JP2018115405A - ファイバ製造装置およびファイバ製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】原料液吐出開始時および停止時の不安定なファイバをコレクタに付着しないようにすると共に、吐出ヘッドの吐出面の清浄度を維持し、かつ不安定な原料液吐出の時間を短くすることができるファイバ製造装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係るファイバ製造装置は、ポリマーが溶媒に溶解している原料液をコレクタに向けて吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドと、前記コレクタと、の間に電位差を発生させる電源部と、を備えるファイバ製造装置であって、前記吐出ヘッドにより吐出される原料液を回収する回収デバイスと、前記吐出ヘッドを清浄するクリーニングデバイスと、前記吐出ヘッドと前記コレクタとが対向する塗布位置、前記吐出ヘッドと前記回収デバイスとが対向する回収位置、および前記吐出ヘッドと前記クリーニングデバイスとが対向するクリーニング位置、のいずれかの位置へ前記吐出ヘッドを移動させる移動デバイスと、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、ファイバを製造するファイバ製造装置およびファイバ製造方法に関する。
従来、電界紡糸法を用いて、例えばナノレベルのファイバを製造するファイバ製造装置が知られている。従来のファイバ製造装置においては、原料液吐出(電界紡糸)の開始時および停止時(電界電圧の印加停止時)に、残圧により原料液が吐出されて、不安定なファイバが製造される。このような不具合を防ぐために、従来のファイバ製造装置は、原料液の吐出エリアに遮蔽板を挿入し、不安定なファイバを受け止める等の手段を有する。
しかしながら、従来のファイバ製造装置においては、原料液の残圧が抜けるまでに時間がかかるために、原料液吐出の停止までに多くの時間を要する。従って、原料液吐出の停止までに、多量の不安定なファイバを受け止める必要がある。また原料液吐出の停止時に、原料液を吐出する吐出ヘッドの吐出面からの液ダレなどが生じる。この液ダレは、吐出ヘッドの吐出面を汚し、次の原料液吐出の開始時に影響を及ぼす。
特開2016−053231号公報
本発明が解決しようとする課題は、原料液吐出の開始時および停止時の不安定なファイバをコレクタに付着しないようにすると共に、吐出ヘッドの吐出面の清浄度を維持し、かつ不安定な原料液吐出の時間を短くすることができるファイバ製造装置を提供することである。
実施形態に係るファイバ製造装置は、ポリマーが溶媒に溶解している原料液をコレクタに向けて吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドと、前記コレクタと、の間に電位差を発生させる電源部と、を備えるファイバ製造装置であって、前記吐出ヘッドにより吐出される原料液を回収する回収デバイスと、前記吐出ヘッドを清浄するクリーニングデバイスと、前記吐出ヘッドと前記コレクタとが対向する塗布位置、前記吐出ヘッドと前記回収デバイスとが対向する回収位置、および前記吐出ヘッドと前記クリーニングデバイスとが対向するクリーニング位置、のいずれかの位置へ前記吐出ヘッドを移動させる移動デバイスとを有する。
実施形態に係るファイバ製造装置を含む製造システムを示す断面図である。 実施形態に係るファイバ製造装置を示す斜視図である。 (a)、(b)、(c)は、実施形態に係るファイバ製造装置の吐出ヘッドの移動位置を示す模式図である。 実施形態に係るファイバ製造装置の吐出ヘッドが塗布位置に移動した状態を示す斜視図である。 実施形態に係るファイバ製造装置の吐出ヘッドが捨て打ち位置に移動した状態を示す斜視図である。 実施形態に係るファイバ製造装置の吐出ヘッドがクリーニング位置に移動した状態を示す斜視図である。 実施形態に係るファイバ製造装置の制御構成を示すブロック図である。 実施形態に係るファイバ製造装置の原料液吐出停止時の制御処理を示すフローチャートである。 実施形態に係るファイバ製造装置の原料液吐出開始時の制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るファイバ製造装置を含む製造システムについて、図1を参照して説明する。図1は、製造システム1を示す断面図である。
製造システム1は、筐体10外に設けられる供給ロール(不図示)から、筐体10の供給口11を介して筐体10内に供給されるベルト状のコレクタ4に、たとえばナノレベルのファイバを塗布する。以下、ナノレベルのファイバを単にファイバという。
製造システム1は、ファイバが塗布されたコレクタ4を、筐体10の回収口12を介して、筐体10外に設けられる回収ロール(不図示)に回収させる。
コレクタ4は、たとえばアルミ箔である。但しコレクタ4は、アルミ箔に限定されるものではない。
図1に示すように、製造システム1は、複数台のファイバ製造装置2、および複数個の支持ローラ3を有する。また各ファイバ製造装置2は、図1に示すように、吐出ヘッド21及び吐出ヘッド21を支持する支持体22を有し、さらに図2に示すように、クリーニングデバイス30および捨て打ちデバイス40を有する。例えば、クリーニングデバイス30および捨て打ちデバイス40は、コレクタ4と同列に並んで配置させることができる。吐出ヘッド21は、クリーニングデバイス30と、捨て打ちデバイス40と、コレクタ4との間を移動する。各部4、30、40が同列に並んで配置されるので、吐出ヘッド21を移動させるための後述の移動デバイス61は、たとえばデバイスごとに複数設ける必要はなく、すなわち一個設ければよいため、装置の小型化を図ることができる。各部4、30、40の並び順序は限定されるものではないが、本実施形態では、たとえば図3(a)に示すように、クリーニングデバイス30および捨て打ちデバイス40が、コレクタ4を挟んで、同列に並んで配置される。そして吐出ヘッド21は、クリーニングデバイス30と捨て打ちデバイス40との間を移動する。すなわち後述の塗布位置と捨て打ち位置とが隣接する。従って吐出ヘッド21による原料液の吐出を停止することなく、後述の捨て打ちから、ファイバ製品を得るための吐出ヘッド21からの原料液の吐出を行こうことができる。これにより、捨て打ちデバイス40で調整した吐出条件を変更することなく、吐出ヘッド21を移動させるだけでコレクタ4に原料液を吐出させることが可能となり、無駄のない条件出しが行えることから、安定したファイバ製造が可能となる。
なお、図1に示すファイバ製造装置2の台数、および支持ローラの個数は、一例であり限定されない。以下に各部の構成について詳細に説明する。
支持ローラ3には、コレクタ4が架け渡される。コレクタ4は、後述するように、捨て打ちデバイス40の回収ベルト41と、吐出ヘッド21の移動方向において、面一に配置することができる。支持ローラ3は、架け渡されたコレクタ4がファイバ製造装置2の両サイドを通るように、かつ隣り合うファイバ製造装置2の両サイドを通るコレクタ4の面が反転するように、筐体10内の複数の所定位置に設けられる。
たとえばコレクタ4は、図1において、最も左側に配置されているファイバ製造装置2の両サイドを通る場合、その一面(例えば表面)をファイバ製造装置2の吐出ヘッド21に向けて通過する。これに対しコレクタ4は、最も左側に配置されているファイバ製造装置2の例えば右隣りに配置されているファイバ製造装置2の両サイドを通る場合、その他面(例えば裏面)を当該右隣のファイバ製造装置2の吐出ヘッド21に向けて通過する。
上述したように配置される支持ローラ3は、回転することにより、供給ロールおよび回収ロールと協働して、各ファイバ製造装置2の両サイドを経由するようにコレクタ4を送る。
吐出ヘッド21は、原料液を吐出するための不図示のノズルが配置された、例えば一対の吐出面21a(後述の例えば図3参照)を有する。吐出ヘッド21により吐出される原料液は、ファイバの原材料であるポリマーが溶媒に溶解された溶液である。
吐出ヘッド21には、コレクタ4との間に電界を発生させるために、後述の電源デバイス66(電源部)により高電圧が印加される。なおコレクタ4は、たとえば接地されている。さらに吐出ヘッド21には、後述の送液ポンプ67により原料液が送られる。吐出ヘッド21は、コレクタ4との間に発生された電界により、原料液をコレクタ4に向けて吐出する。
本実施形態においては、吐出面21aが、ファイバ製造装置2の両サイドに向いて配置される。従って吐出ヘッド21は、ファイバ製造装置2の両サイドから、コレクタ4に原料液を吐出する。吐出ヘッド21により吐出された原料液に含まれる溶媒は揮発し、ファイバ(ポリマー)がコレクタ4に到達する。
すなわち吐出ヘッド21は、原料液を吐出することにより、ファイバを噴出する。またコレクタ4は、吐出ヘッド21により噴出されたファイバを受ける。これによりコレクタ4に、ファイバ製品として、ファイバが塗布される。
支持体22は、たとえば図1に示すように4個の吐出ヘッド21を支持する。ただし図1に示す吐出ヘッド21の個数は一例であり限定されない。吐出ヘッド21の一対の吐出面21aがファイバ製造装置2の両サイドに向くように、支持体22は吐出ヘッド21を支持する。
また支持体22は、図1に示すように、各ファイバ製造装置2の両サイドにおけるコレクタ4の送り方向に沿って吐出ヘッド21が配置されるように、吐出ヘッド21を支持する。さらに支持体22は、隣り合うファイバ製造装置2の吐出ヘッド21が、コレクタ4の送り方向に互い違いにずれて配置されるように、吐出ヘッド21を支持する。すなわち支持体22は、隣り合うファイバ製造装置2の吐出ヘッド21が、千鳥状に配置されるように、吐出ヘッド21を支持する。
このように吐出ヘッド21が配置されることにより、隣り合うファイバ製造装置2の吐出ヘッド21同士の影響が防止される。
支持体22は、後述の移動デバイス61と連結される。支持体22は、移動デバイス61により、ファイバ製造装置2のリア方向、およびフロント方向に移動される。支持体22は、自身が移動することにより、吐出ヘッド21を、後述の塗布位置、クリーニング位置、および捨て打ち位置に移動させる。
以下に、図1において最も左側に配置されているファイバ製造装置2について、図2を参照してさらに詳細に説明する。なお、図1に示す6台のファイバ製造装置2は同一の構成を有するので、他の5台のファイバ製造装置2の詳細説明は省略する。
図2は、ファイバ製造装置2を示す斜視図である。図2示すように、ファイバ製造装置2は、さらにクリーニングデバイス30および捨て打ちデバイス40を有する。
クリーニングデバイス30は、ファイバ製造装置2のたとえばリア側に設けられ、かつ吐出ヘッド21の移動方向に沿って、コレクタ4及び捨て打ちデバイス40の回収ベルト41と同列に配置される(例えば図3(a)参照)。クリーニングデバイス30は、クリーニング部材31および支持軸32を有する。クリーニング部材31は、たとえば複数の吐出面21a毎に設けられる。すなわち図2の場合、吐出ヘッド21の吐出面21aは8面あるので、クリーニング部材31は、8個設けられる。クリーニング部材31は、後述のクリーニング位置に移動された吐出ヘッド21の原料液吐出面21a(ノズル)を清浄する。クリーニング部材31としては、たとえばスポンジあるいはブラシ等が用いられるが、特に限定されるもではない。本実施形態では、クリーニング部材31として、ブラシローラを用いるものとする。以下クリーニング部材31をブラシローラ31という。
支持軸32は、後述のクリーニング位置に移動された吐出ヘッド21の吐出面21aに、ブラシローラ31が対向してかつ接触するように、ブラシローラ31を支持する。支持軸32は、上述したコレクタ4の送り方向と同一方向を回転中心として、後述のモータ64により回転される。従ってブラシローラ31は、支持軸32を回転軸として、モータ64により回転される。
捨て打ちデバイス40は、ファイバ製造装置2のたとえばフロント側に設けられ、かつ吐出ヘッド21の移動方向に沿って、クリーニングデバイス30及びコレクタ4と同列に配置される(例えば図3(a)参照)。捨て打ちユニット40は、後述の捨て打ち位置に移動された吐出ヘッド21から噴出されるファイバを回収する回収デバイスである。
捨て打ちデバイス(回収デバイス)40は、回収部材41を有する。回収部材41は、たとえばアルミ箔のベルトである。以下、回収部材41を回収ベルト41という。回収ベルト41には、後述の捨て打ち位置に移動された吐出ヘッド21から吐出される原料液に含まれる不安定なファイバが堆積する。
捨て打ちデバイス40は、さらに、回収機構42を有する。回収機構42は、回収ベルト41が架け渡される不図示のベルト支持ローラを有する。ベルト支持ローラは、不安定なファイバが堆積する回収ベルト41の面を吐出ヘッド21の吐出面21aに対向するように支持する。回収ベルト4は、ベルト支持ローラに支持されることにより、コレクタ4と面一になるように支持される(例えば図3(a)の一点鎖線参照)。ベルト支持ローラは、後述のモータ65に回転されることにより、不安定なファイバが堆積した回収ベルト41を巻き取る。巻き取られた回収ベルト41は、捨て打ちデバイス40から取り外され、新たな回収ベルト41がベルト支持ローラに取付けられる。
なお、ファイバ製造装置2のフロント側は、ファイバ製造装置2の保守のためにオペレータが操作する側である。たとえばファイバ製造装置2のフロント側には、オペレータがファイバ製造装置2の保守を行い易くするために、不図示の開閉可能なドアが設けられる。
一方、本実施形態では、捨て打ちユニット40は、クリーニングデバイス30よりも保守頻度が高いと考えられる。従って上述したように、捨て打ちユニット40はファイバ製造装置2のフロント側、すなわちオペレータがファイバ製造装置2の保守を行い易い側に設けられ、クリーニングデバイス30がファイバ製造装置2のリア側に設けられる。しかしながら、捨て打ちユニット40およびクリーニングデバイス30が設けられる位置は、これに限定されるものではなく、逆の位置であっても良い。
次に、吐出ヘッド21の移動可能な構成について、図3乃至図6を参照して説明する。
図3は、図2におけるファイバ製造装置2を上方から見た平面図であって、かつ図3(a)は、吐出ヘッド21が移動して塗布位置に位置した状態を模式的に示す図である。また図4は、吐出ヘッド21が図3(a)に示す塗布位置に位置したときのファイバ製造装置2の斜視図である。図4において、クリーニングデバイス30および捨て打ちデバイス40は、図面を簡略化するために省略されている。
吐出ヘッド21は、クリーニング位置から、支持体22によってファイバ製造装置2のフロント方向に移動されることにより、または捨て打ち位置から、ファイバ製造装置2のリア方向に移動されることにより、図3(a)および図4に示す塗布位置に位置する。
塗布位置は、吐出ヘッド21から噴出されるファイバが、ファイバ製品としてコレクタ4に塗布される位置である。具体的には、塗布位置は、吐出ヘッド21とコレクタ4とが対向する位置であり、かつ捨て打ち位置(図2(b)参照)と隣接する。塗布位置において、吐出ヘッド21の吐出面21aは、所定距離を隔てて、コレクタ4と対向する。
塗布位置における吐出面21aとコレクタ4との間の所定距離は、吐出ヘッド21から吐出される原料液中のポリマー材料の種類、ポリマーの濃度、吐出ヘッド21に印加される高電圧の値等により、適宜選択される。
なお、吐出ヘッド21からポリマーを含む原料液を吐出させて、コレクタ4にファイバを塗布する方法としては、周知の電界紡糸法が利用される。従ってファイバの塗布方法の詳細については説明を省略する。
図3(b)は、吐出ヘッド21が移動して捨て打ち位置に位置した状態を模式的に示す図である。また図5は、吐出ヘッド21が図3(b)に示す捨て打ち位置に位置したときのファイバ装置2の斜視図である。図5において、クリーニングデバイス30は、図面を簡略化するために省略されている。
吐出ヘッド21は、塗布位置あるいはクリーニング位置から、支持体22によってファイバ製造装置2のフロント方向に移動されることにより、図3(b)および図5に示す捨て打ち位置に位置する。
捨て打ち位置は、吐出ヘッド21から原料液が吐出され、不安定なファイバ(製品としては不良のファイバ)が、捨て打ちデバイス40の回収ベルト41に塗布されることにより回収される回収位置である。具体的には捨て打ち位置(回収位置)は、吐出ヘッド21と捨て打ちデバイス40とが対向する位置であり、かつ上述したように塗布位置と隣接する。なお以下の説明において、不安定なファイバを回収するために、吐出ヘッド21から回収ベルト41に原料液を吐出することを、捨て打ちという。
捨て打ち位置において、吐出ヘッド21の吐出面21aは、所定距離を隔てて、回収ベルト41と対向する。また、回収ベルト41とコレクタ4とは面一に配置されている。このため、吐出ヘッド21と回収ベルト41との位置関係を、塗布位置における吐出ヘッド21とコレクタ4との位置関係は、ほぼ同じである。具体的には、捨て打ち位置における吐出面21aと回収ベルト41との間の所定距離は、塗布位置における吐出面21aとコレクタ4との間の所定距離と同一値である。また捨て打ちの場合の吐出ヘッド21にも、塗布位置においてコレクタ4にファイバを噴出する場合の吐出ヘッド21に印加される高電圧と同一値の高電圧が印加される。
そして捨て打ちの場合も、周知の電界紡糸法を用いて、吐出ヘッド21から不安定なファイバを噴出させて回収ベルト41に塗布する。すなわち捨て打ちは、塗布位置において吐出ヘッド21から原料液を吐出する場合と同一条件、同一方法で行われる。
従って捨て打ちは、吐出ヘッド21を塗布位置から捨て打ち位置に移動するだけで実行される。
図3(c)は、吐出ヘッド21が移動してクリーニング位置に位置した状態を模式的に示す図である。また図6は、吐出ヘッド21が図3(c)に示すクリーニング位置に位置したときのファイバ装置2の斜視図である。図6において、捨て打ちデバイス40は、図面を簡略化するために省略されている。
吐出ヘッド21は、塗布位置あるいは捨て打ち位置から、支持体22によってファイバ製造装置2のリア方向に移動されることにより、図3(c)および図6に示すクリーニング位置に位置する。
クリーニング位置は、たとえば吐出ヘッド21からの原料液の吐出を停止したとき、あるいは吐出ヘッド21からの原料液の吐出を開始するときに、吐出ヘッド21に残留する液滴を除去することにより清浄する位置である。具体的にはクリーニング位置は、吐出ヘッド21とクリーニングデバイス30とが対向する位置である。
クリーニング位置において、吐出ヘッド21の吐出面21aは、ブラシローラ31に接触する。なお、吐出ヘッド21がクリーニング位置に位置しているとき、吐出ヘッド21への高電圧の印加は停止されている。
次に、ファイバ製造装置2の制御構成について、図7を参照して説明する。図7は、ファイバ製造装置2の制御構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、ファイバ製造装置2は、制御デバイス50を有する。制御デバイス50は、プロセッサ51およびメモリ51を含む。プロセッサ51は、たとえばCPU、あるいはMPUを含む。メモリ51は、ROM51aおよびRAM51bを含む。
プロセッサ51は、ファイバ製造装置2の全体動作を制御する。
ROM51aは、たとえばプロセッサ51による制御動作のための制御プログラム等を記憶する。RAM51bは、たとえばROM51aから読み出された制御プログラム等を展開するための作業エリアを提供する。
さらにファイバ製造装置2は、移動デバイス61、送り機構62、送液ポンプ63、モータ64、65、および電源デバイス66を有する。
移動デバイス61は、制御デバイス50に接続され、プロセッサ51により制御される。本実施形態の場合、クリーニングデバイス30および捨て打ちデバイス40は、コレクタ4と同列に並んで配置される。そして移動デバイス61は、吐出ヘッド21を、塗布位置、クリーニング位置、および捨て打ち位置のうちのいずれかの位置に移動させる。従って移動デバイス61は、例えば単一のデバイスであっても、吐出ヘッド21を各位置に移動可能である。
また、吐出面21aの幅よりも大きいコレクタ4に原料液を吐出する場合に、移動デバイス61は、塗布位置における吐出ヘッド21を、コレクタ4の幅に応じた所定範囲内で移動させる。従って塗布位置は、所定の幅を有する。
移動デバイス61は、吐出ヘッド21の支持体22に連結されている。移動デバイス61は、たとえば周知のラックおよびピ二オンを含む機構およびモータを有する。移動デバイス61は、吐出ヘッド21を移動させるために、支持体22を、ファイバ製造装置2のリア方向およびフロント方向のいずれかの方向に移動させる。
送り機構62は、コレクタ4を送るための機構であり、モータ等を含む。送り機構62は、たとえば支持ローラ3に連結される。送り機構62は、コレクタ4を送るために、たとえば支持ローラ3を回転させる。
送液ポンプ63は、吐出ヘッド21へ原料液を送るための周知のポンプである。送液ポンプ63は、不図示の原料液収納タンクに連結している。送液ポンプ63は、原料液収納タンクから供給される原料液を、不図示の送液チューブを介して、吐出ヘッド21へ送る。
モータ64は、クリーニングデバイス30を動作させる駆動源である。モータ64は、クリーニングローラ31の支持軸32と連結している。モータ64は、ブラシローラ31を回転させる。
モータ65は、捨て打ちデバイス40を動作させる駆動源である。モータ65は、回収機構42のベルト支持ローラと連結する。モータ65が回転することにより、回収機構42は、不安定なファイバが堆積した回収ベルト41を巻き取る。
電源デバイス66は、吐出ヘッド21(原料液)とコレクタ4との間に高電圧を印加することにより、吐出ヘッド21とコレクタ4との間に電位差を発生させる電源部である。
次に、ファイバのコレクタ4への塗布を停止する場合の、プロセッサ51による制御処理について、図8を参照して説明する。図8は、ファイバのコレクタ4への塗布を停止する場合の制御処理を示すフローチャートである。プロセッサ51は、ROM52aに記憶されている制御プログラムに従って、図8に示す制御処理を行う。
まず、吐出ヘッド21からコレクタ4へファイバが塗布されている場合、上述したように、吐出ヘッド21に高電圧が印加されている。この高電圧が印加されている状態を維持して、図8に示すステップS11において、プロッセサ51は、吐出ヘッド21を、塗布位置から、捨て打ち位置に移動させるために、移動デバイス61を動作させる。
次にステップS12において、プロッセサ51は、送液ポンプ63の回転を停止する。送液ポンプ63の停止により、吐出ヘッド21への新たな原料液の送りが停止される。送液ポンプ63の停止後も、吐出ヘッド21は、原料液の残圧により原料液を吐出し続ける。
吐出ヘッド21が捨て打ち位置に移動し、送液ポンプ63の回転が停止すると、捨て打ちが開始される。残原料液による不安定なファイバは、捨て打ちデバイス40の回収ベルト41に堆積する。プロッセサ51は、捨て打ちデバイス駆動用のモータ65を制御することにより、不安定なファイバが堆積した回収ベルト41を巻き取る。
プロッセサ51は、送液ポンプ63の回転を停止させた後、ステップS13において、たとえば送液チューブ内等の原料液の残圧を抜くために、送液ポンプを動作させる。すなわちプロッセサ51は、原料液を吐出ヘッド21へ送るときとは逆の方向に送液ポンプを回転させる。プロッセサ51は、所定時間経過後に送液ポンプの逆回転を停止する。所定時間は、たとえば吐出ヘッド21からのファイバの噴出が停止するのに十分な時間である。
プロッセサ51は、送液ポンプを逆回転させた後、ステップS14において、電源デバイス66を制御することにより、吐出ヘッド21への高電圧の印加を停止する。
以上により、プロセッサ51は、ファイバのコレクタ4への塗布を停止するための制御処理を終了する。
次に、ファイバのコレクタ4への塗布を開始する場合の、プロセッサ51による制御処理について、図9を参照して説明する。図9は、ファイバのコレクタ4への塗布を開始する場合の制御処理を示すフローチャートである。プロセッサ51は、ROM52aに記憶されている制御プログラムに従って、図9に示す制御処理を行う。
図9に示すステップS21において、プロセッサ51は、たとえば吐出ヘッド21の位置が、クリーニング位置であるか否か判断する。たとえばプロセッサ51は、ファイバ製造装置2内に設けられる周知のセンサの検知結果に基づいて吐出ヘッド21の位置を判断する。
プロセッサ51は、吐出ヘッド21の位置が、クリーニング位置ではないと判断した場合に、吐出ヘッド21をクリーニング位置に移動させるために、移動デバイス61を動作させる。
プロセッサ51は、吐出ヘッド21をクリーニング位置に移動させた後、クリーニングデバイス駆動用のモータ64を制御する。クリーニングデバイス30のブラシローラ31は、モータ64により回転され、吐出ヘッド21の吐出面21aを清浄する。
プロセッサ51は、所定時間経過後に、モータ64を制御することにより、クリーニングローラ31の回転を停止し、吐出面21aの清浄を終了する。
吐出ヘッド21の清浄後、プロセッサ51は、ステップS22において、吐出ヘッド21をクリーニング位置から捨て打ち位置へ移動させるために、移動デバイス61を動作させる。
プロセッサ51は、吐出ヘッド21を捨て打ち位置へ移動させた後、ステップS23において、電源デバイス66を制御することにより、吐出ヘッド21に高電圧を印加する。
プロセッサ51は、吐出ヘッド21に高電圧を印加した後、ステップS24において、送液ポンプ63を回転させる。送液ポンプ63は、吐出ヘッド21への原料液の送りを開始する。
塗出ヘッド21への原料液の送りが開始されると、吐出ヘッド21は、捨て打ちデバイス40の回収ベルト42に向けて、原料液の吐出を開始する。すなわち吐出ヘッド21は、捨て打ちを開始する。吐出ヘッド21から吐出される原料液の不安定なファイバは、捨て打ちデバイス40の回収ベルト42に堆積する。
所定時間の捨て打ち後、吐出ヘッド21から吐出される原料液に含まれるファイバは安定する。プロセッサ51は、ステップS25において、移動デバイス61を動作させることにより、吐出ヘッド21を、捨て打ち位置から塗布位置へ移動させる。
以上により、プロセッサ51は、ファイバのコレクタ4への塗布を開始するための制御処理を終了する。
実施形態によれば、吐出ヘッド21は、塗布位置以外の位置に移動可能である。従って原料液吐出の開始時および停止時の不安定なファイバを、コレクタ4に付着しないようにすることが出来る。また、クリーニングデバイス30、捨て打ちデバイス40、及びコレクタ4を同列に並べて配置することが好ましい。この場合、1つの移動デバイス61によって、クリーニング位置、塗布位置、及び捨て打ち位置へ、吐出ヘッド21を移動させることができる。すなわち、複数の移動デバイスを設けることなく、1つの移動デバイス61によって、クリーニング、原料液塗布、及び捨て打ちの3つのモードを切り替えることができる。このように移動デバイスの個数を減らすことができるので装置の小型化を図ることができる。さらに、本実施形態では、塗布位置と捨て打ち位置とが隣接する。従って、吐出ヘッド21からの原料液の吐出を停止することなく、捨て打ち位置における捨て打ちから、塗布位置における原料液の吐出を行うことができる。よって、本実施形態によれば、捨て打ち位置における捨て打ちから、塗布位置における原料液の吐出に切り替えても、安定したファイバを得ることができる。さらに、回収ベルト41とコレクタ4とを面一に配置することが好ましい。この場合、吐出ヘッド21と回収ベルト41との位置関係を、吐出ヘッド21とコレクタ4との位置関係とほぼ同じにすることができる。従って、捨て打ちの吐出条件と、ファイバを得るための原料液吐出の吐出条件とを同じ条件とすることが可能となる。さらに捨て打ちにおける吐出ヘッド21と回収ベルト41との間の雰囲気と、ファイバ製品を得るための原料液吐出における吐出ヘッド21とコレクタ4との間の雰囲気とを同じとすることができる。このため、捨て打ちとファイバを得るための原料液吐出との環境をほぼ類似にすること可能になる。すなわち、これらの構造・機能を有することにより、ファイバを得るための適切な条件を捨て打ちの位置で調整した後、吐出を停止させることなくファイバを得る工程に移動させることができるため、装置起動時等においても所望のファイバを安定して得ることが可能となる。
また実施形態によれば、吐出ヘッド21は、原料液吐出の開始時および停止時に、捨て打ちデバイス40が設けられる捨て打ち位置に移動する。すなわち吐出ヘッド21は、塗布位置に位置する前及び後に捨て打ち位置に移動する。従って吐出ヘッド21の原料液吐出エリアに遮蔽部材等を挿入することなく、不安定なファイバを受け止め、回収することが出来る。
また実施形態によれば、吐出ヘッド21は、原料液吐出の開始時に、クリーニングデバイス30が設けられるクリーニング位置に移動する。すなわち吐出ヘッド21は、塗布位置に位置する前にクリーニング位置に移動する。従って原料液吐出の開始時において、吐出ヘッド21の吐出面21aの清浄度を維持することが出来る。
また実施形態によれば、原料液吐出の停止時に、原料液の残圧を抜くために送液ポンプ63を逆回転させる。すなわち吐出ヘッド21が塗布位置に位置した後に、送液ポンプ63が逆回転される。従って原料液吐出の停止時に、不安定な原料液吐出の時間を短くすることができる。このため原料液吐出停止時の不安定なファイバの量を少なくすることが出来き、かつ吐出ヘッド21の清浄度を保つことができる。
実施形態によれば、吐出ヘッド21は、コレクタ4の幅に応じて移動する。従って吐出面21aの幅よりも大きいコレクタ4に対しても、コレクタ4の全面にファイバを塗布することが出来る。
なお、上述した実施形態においては、移動デバイス61は、吐出ヘッド21による原料液吐出の開始時および原料液吐出の停止時に、吐出ヘッド21を捨て打ち位置(回収位置)に移動させる(図8および図9参照)。しかしながら実施形態はこれに限定されるものではなく、移動デバイス61は、吐出ヘッド21による原料液吐出の開始時および原料液吐出の停止時のうちの少なくとも一方の時に、吐出ヘッド21を、捨て打ち位置(回収位置)に移動させも良い。
また、上述した実施形態においては、移動デバイス61は、吐出ヘッド21による原料液吐出の開始時にのみ、吐出ヘッド21を、クリーニング位置に移動させる(図9参照)。しかしながら実施形態はこれに限定されるものではなく、移動デバイス61は、吐出ヘッド21による原料液吐出の停止時にのみ、吐出ヘッド21を、クリーニング位置に移動させても良い。この場合、移動デバイス61は、図8に示すステップS14の処理後に、吐出ヘッド21を、クリーニング位置に移動させる。さらに移動デバイス61は、吐出ヘッド21による原料液吐出の開始時および原料液吐出の停止時に、吐出ヘッド21を、クリーニング位置に移動させても良い。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 製造システム
2 ファイバ製造装置
3 支持ローラ
4 コレクタ
10 筐体
11 供給口
12 回収口
21 吐出ヘッド
21a 吐出面
22 支持体
30 クリーニングデバイス
31 ブラシローラ(クリーニング部材)
32 支持軸
40 捨て打ちデバイス(回収デバイス)
41 回収ベルト(回収部材)
42 回収機構
50 制御デバイス
51 プロセッサ
52 メモリ
52a ROM
52b RAM
61 移動デバイス
62 送り機構
63 送液ポンプ
64 モータ
65 モータ
66 電源デバイス(電源部)

Claims (8)

  1. ポリマーが溶媒に溶解している原料液をコレクタに向けて吐出する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドと、前記コレクタと、の間に電位差を発生させる電源部と、
    備えるファイバ製造装置であって、
    前記吐出ヘッドにより吐出される原料液を回収する回収デバイスと、
    前記吐出ヘッドを清浄するクリーニングデバイスと、
    前記吐出ヘッドと前記コレクタとが対向する塗布位置、前記吐出ヘッドと前記回収デバイスとが対向する回収位置、および前記吐出ヘッドと前記クリーニングデバイスとが対向するクリーニング位置、のいずれかの位置へ前記吐出ヘッドを移動させる移動デバイスと、
    を有するファイバ製造装置。
  2. 前記移動デバイスは、前記吐出ヘッドが前記塗布位置に位置する前または後に、前記吐出ヘッドを前記回収位置に移動させる請求項1に記載のファイバ製造装置。
  3. 前記移動デバイスは、前記吐出ヘッドが前記塗布位置に位置する前または後に、前記吐出ヘッドを前記クリーニング位置に移動させる請求項1または2に記載のファイバ製造装置。
  4. さらに、前記原料液を前記吐出ヘッドへ送る送液ポンプを有し、この送液ポンプは、前記吐出ヘッドが前記塗布位置に位置した後、前記原料液を前記吐出ヘッドへ送るときと逆の方向に回転する請求項1乃至3のいずれか一つの請求項に記載のファイバ製造装置。
  5. ポリマーが溶媒に溶解している原料液を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドにより吐出される原料液を受けるコレクタと、前記吐出ヘッドにより吐出される原料液を回収する回収デバイスと、前記吐出ヘッドを清浄するクリーニングデバイスと、前記吐出ヘッドを移動させる移動デバイスとを有するファイバ製造装置によるファイバ製造方法において、
    前記吐出ヘッドを前記コレクタと対向する塗布位置に移動させる前に、前記移動デバイスにより前記吐出ヘッドを、前記回収デバイスと対向する回収位置に移動させ、
    前記吐出ヘッドから吐出される原料液を、前記回収位置で前記回収デバイスにより回収させ、
    前記回収デバイスによる原料液の回収後に、前記移動デバイスにより前記吐出ヘッドを、前記塗布位置に移動させる
    ファイバ製造方法。
  6. さらに、前記移動デバイスにより前記吐出ヘッドを、前記回収デバイスと対向する回収位置に移動させる前に、前記移動デバイスにより前記吐出ヘッドを、前記クリーニングデバイスと対向するクリーニング位置に移動させる請求項5に記載のファイバ製造方法。
  7. ポリマーが溶媒に溶解している原料液を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドにより吐出される原料液を受けるコレクタと、前記吐出ヘッドにより吐出される原料液を回収する回収デバイスと、前記吐出ヘッドを清浄するクリーニングデバイスと、前記吐出ヘッドを移動させる移動デバイスとを有するファイバ製造装置によるファイバ製造方法において、
    前記吐出ヘッドを前記コレクタと対向する塗布位置から、前記移動デバイスにより前記吐出ヘッドを、前記回収デバイスと対向する回収位置に移動させ、
    前記吐出ヘッドから吐出される原料液を、前記回収位置で前記回収デバイスにより回収させるファイバ製造方法。
  8. さらに前記ファイバ製造装置は、前記原料液を前記吐出ヘッドへ送る送液ポンプを有し、
    前記回収デバイスによる原料液の回収後に、前記原料液を前記吐出ヘッドへ送るときと逆の方向に、前記送液ポンプを回転させる請求項7に記載のファイバ製造方法。
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