JP2018123554A - ロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータを作動させることができない緊急時であっても、ロック部材をアンロック状態に切り替えることができるロック装置を提供する。【解決手段】アクチュエータ38に通電がなされず、ロック装置37を電気的にアンロック状態に切り替えることができない状況下のとき、キーシリンダ59をアンロック位置に操作する。このとき、ロータ61の突起部62がロック部材40をアンロック方向に引き上げ、ロック部材40の本体部42が、開閉操作部32の溝部69から離脱する。これにより、アクチュエータ38に通電ができない状況下であっても、ロック装置37を強制的にアンロック状態に切り替えることが可能となる。【選択図】図4

Description

本発明は、電気的な制御により機器の操作をロック制御するロック装置に関する。
従来、例えば車両のグローブボックスには、グローブボックスの開閉操作をロック可能なロック装置が設けられている(特許文献1〜3等参照)。この種のロック装置においては、ロック/アンロックの切り替えを電気式に行うものが周知である。電気式のロック装置の場合、グローブボックスに設けられたスイッチを操作することにより、ロック/アンロックの切り替えを行う。
特開2011−241641号公報 特開2010−77614号公報 特開2010−53551号公報
ところで、電気式のロック装置の場合、例えば車両のバッテリが切れてしまったとき、ロック装置に通電がなされずにアンロック状態に切り替わってしまうと、盗難に対するセキュリティ性を確保することができない。これに対処するためには、例えば通電時にアンロック状態をとり、非通電時にロック状態をとればよい。しかし、この構成をとると、バッテリが切れてしまったとき、ロック装置がロック状態に維持されてしまい、グローブボックスを開操作することができない問題があった。
本発明の目的は、アクチュエータを作動させることができない緊急時であっても、ロック部材をアンロック状態に切り替えることができるロック装置を提供することにある。
前記問題点を解決するロック装置は、アクチュエータによりロック部材を電気的に制御することによって、機器の操作をロック状態又はアンロック状態に切り替える構成において、前記アクチュエータがロック位置をとっていても、ロック状態の前記ロック部材をキーシリンダの操作によってアンロック方向に作動可能とすることで、ロック状態を強制解除可能にする強制解除機構を備えた。
本構成によれば、アクチュエータがロック位置から動かない状況となったとき、キーシリンダの操作によってロック部材をアンロック方向に作動すれば、ロック状態を強制解除することが可能となる。よって、アクチュエータを作動させることができない緊急時であっても、ロック部材をアンロック状態に切り替えることが可能となる。
前記ロック装置において、前記アクチュエータは、通電がなされていないとき、ロック位置をとって前記ロック部材をロック作動させ、通電がなされたとき、アンロック位置をとって前記ロック部材をアンロック作動させるものであることが好ましい。この構成によれば、アクチュエータが通電されていないとき、ロック部材がロック位置をとるので、アクチュエータを通電できない状況に陥ると、ロック装置をアンロック状態に切り替えることができない。しかし、本構成を用いれば、キーシリンダの操作によってロック装置を強制解除することが可能となるので、アクチュエータを通電できない状況下となっても、ロック状態をアンロック状態に戻すことが可能となる。
前記ロック装置において、前記機器は、車両のグローブボックスであることが好ましい。この構成によれば、グローブボックス用のロック装置を電気的にアンロック状態に切り替えることができない状況に陥っても、キーシリンダを操作することにより、ロック装置をアンロック状態に強制解除することが可能となる。
前記ロック装置において、前記ロック部材は、ロック及びアンロックの作動時、プレート状の本体部の平面方向に沿ってスライド移動することが好ましい。この構成によれば、ロック装置の構成を、ロック部材がスライド移動してロック及びアンロックが切り替わるという簡素な構成とすることが可能となる。
前記ロック装置において、ロック対象となる部品に本体部が係止することでロック状態をとり、当該本体部から突設された突起部を有する前記ロック部材と、通電により可動する可動部を前記ロック部材の前記突起部に係止させ、通電時に前記可動部がアンロック位置に作動するとき、前記可動部に設けられた突片によって前記突起部を引くことにより、当該ロック部材をアンロック状態に切り替え可能な前記アクチュエータとを備え、前記強制解除機構は、キーによりアンロック位置に操作されるとき、前記ロック部材をアンロック方向に作動させる前記キーシリンダと、前記可動部において前記突片と可動部本体との間に設けられ、前記キーシリンダの操作によって前記ロック部材がアンロック方向へ作動可能となるように前記突起部が係止された凹部とを備えることが好ましい。この構成によれば、強制解除機構の構成を、ロック部材に設けた突起部を可動部の凹部に係止するという簡素な構成で済ませることが可能となる。
本発明によれば、アクチュエータを作動させることができない緊急時であっても、ロック部材をアンロック状態に切り替えることができる。
一実施形態の電子キーシステムの構成図。 グローブボックスの外観図。 ロック部材の斜視図。 ロック装置の作動図。 図4のII−II線断面図。 ロック装置の作動図。 図6のII−II線断面図。 キーシリンダの操作図。 ロック装置の作動図。 図9のII−II線断面図。
以下、ロック装置の一実施形態を図1〜図10に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、電子キー2との無線によりID照合を行って車載装置3の作動を実行又は許可する電子キーシステム4を備える。電子キーシステム4は、車両1からの通信を契機に狭域無線によりID照合を実行するキー操作フリーシステムである。キー操作フリーシステムは、電子キー2を直に操作することなく自動でID照合(スマート照合)が行われるものである。車載装置3は、例えばドアロック装置5やエンジン6などがある。
車両1は、ID照合を行う照合ECU(Electronic Control Unit)9と、車載電装品の電源を管理するボディECU10と、エンジン6を制御するエンジンECU11と、車両1の電源状態を管理する電源ECU12とを備える。これらECUは、車内の通信線13を介して電気接続されている。通信線13は、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)である。照合ECU9のメモリ14には、車両1に登録された電子キー2の電子キーIDが登録されている。ボディECU10は、車両ドア(図示略)の施解錠を切り替えるドアロック装置5を制御する。
車両1は、室外に電波を送信可能な室外送信機16と、室内に電波を送信可能な室内送信機17と、車両1において電波を受信可能な電波受信機18とを備える。室外送信機16及び室内送信機17は、LF(Low Frequency)帯の電波を送信する。電波受信機18は、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。電子キーシステム4は、LF−UHFの双方向通信となっている。
車両駐車時(車両ドア14が施錠、かつ車両電源が電源オフ状態)、電子キー2を起動させるウェイク信号が室外送信機16からLF電波によって送信されているとき、電子キー2は、ウェイク信号の通信エリアに進入して受信すると、待機状態から起動し、スマート通信を開始する。このとき、照合ECU9は、起動した電子キー2との間でID照合(室内スマート照合)を実行する。このスマート照合には、例えば電子キー2のメモリ19に登録された電子キーIDの正否を確認する電子キーID照合や、キー固有鍵(暗号鍵)を用いたチャレンジレスポンス認証などが含まれる。照合ECU9は、これら照合や認証が成立するとID照合を成立として処理し、ボディECU10によるドアロック装置5の施解錠を実行又は許可する。
照合ECU9は、例えばドアカーテシスイッチ(図示略)によりユーザの乗車を検出すると、室外送信機16に代えて、室内送信機17からウェイク信号を送信する。このウェイク信号を電子キー2が受信すると、室外のときと同様のID照合(室内スマート照合)が開始される。そして、照合ECU9は、室内スマート照合が成立することを確認すると、運転席に設けられたエンジンスイッチ28による電源状態の遷移操作(エンジン始動操作)を許可する。
図2に示すように、グローブボックス31には、閉状態のグローブボックス31を開状態とするときに操作する開閉操作部32が設けられている。開閉操作部32は、例えば押しボタンであることが好ましい。グローブボックス31が閉状態のとき、開閉操作部32が操作されると、開閉操作部32の操作に連動して係止部33が解除方向(図2の矢印A方向)に作動することにより、グローブボックス31の開操作が可能となる。本例の係止部33は、グローブボックス31の幅方向両側に一対設けられている。
図1に戻り、車両1は、車載された機器36(本例はグローブボックス31)の開操作をロック可能なロック装置37を備える。本例のロック装置37は、アクチュエータ38によって電気的に作動状態(ロック状態、アンロック状態)が切り替わる電気式である。アクチュエータ38は、例えばソレノイド(吸引ソレノイド)39であることが好ましい。吸引ソレノイドは、通電時に作動するソレノイドである。
図3及び図4に示すように、ロック装置37は、アクチュエータ38によりロック部材40を電気的に制御することにより、機器36(本例はグローブボックス36)の操作をロック状態又はアンロック状態に切り替える。本例のロック部材40は、プレート状の部材(ロックプレート)からなり、開閉操作部32に係止することで開閉操作部32の操作をロック可能である。ロック部材40は、ロック対象となる部品41(本例は開閉操作部32)に係止可能な本体部42と、本体部42から突設された突起部43とを備える。本例の本体部42は、開閉操作部32の操作方向(図4の矢印B方向)に対して直交する方向に延在する形状をなしている。ロック部材40は、ロック及びアンロックの作動時、プレート状の本体部42の平面方向(図4の矢印C方向)に沿ってスライド移動する。本例の突起部43は、開閉操作部32の操作方向に沿って延在する形状をなしている。
図4に示すように、アクチュエータ38は、本体46と、本体46のコイル47への通電により可動する可動部48とを備える。アクチュエータ38がソレノイド39の場合、可動部48はプランジャ49である。可動部48は、大径に形成された可動部本体50と、可動部本体50よりも小径に形成された連結部51と、連結部51の先端に設けられた突片52とを備える。可動部48(プランジャ49)は、コイル47の通電に応じ、コイル47の軸方向(図4の矢印C方向)に直線移動する。本例のアクチュエータ38(ソレノイド39)は、コイル47が通電されると、プランジャ49が初期位置から所定量引き込んだ引き込み位置に切り替わる。アクチュエータ38は、引き込み位置に切り替わるとき、突片52によって突起部43を引くことにより、ロック部材40をアンロック状態に切り替える。
図3に示すように、ロック部材40の突起部43は、二股形状に形成されることによって略U字状のスリット55が形成されている。スリット55には、可動部48(プランジャ49)の連結部51が係止される。
図3及び図4に示すように、ロック装置37は、アクチュエータ38がロック位置をとっていても、ロック装置37のロック状態を強制解除可能にする強制解除機構58を備える。本例の強制解除機構58は、アクチュエータ38がロック位置をとっていても、ロック状態のロック部材40をキーシリンダ59の操作によってアンロック方向に作動可能とすることで、ロック状態を強制解除可能にする。
強制解除機構58は、前述のキーシリンダ59と、可動部48(プランジャ49)に設けられた凹部60とを備える。キーシリンダ59のロータ61には、キーシリンダ59のキー抜き挿し方向(図4の矢印B方向)に延びる延出部62が形成され、ロック部材40の本体部42に形成された係止溝63に延出部62が挿し込み係止されている。本例の係止溝63は、略L字状に貫通形成されている(図3参照)。キーシリンダ59がロック位置をとるときにキーシリンダ59にキー(図示略)が挿し込まれてアンロック位置に回されると、ロック装置37がアンロック状態に切り替わる。キーシリンダ59は、ロック位置をとるときにのみ、キー(図示略)が抜き挿し可能である。
凹部60は、可動部48(プランジャ49)において突片52と可動部本体50との間に設けられ、ロック部材40がアンロック方向へ作動可能となるように突起部43が係止されている。本例の場合、可動部本体50及び突片52を小径の連結部51で繋ぐ形状とすることにより、凹部60が実現されている。
次に、図4〜図10を用いて、本発明の実施例であるロック装置37(強制解除機構58)の作用及び効果を説明する。
図4及び図5に示すように、ソレノイド39への通電がオフであり、かつキーシリンダ59がロック位置をとっているとする。ソレノイド39は、通電オフのとき、プランジャ49が初期位置、すなわちロック位置をとる。このため、ロック部材40は、ロック方向への移動が許容される。これにより、ロック部材40が自重、又はばね等の付勢部材(図示略)の付勢力により、ロック方向(図4の矢印C1方向)に移動し、本体部42の先端が開閉操作部32の側部の溝部69に嵌り込む。従って、ロック装置37がロック状態をとり、開閉操作部32の操作が不可となる。よって、グローブボックス31を開操作することができなくなる。
図6及び図7に示すように、例えば室内スマート照合が成立するなどしてソレノイド39の通電条件が満足されると、電源ECU12(照合ECU9も可)からソレノイド39に電源が供給されて、ソレノイド39が通電される。ソレノイド39が通電されると、プランジャ49が初期位置から引き込み位置、すなわちアンロック位置に移動する。このとき、プランジャ49の先端の突片52がロック部材40を引き込み、ロック部材40をアンロック側に押す。このため、ロック部材40がアンロック方向(図6及び図7の矢印C2方向)に移動し、本体部42の先端が開閉操作部32の溝部69から離脱する。これにより、ロック装置37がアンロック状態をとり、開閉操作部32の操作が可能となる。よって、グローブボックス31を開操作することが可能となる。
なお、電子キー2がマスターキーの場合、ソレノイド39の通電は許可し、電子キー2がサブキー(バレットキー)の場合、ソレノイド39の通電は許可しないようにしてもよい。こうすることで、車両1を第三者に貸し出すときには、サブキーを第三者に渡すようにすれば、グローブボックス31を不正に開操作されず済む。なお、マスターキー及びサブキーの判定は、電子キーIDがマスターキーID又はサブキーIDのどちらであるのかを確認することで実現できる。また、電子キー2との間で室内スマート照合が成立しなくなったときには、ソレノイド39の通電をオフにして、ロック装置37をロック状態に戻す。
ところで、例えば車両1のバッテリが切れるなどしてソレノイド39の通電がオフとなってしまうと、ソレノイド39によってロック部材40をアンロック側に持ち上げることができず、ロック装置37をアンロック状態に切り替えることができなくなる。この場合、ロック状態のロック装置37によって開閉操作部32の操作が不可にされた状態が維持されてしまうので、グローブボックス31を開操作することができなくなり、不便である。そこで、このときは、正規キーによるキーシリンダ59の操作によって、手動でロック装置37を強制解除する。
このとき、図8に示すように、車両1のバッテリが切れるなどしてソレノイド39の通電がオフに切り替わってしまったときには、正規のキー(図示略)をキーシリンダ59に挿し込み、キーシリンダ59をロック位置からアンロック位置に操作(図8の矢印D方向に操作)する。例えば、ロック位置のキーシリンダ59にキーを挿し込んでキーを約90度回せば、キーシリンダ59がアンロック位置に切り替わる。
図9及び図10に示すように、キーシリンダ59がロック位置からアンロック位置に操作されるとき、キーシリンダ59のロータ61の延出部62が、係止溝63の内縁を摺動しながらロック部材40をアンロック側に押し上げる。これにより、ロック部材40がアンロック方向(図9及び図10の矢印C2方向)に移動し、本体部42の先端が開閉操作部32の溝部69から離脱する。よって、ソレノイド39の通電がオフとなっていても、キーシリンダ59を操作することによってロック装置37を強制解除することが可能となり、グローブボックス31を開操作することが可能となる。
さて、本例の場合、アクチュエータ38(ソレノイド39)がロック位置から動かない状況となったとき、キーシリンダ59の操作によってロック部材40をアンロック方向に作動すれば、ロック状態を強制解除することが可能となる。よって、アクチュエータ38を作動させることができない緊急時であっても、ロック部材40をアンロック状態に切り替えることができる。すなわち、車両1のバッテリが切れても、キーシリンダ59の操作を通じて、グローブボックス31を開操作することができる。
また、周囲のノイズが原因で室内スマート照合が成立しない状態となったとき、アクチュエータ38に通電がなされずロック装置37をアンロックすることができない。しかし、このような状況であっても、キーシリンダ59を操作することによって、ロック装置37を強制解除することができる。すなわち、室内スマート照合を成立させることができない場合でも、ロック装置37を解除して、グローブボックス31を開操作することができる。
アクチュエータ38は、通電がなされていないとき、ロック位置をとってロック部材40をロック作動させ、通電がなされたとき、アンロック位置をとってロック部材40をアンロック作動させるものである。この構成の場合、アクチュエータ38が通電されていないとき、ロック部材40がロック位置をとるので、アクチュエータ38を通電できない状況に陥ると、ロック装置37をアンロック状態に切り替えることができない。しかし、本例の場合、キーシリンダ59の操作によってロック装置37を強制解除することが可能であるので、このような状況下となっても、ロック状態をアンロック状態に戻すことができる。
ロック装置37が搭載された機器36は、車両1のグローブボックス31である。よって、グローブボックス31用のロック装置37を電気的にアンロック状態に切り替えることができない状況に陥っても、キーシリンダ59を操作することにより、ロック装置37をアンロック状態に強制解除することができる。
ロック部材40は、ロック及びアンロックの作動時、プレート状の本体部42の平面方向に沿ってスライド移動する。よって、ロック装置37の構成を、ロック部材40がスライド移動してロック及びアンロックが切り替わるという簡素な構成とすることができる。
強制解除機構58は、キーシリンダ59と、アクチュエータ38の可動部48(プランジャ49)に設けた凹部60とを備える。よって、強制解除機構58の構成を、ロック部材40に設けた突起部43を可動部48の凹部60に係止するという簡素な構成で済ませることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・キーシリンダ59を操作可能なキーは、例えば電子キーに用意されたエマージェンシーキー(登録商標)でもよい。
・ロック装置37のハウジングには、ロック部材40がロック位置/アンロック位置に切り替わるときの移動を案内するガイドが設けられていてもよい。
・ロック部材40の突起部43は、スリット55を有した二股形状に限定されず、例えば単なる棒状など、他の形状に変更してもよい。
・凹部60は、ロック部材40の突起部43が係止可能な形状であればよい。
・ロック部材40の形状は、実施例以外の形状に変更してもよい。
・ロック部材40は、ロック/アンロックの作動時にスライド移動する動きをとるものに限定されず、例えば回転するなど、種々の態様に変更可能である。
・ロック部材40のロック対象となる部品41は、開閉操作部32に限定されず、機器36の作動を不可とできる箇所であればよい。
・係止溝63は、貫通孔に限定されず、穴や凹みなどの他の形状としてもよい。
・アクチュエータ38(ソレノイド39)の通電条件は、室内スマート照合が成立することに限定されず、例えば車両ドアが開操作されたことなど、他の条件に変更してもよい。
・アクチュエータ38は、ソレノイド39に限定されず、例えばモータ等の他の部材に変更してもよい。
・電子キーシステム4は、実施例のシステム構成に限定されず、例えば電波の周波数、通信形式、アンテナ種類、アンテナ数など、他の構成のものに適宜変更できる。
・ロック装置37が搭載される機器36は、グローブボックス31に限定されず、他の部材に変更可能である。
1…車両、31…グローブボックス、36…機器、37…ロック装置、38…アクチュエータ、40…ロック部材、42…本体部、43…突起部、48…可動部、50…可動部本体、52…突片、58…強制解除機構、59…キーシリンダ、60…凹部。

Claims (5)

  1. アクチュエータによりロック部材を電気的に制御することによって、機器の操作をロック状態又はアンロック状態に切り替えるロック装置において、
    前記アクチュエータがロック位置をとっていても、ロック状態の前記ロック部材をキーシリンダの操作によってアンロック方向に作動可能とすることで、ロック状態を強制解除可能にする強制解除機構を備えた
    ことを特徴とするロック装置。
  2. 前記アクチュエータは、通電がなされていないとき、ロック位置をとって前記ロック部材をロック作動させ、通電がなされたとき、アンロック位置をとって前記ロック部材をアンロック作動させるものである
    請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記機器は、車両のグローブボックスである
    請求項1又は2に記載のロック装置。
  4. 前記ロック部材は、ロック及びアンロックの作動時、プレート状の本体部の平面方向に沿ってスライド移動する
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のロック装置。
  5. ロック対象となる部品に本体部が係止することでロック状態をとり、当該本体部から突設された突起部を有する前記ロック部材と、
    通電により可動する可動部を前記ロック部材の前記突起部に係止させ、通電時に前記可動部がアンロック位置に作動するとき、前記可動部に設けられた突片によって前記突起部を引くことにより、当該ロック部材をアンロック状態に切り替え可能な前記アクチュエータとを備え、
    前記強制解除機構は、
    キーによりアンロック位置に操作されるとき、前記ロック部材をアンロック方向に作動させる前記キーシリンダと、
    前記可動部において前記突片と可動部本体との間に設けられ、前記キーシリンダの操作によって前記ロック部材がアンロック方向へ作動可能となるように前記突起部が係止された凹部とを備える
    請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のロック装置。
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