JP2018114849A - 車両用衝突検知装置 - Google Patents

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【課題】車両の衝突によってバンパカバー等の被衝突壁が変形したときに、ブラケット側から掛かる応力に起因してフィルム式センサが破損することを抑制する。【解決手段】ブラケット3をブラケット本体部3aと位置決め部3bとに分け、これらを連結部3dによって連結した構造とする。つまり、物理的な強度が位置決め部3bよりも弱い連結部3dを設けた構造とする。これにより、過度に大きな外力が加えられたときにブラケット3が破壊に至るような状況になっても、フィルム式センサ10以外の部分、具体的には連結部3dが破壊されることでフィルム式センサ10が破壊されることを抑制できる。【選択図】図3

Description

本発明は、フィルム式センサによって車両の衝突に起因する応力を検知することで、車両の衝突を検知する車両用衝突検知装置に関するものである。
従来、特許文献1において、圧電フィルムを用いたフィルム式センサが提案されている。このフィルム式センサは、車両用衝突検知装置として適用される場合、被衝突壁となるバンパーカバーの裏側に貼り付けられ、車両が衝突したときのバンパカバーの変形に起因する応力に応じた検出信号を出力する。この検出信号が衝突検知用の電子制御装置(以下、ECUという)に伝えられ、例えば、フィルム式センサに伝えられた応力が所定の閾値を超えたときに、車両が歩行者もしくはサイクリストなどと衝突したことが検知されるようになっている。
特開2009−20006号公報
フィルム式センサをバンパカバーの裏面に配置する場合、例えば、バンパカバーの裏面にブラケットを備え、そのブラケットに対してフィルム式センサを位置決め配置したのち、バンパカバーの裏面に貼り付けるという構造とすることができる。
しかしながら、そのような構造とする場合、車両の衝突によってバンパカバーが変形したときに、ブラケット側から掛かる応力によってフィルム式センサが破損することが懸念される。ECU側に車両が衝突したことを示す検知信号が伝えられる前にフィルム式センサが破損した場合、ECUで衝突検知を行うことができず、車両が衝突した際に実行される各種制御を適切に実行することができなくなる。このため、できるだけフィルム式センサが破損し難くなる構成とすることが望まれる。
本発明は上記点に鑑みて、車両の衝突によってバンパカバー等の被衝突壁が変形したときに、ブラケット側から掛かる応力に起因してフィルム式センサが破損することを抑制することができる車両用衝突検知装置を提供する。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両の衝突に伴う被衝突壁(2)の変形に基づいて、車両の衝突の検知を行う車両用衝突検知装置であって、圧電膜(11a)と該圧電膜の表裏面に備えられた電極(11b、11c)とを有し、歪に応じて圧電膜に発生する電荷に基づく電圧を検知信号として出力するフィルム部(11)を含み、被衝突壁の壁面に対してフィルム部の一部が貼り付けられるフィルム式センサ(10)と、本体部(3a)と、該本体部に連結されると共にフィルム部が配置される一面を備えた位置決め部(3b)とを有するブラケット(3)と、を備え、ブラケットには、本体部と位置決め部とを連結する連結部(3d)が備えられ、連結部は、位置決め部よりも物理的な強度が弱くなっている。
このように、ブラケットを本体部と位置決め部とに分け、これらを連結部によって連結した構造としている。つまり、物理的な強度が位置決め部よりも弱い連結部を設けた構造としている。このため、過度に大きな外力が加えられたときにブラケットが破壊に至るような状況になっても、フィルム式センサ以外の部分、具体的には連結部が破壊されることでフィルム式センサが破壊されることを抑制できる。
請求項3に記載の発明では、本体部(3a)と、該本体部に連結されると共にフィルム部が配置される一面を備え、該一面から突き出していて位置決め穴(11d)に挿通された位置決めピン(3c)を備える位置決め部(3b)を有したブラケット(3)が備えられ、位置決めピンは、該位置決めピンの前記一面からの突出し方向に対して垂直な断面での断面積が部分的に小さくされた脆弱部(3ca)を備えている。
このように、位置決めピンに対して脆弱部を備えるようにしても良い。このような構成の場合、過度に大きな外力が加えられたときにブラケットが破壊に至るような状況になっても、位置決めピンが破壊されることでフィルム式センサが破壊されることを抑制できる。
請求項4に記載の発明では、フィルム部に、位置決め穴の周囲に切欠部(11g)が形成されていることによる脆弱部(11f)が備えられている。
このように、フィルム部に対して脆弱部を備えるようにしても良い。このような構成の場合、過度に大きな外力が加えられたときにブラケットが破壊に至るような状況になっても、フィルム部のうちの位置決め穴の周辺の部分が他の部分から引き離されることになる。このため、フィルム式センサのうちの衝突検知を行う部分については破壊されることが抑制できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態にかかるフィルム式センサを備える車両衝突検知装置の車両への搭載例を示した模式図である。 バンパカバーの裏面側から見たフィルム式センサの近傍の様子を示す図である。 フィルム式センサおよびブラケットの正面拡大図である。 フィルム式センサの断面および衝突検知回路の概略構成を示した図である。 図3中のV−V断面図である。 第2実施形態にかかるフィルム式センサおよびブラケットの近傍の断面図である。 第3実施形態にかかるフィルム式センサおよびブラケットの正面拡大図である。 他の実施形態で説明するフィルム式センサおよびブラケットの正面拡大図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。本実施形態では、車両衝突検知装置として、車両の前方のフロントバンパーにおけるバンパカバーの裏面に配置されるフィルム式センサを備えるものを例に挙げて説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる車両検知装置は、フィルム式センサ10とECU20とを有した構成とされている。
フィルム式センサ10は、フロントバンパー1における樹脂部品で構成されたバンパカバー2に対して取り付けられている。具体的には、フィルム式センサ10は、バンパカバー2の裏面に配置され、図2に示すようにバンパカバー2に備えられるブラケット3に対して位置決め配置された状態で、バンパカバー2の裏面に貼り付けられている。
フィルム式センサ10は、図3に示すように、フィルム部11とインターフェイス部12などを有した構成とされている。
フィルム部11は、図4に示すように、例えばPVDF(PolyVinylidene DiFluorideの略)によって構成されるピエゾ素子などの圧電膜11aと、圧電膜11aの表裏面に備えられた電極11b、11cとを有した構成とされている。本実施形態の場合、図3に示すように、フィルム部11を相対する長辺と相対する短辺を有する長方形状で構成しているが、他の形状で構成されていても良い。このフィルム部11に対して応力が加えられて圧電膜11aが歪むと、圧電膜11aにおいて歪み量に応じた電荷が発生する。この電荷に基づく電圧が検知信号として電極11b、11cを通じて外部に出力され、ECU20中に備えられる電圧計21でモニタされることで、バンパカバー2に生じた車両の衝突に起因する変形が検知されるようになっている。
また、フィルム部11には、位置決め穴11dが形成されている。位置決め穴11dの形状については任意であるが、ここでは位置決め穴11dを円形状で構成している。本実施形態の場合、位置決め穴11dは、相対する一方の短辺に沿って2カ所設けられている。この位置決め穴11d内に後述するブラケット3に備えられる位置決めピン3cが挿通されることで、フィルム部11のブラケット3に対する位置決め、すなわちフィルム部11のバンパカバー2に対する位置決めがなされている。
フィルム部11の裏面、つまりバンパカバー2側の面には、図5に示すように接着層を構成する両面テープ11eが備えられている。この両面テープ11eを介して、フィルム部11がバンパカバー2に貼り付けられている。フィルム部11をバンパカバー2への貼り付ける前のときには、両面テープ11eの表面に、図示しない保護カバーが貼り付けられていて、両面テープ11eの接着面が露出していない状態となっている。このため、上記した位置決め穴11dに位置決めピン3cを挿通させることによってフィルム部11のバンパカバー2に対する位置決めを行った後に、保護カバーを両面テープ11eから剥がし、接着面をバンパカバー2の裏面に貼り付けている。
インターフェイス部12は、フィルム部11の両電極11b、11cとECU20とを接続する配線13との接続を行っている。このインターフェイス部12を通じて、フィルム部11の検知信号がECU20に伝えられるようになっている。
このように、フィルム式センサ10は、フィルム部11がブラケット3に対して位置決め配置された状態でバンパカバー2に貼り付けられることで、バンパカバー2に固定されている。
なお、フィルム式センサ10は、貼り付けられた場所のみではなく、貼り付けられた場所の近傍の変形であっても、その変形に伴う応力がフィルム式センサ10に伝わることで、広範囲での車両の衝突検知を行うことが可能となる。例えば、フィルム式センサ10は、図1中に一点鎖線で示したように、フィルム式センサ10の周囲を含めた広範囲において車両の衝突検知を行うことができる。
一方、フィルム式センサ10の位置決めを行うブラケット3は、図3に示すように、ブラケット本体部3a、位置決め部3b、位置決めピン3cおよび連結部3dを有した構成とされている。
ブラケット本体部3aは、図5に示すように、例えばバンパカバー2の裏面を部分的に凸形状とすること、つまりバンパカバー2の一部を肉厚とすることによって構成されている。本実施形態の場合、ブラケット本体部3aは、正面から見た形状が長方形状の一つの隅を四角形状に切り欠いたL字型で構成されている。そして、ブラケット本体部3aのうち四角形状に切り欠いた一つの隅の位置に位置決め部3bが配置され、連結部3dを介して位置決め部3bがブラケット本体部3aに連結されている。
ブラケット本体部3aは、バンパカバー2のうちの任意の場所に配置され得るが、図1および図2に示すように、バンパカバー2に形成されるブレーキ冷却用などのエアダクト2aの周囲に形成されると好ましい。バンパカバー2にエアダクト2aを形成する場合、その部分が強度的に弱くなるため、エアダクト2aの周囲の肉厚を他の部分よりも厚くして補強する構造とされる。この補強のために肉厚部によってブラケット本体部3aを構成すれば、ブラケット本体部3aのみを構成する部分を別に備える必要がなくなる。
位置決め部3bは、図5に示すようにバンパカバー2の裏面との間に隙間が設けられるようにして、バンパカバー2の裏面から浮いた状態になっている。本実施形態の場合、位置決め部3bは、相対する長辺と相対する短辺とを有する長方形状で構成されており、長辺がフィルム部11の短辺よりも長くされている。そして、位置決め部3bの長辺がフィルム部11の長辺と直交するように配置され、フィルム部11の一端が位置決め部3bと重なり合うようにしてフィルム部11が配置されている。なお、フィルム部11のうち位置決め部3bからはみ出す部分の裏面に両面テープ11eが配置されており、この部分においてフィルム部11の裏面がバンパカバー2の裏面に貼り付けられている。
位置決めピン3cは、位置決め部3bの表面に備えられている。本実施形態の場合、位置決め部3bの相対する長辺に沿って2カ所に設けられている。この位置決めピン3cがフィルム部11の位置決め穴11d内に挿通されることで、フィルム部11のブラケット3に対する位置決め、すなわちフィルム部11のバンパカバー2に対する位置決めがなされている。位置決めピン3cの形状については、位置決め穴11dの形状と対応する形状とされており、本実施形態の場合は円形状とされている。
連結部3dは、ブラケット本体部3aと位置決め部3bとを連結するものである。連結部3dは、ブラケット本体部3aおよび位置決め部3bのうち連結部3dによって連結されている部分同士の配置方向を連結方向として、連結方向を長手方向とする棒状部材によって構成されている。上記したように、位置決め部3bがバンパカバー2の裏面に対して隙間を空けて浮いた状態とされていることから、連結部3dを介して位置決め部3bがブラケット本体部3aに支持されている。連結部3dは、少なくとも位置決め部3bの長辺よりも細くされており、物理的な強度が位置決め部3bよりも弱くされている。本実施形態の場合、連結部3dを2本の棒状部材によって構成しているが、1本もしくは3本以上の棒状部材によって構成していても良い。
また、連結部3dは、連結方向に対して垂直な断面における断面積が部分的に他の部分よりも小さくされた脆弱部3daが設けられている。本実施形態の場合、脆弱部3daは、連結部3dの一部に切欠部3dbが形成されることによって構成されている。この脆弱部3daは、連結部3dのうちの脆弱部3da以外の部分よりも断面積が小さくされていることから、外力が加えられたときに破壊され易いものとなっている。
このような構造により、フィルム式センサ10が構成されていると共に、バンパカバー2のうちのフィルム式センサ10が組み付けられるブラケット3が構成されている。
一方、ECU20は、例えばエアバッグ制御等の車両制御に用いられるものである。このECU20にて、フィルム式センサ10の検知信号等に基づいて車両の衝突を検知し、車両の衝突を検知すると図示しないエアバッグを展開するなどの制御等を行う。
以上のようにして、車両用衝突検知装置が構成されている。このように構成された車両用衝突検知装置では、車両が衝突してバンパカバー2が変形すると、その変形に基づく応力がフィルム式センサ10に伝わってフィルム部11が歪み、フィルム部11の圧電膜11aに歪み量に応じた電荷が発生する。この電荷に基づく電圧が検知信号としてインターフェイス部12を通じてECU20に伝えられ、ECU20で車両が衝突したことが検知される。これにより、ECU20が図示しないエアバックを展開して乗員を保護するなどの制御を行うようになっている。
このような車両用衝突検知装置において、ブラケット3をブラケット本体部3aと位置決め部3bとに分け、これらを連結部3dによって連結した構造としている。つまり、物理的な強度が位置決め部3bよりも弱い連結部3dを設けた構造としている。このため、過度に大きな外力が加えられたときにブラケット3が破壊に至るような状況になっても、フィルム式センサ10以外の部分、具体的には連結部3dが破壊されることでフィルム式センサ10が破壊されることを抑制できる。
これにより、ブラケット3が大きな衝撃によって変形してフィルム式センサ10が引っ張られて破壊されるなど、衝突検知を行う前にフィルム式センサ10が破壊されてしまうことを抑制できる。したがって、ブラケット3が大きな衝撃によって変形して連結部3dが破壊された後でも、フィルム式センサ10によって車両が衝突したことを示す検知信号を出力することが可能となり、ECU20にて車両の衝突を検知することが可能となる。
よって、車両の衝突によってバンパカバー2が変形したときに、ブラケット3側から掛かる応力に起因してフィルム式センサ10が破損することを抑制することができる車両用衝突検知装置とすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して破壊され易くする箇所を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態では、位置決めピン3cに脆弱部3caを備えるようにしている。すなわち、位置決めピン3cは、位置決め部3bの表面から突き出すように設けられており、突出し方向に対して垂直な断面での断面積が部分的に小さくされ、その部分の物理的な強度が他の部分よりも小さくされた脆弱部3caとされている。具体的には、位置決めピン3cの一部、好ましくは位置決めピン3cの根元位置、例えばフィルム部11の厚み内に切欠部3cbを形成することによって脆弱部3caを構成している。
このように、位置決めピン3cに対して脆弱部3caを備える場合、過度に大きな外力が加えられたときにブラケット3が破壊に至るような状況になっても、位置決めピン3cが破壊されることでフィルム式センサ10が破壊されることを抑制できる。これにより、第1実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。本実施形態も、第1実施形態に対して破壊され易くする箇所を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7に示すように、本実施形態では、フィルム部11のうち位置決め穴11dの周囲に脆弱部11fを備えるようにしている。具体的には、フィルム部11に対して切欠部11gを形成することで脆弱部11fを構成している。また、図示していないが、フィルム部11のうち位置決め穴11dの周囲には電極11b、11cが形成されないようにし、それ以外の部分によって衝突検知が行えるようにしてある。
このように、フィルム部11に対して脆弱部11fを備える場合、過度に大きな外力が加えられたときにブラケット3が破壊に至るような状況になっても、フィルム部11のうちの位置決め穴11dの周辺の部分が他の部分から引き離されることになる。このため、フィルム式センサ10のうちの衝突検知を行う部分については破壊されることが抑制できる。これにより、第1実施形態と同様の効果を奏することが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態に示したブラケット本体部3a、位置決め部3b、連結部3dの正面形状などは一例を示したに過ぎず、他の形状であっても構わない。すなわち、ブラケット本体部3aと位置決め部3bとが連結部3dを介して連結され、連結部3dが位置決め部3bよりも優先して破壊される構造であれば、各部の形状についてはどのようなものであっても構わない。
また、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、ブラケット本体部3aと位置決め部3bとを連結部3dにて連結した構造を示した。さらに、第3実施形態でも、第1実施形態と同様に、ブラケット本体部3aと位置決め部3bとを連結部3dにて連結した構造を示した。しかしながら、第2、第3実施形態のように、位置決めピン3cが破壊され易い構造やフィルム部11の脆弱部11fが破壊され易い構造とされる場合、連結部3dを無くしてブラケット本体部3aに位置決め部3bが直接連結された構造とされていても良い。また、第1実施形態では連結部3dが破壊され易い構造、第2実施形態では位置決めピン3cが破壊され易い構造、第3実施形態ではフィルム部11の一部が破壊され易い構造としたが、これらのうちの任意の2つ以上を組み合わせても良い。
さらに、第1〜第3実施形態では、脆弱部3da、3ca、11fを形成するための切欠部3db、3cb、11gの一例を示したが、切欠部3db、3cb、11gの構成についても適宜変更可能である。例えば、図3に示したように、切欠部3dbを一方向からのみ形成するだけはなく、図8に示すように、切欠部3dbを二方向から形成する構成としても良い。
また、上記した各実施形態では、フィルム式センサ10をフロントバンパー1におけるバンパカバー2の裏面に備える場合について説明したが、フロントバンパー1以外の被衝突壁に配置されるものであっても良い。例えば、フィルム式センサ10がフロントフェンダーパネルやリアフェンダー部の裏面等に備えられるものであっても良い。その場合、例えばフロントフェンダーパネルとは別部品としてブラケット3を備え、ブラケット本体部3aがフロントフェンダーパネルに貼り付けられるようにしても良い。すなわち、車両が衝突したときに変形する被衝突壁に対してブラケット本体部3aが貼り付けられるようにし、その被衝突壁にフィルム部11が貼り付けられるようにする構成であれば、他の衝突壁に備えられるものであっても良い。
2 バンパカバー
3 ブラケット
3a ブラケット本体部
3b 位置決め部
3c 位置決めピン
3ca 脆弱部
3cb 切欠部
3d 連結部
10 フィルム型センサ
11 フィルム部

Claims (4)

  1. 車両の衝突に伴う被衝突壁(2)の変形に基づいて、前記車両の衝突の検知を行う車両用衝突検知装置であって、
    圧電膜(11a)と該圧電膜の表裏面に備えられた電極(11b、11c)とを有し、歪に応じて前記圧電膜に発生する電荷に基づく電圧を検知信号として出力するフィルム部(11)を含み、前記被衝突壁の壁面に対して前記フィルム部の一部が貼り付けられるフィルム式センサ(10)と、
    本体部(3a)と、該本体部に連結されると共に前記フィルム部が配置される一面を備えた位置決め部(3b)とを有するブラケット(3)と、を備え、
    前記ブラケットには、前記本体部と前記位置決め部とを連結する連結部(3d)が備えられ、前記連結部は、前記位置決め部よりも物理的な強度が弱くなっている車両用衝突検知装置。
  2. 前記連結部は、前記本体部および前記位置決め部のうち該連結部によって連結している部分同士の配置方向を連結方向として、該連結方向に伸びる棒状部材である請求項1に記載の車両用衝突検知装置。
  3. 車両の衝突に伴う被衝突壁(2)の変形に基づいて、前記車両の衝突の検知を行う車両用衝突検知装置であって、
    圧電膜(11a)と該圧電膜の表裏面に備えられた電極(11b、11c)とを有し、歪に応じて前記圧電膜に発生する電荷に基づく電圧を検知信号として出力すると共に、位置決め穴(11d)が形成されたフィルム部(11)を含み、前記被衝突壁の壁面に対して前記フィルム部の一部が貼り付けられるフィルム式センサ(10)と、
    本体部(3a)と、該本体部に連結されると共に前記フィルム部が配置される一面を備え、前記一面から突き出していて前記位置決め穴に挿通された位置決めピン(3c)を備える位置決め部(3b)と、を有するブラケット(3)と、を備え、
    前記位置決めピンは、該位置決めピンの前記一面からの突出し方向に対して垂直な断面での断面積が部分的に小さくされた脆弱部(3ca)を備えている車両用衝突検知装置。
  4. 車両の衝突に伴う被衝突壁(2)の変形に基づいて、前記車両の衝突の検知を行う車両用衝突検知装置であって、
    圧電膜(11a)と該圧電膜の表裏面に備えられた電極(11b、11c)とを有し、歪に応じて前記圧電膜に発生する電荷に基づく電圧を検知信号として出力すると共に、位置決め穴(11d)が形成されたフィルム部(11)を含み、前記被衝突壁の壁面に対して前記フィルム部の一部が貼り付けられるフィルム式センサ(10)と、
    本体部(3a)と、該本体部に連結されると共に前記フィルム部が配置される一面を備え、前記一面から突き出していて前記位置決め穴に挿通された位置決めピン(3c)を備える位置決め部(3b)とを有するブラケット(3)と、を備え、
    前記フィルム部には、前記位置決め穴の周囲に切欠部(11g)が形成されていることによる脆弱部(11f)が備えられている車両用衝突検知装置。
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