JP2004249749A - 作業用運搬車 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の作業用運搬車は、荷台の下面に荷台の幅方向に取付けたシャフトの央部から両端に向い逆方向の螺子溝を設け、このシャフトの両螺子溝に夫々車輪を螺合し、シャフトの一端に取付けたハンドルを回転させることでシャフトに添って車輪を摺動させ、車輪の間隔を拡縮させていた。この構造は扱い難く、非常に高価であった。本発明は、楽に且つ簡単に車輪の間隔を拡縮できる作業用運運搬車を提供することを目的としている。
【解決手段】本発明の作業用運搬車は、物品を積載する荷台1と、該荷台1の下方に荷台1の幅方向に取付けた車輪取付軸2と、該車輪取付軸2に添って摺動自在に取付けた車輪9と、該車輪9を車輪取付軸2の所定位置に固定する固定部材11と、を有していることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の作業用運搬車は、物品を積載する荷台1と、該荷台1の下方に荷台1の幅方向に取付けた車輪取付軸2と、該車輪取付軸2に添って摺動自在に取付けた車輪9と、該車輪9を車輪取付軸2の所定位置に固定する固定部材11と、を有していることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業用運搬車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の作業用運搬車として、特許文献1(特開2001―106078号)があった。この作業用運搬車は、図6の分解斜視図に示すように、「荷物を載せる荷台101と、荷台101の下方に取付ける車輪保持部材102と、車輪保持部材102を荷台101に着脱自在に取付ける取付け手段103と、車輪104とを備えていた」。
【0003】
この公報には、図7の倒立要部拡大分解斜視図に示すように、「物品を載せる荷台101の下面に荷台101の幅方向に取付け、一側に開口部を有し、開口部を対向させた一対の取付け部材105,105aと、一対の取付け部材105,105aの開口部に進退動自在に挿入する突起106を有する一対の車輪保持部材107と、一対の車輪保持部材107に螺着し、一対の車輪保持部材107の間隔を拡縮するため、央部から両端に向う逆方向の螺子溝108a,108bを有するシャフト109と、を備えた作業用運搬車」が記載されていた。
【0004】
このシャフト109の一端には、ハンドル110が着脱自在に取付けてあり、ハンドル110を回転させることでシャフト109を回転させ、一対の取付け部材105,105aの突起106を進退動自在に挿入した一対の車輪保持部材107の間隔を拡縮していた。
【0005】
【特許文献1】特開2001―106078号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記作業用運搬車は、例えば、畝間のような狭い通路では、車輪の間隔を狭め、広い通路の場合は車輪の間隔を広げ、即ち、車輪の間隔を拡縮自在とすることにより、通路の広狭に関らず安全に使用できるものである。しかしながら、前記作業用運搬車は、シャフトの央部から両端に向って逆螺子が設けてあるため、製造コストが高くついていた。又、ハンドルをシャフトの一端に着脱自在に取付けているため、取外したハンドルを紛失し易く、紛失防止のためにハンドルを固定すると作業用運搬車の使用時の障害となった。
【0007】
本発明の作業用運搬車は、螺子付車軸を用いずに、車輪或は車輪保持部材の間隔を拡縮する作業を楽にできる作業用運搬車を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の作業用運搬車は、物品を積載する荷台と、該荷台の下方に荷台の幅方向に取付けた車輪取付軸と、該車輪取付軸に添って摺動自在に取付けた車輪と、該車輪を車輪取付軸の所定の位置に固定する固定部材と、を有することを特徴とする。
【0009】
前記車輪を車輪取付軸に添って摺動自在に取付けた摺動部材に回転自在に取付け、前記固定部材が、摺動部材を車輪取付軸の所定の位置に固定する固定部材としたり、前記車輪取付軸が車軸と一体である構成としたりすることができる。
【0010】
前記車輪取付軸を対向する内面凹状部材とし、前記摺動部材に車輪取付軸の内面凹状部材に前後の両端が摺動自在に嵌合する嵌合部材を設けたり、前記車輪取付軸である車軸を荷台の下方に向けて設けた取付け部材に両端を取付け、車輪を車軸に添って摺動自在に取付けたり、該車軸の両端を荷台の下方に向けて設けた取付け部材に回転自在に取付け、車輪を該車軸に摺動自在に取付けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施例を図面に従って説明する。図1は、倒立要部斜視図である。図1に示すように、荷台1の下に車輪取付軸2を設ける。車輪取付軸2の両端は、荷台1の前後方向と直交する方向に駒3を介して取付けてあり、荷台1の下面と所定の間隔で隔ててある。車輪取付軸2の外周の所定の位置には、1対以上の穴或は螺子穴4が所定間隔で設けてあり(設けなくとも良い)、車輪取付軸2の央部には、後述の摺動部材6が摺動し過ぎないように過摺動防止部材としての突起や突条5等が設けてある。
【0012】
図1では、荷台1が格子状に図示してあるが、板状であっても良い。又、図示しないが、車輪取付軸2の両端に設けた突起を荷台1に取付けることにより、荷台1との間に間隔を設けても良い。更に、車輪取付軸2の断面を四角形で図示したが、他の多角形としたり楕円形とするなど他の形状であっても良い。
【0013】
図2は、車輪取付部分の倒立要部拡大斜視図である。図に示すように、車輪取付軸2に添って摺動自在に外挿する摺動部材6を設ける。摺動部材6は、筒状の本体7と車輪9を取付ける取付け部材8とを有している。摺動部材6を摺動したとき、前記車輪取付軸2外周の穴或は螺子穴4と対向する位置に筒状の本体7が来ると、この穴或は螺子穴4と連通する螺子穴或は穴10を設ける。車輪取付軸2の穴或は螺子穴4と筒状の本体7の螺子穴或は穴10が連通した状態で螺着する固定部材としての螺子(或はピン等)11を設ける。
【0014】
取付け部材8の先端には、切欠溝12を設ける。この切欠溝12に回転自在に嵌り込む軸13を有する車輪9を設け、この軸13の両端にナット14を螺着して回転自在に固定する。このナット14を弛めれば、取付け部材8から車輪9を容易に取外せる。尚、車輪取付軸2外周の穴或は螺子穴4はなくとも良く、この場合は、摺動部材6は車輪取付軸2の任意の位置に固定できる。又、摺動部材6や固定部材11の形状は、図示したものに拘るものではなく、車輪取付軸2に摺動自在に外挿した摺動部材6を所定の位置或は任意の位置に固定できれば、如何なる形状であっても良い。
【0015】
上記構成の作業用運搬車は、荷台1の下に所定の間隔を設けて幅方向に車輪取付軸2の両端が取付けられ或は着脱自在に取付けられており、この車輪取付軸2に車輪9を取付けた摺動部材6の筒状の本体7が外挿されている。従って、2つの摺動部材6の間隔を所望の幅に拡縮できる。即ち、車輪9の間隔を所望の幅に楽に拡縮できる。例えば、農作業時に畝間の狭い通路幅に合わせて車輪9の間隔を任意に変更できる。又、摺動部材6の筒状の本体7には、固定部材としての螺子11が摺動部材6の筒状の本体7の螺子穴或は穴10に取付けてあり、この螺子穴10或は穴と車輪取付軸2の穴或は螺子穴4が相通したとき前記螺子11を捻じ込めば、車輪取付軸2に摺動部材6が固定され、弛めれば摺動自在になる。
【0016】
図3は、異なる実施例の摺動部材を示す倒立要部拡大斜視図である。同図に示すように、対向する凹部を有する車輪取付軸としての断面C型の車輪取付軸15を設ける。この車輪取付軸15の対向する凹部に摺動自在に嵌る突起16を前後に有する本体17を備えた摺動部材18を設ける。この場合の車輪取付軸15と荷台1の間は密着させておく方が好ましい。この本体17に螺子穴或は穴19を設ける。摺動部材18を摺動させた時の所定の位置の対向する車輪取付軸15に穴或は螺子穴20を設け、螺子穴或は穴19と穴或は螺子穴20が連通した状態で螺着する固定部材としての螺子11を設ける。本体には前記摺動部材6と同様に取付け部材8を設け、車輪9を取付ける。
【0017】
上記構成を備えた作業用運搬車の場合も、螺子11を捻じ込み或は弛めることにより摺動部材18を固定し或は摺動自在とすることができるから、摺動部材18間即ち車輪9間の幅を所定の穴20の位置に任意に変更でき、前述と同様の効果が得られた。又、車輪取付軸2に穴或は螺子穴4を設けないときは、任意の位置に固定でき、摺動部材18に螺子穴或は穴19を設けないこともできる。
【0018】
図4は、他の実施例の倒立要部斜視図、図5は、図4の実施例における車輪取付状態を示す倒立要部拡大断面図である。図4、図5に示すように、荷台1の両側に取付け部材21を設ける。取付け部材21の端部に切欠溝22を設け、切欠溝22に両端を取付ける車輪取付軸としての車軸23を設ける。
【0019】
車軸23に外挿し、車軸23に添って摺動自在な筒状の位置決め部材27を設ける。位置決め部材27の先端には、螺子溝が設けてあり、螺子溝にはナット27aを螺着する。位置決め部材27の基部には、内外を貫通する螺子溝付孔28が設けてある。位置決め部材27の央部外周は、円形になっている。螺子溝付孔28に螺着する螺子29を設ける。車軸23に外挿した位置決め部材27を車軸23に添って摺動させ、車軸23の所望の位置に位置決め部材27がきたとき、螺子溝付孔28に螺着した螺子29を緊締結すると、車軸23に位置決め部材27が固定される。
【0020】
位置決め部材27に外挿し、回転自在に取付ける車輪24を設ける。車輪24の軸心には、孔が設けてあり、孔にはベアリング25が取付けてある。ナット27aを取外した状態の位置決め部材27にベアリング25を介して車輪24を外挿し、位置決め部材27の先端にナット27aを緊締結すると、車輪24は車軸23に回転自在且つ摺動自在に取付けられる。こうして、車輪24を外挿した車軸23の両端部を取付け部材21の切欠溝22に嵌め込みナット26a,26bで固定する。車軸23の央部には、車輪24が摺動し過ぎないように過摺動防止部材としての環状突条30が設けてある。
【0021】
尚、取付け部材21、位置決め部材27、過摺動防止部材30の形状は図示した形状に拘るものではなく、夫々の目的を達成できる形状であれば、如何なる形状であっても良い。又、車軸23の両端のみを円柱状とし、取付け部材21の切欠溝22に回転自在に取付ければ、車軸23の央部は多角柱状であっても良く、車輪24を摺動自在に取付けられれば図示した形状以外の如何なる形状の車軸であっても良い。更に、取付け部材21に車輪を取付ける取付け手段についても同様である。即ち、車軸23に車輪24を回転自在にして摺動自在に取付けてあれば、如何なる方法で取付けたものであっても良い。
【0022】
上記構成を有する作業用運搬車は、車軸23に回転自在且つ摺動自在に外挿した車輪24の位置を決め、位置決め部材27を取付け、螺子29を締付けると、車軸23の所定の位置に車輪24が回転自在に固定される。又、螺子29を弛めて位置決め部材27を取外せば、車輪24を車軸23の任意の位置に簡単に摺動できる。その結果、前述の実施例と同様の効果が得られた。
【0023】
【発明の効果】
本願発明の作業用運搬車は、荷台の下方に荷台の幅方向の車輪取付軸と、車輪取付軸に添って摺動自在な車輪と、車輪を車輪取付軸の所定位置に固定する固定部材とを備えているので、固定部材を弛めれば車輪取付軸に添って車輪を摺動できるから、車輪の間隔を楽に且つ簡単に拡縮できる。車輪の間隔を拡縮して所望の間隔になったら固定部材で簡単に車輪の位置を固定できる。従って、狭い通路でも車輪の間隔を簡単に縮小し、広い通路では車輪の間隔を拡幅し安全に使用できる。
【0024】
車輪が、車輪取付軸に添って摺動自在な摺動部材に取付けてあるから、固定部材により車輪取付軸の所定位置に摺動部材を固定することで車輪の間隔を任意に拡縮でき、前記効果と同様な効果が得られた。車輪が、車輪取付軸に添って摺動自在且つ回転自在の場合も同様である。
【0025】
車輪取付軸が対向する内面凹状部材を有し、摺動部材が内面凹状部材に摺動自在に嵌合する嵌合部材を有する場合も、車輪取付軸としての車軸が荷台の下方向き取付け部材に両端が取付けられ、車輪が車軸に添って摺動自在に取付けられた場合でも、車輪取付軸としての車軸が荷台下方向き取付け部材に両端が回転自在に取り付けられ、車輪が車軸に摺動自在に取付けられた場合でも、車輪の間隔を自在に拡縮できるから、前記効果と同様の効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業用運搬車を示す倒立状態の要部斜視図である。
【図2】図1の摺動部材部分の拡大斜視図である。
【図3】摺動部材の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の作業用運搬車の他の実施例を示す要部斜視図である。
【図5】図4の作業用運搬車の車輪取付状態を示す縦断面図である。
【図6】従来の作業用運搬車の分解斜視図である。
【図7】従来の作業用運搬車の車輪取付状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 荷台
2 車輪取付軸
6 摺動部材(筒状の本体と取付け部材)
8 車輪を取付ける取付け部材
9 車輪
11 螺子(固定部材)
15 対向する凹部を有する断面C型の車軸
16 車軸の対向する凹部に嵌る突起
17 摺動部材の本体
18 摺動部材
21 取付け部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業用運搬車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の作業用運搬車として、特許文献1(特開2001―106078号)があった。この作業用運搬車は、図6の分解斜視図に示すように、「荷物を載せる荷台101と、荷台101の下方に取付ける車輪保持部材102と、車輪保持部材102を荷台101に着脱自在に取付ける取付け手段103と、車輪104とを備えていた」。
【0003】
この公報には、図7の倒立要部拡大分解斜視図に示すように、「物品を載せる荷台101の下面に荷台101の幅方向に取付け、一側に開口部を有し、開口部を対向させた一対の取付け部材105,105aと、一対の取付け部材105,105aの開口部に進退動自在に挿入する突起106を有する一対の車輪保持部材107と、一対の車輪保持部材107に螺着し、一対の車輪保持部材107の間隔を拡縮するため、央部から両端に向う逆方向の螺子溝108a,108bを有するシャフト109と、を備えた作業用運搬車」が記載されていた。
【0004】
このシャフト109の一端には、ハンドル110が着脱自在に取付けてあり、ハンドル110を回転させることでシャフト109を回転させ、一対の取付け部材105,105aの突起106を進退動自在に挿入した一対の車輪保持部材107の間隔を拡縮していた。
【0005】
【特許文献1】特開2001―106078号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記作業用運搬車は、例えば、畝間のような狭い通路では、車輪の間隔を狭め、広い通路の場合は車輪の間隔を広げ、即ち、車輪の間隔を拡縮自在とすることにより、通路の広狭に関らず安全に使用できるものである。しかしながら、前記作業用運搬車は、シャフトの央部から両端に向って逆螺子が設けてあるため、製造コストが高くついていた。又、ハンドルをシャフトの一端に着脱自在に取付けているため、取外したハンドルを紛失し易く、紛失防止のためにハンドルを固定すると作業用運搬車の使用時の障害となった。
【0007】
本発明の作業用運搬車は、螺子付車軸を用いずに、車輪或は車輪保持部材の間隔を拡縮する作業を楽にできる作業用運搬車を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の作業用運搬車は、物品を積載する荷台と、該荷台の下方に荷台の幅方向に取付けた車輪取付軸と、該車輪取付軸に添って摺動自在に取付けた車輪と、該車輪を車輪取付軸の所定の位置に固定する固定部材と、を有することを特徴とする。
【0009】
前記車輪を車輪取付軸に添って摺動自在に取付けた摺動部材に回転自在に取付け、前記固定部材が、摺動部材を車輪取付軸の所定の位置に固定する固定部材としたり、前記車輪取付軸が車軸と一体である構成としたりすることができる。
【0010】
前記車輪取付軸を対向する内面凹状部材とし、前記摺動部材に車輪取付軸の内面凹状部材に前後の両端が摺動自在に嵌合する嵌合部材を設けたり、前記車輪取付軸である車軸を荷台の下方に向けて設けた取付け部材に両端を取付け、車輪を車軸に添って摺動自在に取付けたり、該車軸の両端を荷台の下方に向けて設けた取付け部材に回転自在に取付け、車輪を該車軸に摺動自在に取付けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施例を図面に従って説明する。図1は、倒立要部斜視図である。図1に示すように、荷台1の下に車輪取付軸2を設ける。車輪取付軸2の両端は、荷台1の前後方向と直交する方向に駒3を介して取付けてあり、荷台1の下面と所定の間隔で隔ててある。車輪取付軸2の外周の所定の位置には、1対以上の穴或は螺子穴4が所定間隔で設けてあり(設けなくとも良い)、車輪取付軸2の央部には、後述の摺動部材6が摺動し過ぎないように過摺動防止部材としての突起や突条5等が設けてある。
【0012】
図1では、荷台1が格子状に図示してあるが、板状であっても良い。又、図示しないが、車輪取付軸2の両端に設けた突起を荷台1に取付けることにより、荷台1との間に間隔を設けても良い。更に、車輪取付軸2の断面を四角形で図示したが、他の多角形としたり楕円形とするなど他の形状であっても良い。
【0013】
図2は、車輪取付部分の倒立要部拡大斜視図である。図に示すように、車輪取付軸2に添って摺動自在に外挿する摺動部材6を設ける。摺動部材6は、筒状の本体7と車輪9を取付ける取付け部材8とを有している。摺動部材6を摺動したとき、前記車輪取付軸2外周の穴或は螺子穴4と対向する位置に筒状の本体7が来ると、この穴或は螺子穴4と連通する螺子穴或は穴10を設ける。車輪取付軸2の穴或は螺子穴4と筒状の本体7の螺子穴或は穴10が連通した状態で螺着する固定部材としての螺子(或はピン等)11を設ける。
【0014】
取付け部材8の先端には、切欠溝12を設ける。この切欠溝12に回転自在に嵌り込む軸13を有する車輪9を設け、この軸13の両端にナット14を螺着して回転自在に固定する。このナット14を弛めれば、取付け部材8から車輪9を容易に取外せる。尚、車輪取付軸2外周の穴或は螺子穴4はなくとも良く、この場合は、摺動部材6は車輪取付軸2の任意の位置に固定できる。又、摺動部材6や固定部材11の形状は、図示したものに拘るものではなく、車輪取付軸2に摺動自在に外挿した摺動部材6を所定の位置或は任意の位置に固定できれば、如何なる形状であっても良い。
【0015】
上記構成の作業用運搬車は、荷台1の下に所定の間隔を設けて幅方向に車輪取付軸2の両端が取付けられ或は着脱自在に取付けられており、この車輪取付軸2に車輪9を取付けた摺動部材6の筒状の本体7が外挿されている。従って、2つの摺動部材6の間隔を所望の幅に拡縮できる。即ち、車輪9の間隔を所望の幅に楽に拡縮できる。例えば、農作業時に畝間の狭い通路幅に合わせて車輪9の間隔を任意に変更できる。又、摺動部材6の筒状の本体7には、固定部材としての螺子11が摺動部材6の筒状の本体7の螺子穴或は穴10に取付けてあり、この螺子穴10或は穴と車輪取付軸2の穴或は螺子穴4が相通したとき前記螺子11を捻じ込めば、車輪取付軸2に摺動部材6が固定され、弛めれば摺動自在になる。
【0016】
図3は、異なる実施例の摺動部材を示す倒立要部拡大斜視図である。同図に示すように、対向する凹部を有する車輪取付軸としての断面C型の車輪取付軸15を設ける。この車輪取付軸15の対向する凹部に摺動自在に嵌る突起16を前後に有する本体17を備えた摺動部材18を設ける。この場合の車輪取付軸15と荷台1の間は密着させておく方が好ましい。この本体17に螺子穴或は穴19を設ける。摺動部材18を摺動させた時の所定の位置の対向する車輪取付軸15に穴或は螺子穴20を設け、螺子穴或は穴19と穴或は螺子穴20が連通した状態で螺着する固定部材としての螺子11を設ける。本体には前記摺動部材6と同様に取付け部材8を設け、車輪9を取付ける。
【0017】
上記構成を備えた作業用運搬車の場合も、螺子11を捻じ込み或は弛めることにより摺動部材18を固定し或は摺動自在とすることができるから、摺動部材18間即ち車輪9間の幅を所定の穴20の位置に任意に変更でき、前述と同様の効果が得られた。又、車輪取付軸2に穴或は螺子穴4を設けないときは、任意の位置に固定でき、摺動部材18に螺子穴或は穴19を設けないこともできる。
【0018】
図4は、他の実施例の倒立要部斜視図、図5は、図4の実施例における車輪取付状態を示す倒立要部拡大断面図である。図4、図5に示すように、荷台1の両側に取付け部材21を設ける。取付け部材21の端部に切欠溝22を設け、切欠溝22に両端を取付ける車輪取付軸としての車軸23を設ける。
【0019】
車軸23に外挿し、車軸23に添って摺動自在な筒状の位置決め部材27を設ける。位置決め部材27の先端には、螺子溝が設けてあり、螺子溝にはナット27aを螺着する。位置決め部材27の基部には、内外を貫通する螺子溝付孔28が設けてある。位置決め部材27の央部外周は、円形になっている。螺子溝付孔28に螺着する螺子29を設ける。車軸23に外挿した位置決め部材27を車軸23に添って摺動させ、車軸23の所望の位置に位置決め部材27がきたとき、螺子溝付孔28に螺着した螺子29を緊締結すると、車軸23に位置決め部材27が固定される。
【0020】
位置決め部材27に外挿し、回転自在に取付ける車輪24を設ける。車輪24の軸心には、孔が設けてあり、孔にはベアリング25が取付けてある。ナット27aを取外した状態の位置決め部材27にベアリング25を介して車輪24を外挿し、位置決め部材27の先端にナット27aを緊締結すると、車輪24は車軸23に回転自在且つ摺動自在に取付けられる。こうして、車輪24を外挿した車軸23の両端部を取付け部材21の切欠溝22に嵌め込みナット26a,26bで固定する。車軸23の央部には、車輪24が摺動し過ぎないように過摺動防止部材としての環状突条30が設けてある。
【0021】
尚、取付け部材21、位置決め部材27、過摺動防止部材30の形状は図示した形状に拘るものではなく、夫々の目的を達成できる形状であれば、如何なる形状であっても良い。又、車軸23の両端のみを円柱状とし、取付け部材21の切欠溝22に回転自在に取付ければ、車軸23の央部は多角柱状であっても良く、車輪24を摺動自在に取付けられれば図示した形状以外の如何なる形状の車軸であっても良い。更に、取付け部材21に車輪を取付ける取付け手段についても同様である。即ち、車軸23に車輪24を回転自在にして摺動自在に取付けてあれば、如何なる方法で取付けたものであっても良い。
【0022】
上記構成を有する作業用運搬車は、車軸23に回転自在且つ摺動自在に外挿した車輪24の位置を決め、位置決め部材27を取付け、螺子29を締付けると、車軸23の所定の位置に車輪24が回転自在に固定される。又、螺子29を弛めて位置決め部材27を取外せば、車輪24を車軸23の任意の位置に簡単に摺動できる。その結果、前述の実施例と同様の効果が得られた。
【0023】
【発明の効果】
本願発明の作業用運搬車は、荷台の下方に荷台の幅方向の車輪取付軸と、車輪取付軸に添って摺動自在な車輪と、車輪を車輪取付軸の所定位置に固定する固定部材とを備えているので、固定部材を弛めれば車輪取付軸に添って車輪を摺動できるから、車輪の間隔を楽に且つ簡単に拡縮できる。車輪の間隔を拡縮して所望の間隔になったら固定部材で簡単に車輪の位置を固定できる。従って、狭い通路でも車輪の間隔を簡単に縮小し、広い通路では車輪の間隔を拡幅し安全に使用できる。
【0024】
車輪が、車輪取付軸に添って摺動自在な摺動部材に取付けてあるから、固定部材により車輪取付軸の所定位置に摺動部材を固定することで車輪の間隔を任意に拡縮でき、前記効果と同様な効果が得られた。車輪が、車輪取付軸に添って摺動自在且つ回転自在の場合も同様である。
【0025】
車輪取付軸が対向する内面凹状部材を有し、摺動部材が内面凹状部材に摺動自在に嵌合する嵌合部材を有する場合も、車輪取付軸としての車軸が荷台の下方向き取付け部材に両端が取付けられ、車輪が車軸に添って摺動自在に取付けられた場合でも、車輪取付軸としての車軸が荷台下方向き取付け部材に両端が回転自在に取り付けられ、車輪が車軸に摺動自在に取付けられた場合でも、車輪の間隔を自在に拡縮できるから、前記効果と同様の効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業用運搬車を示す倒立状態の要部斜視図である。
【図2】図1の摺動部材部分の拡大斜視図である。
【図3】摺動部材の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の作業用運搬車の他の実施例を示す要部斜視図である。
【図5】図4の作業用運搬車の車輪取付状態を示す縦断面図である。
【図6】従来の作業用運搬車の分解斜視図である。
【図7】従来の作業用運搬車の車輪取付状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 荷台
2 車輪取付軸
6 摺動部材(筒状の本体と取付け部材)
8 車輪を取付ける取付け部材
9 車輪
11 螺子(固定部材)
15 対向する凹部を有する断面C型の車軸
16 車軸の対向する凹部に嵌る突起
17 摺動部材の本体
18 摺動部材
21 取付け部材
Claims (6)
- 物品を積載する荷台と、
該荷台の下方に荷台の幅方向に取付けた車輪取付軸と、
該車輪取付軸に添って摺動自在に取付けた車輪と、
該車輪を車輪取付軸の所定の位置に固定する固定部材と、
を有することを特徴とする作業用運搬車。 - 前記車輪が、車輪取付軸に添って摺動自在に取付けた摺動部材に回転自在に取付けた車輪であり、
前記固定部材が、摺動部材を車輪取付軸の所定の位置に固定する固定部材であることを特徴とする請求項1記載の作業用運搬車。 - 前記車輪取付軸が車軸と一体であることを特徴とする請求項1記載の作業用運搬車。
- 前記車輪取付軸が、対向する内面凹状部材を有する車輪取付軸であり、
前記摺動部材が、該車輪取付軸の内面凹状部材に前後の両端が摺動自在に嵌合する嵌合部材を有する摺動部材であることを特徴とする請求項1記載の作業用運搬車。 - 前記車輪取付軸が、前記荷台の下方に向けて設けられた取付け部材に両端が取付けられた車軸であり、
前記車輪が、該車軸に添って摺動自在に取付けられた車輪であることを特徴とする請求項1記載の作業用運搬車。 - 前記車軸が、前記荷台の下方に向けて設けられた取付け部材に両端が回転自在に取付けられた車軸であり、
前記車輪が、該車軸に摺動自在に取付けられた車輪であることを特徴とする請求項1記載の作業用運搬車。
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- 2003-02-18 JP JP2003039239A patent/JP2004249749A/ja active Pending
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