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、口座取引実行部38a及び取引コード処理部38bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
口座取引実行部38aは、キャッシュカードや通帳などを用いて各種取引を実行する処理部である。具体的には、カードリーダ33がキャッシュカードを受け付けた場合や、通帳処理ユニット35aが通帳を受け付けた場合に、キャッシュカードや通帳から口座を特定し、当該口座について取引を行う。
例えば、振込取引であれば暗証番号、振込先及び金額の入力を入力部32により受け付けて、金融ネットワーク通信部36aを介して振込を実行する。また、出金取引であれば、暗証番号及び金額の入力を入力部32により受け付けて紙幣処理ユニット35bから出金を行う。入金取引であれば、紙幣処理ユニット35b及び硬貨処理ユニット35cから出金を行う。なお、通帳を受け付けた状態で振込、入金又は出金を行った場合には、通帳に取引の内容を記入して排出する。また、通帳記入の操作を受け付けた場合には、未記入の取引を金融ネットワーク通信部36a経由で取得し、通帳に記入して排出する。
取引コード処理部38bは、取引コードに基づく取引を実行する処理部である。具体的には、取引コードを表示した顧客端末装置10がコードリーダ34に翳されたならば、コードリーダ34が取引コードを撮像し、取引コード処理部38bは取引コードを読み取り、外部ネットワーク通信部36b経由で管理装置20に送信する。
既に説明したように、管理装置20は、自動取引装置30から受信した取引コードに基づいてインターネットバンキングを実行し、入出金の必要がある場合には、自動取引装置30に対して入出金許可を送信する。取引コード処理部38bは、管理装置20からの入出金許可を受信して、取引コードに対応付けられた入出金差分の処理を行う。すなわち、入出金差分として出金の金額が指定されていれば指定された金額の出金を行い、入出金差分として入金の金額が指定されていれば指定された金額の入金を受け付けることになる。
<システムの動作>
次に、本実施例に係る顧客取引システムの処理手順について説明する。図9は、本実施例に係る顧客取引システムの処理手順を示すフローチャートである。まず、管理装置20が顧客端末装置10から取引要求を受信すると(ステップS201)、管理装置20は取引要求にかかる処理を実行する(ステップS202)。詳細は後述するが、この処理によって取引コードが生成される。
管理装置20は、生成した取引コードを顧客端末装置10に送信する(ステップS203)。送信された取引コードは、顧客端末装置10に記憶される。顧客が顧客端末装置10を携行して自動取引装置30の設置場所に赴き、顧客端末装置10の表示部に取引コードを表示させて自動取引装置30に翳すと、自動取引装置30は取引コードを撮像して読み取り(ステップS101)、取引コードを管理装置20に送信する(ステップS102)。
管理装置20は、自動取引装置30から受信した取引コードに対応する取引の実行可否を判定する(ステップS204)。実行可能と判定したならば、管理装置20は、インターネットバンキングにより取引コードに対応する取引を実行する(ステップS205)。このインターネットバンキングにより、金融システムサーバ40は口座の残高を更新することになる(ステップS301)。その後、管理装置20は、自動取引装置30に対して入出金許可を送信する(ステップS206)。自動取引装置30は、管理装置20から入出金許可を受信して取引コードに対応付けられた入出金差分の入出金を実行し(ステップS103)、処理を終了する。
次に、図9に示した取引要求にかかる処理の詳細について説明する。図10は、図9に示した取引要求にかかる処理の詳細を示すフローチャートである。まず、管理装置20の取引可否判定部26aは、顧客端末装置10から、ユーザ認証用の情報(ユーザID、パスワード、顔画像など)を取得し、取得した情報に基づいてユーザ認証を実行する(ステップS401)。このユーザ認証に失敗した場合には(ステップS402;No)、そのまま処理を終了する。
ユーザ認証に成功したならば(ステップS402;Yes)、取引可否判定部26aは、取引要求から伝票画像を読み出して、印影の照合を行う(ステップS404)。照合に成功したならば(ステップS405;Yes)、取引可否判定部26aは、伝票画像に対する画像処理によって各項目の記入内容を識別し(ステップS406)、取引の内容を取引データ25cに登録する(ステップS407)。
ステップS407の後、もしくは印影の照合に失敗した場合(ステップS405;No)。取引可否判定部26aは、未処理の伝票画像が存在するか否かを判定する(ステップS408)。未処理の伝票画像が存在するならば(ステップS408;Yes)、ステップS403に移行し、次の伝票画像を読み出す(ステップS403)。
未処理の伝票が存在しなければ(ステップS408;No)、複数取引統合部26bが入出金の差分を算出する(ステップS409)。また、取引制限設定部26cは、取引に関する制限を設定する(ステップS410)。この制限の設定で、取引に使用する自動取引装置30の指定や、取引期限の指定が行われる。その後、取引コード生成部26dは、取引の内容を示す取引コードを生成して(ステップS411)、処理を終了する。
なお、印影の照合に失敗した伝票が存在する場合には、顧客端末装置10に通知を行ってもよい。また、いずれかの伝票で印影の照合に失敗した場合に取引コードの生成を中止して顧客端末装置10に通知を行ってもよい。
<変形例>
次に、本実施例に係る顧客取引システムの変形例について説明する。図11は、取引コードの承認を管理者が行う場合の変形例である。この変形例では、法人顧客の経理担当者などが記入及び押印した伝票を顧客端末装置10によって撮像し(S1)、伝票画像を含む取引要求を管理装置20に送信する(S2)。
管理装置20は、顧客端末装置10から取引要求を受信した場合に、取引可否の判定を行う(S3)。管理装置20は、取引可能と判定したならば伝票画像に対する画像処理によって各項目の記入内容を識別し、取引の内容を特定する。そして、特定した取引の内容を示す取引コードを生成する(S4)。
管理装置20は、生成した取引コードを顧客端末装置10に送信する(S5)とともに、承認者端末装置50に送信する。承認者端末装置50は、法人顧客の経理部門責任者など、伝票に係る取引の承認を行う権限を有する承認者によって操作される。承認者端末装置50は、承認者からの承認操作を受け付けると、管理装置20に取引コード有効化を通知する。
一方、顧客が顧客端末装置10を携行して自動取引装置30の設置場所に赴き、顧客端末装置10の表示部に取引コードを表示させて自動取引装置30に翳すと、自動取引装置30は取引コードを撮像して読み取る(S6)。読み取られた取引コードは、承認者によって有効化されていることを条件に、実行される。そして、取引コードにより示された取引に入金や出金が含まれていれば、自動取引装置30は、取引内容に従って入出金を行う(S7)。
上述してきたように、本実施例1に係る顧客取引システムでは、顧客端末装置10が伝票を撮像して伝票画像を管理装置20に送信し、管理装置20が伝票画像から取引可否を判定し、取引可能であると判定した場合に自動取引装置30で読み取り可能な取引データを生成し、自動取引装置30が取引コードを読み取った場合にインターネットバンキングを利用して取引コードに示された取引を実行することで、窓口を用いることなく処理が可能である。
また、自動取引装置30によって入出金を行うことができるため、現金の取扱いを含む取引も実行可能である。さらに、金融機関側では、紙媒体の伝票を処理する必要がなくなり、伝票レス化を図ることができる。
さらに、窓口ではなく自動取引装置30によって処理可能であることから、窓口の営業時間による制限を受けることがなくなり、また手数料の負担も軽減できる。金融機関側としても、窓口の業務が軽減され、効率化が実現できる。
なお、本実施例では、キャッシュカードや通帳による通常の取引が可能な自動取引装置30を取引コードに係る取引に利用する場合を例に説明を行ったが、両替機など現金の入出金が可能な装置であれば、取引コードに係る取引に用いることができる。
また、変形例として、顧客端末装置10が伝票画像に対する画像処理を行う構成としてもよい。顧客端末装置10による画像処理としては、例えば伝票画像の傾き補正やサイズ調整などが好適である。
また、本実施例では、自動取引装置30が管理装置20を介して取引コードに係る取引を実行する場合を例に説明を行ったが、自動取引装置30が直接インターネットバンキングを行って取引コードに係る取引を実行してもよい。かかる構成の一例として、管理装置20が生成した取引コードを指定装置である自動取引装置30に送信しておけば、取引コードを受け付けた自動取引装置30は管理装置20との通信を行うことなく取引コードに係る取引を完了することができる。
また、管理装置20が取引コードの生成時にインターネットバンキングを完了させておき、入出金のみを自動取引装置30が行う構成としてもよい。かかる構成では、取引コードの生成時点で口座残高の更新が行われることになる。
また、管理装置20が取引コードの生成時に入出金分の残高の確保を金融システムサーバ40に依頼し、自動取引装置30が取引コードを受け付けた時点でインターネットバンキングによる処理を実行してもよい。かかる構成では、取引コードの読み取り時点で残高不足により取引が成立しないといった事態の発生を防止できる。
また、本実施例では、顧客端末装置10の表示部11に表示した取引コードを自動取引装置30が読み取る場合を例に説明を行ったが、取引コードは印刷して用いることもできる。
また、上記の実施例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明のレジシステム、顧客取引システム、顧客端末装置及び顧客取引方法は、金融機関等の店舗において伝票レス化を図ることに有用である。
10、10a、10b 顧客端末装置
11、21、31 表示部
12、22、32 入力部
13 無線通信部
14 GPS信号受信部
15 カメラ
16、25、37 記憶部
16a 取引コード
17、26、38 制御部
17a 口座取引処理部
17b 取引処理管理部
17c 位置情報取得部
17d 取引コード管理部
20 管理装置
23 金融ネットワーク通信部
24 外部ネットワーク通信部
25a 装置データ
25b ユーザデータ
25c 取引データ
26a 取引可否判定部
26b 複数取引統合部
26c 取引制限設定部
26d 取引コード生成部
26e 口座取引実行部
30、30a、30b 自動取引装置
33 カードリーダ
34 コードリーダ
35a 通帳処理ユニット
35b 紙幣処理ユニット
35c 硬貨処理ユニット
36a 金融ネットワーク通信部
36b 外部ネットワーク通信部
37a 在高データ
38a 口座取引実行部
38b 取引コード処理部
40 金融システムサーバ
50 承認者端末装置
N1、N2 ネットワーク

Claims (10)

  1. 取引伝票を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された取引伝票画像を送信する送信部とを有する顧客端末装置と、
    前記顧客端末装置から送信された前記取引伝票画像の取引可否を判定する取引可否判定部と、取引可能であると判定された取引伝票画像に対応し、貨幣の入出金処理を行う所定の自動取引装置の読取対象となる取引データを生成する取引データ生成部と、前記顧客端末装置に対して前記取引データを送信する送信部とを有する管理装置と
    を備えたことを特徴とする顧客取引システム。
  2. 前記管理装置は、
    前記取引伝票に押印される顧客の印鑑の参照印影を記憶する参照印影記憶部をさらに備え、
    前記取引可否判定部は、
    前記顧客端末装置から送信された前記取引伝票画像に含まれる印影と、前記参照印影記憶部に記憶された前記顧客の印鑑の参照印影とを照合処理して、前記取引伝票の取引可否を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の顧客取引システム。
  3. 前記管理装置は、
    取引を行う顧客の生体情報を記憶する生体情報記憶部をさらに備え、
    前記取引可否判定部は、
    前記顧客端末装置から送信された生体情報と、前記生体情報記憶部に記憶された前記顧客の生体情報とに基づいて、取引可否を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の顧客取引システム。
  4. 前記取引データ生成部にて生成される取引データは、1次元コードまたは2次元コードであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の顧客取引システム。
  5. 前記取引データ生成部にて生成される取引データは、現金授受を伴う取引に関する取引データであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の顧客取引システム。
  6. 前記取引データ生成部にて生成される取引データは、前記自動取引装置における取引制限期間が含まれていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の顧客取引システム。
  7. 前記取引データ生成部にて生成される取引データは、前記自動取引装置の設置先情報が含まれていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の顧客取引システム。
  8. 前記取引データ生成部にて生成される取引データは、貨幣の入金及び出金を伴う取引である場合に、貨幣の出金額から貨幣の入金額を相殺した相殺データであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の顧客取引システム。
  9. 取引伝票を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された取引伝票画像を所定の管理装置に送信する送信部と、
    前記管理装置から取引データを受信する受信部と、
    前記受信部により受信された取引データを表示する表示部と
    を備えたことを特徴とする顧客端末装置。
  10. 顧客端末装置により取引伝票を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程により撮像された取引伝票画像を送信する送信工程と、
    前記顧客端末装置と通信可能に接続された管理装置が、前記顧客端末装置から送信された前記取引伝票画像の取引可否を判定する取引可否判定工程と、
    前記管理装置が、取引可能であると判定された取引伝票画像に対応し、貨幣の入出金処理を行う所定の自動取引装置の読取対象となる取引データを生成する取引データ生成工程と、
    前記管理装置が、前記顧客端末装置に対して前記取引データを送信する送信工程と
    を含んだことを特徴とする顧客取引方法。
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