JP2018113420A - 発光装置及び発光装置を用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射部材及び光学部材を有する発光装置において、所望の配光分布特性を得やすくすることを可能とする。【解決手段】基板(11)と、基板上に実装された発光素子(12)と、発光素子の周囲を覆う様に基板上に配置された反射部材(13)と、発光素子の上方に配置され、発光素子と対向する面に凸形状を有する凸レンズ(14A)を含む光学部材(14)と、を有し、反射部材の発光素子側の面は、発光素子の上面(12A)の中心(12B)を通る法線を回転軸として形成される下方に凸の回転放物面の一部からなる第1放物面(13D)、及び、回転軸により形成される下方に凸の他の回転放物面の一部からなり、第1放物面の上部に配置された第2放物面(13E)を有し、第1放物面の第1焦点(f1)の位置が第2放物面の第2焦点(f2)の位置より下方に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、発光素子を有する発光装置及び発光装置を用いた撮像装置に関する。
LED(light-emitting diode)素子等の発光素子を利用した発光装置が、携帯端末等におけるカメラのフラッシュ装置、カラー表示装置のバックライト、照明等に広く利用されている。
特に、近年、発光素子の周囲を反射部材で覆い、発光素子の側方への発光を上方に反射させつつ、発光素子の上方をレンズ等の光学部材で覆い、上方向への集光性を高めた発光装置が利用されている。
例えば、特許文献1には、基材上に、LED素子と、LED素子の周りに設けられ、LED素子からの光を所定方向に反射させるリフレクタとを有し、リフレクタ上にレンズが設けられた照明装置が記載されている。特に、特許文献1に係る発明では、輝度や色度の光学的な均一性を向上させるため、レンズ材の上面の表面形状によって、表面実装型の放射角度分布をある放射角度分布へ変換する。
特開2010−62305号公報
しかしながら、レンズ形状の工夫だけでは、所望の配光分布特性を得ることが困難な場合がある。
本発明の目的は、反射部材及び光学部材を有する発光装置において、所望の配光分布特性を得やすくすることである。
本発明に係る発光装置は、基板と、基板上に実装された発光素子と、発光素子の周囲を覆う様に基板上に配置された反射部材と、発光素子の上方に配置され、発光素子と対向する面に凸形状を有する凸レンズを含む光学部材と、を有し、反射部材の発光素子側の面は、発光素子の上面の中心を通る法線を回転軸として形成される下方に凸の回転放物面の一部からなる第1放物面、及び、回転軸により形成される下方に凸の他の回転放物面の一部からなり、第1放物面の上部に配置された第2放物面を有し、第1放物面の第1焦点の位置が第2放物面の第2焦点の位置より下方に配置されている、ことを特徴とする。
本発明に係る発光装置では、発光素子の上面は、第1焦点より上方かつ第2焦点より下方に配置されることが好ましい。
本発明に係る発光装置では、光学部材は、発光素子の上面に平行な平面部を凸形状の周囲に更に有し、発光素子は、発光素子の上面から射出された光が第2放物面で反射した後、平面部に入射する位置に配置されることが好ましい。
本発明に係る発光装置では、光学部材は、発光素子と対向する面の裏面に、発光素子の上面に対して同一方向に所定の角度を成す複数の斜面を含むプリズム部を更に有することが好ましい。
本発明に係る発光装置では、プリズム部は、第1角度を成す斜面を含む第1プリズム部と、第1角度より大きな角度である第2角度を成す斜面を含む第2プリズム部と、を含み、回転軸は第2プリズム部と交差し、第2プリズム部の中心は、回転軸に対して、第1プリズム部の斜面の法線が回転軸に対して傾く方向に配置されることが好ましい。
本発明に係る撮像装置は、前述の発光装置と、発光装置と同一面に配置される撮像部と、を有し、撮像部は、発光装置に対して、プリズム部の斜面の法線が回転軸に対して傾く方向と反対方向に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、反射部材及びレンズを有する発光装置において、所望の配光分布特性を得やすくなる。
(A)は第1の実施形態に係る発光装置10の斜視図であり、(B)はその平面図である。 (A)、(B)は反射部材13の斜視図である。 (A)は図1(A)のA−A’線断面図であり、(B)は比較例の発光装置10´における断面図である。 (A)、(B)は光学部材14の斜視図である。 (A)、(B)は発光装置10の出射する光の強度を測定する方法を示す図である。 (A−1)、(A−2)、(B)はシミュレーション結果を示す図である。 (A)、(B)、(C)は光の経路別に発光分布特性を示す図である。 (A)は第2の実施形態に係る発光装置20の斜視図であり、(B)はその断面図であり、(C)はその平面図である。 (A)は発光装置20の変形例の断面図であり、(B)は第1プリズム部24D及び第2プリズム部24Eの拡大図である。 (A)、(B)、(C)は発光装置20及びその変形例におけるシミュレーション結果を示す図である。 (A)は撮像装置30の正面図であり、(B)、(C)は顔認証のための撮像を行う場面の平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る発光装置について詳細に説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
<第1の実施形態>
図1(A)は、第1の実施形態に係る発光装置10の模式的な斜視図である。また、図1(B)は、発光装置10を上方向から見た平面図である。
発光装置10は、基板11と、反射部材13と、光学部材14と、図1に図示しない発光素子12と、を有する。
図2(A)は、光学部材14を外した状態の反射部材13を斜め上方向から見た斜視図であり、図2(B)は、光学部材14を外した状態の反射部材13を他の方向から見た斜視図である。
基板11は、発光素子12が表面上に実装される、例えばガラスエポキシ基板や、BTレジン基板、セラミックス基板、メタルコア基板などの絶縁性基板である。基板11上には、アノード電極11A、カソード電極11B及び回路パターン等が形成された配線層が形成される。アノード電極11Aは、Agペーストなどの導電性接着材料を介して発光素子12と接続され、カソード電極11Bは、ワイヤボンディングによるワイヤ11Cを介して発光素子12と接続される。アノード電極11A及びカソード電極11Bは、外部のDC(Direct Current)電源に接続されるように、基板11を介して基板11の下面(配線層が形成される面と反対側の面)側まで延伸している。
発光素子12は、青色系の半導体発光素子(青色LED素子)であり、基板11上に実装される。発光素子12には、例えば発光波長域が440〜455nmのInGaN系化合物半導体などが用いられる。発光素子12は矩形状に形成されている。発光装置10から白色光を発光させる場合は、発光素子12の発光面等に黄色の蛍光体層を載置してもよい。蛍光体層は透明接着剤を用いた接着等により発光素子12の発光面に固着されてもよいし、他の位置に配置されてもよい。本実施形態の発光素子12はその上面から発光し、側面からは発光しないが、側面からも発光する発光素子12を用いてもよい。また、発光素子12は、青色LED素子ではなく、その他の波長の可視光を発光する素子や、赤外線、紫外線等を発光する素子であってもよい。
反射部材13は、成形樹脂で構成される反射枠であり、発光素子12の周囲を覆う様に基板11上に配置される。反射部材13は、第1開口部13Aを有する略矩形の枠体である。反射部材13は樹脂製の基台により形成され、その基台の上にメッキにより形成された反射膜を有する。反射部材13の内側(第1開口部13A側)の側面には傾斜が形成され、その側面は、発光素子12から出射された光を、発光装置10の上方(発光素子12から見て第1開口部13A側)に向けて反射させる。なお、メッキとは、電気メッキ、化学メッキなどの湿式メッキでもよいし、あるいは、真空蒸着、化学蒸着(CVD)、スパッタリングなどの乾式メッキでもよく、メッキの種類は特に限定されない。
反射部材13は、第1開口部13Aに対向する側に、第2開口部13Bを有する。第2開口部13Bには、発光素子12と、基板11に配置されたカソード電極11Bとを接続するワイヤ11Cを配置するための切り欠け部13Cが設けられている。
光学部材14は、アクリル樹脂等の光透過性材料で一体形成されたレンズである。光学部材14は、発光素子12の上方に、反射部材13の第1開口部13Aを塞ぐ様に配置される。光学部材14は、発光素子12から上方に出射された光と、発光素子12から出射されて反射部材13の側面で上方に反射された光とを集光する。
図3(A)は図2(A)のA−A’線断面図である。
基板11、発光素子12、反射部材13及び光学部材14により囲まれる領域には、空間(空隙)16が形成され、発光素子12から出射した光は、空間16を通って光学部材14に到達する。
第1の実施形態に係る発光装置10の反射部材13は、内側の側面(発光素子12側の面)として、第1放物面13D及び第2放物面13Eを有する。第1放物面13Dは、発光素子12の上面12Aの中心12Bを通る法線Lを回転軸として形成される下方に凸の回転放物面P1の一部からなる。上面12Aの中心12Bは、上面12Aが矩形の場合は矩形の2つの対角線の交点である。第2放物面13Eは、法線L(回転軸)により形成される下方に凸の他の回転放物面P2の一部からなり、第1放物面13Dの上部に配置される。
第1放物面13Dの焦点である第1焦点f1の位置は、第2放物面13Eの焦点である第2焦点f2の位置より下方に配置されている。発光素子12の上面12Aは、第1焦点f1より上方かつ第2焦点f2より下方に配置されてもよい。
図3(B)は、比較例の発光装置10´における断面図である。発光装置10´は、第1放物面13D及び第2放物面13Eに代えて、回転放物面P1の一部である放物面13Fを有する。すなわち、比較例の放物面13Fの下部は、第1の実施形態に係る第1放物面13Dと同一の面である。
図4(A)は、反射部材13から外した状態の光学部材14を斜め上方向から見た斜視図であり、図4(B)は、反射部材13から外した状態の光学部材14を斜め下方向から見た斜視図である。
図4(A)、(B)に示すように、光学部材14は、中心側から順に、凸レンズ部14A及び平面部14Bを含む。
凸レンズ部14Aは、凸形状を有し、発光素子12から出射した光を集光する凸レンズの機能を奏する。凸レンズ部14Aにより、発光素子12から出射した光の広がりを抑えることが可能となる。
平面部14Bは、凸形状を有する凸レンズ部14Aの周囲に配置された平面であり、光学部材14の裏面である平面と平行な平面である。平面部14Bは、発光素子12から出射し且つ反射部材13で反射した光を通過させる。平面部14Bにより、反射部材13で反射した光を上方向に透過させることが可能となり、光学部材14が上方に出力する光の強度をより高めることが可能となる。
発光装置10において、凸レンズ部14A及び平面部14Bは、光学部材14の発光素子12と対向する面に配置される。光学部材14の、発光素子12と対向する面の裏面は平面であり、発光装置10において、裏面は発光素子12の上面12Aと平行な平面となる。
図5は、発光装置10及び10´の出射する光の強度を測定する方法を示す図である。ここではファーフィールド(Far-field)測定の例を示す。光強度を測定するためには光検出器100を用いる。発光素子12の上面12Aの中心12Bを通る法線と発光装置10及び10´の光学部材14の外面との交点(測定中心)から、500mm以上の一定距離離れた位置に光検出器100を配置して、ファーフィールド測定は行われる。光検出器100を前述の法線上だけではなく、法線に対し角度θの位置に、発光素子12の上面12Aの中心12Bからの距離を変えることなく配置することにより、光強度の測定は行われる。角度θを変えながら測定を繰り返すことにより、発光装置10及び10´の配光分布特性が測定される。
図6(A−1)は第1の実施形態に係る発光装置10におけるシミュレーション結果を示す図であり、図6(A−2)は、図6(A−1)のシミュレーション結果について、図7に示す光の経路別にシミュレーション結果を示す図である。また、図6(B)は比較例に係る発光装置10´におけるシミュレーション結果を示す図である。各図中の縦軸は光強度を任意単位(arbitrary unit)で表し、横軸は図5に示す角度θを度(°)で表す。また、図7は、発光装置10のシミュレーションにおける光の経路を示す図である。
図6のシミュレーションは以下の条件で行われた。
Figure 2018113420
図6(B)の比較例においては、θ=+30°及び−30°付近にそれぞれ凸部があり、θ=0°付近に凹部がある。所定の角度の範囲における配光の平坦度を、その範囲における光の最大強度と最小強度との比(最小強度/最大強度)を百分率(パーセント)で表すと、配光の中心部であるθ=−30°〜+30°の範囲における平坦度は77%程度である。
これに対し、図6(A−1)の例においては、θ=−30°〜+30°の範囲に図6(B)のグラフほどの大きな凹凸はない。図6(A−1)において、θ=−30°〜+30°の範囲における平坦度は90%程度であり、第1の実施形態に係る発光装置10は、比較例に係る発光装置10´に比べて平坦度が高い。所定の角度の範囲で望まれる平坦度を80%とすると、第2放物面13Eを形成することにより、平坦度の要件を満たせるようになったことがわかる。
第1の実施形態のシミュレーション結果に関し、図6(A−2)及び図7(A)〜(C)を参照して詳細を説明する。発光素子12が出射する光のうち、反射部材13による反射を含まない経路(1)又は第1放物面13Dにより反射した経路(2)を経由した光のグラフは、θ=−30°及び+30°付近に凸部を有し、θ=0°付近に凹部を有する。すなわち、これら2つのグラフは、図6(B)の比較例のグラフと同様な形状を有する。これに対し、第2放物面13Eにより反射した経路(3)を経由した光のグラフは、θ=0°付近に凸部を有し、0°から角度が離れるにつれて光強度の値が小さくなる。第1の実施形態と比較例との相違点は第2放物面13Eと放物面13Fの違いのみであるため、放物面13Fより上向きの第2放物面13Eの形状がθ=0°付近の光強度を強くし、θ=−30°〜+30°における光強度を平坦にすることに寄与したと考えられる。
より具体的には、比較例における経路(3)に該当する光は、図7(C)において左側に傾いて出射されるが、第2放物面13Eが放物面13Fに対してより上向きになったことにより、光検出器100の位置において法線付近に配光分布が移動したと考えられる。
<第2の実施形態>
図8(A)は、第2の実施形態に係る発光装置20の模式的な斜視図である。また、図8(B)は、発光装置20を斜め横方向から見た図8(A)のB−B´線断面図である。なお、B−B´線は、図2(A)のA−A´線に対応する。また、図8(C)は、発光装置20を上方向から見た平面図である。なお、第1の実施形態と同じ構成要素については同じ名称及び符号を付し、説明を省略する。
第2の実施形態に係る発光装置20は、光学部材24がプリズム部24Cを有する点が、第1の実施形態に係る発光装置10と異なる。プリズム部24Cは、光学部材24の発光素子12と対向する面の裏面に、発光素子12の上面12Aに対して同一方向に所定の角度を成す複数の斜面を含む。図8(A)及び(C)において、プリズム部24Cは、光学部材24の凸レンズ部14Aの全体及び平面部14Bの一部に対向する位置に円形状に配置されているが、光学部材24の裏面全体を覆うように配置されてもよい。
発光素子12の上面12Aの中心12Bから法線方向に出射する光を例として、プリズム部24Cの働きについて説明する。図8(B)の上向き矢印で示すように、発光素子12の上面12Aの中心12Bから上面12Aの法線方向に出射した光は、光学部材24に入射する。この際、光学部材24への光の入射角は0°であるため、光は屈折せず、この法線上を直進する。
次に、光は光学部材24のプリズム部24Cの斜面へ入射し、光学部材24の外部に屈折角θ2で出射する。プリズム部24Cの斜面の法線は上方に対して左にθ1傾いていることから、斜面への光の入射角はθ1である。また、光学部材24はアクリル樹脂等の光透過性材料であることから、その屈折率は光学部材24の外部(空気)の屈折率よりも大きい。スネルの法則により、この屈折においてはθ1<θ2となるため、光学部材24から出射する光は、発光素子12の上面12Aの法線より右側に傾いて出射する。
発光素子12の上面12Aから出射する光には、中心12Bから法線方向以外に出射する光も、上面12Aの他の箇所から出射する光もある。これらの光の多くについても、θ1<θ2の関係が成立する。これにより、光学部材24にプリズム部24Cを配置した場合の配光分布は、光学部材24の上面(発光素子12と対向する面の裏面)が平面の場合の配光分布と比較して、右側に光が多い分布となる。
図9(A)は、第2の実施形態に係る発光装置20の変形例における、図8(B)のB−B´断面図である。
変形例は、プリズム部24Cが第1角度を成す斜面を含む第1プリズム部24Dと、第1角度より大きな角度である第2角度を成す斜面を含む第2プリズム部24Eとを含む点が、第2の実施形態に係る発光装置20と異なる。
図9(B)は、第2の実施形態に係る発光装置20の変形例における第1プリズム部24D及び第2プリズム部24Eの拡大図である。
第1プリズム部24Dは、第2の実施形態に係るプリズム部24Cと同じ形状の斜面を有する。この斜面は、点線で示す、第1の実施形態に係る光学部材14の裏面である平面に対して(すなわち、発光素子12の上面12Aに対して)7.3°の角度を成している。
第2プリズム部24Eは、第1プリズム部24Dと同じ高さだが、幅が狭い形状を有する。第2プリズム部24Eの斜面は、第1の実施形態に係る光学部材14の裏面である平面に対して18°の角度を成している。
第2プリズム部24Eは、発光素子12の上面12Aの中心12Bを通る法線L(第1放物面13D及び第2放物面13Eを形成する際の回転軸)と交差する位置に配置される。また、第2プリズム部24Eの中心24Fは、発光素子12の上面12Aの中心12Bを通る法線L(回転軸)に対して、第1プリズム部24Dの斜面の法線が法線Lに対して傾く左方向に配置される。
図10(A)は第2実施形態に係る発光装置20におけるシミュレーション結果を示す図である。また、図10(B)は第2実施形態に係る発光装置20の変形例におけるシミュレーション結果を示す図である。また、図10(C)は図10(A)のグラフと図10(B)のグラフを1つにまとめた図である。
図10(A)のグラフより、第2の実施形態に係る発光装置20における配光分布の中心はθ=+8°付近にあることが読み取れる。また、図10(B)及び(C)の図において、変形例に係るグラフでは第2実施形態に係るグラフより、θ=−15°より小さな角度において光強度が弱く、θ=10°〜40°において光強度が強いことが読み取れる。また、変形例に係る配光特性分布は、第2実施形態に係る配光特性分布より右肩下がりの傾向が緩和されていることが読み取れる。これらは、第2プリズム部24Eの斜面の角度が大きくなったことによる効果と考えられる。
<第3の実施形態>
図11(A)は、発光装置20等を搭載した撮像装置30の正面図である。
撮像装置30は、タブレット端末など撮像機能を備える装置であり、発光装置20又は20´と、撮像部31と、表示部32とを備える。発光装置20´は、発光装置20のプリズム部24Cの代わりに発光素子12の上面12Aに平行な平面を光学部材24に有する点で、発光装置20と異なる。撮像部31はカメラ等から構成され、撮像部31による撮像の際に発光装置10又は20が発光する。発光装置20又は20´と撮像部31とは、図11(A)に示すように左右に離れて配置されている。すなわち、撮像部31は発光装置20又は20´と同一面に配置されている。表示部32は液晶ディスプレイ等から構成され、撮像部31により撮像される画像を表示する。また、表示部32は、タッチパネル等、ユーザによる操作を入力する機能を有していてもよい。
図11(B)及び(C)は、撮像装置30を用いて顔認証のための撮像を行う場面を上方向から見た平面図である。
まず、発光装置20´の発光の中心方向と、撮像部31による撮像範囲の中心方向の両者が、撮像装置30のユーザに対向する面の法線方向を向いている場合を想定する。ユーザは、顔の正面画像を適切に撮像するため、撮像部31の正面に顔の中心を合わせるよう表示部32を見ながら撮像装置30の位置を定める。これにより、発光装置20´の位置は顔の横方向に位置することとなり、発光装置20´が主に光を出射する位置(図中の角度θの範囲)からユーザの顔の一部が外れることがある(図11(B)参照)。
これに対し、発光素子12の上面12Aの法線の方向を発光装置20´と同じに保ったまま、図8(B)及び図9(A)の断面図と同様な向きに発光装置20を配置する。言い換えると、撮像部31を、発光装置20に対して、プリズム部24Cの斜面の法線が法線L(回転軸)に対して傾く方向と反対方向に配置する。これにより、発光装置20が主に光を出射する範囲は顔のより多くの部分をカバーすることが可能となる(図11(C)参照)。顔認証に使用する画像の撮像時にこの光の照射を行うことにより、より明るい状態で顔画像の撮像を行うことが可能となる。
また、顔認証に必要な所定の角度の範囲で発光強度の平坦度をより高くすることにより、照射領域の発光強度分布のばらつきを減らすことができる。これにより撮像系の設計がより容易となることから、結果として撮像装置30が顔の情報をより正確に取得することが可能となる。
以上説明してきたように、発光装置10及び20において、反射部材13に、第1放物面13D、第2放物面13E等を設けることにより、所望の配光分布特性を得やすくすることが可能となる。
発光装置10及び20は、例えば携帯端末等におけるカメラのフラッシュ装置として使用可能である。また、発光装置10及び20は、広面積の液晶ディスプレイにおけるバックライトなどの光源、携帯電話などの小面積の液晶ディスプレイにおける導光板照明、メータ類またはインジケータ類のバックライトユニットといった種々の照明光源として使用可能である。
10、20 発光装置
11 基板
12 発光素子
12A 上面
12B 中心
13 反射部材
13D 第1放物面
13E 第2放物面
14、24 光学部材
14A 凸レンズ部(凸レンズ)
14B 平面部
24C プリズム部
24D 第1プリズム部
24E 第2プリズム部
30 撮像装置
31 撮像部
f1 第1焦点
f2 第2焦点

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板上に実装された発光素子と、
    前記発光素子の周囲を覆う様に前記基板上に配置された反射部材と、
    前記発光素子の上方に配置され、前記発光素子と対向する面に凸形状を有する凸レンズを含む光学部材と、を有し、
    前記反射部材の前記発光素子側の面は、
    前記発光素子の上面の中心を通る法線を回転軸として形成される下方に凸の回転放物面の一部からなる第1放物面、及び、
    前記回転軸により形成される下方に凸の他の回転放物面の一部からなり、前記第1放物面の上部に配置された第2放物面を有し、
    前記第1放物面の第1焦点の位置が前記第2放物面の第2焦点の位置より下方に配置されている、
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記発光素子の上面は、前記第1焦点より上方かつ前記第2焦点より下方に配置される、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記光学部材は、前記発光素子の上面に平行な平面部を前記凸形状の周囲に更に有し、
    前記発光素子は、前記発光素子の上面から射出された光が前記第2放物面で反射した後、前記平面部に入射する位置に配置される、請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記光学部材は、前記発光素子と対向する面の裏面に、前記発光素子の上面に対して同一方向に所定の角度を成す複数の斜面を含むプリズム部を更に有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 前記プリズム部は、
    第1角度を成す斜面を含む第1プリズム部と、
    前記第1角度より大きな角度である第2角度を成す斜面を含む第2プリズム部と、
    を含み、
    前記回転軸は前記第2プリズム部と交差し、
    前記第2プリズム部の中心は、前記回転軸に対して、前記第1プリズム部の斜面の法線が前記回転軸に対して傾く方向に配置される、請求項4に記載の発光装置。
  6. 請求項4又は5に記載の発光装置と、
    前記発光装置と同一面に配置される撮像部と、を有し、
    前記撮像部は、前記発光装置に対して、前記プリズム部の斜面の法線が前記回転軸に対して傾く方向と反対方向に配置されることを特徴とする、撮像装置。
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