JP5810873B2 - 超音波探傷方法 - Google Patents

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Description

本発明は超音波探傷方法に関し、特に丸棒鋼の表面傷と内部傷を同時に検出できる探傷方法に関する。
表面傷と内部傷を同時に検出する方法が特許文献1に記載されている。ここでは、垂直探触子をホルダー内に収納して横波屈折角を70°〜80°に設定している。そして、表面波と横波を同時に発生させ、反射波に対する検出ゲートを設定することによって、表面波探傷と横波斜角探傷を同時に行うようにしている。
特開平7−63731
しかし、上記従来の方法では、内周面での横波の反射を利用して電縫鋼管等の円管体の探傷を行うことは可能であるものの、中実の丸棒鋼の探傷は実際には困難であるという問題があった。
そこで、本発明はこのような課題を解決するもので、中実の丸棒鋼の表面傷と内部傷を同時に検出することが可能な探傷方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明では、水中に配設された中実丸棒鋼(1)の外周に対向して、超音波を受発振可能な複数の超音波振動子(3)を周方向へ円弧面をなすように配列し、これら超音波振動子(3)の一部より丸棒鋼(1)に向けて超音波ビーム(B)を発振させて、上記一部の超音波振動子(3)で受振される、丸棒鋼(1)の内部からの反射波(R11)より丸棒鋼(1)の内部傷(11)の有無を検出するとともに、上記一部の超音波振動子を除いた他の一部の超音波振動子(3)で受振される、丸棒鋼(1)に生じた表面波(S)の反射波(R12)より丸棒鋼(1)の表面傷(12)の有無を検出することを特徴としている。
本第1発明においては、超音波振動子のうち中実の丸棒鋼に向けて超音波を発振させた一部の超音波振動子で反射波を受振することによって丸棒鋼の内部傷の有無を検出でき、また上記一部の超音波振動子を除いた他の一部の超音波振動子で受振される反射波を受振することによって丸棒鋼の表面傷の有無を検出する。中実の丸棒鋼の表面傷と内部傷を同時に検出することができるから、中実丸棒鋼の迅速な探傷が可能である。
本第2発明では、上記一部の超音波振動子(3)として選択される領域を円弧面の一端部から他端部へ漸次移動させつつ超音波(B)ビームを発振させるようにする。
本第2発明においては、円弧面の一端部から他端部へ漸次移動させつつ超音波(B)ビームを発振させるから、中実丸棒材の被探傷断面部分の広い範囲の内部傷の有無を検出することができる。
上記カッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以上のように、本発明によれば、中実の丸棒鋼の表面傷と内部傷を同時に検出することができるから、中実丸棒鋼の迅速な探傷が可能となる。
本発明方法を説明する概略断面図である。 超音波振動子で得られる反射波信号の波形図である。 超音波振動子で得られる反射波信号の波形図である。 本発明方法を説明する概略断面図である。 本発明方法を説明する概略断面図である。
なお、以下に説明する実施形態はあくまで一例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が行う種々の設計的改良も本発明の範囲に含まれる。
図1において、中実の丸棒鋼1の被探傷断面部分は公知の構造で水中に配設されており、当該被探傷断面部分には内部傷11と表面傷12が生じている。なお、実際の実験では通常の丸棒鋼1に代えてこれを一定厚みに切り出したものを使用している。そして、内部傷11はドリル等で円形貫通孔を形成することにより実現し、また表面傷12は表面に矩形溝を形成することによって実現している。
丸棒鋼1の外方にはフェーズドアレイプローブ2が位置させてある。フェーズドアレイプローブ2は丸棒鋼1の外周面に対向する内側面21を、周方向へ約60度の角度範囲で丸棒鋼1と同心の円弧面に形成してあり、当該円弧面上に丸棒鋼1の外周面に向けて複数の超音波振動子3が周方向で互いに隣接させて設けられている。
フェーズドアレイプローブ2はその超音波振動子3の任意のものを任意のタイミングで励振することが可能である。そこで例えば、円弧面の一端部にある図1のX領域の、所定数の超音波振動子3を所定のタイミングで励振することによって、丸棒鋼1の中心Oに向けて収束するような超音波ビームBを発振させることができる。このようなフェーズドアレイプローブ2は実際には丸棒鋼1の全周を覆うように周方向へ位置をずらして6個配置される。
なお、一例としては、直径が60mmの丸棒鋼(被探傷断面部分)1を使用し、丸棒鋼1の表面からの水距離を32.5mmとしてフェーズドアレイプローブ2の内側面21の曲率半径を62.5mmとするとともに、超音波発信子3は5MHzのものを0.5mmピッチで128個設ける。また、内部傷は直径0.3mmの円形であり、表面傷は幅0.1 mm、深さ0.1mmとする。
本実施形態では、最初に図1のX領域にある超音波振動子3を励振して超音波ビームBを発振する。超音波ビームBは丸棒鋼1の表面に入射する際に反射波(エコー)を生じ、その後、丸棒鋼1の円形断面内を横切って、その中心Oで収束した後、反対側の丸棒鋼表面(底面)で反射される。一方、超音波は球面波であるため、丸棒鋼1の表面に入射する際に大きく斜めに入射する成分があり、これによって丸棒鋼1の表面に表面波Sを生じる。
ここで、本実施形態では、反射波を受振する全超音波振動子3のうち、超音波ビームを発振したX領域の超音波振動子3と、X領域から離れた円弧面の他端部である図1のY領域にある所定数の超音波振動子3の受振信号に注目する。
すなわち、X領域の超音波振動子3の受振信号は、丸棒鋼1内の超音波ビームBの通過範囲に内部傷11が無い場合には、表面エコーと底面エコーのみが現れるが、内部傷11があるとこれからの反射波R11によって図2に示すように表面エコーE1と底面エコーE2の間で傷エコーE11を生じる。そこで、この傷エコーE11が所定の閾値よりも大きい場合は内部傷有りと判定できる。
一方、Y領域の超音波振動子3の受振信号は、丸棒鋼1の表面に傷12が無い場合には、表面エコーと底面エコーのみが現れるが、表面傷12があると、表面波Sが表面傷12で散乱されて反射波R12(図1)を生じ、図3に示すように表面エコーE3と底面エコーE4の間で傷エコーE12を生じる。そこで、この傷エコーE12が所定の閾値よりも大きい場合は表面傷有りと判定できる。なお、超音波は広く反射散乱させられるので、Y領域の超音波振動子3においても、X領域の超音波振動子3により受振されるものほど大きくはないが、表面エコーと底面エコーが受振される。
以後、図4に示すように、X領域をフェーズドアレイプローブ2の中央方向へ漸次移動させて所定数の超音波振動子3を励振して超音波ビームBを発振させ、上記と同様に反射波をX領域とY領域の所定数の超音波振動子3でそれぞれ受振して内部傷11と、表面傷12の有無を判定する。なお、図4では超音波ビームの経路内に内部傷が存在しないから傷エコーE11(図2)は生じない。
X領域をフェーズドアレイプローブ2の中央を越えてさらに反対側へ移動させた後は、図5に示すように、移動後のX領域の所定数の超音波振動子3を励振して超音波ビームBを発振させ、当該X領域の超音波振動子で反射波を受振して内部傷11の有無を判定するとともに、上述のY領域に代えて図5に示すようにフェーズドアレイプローブ2の円弧面の一端部にあるZ領域(本実施形態では測定開始時のX領域と同一範囲)の所定数の超音波振動子3で反射波を受振して表面傷12の有無を判定する。なお、図5では表面波Sによる表面傷12からの反射波は殆ど受振されない。
以後は、他のフェーズドアレイプローブ2においても上記と同様にX領域を漸次移動させつつ超音波振動子3から超音波ビームBを発振させ、反射波E11,E12をY領域ないしZ領域の超音波振動子3で受振して内部傷11ないし表面傷12の有無を丸棒鋼1の被探傷断面部分全体に亘って判定する。このようにして、本実施形態によればX領域の超音波振動子からの一度の超音波ビームの発振によって、中実の丸棒鋼の内部傷と表面傷の有無を確実に判定することができる。
なお、上記実施形態において、X領域、Y領域、Z領域の超音波振動子の数をどのように設定するかは設計的に任意に決定されるものである。また、Y領域、Z領域は必ずしも内側面(円弧面)の端部に設定する必要は無い。また、上記実施形態では複数の超音波振動子を丸棒鋼と同心の円弧面上に設けたが、円弧面は必ずしも同心である必要は無い。さらに、超音波ビームは丸棒鋼の円形断面の中心に収束させる必要はない。
1…丸棒鋼、11…内部傷、12…表面傷、2…フェーズドアレイプローブ、3…超音波振動子、B…超音波ビーム、R11,R12…反射波、S…表面波。

Claims (2)

  1. 水中に配設された中実丸棒鋼の外周に対向して、超音波エコーを受発振可能な複数の超音波振動子を周方向へ円弧面をなすように配列し、これら超音波振動子の一部より前記丸棒鋼に向けて超音波ビームを発振させて、前記一部の超音波振動子で受振される、前記丸棒鋼の内部からの反射波より前記丸棒鋼の内部傷の有無を検出するとともに、前記一部の超音波振動子を除いた他の一部の超音波振動子で受振される、前記丸棒鋼に生じた表面波の反射波より前記丸棒鋼の表面傷の有無を検出することを特徴とする超音波探傷方法。
  2. 前記一部の超音波振動子として選択される領域を円弧面の一端部から他端部へ漸次移動させつつ超音波ビームを発振させるようにした請求項1に記載の超音波探傷方法。
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