JP2018115979A - 検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】検査対象の表面領域に存在する欠陥の検知精度を高めることが可能な検査方法を提供すること。【解決手段】送信部と、くさび(20)と、受信部と、を備える超音波プローブ(1)によって検査対象(T)の欠陥(f)検査する検査方法であって、検査対象(T)上に超音波プローブ(1)を配置する配置工程と、検査対象(T)の表面領域を表面波(S)が伝播するように送信部からくさび(20)内に向けて超音波を送信する超音波送信工程と、送信部が超音波を送信してから、くさび(20)の先端部(22)で表面波(S)が反射することにより生成される先端反射超音波(W2)を受信部が受信するまでの時間よりも、短い時間で受信部が反射超音波を受信したときに、検査対象(T)のうちくさび(20)と重なっている部位に欠陥(f)が存在すると判定する判定工程と、を含むこと。【選択図】図1
Description
本発明は、超音波プローブによる検査対象の欠陥の検査方法に関するものである。
従来、非破壊で検査対象の欠陥を検査する方法として、超音波プローブを用いた検査方法が知られている。例えば、特許文献1には、超音波の送信部及び受信部を含む振動子と、振動子を保持するくさびと、を備える超音波プローブにより、検査対象の表面領域(表面ないしその近傍の領域)に存在する欠陥を検査する方法が開示されている。具体的に、くさびは、送信部から送信された超音波が検査対象の表面領域を表面波として伝播する角度で送信部を保持している。この検査方法では、表面波が検査対象の表面領域に存在する欠陥で反射することによって生成される反射超音波を受信部で受信することによって前記欠陥が検知される。なお、表面領域は、検査対象の表面から表面波の約1〜2波長の深さに相当する領域を意味する。
特許文献1に記載されるような検査方法では、検査対象の表面のうち表面波の伝播方向についてくさびよりも前方の検査対象表面に付着した油等の接触媒質や異物で表面波が反射することによっても表面波が反射され、生成される反射超音波は受信部にて信号として検知される。このため、受信部で受信した反射超音波は、欠陥か表面上の異物等に起因するのか弁別することが困難であり、欠陥の誤検出が増加する。換言すれば、上記検査方法では、検査対象領域の表面状態を清浄しながら探傷する必要があるため接触媒質の供給等が煩雑になり、安定して欠陥検知精度を得ることが困難である。
本発明の目的は、検査対象の表面領域に存在する欠陥の検知精度を高めるとともに安定して探傷することが可能な検査方法を提供することである。
前記課題を解決する手段として、本発明は、超音波を送信する送信部と、前記送信部から送信された超音波が検査対象の表面領域を表面波として伝播する角度で前記送信部を保持するくさびと、前記超音波の反射により生成される反射超音波を受信する受信部と、を備える超音波プローブによって前記検査対象の欠陥を検査する検査方法であって、前記検査対象上に前記超音波プローブを配置する配置工程と、前記検査対象の表面領域を前記表面波が伝播するように前記送信部から前記くさび内に向けて超音波を送信する超音波送信工程と、前記送信部が前記超音波を送信してから、前記表面波の伝播方向における前記くさびの先端部で前記表面波が反射することにより生成される先端反射超音波を前記受信部が受信するまでの時間よりも、短い時間で前記受信部が前記反射超音波を受信したときに、前記検査対象のうち前記くさびと重なっている部位に欠陥が存在すると判定する判定工程と、を含む、検査方法を提供する。
本検査方法では、従来のように、検査対象の表面領域のうち表面波の伝播方向についてくさびよりも前方に存在する部位の欠陥を検知するのではなく、前記表面領域のうちくさびと重なっている部位(くさび直下)に存在する欠陥を検知する。ここで、くさびと検査対象との間に油等の接触媒質が存在したとしても、その接触媒質は、くさびと検査対象との間に均一な膜状で存在するため、接触媒質に起因する反射超音波はほとんど生成されない。また、受信部が前記先端反射超音波を受信するまでの時間は超音波プローブの構造から一意に決定され求めることができる。このため、送信部が超音波を送信してから前記先端反射超音波を受信部が受信するまでの時間よりも、短い時間で受信部が反射超音波を受信した場合、その反射超音波は、表面波がくさび直下に存在する欠陥で反射することによって生成されたものである、すなわち、検査対象がくさびと重なっている部位に欠陥が存在すると判定することが可能となる。このように、本検査方法では、検査対象の表面に存在する接触媒質に起因する反射超音波(ノイズ)が低減されるので、誤検出が少なくなるため欠陥の検知精度が高まる。
この場合において、前記くさび配置工程では、前記くさびとして、前記伝播方向についての先端部に前記超音波を吸収する吸収部を有するものを用いることが好ましい。
送信部から送信された超音波はくさび内を伝播しくさびの先端部で反射することによっても反射超音波が生成される。くさび内を伝播する超音波は探傷に用いる表面波より音速が早いことなどからノイズとして検出される可能性が高い。しかし先端部に吸収部を設けることによりノイズが低減され、欠陥の検知精度が一層高まる。具体的に、本検査方法では、表面波がくさびの先端部まで伝播する前に欠陥で反射超音波が生成されるので、吸収部の存在は、欠陥に起因する反射超音波にほとんど影響を及ぼさない。しかしながら、従来のように、前記伝播方向についてくさびよりも前方で欠陥を検知する方法の場合、吸収部を有するくさびが用いられると、くさびよりも前方に伝播する表面波が低減されるので、欠陥での反射超音波が著しく低減される。つまり、吸収部を有するくさびを用いることは、くさび直下における欠陥を検査する本検査方法に有効である。
また、前記検査方法において、前記くさび配置工程では、前記くさびとして、ポリエーテルイミドからなるものを配置することが好ましい。
本発明手法では超音波のくさび内の伝播が長くなるため、くさびによる超音波の減衰が大きくなる。したがって、くさびの材料として超音波の減衰の低い材料を用いることが好ましい。また接触式の探傷手法であることとから耐摩耗性を有することも望ましく、これらの条件を満たすポリエーテルイミドからなるくさびを用いることが望ましい。
以上のように、本発明によれば、検査対象の表面領域に存在する欠陥の検知精度を高めることが可能な検査方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の検査方法について、図1〜図3を参照しながら説明する。本検査方法では、鋼材等の検査対象Tの表面ないしその近傍の領域(以下、「表面領域」と称する。)に存在する欠陥を表面波Sを利用することによって検査する。なお、表面領域は、検査対象Tの表面から表面波Sの約1〜2波長の深さに相当する領域を意味する。具体的に、この検査方法では、図1に示されるように、振動子10と、くさび20と、振動子10及びくさび20を収容するケース30と、を備える超音波プローブ1が用いられる。
振動子10は、超音波を送信する送信部と、超音波の反射により生成される反射超音波を受信する受信部と、を有する。
くさび20は、送信部から送信された超音波が検査対象Tの表面領域を表面波S(レーリー波やSH波)として伝播する角度で振動子10を保持する。くさび20は、ポリエーテルイミドやアクリルからなることが好ましく、ポリエーテルイミドからなることがより好ましい。
本検査方法は、配置工程と、超音波送信工程と、判定工程と、を含む。
配置工程では、超音波プローブ1が検査対象T上に配置される。このとき、検査対象Tの表面と超音波プローブ1の接触面との間は油等の接触媒質で満たし、その接触媒質が超音波プローブ1の底面と検査対象Tとの間に均一な薄膜状になるように超音波プローブ1を検査対象Tに押さえつける。
超音波送信工程では、振動子10の送信部から超音波(図1の破線で示される矢印)が送信される。この超音波の一部は、まず、くさび20内を直進し、入射点P(振動子10の中央から送信された超音波が検査対象Tの表面に入射する点)に至る。その後、その超音波は、入射点Pから検査対象Tの表面領域を表面波Sとして伝播する。なお、超音波プローブ1と検査対象Tとの間に接触媒質が存在する場合であっても、その接触媒質は超音波プローブ1と検査対象Tとの間に均一な薄膜状として存在するため、この接触媒質に起因する反射超音波はほとんど生じない。
判定工程では、検査対象Tのうちくさび20と重なっている部位(くさび20直下)に欠陥fが存在するか否かを判定する。具体的に、判定工程では、送信部が超音波を送信してから先端反射超音波W2(表面波Sの伝播方向におけるくさび20の先端部22で表面波Sが反射することにより生成される反射超音波)を受信部が受信するまでの時間よりも、短い時間で反射超音波W1を受信したときに、検査対象Tのうちくさび20と重なっている部位に欠陥fが存在すると判定する。この判定が可能な理由を、図2を参照しながら説明する。
図2は、表面波Sが欠陥fで反射することによって生成された反射超音波W1を受信部が受信したときの受信信号A1と、前記先端反射超音波W2を受信部が受信したときの受信信号A2と、の例を示す。図2に示されるように、受信信号A1の方が受信信号A2よりも早く受信部で検出される。ここで、受信信号A2の検出時間は、予め測定されている。このため、受信部が、受信信号A2(先端反射超音波W2に起因する信号)の検出時間よりも短い時間で受信信号A1を検出した場合、その受信信号A1は、表面波Sがくさび20直下に存在する欠陥fで反射することによって生成された反射超音波W1に起因する信号であると判定することが可能である。
また、上記くさび配置工程では、くさび20として、図3に示されるように、くさび20の先端部22に超音波を吸収する吸収部25を有するものが用いられることがより好ましい。吸収部25を有するくさび20が用いられる場合、くさび20の先端部22での超音波(くさび20内を伝播してくさび20の先端部22に至った超音波や表面波S)の反射、つまり、反射超音波が低減される。
ここで、図4及び図5を参照しながら、従来の欠陥の検査方法について説明する。
従来の検査方法では、振動子100と、くさび200と、ケース300と、を備える超音波プローブが用いられる。なお、超音波プローブの構成については、表面波Sの伝播方向についてのくさびの長さを除き、上記実施形態と概ね同じである。この従来の検査方法では、検査対象Tのうち表面波Sの伝播方向についてくさび200よりも前方の部位に存在する欠陥fで表面波Sが反射することによって生成された反射超音波W5が振動子100の受信部で受信される。ここで、検査対象Tの表面のうち表面波Sの伝播方向についてくさび200よりも前方の部位に油等の接触媒質mが存在する場合、その接触媒質mで表面波Sが反射することによって生成された反射超音波W4(ノイズ)も受信部で受信される。すなわち、図5に示されるように、従来の検査方法では、受信部において、超音波がくさび200の先端部で反射することにより生成された反射超音波W3に起因する受信信号A3と、表面波Sが接触媒質mで反射することにより生成された反射超音波W4に起因する受信信号A4と、表面波Sが欠陥fで反射することによって生成された反射超音波W5に起因する受信信号A5と、が受信される。このため、受信部で受信した信号が、欠陥fからの反射超音波W5に起因するものであるのか、あるいは、接触媒質mからの反射超音波W4に起因するものであるのかの判断が困難となる。
これに対し、本実施形態の検査方法では、従来と異なり、検査対象Tの表面領域のうちくさび20と重なっている部位(くさび直下)に存在する欠陥fを検知する。このため、検査対象Tのくさび直下外の表面に存在する接触媒質mに起因する反射超音波(ノイズ)は探傷領域外に検知される。よって、検査対象Tの表面領域に存在する欠陥fの検知精度が高まる。
また、図3に示されるように、吸収部25を有するくさび20が用いられることにより、欠陥fの検知精度が一層高まる。具体的に、本検査方法では、表面波Sがくさび20の先端部22まで伝播する前に欠陥fで反射超音波W1が生成されるので、吸収部25の存在は、欠陥fに起因する反射超音波W1の生成にほとんど影響を及ぼさない。しかしながら、従来のように、前記伝播方向についてくさび200よりも前方で欠陥fを検知する方法の場合、吸収部を有するくさびが用いられると、くさびよりも前方に伝播する表面波Sが減少するので、欠陥fでの反射超音波が著しく低減される。つまり、吸収部25を有するくさび20を用いることは、くさび20直下における欠陥fを検査する本検査方法に特に有効である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、送信部を有する振動子と、受信部を有する振動子と、が別体で構成されてもよい。
次に、図6及び図7を参照しながら、本検査方法の実施例について説明する。
図6に示されるように、実施例では、吸収部25を有する超音波プローブ1を用いた。くさび20のうち入射点Pから先端部22までの寸法Dは、10mmである。検査対象Tは鋼材であり、その鋼材には、欠陥fとして横穴(flat bottom hole)が設けられている。本実施例では、送信部から、周波数が2MHzで4波分の超音波が送信された。そのときの受信信号が図7に示されている。なお、図7では、検出信号が負の値となる部分が正の値となるように折り返して表示されている。また、この実施例では、検査対象Tが鋼材であるので、表面波Sの波長λは約1.5mmである。
図7において、信号αは、振動子残響であり、信号γは、前記先端反射超音波W2を受信部が受信したときの受信信号である。つまり、信号αから信号γまでの間(この実施例では、約7波長)が探傷領域となる。そして、実施例では、この探傷領域に、表面波Sが前記横穴で反射することによって生成された反射超音波を受信部が受信したときの信号βが明確に検出された。
以上より、送信部から送信される超音波の波長は、信号αから信号γまでの間に収まる値に設定されることが望ましいといえる。換言すれば、探傷領域が、送信部が送信する超音波の波長以上確保されるように、前記寸法Dが設定される。この探傷領域は、送信部が送信する超音波の波形(本実施例では4波長)に1波長を加えた長さ以上であることが望ましい。
1 超音波プローブ
10 振動子
20 くさび
22 先端部
25 吸収部
30 ケース
10 振動子
20 くさび
22 先端部
25 吸収部
30 ケース
Claims (3)
- 超音波を送信する送信部と、前記送信部から送信された超音波が検査対象の表面領域を表面波として伝播する角度で前記送信部を保持するくさびと、前記超音波の反射により生成される反射超音波を受信する受信部と、を備える超音波プローブによって前記検査対象の欠陥を検査する検査方法であって、
前記検査対象上に前記超音波プローブを配置する配置工程と、
前記検査対象の表面領域を前記表面波が伝播するように前記送信部から前記くさび内に向けて超音波を送信する超音波送信工程と、
前記送信部が前記超音波を送信してから、前記表面波の伝播方向における前記くさびの先端部で前記表面波が反射することにより生成される先端反射超音波を前記受信部が受信するまでの時間よりも、短い時間で前記受信部が前記反射超音波を受信したときに、前記検査対象のうち前記くさびと重なっている部位に欠陥が存在すると判定する判定工程と、を含む、検査方法。 - 請求項1に記載の検査方法において、
前記くさび配置工程では、前記くさびとして、前記伝播方向についての先端部に前記超音波を吸収する吸収部を有するものを用いる、検査方法。 - 請求項1又は2に記載の検査方法において、
前記くさび配置工程では、前記くさびとして、ポリエーテルイミドからなるものを配置する、検査方法。
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