JP2018114813A - 車両用ウインドウ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の外観の意匠性を向上させつつウインドウ周りの構成の複雑化を抑制することができると共に、安定した状態でウインドウを支持することができる車両用ウインドウ取付構造を得る。【解決手段】ヒンジ部30によってリヤサイドドア12に対して回動可能とされたウインドウガラス28とリヤサイドドア12とが弾性変形可能な弾性体56で連結されている。そして、弾性体56は、ウインドウガラス28の回動軸Lの軸方向から見て少なくとも一部が、ウインドウガラス28とヒンジ部30の第1取付壁部30Aとの間に介在する接合部34と重なる位置に配置されている。このため、ウインドウガラス28を接合部34のみでなく弾性体56によっても支持することができ、その結果、ウインドウガラス28が回動するときに、ウインドウガラス28と第1取付壁部30Aとの間に介在する接合部34に応力が発生することを抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ウインドウ取付構造に関する。
下記特許文献1には、車両用樹脂ウインドと機能部品等の締結構造に関する発明が開示されている。この車両用樹脂ウインドと機能部品等の締結構造では、ウインドウがサンルーフハウジングにヒンジを介して回動可能に支持されている。そして、ウインドウを支持するヒンジは、その一方側のヒンジ片がサンルーフハウジングに締結されたボルトで固定されている。また、ヒンジの他方側のヒンジ片は、ウインドウに一体的に設けられた筒形ボスに熱圧入された鍔付きナットに締結されたボルトで固定されている。
このため、下記特許文献1に記載された先行技術では、ウインドウの取り付けに用いられる部品が、このウインドウの意匠面側に露出するのを抑制することができる。
特開平11−078533号公報
しかし、上記特許文献1に記載された先行技術による場合、車両の外観の意匠性を向上させることができる一方で、ウインドウ周りの構成が複雑化することが考えられる。つまり、上記特許文献1に記載された先行技術は、車両の外観の意匠性を向上させつつウインドウ周りの構成の複雑化を抑制するという点において改善の余地がある。
上記を鑑みて、ウインドウにヒンジの他方側のヒンジ片を接着剤等による接合部で接合させるような構成も考えられるが、このような構成とする場合、ウインドウが回動するときに、この接合部に応力が発生することが考えられる。つまり、ウインドウを安定した状態で支持するという点においては課題が残ることとなる。
本発明は上記事実を考慮し、車両の外観の意匠性を向上させつつウインドウ周りの構成の複雑化を抑制することができると共に、安定した状態でウインドウを支持することができる車両用ウインドウ取付構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両用ウインドウ取付構造は、車体に対して回動可能なドアに設けられた開口部を車両外側から覆うことが可能なウインドウと、前記ウインドウを前記ドアに対して回動可能に支持し、当該ウインドウにおける当該ウインドウの回動軸側の端部における当該ドア側の面に接合部を介して取り付けられた第1取付壁部と、当該ドアに締結部材で締結された第2取付壁部と、当該第1取付壁部と当該第2取付壁部とを当該回動軸側で繋ぐと共に弾性変形可能な連結壁部と、を備えたヒンジ部と、前記回動軸の軸方向から見て少なくとも一部が前記接合部と重なる位置に配置されていると共に前記ウインドウと前記ドアとを連結する弾性変形可能な弾性体と、を有している。
請求項1に記載の本発明によれば、車体に対して回動可能なドアに開口部が設けられており、当該開口部を覆うことが可能なウインドウが、ヒンジ部を介して当該ドアに対して回動可能に支持されている。このため、ウインドウによってドアの開口部の開閉を行うことができる。
詳しくは、ウインドウの回動軸側の端部におけるドア側の面には、ヒンジ部に設けられた第1取付壁部が接合部を介して取り付けられている。一方、ヒンジ部に設けられた第2取付壁部は、ドアに締結部材で締結されている。そして、第1取付壁部と第2取付壁部とは、弾性変形可能な連結壁部によって、ウインドウの回動軸側で繋がれている。このため、ウインドウは、連結壁部が弾性変形することによってドアに対して回動することが可能となっている。
ところで、上記構成によれば、ウインドウの取り付けに用いられる部品が、当該ウインドウの意匠面側に露出するのを抑制することができる。また、ウインドウをヒンジ部に取り付けるのに締結部材等を用いる場合と比し、ウインドウ周りの構成を簡略化することができる。しかしながら、ウインドウが回動するときに、当該ウインドウと第1取付壁部との接合部に応力が発生することが考えられる。つまり、ウインドウを安定した状態で支持するという点においては課題が残ることとなる。
ここで、本発明では、ウインドウとドアとが弾性変形可能な弾性体で連結されていると共に、当該弾性体は、ウインドウの回動軸の軸方向から見て少なくとも一部が、ウインドウと第1取付壁部との間に介在する接合部と重なる位置に配置されている。このため、ウインドウを接合部のみでなく弾性体によっても支持することができる。また、弾性体は、ウインドウの回動に対応して弾性変形することが可能であるため、当該ウインドウが回動するときも当該弾性体によって当該ウインドウを支持することができる。その結果、本発明では、ウインドウが回動するときに、当該ウインドウと第1取付壁部との間に介在する接合部に応力が発生することを抑制することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る車両用ウインドウ取付構造は、車両の外観の意匠性を向上させつつウインドウ周りの構成の複雑化を抑制することができると共に、安定した状態でウインドウを支持することができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係る車両用ウインドウ取付構造が適用されたリヤサイドドアの要部の構成を示す拡大断面図(図4の二点鎖線で囲まれた部分の拡大図)である。 本実施形態に係る車両用ウインドウ取付構造が適用されたリヤサイドドアにおけるウインドウの可動範囲を示す断面図であり、(A)はウインドウでリヤサイドドアの開口部が閉塞されているときの状態を示しており、(B)はウインドウが回動してリヤサイドドアが開放されているときの状態を示している。 本実施形態に係る車両用ウインドウ取付構造が適用されたリヤサイドドアにおけるヒンジ部周辺の構成を示す拡大断面図(図5の3−3線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係る車両用ウインドウ取付構造が適用されたリヤサイドドアの構成を示す断面図(図5の4−4線に沿って切断した状態を示す断面図)である。 本実施形態に係る車両用ウインドウ取付構造が適用されたリヤサイドドアの構成を示す車両幅方向外側から見た側面図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明に係る車両用ウインドウ取付構造の実施形態の一例について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印OUTは車両幅方向外側を示している。
まず、図5を用いて、本実施形態に係る車両用ウインドウ取付構造が適用されたドアとしての「リヤサイドドア12」を備えた「車両10」の概略構成について説明する。なお、本実施形態では、車両10は、基本的に左右対称の構成とされているため、以下では、車両10の車両幅方向左側の部分の構成について主に説明し、車両幅方向右側の部分の構成については、適宜説明を省略することとする。この車両10は、上述したように、リヤサイドドア12と、当該リヤサイドドア12が取り付けられた「車体14」とを含んで構成されている。
車体14は、当該車体14の車両上方側の一部を構成すると共に車両前後方向に延在するルーフサイドレール16と、当該車体14の車両下方側の一部を構成すると共に車両前後方向に延在する図示しないロッカとを含んで構成されている。また、車体14の側部には、ルーフサイドレール16とロッカとを連結するセンタピラー18及びリヤピラー20が設けられている。詳しくは、センタピラー18は、車両上下方向に延在していると共に、ルーフサイドレール16の車両前後方向中央部とロッカの車両前後方向中央部とを繋いでいる。一方、リヤピラー20は、車両上下方向に延在していると共に、ルーフサイドレール16の車両後方側の部分とロッカの車両後方側の部分とを車両上下方向に繋いでいる。そして、車体14の側部には、ルーフサイドレール16、ロッカ、センタピラー18及びリヤピラー20で仕切られていると共に、リヤサイドドア12で開閉される車両幅方向から見て略矩形状の図示しないドア開口部が形成されている。
リヤサイドドア12は、ドア開口部を閉塞した状態(リヤサイドドア12が閉じた状態)において、その幅方向(ドア幅方向)が車両前後方向と一致し、その厚さ方向(ドア厚さ方向)が車幅方向と一致する。なお、以下の説明で用いるドア幅方向及びドア厚さ方向は、何れもリヤサイドドア12が閉じた状態での方向を指している。
このリヤサイドドア12は、当該リヤサイドドア12の車両幅方向外側の部分を構成するドアアウタパネル22と、当該リヤサイドドア12の車両幅方向内側の部分を構成するドアインナパネル24とを含んで構成されている。ドアアウタパネル22及びドアインナパネル24は、車両上下方向及び車両前後方向に延在すると共に車両幅方向から見て車両上下方向を長手方向とされた板状に構成されている。そして、ドアアウタパネル22の周縁部とドアインナパネル24の周縁部とは、ヘミング加工によって接合されている。
ここで、本実施形態では、リヤサイドドア12の車両上方側の部分に、車両幅方向から見てドア幅方向を長手方向とされた略台形状の「開口部26」が設けられており、当該開口部26がウインドウとしての「ウインドウガラス28」に車両外側から覆われている。そして、本実施形態では、このウインドウガラス28のリヤサイドドア12への取付構造に特徴がある。以下、本実施形態の要部を構成するウインドウガラス28の取付構造について詳細に説明していくこととする。なお、以下では、リヤサイドドア12とウインドウガラス28とを別体として扱っているが、ウインドウガラス28は、リヤサイドドア12の一部を構成していると見なしてもよい。また、特に断りの無い限り、ウインドウガラス28が開口部26を閉塞した状態で説明していくこととする。
図3〜図5に示されるように、ウインドウガラス28は、開口部26よりも一回り大きい板状に構成されており、その長手方向をドア幅方向とされていると共に、その厚さ方向をドア厚さ方向とされた状態で配置されている。また、ウインドウガラス28の車両前方側の部分は、「ヒンジ部30」を介してリヤサイドドア12に支持されており、ウインドウガラス28の車両後方側の部分は、ポップロック32(ロック部)を介してリヤサイドドア12に支持されている。
ヒンジ部30は、ウインドウガラス28の車両前方側の「端部28A」に沿ってかつ所定の間隔をあけて2箇所に設けられていると共に、「第1取付壁部30A」、「第2取付壁部30B」及び「連結壁部30C」を含んで、ステンレス製の板材で構成されている。
第1取付壁部30Aは、車両幅方向から見て、その車両後方側の周縁部の中央部が車両前方側に凹んだ板状に構成されている。この第1取付壁部30Aは、ウインドウガラス28の端部28Aにおけるリヤサイドドア12側の「面28A1」に接着剤等による「接合部34」を介して取り付けられている。
第2取付壁部30Bは、車両幅方向から見て車両前方側の部分に従って拡幅された台形状の部分と、この部分から矩形状に延びる部分とを含む六角形の板状に構成されている。この第2取付壁部30Bには、締結部材としての「スタッドボルト36」が、その軸部をリヤサイドドア12側とされた状態で図示しない溶接等による接合部で接合されている。また、リヤサイドドア12には、スタッドボルト36に対応する被挿通部38が形成されており、スタッドボルト36の軸部は、当該被挿通部38に挿通されている。そして、スタッドボルト36の軸部に、車両幅方向内側から締結部材としての「ナット40」が取り付けられることで、第2取付壁部30Bがリヤサイドドア12に締結されている。
連結壁部30Cは、ウインドウガラス28の端部28Aに沿う方向から見た断面形状が車両前方側に凸となるU字状とされた板状に構成されていると共に、第1取付壁部30Aの車両前方側の周縁部と第2取付壁部30Bの車両前方側の周縁部とを繋いでいる。この連結壁部30Cは、弾性変形可能とされており、当該連結壁部30Cが弾性変形することで、ウインドウガラス28は、回動軸Lを中心としてリヤサイドドア12に対して回動することが可能となっている。つまり、上記構成のヒンジ部30は、ウインドウガラス28の回動軸L側の端部28Aに取り付けられていると共に、連結壁部30Cは、第1取付壁部30Aと第2取付壁部30Bとを回動軸L側で繋いでいると見なすこともできる。
一方、ポップロック32は、締結部材42、取付部44、リンク部46及びベース部48を含んで構成されている。締結部材42は、車両幅方向外側からウインドウガラス28の被挿通部50に挿入されてウインドウガラス28の車両幅方向内側に配置された取付部44に締結されており、ウインドウガラス28は、締結部材42と取付部44とに挟持された状態となっている。
リンク部46は、取付部44とベース部48とを連結していると共に、複数のリンク部材52を含んで構成されており、これらのリンク部材52が相対的に回動することで伸縮可能とされている。そして、リンク部46が最も縮んだ状態では、ウインドウガラス28が開口部26を閉塞した状態で当該リンク部46がロックされるようになっている。一方、リンク部46が最も伸びた状態では、ウインドウガラス28が回動されて開口部26が開放された状態で当該リンク部46がロックされるようになっている。
なお、図1にも示されるように、リヤサイドドア12の開口部26の周縁を構成するフランジ部12Aには、当該フランジ部12Aに沿う環状となるようにウェザーストリップ54が配置されている。このウェザーストリップ54は、断面U字状に形成されていると共にフランジ部12Aに係止される係止部54Aと、係止部54Aと一体に形成されて車両幅方向外側に膨出された円形状断面の中空シール部54Bとを含んで構成されている。そして、ウインドウガラス28が開口部26を閉塞した状態では、当該ウインドウガラス28がウェザーストリップ54の中空シール部54Bに当接されることで位置決めされるようになっている。つまり、ウェザーストリップ54は、シール部材としてのみでなく位置決め部材としても機能している。
さらに、本実施形態では、図1及び図5にも示されるように、ウインドウガラス28の端部28Aが、弾性変形可能な「弾性体56」によっても支持されている。この弾性体56は、ウレタン接着剤等の弾性や柔軟性を有する接着剤で略四角柱状に構成されており、ウインドウガラス28とリヤサイドドア12とを連結している。より詳しくは、弾性体56は、その長手方向を回動軸Lの軸方向とされて、車両幅方向から見てヒンジ部30間にウインドウガラス28の端部28Aに沿ってかつ当該ヒンジ部30に対して所定の間隔をあけて2箇所に設けられている。また、図3にも示されるように、弾性体56は、回動軸Lの軸方向から見て、少なくとも一部が、ウインドウガラス28とヒンジ部30とを接合している接合部34と重なる位置に配置されている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、図4及び図5に示されるように、車体14に対して回動可能なリヤサイドドア12に開口部26が設けられており、当該開口部26を覆うことが可能なウインドウガラス28が、ヒンジ部30を介して当該リヤサイドドア12に対して回動可能に支持されている。このため、ウインドウガラス28によってリヤサイドドア12の開口部26の開閉を行うことができる。
詳しくは、図3に示されるように、ウインドウガラス28の回動軸L側の端部28Aにおけるリヤサイドドア12側の面28A1には、ヒンジ部30に設けられた第1取付壁部30Aが接合部34を介して取り付けられている。一方、ヒンジ部30に設けられた第2取付壁部30Bは、リヤサイドドア12にスタッドボルト36及びナット40で締結されている。そして、第1取付壁部30Aと第2取付壁部30Bとは、弾性変形可能な連結壁部30Cによって、回動軸L側で繋がれている。このため、ウインドウガラス28は、連結壁部30Cが弾性変形することによってリヤサイドドア12に対して回動することが可能となっている。
ところで、上記構成によれば、ウインドウガラス28の取り付けに用いられる部品が、当該ウインドウガラス28の意匠面側に露出するのを抑制することができる。また、ウインドウガラス28をヒンジ部30に取り付けるのに締結部材等を用いる場合と比し、ウインドウガラス28周りの構成を簡略化することができる。しかしながら、ウインドウガラス28が回動するときに、ウインドウガラス28と第1取付壁部30Aとの接合部34に応力が発生することが考えられる。つまり、ウインドウガラス28を安定した状態で支持するという点においては課題が残ることとなる。
ここで、本実施形態では、図1に示されるように、ウインドウガラス28とリヤサイドドア12とが弾性変形可能な弾性体56で連結されている。そして、弾性体56は、ウインドウガラス28の回動軸Lの軸方向から見て少なくとも一部が、ウインドウガラス28と第1取付壁部30Aとの間に介在する接合部34と重なる位置に配置されている(図3参照)。このため、図2(A)に示されるように、開口部26を閉塞した状態のウインドウガラス28を接合部34のみでなく弾性体56によっても支持することができる。また、弾性体56は、ウインドウガラス28の回動に対応して弾性変形することが可能であるため、図2(B)に示されるように、ウインドウガラス28が回動するときも弾性体56によってウインドウガラス28を支持することができる。つまり、弾性体56は、ウインドウガラス28が開閉するときのヒンジとしても機能している。
その結果、本実施形態では、ウインドウガラス28が回動するときに、ウインドウガラス28と第1取付壁部30Aとの間に介在する接合部34に応力が発生することを抑制することができる。したがって、本実施形態では、車両10の外観の意匠性を向上させつつウインドウガラス28周りの構成の複雑化を抑制することができると共に、安定した状態でウインドウガラス28を支持することができる。
また、弾性体56は、完成車両にも取り付けることが可能であるため、ヒンジ部30やこれに類似した部品を用いている車両に弾性体56を追加し、ウインドウガラスの保持力を高めることも可能である。なお、上述した実施形態では、リヤサイドドア12に本実施形態に係る車両用ウインドウ取付構造を適用したが、当該車両用ウインドウ取付構造は、バックドア等にも適用することが可能である。また、本実施形態に係る車両用ウインドウ取付構造は、ガラス製のウインドウを備えたドアのみでなく、樹脂製等ガラス以外の材質で構成されたウインドウを備えたドアにも適用可能である。
10 車両
12 リヤサイドドア(ドア)
14 車体
26 開口部
28 ウインドウガラス(ウインドウ)
28A 端部(ウインドウの回動軸側の端部)
28A1 面(端部におけるドア側の面)
30 ヒンジ部
30A 第1取付壁部
30B 第2取付壁部
30C 連結壁部
34 接合部
36 スタッドボルト(締結部材)
40 ナット(締結部材)
56 弾性体
L 回動軸

Claims (1)

  1. 車体に対して回動可能なドアに設けられた開口部を車両外側から覆うことが可能なウインドウと、
    前記ウインドウを前記ドアに対して回動可能に支持し、当該ウインドウにおける当該ウインドウの回動軸側の端部における当該ドア側の面に接合部を介して取り付けられた第1取付壁部と、当該ドアに締結部材で締結された第2取付壁部と、当該第1取付壁部と当該第2取付壁部とを当該回動軸側で繋ぐと共に弾性変形可能な連結壁部と、を備えたヒンジ部と、
    前記回動軸の軸方向から見て少なくとも一部が前記接合部と重なる位置に配置されていると共に前記ウインドウと前記ドアとを連結する弾性変形可能な弾性体と、
    を有する車両用ウインドウ取付構造。
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