JP2018114973A - 収穫作業補助台 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、野菜収穫時の圃場条件に最適に対応し、作業者の肉体負担が少なく、収穫箱詰め作業を効率よく行える収穫作業補助台を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、圃場内で収穫する収穫物を入れる収穫箱の載置を主用途とする収穫作業補助台において、荷台フレームが、主縦梁、中間縦梁、及び横梁を主要構成要素とし、前記中間縦梁が、前記左右2本の主縦梁の間に配設され、前記主縦梁及び前記中間縦梁が略平行に配され、前記中間縦梁の上面が、前記左右主縦梁の上面より低く設けられる構造を有する。さらに車輪、車輪支持フレームを有し、前記車輪支持フレームが、前記車輪をフォークで垂直に支持するフォーク部と、同フォーク部を両端に備える車輪支持フレーム水平梁とを主要構成要素として前記荷台フレームの前後に配する構造を有し、前記水平梁の両端に設けたフォーク部に支持される車輪の車輪間距離を変更調整する構造を有する。
【選択図】図6−b

Description

本発明は、畑作野菜(レタス、白菜、キャベツ等重量葉物の野菜、又はニンニク、玉葱、人参、芋等の重量根菜及びその他野菜)を圃場内で収穫し、同収穫物を段ボール箱、プラスチック箱等(以後、収穫箱と表記することがある)に箱詰めして収穫する作業形態で、複数の空箱を作業台に乗せて作業者と平行移動し、詰め終わった箱を順次その場に仮置きし、同仮置きした箱を回収・搬出する収穫作業補助台に関する。
従来の作業形態は、前記野菜を圃場内で箱詰めするに当たり、空箱1〜2個と作業者が共に移動する方法、作業者が空箱の仮置き位置まで収穫物を持って移動する方法、及び前記二つの方法を混用する方法の三つの方法があり、満杯に詰まった実入りの箱はその場に置いて、別途、人力で又は車輪付きの運搬台に載せて圃場外に搬出する。
一方、箱詰めの内容は、箱一杯に大きさ等の区別無く入れる方法、一定重量に若干重量をプラスした量を詰める方法、及び収穫物の寸法により分別して箱詰めする場合があり、S,M,L,LL及び規格外等に分別して箱詰めを行う分別収穫の方法があり、寸法のバラつきは通常略3段階で、例えばLサイズが約80%、LLサイズが約15%、Mサイズが約5%、Sと規格外が若干の例がある。
分別収穫で作物の生育が揃っている場合は、同一時期に定植した区域から一斉に収穫できるが、生育にバラツキが大きい場合、特に収穫開始時期は、出荷寸法に達したものを選抜して収穫(以後、拾い取りと表現する)する必要がある。
空箱を載せた作業台の荷台高さとしては、低い事が望まれると同時に、空箱の開口部の一端が作業者の方向に下がった状態が望まれ、箱の下がった方が荷台フレームから落下しない構造が必要である(例えば特開2003−291818号公報参照)。
一斉収穫のときに望まれる荷台の高さとしては、畝の頂面に接触しない範囲で低い位置(実務上は25cm前後)が望まれ、拾い取り収穫のときに望まれる荷台の高さとしては、収穫物の頂点と接触しない範囲で低い位置(実務上は45cm前後)が望まれる。
また、作業者の肉体的負荷軽減の観点から、1つの畝を跨いだ作業者の片足、又は同一畝溝に置いた作業者の両足に近い位置に荷台又は箱の端があることが望ましく、同時に詰め込む箱は作業者に近い方が低く保たれることが望まれる。
同じく作業者の肉体的負荷軽減の観点から、屋根を設け、直射日光や雨を避ける目的でシート屋根を設けるが、風の力で収穫作業補助台が転倒するおそれがあり、積荷の重量配分や荷台の高さ及び車輪の前後左右幅が重要な転倒防止の要素となる。
また、地面と接し収穫作業補助台全体を支える4本の車輪に関し、タイヤ幅が同一のものをタイヤ外径で比較すると、外径が大きいものほど耐荷重が大きく転がり抵抗が少ないが、タイヤ外径が大きいものは全体が大きくなり、自重及び価格が上昇する。実務上この種の収穫作業補助台には14インチ(約35cm)〜20インチ(約50cm)の自転車の前輪タイヤが多く利用される。
前記野菜の畝立てピッチは略45〜60cmが標準で、畝の高さは圃場の土壌条件に大きく影響されるが、一般に25cm前後で畝立てし、収穫時には5cm前後低くなる。
ダンボール箱の蓋を閉めた状態の実入りダンボール箱の外形寸法と重量を2例、及びプラスチック箱を一例示すと、
レタスのダンボール箱の外形寸法: 幅330mm×奥行き535mm×高さ260mm
レタスのダンボール箱の実入り重量:約10kg
キャベツダンボールの外形箱寸法: 幅360mm×奥行き600mm×高さ190mm
キャベツダンボール箱の実入り重量:約13〜15kg
プラスチック箱の外形寸法: 幅365mm×奥行き520mm×高さ310mm
プラスチック箱の実入り重量: 約20〜30kg(野菜により異なる)
で、荷台寸法と荷台と車輪及び畝溝の相対位置関係が制約される。
同じ野菜でも、使われる箱の寸法は産地により異なり、中央市場等の市場出荷と、外食産業や加工業者向けの業者出荷とは箱の寸法及び内容量が大きく異なる場合がある。
レタスの収穫にあっては切った茎の芯より乳濁色の液が出てくるが、同液を洗浄する装置を洗浄液と共に台車に搭載する希望があり、キャベツ等の規定重量を箱詰めする場合は秤を搭載する希望が有り、空箱を5〜6個重ねた一塊の空箱(空箱の立った折りたたみの上蓋に次の空箱を差し込み、順次複数差し込んで段重ねした状態)を搭載する希望が有り、その他色々な小物を置くスペースを台車上に確保したい要望がある。
収穫作業補助台に空箱を乗せて移動しながら、収穫物を詰め終わった実入りの箱は順次圃場に仮置きして作業を続け、収穫箱詰め作業が完了したのち、回収搬出の作業が続き、分業で同時進行するケースも多々有るが、箱詰め作業に使った収穫作業補助台が、実入りの箱の回収作業に使えると、例えば圃場の奥まで箱詰め作業をし、農道又は作業道に向かって帰りの工程で回収搬出作業ができるが、その場合、前記箱詰め収穫作業補助台の荷台面が水平である必要があり、例えば、箱詰めの場合は一列5箱を斜めに配置できればよいが、復路の実入り箱の回収の場合は水平に一列5箱の3〜4段重ねの重量に耐える構造と車輪を備える必要がある。
特開2003−291818
そこで、本発明は、野菜収穫時の圃場条件に最適に対応し、作業者の肉体負担が少なく、収穫箱詰め作業を効率よく行える収穫作業補助台を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた発明は、圃場内で収穫する収穫物を入れる収穫箱の載置を主用途とする収穫作業補助台において、一又は複数の荷台フレームを主要構成要素とし、前記荷台フレームが、左右2本の主縦梁、少なくとも1本の中間縦梁、及び少なくとも2本の横梁を主要構成要素とし、前記中間縦梁が、前記左右2本の主縦梁の間に配設され、前記主縦梁及び前記中間縦梁が略平行に配され、前記中間縦梁の上面が、前記左右主縦梁の上面より低く設けられる構造を有する。
当該収穫用作業補助台は、左右2本の主縦梁及び中間縦梁を用いて荷台フレームの角度調整をすること無く、箱詰め作業時に作業者側箱の一端部を低く傾斜して収穫箱を保持することができる。また、収穫箱を水平位置、左傾斜位置又は右傾斜位置のいずれの位置とすることもでき、収穫箱をその長辺側を主縦梁と平行に載置することも、その短辺側を主縦梁と平行に載置することもできる。さらに、複数の収穫箱を載置する場合には、収穫箱ごとに保持する傾斜及び方向を決めることができる。このため、圃場内で発生する様々な収穫状況に対応でき、作業者の肉体負担が少なく、収穫箱詰め作業を効率よく行える。
4本の車輪、2基の車輪支持フレームをさらに有し、前記2基の車輪支持フレームが、前記車輪を2本のフォークで垂直に支持するフォーク部と、同フォーク部を両端に備える車輪支持フレーム水平梁とを主要構成要素として前記荷台フレームの前後に配する構造を有するとよい。このように4本の車輪、2基の車輪支持フレームをさらに有し、前記構造とすることで、箱詰め作業専用台と、実入りの箱を回収搬出する車輪付きの運搬搬出専用台とを一台にまとめた兼用の作業収穫補助台を提供できる。
前記荷台フレームを前記車輪支持フレームの車輪間の中央及び中央より少なくとも一方側に移設固定できる手段を有し、前記荷台フレームを前記横梁と前記車輪支持フレーム水平梁との位置関係において前後に移設固定できる構造を有するとよい。このように荷台フレームを移設固定できる構造を有することで、荷台フレームの位置を変更することができるので、作業者が活動し易い位置に荷台フレームの位置を調整でき、収穫箱詰め作業をさらに効率よく行える。
前記水平梁の両端に設けたフォーク部に支持される車輪の車輪間距離を変更調整する構造を有するとよい。このように車輪間距離を変更調整する機構を有することで、圃場内の畝溝の幅や間隔に応じて車輪の位置を変更することができ、様々な形状の畝溝に対して作業収穫補助台を利用することができる。
前記車輪の転動方向が前記主縦梁に対して90度の角度をなすとよい。このように前記車輪の転動方向が前記主縦梁に対して90度の角度をなすことにより、前記収穫作業補助台の荷台フレームの長手方向が畝と直交するので、作業者が常に荷台フレームに最も近い位置に立つことができ、収穫箱詰め作業をさらに効率よく行える。
前記荷台フレームの下部に連結される一対の脚部を有するとよい。このように前記荷台フレームの下部に連結される一対の脚部を有することで、荷台フレームを拾い取り収穫のときに望まれる荷台の高さとでき、収穫箱詰め作業をさらに効率よく行える。
前記一方の脚部が2本の車輪を有するとよい。このように前記一方の脚部が2本の車輪を有することにより、圃場が傾斜地であっても収穫作業補助台の静止及び移動が容易に行える。
2本の前記中間縦梁を有し、前記2本の中間縦梁が前記2本の主縦梁の等距離線を挟んで対称に配設されるとよい。このように2本の前記中間縦梁を有し、その2本の中間縦梁が前記のように対称に配置されることにより、左傾斜位置及び右傾斜位置に収穫箱を容易かつ確実に保持できるようになる。
前記荷台フレームが左右対称に2基並列に設けられるとよい。このように前記荷台フレームが左右対称に2基並列に設けられることで、運搬能力が2倍となる。また、作業者が左右から作業することもできる。
前記荷台フレームの高さを変更調整する構造を有するとよい。このように前記荷台フレームの高さを変更調整する構造を有することで、一斉収穫及び拾い取り収穫の際に必要とされる高さに容易に調整することができ、いずれの収穫形態においても収穫箱詰め作業をさらに効率よく行える。
前記左右2本の主縦梁を挟むように左右2本の外縦梁をさらに有し、前記左右2本の外縦梁の上面が前記左右主縦梁の上面より低く、前記中間縦梁の上面が前記左右外縦梁の上面より低く設けられる構造を有するとよい。このように左右2本の外縦梁を前記位置にさらに有することにより、天地を逆にしても収穫作業補助台を使用することができ、小型の収穫箱を用いる際に左傾斜位置及び右傾斜位置の収穫箱2箱を中間縦梁の同じ場所に載置することができるようになる。このため、小型の収穫箱の場合の載置箱数を増やすことができ、収穫箱詰め作業をさらに効率よく行える。
ここで、「左傾斜位置」とは、収穫箱の底面の左縦梁側が高い保持位置を意味し、「右傾斜位置」とは、収穫箱の底面の右縦梁側が高い保持位置を意味するものとする。
本発明の収穫作業補助台は、水平に収穫箱を保持することも傾斜して収穫箱を保持することもでき、収穫箱ごとに保持する傾斜及び方向を決めることができる。従って、野菜収穫時の圃場条件に最適に対応し、作業者の肉体負担が少なく、収穫箱詰め作業を効率よく行える。
本発明の一実施形態の収穫作業補助台を示す概略平面図。 図1の収穫作業補助台の概略背面図。 図1の収穫作業補助台の車輪及び車輪支持フォーク部を除いた概略側面図。 図1の矢視Z―Z図で、荷台フレームの主縦梁材に実入りダンボール箱を水平に置いた状態を示す概略横断面図。 図1の矢視Z―Z図で、荷台フレームの縦梁材に空ダンボール箱を斜めに置いた状態を示す概略横断面図。 図4−aの荷台フレームに中間縦梁材を追加して設けた荷台フレームに、逆方向に傾く空ダンボール箱を置いた状態を示す概略横断面図。 図4−cの左右の中間縦梁を1本の中央中間縦梁に統合した、概略横断面図。 図4−aの荷台フレームを左右対称に2基並列に設けた概略横断面図。 車輪の転動方向が前記主縦梁に対して90度の角度をなす収穫作業補助台を示す概略平面図。 本発明の第二実施形態に係る収穫作業補助台を示す概略側面図。 図6−aの収穫作業補助台の概略正面図。 本発明の第二実施形態に係る収穫作業補助台の一使用状態を示す概略正面図。 本発明の第三実施形態に係る収穫作業補助台を示す概略側面図。 本発明の第四実施形態に係る収穫作業補助台の概略正面図。 本発明の第四実施形態に係る収穫作業補助台の天地を逆にした使用状態を示す概略正面図。
[第一実施形態]
以下、本発明の1実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
図1及び図2に記載の収穫作業補助台(1)は、縦長の1基の荷台フレーム(2)、4本の垂直支持支柱(7)、前後に配する2基の車輪支持フレーム(9)及び4本の車輪(8)を主要構成要素とする。
前記収穫作業補助台(1)は、平畝の場合を除き、一般的には左右の車輪が1〜3本の畝を跨いだ状態で利用し、平行する左畝溝(17A)及び右畝溝(17B)を移動する。このとき、左畝溝(17A)は左前車輪(8A)及び左後車輪(8C)が転動し、右畝溝(17B)は右前車輪(8B)及び右後車輪(8D)が転動する。このため、前記収穫作業補助台(1)は、車輪支持フレーム水平梁(10)の両端に設けたフォーク部(11)に支持される車輪(8)の車輪間距離を変更調整する構造を有する。具体的には、フォーク部(11)と車輪支持フレーム水平梁(10)との取付け位置を固定用ボルト貫通穴(12)の利用位置の選択により変更することで、車輪(8)の車輪間距離を調整できる。
作業者の足の位置(15)は、片足又は両足が畝溝(17A)にあり、同作業者の足と荷台(2)の左主縦梁(3A)又は積荷のダンボール箱(14)は干渉しない範囲で、作業者の足の位置(15)に近くに設け、収穫作業補助台(1)の中心線(19)より荷台フレーム(2)の中心線(20)は左側にオフセットして配するが、但し、オフセット量がゼロの場合もあり、オフセット量がマイナスの場合は収穫作業補助台(1)を180度方向転換した場合に当たり、前記2基の車輪支持フレーム(9)は、車輪(8)を2本のフォークで垂直に支持するフォーク部(11)と、同フォーク部を両端に備える車輪支持フレーム水平梁(10)を主要構成要素として前記荷台フレーム(2)の前後に配し、前記荷台フレーム(2)は、左右2本の左主縦梁(3A)と右主縦梁(3B)及び1本の左中間縦梁(4A)、及び前後2本の前横梁(5A)及び後横梁(5B)を主要構成要素とし、前記2本の主縦梁(3)及び1本の中間縦梁(4)は平行に配され、前記左主縦梁(3A)及び右主縦梁(3B)の上面は同一水平面に位置して、ダンボール箱(14)を水平に積載する構造とし、前記荷台フレーム(2)は、前記荷台フレーム(2)に設ける前記左中間縦梁(4A)において、前記左中間縦梁(4A)は前記左主縦梁及び右主縦梁の間から等距離位置又は等距離位置より左寄りに設け、前記左中間縦梁(4A)の上面は前述の左右主縦梁(3A、3B)の同一水平面(左右主縦梁の上面)より低く設け、前記ダンボール箱(14)が左主縦梁(3A)を外れて斜めに置かれたときに、前記斜めに置かれた段ボール箱(14A)の左端部底面が前記左中間縦梁(4A)の上面左角に接し、前記箱(14A)の左端部側面が前記左主縦梁(3A)上面の右角に接し、前記箱(14A)の右端部底面が前記右主縦梁(3B)の上面左角に接して、前記箱(14A)を線状の3点で支持して斜めに保持する構造である。尚、主縦梁(3A、3B)、上面の水平面と前後横梁(4A、4B)の頂面の水平面は同一でなくても良い。
図1、図2及び図3に示す4本の垂直支持支柱(7)は、荷台フレーム(2)を上方又は下方に支持する役目を持ち、本図では吊り下げて下方に支持する状態を図示し、前記垂直支持支柱(7)は、左右一対で前後に配し、同支柱(7)と車輪支持フレーム水平梁(10)との取付け位置を、固定用ボルト貫通穴(12)の利用位置を変更することで、荷台フレーム(2)を左右及び上下に移設固定が可能であり、前記垂直支持支柱(7)を上下反転して用いると、荷台フレーム(2)を車輪支持フレーム水平梁(10)より上方に設けることができ、垂直支持支柱(7)と荷台フレーム(2)との連結位置を固定用ボルト貫通穴(12)の利用位置の選択により変更することで、荷台フレーム(2)と車輪支持フレーム水平梁(10)との相対位置を前後に移設固定が可能である。尚、4本の垂直支持支柱(7)を省略して荷台フレーム(2)と車輪支持フレーム水平梁(10)とを直接連結する構造を排除するものではない。
図4は荷台フレームの主縦梁(3)及び中間縦梁(4)とダンボール箱(14)との位置関係を示し、同箱(14)の底面と水平面との角度は、中間縦梁(4)の取り付け位置を上下又は左右に変更して固定するが、これら中間縦梁(4)は位置変更の手段を有する構造でもよい。
図4−aは、図1の矢視Z−Zの荷台フレーム(2)に実入りダンボール箱(14B)を平行に載せた、お互いの位置関係を表わす概略断面図で、通常は、前記箱(14B)を複数段重ねで搬出に利用されるが、5〜6個の一塊の空ダンボール箱や、板を敷いて小物や器具を載せる空間も提供できる。
図4−bは、図4−aの荷台フレーム(2)に空ダンボール箱(14A)を斜めに載せた図で、実入りダンボール箱(17B)の水平置きと空ダンボール箱(17A)の斜め置きを併用することもできる。
図4−cは、図4−bに右中間縦梁(4B)を追加して設け、左右両側より箱詰め作業を行うときの空ダンボール箱(14A)の配置を示す図である。この2本の中間縦梁(4A、4B)は、前記2本の主縦梁(3A、3B)の等距離線を挟んで対称に配設される。実線の箱は畝溝(17B)側の作業者が作業対象とする箱で、一部点線(隠れ線)の箱(14A)は畝溝(17A)側の作業者が作業対象とする箱(14A)で、右側の作業者と荷台(2)又は箱(14A)までの距離は離れる場合が多い。
図4−dは、図1−aに示す荷台フレーム(2)に、同荷台フレームを水平面で180度旋回させた荷台フレーム(2)を並列に設け、運搬能力を2倍にした、左右から作業する場合に適応する荷台フレームを表す。
図4−eは、図4−cの左中間縦梁(4A)及び右中間縦梁(4B)を一本にして中央中間縦梁(4C)とした図で、前記中央中間縦梁(4C)の位置を上下に移設すると2個の空ダンボール箱(14A)の底面と水平面との角度は同一に変化し、又左右に移設すると左右作業者の作業対象の空ダンボール箱(14A)の底面と水平面との異なる角度を提供できる。
図5は前記に述べた収穫作業補助台(1)、同収穫作業補助台(1)に設ける車輪(8)の転動方向を90度変更し、前記車輪の転動方向が前記主縦梁(3A、3B)に対して90度の角度をなすようにした収穫作業補助台(1)で、前記収穫作業補助台(1)の荷台フレームは、同フレーム(2)の長手方向が畝と直交しているので、同荷台フレーム(2)の左右主縦梁の横で作業する作業者(18)は、常に荷台フレーム(2)に最も近い位置に立つことができるので、作業者(18)と荷台フレーム(2)の遠近の問題は無くなる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態に係る収穫作業補助台について説明する。図6−a及び図6−bに示すように、当該収穫作業補助台(30)は、荷台フレーム(2)及び荷台フレーム(2)の下部に連結される一対の脚部(31)を有する。
(荷台フレーム)
前記荷台フレーム(2)は、圃場内で収穫する収穫物を入れる収穫箱の載置を主用途とし、左右2本の主縦梁(3)(左縦梁(3A)及び右縦梁(3B))、1本の中間縦梁(4)、及び4本の横梁(5)を有する。前記横梁(5)は2本ずつ垂直支柱(7)にその両端を固定され、上下に配設されている。左縦梁(3A)及び右縦梁(3B)は、その両端を上側の横梁(5)の上面に間隔を開けて略平行に固定されている。また、中間縦梁(4)は、前記左右2本の主縦梁(3)の間に主縦梁(3)と略平行に配設され、その両端を下側の横梁(5)の上面に固定されている。このため、前記中間縦梁(4)の上面は前記左右主縦梁(3)の上面より低く設けられている。
前記荷台フレーム(2)の材質としては、スチール、ステンレス、アルミニウム、樹脂等があるが、アルミニウムが好ましい。アルミニウム製の荷台フレームは、軽量で持ち運びが容易であり、耐腐食性に優れることから、屋外で使用し移動を伴う当該収穫作業補助台(30)に好適である。
前記荷台フレーム(2)の長さ(前記2本の主縦梁(3)及び中間縦梁(4)の長さ)の下限としては、50cmが好ましく、60cmがより好ましく、80cmがさらに好ましい。また、前記荷台フレーム(2)の長さの上限としては、300cmが好ましく、250cmがより好ましく、200cmがさらに好ましい。前記荷台フレーム(2)の長さが前記下限未満である場合、載置できる収穫箱の大きさや個数が制限され、収穫作業の効率が上がらないおそれがある。一方、前記荷台フレーム(2)の長さが前記上限を超える場合、圃場内での収穫作業補助台の取り扱いが困難となるおそれがある。
前記荷台フレーム(2)の幅(横梁(5)の長さ)の下限としては、30cmが好ましく、40cmがより好ましい。また、前記荷台フレーム(2)の幅の上限としては、60cmが好ましく、50cmがより好ましい。前記荷台フレーム(2)の幅が前記下限未満である場合、主縦梁(3)の間隔が不足し、主縦梁(3)の上面に水平に載置した収穫箱が不安定となるおそれがある。一方、前記荷台フレーム(2)の幅が前記上限を超える場合、圃場内での収穫作業補助台の取り扱いが困難となるおそれがある。
前記荷台フレーム(2)の高さ(上側の横梁(5)の上面から下側の横梁(5)の下面までの距離)としては、特に限定されないが、例えば5cm以上15cm以下とできる。前記荷台フレーム(2)の高さが前記下限未満である場合、中間縦梁(4)と主縦梁(3)との距離が短くなり過ぎ、収穫箱を傾斜して保持した際に収穫箱が不安定となるおそれがある。一方、前記荷台フレーム(2)の高さが前記上限を超える場合、中間縦梁(4)と主縦梁(3)との距離が長くなり過ぎ、傾斜して保持できる収穫箱の大きさが制限されるおそれがある。
前記主縦梁(3)の長さ方向に垂直方向の断面形状(横断面形状)としては、特に限定されないが、例えば正方形状や円形状とすることができる。前記主縦梁(3)の横断面の一辺の長さ(円形状の場合は直径)としては、実入りの収穫箱を支えることができる限り限定されないが、例えば2cm以上5cm以下とできる。また、中間縦梁(4)の横断面形状、横梁(5)の横断面形状、中間縦梁(4)の横断面の一辺の長さ(円形状の場合は直径)及び横梁(5)の横断面の一辺の長さ(円形状の場合は直径)としては、特に限定されないが、例えば前記主縦梁(3)と同じとすることができる。
前記主縦梁(3)の平均間隔(左縦梁(3A)及び右縦梁(3B)の中心間の距離の平均)の下限としては、20cmが好ましく、25cmがより好ましい。前記主縦梁(3)の間隔の上限としては、50cmが好ましく、40cmがより好ましい。前記主縦梁(3)の間隔が前記下限未満である場合、主縦梁(3)の上面に水平に載置した収穫箱が不安定となるおそれがある。一方、前記主縦梁(3)の間隔が前記上限を超える場合、主縦梁(3)の上面に水平に載置できる収穫箱の大きさが制限されるおそれがある。
荷台フレーム(2)の横断面において、前記中間縦梁(4)の中心と左主縦梁(3A)の中心とを結ぶ直線が左主縦梁(3A)の中心と右縦梁(3B)中心とを結ぶ直線となす角度(左傾斜角度)の下限としては、20°が好ましく、25°がより好ましい。また、前記左傾斜角度の上限としては、35°が好ましく、30°がより好ましい。前記左傾斜角度が前記下限未満である場合、収穫物を入れる作業に時間を要し、収穫作業の効率が上がらないおそれがある。一方、前記左傾斜角度が前記上限を超える場合、左傾斜位置に収穫箱を保持する際、収穫物が収穫箱から転がり落ちるおそれがある。
荷台フレーム(2)の横断面において、前記中間縦梁(4)の中心と右主縦梁(3B)の中心とを結ぶ直線が左主縦梁(3A)の中心と右縦梁(3B)中心とを結ぶ直線となす角度(右傾斜角度)の下限としては、20°が好ましく、25°がより好ましい。また、前記右傾斜角度の上限としては、35°が好ましく、30°がより好ましい。前記右傾斜角度が前記下限未満である場合、収穫物を入れる作業に時間を要し、収穫作業の効率が上がらないおそれがある。一方、前記右傾斜角度が前記上限を超える場合、右傾斜位置に収穫箱を保持する際、収穫物が収穫箱から転がり落ちるおそれがある。
前記中間縦梁(4)と左主縦梁(3A)との平均間隔(中間縦梁(4)及び左縦梁(3A)の中心間の距離の平均)の下限としては、10cmが好ましく、15cmがより好ましい。また、前記中間縦梁(4)と左主縦梁(3A)との平均間隔の上限としては、30cmが好ましく、25cmがより好ましい。前記中間縦梁(4)と左主縦梁(3A)との平均間隔が前記下限未満である場合、収穫箱の底面の長辺側を荷台フレーム(2)の長さ方向に対して垂直に向け、左傾斜して保持した際に収穫箱が不安定となるおそれがある。一方、前記中間縦梁4と左主縦梁(3A)との平均間隔が前記上限を超える場合、収穫箱の底面の短辺側を荷台フレーム(2)の長さ方向に対して垂直に向けた状態では左傾斜して保持できないおそれがある。
前記中間縦梁(4)と右主縦梁(3B)との平均間隔(中間縦梁(4)及び右縦梁(3B)の中心間の距離の平均)の下限としては、10cmが好ましく、15cmがより好ましい。また、前記中間縦梁(4)と右主縦梁(3B)との平均間隔の上限としては、30cmが好ましく、25cmがより好ましい。前記中間縦梁(4)と右主縦梁(3B)との平均間隔が前記下限未満である場合、収穫箱の底面の長辺側を荷台フレーム(2)の長さ方向に対して垂直に向け、左傾斜して保持した際に収穫箱が不安定となるおそれがある。一方、前記中間縦梁(4)と右主縦梁(3B)との平均間隔が前記上限を超える場合、収穫箱の底面の短辺側を荷台フレーム(2)の長さ方向に対して垂直に向けた状態では右傾斜して保持できないおそれがある。
前記中間縦梁(4)は、左縦梁(3A)及び右縦梁(3B)から等距離位置に配設するとよい。このように中間縦梁(4)を前記位置に配設することで、収穫箱を左傾斜位置及び右傾斜位置に収穫箱を際に収穫箱が左右対称の角度で保持でき、作業者が当該収穫作業補助台(30)の左右いずれの側に立って作業を行っても、効率よく作業を行うことができる。
(脚部)
一対の脚部(31)は、横梁(5)の両端を固定する垂直支柱(7)それぞれに1脚ずつボルトで締め付けることにより連結されている。従って、一対の脚部(31)はそれぞれ2脚の脚を有し、荷台フレーム(2)は合計4脚の脚で支持されている。このように荷台フレーム(2)を4脚の脚で支持することにより、当該収穫作業補助台(30)は畝部を跨いで畝溝に脚を設置できるため、畝部の収穫物等を傷つけることなく安定して設置することができる。
脚部(31)は、ボルト穴(12)を複数有しており、ボルトで締め付ける際のボルト穴(12)の位置を変更することで、脚部(31)の底面から主縦梁(3)の上面までの距離(荷台フレーム(2)の高さ)を調整することができる。また、前記脚部(31)の材質としては、特に限定されないが、荷台フレーム(2)と同じものを用いることができる。
脚部(31)の高さ(脚部の接地面からの高さ)は、作業者の体格や収穫物に応じた好適な荷台フレーム(2)の高さに応じて調整される他は特に限定されないが、前記脚部(31)の高さの下限としては、40cmが好ましく、50cmがより好ましい。また、前記脚部(31)の高さの上限としては、90cmが好ましく、80cmがより好ましい。前記脚部(31)の高さが前記下限未満である場合、収穫箱が載置される高さが低くなりすぎ、畝の頂面に接触するおそれがある。一方、前記脚部(31)の高さが前記上限を超える場合、収穫箱が載置される高さが高くなりすぎ、収穫物を収穫箱に入れる作業が中腰作業となり、農作業の負担が大きくなるおそれがある。
(収穫作業補助台の使用方法)
次に、当該収穫作業補助台(30)の使用方法を図6−cを用いて説明する。図6−cにおいて手前の収穫箱(X)は、中央縦梁(4)及び右縦梁(3B)により底面を支えられ、左縦梁(3A)により側面を支えられることで、右傾斜位置に保持されている。また、その奥の収穫箱(X)は、中央縦梁(4)及び左縦梁(3A)により底面を支えられ、右縦梁(3B)により側面を支えられることで、左傾斜位置に保持されている。このように収穫箱ごとに保持する傾斜を決めることができ、作業者は左右いずれの方向からも収穫物の箱詰めを効率よく行うことができる。
また、左縦梁(3A)及び右縦梁(3B)により収穫箱(X)の底面を支えることにより、収穫箱(X)を水平に保持することもできる。収穫物の箱詰めを完了した実入りの主格箱(X)を水平に保持することで、収穫物が収穫箱(X)から転げ落ちることを抑止でき、また収穫箱(X)を多段に載置することもでき、載置できる収穫箱(X)の個数を増やすことができる。
さらに、左傾斜位置及び右傾斜位置に保持する際、収穫箱(X)はその長辺側を主縦梁(3)と平行に載置(横置き)することもでき、またその短辺側を主縦梁(3)と平行に載置(縦置き)することもできる。収穫物を入れる方向や作業台のスペース等に応じて横置き又は縦置きの載置方向を選択できるので、作業者は収穫物の箱詰めを効率よく行うことができる。
<利点>
当該収穫用作業補助台(30)は、左右2本の主縦梁(3)及び中間縦梁(4)を用いて荷台フレーム(2)の角度調整をすること無く、箱詰め作業時に作業者側箱の一端部を低く傾斜して収穫箱(X)を保持することができる。また、収穫箱(X)を水平位置、左傾斜位置又は右傾斜位置のいずれの位置とすることもでき、収穫箱(X)を横置き、縦置きいずれの方向に保持することもできる。さらに、複数の収穫箱(X)を載置する場合には、収穫箱(X)ごとに保持する傾斜及び方向を決めることができる。このため、圃場内で発生する様々な収穫状況に対応でき、作業者の肉体負担が少なく、収穫箱詰め作業を効率よく行える。また、前記荷台フレーム(2)の下部に連結される一対の脚部(31)を有することで、荷台フレーム(2)を拾い取り収穫のときに望まれる荷台の高さとでき、収穫箱詰め作業をさらに効率よく行える。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る収穫作業補助台について説明する。図7は、本発明の第三実施形態に係る収穫作業補助台(40)を示す概略側面図である。図7において、図6−a及び図6−bの収穫作業補助台(30)と同一の要素について同一の符号を付してあり、以下における重複説明を省略する。
(車輪)
収穫作業補助台(40)は、一方の脚部(31)に2本の車輪(8)を有する。このように一方の脚部(31)に車輪(8)を有することで、他方の脚部(31)を持ち上げ、車輪(8)を転動させることにより、収穫作業補助台(40)の移動を簡単に行うことができる。また、他方の脚部(31)を接地することで、当該収穫作業補助台(40)は、接地面に固定され、動き難くなる。
<利点>
このように前記一方の脚部(31)が2本の車輪(8)を有することにより、圃場が傾斜地であっても当該収穫作業補助台(40)の静止及び移動が容易に行える。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態に係る収穫作業補助台について説明する。図8−aは、本発明の第四実施形態に係る収穫作業補助台(50)を示す概略側面図である。図8−aにおいて、図6−a及び図6−bの収穫作業補助台(30)と同一の要素について同一の符号を付してあり、以下における重複説明を省略する。
(外縦梁)
当該収穫補助台(50)は、左右2本の主縦梁(3A、3B)を挟むように左右2本の外縦梁(左外縦梁(51A)及び右外縦梁(51B))をさらに有する。前記2本の外縦梁(51A、51B)は、上側の横梁(5)の下面に配設されており、前記左右2本の外縦梁(51A、51B)の上面が前記左右主縦梁(3A、3B)の上面より低く、中間縦梁(4)の上面が前記左右外縦梁(51A、51B)の上面より低くなっている。
前記外縦梁(51A、51B)の材質、長さ、前記外縦梁(51A、51B)の横断面形状及び前記外縦梁(51A、51B)の横断面の一辺の長さ(円形状の場合は直径)としては、特に限定されないが、例えば主縦梁(3)と同じとすることができる。
前記左外縦梁(51A)と左主縦梁(3A)との平均間隔(左外縦梁(51A)及び左縦梁(3A)の中心間の距離の平均)の下限としては、5cmが好ましく、8cmがより好ましい。また、前記左外縦梁(51A)と左主縦梁(3A)との平均間隔の上限としては、12cmが好ましく、8cmがより好ましい。前記左外縦梁(51A)と左主縦梁(3A)との平均間隔が前記下限未満である場合、後述する天地を逆にして当該収穫補助台(50)を使用する際、載置した収穫箱が不安定となるおそれがある。一方、前記左外縦梁(51A)と左主縦梁(3A)との平均間隔が前記上限を超える場合、荷台フレーム(2)の幅が不要に大きくなり、圃場内での収穫作業補助台の取り扱いが困難となるおそれがある。
(収穫作業補助台の使用方法)
次に、当該収穫作業補助台(50)の使用方法について説明する。当該収穫補助台(50)は、第二実施形態に係る収穫作業補助台(30)と同様に使用することができる。さらに、当該収穫作業補助台(50)は、天地を逆にしても使用することができる。天地を逆にしても収穫作業補助台を使用する場合について、図8−bを用いて説明する。
図8−bに示す当該収穫作業補助台(50)は、天地が逆となっており、主縦梁(3A、3B)が下側に位置し、中間縦梁(4)が上側に位置している。左の収穫箱(X)は、中央縦梁(4)及び左縦梁(3A)により底面を支えられ、左外縦梁(51A)により側面を支えられることで、右傾斜位置に保持される。収穫箱(X)が、その底面の一辺(中間縦梁(4)に垂直となる辺)の長さが前記中間縦梁(4)と左縦梁(3A)との平均間隔と同等もしくは若干長い小型の収穫箱である場合、左の収穫箱(X)の右側に隣接して、右の収穫箱(X)を載置することができる。この時、右の収穫箱(X)は、中央縦梁(4)及び右縦梁(3B)により底面を支えられ、右外縦梁(51B)により側面を支えられることで、左傾斜位置に保持される。
<利点>
当該収穫作業補助台(50)は、このように左右2本の外縦梁(51A、51B)をさらに有することにより、天地を逆にしても収穫作業補助台(50)を使用することができ、小型の収穫箱を用いる際に左傾斜位置及び右傾斜位置の収穫箱2箱を中間縦梁の同じ場所に載置することができるようになる。このため、小型の収穫箱の場合の載置箱数を増やすことができ、収穫箱詰め作業をさらに効率よく行える。
[その他の実施形態]
本発明は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記第二実施形態では、脚部を有する収穫作業補助台を示したが、脚部を有さなくともよい。
また、第四実施形態では、脚部を有さない収穫作業補助台を示したが、脚部を有してもよい。例えば第二実施形態のように脚部と垂直支柱とをボルトで締め付けて固定することにより、収穫作業補助台を天地そのままでも、天地逆に向けても固定することができる。また、脚部を有する収穫作業補助台とする場合、その脚部は片側又は両側に車輪を有してもよい。
さらに、上記第二実施形態では、脚部を固定する方法としてボルトで締め付ける方法を示したが、他の方法であってもよい。例えばシャコ万力で挟締めする等公知の方法を用いることができる。
また、上記第二実施形態では、荷台フレームの高さを調整する方法として脚部を取り付けるボルト位置を変更する方法を示したが、他の方法であってもよい。例えば脚部を複数の部分脚部に分割し、その部分脚部の両端の一方をオスねじ、他方をメスねじとすることで、脚部として接続する部分脚部の数を変えることで高さを調整してもよい。
また、上記第一実施形態では、車輪支持フレームとして車輪を2本のフォークで垂直に支持するフォーク部を備える収穫作業補助台を示したが、車輪軸を片持ちにより支持する1本の支柱を備えてもよい。
また、上記第二実施形態では、1つの脚部が2本の脚で構成される場合を示したが、脚の数はこれに限定されるものではない。例えば1つの脚部を1本の脚で構成してもよい。
本発明の収穫作業補助台は、水平に収穫箱を保持することも傾斜して収穫箱を保持することもでき、収穫箱ごとに保持する傾斜及び方向を決めることができる。このため、野菜収穫時の圃場条件に最適に対応し、作業者の肉体負担が少なく、収穫箱詰め作業を効率よく行える。従って、圃場内の野菜の収穫に好適に用いることができる。
1、30、40、50 収穫作業補助台
2 荷台フレーム
3 主縦梁
3A 左主縦梁
3B 右主縦梁
4 中間縦梁
4A 左中間縦梁
4B 右中間縦梁
4C 中央中間縦梁
5 横梁
5A 前横梁
5B 後横梁
6 補強横梁
7 垂直支柱
7A 左前垂直支柱
7B 右前垂直支柱
7C 左後垂直支柱
7D 右後垂直支柱
8 車輪
8A 左前車輪
8B 右前車輪
8C 左後車輪
8D 右後車輪
9 車輪支持フレーム
9A 前車輪支持フレーム
9B 後車輪支持フレーム
10 車輪支持フレーム水平梁
11 車輪支持フォーク部
12 固定用貫通ボルト穴
13 車輪の回転軸心
14 段ボール箱
14A 空ダンボール箱(含む、箱詰め中のダンボール箱)
14B 実入りダンボール箱
14C ダンボール箱の折り返し上蓋
15 作業者の足の位置
16 小物置きスペース
17 畝溝
17A 左車輪が転動する畝溝
17B 右車輪が転動する畝溝
19 収穫作業補助台の左右の中心線
20 荷台フレームの左右の中心線
31 脚部
51A、51B 外縦梁
X 収穫箱

Claims (6)

  1. 圃場内で収穫する収穫物を入れる収穫箱の載置を主用途とする収穫作業補助台において、
    一又は複数の荷台フレームを主要構成要素とし、
    前記荷台フレームが、左右2本の主縦梁、少なくとも1本の中間縦梁、及び少なくとも2本の横梁を主要構成要素とし、
    前記中間縦梁が、前記左右2本の主縦梁の間に配設され、
    前記主縦梁及び前記中間縦梁が略平行に配設され、
    前記中間縦梁の上面が、前記左右主縦梁の上面より低く設けられる構造を有し、
    4本の車輪、2基の車輪支持フレームをさらに有し、
    前記2基の車輪支持フレームが、前記車輪を2本のフォークで垂直に支持するフォーク部と、同フォーク部を両端に備える車輪支持フレーム水平梁とを主要構成要素として前記荷台フレームの前後に配する構造を有し、
    前記水平梁の両端に設けたフォーク部に支持される車輪の車輪間距離を変更調整する構造を有する収穫作業補助台。
  2. 前記中間縦梁が、取り付け位置変更の手段を有する請求項1に記載の収穫作業補助台。
  3. 前記車輪の転動方向が前記主縦梁に対して90度の角度をなす請求項1又は請求項2に記載の収穫作業補助台。
  4. 2本の前記中間縦梁を有し、
    前記2本の中間縦梁が前記2本の主縦梁の等距離線を挟んで対称に配設される請求項1、請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載の収穫作業補助台。
  5. 前記荷台フレームが左右対称に2基並列に設けられる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の収穫作業補助台。
  6. 前記荷台フレームの高さを変更調整する構造を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の収穫作業補助台。
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