JP2010036660A - 車両用衝突保護システム - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行者保護システムの検知精度を向上させることができ、かつ、コストの増大を抑制することができる車両用衝突保護システムを提供する。
【解決手段】車両前方側の少なくとも2箇所に配置されるフロントセンサと、フロントセンサが含まれるセンサ群による検知結果に基づいて展開される乗員保護装置4と、を有する乗員保護システムと、車両前方側に配置され歩行者との衝突を検知可能なメインセンサ7と、メインセンサ7の冗長用に用いられるセーフィングセンサと、メインセンサ7とセーフィングセンサの検知結果に基づいて展開される歩行者保護装置9と、を有する歩行者保護システムと、を備える車両用衝突保護システムにおいて、フロントセンサおよびセーフィングセンサは、1つの兼用加速度センサ2で兼用されており、兼用加速度センサ2は、車両前方側の少なくとも2箇所に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

車両の衝突を検知し、乗員や歩行者を保護する車両用衝突保護システムに関するものである。
乗員保護システムは、車両の衝突を検知し、その検知結果に基づいてエアバッグ等の乗員保護装置を展開する。衝突の検知は、主に、車両に搭載された加速度センサ(Gセンサ)によって行われる。そして、加速度センサの検知結果が閾値を超えた場合、エアバッグが展開される。この乗員保護システムは、車両前方側に設置されるフロントセンサを含み、複数の加速度センサを有している場合がある。これは、エアバッグの誤展開を防ぐためである。例えば、車両には、衝突を検知するメインのセンサと、その冗長用のセーフィングセンサとが設置されている。この場合、乗員保護装置の展開は、メインセンサとセーフィングセンサのANDにより決定される。
一方、歩行者保護システムは、歩行者の衝突を検知し、その検知結果に基づいて歩行者を保護するための歩行者保護装置(例えば、アクティブフードやカウルエアバッグ)を展開する。歩行者保護システムは、例えば特開2007−261309号公報(特許文献1)に記載されている。
昨今、歩行者保護システムにおいても、乗員保護システム同様、誤展開防止の観点から、メインセンサに加えて、メインセンサとは別のセーフィングセンサを搭載しているものがある。メインセンサとしては、例えば圧力センサなどが考えられる。そして、セーフィングセンサとしては、加速度センサが用いられている。歩行者保護システムの加速度センサは、歩行者等の軽量物の衝突を検知するため、センサの性能(出力レンジや分解能)が乗員保護システムのセンサと大きく異なっている。この加速度センサは、例えばバンパレインフォースメントの中央部1箇所に設けられている。
特開2007−261309号公報
ここで、従来の歩行者保護システムにおいて、1つの加速度センサ(セーフィングセンサ)では、中央に1箇所であるため衝突場所によっては歩行者の衝突を検知できない虞がある。従って、2つの加速度センサを車両前方の左右両サイド2箇所に設置することが有効であると考えられる。これにより、歩行者の衝突をより確実に検知することができる。
しかしながら、加速度センサを1箇所増やすことにより、コストは高くなってしまう。特に、乗員保護システムと歩行者保護システムの両方(車両用衝突保護システム)を搭載した車両にあっては、各システムでメインセンサとセーフィングセンサとが必要であり、センサにかかるコストが大きくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、歩行者保護システムの検知精度を向上させることができ、かつ、コストの増大を抑制することができる車両用衝突保護システムを提供することを目的とする。
本発明の車両用衝突保護システムは、車両の衝突を検知可能な加速度センサであり車両前方側に配置されるフロントセンサと、少なくともフロントセンサが含まれるセンサ群による検知結果に基づいて展開される乗員保護装置と、を有する乗員保護システムと、車両前方側に配置され歩行者との衝突を検知可能なメインセンサと、車両前方側に配置される加速度センサでありメインセンサの冗長用に用いられるセーフィングセンサと、メインセンサとセーフィングセンサの検知結果に基づいて展開される歩行者保護装置と、を有する歩行者保護システムと、を備える車両用衝突保護システムにおいて、フロントセンサおよびセーフィングセンサは、1つの兼用加速度センサで兼用されており、兼用加速度センサは、車両前方側の少なくとも2箇所に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、乗員保護システムのフロントセンサと歩行者保護システムのセーフィングセンサとが1つの加速度センサで兼用されている。つまり、兼用加速度センサが、フロントセンサとセーフィングセンサの両方の役割を果たしている。そして、通常、フロントセンサは、車両前方側に少なくとも2箇所設置されている。従って、兼用加速度センサが車両前方側に少なくとも2箇所設けられることで、加速度センサを増設することなく、歩行者保護システムの精度を向上させることができる。つまり、本発明は、歩行者保護システムの検知精度を向上させることができ、かつ、コストの増大を抑制することができる
ここで、兼用加速度センサは、出力レンジが100G以上で、かつ、分解能の数値が0.5G/LSB(Least Significant Bit)以下の性能を有していることが好ましい。乗員保護システムでの衝突検知で必要となる加速度センサの出力レンジは、100Gである。歩行者保護システムで必要な出力レンジは、50G程度である。従って、少なくとも出力レンジが100G以上であれば、両方の測定は可能となる。
一方、歩行者保護システムの衝突検知で必要となる分解能(感度)の数値は、0.5G/LSBである。乗員保護システムで必要な分解能の数値は、1G/LSB程度である。従って、少なくとも分解能の数値が0.5G/LSB以下であれば、両方の測定は可能となる。なお、分解能の数値は、小さい値ほど高精度となる。
ここで、兼用加速度センサは、出力レンジが100G以上200G以下で、かつ、分解能の数値が0.2G/LSB以上0.5G/LSB以下の性能を有していることが好ましい。乗員保護システムで好適な出力レンジは、100G以上200G以下である。また、歩行者保護システムで好適な分解能の数値は、0.2G/LSB以上0.5G/LSB以下である。つまり、上記性能を有する加速度センサを用いることで、より確実に両方(フロントセンサとセーフィングセンサ)の機能を発揮できる。
本発明の車両用衝突保護システムによれば、歩行者保護システムの検知精度を向上させることができ、かつ、コストの増大を抑制することができる。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態の車両用衝突保護システム1について、図1および図2を参照して説明する。図1は、車両バンパおよび車両用衝突保護システム1を示す模式図である。図2は、兼用加速度センサ2の構成を示す図である。
まず、車両前方側にある車両バンパの主な構成について説明する。車両バンパは、図1に示すように、バンパカバーA、バンパレインフォースメントB、サイドメンバC、及びチャンバ部材6を主体として構成されている。
バンパカバーAは、車両前端にて車幅方向(左右方向)に延び、バンパレインフォースメントB及びチャンバ部材7を覆うように車体に取り付けられる樹脂(例えば、ポリプロピレン)製カバー部材である。
バンパレインフォースメントBは、バンパカバーA内に配設されて車幅方向に延びる金属製の構造部材であって、内部中央に梁が設けられた日の字状断面を有する中空部材である。
サイドメンバCは、車両の左右両側面近傍に位置して車両前後方向に延びる一対の金属製部材であり、その前端に上述したバンパレインフォースメントBが取り付けられる。チャンバ部材6については、後述する。
次に、第一実施形態の車両用衝突保護システム1について説明する。車両用衝突保護システム1は、2つの兼用加速度センサ2と、中央加速度センサ3と、エアバッグ4と、エアバッグECU5と、チャンバ部材6と、圧力センサ7と、歩行者保護ECU8と、歩行者保護装置9とを備えている。兼用加速度センサ2と、中央加速度センサ3と、エアバッグ4と、エアバッグECU5とが乗員保護システムを構成している。兼用加速度センサ2と、チャンバ部材6と、圧力センサ7と、歩行者保護ECU8と、歩行者保護装置9とが歩行者保護システムを構成している。
兼用加速度センサ2は、車両前方側に2つ設置されている。具体的には、車両前方側の両サイドメンバCにそれぞれ設置されている。兼用加速度センサ2は、エアバッグECU5および歩行者保護ECU8に接続されている。兼用加速度センサ2は、衝突を検知するとエアバッグECU5および歩行者保護ECU8に信号を発信する。兼用加速度センサ2について、具体的には後述する。
中央加速度センサ3は、車両中央部に設置された加速度センサである。中央加速度センサ3は、エアバッグECU5に接続されている。
エアバッグ(本発明における「乗員保護装置」に相当する)4は、エアバッグECU5からの指令により展開される。エアバッグECU5は、兼用加速度センサ2および中央加速度センサ3からの信号に基づいて、エアバッグ4の展開/非展開を決定する。具体的には、兼用加速度センサ2の少なくとも一方から送信される検知結果が乗員用閾値を超え、且つ、中央加速度センサ3から送信される検知結果が乗員用閾値を超えた場合、エアバッグ4が展開される。つまり、各兼用加速度センサ2と中央加速度センサ3とのAND回路により展開/非展開が決定される。兼用加速度センサ2は、乗員保護システムにおいて、フロントセンサとして機能する。なお、乗員用閾値とは、エアバッグ4を展開するか否かを判定するために設定された閾値である。
乗員保護システムでは、兼用加速度センサ2と中央加速度センサ3とからなるセンサ群の検知結果がそれぞれエアバッグECU5に送信され、検知結果に基づいてエアバッグECU5がエアバッグ4の展開/非展開を決定する。
チャンバ部材6は、バンパカバーA内でバンパレインフォースメントB前面に取り付けられる車幅方向に延びる略箱状の合成樹脂製部材であり、内部に厚さ数mmの壁面によって囲まれた略密閉状のチャンバ空間が形成されている。
圧力センサ7は、チャンバ部材6に取り付けられている。圧力センサ7は、歩行者保護ECU8に接続されている。圧力センサ7は、チャンバ空間の圧力変化を検出する。衝突によりチャンバ部材6が変形し、チャンバ空間の圧力が変化すると、圧力センサ7がそれを検知する。検知結果は、歩行者保護ECU8に送信される。圧力センサ7は、より直接的に歩行者の衝突を検知できるため、歩行者保護システムのメインセンサとして配置されている。
歩行者保護ECU8は、圧力センサ7および兼用加速度センサ2からの信号を受信し、それら検知結果に基づいて歩行者保護装置9の展開/非展開を決定する。具体的に、歩行者保護ECU8は、圧力センサ7からの検知結果が歩行者用閾値を超え、かつ、兼用加速度センサ2の少なくとも一方からの検知結果が歩行者用閾値を超えた場合に歩行者保護装置9を展開させる。つまり、圧力センサ7と各兼用加速度センサ2とのAND回路により、歩行者保護装置9の展開/非展開は決定される。
兼用加速度センサ2は、歩行者保護システムにおいては、メインセンサ(圧力センサ7)に対するセーフィングセンサとして機能する。なお、歩行者用閾値とは、歩行者保護装置9を展開するか否かを判定するために設定された閾値であり、乗員用閾値より小さい値である。歩行者保護装置9は、例えば、アクティブフードやカウルエアバッグである。
上記のように、兼用加速度センサ2は、車両前方側の2箇所に設置されている。そして、各兼用加速度センサ2は、乗員保護システムのフロントセンサの役割と、歩行者保護システムのセーフィングセンサの役割とを果たしている。つまり、車両用衝突保護システム1は、1つの兼用加速度センサ2で、乗員保護システムのフロントセンサと歩行者保護システムのセーフィングセンサとを兼用している。
ここで、兼用加速度センサ2についてさらに説明する。図2に示すように、兼用加速度センサ2は、エレメント21と、増幅器22と、通信IC23とを有している。エレメント21は、加速度の変化に応じて変位し、当該変位に応じて微弱な電圧を発生する。エレメント21の出力レンジ(最大値)は、200Gとなっている。乗員保護システムで必要な出力レンジは100Gであり、歩行者保護システムで必要な出力レンジは50Gである。従って、エレメント21は、両システムに対応可能である。
増幅器22は、エレメント21に接続されており、エレメント21が発する微弱電圧を増幅する。エレメント21と増幅器22は、GセンサICとして、同一パッケージ内に配置されている。
通信IC23は、増幅器22に接続されており、増幅器22からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換機能を有している。換言すると、通信IC23は、AD変換器を有している。そして、通信IC23は、変換したデジタル信号を各ECU5、8に送信する。
ここで、通信IC23におけるAD変換の分解能(感度)は、0.2G/LSBとなっている。歩行者保護システムでは、歩行者等の軽量物の衝突を検知しなければならない。例えば、センサは、衝突と車両の振動との区別を確実に行えなければならない。歩行者保護システムでは、乗員保護システムよりも高分解能(高感度)な0.5G/LSBの分解能が必要である。通信IC23は、0.5G/LSB以下であり、両システムに対応可能となっている。好ましくは、兼用加速度センサ2は、出力レンジが100G以上200G以下で、かつ、分解能の数値が0.2G/LSB以上0.5G/LSB以下の性能を有しているほうがよい。
以上、第一実施形態の車両用衝突保護システム1は、フロントセンサとセーフィングセンサとを1つの兼用加速度センサ2で兼用する構成となっている。これにより、車両前方側の両サイド(2箇所)に歩行者保護システムのセーフィングセンサが設置され、歩行者保護システムの精度は向上する。さらに、上記構成により加速度センサの数量が増えることはないため、コストの増大は抑制される。
なお、乗員保護システムにおいて、エアバッグECU5に接続されるセンサ群は、兼用加速度センサ2(フロントセンサ)を含むものであればよい。例えば、センサ群が兼用加速度センサ2のみであってもよく、中央加速度センサ3以外の加速度センサ(リアセンサ等)を含んでもよい。
また、歩行者保護システムにおいて、メインセンサは、圧力センサ7に限られない。例えば、光センサ、光学カメラ、または、高精度な加速度センサがメインセンサであってもよい。また、兼用加速度センサ2の設置位置は上記に限らず、バンパレインフォースメントCの両サイドに設置されてもよい。
<第二実施形態>
第二実施形態の車両用衝突保護システムについて、図3および図4を参照して説明する。図3は、兼用加速度センサ20の構成を示す図である。図4は、兼用加速度センサ20の変形例を示す図である。第二実施形態では、兼用加速度センサが第一実施形態の構成と異なっている。従って、兼用加速度センサについて説明する。
図3に示すように、第二実施形態の兼用加速度センサ20は、第一エレメント201と、第二エレメント202と、第一増幅器203と、第二増幅器204と、通信IC205とを有している。第一エレメント201は、出力レンジが200Gとなっている。第二エレメント202は、出力レンジが50Gとなっている。第一増幅器203は、第一エレメント201および通信IC205に接続されている。第二増幅器204は、第二エレメント202および通信IC205に接続されている。
通信IC205は、第一増幅器203からのアナログ信号を分解能2G/LSBでデジタル信号に変換する。また、通信IC205は、第二増幅器204からのアナログ信号を分解能0.5G/LSBでデジタル信号に変換する。換言すると、第一増幅器203には分解能2G/LSBの第一AD変換器205aが接続され、第二増幅器204には分解能0.5G/LSBの第二AD変換器205bが接続されている。
通信IC205は、デジタル信号を各ECUに送信する。このとき、各デジタル信号には、第一エレメント201からの信号か第二エレメント202からの信号かを区別可能な情報が加えられている。第一エレメント201の信号は乗員保護システムで用いられ、第二エレメント202の信号は歩行者保護システムで用いられる。
上記(図3)では、第一エレメント201と第一増幅器203とを一つのパッケージ内に配置してGセンサICとしている。しかし、図4に示すように、両エレメント201、202および両増幅器203、204を一つのパッケージ内に配置してGセンサICとしてもよい。この場合パッケージが1つでよくコスト削減が可能である。
以上、第二実施形態の兼用加速度センサ20を用いても、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第三実施形態>
第二実施形態の車両用衝突保護システムについて、図5および図6を参照して説明する。図5は、兼用加速度センサ210の構成を示す図である。図6は、兼用加速度センサ210の変形例を示す図である。第二実施形態では、兼用加速度センサが第一実施形態の構成と異なっている。従って、兼用加速度センサについて説明する。
図5に示すように、第三実施形態の兼用加速度センサ210は、エレメント211と、第一増幅器212と、第二増幅器213と、通信IC214とを有している。エレメント211は、出力レンジが200Gとなっている。第一増幅器212は、エレメント211および通信IC214に接続されている。第一増幅器212の増幅率は10倍となっている。
第二増幅器213は、エレメント211および通信IC214に接続されている。第二増幅器213の増幅率は40倍となっている。これにより、第二増幅器213を介した信号は、第一増幅器212を介した信号よりも4倍大きな値となる。第二増幅器213を介すことで、Gの小さい領域が検知しやすくなり、逆に大きい領域は飽和させることができる。つまり、第二増幅器213が配置されたことで、兼用加速度センサ210は、出力レンジが小さいエレメント(50G)を用いたときと同様に作用する。
通信IC214は、第一増幅器212からのアナログ信号を分解能2G/LSBでデジタル信号に変換する。また、通信IC214は、第二増幅器213からのアナログ信号を分解能0.5G/LSBでデジタル信号に変換する。換言すると、第一増幅器212には分解能2G/LSBの第一AD変換器214aが接続され、第二増幅器213には分解能0.5G/LSBの第二AD変換器214bが接続されている。
通信IC214は、デジタル信号を各ECUに送信する。このとき、各デジタル信号には、第一AD変換器214aからの信号か第二AD変換器214bからの信号かを区別可能な情報が加えられている。第一AD変換器214aの信号は乗員保護システムで用いられ、第二AD変換器214bの信号は歩行者保護システムで用いられる。
これにより、第三実施形態においても、第一実施形態同様の効果を得ることができる。なお、兼用加速度センサ210は、図6に示すような構成であってもよい。すなわち、第二増幅器213は、第一増幅器212に接続され、通信IC214内に配置されている。第二増幅器213は、第一増幅器212からの信号を4倍に増幅する。この構成であっても上記同様の効果が得られる。
車両バンパおよび車両用衝突保護システム1を示す模式図である。 兼用加速度センサ2の構成を示す図である。 兼用加速度センサ20の構成を示す図である。 兼用加速度センサ20の変更例を示す図である。 兼用加速度センサ210の構成を示す図である。 兼用加速度センサ210の変更例を示す図である。
符号の説明
1:車両用衝突保護システム
2、20、210:兼用加速度センサ
21:エレメント、 22:増幅器、 23:通信IC、
201:第一エレメント、 202:第二エレメント、
203:第一増幅器、 204:第二増幅器、
205:通信IC、 205a:第一AD変換器、 205b:第二AD変換器、
211:エレメント、 212:第一増幅器、 213:第二増幅器、
214:通信IC、 214a:第一AD変換器、 214b:第二AD変換器、
3:中央加速度センサ、 4:エアバッグ(乗員保護装置)、
5:エアバッグECU、 6:チャンバ部材、 7:圧力センサ、
8:歩行者保護ECU、 9:歩行者保護装置、
A:バンパカバー、 B:バンパレインフォースメント、 C:サイドメンバ

Claims (6)

  1. 車両の衝突を検知可能な加速度センサであり車両前方側に配置されるフロントセンサと、少なくとも前記フロントセンサが含まれるセンサ群による検知結果に基づいて展開される乗員保護装置と、を有する乗員保護システムと、
    車両前方側に配置され歩行者との衝突を検知可能なメインセンサと、車両前方側に配置される加速度センサであり前記メインセンサの冗長用に用いられるセーフィングセンサと、前記メインセンサと前記セーフィングセンサの検知結果に基づいて展開される歩行者保護装置と、を有する歩行者保護システムと、
    を備える車両用衝突保護システムにおいて、
    前記フロントセンサおよび前記セーフィングセンサは、1つの兼用加速度センサで兼用されており、
    前記兼用加速度センサは、車両前方側の少なくとも2箇所に配置されていることを特徴とする車両用衝突保護システム。
  2. 前記兼用加速度センサは、出力レンジが100G以上で、かつ、分解能の数値が0.5G/LSB以下の性能を有している請求項1に記載の車両用衝突保護システム。
  3. 前記兼用加速度センサは、出力レンジが100G以上200G以下で、かつ、分解能の数値が0.2G/LSB以上0.5G/LSB以下の性能を有している請求項1に記載の車両用衝突保護システム。
  4. 前記兼用加速度センサは、
    加速度の変化により変位し、出力レンジが100G以上であるエレメントと、
    前記エレメントの変位により生ずる電圧を増幅する増幅器と、
    分解能の数値が0.5G/LSB以下であり、前記増幅器からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、
    を備える請求項1に記載の車両用衝突保護システム。
  5. 前記兼用加速度センサは、
    加速度の変化により変位し、出力レンジが100G以上であるエレメントと、
    前記エレメントの変位により生ずる電圧を増幅する第一増幅器と、
    前記エレメントの変位により生ずる電圧を前記第一増幅器よりも大きく増幅する第二増幅器と、
    前記第一増幅器からのアナログ信号を前記乗員保護システムで用いられるデジタル信号に変換する第一AD変換器と、
    分解能の数値が0.5G/LSB以下であり、前記第二増幅器からのアナログ信号を前記歩行者保護システムで用いられるデジタル信号に変換する第二AD変換器と、
    を備える請求項1に記載の車両用衝突保護システム。
  6. 前記兼用加速度センサは、
    加速度の変化により変位し、出力レンジが100G以上であるエレメントと、
    前記エレメントの変位により生ずる電圧を増幅する第一増幅器と、
    前記第一増幅器で増幅された電圧をさらに増幅する第二増幅器と、
    前記第一増幅器からのアナログ信号を前記乗員保護システムに用いられるデジタル信号に変換する第一AD変換器と、
    分解能の数値が0.5G/LSB以下であり、前記第二増幅器からのアナログ信号を前記歩行者保護システムで用いられるデジタル信号に変換する第二AD変換器と、
    を備える請求項1に記載の車両用衝突保護システム。
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