JP2018125725A - 弾性波デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数調整を良好に行うことが可能な弾性波デバイスを提供すること。【解決手段】弾性波デバイス100は、基板10と、基板10上に設けられ、弾性波を励振する櫛形電極30と、櫛形電極30上に設けられ、チタンが添加された酸化タンタル膜又はチタンが添加された酸化ニオブ膜からなる絶縁膜20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、弾性波デバイスに関する。
弾性波デバイスの周波数を調整するために、弾性波を励振する電極上に絶縁膜を設けることが知られている。例えば、圧電基板上に設けられた櫛形電極を覆って温度補償膜が設けられ、温度補償膜上に周波数調整用の絶縁膜が設けられた弾性波デバイスが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2013−145930号公報
特許文献1では、周波数調整用の絶縁膜として酸化タンタル膜などを用いることが記載されているが、所望の周波数への調整に関して改善の余地が残されている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、周波数調整を良好に行うことが可能な弾性波デバイスを提供することを目的とする。
本発明は、基板と、前記基板上に設けられ、弾性波を励振する電極と、前記電極上に設けられ、チタンが添加された酸化タンタル膜又はチタンが添加された酸化ニオブ膜からなる絶縁膜と、を備える弾性波デバイスである。
上記構成において、前記絶縁膜は、前記チタンが添加された酸化タンタル膜であり、元素が添加されていない酸化タンタル膜よりもヤング率が大きい、又は、前記チタンが添加された酸化ニオブ膜であり、元素が添加されていない酸化ニオブ膜よりもヤング率が大きい構成とすることができる。
上記構成において、前記基板は圧電基板であり、前記電極は櫛形電極である構成とすることができる。
上記構成において、前記櫛形電極上に設けられ、前記圧電基板の弾性定数の温度係数とは逆符号の温度係数の弾性定数を有する温度補償膜を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記櫛形電極に含まれる電極指が設けられた領域は、前記電極指の延伸方向における中央に位置する中央領域と、前記電極指の延伸方向におけるエッジに位置するエッジ領域と、を有し、前記絶縁膜は、前記中央領域と前記エッジ領域とを覆って設けられ、前記中央領域における厚さと前記エッジ領域における厚さとが異なる構成とすることができる。
上記構成において、前記圧電基板は、タンタル酸リチウム基板又はニオブ酸リチウム基板を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記基板上に設けられた圧電膜を備え、前記電極は前記圧電膜を挟んで設けられた下部電極及び上部電極であり、前記絶縁膜は前記上部電極上に設けられている構成とすることができる。
上記構成において、前記絶縁膜は、前記チタンが添加された酸化タンタル膜であり、チタンの添加量が0.1atom%以上且つ40atom%以下である、又は、前記チタンが添加された酸化ニオブ膜であり、チタンの添加量は0.1atom%以上且つ40atom%以下である構成とすることができる。
本発明によれば、周波数調整を良好に行うことができる。
図1(a)は、実施例1に係る弾性波デバイスの平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A間の断面図である。 図2(a)から図2(c)は、実施例1に係る弾性波デバイスの製造方法を示す断面図である。 図3(a)及び図3(b)は、実施例1に係る弾性波デバイスのアドミタンス特性及びQ特性の実験結果を示す図、図3(c)及び図3(d)は、比較例1に係る弾性波デバイスのアドミタンス特性及びQ特性の実験結果を示す図である。 図4は、実施例2に係る弾性波デバイスの一部を拡大した断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、横モードの不要波を抑制するためのIDT内の音速について説明する図である。 図6(a)は、実施例3に係る弾性波デバイスの平面図、図6(b)は、図6(a)のA−A間の断面図である。 図7は、実施例3の変形例1に係る弾性波デバイスの断面図である。 図8は、実施例4に係る弾性波デバイスの断面図である。 図9は、絶縁膜の厚さと周波数との関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る弾性波デバイスの平面図、図1(b)は、図1(a)のA−A間の断面図である。なお、図1(a)では、温度補償膜18及び絶縁膜20を透視してIDT12及び反射器14を図示している。図1(a)及び図1(b)のように、実施例1の弾性波デバイス100は、基板10と、IDT(Interdigital Transducer)12と、反射器14と、パッド16と、温度補償膜18と、絶縁膜20と、を含む。基板10は、例えばタンタル酸リチウム(LiTaO)基板又はニオブ酸リチウム(LiNbO)基板などの圧電基板である。基板10は、サファイア基板、スピネル基板、酸化アルミニウム基板、又はシリコン基板などの支持基板の主面に圧電基板が接合された接合基板でもよい。
IDT12及び反射器14は、基板10上に設けられている。IDT12は、1対の櫛形電極30を備える。1対の櫛形電極30は、複数の電極指32と、複数のダミー電極指34と、複数の電極指32及び複数のダミー電極指34が接続されたバスバー36と、を備える。電極指32とダミー電極指34とは、ほぼ交互に配列されている。1対の櫛形電極30は、電極指32がほぼ互い違いとなるように対向して設けられている。1対の櫛形電極30のうちの一方の櫛形電極30の電極指32の先端と他方の櫛形電極30のダミー電極指34の先端とは空隙を介して対向している。IDT12は、アポダイズ重み付けがされている。電極指32が励振する弾性波は、主に電極指32の配列方向に伝搬する。反射器14は、弾性波の伝搬方向でIDT12を挟んで設けられ、弾性波を反射する。
パッド16は、バスバー36に接続されて、基板10上に設けられている。IDT12、反射器14、及びパッド16は、例えばアルミニウム(Al)、銅(Cu)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、ルテニウム(Ru)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、及び金(Au)の少なくとも1種を含む金属膜であり、単層金属膜でもよいし、積層金属膜でもよい。
温度補償膜18は、IDT12及び反射器14を覆って、基板10上に設けられている。温度補償膜18は、IDT12及び反射器14よりも厚い厚さを有する。温度補償膜18は、基板10を構成する圧電基板の弾性定数の温度係数とは逆符号の温度係数の弾性定数を有する。温度補償膜18は、温度変化による特性変化を抑制する機能を有する。また、温度補償膜18は、IDT12及び反射器14が水分に曝されて腐食することを抑制する機能も有する。温度補償膜18は、例えば酸化シリコン(SiO)膜又は元素が添加された酸化シリコン膜(例えばフッ素添加酸化シリコン(SiOF)膜)である。
絶縁膜20は、IDT12及び反射器14を覆って、温度補償膜18上に設けられている。絶縁膜20は、弾性波デバイスの共振周波数を調整する周波数調整用として用いられる。絶縁膜20は、チタン(Ti)が添加された酸化タンタル膜(TaO膜)である。Tiの添加量は、例えば0.1atom%以上且つ40atom%以下である。以下において、Tiが添加された酸化タンタル膜をTiドープ酸化タンタル膜と称す。酸化タンタル膜において、チタンはタンタルサイトに置換されていると考えられる。
図2(a)から図2(c)は、実施例1に係る弾性波デバイスの製造方法を示す断面図である。図2(a)のように、基板10上に、真空蒸着法又はスパッタリング法を用いて金属膜を堆積した後、リフトオフ法又はエッチング法を用いて金属膜を所望の形状にパターニングする。これにより、IDT12、反射器14、及びパッド16を形成する。
図2(b)のように、基板10上に、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法を用いて、IDT12及び反射器14を覆う温度補償膜18を形成する。なお、温度補償膜18は、スパッタリング法を用いて形成してもよい。温度補償膜18を堆積した後、温度補償膜18の上面を平坦化する平坦化処理を行ってもよい。平坦化処理は、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法を用いてもよい。
図2(c)のように、温度補償膜18上に、イオンビームアシスト蒸着法を用いて、IDT12及び反射器14を覆う絶縁膜20を形成する。イオンビーム蒸着法における蒸着源として、例えば五酸化二タンタル(Ta)と一酸化チタン(TiO)と三酸化二チタン(Ti)との焼結体を用いることができる。イオン銃から照射されるイオンビームとして、酸素イオンを用いることができる。
次に、実施例1の弾性波デバイスと比較例1の弾性波デバイスのアドミタンス特性及びQ特性を評価した実験について説明する。比較例1の弾性波デバイスは、絶縁膜20に意図的な元素の添加がされていない酸化タンタル膜(以下、ノンドープ酸化タンタル膜と称す)を用いた点以外は、実施例1の弾性波デバイスと同じ構成をしている。
実験を行った実施例1の弾性波デバイス及び比較例1の弾性波デバイス共に、基板10は127.86°YカットX伝搬のLiNbO基板とした。IDT12及び反射器14はCuを主成分とした厚さ252nmの金属膜とした。温度補償膜18は厚さ1164μmのSiO膜とした。IDT20の電極指32のピッチ間隔を3.84μmとした。電極指32の対数を55対とした。開口長を35λ(λは弾性表面波の波長)とした。電極指32及びダミー電極指34のデューティ比を50%とした。絶縁膜20の厚さを10nmとした。
実施例1のTiドープ酸化タンタル膜からなる絶縁膜20はイオンビームアシスト蒸着法を用いて成膜した。蒸着源としてTaとTiOとTiとの焼結体を用いた。この焼結体のTaの質量パーセント濃度は90wt%以上で、TiOとTiの質量パーセント濃度は10wt%未満が好ましい。イオンビームアシスト蒸着の条件は、ビーム加速電圧を−6kVとし、エミッション電流の最大値を700mAとし、イオン銃のビーム電圧を700V、ビーム電流を700mAとした。そして、イオン銃に酸素を導入(酸素ガス流量:50sccm)してイオンアシスト成膜を行った。イオン銃から酸素イオンが照射される前のチャンバー内の真空度は8×10−4Paで、酸素イオンが照射された後の真空度は2×10−2Paであった。
比較例1のノンドープ酸化タンタル膜からなる絶縁膜20もイオンビームアシスト蒸着法を用いて成膜した。蒸着源としてTaからなる焼結体を用いた点以外は、Tiドープ酸化タンタル膜の場合と同じ条件で行った。
図3(a)及び図3(b)は、実施例1に係る弾性波デバイスのアドミタンス特性及びQ特性の実験結果を示す図、図3(c)及び図3(d)は、比較例1に係る弾性波デバイスのアドミタンス特性及びQ特性の実験結果を示す図である。図3(a)から図3(d)において、絶縁膜20を成膜する前のアドミタンス特性及びQ特性を破線で示し、絶縁膜20を成膜した後のアドミタンス特性及びQ特性を実線で示している。
図3(a)及び図3(c)のように、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜及びノンドープ酸化タンタル膜のいずれを用いた場合でも、絶縁膜20を成膜することで、共振周波数fr及び反共振周波数faは低周波数側に変化していることが分かる。図3(a)のように、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量を共振周波数frの変化量から求めた所、−0.213MHz/nmであった。図3(c)のように、絶縁膜20にノンドープ酸化タンタル膜を用いた場合、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量を共振周波数frの変化量から求めた所、−0.325MHz/nmであった。このように、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合では、ノンドープ酸化タンタル膜を用いた場合に比べて、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量が小さかった。
図3(b)及び図3(d)のように、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜及びノンドープ酸化タンタル膜のいずれを用いた場合でも、絶縁膜20の成膜前と成膜後でQ値はほとんど変化がなかった。図3(b)のように、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合では、絶縁膜20の成膜前に対する成膜後のQ値は、共振周波数frと反共振周波数faとの間の最大値で−31.3、平均値で―19.0であった。図3(d)のように、絶縁膜20にノンドープ酸化タンタル膜を用いた場合では、絶縁膜20の成膜前に対する成膜後のQ値は、共振周波数frと反共振周波数faとの間の最大値で−38.8、平均値で―26.3であった。
図3(a)から図3(d)のように、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜及びノンドープ酸化タンタル膜のいずれを用いた場合でも、Q特性の劣化を抑制しつつ、周波数の調整を行うことが可能であることが分かる。しかしながら、絶縁膜20にノンドープ酸化タンタル膜を用いた場合、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量が−0.325MHz/nmと比較的大きいため、絶縁膜20の膜厚制御によって周波数を精度良く調整することが難しい。一方、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量は−0.213MHz/nmと比較的小さいため、絶縁膜20の膜厚制御によって周波数を精度良く調整することができる。
絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合では、ノンドープ酸化タンタル膜を用いた場合に比べて、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量が小さくなった理由を以下に説明する。
表1は、絶縁膜20に用いたTiドープ酸化タンタル膜とノンドープ酸化タンタル膜の密度、ヤング率、及び音速の評価結果である。なお、評価精度を高めるために絶縁膜20の厚さを80nm〜180nmとして評価を行った。
Figure 2018125725
表1において、密度は、X線反射率(XRR:X-Ray Reflection)法を用いて評価した。ヤング率は、基板10を伝搬する弾性表面波の音速から計算した。音速は、下記の数1を用いて計算した。なお、数1において、Vは音速、ρは密度、Eはヤング率、νはポアソン比である。
Figure 2018125725
表1のように、Tiドープ酸化タンタル膜及びノンドープ酸化タンタル膜の密度は、それぞれ8.01g/cm及び8.10g/cmと同程度の大きさであった。なお、Ta膜の密度の理論値は8.2g/cmである。Tiドープ酸化タンタル膜のヤング率は196.0GPaと、ノンドープ酸化タンタル膜のヤング率171.3GPaよりも大きかった。このように、Tiドープ酸化タンタル膜は、ノンドープ酸化タンタル膜に対して、密度はほとんど変化せずに(変化率:1.2%程度)、ヤング率が大きくなる(変化率:14%程度)ことが分かる。また、数1のようにヤング率Eが大きくなるほど音速Vは速くなることから、Tiドープ酸化タンタル膜の音速は3153.87m/sと、ノンドープ酸化タンタル膜の音速2932.03m/sよりも速くなっている。
基板10に127.86°YカットX伝搬のLiNbO基板を用いた場合、弾性表面波の主モードの音速は約3500m/sである。絶縁膜20の膜厚が一定である場合、弾性表面波の音速と絶縁膜20の音速との差が大きくなるほど、周波数変化量が大きくなる。ノンドープ酸化タンタル膜の音速は2932.03m/sであることから、弾性表面波の音速(約3500m/s)との差は約560m/sである。これに対し、Tiドープ酸化タンタル膜の音速は3153.87m/sであることから、弾性表面波の音速(約3500m/s)との差は約350m/sである。このように、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合では、ノンドープ酸化タンタル膜を用いた場合に比べて、弾性表面波の音速と絶縁膜20の音速との差が小さくなり、その結果、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量が小さくなったと考えられる。
なお、基板10に0°YカットX伝搬のLiNbO基板を用いた場合の弾性表面波の主モードの音速は約3600m/sであり、42°YカットX伝搬タンタル酸リチウム(LiTaO)基板を用いた場合の弾性表面波の主モードの音速は約4000m/sである。このように、基板10がLiNbO基板又はLiTaO基板のいずれを含む場合であっても、弾性表面波の主モードの音速は酸化タンタル膜の音速よりも速くなる。したがって、基板10がLiNbO基板又はLiTaO基板のいずれを含む場合であっても、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いることで、絶縁膜20の音速を速めて、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量を小さくできる。
実施例1によれば、櫛形電極30上にTiドープ酸化タンタル膜からなる絶縁膜20が設けられている。これにより、図3(a)及び図3(b)で説明したように、Q特性の劣化を抑制しつつ、周波数の調整を行うことができる。Tiドープ酸化タンタル膜からなる絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量は、絶縁膜20にノンドープ酸化タンタル膜を用いた場合に比べて小さくなることから、製造におけるマージンを確保でき、周波数調整を良好に行うことができる。また、Tiドープ酸化タンタル膜は優れた耐湿性を有することから、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いることで温度補償膜18の吸湿を抑制できる。
表1のように、絶縁膜20は、ノンドープ酸化タンタル膜よりもヤング率の大きいTiドープ酸化タンタル膜からなることが好ましい。数1から分かるように、絶縁膜20の音速Vは、絶縁膜20のヤング率Eを大きくするだけでなく、絶縁膜20の密度ρを小さくすることでも速くできる。すなわち、絶縁膜20の密度を小さくすることでも、弾性表面波の音速と絶縁膜20の音速との差を小さくすることができる。しかしながら、絶縁膜20の密度を小さくすると、絶縁膜20の膜質が悪くなってしまう。したがって、絶縁膜20のヤング率を大きくすることで、絶縁膜20の音速を速くして、弾性表面波の音速と絶縁膜20の音速との差を小さくすることが好ましい。例えば、Tiドープ酸化タンタル膜からなる絶縁膜20のヤング率は、ノンドープ酸化タンタル膜のヤング率の1.1倍以上である場合が好ましく、1.15倍以上である場合がより好ましく、1.2倍以上である場合がさらに好ましい。
絶縁膜20は、イオンビームアシスト蒸着法を用いて成膜されることが好ましい。表2は、イオンビームアシスト蒸着の条件を変えた場合での、Tiドープ酸化タンタル膜の密度、ヤング率、及び音速の評価結果である。サンプル1は、イオン銃のビーム電圧を0V、ビーム電流を0mA(すなわち、イオンアシストなし)の条件で成膜したTiドープ酸化タンタル膜の評価結果である。サンプル2は、イオン銃のビーム電圧を700V、ビーム電流を700mAの条件で成膜したTiドープ酸化タンタル膜の評価結果である。サンプル3は、イオン銃のビーム電圧を1000V、ビーム電流を1000mAの条件で成膜したTiドープ酸化タンタル膜の評価結果である。イオンビームアシスト蒸着のその他の条件については、表1で説明した条件と同じ条件にした。
Figure 2018125725
表2のように、サンプル2及びサンプル3では、密度はノンドープ酸化タンタル膜の密度(表1:8.10g/cm)と同等の大きさとなった。ヤング率はノンドープ酸化タンタル膜のヤング率(表1:171.3GPa)よりも大きくなり、その結果、音速はノンドープ酸化タンタル膜の音速(表1:2932.03m/s)よりも速くなった。一方、サンプル1では、密度及びヤング率はノンドープ酸化タンタル膜よりも小さく、音速はノンドープ酸化タンタル膜よりも遅くなった。このことから、絶縁膜20の音速を速くして、弾性表面波の音速と絶縁膜20の音速との差を小さくするには、絶縁膜20に用いるTiドープ酸化タンタル膜をイオンビームアシスト蒸着法によって形成することが好ましいことが分かる。なお、サンプル1は、密度が小さくて緻密性が低下しているために、ヤング率が小さくなったものと考えられる。したがって、緻密なTiドープ酸化タンタル膜が成膜できる製造方法であれば、イオンビームアシスト蒸着法以外であってもよく、例えばTiを添加したTaのターゲットを用いたスパッタリング法や、CVD法、原子層堆積(ALD:Atomic Layer Deposition)法を用いて成膜してもよい。
なお、実施例1では、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合を例に示したが、Tiが添加された酸化ニオブ膜(NbO膜)を用いる場合でもよい。この場合でも、Tiの添加量が0.1atom%以上且つ40atom%以下であることが好ましい。タンタル(Ta)とニオブ(Nb)は価数とイオン半径が近いため(5価のTaのイオン半径:0.64Å、5価のNbのイオン半径:0.64Å)、TaとNbは、同様の結晶構造を構成し、同様の電気特性を示すと考えられる。したがって、Tiドープ酸化タンタル膜の場合と同様に、Tiドープ酸化ニオブ膜は、ノンドープ酸化ニオブ膜に対して、密度はほとんど変化せずに、ヤング率が大きくなると考えられる。したがって、絶縁膜20にTiドープ酸化ニオブ膜を用いた場合でも、絶縁膜20の単位膜厚あたりの周波数変化量を小さくでき、周波数調整を良好に行うことができると考えられる。また、絶縁膜20がTiドープ酸化タンタル膜からなる場合と同様に、絶縁膜20は、ノンドープ酸化ニオブ膜よりもヤング率の大きいTiドープ酸化ニオブ膜からなることが好ましい。例えば、Tiドープ酸化ニオブ膜からなる絶縁膜20のヤング率は、ノンドープ酸化ニオブ膜のヤング率の1.1倍以上である場合が好ましく、1.15倍以上である場合がより好ましく、1.2倍以上である場合がさらに好ましい。
なお、実施例1では、絶縁膜20が温度補償膜18の上面に設けられた場合を例に示したが、絶縁膜20は温度補償膜18内又は温度補償膜18の下面に設けられている場合でもよい。
図4は、実施例2に係る弾性波デバイスの一部を拡大した断面図である。図4のように、実施例2の弾性波デバイス200は、実施例1の弾性波デバイス100と比べて、温度補償膜18が設けられていない点で異なる。したがって、絶縁膜20は、電極指32に接して、IDT12及び反射器14を覆っている。絶縁膜20の厚さは、IDT12及び反射器14よりも薄い。
実施例1では、絶縁膜20は温度補償膜18上に設けられていたが、実施例2のように、絶縁膜20はIDT12及び反射器14に接して設けられていてもよい。なお、IDT12と絶縁膜20との間に薄い保護膜が挿入されていてもよい。
まず、図5(a)及び図5(b)を用いて、横モードの不要波を抑制するためのIDT内の音速について説明する。図5(a)は、圧電基板の異方性係数γが正の場合に対応し、図5(b)は、圧電基板の異方性係数γが負の場合に対応する。回転YカットX伝搬LiNbO基板は異方性係数γが正であり、回転YカットX伝搬LiTaO基板は異方性係数γが負である。図5(a)及び図5(b)の左図のように、IDT12は、1対の櫛形電極30aを備えている。1対の櫛形電極30aは、複数の電極指32と、複数の電極指32が接続されたバスバー36と、を備える。1対の櫛形電極30aのうちの一方の櫛形電極30aの電極指32の先端と他方の櫛形電極30aのバスバー36とが空隙を介して対向している。1対の櫛形電極30aの電極指32が交差する領域を交差領域40とする。交差領域40は、中央領域42及びエッジ領域44を有する。交差領域40とバスバー36との間をギャップ領域46とする。
図5(a)の右図のように、異方性係数γが正のとき、交差領域40に比べギャップ領域46の音速を速くする。これにより、弾性波が交差領域40内に閉じ込められる。エッジ領域44の音速を中央領域42より遅くする。これにより、横モードによる不要波を抑制できる。図5(b)の右図に示すように、異方性係数γが負のとき、交差領域40に比べギャップ領域46の音速を遅くする。これにより、弾性波が交差領域40内に閉じ込められる。エッジ領域44の音速を中央領域42より速くする。これにより、横モードによる不要波を抑制できる。このような構造をピストンモード構造という。
図6(a)は、実施例3に係る弾性波デバイスの平面図、図6(b)は、図6(a)のA−A間の断面図である。実施例3の弾性波デバイス300では、基板10は回転YカットX伝搬LiNbO基板を含む。IDT12は、複数の電極指32とバスバー36とを備える1対の櫛形電極30aを備える。絶縁膜20は、ギャップ領域46と交差領域40とを覆っていて、バスバー36は覆っていない。絶縁膜20は、Tiドープ酸化タンタル膜又はTiドープ酸化ニオブ膜からなり、エッジ領域44における厚さがギャップ領域46及び中央領域42における厚さよりも厚くなっている。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
実施例3によれば、絶縁膜20は、エッジ領域44における厚さが中央領域42における厚さよりも厚くなっている。これにより、エッジ領域44の音速を中央領域42より遅くできる。したがって、図5(a)で説明したように、横モードによる不要波を抑制できる。
図7は、実施例3の変形例1に係る弾性波デバイスの断面図である。図7のように、実施例3の変形例1の弾性波デバイス310では、絶縁膜20は、バスバー36上にも設けられている。絶縁膜20は、バスバー36上における厚さがギャップ領域46及び中央領域42における厚さよりも厚くなっている。バスバー36上における絶縁膜20の厚さとエッジ領域44における絶縁膜20の厚さとは、例えば同じ厚さになっている。その他の構成は、実施例3と同じであるため説明を省略する。
実施例3の変形例1のように、エッジ領域44における絶縁膜20の厚さが中央領域42における絶縁膜20の厚さよりも厚い場合において、絶縁膜20はバスバー36上に設けられていてもよい。
なお、実施例3では、基板10がLiNbO基板を含む場合を例に示したが、これに限られない。基板10はLiTaO基板を含む場合でもよい。この場合、図5(b)のように、横モードの不要波を抑制するために、エッジ領域44の音速を中央領域42より速くすることが好ましい。したがって、絶縁膜20は、エッジ領域44における厚さが中央領域42における厚さよりも薄い場合が好ましい。
このように、横モードの不要波を抑制するために、絶縁膜20はエッジ領域44における厚さと中央領域42における厚さとが異なっている場合が好ましい。なお、異方性係数γが負であるLiTaO基板は、IDT12の膜厚を大きくすることで、異方性係数γを負から正に変えることができる。
図8は、実施例4に係る弾性波デバイスの断面図である。図8のように、実施例4の弾性波デバイス400は、基板10上に、圧電膜54と、圧電膜54を挟んで対向する下部電極52及び上部電極56と、が設けられている。圧電膜54を挟み下部電極52と上部電極56とが対向する領域が、厚み縦振動モードが共振する共振領域58となる。このように、下部電極52及び上部電極56は、弾性波を励振する電極である。
共振領域58において、基板10の平坦上面と下部電極52との間に、下部電極52側にドーム状の膨らみを有する空隙60が設けられている。ドーム状の膨らみとは、例えば空隙60の周辺では空隙60の高さが低く、空隙60の内部ほど空隙60の高さが高くなるような形状の膨らみである。共振領域58を覆って、上部電極56上に絶縁膜20が設けられている。絶縁膜20は、Tiドープ酸化タンタル膜又はTiドープ酸化ニオブ膜であり、弾性波デバイスの共振周波数を調整する周波数調整用として用いられる。なお、絶縁膜20に凹部や孔が設けられていてもよい。
基板10は、シリコン基板、石英基板、ガラス基板、セラミック基板、又はガリウム砒素基板などである。下部電極52及び上部電極56は、アルミニウム、銅、クロム、モリブデン、タングステン、タンタル、白金、ルテニウム、ロジウム、又はイリジウムなどの金属単層膜、若しくは、これらの積層膜である。圧電膜54は、窒化アルミニウム膜、酸化亜鉛膜、チタン酸ジルコン酸鉛膜、又はチタン酸鉛膜などである。圧電膜54は、窒化アルミニウムを主成分とし、共振特性の向上又は圧電性の向上のために他の元素を含んだ膜でもよい。例えば、添加元素にスカンジウムを用いることで圧電性を向上でき、電気機械結合係数を向上できる。共振領域58は、楕円形状をしていてもよいし、矩形形状をしていてもよいし、その他の形状をしていてもよい。空隙60は、基板10に設けられた窪み又は貫通孔の場合でもよい。
図9は、絶縁膜の厚さと周波数との関係を示す図である。図9の横軸は絶縁膜20の厚さで、縦軸は共振周波数である。図9では、下部電極52及び上部電極56に厚さ250nmのルテニウム膜を用い、圧電膜54に厚さ1250nmの窒化アルミニウム膜を用い、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合の測定結果を示している。また、比較のために、絶縁膜20を二酸化シリコン(SiO)膜とした場合の測定結果も示している。絶縁膜20がTiドープ酸化タンタル膜である場合の測定結果を実線で、SiO膜である場合の測定結果を破線で示している。図9のように、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合は、SiO膜を用いた場合に比べて、単位膜厚あたりの周波数変化量が大きい。このため、広範囲にわたって共振周波数を調整することができる。
実施例4によれば、基板10上に、圧電膜54と、圧電膜54を挟んで対向する下部電極52及び上部電極56と、が設けられている。共振領域58上における上部電極56上に、Tiドープ酸化タンタル膜からなる絶縁膜20が設けられている。これにより、広範囲にわたって周波数調整が可能となるため、周波数を良好に調整することができる。また、絶縁膜20にTiドープ酸化タンタル膜を用いた場合は、SiO膜を用いた場合に比べて、同じ量の周波数を変化させるときの膜厚を薄くできることから、特性に与える影響を抑えることができる。絶縁膜20の膜厚を厚くすることで共振周波数が低下していくことから、例えば絶縁膜20はラダー型フィルタの並列共振器の周波数調整用として用いることができる。また、上述したように、Tiドープ酸化タンタル膜は優れた耐湿性を有することから、上部電極56が水分に曝されることを抑制できる。
実施例4では、絶縁膜20がTiドープ酸化タンタル膜である場合を例に示したが、Tiドープ酸化ニオブ膜である場合でもよい。実施例1で説明したように、TaとNbは同様の結晶構造を構成し同様の電気特性を示すと考えられることから、絶縁膜20がTiドープ酸化ニオブ膜の場合でも図9と同様の結果が得られると考えられるためである。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 基板
12 IDT
14 反射器
16 パッド
18 温度補償膜
20 絶縁膜
30、30a 櫛形電極
32 電極指
34 ダミー電極指
36 バスバー
40 交差領域
42 中央領域
44 エッジ領域
46 ギャップ領域
52 下部電極
54 圧電膜
56 上部電極
58 共振領域
60 空隙
100〜400 弾性波デバイス

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられ、弾性波を励振する電極と、
    前記電極上に設けられ、チタンが添加された酸化タンタル膜又はチタンが添加された酸化ニオブ膜からなる絶縁膜と、を備える弾性波デバイス。
  2. 前記絶縁膜は、前記チタンが添加された酸化タンタル膜であり、元素が添加されていない酸化タンタル膜よりもヤング率が大きい、又は、前記チタンが添加された酸化ニオブ膜であり、元素が添加されていない酸化ニオブ膜よりもヤング率が大きい、請求項1記載の弾性波デバイス。
  3. 前記基板は、圧電基板であり、
    前記電極は、櫛形電極である、請求項1または2記載の弾性波デバイス。
  4. 前記櫛形電極上に設けられ、前記圧電基板の弾性定数の温度係数とは逆符号の温度係数の弾性定数を有する温度補償膜を備える、請求項3記載の弾性波デバイス。
  5. 前記櫛形電極に含まれる電極指が設けられた領域は、前記電極指の延伸方向における中央に位置する中央領域と、前記電極指の延伸方向におけるエッジに位置するエッジ領域と、を有し、
    前記絶縁膜は、前記中央領域と前記エッジ領域とを覆って設けられ、前記中央領域における厚さと前記エッジ領域における厚さとが異なる、請求項3または4記載の弾性波デバイス。
  6. 前記圧電基板は、タンタル酸リチウム基板又はニオブ酸リチウム基板を含む、請求項3から5のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  7. 前記基板上に設けられた圧電膜を備え、
    前記電極は、前記圧電膜を挟んで設けられた下部電極及び上部電極であり、
    前記絶縁膜は、前記上部電極上に設けられている、請求項1または2記載の弾性波デバイス。
  8. 前記絶縁膜は、前記チタンが添加された酸化タンタル膜であり、チタンの添加量が0.1atom%以上且つ40atom%以下である、又は、前記チタンが添加された酸化ニオブ膜であり、チタンの添加量は0.1atom%以上且つ40atom%以下である、請求項1から7のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
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