JP2005343416A - 車両用エネルギ吸収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 衝突形態に応じて荷重特性を変更することができる車両用エネルギ吸収装置の提供。
【解決手段】 山型形状に突出する山型部26を有する固定台24の山型部26に、その頂部29を跨ぐ形状のエネルギ吸収部材30を当接させるとともに、エネルギ吸収部材30の頂部29を跨ぐ部分にエネルギ吸収部材30を拘束可能であって拘束をオンおよびオフ可能な拘束手段100を設けてなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両に設けられて衝突時に生じるエネルギを吸収する車両用エネルギ吸収装置に関する。
車両に設けられて衝突時に生じるエネルギを吸収する車両用エネルギ吸収装置に関する技術として、中空の角錐台形状のエネルギ吸収部材を用いたものがある。この車両用エネルギ吸収装置では、衝撃荷重によりエネルギ吸収部材が軸線方向に圧縮されると、エネルギ吸収部材の側壁すべてに略同一の変形を生じることになり、エネルギ吸収部材が中空の角錐台形状なしていることから、側壁はその長手方向で見て中央部分をエネルギ吸収部材の外側に突出させようと変形することになる。その結果、隣り合う側壁間に互いを引き離す方向に力が働くことになり、隣り合う側壁間の稜線に亀裂が生じてエネルギ吸収部材が引き裂かれ、その後、各側壁が圧壊座屈することで、エネルギを吸収するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−80438号公報
しかしながら、上記の車両用エネルギ吸収装置では、衝突形態に拘わらずエネルギ吸収部材が一様に変形するため、衝突形態によっては荷重特性が適正でない場合があった。
したがって、本発明は、衝突形態に応じて荷重特性を変更することができる車両用エネルギ吸収装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、山型形状に突出する山型部(例えば実施形態における錐形部26,41、山型部57)を有する固定台(例えば実施形態における固定台24,39,55)の前記山型部に、該山型部の頂部を跨ぐ形状のエネルギ吸収部材(例えば実施形態におけるエネルギ吸収部材30,45,61)を当接させ、該エネルギ吸収部材の前記頂部を跨ぐ部分に該エネルギ吸収部材を拘束可能であって該拘束をオンおよびオフ可能な拘束手段(例えば実施形態における拘束具100,130,150)を設けてなることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、衝突物が剛体か否かを判定する衝突形態判定手段(例えば実施形態における圧電フィルムセンサ117,画像検出装置120)と、該衝突形態判定手段の判定結果から衝突物が剛体である場合に前記拘束手段による前記エネルギ吸収部材の拘束をオンする一方、前記衝突形態判定手段の判定結果から衝突物が剛体でない場合に前記拘束手段による前記エネルギ吸収部材の拘束をオフする制御手段(例えば実施形態におけるコントローラ118)とを有することを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記拘束手段は、前記エネルギ吸収部材の外周部を囲むとともに少なくとも一カ所が分離された環状部材(例えば実施形態における拘束リング101,131,151)と、該環状部材の分離部分を結合および分離可能な結合切替手段(例えば実施形態におけるソレノイド113,143,163)とを有することを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、固定台の山型部の頂部を跨ぐ形状をなして固定台に当接させられるエネルギ吸収部材に荷重が加わる車両衝突時に、エネルギ吸収部材の頂部を跨ぐ部分に設けられた拘束手段でエネルギ吸収部材の拘束をオンすると、拘束されたエネルギ吸収部材を圧壊座屈させて高い荷重を発生させることになる。また、車両衝突時に、拘束手段でエネルギ吸収部材の拘束をオフすると、拘束されていないエネルギ吸収部材が山型部で例えば切り裂かれながら曲げられることになり、低い荷重を発生させることになる。したがって、衝突形態に応じて荷重特性を変更することができる。しかも、拘束手段でエネルギ吸収部材の拘束をオフしたときには、例えば切り裂かれながら曲げられることになり、変形の進行にともなう荷重変動を抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、エネルギ吸収部材に荷重が加わる車両衝突時に、衝突形態判定手段が衝突物が剛体であると判定した場合には、制御手段が拘束手段によるエネルギ吸収部材の拘束をオンすることになってエネルギ吸収部材を圧壊座屈させて高い荷重を発生させることになる。また、車両衝突時に、衝突形態判定手段が衝突物が剛体でないと判定した場合には、制御手段が拘束手段によるエネルギ吸収部材の拘束をオフすることになってエネルギ吸収部材は山型部で例えば切り裂かれながら曲げられることになり、低い荷重を発生させることになる。したがって、衝突形態が剛体への衝突であるか否かに応じて荷重特性を適正に変更することができる。
請求項3に係る発明によれば、拘束手段が、エネルギ吸収部材の外周部を囲むとともに少なくとも一カ所が分離された環状部材と、環状部材の分離部分を結合および分離可能な結合切替手段とを有する構成であるため、簡素な構成で確実に拘束のオンおよびオフができる。
本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置を図1〜図10を参照して以下に説明する。
図1は車両10の車体前部を概略的に示すもので、車体前部には車体骨格部材であるフロントサイドフレーム11が車体前後方向に沿う状態で車幅方向に離間して一対設けられている。これらフロントサイドフレーム11は、それぞれの先端側が、個別のブラケット12を介して車幅方向に沿うフロントバンパビーム13に連結されており、それぞれの基端側が、車幅方向に沿う車体骨格部材であるダッシュボードロアクロスメンバ14と交差して、車体前後方向に沿う車体骨格部材であるフロアフレーム15に個別に連結されている。
上記したブラケット12は、図2に示すように、各フロントサイドフレーム11の車体前後方向における前端部にそれぞれボルト17によって取り付けられており、これらブラケット12に上記したフロントバンパビーム13が溶接により固定されている。ここで、このフロントバンパビーム13は、鋼材からなるもので、長さ方向に直交する断面がほぼコ字状をなしている。そして、第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置1は、主要部分がこのフロントバンパビーム13に設けられることになる。
つまり、フロントバンパビーム13の車体前後方向における前側となる前板部20は、略車幅方向に沿いかつ鉛直に沿っており、その前面21に、例えば鋼材からなる固定台24が溶接により固定されている。
固定台24には、厚さ方向における一側に、テーパ面(スロープ)25を有し山型形状具体的には切頭円錐形状に突出する錐形部(山型部)26が形成されている。固定台24は、錐形部26に対し反対側の取付面27においてフロントバンパビーム13の前面21に固定されることになり、この状態で錐形部26はそのテーパ面25が車体前側ほど小径となるように傾斜する。固定台24の錐形部26の頂部29側には、この錐形部26と同軸をなして車体前方に突出する円環状の位置決め嵌合部28が形成されている。
そして、固定台24の車両衝突時における主な荷重入力側である車体前側には、円筒状のエネルギ吸収部材30が設けられている。このエネルギ吸収部材30は、図4に示すように、軸線方向における一端部の外周面側に円周方向に等間隔をなして複数具体的には4カ所の切欠部31が形成されており、これら切欠部31が形成された一端部において固定台24の錐形部26のテーパ面25に当接させられている。ここで、エネルギ吸収部材30は、固定台24の位置決め嵌合部28を内周側に嵌合させるようにして錐形部26に当接させられることになり、その結果、錐形部26の頂部29を跨ぐ形状をなし頂部29を跨ぐ状態で錐形部26のテーパ面25に当接させられる。なお、このエネルギ吸収部材30は、例えば合成樹脂材料等から形成されている。
そして、第1実施形態においては、図2に示すように、エネルギ吸収部材30の頂部29を跨ぐ部分つまり固定台24への当接側の端部の外周部を囲むように、エネルギ吸収部材30を拘束可能な拘束具(拘束手段)100が設けられている。
この拘束具100は、図3に示すように、エネルギ吸収部材30の固定台24への当接側の端部の外周部を内側に嵌合させる円環状の拘束リング(環状部材)101を有しており、この拘束リング101は、複数カ所、具体的には180度異なる二カ所で分離されており、二つの例えば金属製の半円状の分割体102,103で構成されている。
一方の分割体102は、円周方向の両端部の形状が、内径側に切欠部105が形成されることで外径側に円周方向に突出する突出部106が形成された形状をなしており、他方の分割体103は、円周方向の両端部の形状が、外径側に切欠部107が形成されることで内径側に円周方向に突出する突出部108が形成された形状をなしている。そして、これら分割体102,103が互いに突出部106,108を半径方向に重ね合わせることで、一つの円環状をなすようになっている。
このようにして重ね合わせられた一側の突出部106,108同士には、図5に示すように、拘束リング101の半径方向に沿って貫通する貫通穴110,111がそれぞれ同軸をなすように形成されており、他側の突出部106,108同士にも、拘束リング101の半径方向に沿って貫通する貫通穴110,111がそれぞれ同軸をなすように形成されている。
そして、突出部106を外径側に有する一方の分割体102の両突出部106の外周面には、それぞれソレノイド(結合切替手段)113が取り付けられている。各ソレノイド113は、ソレノイド本体114とソレノイド本体114で駆動されて突出量を切替可能なピン115とを有しており、一方の分割体102の各突出部106の外径側にそれぞれのソレノイド本体114において取り付けられて、取り付けられた突出部106の貫通穴110とこれと隣り合って同軸をなす他方の分割体103の突出部108の貫通穴111とにピン115を挿入することになる。これにより、分割体102,103同士が円環状をなして結合されることになる。また、両ソレノイド113のピン115をソレノイド本体114側に引き込むと、ピン115が他方の分割体103の貫通穴111から抜けることになり、分割体102,103同士が互いの結合が解除された分離状態となる。ここで、両ソレノイド113は非駆動時にはピン115を突出させて分割体102,103同士を結合させており、駆動されるとピン115を引き込んで分割体102,103同士を分離するようになっている。
このようにして分割体102,103同士が両ソレノイド113で結合された状態の拘束具100が、内側にエネルギ吸収部材30を嵌合させることでエネルギ吸収部材30に固定されることになり、この状態ではエネルギ吸収部材30が拘束具100で拘束されることになる。また、この状態から両ソレノイド113のピン115がソレノイド本体114に引き込まれると拘束具100が分離された状態となり、エネルギ吸収部材30の拘束が解除される。
つまり、両ソレノイド113は拘束リング101の分離部分を結合および分離可能となっており、両ソレノイド113と拘束リング101とで構成される拘束具100は、エネルギ吸収部材30を拘束可能であってこの拘束をオンおよびオフ可能となっている。
なお、拘束リング101を二つの分割体102,103とするのではなく、少なくとも一カ所分離してこの分離部分をソレノイド113で結合および分離可能とすれば良いが、エネルギ吸収部材30の拘束をより確実に解除可能とするために上記のように複数の分割体102,103に分割するのが良く、さらに解除を確実にするために三つ以上に分割して各分割部分にソレノイド113を設けても良い。
車両用エネルギ吸収装置1は、上記のような固定台24、エネルギ吸収部材30および拘束具100の組が、図1に示すようにフロントバンパビーム13の長さ方向つまり車幅方向に複数組、フロントバンパビーム13の長さ方向のほぼ全体にわたるように並べられて構成されている。そして、車両用エネルギ吸収装置1は、各エネルギ吸収部材30の車体前後方向前側の端部に、エネルギ吸収部材30よりも十分に剛な板状のエネルギ吸収部材32がこれらエネルギ吸収部材30を連結させるように接着されており、隣り合うエネルギ部材30同士の間に荷重が加わった場合でもこれらの隣り合うエネルギ吸収部材30で十分にエネルギを吸収できるようになっている。このエネルギ吸収部材32の車体前後方向前側に図2に示すフロントバンパフェース35が設けられている。
また、フロントバンパフェース35の内面には、衝突開始初期に衝突の形態および衝突の激しさ等を検出する圧電フィルムセンサ(衝突形態判定手段)117が貼付されている。この圧電フィルムセンサ117は、各位置の電荷の分布状態および電荷の変化状態等を総合的に見ることで、衝突の形態および衝突の激しさ等を検出可能となっている。
そして、上記したすべてのソレノイド113が、すべて図6に示すようにコントローラ(制御手段)118に接続されており、このコントローラ118ですべてのソレノイド113の駆動が制御される。コントローラ118には、上記した圧電フィルムセンサ117と、車体前方の障害物を検出するレーダ119と、車体前方の障害物の画像を検出する画像検出装置120とが接続されている。コントローラ118、圧電フィルムセンサ117、レーダ119および画像検出装置120も車両用エネルギ吸収装置1を構成している。
コントローラ118は、図7に示すように、例えばレーダ119、画像検出装置120および圧電フィルムセンサ117の検出データに基づき、前方障害物との衝突の有無を検出する(ステップS1)。そして、前方障害物との衝突を検出すると、例えば画像検出装置120および圧電フィルムセンサ117の検出結果から、衝突の形態を判定する(ステップS2)。
そして、コントローラ118は、ステップS2の判定結果から衝突物が剛体か否かを判定し(ステップS3)、衝突物が剛体であると判定した場合には、すべての拘束具100のソレノイド113を駆動せず(ステップS4)、すべての拘束具100の分割体102,103同士を結合状態に維持する(つまり拘束具100によるエネルギ吸収部材30の拘束をオンする)。その結果、フロントバンパフェース35に入力された荷重がエネルギ吸収部材32を介してエネルギ吸収部材30に軸線方向に加わると、エネルギ吸収部材30は、錐形部26のテーパ面25に押し付けられることになるが、拘束具100がエネルギ吸収部材30の錐形部26側を外側で拘束しているため、エネルギ吸収部材30は図8に示すように前端側から圧壊座屈することになり、図9に実線Xで示すように、高い荷重を発生させることになる。
他方、コントローラ118は、ステップS3で衝突物が剛体でないと判定した場合には、すべての拘束具100のソレノイド113を駆動し(ステップS5)、すべての拘束具100の分割体102,103同士を分離状態にする(つまり拘束具100によるエネルギ吸収部材30の拘束をオフする)。その結果、フロントバンパフェース35に入力された荷重がエネルギ吸収部材32を介してエネルギ吸収部材30に軸線方向に加わると、エネルギ吸収部材30は、錐形部26のテーパ面25に押し付けられることになり、エネルギ吸収部材30のテーパ面25への当接側には径を広げる方向の荷重が加わる。このとき、拘束具100がエネルギ吸収部材30を外側で拘束しないことから、エネルギ吸収部材30には切欠部31において切り裂きが発生する。そして、エネルギ吸収部材30は、図10に模式的に示すように、切り裂きを軸線方向に沿って進行させながら切り裂き後の分離された各片部37をテーパ面25で案内することで放射状にしかもテーパ面25の傾斜方向に沿って曲げることになり、これらの切り裂きと曲げとがエネルギ吸収部材30のほぼ全長にわたってほぼ一様に続くことになる。そして、これらの切り裂きと曲げとによって全体の荷重変形特性が、図9に一点鎖線Yで示すように、低い荷重を発生させ、しかも変形の進行にともなう荷重変動も小さくピーク荷重もない安定的な略矩形の荷重を発生させることになる。
以上に述べた第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置1によれば、固定台24の錐形部26の頂部29を跨ぐ形状をなして固定台24に当接させられるエネルギ吸収部材30に荷重が加わる車両衝突時に、エネルギ吸収部材30の頂部29を跨ぐ部分に設けられた拘束具100でエネルギ吸収部材30の拘束をオンすると、拘束されたエネルギ吸収部材30を圧壊座屈させて高い荷重を発生させることになる。また、車両衝突時に、拘束具100でエネルギ吸収部材30の拘束をオフすると、拘束されていないエネルギ吸収部材30が錐形部26で例えば切り裂かれながら曲げられることになり、低い荷重を発生させることになる。したがって、衝突形態に応じて荷重特性を変更することができる。
しかも、エネルギ吸収部材30に荷重が加わる車両衝突時に、画像検出装置120および圧電フィルムセンサ117の検出結果から衝突物が剛体であると判定した場合には、コントローラ118が拘束具100によるエネルギ吸収部材30の拘束をオンすることになって筒状のエネルギ吸収部材30を圧壊座屈させて高い荷重を発生させることになる。また、車両衝突時に、画像検出装置120および圧電フィルムセンサ117の検出結果から衝突物が剛体でないと判定した場合には、コントローラ118が拘束具100によるエネルギ吸収部材30の拘束をオフすることになって筒状のエネルギ吸収部材30は錐形部26で切り裂かれながら曲げられることになり、低い荷重を発生させることになる。したがって、衝突形態が剛体への衝突であるか否かに応じて荷重特性を適正に変更することができる。
さらに、拘束具100が、エネルギ吸収部材30の固定台24への当接側の外周部を囲む二カ所が分離された拘束リング101と、拘束リング101の分離部分を結合および分離可能なソレノイド113とを有する構成であるため、簡素な構成で確実に拘束のオンおよびオフができる。
加えて、拘束具100でエネルギ吸収部材30の拘束をオフしたときには、変形の進行にともなう荷重変動を抑制した荷重変形特性を得ることができる。
また、拘束具100でエネルギ吸収部材30の拘束をオフしたときには、切り裂かれ曲げられたエネルギ吸収部材30は錐形部26に沿って外側に移動するため、潰れ残りをほとんど生じることがなくなる。したがって、エネルギ吸収効率を十分に高めることができることから、車体のショートノーズ化が可能となる。
さらに、エネルギ吸収部材30は切欠部31が形成された一端部において固定台24の錐形部26のテーパ面25に当接させられるため、拘束具100でエネルギ吸収部材30の拘束をオフしたときには、車両衝突時にエネルギ吸収部材30に荷重が加わると、このエネルギ吸収部材30が切欠部31において円滑に切り裂かれ始め、その後は、切り裂かれながら曲げられることになる。したがって、安定して切り裂きを開始させることができ、上記した荷重変形特性を安定的に得ることができる。
加えて、テーパ面25の頂部29側に突出形成された位置決め嵌合部28を、エネルギ吸収部材30の内側に嵌合させることでエネルギ吸収部材30をテーパ面25に対して位置決めすることができるため、拘束具100でエネルギ吸収部材の拘束をオフしたときには、車両衝突時にエネルギ吸収部材30を確実に切り裂いて変形させることができる。
本発明の第2実施形態の車両用エネルギ吸収装置を主に図11〜図13を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第2実施形態においても、車両用エネルギ吸収装置1は、その固定台39がフロントバンパビーム13の前面21に固定されることになる。この固定台39は、厚さ方向における一側であって車体前後方向前側に配置される部分に、平面状の複数具体的には四カ所の傾斜面(スロープ)40が放射状に形成されて山型形状具体的には切頭四角錐形状をなす錐形部(山型部)41が形成されている。そして、固定台39の錐形部41の頂部42側には、角環状具体的には四角環状の位置決め嵌合部43が突出形成されている。この固定台39も、錐形部41に対し反対側の取付面44においてフロントバンパビーム13の前面21に固定されることになる。
また、車両用エネルギ吸収装置1は、固定台39の車両衝突時における主な荷重入力側である車体前側となる位置に、角筒状具体的には四角筒状のエネルギ吸収部材45が設けられることになる。このエネルギ吸収部材45は、複数具体的には四つの板部46〜49が隣り合うもの同士が直交しつつ枠状に連結されて構成されている。板部46〜49の隣り合うもの同士の各境界位置には、それぞれ切欠部51が形成されており、これら切欠部51はエネルギ吸収部材45の外周面側に形成されている。このエネルギ吸収部材45は、これら切欠部51が形成された一端部において固定台39の錐形部41の傾斜面40に当接させられる。ここで、エネルギ吸収部材45は、固定台39の位置決め嵌合部43を内周側に嵌合させるようにして傾斜面40に当接させられることになり、その結果、錐形部41の頂部42を跨ぐ形状をなし頂部42を跨ぐ状態で錐形部41の傾斜面40に当接させられる。
そして、第2実施形態においても、車両用エネルギ吸収装置1には、エネルギ吸収部材45の頂部42を跨ぐ部分つまり固定台39への当接側の端部の外周部を囲むようにエネルギ吸収部材45を拘束可能な拘束具(拘束手段)130が設けられている。
この拘束具130は、エネルギ吸収部材45の固定台24への当接側の端部の外周部を内側に嵌合させる四角環状の拘束リング(環状部材)131を有しており、この拘束リング131は、複数カ所、具体的には180度異なる二カ所で分離されて、二つのコ字状の分割体132,133で構成されている。
一方の分割体132は、両端部の形状が、内側に切欠部135が形成されることで外側に突出部136が形成された形状をなしており、他方の分割体133は、両端部の形状が、外側に切欠部137が形成されることで内側に突出部138が形成された形状をなしている。そして、これら分割体132,133が互いに突出部136,138を重ね合わせることで、一つの四角環状をなすようになっている。
このようにして重ね合わせられた一側の突出部136,138同士には、図16に示すように、重なり方向に貫通する貫通穴140,141がそれぞれ同軸をなすように形成されており、他側の突出部136,138同士にも、重なり方向に貫通する貫通穴140,141がそれぞれ同軸をなすように形成されている。
そして、突出部136を外側に有する一方の分割体132の両突出部136の外面には、それぞれソレノイド(結合切替手段)143が取り付けられている。各ソレノイド143は、ソレノイド本体144とソレノイド本体144で駆動されて突出量を切替可能なピン145とを有しており、一方の分割体132の各突出部136の外側にそれぞれのソレノイド本体144において取り付けられて、取り付けられた突出部136の貫通穴140とこれと同軸をなして隣接する他方の分割体133の突出部138の貫通穴141とにピン145を挿入することになる。これにより、分割体132,133同士が四角環状をなして結合されることになる。また、両ソレノイド143のピン145をソレノイド本体144側に引き込むと、ピン145が他方の分割体133の貫通穴141から抜けることになり、分割体132,133同士が互いの結合が解除された分離状態となる。ここで、両ソレノイド143は非駆動時にはピン145を突出させて分割体132,133同士を結合させており、駆動されるとピン145を引き込んで分割体132,133同士を分離するようになっている。
よって、分割体132,133同士が両ソレノイド143で結合された状態の拘束具130が、内側にエネルギ吸収部材45を嵌合させることでエネルギ吸収部材45に固定されることになり、この状態ではエネルギ吸収部材45が拘束具130で拘束されることになる。また、この状態から両ソレノイド143のピン145がソレノイド本体144に引き込まれると拘束具130が分離された状態となり、エネルギ吸収部材45の拘束が解除される。
つまり、両ソレノイド143は拘束リング131の分離部分を結合および分離可能となっており、両ソレノイド143と拘束リング131とで構成される拘束具130が、エネルギ吸収部材45を拘束可能であってこの拘束をオンおよびオフ可能となっている。
なお、第2実施形態においても拘束リング131を二つの分割体132,133とするのではなく、少なくとも一カ所分離してこの分離部分をソレノイド143で結合および分離可能すれば良いが、エネルギ吸収部材45の拘束をより確実に解除可能とするために上記のように複数の分割体132,133に分割するのが良く、さらに解除を確実にするために三つ以上に分割して各分割部分にソレノイド143を設けても良い。
上記のような固定台39、エネルギ吸収部材45および拘束具130の組が、第1実施形態と同様にフロントバンパビーム13の長さ方向つまり車幅方向に複数組、フロントバンパビーム13の長さ方向のほぼ全体にわたるように並べられる。
そして、車両衝突時には、第1実施形態と同様、コントローラ118は、衝突物が剛体であると判定した場合に、すべての拘束具130のソレノイド143を駆動せず、すべての拘束具130の分割体132,133同士を結合状態に維持する。すると、入力された荷重がエネルギ吸収部材45に軸線方向に加わり、エネルギ吸収部材45が固定台39の錐形部41の各傾斜面40に押し付けられることになるが、すべての拘束具130がエネルギ吸収部材45を外側での拘束することになり、すべてのエネルギ吸収部材45が圧壊座屈することになって高い荷重を発生させることになる。
他方、コントローラ118は、衝突物が剛体でないと判定した場合には、すべての拘束具130のソレノイド143を駆動し、拘束具130の分割体132,133同士を分離状態にする。すると、入力された荷重がエネルギ吸収部材45に軸線方向に加わり、エネルギ吸収部材45は、固定台39の錐形部41の各傾斜面40に押し付けられることになる結果、エネルギ吸収部材45の傾斜面40への当接側には軸線方向に直交する外方向の荷重が加わり、切欠部51において切り裂きが発生する。そして、エネルギ吸収部材45は、切り裂きを軸線方向に沿って進行させながら切り裂き後の分離された各片部を傾斜面40で案内しつつ放射状にしかも傾斜面40の傾斜方向に沿って曲げることになり、これらの切り裂きと曲げとがエネルギ吸収部材45のほぼ全長にわたってほぼ一様に続くことになる。そして、これらの切り裂きと曲げとによって全体の荷重変形特性が、低い荷重を発生させ、しかも変形の進行にともなう荷重変動も小さくピーク荷重もない安定的な略矩形の荷重を発生させることになる。
本発明の第3実施形態の車両用エネルギ吸収装置を主に図14〜図16を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第3実施形態においても、車両用エネルギ吸収装置1は、その固定台55がフロントバンパビーム13の前面21に固定されることになる。この固定台55は、一つのものがフロントバンパビーム13のほぼ全長を覆うように車幅方向に長い形状をなしている。そして、この固定台55の厚さ方向における一側であって車体前後方向前側に配置される部分に、二カ所の傾斜面56が相反方向である上下に形成されることにより山型形状をなす山型部57が固定台55の全長にわたって形成されている。そして、この山型部57の頂部58側には、上下二カ所のリブ状部60からなる位置決め嵌合部59が固定台55の全長にわたって形成されている。
そして、車両用エネルギ吸収装置1には、固定台55の車両衝突時における主な荷重入力側である車体前側に、固定台55とほぼ同長さで二股形状をなすエネルギ吸収部材61が設けられている。このエネルギ吸収部材61は、二つの板部(脚部)62が同側で連結板部63により連結されて断面コ字状に形成されている。このエネルギ吸収部材61は、連結板部63に対し反対側において固定台55の傾斜面56に当接させられる。ここで、エネルギ吸収部材61は、固定台55の位置決め嵌合部59を内周側に嵌合させるようにして傾斜面56に当接させられることになり、その結果、山型部57の頂部58を跨ぐ形状をなし頂部58を跨ぐ状態で山型部57の傾斜面56に当接させられる。
そして、第3実施形態においても、車両用エネルギ吸収装置1には、エネルギ吸収部材61の頂部58を跨ぐ部分つまり固定台55への当接側の端部の外周部を囲むように、エネルギ吸収部材61を拘束可能な拘束具(拘束手段)150が設けられている(図14〜図16では片側のみ図示)。
この拘束具150は、エネルギ吸収部材61の固定台55への当接側の端部の外周部を内側に嵌合させる四角環状の拘束リング(環状部材)151を有しており、この拘束リング151は、複数カ所、具体的には180度異なる二カ所で分離されて、二つのコ字状の分割体152,153で構成されている。
図16のように、一方の分割体152は、両端部の形状が、内側に切欠部155が形成されることで外側に突出部156が形成された形状をなしており、他方の分割体153は、両端部の形状が、外側に切欠部157が形成されることで内側に突出部158が形成された形状をなしている。そして、これら分割体152,153が互いに突出部156,158を重ね合わせることで、一つの四角環状をなすようになっている。
このようにして重ね合わせられた一側の突出部156,158同士には、重なり方向に貫通する貫通穴160,161がそれぞれ同軸をなすように形成されており、他側の突出部156,158同士にも、重なり方向に貫通する貫通穴160,161がそれぞれ同軸をなすように形成されている。
そして、突出部156を外側に有する一方の分割体152の両突出部156の外面には、それぞれソレノイド(結合切替手段)163が取り付けられている。各ソレノイド163は、ソレノイド本体164とソレノイド本体164で駆動されて突出量を切替可能なピン165とを有しており、一方の分割体152の各突出部156の外側にそれぞれのソレノイド本体164において取り付けられて、取り付けられた突出部156の貫通穴160とこれと同軸をなして隣接する他方の分割体153の突出部158の貫通穴161とにピン165を挿入することになる。これにより、分割体152,153同士が四角環状をなして結合されることになる。また、両ソレノイド163のピン165をソレノイド本体164側に引き込むと、ピン165が他方の分割体153の貫通穴161から抜けることになり、分割体152,153同士が互いの結合が解除された分離状態となる。ここで、両ソレノイド163は非駆動時にはピン165を突出させて分割体152,153同士を結合させており、駆動されるとピン165を引き込んで分割体152,153同士を分離するようになっている。
よって、分割体152,153同士が両ソレノイド163で結合された状態の拘束具150が、内側にエネルギ吸収部材61を嵌合させることでエネルギ吸収部材61に固定されることになり、この状態ではエネルギ吸収部材61が拘束具150で拘束されることになる。また、この状態から両ソレノイド163のピン165がソレノイド本体164に引き込まれると拘束具150が分離された状態となり、エネルギ吸収部材61の拘束が解除される。
つまり、両ソレノイド163は拘束リング151の分離部分を結合および分離可能となっており、両ソレノイド163と拘束リング151とで構成される拘束具150が、エネルギ吸収部材61を拘束可能であってこの拘束をオンおよびオフ可能となっている。
なお、第3実施形態においても拘束リング151を二つの分割体152,153とするのではなく、少なくとも一カ所分離してこの分離部分をソレノイド163で結合および分離可能としても良い。
そして、車両衝突時には、第1実施形態と同様、コントローラ118は、衝突物が剛体であると判定した場合に、拘束具150の両ソレノイド163を駆動せず、拘束具150の分割体152,153同士を結合状態に維持する。すると、入力された荷重がエネルギ吸収部材61に軸線方向に加わり、エネルギ吸収部材61が山型部57の各傾斜面56に押し付けられることになるが、拘束具150がエネルギ吸収部材30を外側で拘束することになり、エネルギ吸収部材30が圧壊座屈することになって高い荷重を発生させることになる。
他方、コントローラ118は、衝突物が剛体でないと判定した場合には、拘束具150の両ソレノイド163を駆動し、拘束具150の分割体152,153同士を分離状態にする。すると、入力された荷重がエネルギ吸収部材61に軸線方向に加わり、エネルギ吸収部材61が山型部57の各傾斜面56に押し付けられることになる結果、エネルギ吸収部材61の傾斜面56への当接側の各板部62には相反方向の荷重が加わり各板部62をそれぞれ傾斜面56で案内しつつ相反方向に曲げることになる。したがって、この場合も、圧壊座屈に比して、変形の進行にともなう荷重変動を抑制することができ、しかも曲げられたエネルギ吸収部材61が山型部57に沿って外側に移動することから潰れ残りの発生を防止してエネルギ吸収効率を十分に高めることができる。そして、これらの曲げによって全体の荷重変形特性が、低い荷重を発生させ、しかも変形の進行にともなう荷重変動も小さくピーク荷重もない安定的な略矩形の荷重を発生させることになる。
なお、第1〜第3実施形態においては、車両用エネルギ吸収装置1の主要部分がフロントバンパビーム13に適用される例を説明したが、車両のいずれの部分にも適用可能である。例えば、フロントバンパビーム内に設けたり、フロントバンパビームがサイドフレームの先端部に対し上下にオフセットして設けられる場合にサイドフレームの先端部に設けたり、車幅方向に沿うリヤバンパビームの内または外に設けて後面衝突時のエネルギ吸収を行ったり、車体前後方向に沿うサイドシル内に設けて側面衝突時のエネルギ吸収を行ったり、上下方向に沿うピラー内に設けて側面衝突時のエネルギ吸収を行ったりすることができる。
ここで、第1〜第3実施形態のようにエネルギ吸収部材30,45,61を合成樹脂材料で形成する以外にも、アルミニウム材や鋼材等で形成しても良い。いずれの場合でも、拘束具100,130,150はエネルギ吸収部材30,45,61を圧壊座屈させるように拘束可能な強度に設定されることになる。
固定台24,39,55を鋼製の代わりに、合成樹脂材料で作ることで、エネルギ吸収部材30,45,61よりも剛だがバンパビーム13よりも柔らかな土台にすることができ、エネルギ吸収部材30,45,61の変形完了時に固定台24,39,55が粉々に潰れ、潰れ残りを無くすことができるようにもなる。
また、バンパフェース35とエネルギ吸収部材30,45,61とを一体化しても良い。
本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置が適用された車両の前部を概略的に示す平面図である。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置を示す側断面図である。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置におけるエネルギ吸収部材の背面図である。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置の要部を示す正断面図である。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置の制御系ブロック図である。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置のコントローラの制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置を示す圧壊座屈時の側断面図である。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置の荷重特性を示す特性線図である。 本発明の第1実施形態の車両用エネルギ吸収装置の切り裂き曲げ作動を概略的に示す正面図である。 本発明の第2実施形態の車両用エネルギ吸収装置を示す側断面図である。 本発明の第2実施形態の車両用エネルギ吸収装置を示す正面図である。 本発明の第2実施形態の車両用エネルギ吸収装置の要部を示す正断面図である。 本発明の第3実施形態の車両用エネルギ吸収装置を示す分解斜視図である。 本発明の第3実施形態の車両用エネルギ吸収装置を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の車両用エネルギ吸収装置の要部を示す正断面図である。
符号の説明
26,41 錐形部(山型部)
24,39,55 固定台
28,43,59 位置決め嵌合部
29,42,58 頂部
30,45,61 エネルギ吸収部材
31,51 切欠部
57 山型部
100,130,150 拘束具(拘束手段)
101,131,151 拘束リング(環状部材)
113,143,163 ソレノイド(結合切替手段)
117 圧電フィルムセンサ(衝突形態判定手段)
118 コントローラ(制御手段)
120 画像検出装置(衝突形態判定手段)

Claims (3)

  1. 山型形状に突出する山型部を有する固定台の前記山型部に、該山型部の頂部を跨ぐ形状のエネルギ吸収部材を当接させ、該エネルギ吸収部材の前記頂部を跨ぐ部分に該エネルギ吸収部材を拘束可能であって該拘束をオンおよびオフ可能な拘束手段を設けてなることを特徴とする車両用エネルギ吸収装置。
  2. 衝突物が剛体か否かを判定する衝突形態判定手段と、該衝突形態判定手段の判定結果から衝突物が剛体である場合に前記拘束手段による前記エネルギ吸収部材の拘束をオンする一方、前記衝突形態判定手段の判定結果から衝突物が剛体でない場合に前記拘束手段による前記エネルギ吸収部材の拘束をオフする制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載の車両用エネルギ吸収装置。
  3. 前記拘束手段は、前記エネルギ吸収部材の外周部を囲むとともに少なくとも一カ所が分離された環状部材と、該環状部材の分離部分を結合および分離可能な結合切替手段とを有することを特徴とする請求項1または2記載の車両用エネルギ吸収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007223531A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Honda Motor Co Ltd 車両用センサの取付構造
JP2018114849A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 株式会社デンソー 車両用衝突検知装置

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