JP2018116280A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材と、基材の一方の表面上にパターン状に形成され、赤色副画素、緑色副画素、および青色副画素を含む画素部と、基材の一方の表面上に形成された配向層、および配向層の表面上に形成され屈折異方性を有する化合物を含有する位相差層を有するパターンドリターダーとを有し、位相差層が第1位相差領域および第2位相差領域を有し、第1位相差領域に形成される位相差層と、第2位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値との差がλ/2分に相当するものであり、第1位相差領域および第2位相差領域がそれぞれn(nは自然数)個分の画素部のパターンに沿うパターン状に設けられているパターンドリターダー付カラーフィルタ。
【選択図】図1
Description
しかしながら、現状の貼合方法を用いた場合は、液晶セルの外側に配置されるパターンドリターダーフィルムの位相差層と、液晶セルの内部に形成されたカラーフィルタの画素部との位置合わせの精度には限界があり、所望の精度を達成することが困難となる場合がある。その結果、両者の位置ずれにより、液晶表示装置において右目用の映像と左目用の映像とを良好に円偏光に変換することができず、3次元表示の質が低下したり、3次元表示自体を行うことができなくなるという問題がある。
以下、これらの発明について詳細に説明する。
まず、本発明のパターンドリターダー付カラーフィルタについて説明する。
本発明のパターンドリターダー付カラーフィルタは、基材と、上記基材の一方の表面上にパターン状に形成され、赤色副画素、緑色副画素、および青色副画素を含む画素部と、上記基材の一方の表面上に形成された配向層、および上記配向層の表面上に形成され屈折異方性を有する化合物を含有する位相差層を有するパターンドリターダーとを有し、上記位相差層が第1位相差領域および第2位相差領域を有し、上記第1位相差領域に形成される上記位相差層の面内レターデーション値と、上記第2位相差領域に形成される上記位相差層の面内レターデーション値との差がλ/2分に相当するものであり、上記第1位相差領域および上記第2位相差領域がそれぞれn(nは自然数)個分の上記画素部のパターンに沿うパターン状に設けられていることを特徴とする。
Re[nm]=(Nx−Ny)×d[nm]
で表わされる値である。面内レターデーション値(Re値)は、例えば、王子計測機器株式会社製 KOBRA−WRを用い、平行ニコル回転法により測定することができるし、微小領域の面内レタデーション値はAXOMETRICS社(米国)製のAxoScanでミューラーマトリクスを使って測定することも出来る。また、本願明細書においては特に別段の記載をしない限り、Re値は波長589nmにおける値を意味するものとする。
この点について、より詳細に説明する。ここで、一般的に、液晶表示装置のカラーフィルタは、液晶駆動素子を有する液晶駆動基板とともに用いられ、カラーフィルタの画素部と液晶駆動基板の液晶駆動素子とは、非常に高い精度で位置を合わせることが必要となる。そのため、カラーフィルタおよび液晶駆動基板に用いられる各基材には、予め、位置合わせのためのアライメントマークが形成されており、カラーフィルタの画素部や液晶駆動基板の液晶駆動素子は、上述したアライメントマークを基準にして、フォトリソグラフィー法等を用いて形成される。本発明においては、カラーフィルタおよびパターンドリターダーが同一の基材上に形成されることから、カラーフィルタの画素部だけではなく、パターンドリターダーにおける配向層および位相差層についても上述したアライメントマークを基準にして形成することが可能となるため、画素部のパターンと、パターンドリターダーの位相差層の第1位相差領域および第2位相差領域のパターンとの位置精度を良好なものとすることが可能となるのである。
また、ここでパターンドリターダーにおける位相差層は、屈折率異方性を有する化合物(以下、屈折率異方性化合物と称する場合がある。)を所定の方向に配向させることにより、位相差性が付与されているものであるが、上記屈折率異方性化合物は加熱によりその配向に乱れを生じやすい性質を有する場合がある。上述したように、本発明においては着色層の形成時に高温焼成処理を必要としないことから、熱による配向の乱れが生じやすい屈折率異方性化合物を含む位相差層の表面上に着色層を形成した場合も、位相差層中の屈折率異方性化合物の配向の乱れを抑制して着色層を形成することが可能となる。
本発明のカラーフィルタの構造は、基材の一方の表面上に画素部とパターンドリターダーとを有する構造であれば特に限定されない。具体的には、基材の種類に分けて考えることができる。具体的には、基材が透明基材である場合と、基材が偏光板である場合と、基材が面内レターデーションがλ/4分に相当する位相差性を有する位相差板(λ/4板)である場合とによりその構造が選択される。
上記の場合、カラーフィルタの構造としては、図1、図4(a)、(b)に例示するように、透明基材1’の一方の表面上に画素部2とパターンドリターダー3とが積層して形成された構造であってもよく、図4(c)に例示するように、透明基材1’の一方の表面上に画素部2が形成され、透明基材1’の他方の表面上にパターンドリターダー3が形成された構造であってもよい。本発明においては、なかでも、図1、図4(a)、(b)に例示するように、透明基材1’の一方の表面上に画素部2とパターンドリターダー3とが積層して形成された構造であることが好ましい。画素部2のパターンとパターンドリターダー3の位相差層3bの第1位相差領域B1および第2位相差領域B2のパターンとの位置ずれをより少ないものとすることができるからである。また、この場合の具体的なカラーフィルタ11の構造としては、図1、図4(a)に例示するように、透明基材1’、画素部2、およびパターンドリターダー3の順に積層された構造や、図4(b)に例示するように、透明基材1’、パターンドリターダー3、および画素部2の順に積層された構造を挙げることができる。本発明においては、特に、透明基材1’、画素部2、およびパターンドリターダー3の順に積層された構造であることが好ましい。上記構造とすることにより、パターンドリターダー付カラーフィルタの形成時において、位相差層が加熱されないものとすることができることから、屈折率異方性化合物を良好に配列させることができ、良好な位相差性を示す位相差層とすることが可能となるからである。
さらにこの場合は、図1に例示するように、画素部2と配向層3aとの間に平坦化層4を形成したり、図4(a)に例示するように、画素部2の各副画素2R、2G、2Bが有する着色層間に、着色層と同等の厚みを有する遮光部5を形成することが好ましい。配向層を平坦な層の表面上に形成することが可能となることから、配向層を形成する際にラビング処理等を行いやすくなるからである。
なお、図4は本発明のカラーフィルタの一例を示す概略断面図であり、説明していない符号については図1と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
上記の場合、本発明のカラーフィルタは液晶表示装置に用いられるに際しては、画素部およびパターンドリターダーが観察者側の偏光板の外側に配置されるものとなる(後述する図16参照)。
したがって、カラーフィルタの構造としては、偏光板の一方の表面上に画素部およびパターンドリターダーが積層された構造となる。具体的には、図3に例示するように偏光板30、画素部2、およびパターンドリターダー3の順に積層された構造や、図5に例示するように偏光板30、パターンドリターダー3、および画素部2の順に積層された構造を挙げることができる。本発明においては、なかでも、偏光板、画素部、およびパターンドリターダーの順に積層された構造であることが好ましい。なお、この理由については、上述した「1.基材が透明基材である場合」の項で説明した理由と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
なお図5は本発明のカラーフィルタの他の例を示す概略断面図である。なお、説明していない符号については、図2等と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明におけるカラーフィルタは、基材として、上述した透明基材や偏光板の他に、必要に応じて配置されるλ/4板を用いることができる。この場合のカラーフィルタの構造および配置については、上述した「1.基材が透明基材である場合」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明のカラーフィルタは、基材と、画素部と、パターンドリターダーとを有するものである。以下、各構成について説明する。
本発明に用いられるパターンドリターダーについて説明する。ここで、パターンドリターダーとは、3次元表示用の液晶表示装置の観察者側に配置される偏光板の外側に設けられるものである。また、上記パターンドリターダーは、上記偏光板とともに、もしくは、必要に応じてさらにλ/4板を併用して用いることにより、液晶表示装置における右目用の映像表示領域および左目用の映像表示領域により表示された右目用の映像および左目用の映像を互いに直交関係にある円偏光に変換する機能を有するものである。
本発明におけるパターンドリターダーは、位相差層が有する第1位相差領域および第2位相差領域のパターンに特徴を有する。すなわち、第1位相差領域および上記第2位相差領域がそれぞれn(nは自然数)個分の上記画素部のパターンに沿うパターン状に設けられていることに特徴を有する。
なお、通常、第1位相差領域と第2位相差領域とに含まれる画素部の個数は同数である。
なお、本発明において「帯状パターンの幅方向に1個の画素部を含む」とは、図2(b)や図6に例示するようなパターンを指す。なお、図6は、本発明における第1位相差領域および第2位相差領域を説明する説明図である。
本発明におけるパターンドリターダーは、基材の一方の表面上に形成された配向層と、上記配向層の表面上に形成された位相差層とを有するものである。
配向層は、位相差層に含有される屈折率異方性化合物を所定の配向に配列させる機能を有するものであり、位相差層は屈折率異方性化合物を含有することにより、パターンドリターダーに位相差性を付与するものである。
また、本発明におけるパターンドリターダーは、位相差層が上述した第1位相差領域および第2位相差領域をパターン状に有し、上記第1位相差領域おける面内レターデーション値と、上記第2位相差領域における面内レターデーション値との差がλ/2分に相当するものである。このようなパターンドリターダーとしては、具体的には、第1位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4分に相当し、第2位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4分に相当し、各領域の位相差層に含有される屈折率異方性化合物の配向方向が直交する態様(第1態様)と、第1位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4分に相当し、第2位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4+λ/2分に相当し、各領域の位相差層に含有される屈折率異方性化合物の配向方向が同一方向である態様(第2態様)と、第1位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/2分に相当する態様(第3態様)とを挙げることができる。
以下、各態様について説明する。
まず、本発明に用いられるパターンドリターダーの第1態様について説明する。本態様のパターンドリターダーは、基材の一方の表面上に形成された配向層と、上記配向層の表面上に形成され、屈折率異方性を有する屈折率異方性化合物を含有する位相差層と、を有し、位相差層が第1位相差領域および第2位相差領域をパターン状に有し、第1位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4分に相当し、第2位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4分に相当し、各領域の位相差層に含有される屈折率異方性化合物の配向方向が直交するものである。このようなパターンドリターダー3は、具体的には、図7(a)、(b)に例示するように、配向層3aが、上記屈折率異方性化合物を一方向に配列させることができるように配向処理が施されている第1配向領域A1と、上記屈折率異方性化合物を上記第1配向領域A1における配列方向と直交する方向に配列させることができるように配向処理が施されている第2配向領域A2とがパターン状に配置されたものであり、第1位相差領域B1に形成される位相差層3bと第2位相差領域B2に形成される位相差層3bとの厚みが同等であり、それぞれλ/4分に相当する厚みである構成を有する。
なお、図7は本態様のパターンドリターダーについて説明する説明図である。
本態様に用いられる配向層について説明する。
本態様に用いられる配向層は、その表面に位相差層に含有される屈折率異方性化合物を一方向に配列することができるように配向処理が施された上記第1配向領域と、上記屈折率異方性化合物を上記第1配向領域における配列方向と直交するように配向処理が施された第2配向領域とがパターン状に配置されているものである。
なお、第1配向領域および第2配向領域のパターンについては、上述した第1位相差領域および第2位相差領域のパターンと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
まず、Aの態様の配向層について説明する。
本態様の配向層は、その表面に微細凹凸形状が形成されたものである。
またここで、微小なライン状凹凸構造が略一定方向にランダムに不連続な状態で形成された態様とは、例えば、表面にラビング処理がなされた場合等に形成されるような微小な傷のようなライン状凹凸構造が、略一定方向に不連続な状態で形成された態様を意味するものである。
次に、Bの態様の配向層について説明する。
本態様の配向層は、光配向膜から構成されるものである。
また、本発明においては、上記変更を制御した光をパターン状に照射することにより、光配向膜に第1配向領域および第2配向領域を形成することができる。上記光をパターン状に照射する方法としては、例えばフォトマスクを用いて上記光を照射する方法等が挙げられる。
本態様における位相差層について説明する。
本態様に用いられる位相差層は後述する屈折率異方性化合物が含有されることにより、位相差性を発現するものになっているところ、当該位相差性の程度は上記屈折率異方性化合物の種類および位相差層の厚みに依存して決定されるものである。したがって、本態様における位相差層の厚みは、位相差層の面内レターデーションがλ/4分に相当するような範囲内で形成される。なお、本態様における位相差層では第1位相差領域および第2位相差領域の厚みはほぼ同一となる。
なお、本態様においては片末端に重合性官能基を有する液晶性材料を用いた場合であっても、他の分子と架橋して配列安定化することができる。
次に、本発明に用いられるパターンドリターダーの第2態様について説明する。本態様のパターンドリターダーは、基材の一方の表面上に形成された配向層と、上記配向層の表面上に形成され、屈折率異方性を有する屈折率異方性化合物を含有する位相差層と、を有し、位相差層が第1位相差領域および第2位相差領域をパターン状に有し、第1位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4分に相当し、第2位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4+λ/2分に相当し、各領域の位相差層に含有される屈折率異方性化合物の配向方向が同一方向であるものである。このようなパターンドリターダーは、具体的には、図8(a)、(b)に例示するように、上記配向層3aが、表面に厚みが大きい厚膜領域A11および上記厚膜領域A11よりも厚みが小さい薄膜領域A12をパターン状に有するものであり、上記厚膜領域A11および上記薄膜領域A12が同一方向に上記屈折率異方性化合物を配列させることができるように表面に配向処理が施されている構成を有する。また、本態様においては、厚膜領域A11の表面上に形成された位相差層3bの厚みが薄膜領域A12の表面上に形成された位相差層3bの厚みよりも小さいものとなる。また、このようなパターンドリターダーにおいては、上記厚膜領域A11上に形成された位相差層3bを第1位相差領域B1として用い、上記薄膜領域A12上に形成された位相差層3bを第2位相差領域B2として用いる。
なお、図8は本態様のパターンドリターダーについて説明する説明図である。
本態様に用いられる配向層について説明する。
本態様に用いられる配向層は、表面に厚みが大きい厚膜領域および上記厚膜領域よりも厚みが小さい薄膜領域をパターン状に有するものであり、上記厚膜領域および上記薄膜領域が同一方向に屈折率異方性化合物を配列させることができるようにその表面に配向処理が施されているものである。
次に、本態様における位相差層について説明する。
なお、上記屈折率異方性を有する屈折率異方性化合物としては、上記「(a)第1態様」の項に記載の内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
次に、本発明に用いられるパターンドリターダーの第3態様について説明する。本態様のパターンドリターダーは、基材の一方の表面上に形成された配向層と、上記配向層の表面上に形成され、屈折率異方性を有する屈折率異方性化合物を含有する位相差層と、を有し、位相差層が第1位相差領域および第2位相差領域をパターン状に有し、第1位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/2分に相当するものである。このようなパターンドリターダーは、具体的には、図9に例示するように、少なくとも第1位相差領域に面内レターデーションがλ/2分に相当する位相差層3bが形成されている構成を有する。
なお、図9は本態様のパターンドリターダーについて説明する説明図である。
本態様に用いられる位相差層について説明する。本態様においては、少なくとも第1位相差領域に面内レターデーションがλ/2分に相当する位相差層が形成される。
次に、本態様に用いられる配向層について説明する。
本態様に用いられる配向層は、第1位相差領域に含有される化合物を一方向に配列させることが可能なものであれば特に限定されない。
なお、本態様に用いられる位相差層が、上記第1位相差領域および第2位相差領域に形成される場合、本態様に用いられる配向層は、上記第1位相差領域に対応する領域と、第2位相差領域に対応する領域とにおいて、屈折率異方性化合物を配列させることができる方向が、45°交差するように配向処理がなされることが好ましい。
本発明に用いられるパターンドリターダーの形態としては、上述したなかでも、第1態様の形態または第3態様の形態であることが好ましい。配向層の厚み均一なものとすることが可能となることから、配向層の表面に第1位相差領域および第2位相差領域に対応する第1配向領域および第2配向領域をフォトリソグラフィー法を用いて、容易に形成することができ、また、画素部のパターンとの位置合わせについても容易に行うことが可能となるからである。また、本発明においては、特に第1態様のパターンドリターダーとすることが好ましい。λ/4板を用いることなく、3次元表示を行うことが可能な液晶表示装置を得ることができるからである。
次に本発明における画素部について説明する。本発明における画素部は、赤色副画素、緑色副画素、および青色副画素を有するものである。また、本発明においては、上記画素部が基材の一方の表面上に複数パターン状に配列される。
また、赤色染料としては、ローダミン系染料、アゾ系染料、アントラキノン系染料、シアニン系染料などが挙げられる。
これらの顔料もしくは染料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
また、緑色染料としては、フタロシアニン系染料、アントラキンノン系染料、トリフェニルメタン系塩基性染料などが挙げられる。
これらの顔料もしくは染料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
また、青色染料としては、トリアリールメタン系染料、アントラキノン系染料、フタロシアニン系染料、シアニン系染料などが挙げられる。
これらの顔料もしくは染料は単独で用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
例えば、特開2008−304766号公報に記載のトリアリールメタン系色素や、特開2000−162429号公報に記載のトリフェニルメタン染料、特開平11−223720号公報に記載のトリフェニルメタン系染料を用いることができる。
特に、下記一般式(1)および(2)で表わされるトリアリールメタン化合物が、透過率、耐熱性、および耐候性の観点から好ましい。
上記透過率とは、着色剤を30質量%濃度で均一に分散させて作製した厚さ2μm〜3μmの塗膜について、顕微分光装置OSP−SP2000(OLYMPUS社製)を用いて測定した値をいう。本発明においては、青色着色層の透過率は、405nm〜480nmにおいて80%以上であることが好ましい。
上記耐熱性とは、例えば、焼成前後の色濃度を合わせた場合に輝度が低下しないことをいう。焼成温度は例えば、150℃〜250℃、焼成時間は例えば、10分〜200分の間で工程条件により任意に設定する。
耐候性とは、例えば、成膜後の着色層にキセノンランプ(照度35mW/cm2)を100時間照射する前後の色差ΔE*ab(JIS Z8729)が小さいことをいう。ΔE*abは5.0以下であることが好ましく、さらに3.0以下であることが好ましい。
R2、R3、R4およびR5は、耐熱性、耐候性の観点から、フェニル基または置換基を有していても良いベンジル基が好ましい。
この理由は定かではないが、このような着色剤は、耐熱性や耐光性に優れ、着色画素形成時の焼成条件やUV照射による基板洗浄の影響等のプロセス条件の影響を受けづらいためと推測される。
その合計含有量は、要求される輝度やコントラスト等に応じて適宜調節すれば良いが、例えば、青色着色層の着色剤全体の合計質量に対して25質量%以上とすることが、輝度を高める観点から好ましく、50質量%以上であることがさらに好ましく、75質量%以上であることが特に好ましい。
本発明における青色着色層においては、着色剤全体に対する上記併用される着色剤の含有量は、高い輝度を確保する観点から、25質量%未満であることが好ましい。
また、本発明においては、高温焼成処理を必要としないことから、画素部を形成する基体として樹脂製フィルムを好適に用いることが可能となる。また、着色層を後述する偏光板に用いられる偏光板保護フィルム上に直接形成することが可能となる。さらに、高温焼成処理による着色層の輝度の低下を抑制することができる。
さらに、本発明においては着色層の形成時に高温焼成処理を必要としないことから、熱による配向の乱れが生じやすい屈折率異方性化合物を含む位相差層の表面上に着色層を形成した場合も、位相差層中の屈折率異方性化合物の配向の乱れを抑制して着色層を形成することが可能となる。
次に、本発明に用いられる基材について説明する。本発明の基材はその表面上に上述した画素部およびパターンドリターダーが形成されるものである。
このような基材としては、具体的には、透明基材、偏光板、およびλ/4板を挙げることができる。以下、それぞれについて説明する。
本発明に用いられる透明基材としては、所定の透明性を有するものであれば特に限定されるものではない。中でも本発明に用いられる透明基材は、位相差性が低いものであることが好ましい。より具体的には、本発明に用いられる透明基材は、面内レターデーション値(Re値)が、0nm〜10nmの範囲内であることが好ましく、0nm〜5nmの範囲内であることがより好ましく、0nm〜3nmの範囲内であることがさらに好ましい。透明基材の面内レターデーション値が上記範囲よりも大きいと、例えば、本発明のカラーフィルタを液晶表示装置に用いて三次元表示を行った場合に、コントラストが低下したり、3次元表示の見え方が悪くなってしまう場合があるからである。
上記偏光板は、透過光を直線偏光とすることができるものであれば特に限定されるものではなく、通常、偏光子と、偏光子の両側に配置された偏光板保護フィルムとからなるものである。
また、本発明において偏光板をカラーフィルタの基材として用いる場合、画素部やパターンドリターダーは偏光板保護フィルムの表面上に形成される。
ここで、上記偏光板保護フィルムの透過率は、JIS K7361−1(プラスチック−透明材料の全光透過率の試験方法)により測定することができる。
ここで、酢化度とは、セルロース単位質量当りの結合酢酸量を意味する。酢化度は、ASTM:D−817−91(セルロースアセテート等の試験方法)におけるアセチル化度の測定および計算により求めることができる。なお、トリアセチルセルロースフィルムを構成するトリアセチルセルロースの酢化度は、フィルム中に含まれる可塑剤等の不純物を除去した後、上記の方法により求めることができる。
ここで、上記飽和吸水率は、上記吸水率は、ASTMD570に準拠し23℃の水中で1週間浸漬して増加重量を測定することにより求められる。
本発明においては、基材としてλ/4板を用いることも可能である。このようなλ/4板については公知のものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
また、λ/4板を基材に用いる場合は、λ/4板の遅相軸方向に対して、第1位相差領域に形成される位相差層の遅相軸が平行または直交の関係になるようにパターンドリターダーが形成される。
本発明のカラーフィルタは、上述したパターンドリターダー、画素部、および基材以外にも必要な構成を適宜選択して追加することができる。
このような遮光部としては、上記遮光部の材料としては、例えば、後述する「B.パターンドリターダー付モノクロ表示用基材」で用いられる遮光部の他、後述する複数色の着色層を積層させたもの等が挙げられる。また、遮光部の厚み、線幅、形成方法、その他の事項については一般的な液晶表示装置に用いられる遮光部と同様とすることができるのでここでの説明は省略する。
本発明のカラーフィルタの製造方法としては、特に限定されず、一般的な液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの形成方法、位相差層の形成方法等と同様とすることができる。一例としては、以下の形成方法が挙げられるがこれに限定されるものではない。
次に、平坦化層4の表面上に紫外線硬化性樹脂等を含有する配向層形成用層3a’を形成し、次いで、上記配向層形成用層3a’の表面にレジストを塗布し、露光および現像することにより、第1配向領域となる部分を露出させ、第2配向領域となる部分を保護するレジストパターン層50を形成する(図10(b)参照)。次に、第1配向領域となる部分の配向層形成用層3a’の表面をラビング処理等することにより、配向規制力を付与して第1配向領域A1を形成する(図10(c)参照)。
次に、レジストパターン層50を剥離した後、新たにレジストを塗布し、露光および現像することにより、第1配向領域A1を保護するレジストパターン層(図示せず)を形成し、第2配向領域となる部分の配向層形成用層3a’の表面を露出させる。次に、第2配向領域となる部分の配向層形成用層3a’の表面をラビング処理等することにより、配向規制力を付与して第2配向領域A2を形成した後レジストパターン層を剥離することにより、配向層3aを形成することができる(図10(d)参照)。
次に、屈折率異方性化合物を含有する位相差層用組成物を配向層3a上に塗布し、紫外線等を照射することにより、屈折率異方性化合物を第1配向領域A1および第2配向領域A2に沿って配向させることにより、第1位相差領域B1および第2位相差領域B2を有する位相差層3bを形成することができる(図10(e)参照)。
以上の手順を経ることにより、本発明のカラーフィルタ11を形成することができる。
次に本発明のパターンドリターダー付モノクロ表示用基材について説明する。
本発明のパターンドリターダー付モノクロ表示用基材は、基材と、上記基材の一方の表面上にパターン状に形成された遮光部と、上記基材の一方の表面上に形成された配向層、および上記配向層の表面上に形成され屈折異方性を有する化合物を含有する位相差層を有するパターンドリターダーとを有し、上記位相差層が第1位相差領域および第2位相差領域を有し、上記第1位相差領域に形成される上記位相差層の面内レターデーション値と、上記第2位相差領域に形成される上記位相差層の面内レターデーション値との差がλ/2分に相当するものであり、上記第1位相差領域および上記第2位相差領域がそれぞれn(nは自然数)個分の上記遮光部の開口部のパターンに沿うパターン状に設けられていることを特徴とする。
図11および図12に例示するように、本発明のパターンドリターダー付モノクロ表示用基材12は、透明基材1’(基材1)と、透明基材1’の一方の表面上にパターン状に形成された遮光部5と、遮光部5の表面上に形成された平坦化層4と、平坦化層4の表面上に形成された配向層3a、および配向層3aの表面上に形成され屈折異方性を有する化合物を含有する位相差層3bを有するパターンドリターダーとを有するものである。また、位相差層3bが、第1位相差領域B1および第2位相差領域B2を有し、第1位相差領域B1に形成される位相差層3bの面内レターデーション値と、第2位相差領域B2に形成される位相差層3bの面内レターデーション値との差がλ/2分に相当するものであり、第1位相差領域B1および第2位相差領域B2がそれぞれn(nは自然数)個分の遮光部5の開口部6のパターンに沿うパターン状に設けられているパターンドリターダー3を有する。この例においては、第1位相差領域B1および第2位相差領域B2が互いに平行な帯状のパターンに設けられ、少なくとも帯の幅方向(図12(b)中、xで示される方向)に3個分の遮光部5の開口部6のパターンを有するパターン状に設けられている例について示している。
まず、本発明のモノクロ表示用基材の構造について説明する。本発明のモノクロ表示用基材の構造としては、基材の一方の表面上に遮光部およびパターンドリターダーを形成することが可能な構造であれば特に限定されない。
上記モノクロ表示用基材の構造については、上記基材の種類により適宜選択され、具体的には、上記基材が透明基材である場合と、上記基材が観察者側の偏光板である場合と、上記基材がλ/4板である場合とに大別される。以下、各場合について説明する。
上記の場合、カラーフィルタの構造としては、図11、図14(a)、(b)に例示するように、透明基材1’の一方の表面側に遮光部5およびパターンドリターダー3が形成されている構造であってもよく、図14(c)に例示するように、透明基材1’の一方の表面上に遮光部5が形成され、透明基材1’の他方の表面上にパターンドリターダー3が形成されている構造であってもよい。本発明においては、なかでも、図11、図14(a)、(b)に例示するように、透明基材1’の一方の表面側に遮光部5およびパターンドリターダー3が形成されている構造であることが好ましい。遮光部の開口部のパターンとパターンドリターダーの第1位相差領域および第2位相差領域のパターンをより良好な位置精度で形成することができるからである。また、この場合の具体的なカラーフィルタ11の構造としては、図14(a)に例示するように、透明基材1’の同一表面上に遮光部5およびパターンドリターダー3が形成されている構造や、透明基材の一方の表面上に遮光部およびパターンドリターダーが積層された構造、すなわち、図11に例示するように、透明基材1’、遮光部5、およびパターンドリターダー3の順に積層された構造や、図14(b)に例示するように、透明基材1’、パターンドリターダー3、および遮光部5の順に積層された構造を挙げることができる。また、本発明においては、特に透明基材、遮光部、およびパターンドリターダーの順に積層された構造であることが好ましい。モノクロ表示用基材の形成時に、位相差層が加熱されないものとすることができるからである。また、この場合、遮光部とパターンドリターダーの配向層との間に平坦化層を設けることが好ましい。配向層の表面にラビング処理等を行いやすくなるからである。
なお、図14は本発明のモノクロ表示用基材の他の例を示す概略断面図であり、説明していない符号については、図11等と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
上記の場合、本発明のカラーフィルタは液晶表示装置に用いられるに際しては、遮光部およびパターンドリターダーが観察者側の偏光板の外側に配置されるものとなる(後述する図19参照)。
したがって、モノクロ表示用基材の構造としては、偏光板の観察者側の表面上に画素部およびパターンドリターダーが積層された構造となる。具体的には、図13(a)に例示するように偏光板30、遮光部5、およびパターンドリターダー3の順に積層された構造や、図13(b)に例示するように偏光板30、パターンドリターダー3、および遮光部5の順に積層された構造を挙げることができる。また、図13(c)に例示するように偏光板30の同一表面上に遮光部5およびパターンドリターダー3が形成された構造を挙げることができる。
本発明のモノクロ表示用基材は、基材として、上述した透明基材や偏光板の他に、必要に応じて配置されるλ/4板を用いることができる。この場合のカラーフィルタの構造および配置については、「1.基材が透明基材である場合」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明のモノクロ表示用基材は、基材と、遮光部と、パターンドリターダーとを有するものである。以下、各構成について説明する。
(1)第1位相差領域および第2位相差領域のパターン
まず、第1位相差領域および第2位相差領域のパターンについて説明する。第1位相差領域および第2位相差領域はそれぞれn(nは自然数)個分の遮光部の開口部のパターンに沿うパターン状に設けられているものである。
ここで、n(nは自然数)個分の遮光部の開口部のパターンに沿うパターンとは、第1位相差領域および第2位相差領域にそれぞれ少なくとも1個の遮光部の開口部が含まれるパターンをいうものであり、1個の遮光部の開口部が第1位相差領域および第2位相差領域の2つの領域に含まれないパターンをいうものである。
本発明に用いられるパターンドリターダーの形態については上述した「A.パターンドリターダー付カラーフィルタ」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明における遮光部について説明する。本発明における遮光部は、モノクロ表示用の画素部を画定するものである。
本発明において、パターンドリターダーの表面上に遮光部を形成する場合は、黒色着色剤をバインダ樹脂中に分散または溶解させたものが好適に用いられる。
また、上記の場合であって、遮光部の形成方法としてフォトリソグラフィー法を用いる場合、バインダ樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、ポリ桂皮酸ビニル系、もしくは環化ゴム系等の反応性ビニル基を有する感光性樹脂が用いられる。この場合、黒色着色剤および感光性樹脂を含有する遮光部用感光性樹脂組成物には、光重合開始剤を添加してもよく、さらには必要に応じて増感剤、塗布性改良剤、現像改良剤、架橋剤、重合禁止剤、可塑剤、難燃剤等を添加してもよい。
本発明に用いられる基材については、上述した「A.パターンドリターダー付カラーフィルタ」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本発明のモノクロ表示用基材は、基材、遮光部、およびパターンドリターダーを有するものであれば特に限定されず、他にも必要な構成を適宜選択して追加することができる。このような構成としては、例えば、平坦化層、反射防止層、およびアンチグレア層等を挙げることができる。
本発明の液晶表示装置は、その構成の違いにより2つの態様を有し、具体的には、上述したパターンドリターダー付カラーフィルタを有する態様と、上述したパターンドリターダー付モノクロ表示用基材を有する態様とを挙げることができる。
以下、各態様について説明する。
第1態様の液晶表示装置は、上述したパターンドリターダー付カラーフィルタ(以下、単にカラーフィルタと称する場合がある。)と、液晶セルと、上記液晶セルの両側に配置された一対の偏光板と、を有し、上記パターンドリターダー付カラーフィルタが、上記一対の偏光板のうち、いずれか一方の偏光板の上記液晶セル側とは反対側に配置されていることを特徴とする。
まず、液晶表示装置の映像表示領域を、右目用の映像表示領域と左目用の映像表示領域の2種類の複数の映像表示領域にパターン状に分割し、一方のグループの映像表示領域では右目用の映像を表示させ、他方のグループの映像表示領域では左目用の映像を表示させる。次に、本態様に用いられるカラーフィルタとして、位相差層の第1位相差領域が左目用の映像表示領域の配列パターンに対応するように形成され、かつ第1位相差領域以外の領域(図17では、当該領域には何も形成されていないものとする。)が右目用の映像表示領域の配列パターンに対応するように形成されたパターンドリターダーを有するものを用意する。そして、このような本態様に用いられるカラーフィルタを、観察者側の偏光板の外側に配置し、さらにλ/4板をカラーフィルタの表示面側に配置する。このとき、第1位相差領域の遅相軸の方向と、偏光板の偏光軸の方向とが45°で交差するようにし、さらに第1位相差領域の遅相軸方向とλ/4板の遅相軸方向とが平行または直交の関係になるようにする。このようにカラーフィルタとλ/4板とを配置することによって、右目用の映像表示領域および左目用の映像表示領域によって表示された映像(以下、それぞれ「右目用映像」、「左目用映像」と称する場合がある。)は、次のような経路で観察者に視認されることになる。
すなわち、右目用の映像表示領域および左目用の映像表示領域によって表示された各映像は、まず、偏光板を透過することから、それぞれが直線偏光に変換されることになる。ここで、図17においては、偏光板の偏光軸は0°方向となっているため、第2偏光板を透過した各映像も、0°方向の直線偏光となる。次に、このように直線偏光に(0°)変換された各映像は、本態様に用いられるカラーフィルタのパターンドリターダーに入射することになるが、左目用映像は第1位相差領域を通過し、右目用映像は位相差層が形成されていない第2位相差領域を通過するため、左目用映像は偏光軸が90°の直線偏光(L1)として、パターンドリターダーを透過するが、右目用映像には変化はなく、偏光軸が0°の直線偏光(L2)のままパターンドリターダーを透過することになる。次に、L1およびL2がλ/4板に入射することにより、左目用映像は右旋回の円偏光(C1)に、右目用映像は左旋回の円偏光(C2)に、それぞれ変換されることになる。
このように、本態様に用いられるカラーフィルタのパターンドリターダーおよびλ/4板を通過した右目用映像および左目用映像は、互いに直交する円偏光に変換されることになるため、視聴者に右目用レンズと左目用レンズとに互いに直交する円偏光レンズを採用した円偏光メガネを装着させ、右目用の映像が右目用レンズのみを通過し、かつ左目用の映像が左目用のレンズのみを通過するようにすることによって、右目用の映像が右目のみに届き、左目用の映像が左目のみに届くようにすることができ、3次元表示が可能となるのである。
なお、図17においては、本態様に用いられるパターンドリターダーにおける位相差層において、第1位相差領域以外の領域には何も形成されていない例を説明したが、例えば、上記第1位相差領域以外の領域に、面内レターデーション値がλ/2分に相当し、かつ遅相軸方向が上記第1位相差領域の遅相軸方向と45°で交差する関係にあり、さらに遅相軸方向が、偏光板の偏光軸方向と平行又は直交の関係にある第2位相差領域が形成されている場合であっても、上記と同様に3次元表示可能な液晶表示装置を得ることができる。
本態様におけるカラーフィルタの配置としては、偏光板の外側に配置することが可能であれば特に限定されない。本態様においては、偏光板の偏光軸方向に対して、カラーフィルタの位相差層の進相軸方向または遅相軸方向が45°となるように配置される。
一方、基材が透明基材やλ/4板である場合、基材の一方の表面上に画素部およびパターンドリターダーが積層された構造を有する場合は、偏光板と基材側とが対向するようにカラーフィルタが配置されていてもよく、偏光板と画素部およびパターンドリターダー側とが対向するようにカラーフィルタが配置されていてもよい。また、基材の一方の表面上に画素部が形成され、他方の表面上にパターンドリターダーが形成されている場合は、偏光板と画素部側とが対向するように配置されていてもよく、偏光板とパターンドリターダー側とが対向するように配置されていてもよい。
本態様の液晶表示装置に用いられる各構成について説明する。
本態様に用いられるカラーフィルタについては「A.パターンドリターダー付カラーフィルタ」の項で記載したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本態様における液晶セルは、通常、一対の液晶セル用基材と、一対の液晶セル用基材の間に形成された液晶層とを有するものである。また、一対の液晶セル用基材は、通常、一方の液晶セル用基材がTFT素子等の液晶駆動素子を有し、液晶駆動素子側基板として用いられ、他方の液晶セル用基材が透明電極層を有し、対向基板として用いられる。
本態様における液晶セル用基材および液晶層の材料、液晶セル、および液晶セルの形成方法については、一般的な液晶表示装置に用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
次に、本態様における偏光板について説明する。
本態様における偏光板は、液晶セルの両側に配置されるものである。また、上記偏光板は、上述した「A.パターンドリターダー付カラーフィルタ」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本態様の液晶表示装置は、上述した各構成を有するものであれば特に限定されず、必要に応じてその他を構成を適宜選択して追加することができる。
また、本態様の液晶表示装置は、通常、液晶表示装置のカラーフィルタの配置側の偏光板とは、反対側に位置する偏光板の外側にバックライトが配置される。バックライトについては、一般的な液晶表示装置に用いられるものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本態様の液晶表示装置の製造方法としては、特に限定されず、一般的な液晶表示装置の製造方法を適用することができる。例えば、カラーフィルタ、液晶セル、偏光板等をそれぞれ準備し、各層を接着剤等を用いて貼り合わせる方法を挙げることができる。
第2態様の液晶表示装置は、上述したパターンドリターダー付モノクロ表示用基材(以下、単にモノクロ表示用基材と称する場合がある。)と、液晶セルと、上記液晶セルの両側に配置された一対の偏光板と、を有し、上記パターンドリターダー付モノクロ表示用基材が、上記一対の偏光板のうち、いずれか一方の偏光板の上記液晶セル側とは反対側に配置されていることを特徴とする。
本態様におけるモノクロ表示用基材の配置としては、偏光板の外側に配置することが可能であれば特に限定されない。本態様においては、偏光板の偏光軸方向に対して、モノクロ表示用基材の位相差層の進相軸方向または遅相軸方向が45°となるように配置される。
一方、基材が透明基材やλ/4板である場合、基材の一方の表面上に遮光部およびパターンドリターダーが積層された構造を有する場合は、偏光板と基材側とが対向するようにモノクロ表示用基材が配置されていてもよく、偏光板と遮光部およびパターンドリターダー側とが対向するようにモノクロ表示用基材が配置されていてもよい。また、基材の一方の表面上に遮光部が形成され、他方の表面上にパターンドリターダーが形成されている場合は、偏光板と遮光部側とが対向するように配置されていてもよく、偏光板とパターンドリターダー側とが対向するように配置されていてもよい。
本態様の液晶表示装置に用いられるモノクロ表示用基材については、上述した「B.パターンドリターダー付モノクロ表示用基材」の項で説明したため、ここでの説明は省略する。また、液晶セル、偏光板、その他の構成、および液晶表示装置の製造方法については上述した「I.第1態様」の項で説明したものと同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
(硬化性樹脂組成物の調製)
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63質量部、アクリル酸(AA)を12質量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6質量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88質量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2,2’ −アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7質量部添加し、均一に溶解させた。その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7質量部、トリエチルアミンを0.4質量部、およびハイドロキノンを0.2質量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
・上記共重合樹脂溶液(固形分50%) 16質量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399)
24質量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70) 4質量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン
4質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル 52質量部
まず、下記分量の成分を混合し、サンドミルにて十分に分散し、黒色顔料分散液を調製した。
<黒色顔料分散液の組成>
・黒色顔料 23質量部
・高分子分散材(ビックケミー・ジャパン(株) Disperbyk111) 2質量部
・溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) 75質量部
<遮光部用組成物の組成>
・上記黒色顔料分散液 61質量部
・上記硬化性樹脂組成物 20質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル 30質量部
上記のようにして遮光部を形成したガラス基板上に、下記組成の赤色硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布(塗布厚み2.0μm)し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥した。次いで、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後、基板を150℃の雰囲気下に15分間放置することにより、加熱処理を施して赤色副画素を形成すべき領域に赤色のレリーフパターン(赤色着色層)を形成した。
次に、下記組成の緑色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、緑色副画素を形成すべき領域に緑色のレリーフパターン(緑色着色層)を形成した。
さらに、下記組成の青色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、青色副画素を形成すべき領域に青色のレリーフパターン(青色着色層)を形成し、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色からなる副画素を有する画素部を形成した。
・C.I.ピグメントレッド254 7質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・上記硬化性樹脂組成物 23質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 67質量部
・C.I.ピグメントグリーン58 7質量部
・C.I.ピグメントイエロー138 1質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・上記硬化性樹脂組成物 22質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 67質量部
・C.I.ピグメントブルー1 5質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・上記硬化性樹脂組成物 25質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 67質量部
上記のようにして着色層を形成したガラス基板上に、硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布、乾燥し、乾燥塗膜2μmの塗布膜を形成した。
硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて保護層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後基板を150℃の雰囲気中に15分間放置することにより加熱処理を施して保護膜を形成した。
前記保護膜形成後のガラス基板にポリイミドよりなる配向膜(日産化学社製、SE−6210)を形成後、配向層形成用層上にポジ型レジスト(DX 6270P、AZエレクトロニックマテリアルズ株式会社製)を塗布し、露光および現像することにより、第2配向領域に対応する領域にレジスト層をパターン状に形成した。またこの際、第1配向領域に対応する領域の表面を露出させた。次に、上記表面にラビング処理を施して第1配向領域を形成した。次いで、レジスト層を剥離して、第2配向領域に対応する領域の表面を露出させた後、再度レジストの塗布、露光および現像を行うことにより第1配向領域上にレジスト層をパターン状に形成し、第2配向領域に対応する領域の表面にラビング処理を施した後、レジスト層の剥離を行うことにより第2配向領域を形成した。次に、前記配向処理を施した基板に、位相差層を1.0μm形成し面内レターデーションがλ/4分に相当するように形成した。ここで、第1配向領域上が第1位相差領域であり面内レターデーションは450μmであった。第2位相差領域も同様であった。
また、得られた位相差層の第1位相差領域および第2位相差領域は、互いに平行な帯状パターンに設けられたものであり、帯の幅方向に10個分の画素部のパターンが含まれるように設けられたものである。
TFTを形成したガラス基板上に上記硬化性樹脂組成物をスピンコートし、所定の位置にフォトスペーサを形成した。さらに、上記TFT基板および対向ガラス基板上にポリイミドよりなる配向膜(日産化学社製、SE−6210)を形成し、IPS液晶を必要量滴下し、UV硬化性樹脂(スリーボンド社製、ThreeBond3025)をシール材として用い、常温で0.3kgf/cm2の圧力をかけながら400mJ/cm2の照射量で露光することにより接合して、セル組みし、液晶セルを得た。液晶セルに両面に偏光板(日東電工社製、SEG1425DU)を貼り、前記パターンドリターダーを形成した基板上にUV硬化性樹脂を塗布し、パターンドリターダーと偏光板とが対向するように、液晶セルの一方の偏光板とカラーフィルタを貼り合わせた。光源として白色LED素子、導光板、プリズムシート、輝度向上シートを用いたバックライトユニットをカラーフィルタと反対側に設置した。
第2位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/4+λ/2分になるように着色層の膜厚を変更し、ラビング方向を同一にした以外は実施例1と同様にして液晶表示装置を作製した。
第1位相差領域に形成される位相差層の面内レターデーション値がλ/2分になるように位相差層の膜厚を変更し、第2位相差領域に位相差層を形成しなかった以外は実施例1と同様にして液晶表示装置を作製した。
カラーフィルタの遮光部を形成しなかった以外は実施例1と同様にして液晶表示装置を作製した。
パターンドリターダー形成後のガラス基板の裏面側にUV硬化性樹脂を塗布し、ガラス基板と偏光板とが対向するように、液晶セルの一方の偏光板と貼り合わせた以外は実施例1と同様にして液晶表示装置を作製した。
(着色層の形成)
実施例1と同様にしてブラックマトリクスを形成した基板上に、下記組成の赤色硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布(塗布厚み2.0μm)し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥した。次いで、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後、基板を230℃の雰囲気下に30分間放置することにより、加熱処理を施して赤色副画素を形成すべき領域に赤色のレリーフパターン(赤色着色層)を形成した。
次に、下記組成の緑色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、緑色副画素を形成すべき領域に緑色のレリーフパターン(緑色着色層)を形成した。
さらに、下記組成の青色硬化性樹脂組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、青色副画素を形成すべき領域に青色のレリーフパターン(青色着色層)を形成し、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色からなる副画素を有する画素部を形成した。
・C.I.ピグメントレッド254 7質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・上記硬化性樹脂組成物 23質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 67質量部
・C.I.ピグメントグリーン58 7質量部
・C.I.ピグメントイエロー138 1質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・上記硬化性樹脂組成物 22質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 67質量部
・C.I.ピグメントブルー15:6 4質量部
・C.I.ピグメントバイオレット23 1質量部
・ポリスルホン酸型高分子分散剤 3質量部
・硬化性樹脂組成物 25質量部
・酢酸−3−メトキシブチル 67質量部
上記のようにして着色層を形成した基板上に、硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布、乾燥し、乾燥塗膜2μmの塗布膜を形成した。
硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて保護層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後基板を230℃の雰囲気中に30分間放置することにより加熱処理を施して保護膜を形成した。
上記のようにして着色層および保護層を形成した基板上に、硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布、乾燥し塗布膜を形成した。硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置して、プロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いてスペーサの形成領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05wt%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後基板を230℃の雰囲気中に30分間放置することにより加熱処理を施して所定の個数密度となるように形成した。
上記のようにして得られたカラーフィルタの膜形成表面に、配向膜を形成した。次いでTFTを形成したガラス基板上にIPS液晶を必要量滴下し、上記カラーフィルタを重ね合わせ、UV硬化性樹脂をシール材として用い、常温で0.3kgf/cm2の圧力をかけながら400mJ/cm2の照射量で露光することにより接合して、セル組みし、バックライトユニットを設置した。最後にパターンドリターダーを別途基板に形成し、バックライトユニットの反対側に張り合わせ液晶表示装置を作製した。
なお、パターンドリターダーの第1位相差領域および第2位相差領域のパターンについては、実施例1と同様に、互いに帯状のパターンに設けられたものであり、帯の幅方向に10個分の画素部のパターンが含まれるように設けられたものである。
カラーフィルタの遮光部を形成しなかった以外は比較例1と同様にして液晶表示装置を作製した。
作製した液晶表示装置を用いて3次元表示し、視認性を目視で評価した。
パターンドリターダーが画素部上に形成されたカラーフィルタを有する実施例1〜5の液晶表示装置については、良好な三次元表示行うことができた。一方、比較例1〜2の液晶表示装置については、画素部のパターンとパターンドリターダーの第1位相差領域および第2位相差領域との位置ずれに起因して三次元表示ができない部分を生じており、実施例1〜5の液晶表示装置に比べて三次元表示の視認性の低下が確認された。
1’ … 透明基材
2 … 画素部
2R … 赤色副画素
2G … 緑色副画素
2B … 青色副画素
3 … パターンドリターダー
3a … 配向層
3b … 位相差層
5 … 遮光部
11 … パターンドリターダー付カラーフィルタ
12 … パターンドリターダー付モノクロ表示用基材
20 … 液晶セル
30α、30β、30 … 偏光板
100 … 液晶表示装置
B1 … 第1位相差領域
B2 … 第2位相差領域
Claims (4)
- 基材と、
前記基材の一方の表面上にパターン状に形成され、赤色副画素、緑色副画素、および青色副画素を含む画素部と、
前記基材の一方の表面上に形成された配向層、および前記配向層の表面上に形成され屈折異方性を有する化合物を含有する位相差層を有するパターンドリターダーとを有し、
前記基材が、液晶表示装置において液晶セルの観察者側に位置する観察者側の偏光板であり、
前記画素部および前記パターンドリターダーが、前記観察者側の偏光板よりも前記観察者側に位置し、
前記位相差層が1層であり、前記位相差層が第1位相差領域および第2位相差領域を有し、前記第1位相差領域に形成される前記位相差層の面内レターデーション値と、前記第2位相差領域に形成される前記位相差層の面内レターデーション値との差がλ/2分に相当するものであり、
前記第1位相差領域および前記第2位相差領域がそれぞれn(nは自然数)個分の前記画素部のパターンに沿うパターン状に設けられていることを特徴とするパターンドリターダー付カラーフィルタ。 - 基材と、
前記基材の一方の表面上にパターン状に形成され、赤色副画素、緑色副画素、および青色副画素を含む画素部と、
前記基材の一方の表面上に形成された配向層、および前記配向層の表面上に形成され屈折異方性を有する化合物を含有する位相差層を有するパターンドリターダーとを有し、
前記基材が、面内レターデーション値がλ/4分に相当する位相差性を有する位相差板であり、
前記位相差層が1層であり、前記位相差層が第1位相差領域および第2位相差領域を有し、前記第1位相差領域に形成される前記位相差層の面内レターデーション値と、前記第2位相差領域に形成される前記位相差層の面内レターデーション値との差がλ/2分に相当するものであり、
前記第1位相差領域および前記第2位相差領域がそれぞれn(nは自然数)個分の前記画素部のパターンに沿うパターン状に設けられていることを特徴とするパターンドリターダー付カラーフィルタ。 - 前記第1位相差領域および前記第2位相差領域が互いに平行な帯状のパターンに設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパターンドリターダー付カラーフィルタ。
- 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のパターンドリターダー付カラーフィルタと、
液晶セルと、
前記液晶セルの両側に配置された一対の偏光板と、
を有し、
前記パターンドリターダー付カラーフィルタが前記一対の偏光板のうち、一方の前記偏光板の前記液晶セル側とは反対側に配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
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