JP2018111509A - チューブ容器本体、チューブ容器、及びチューブ容器本体の製造方法 - Google Patents

チューブ容器本体、チューブ容器、及びチューブ容器本体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有するチューブ容器本体、チューブ容器、及びチューブ容器本体の製造方法を提供する。【解決手段】チューブ容器本体10は、開口19を有する筒状体の周面におねじ20を有する口部11、及び口部11に連なる肩部12を有する頭部成形体13と、頭部成形体13に連なって可撓性を有する胴部14とを有し、おねじ20に嵌合するめねじ63を有するキャップ本体60、及びキャップ本体60に脆弱部51を介して連結されたバンド部70を有して開口19を封鎖するように装着されたキャップ50が開方向に回転した際にバンド部70が口部11から抜けることを阻止するバンド抜け止め部(つば部21)を口部11に有する。更に、チューブ容器1は、チューブ容器本体10と、キャップ50とを有する。更に、頭部成形体13をコンプレッション成形によって作製する。【選択図】図5

Description

本発明は、チューブ容器本体、チューブ容器、及びチューブ容器本体の製造方法に関し、より詳細には、中身を保護して、安全性や安心感が高められるチューブ容器本体、チューブ容器、及びチューブ容器本体の製造方法に関する。
中身の流動体が絞り出しやすく、中身の保存性に優れることからチューブ容器が広く用いられている。
特許文献1には、バリア性を有するウェブを筒状に形成してなるチューブ本体の口部にリング状のプラスチック成型品を接着し、開口部がアルミニウムを含む積層体で構成された蓋体で覆われるとともに、蓋体を含むチューブ容器の口部がシュリンク包装により密封された広口の開口部を有するチューブ容器が開示されている。
特開平06−080185号公報
このように、多くの場合、特に食品の場合に、チューブ容器には、再包装が事実上不可能な包装形態としてシュリンク包装が実施されることによって開封済みか未開封かが明示され、そのバージン性、タンパーエビデンス性が保持されている。
しかしながら、シュリンク包装を行うための材料、及び工程が必要とされることによって手間、時間、費用が余計にかかってしまう。更に、シュリンク包装を行うことは、包装フィルムのしわや破れ(抜け)の発生やシュリンク包装内への異物の混入といった商品価値が低下する原因を無駄に増やすことにつながる。更に、シュリンク包装の開封性が悪いと途端に、チューブ容器が使いづらいものとなり、そして、初期開封後の包装フィルムはごみとなるだけで、チューブ容器の使用時には何ら役に立たない。
そこで本発明の目的は、シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有するチューブ容器本体、チューブ容器、及びチューブ容器本体の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明は、開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び前記口部に連なる肩部を有する頭部成形体と、前記頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部とを有するチューブ容器本体であって、前記チューブ容器本体は、前記ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体、及び前記キャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部を有して前記開口を封鎖するように装着されたキャップが開方向に回転した際に前記バンド部が前記口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を前記口部に有することを特徴とする。
更に、前記バンド抜け止め部は前記筒状体から径方向外側に突出するつば部であり、前記つば部は、前記バンド部が備える折り返し突起がつかえるように構成されることを特徴とする。
更に、前記口部は、前記筒状体の全周に前記つば部を有することを特徴とする。
更に、前記筒状体から外方への前記つば部の突出高さが前記折り返し突起の全長よりも小であることを特徴とする。
更に、前記口部は、前記つば部に隣接して前記肩部の側に周回状に延びる凹部を有し、前記凹部の幅が前記折り返し突起の全長よりも大であることを特徴とする。
更に、前記胴部は印刷層を含むことを特徴とする。
更に、本発明は、チューブ容器本体が、開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び前記口部に連なる肩部を有する頭部成形体と、前記頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部とを有し、キャップが、前記ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体と、前記キャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部とを有し、前記チューブ容器本体の前記開口を封鎖するように前記キャップが装着されたチューブ容器であって、前記チューブ容器本体は、前記キャップが開方向に回転した際に前記バンド部が前記口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を前記口部に有することを特徴とする。
更に、前記バンド抜け止め部は前記筒状体から径方向外側に突出するつば部であり、前記つば部は、前記バンド部が備える折り返し突起がつかえるように構成されることを特徴とする。
更に、前記口部は、前記筒状体の全周に前記つば部を有することを特徴とする。
更に、前記筒状体から外方への前記つば部の突出高さが前記折り返し突起の全長よりも小であることを特徴とする。
更に、前記口部は、前記つば部に隣接して前記肩部の側に周回状に延びる凹部を有し、前記凹部の幅が前記折り返し突起の全長よりも大であることを特徴とする。
更に、前記胴部は印刷層を含むことを特徴とする。
更に、本発明は、開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び前記口部に連なる肩部がコンプレッション成形によって作製される頭部成形体と、前記頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部とを有するチューブ容器本体の製造方法であって、前記チューブ容器本体の製造方法は、前記ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体、及び前記キャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部を有して前記開口を封鎖するように装着されたキャップが開方向に回転した際に前記バンド部が前記口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を前記口部に形成する工程を有することを特徴とする。
更に、前記バンド抜け止め部は前記筒状体から径方向外側に突出するつば部であり、前記つば部は、前記バンド部が備える折り返し突起がつかえるように構成されることを特徴とする。
更に、前記口部は、前記筒状体の全周に前記つば部を有することを特徴とする。
更に、前記筒状体から外方への前記つば部の突出高さが前記折り返し突起の全長よりも小であることを特徴とする。
更に、前記口部は、前記つば部に隣接して前記肩部の側に周回状に延びる凹部を有し、前記凹部の幅が前記折り返し突起の全長よりも大であることを特徴とする。
更に、前記胴部は印刷層を含むことを特徴とする。
本発明によれば、開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び口部に連なる肩部を有する頭部成形体と、頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部とを有するチューブ容器本体であって、チューブ容器本体は、ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体、及びキャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部を有して開口を封鎖するように装着されたキャップが開方向に回転した際にバンド部が口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を口部に有するので、シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有するチューブ容器本体を提供することができる。
更に、本発明によれば、チューブ容器本体が、開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び口部に連なる肩部を有する頭部成形体と、頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部とを有し、キャップが、ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体と、キャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部とを有し、チューブ容器本体の開口を封鎖するようにキャップが装着されたチューブ容器であって、チューブ容器本体は、キャップが開方向に回転した際にバンド部が口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を口部に有するので、シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有するチューブ容器を提供することができる。
更に、本発明によれば、開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び口部に連なる肩部がコンプレッション成形によって作製される頭部成形体と、頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部とを有するチューブ容器本体の製造方法であって、チューブ容器本体の製造方法は、ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体、及びキャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部を有して開口を封鎖するように装着されたキャップが開方向に回転した際にバンド部が口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を口部に形成する工程を有するので、シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有するチューブ容器本体の製造方法を提供することができる。
本実施形態に係るチューブ容器の一例が示された正面図である。 本実施形態に係るチューブ容器本体の一例が示された正面図である。 その平面図である。 頭部成形体の部分が拡大された正面図である。 口部に、ねじ込み式のキャップが装着された状態が示された部分断面図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の詳細を説明する。図1は、本実施形態に係るチューブ容器1の一例が示された正面図である。チューブ容器1は、チューブ容器本体10と、キャップ50とを有する。ここでは、説明の便宜上、チューブ容器本体10に装着されるキャップ50が上とされる。
まず、本実施形態に係るチューブ容器本体10について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るチューブ容器本体10の一例が示された正面図であり、図3は、その平面図である。
チューブ容器本体10は、筒状体の口部11と、これに連なる錘台筒状の肩部12とによって構成される頭部成形体13を有する。肩部12は、口部11から離れるほど、チューブ容器本体10の径方向の外側に広がる例えば円錐台筒状に構成されている。例えば、肩部12は、水平に対して30度の傾きを有している。そして、チューブ容器本体10は、頭部成形体13に連なる胴部14を有する。
胴部14は、フィルム状の単層体や、積層体が筒状に成形されたものである。そして、筒状に延びる胴部14の一端が肩部12と接合されている。一方で、筒状の胴部14の内面が重ねられて接着された底シール部15によって胴部14の他端が封止されている(図1参照)。図2には、胴部14が封止される前段階のチューブ容器本体10が例示されている。底シール部15は、胴部14に中身が充填された後に接着されれば良い。チューブ容器本体10の特に胴部14は、多少の粘度を有する中身であっても所望の量を容易に押し出すことが可能な可撓性(柔軟性、スクイズ性)を有するように構成されていると良い。胴部14の寸法は、中身の種類等によって適宜設計されれば良く、例えば、直径が50 mmとされている。
図4は、頭部成形体13の部分が拡大された正面図である。略円筒状の口部11は、上端の環状の天面16と、天面16の径方向の外側(外縁)から肩部12の方向(軸方向)に延びる外周面17と、天面16の内縁から軸方向に延びる内周面18とを有する。天面16は平坦に形成されている。
なお、天面16は、図4に例示されるように、外縁が環状に削られた上で、R面取り(丸み面取り)のなされた形状とされても良い。このように構成されることによって例えば、直接口をつけるような使い方がなされても痛くならない。
口部11の内周面18は開口19を規定する。胴部14に収容される中身は、開口19を通過することによってチューブ容器本体10から吐出される。
チューブ容器本体10は、中身が吐出されないように開口19を封鎖する機能、及び易開封性を有する図示せぬ密封シールを備えていても良い。密封シールは、開口19を覆うようにして天面16に取り付けられる。天面16と、密封シールとは、接着剤で貼り付けられていても良く熱融着されていても良い。密封シールは、鋭角的な物体が突き刺ささることや、指が押し込まれることで破断する構成であっても良い。このような場合に密封シールは易開封性を必ずしも有していなくても良く、口部11と一体に成形されていても構わない。
密封シールの材料は、チューブ容器本体10の密封性(バリア性)や天面16との接着強度、突き刺し強度、引き裂き強度等に応じて選択されると良い。このため、密封シールには、アルミニウム箔、2軸延伸ポリプロピレン(Oriented Polypropylene)等の単層体や、これらの積層体が適用可能である。
口部11は、その外周面17にねじ(おねじ20)を有している。口部11にキャップ50(図1等参照)を締めつけるためのおねじ20は外周面17から径方向外側にらせん状に突出して形成されている。
チューブ容器本体10の平面視において、おねじ20の上端から下端までの間を周回する角度は巻き角度θと称される。例えば、上端から下端までおねじ20が、外周面17に2周形成されている場合の巻き角度θは720度である。おねじ20の巻き角度θは図2乃至図4の例示ではおおよそ850度あるものの少なくとも360度程度あれば良い。
なお、おねじ20は、二条ねじや、三条ねじ等の多条ねじでも良いものの、図4等に例示された一条ねじが、より緩みにくくて強度がより高いという点でより好ましい。更に、ねじは、内周面18に形成されていても構わない。
チューブ容器本体10はバンド抜け止め部を口部11に有する。バンド抜け止め部は、開口19を封鎖するように装着されたキャップ50が開方向に回転した際にその一部が、口部11から抜けることを阻止する機能を有する。図4等に例示されるバンド抜け止め部は筒状体の外周面17から径方向外側におねじ20の直径(ねじ山径)以上に突出しているつば部21である。通常では設けられることのないつば部21は、おねじ20の下方に位置する。
つば部21は、天面16やおねじ20の側の誘導面22と、肩部12の側の返し面23とによって構成されている。誘導面22は、天面16から離れるほど径方向外側に広がる緩斜面で構成されている。例えば、誘導面22は、外周面17の延びる軸方向に対して60度の傾きを有している。一方で、返し面23は、天面16から離れるほど径方向内側に狭まる急斜面で構成されている。例えば、返し面23は、外周面17に対して80度の傾きを有している。返し面23は、外周面17に対して垂直であっても構わない。つば部21がこのように構成されることによってつば部21に接触する部材は、肩部12の方向には滑りながら進みやすく、天面16の方向には引っかかって進みにくくなる。
更に、外周面17と、誘導面22とは正面視で、口部11の内側に向かって湾曲する滑らかな曲線、例えば半径1 mmの曲線で接続されている。誘導面22と、返し面23との間には軸方向に延びる面を有していても良い。その場合には、誘導面22と、軸方向の面との間は正面視で、口部11の外側に向かって湾曲する滑らかな曲線、例えば半径1 mmの曲線で接続されると良い。一方で、軸方向の面と、返し面23との間は、滑らかに接続される必要性は低く正面視で、口部11の外側に向かって湾曲する曲線、例えば半径0.5 mmの曲線で接続されている。
なお、口部11は、図4に例示されるように筒状体の全周につば部21を有することが、キャップ50の一部が口部11から抜けることがより確実に阻止されることや、キャップ50の設計の自由度を高めること等の観点から好ましい。しかしながら、軽量化等の観点からつば部21は筒状体の全周ではなく一部に形成されていても構わない。
バンド抜け止め部の構成は、キャップ50の一部が口部11から抜けることを阻止する機能を有していればつば部21には限らない。例えば、口部11にはつば部21を有さずに外周面17を周回する溝条が形成されていても良い。
チューブ容器本体10は口部11の下端に、外周面17から径方向外側に突出する台座部24を有している。台座部24の上面は平坦に形成されている。そして、台座部24は、つば部21よりも径方向外側に突出している。台座部24の外径は、キャップ50の外径に対応して形成されていると、チューブ容器本体10に装着されるキャップ50を受けることができて好ましい。例えば、台座部24の外径は33 mmとされている。
口部11は、つば部21に隣接して肩部12の側、すなわち、つば部21と、台座部24との間の外周面17に周回状に延びる凹部25を有している。凹部25は、つば部21よりも外径が小であれば良い。例えば、凹部25の箇所の外径は25.5 mmとされている。
次に、口部11に装着されるキャップ50の構成を詳細に説明する。図5は、口部11に、ねじ込み式のキャップ50が装着された状態が示された部分断面図である。図5において、キャップ50は、左半分にその正面が示されており、右半分に、その径方向中心を通って正面と平行に切断した面が示されている。更に、図5の右半分に、チューブ容器本体10の口部11の正面が重なるように示されている。口部11に、キャップ50が巻き締めされて開口19が封鎖されるように装着されることでチューブ容器本体10が密閉される。
キャップ50は、口部11に装着された際に上側に位置するキャップ本体60と、その下側に位置するバンド部70とを備える。キャップ本体60とバンド部70とは脆弱部51を介して連結されている。脆弱部51は、その強度が、他の箇所よりも低く、破断可能に構成される。脆弱部51は例えば、キャップ50の周方向に間隔をおいて配置されていても良く、薄肉で形成されていても良い。
キャップ本体60は、有頂筒状に構成され、円板状の天板61と、天板61の周縁から垂下する円筒状の側面部62とを有する。側面部62は、その内周に、口部11のおねじ20と嵌合するねじ(めねじ63)を有する。
チューブ容器1に密封性を付与するために天板61は、その内面から垂下して口部11との間で気密性を有して付着する突起部を備えていても良い。図5には、突起部として、キャップ50の径方向内側のインナーリング64と、径方向外側のアウターリング65とが例示されている。インナーリング64の外周側の面が口部11の内周面18と接触している。一方で、アウターリング65の内周側の面が口部11の外周面17と接触している。そして、これらの2箇所の接触によってチューブ容器1が密封されている。
なお、キャップ50は、口部11の天面16と接触する図示せぬコンタクトリングを備えていても良い。キャップ50は、インナーリング64と、コンタクトリングと、アウターリング65との内で少なくとも一つを備えることでチューブ容器1に密封性を付与することができる。その中でも、チューブ容器1に、高い密封性が要求されるならばキャップ50は、インナーリング64を備えることが好ましい。一方で、チューブ容器本体10が密封シールを備えている場合にはコンタクトリングや、アウターリング65を備えることが好ましい。
バンド部70は、リング状の周壁71を有している。バンド部70は、周壁71の内周側の下部から径方向内側かつ軸方向上側に向かって全長Lfを有して突出する複数の折り返し突起72を備える。折り返し突起72は、周壁71の略全周に亘って形成されている。折り返し突起72は、つば部21、及び凹部25に対応して形成されている。キャップ50が、チューブ容器本体10に装着される際には、折り返し突起72がつば部21を乗り越え、そして、凹部25から容易には抜けないように構成されている。チューブ容器本体10が口部11の全周につば部21を有している場合には折り返し突起72は、周壁71の全周に行き渡らずに部分的に設けられていても構わない。
力の加わっていない状態の折り返し突起72は周壁71との間に鉛直断面で、90度以下、より好ましくは、45度以下、特に好ましくは、30度以下の角度を有している。そして、折り返し突起72は、周壁71と接合している根元を支点として上述された角度がより小となる方向に揺動可能に構成されている。すなわち、折り返し突起72は、チューブ容器1が初期密閉の状態となるまで口部11にキャップ50が巻き締めされる際には周壁71の側に倒れ、その後の初期開栓の際には周壁71から離れるように構成されている。
チューブ容器本体10とキャップ50とが最初に嵌合する際すなわちチューブ容器1の初期密閉時において折り返し突起72は、つば部21と、台座部24との間の凹部25に位置している。キャップ50は、チューブ容器1の初期開栓時に開方向に回されると、折り返し突起72の上端がつば部21でつかえてバンド部70が上方向に移動しないように構成されている。そして、キャップ50は、初期開栓時の開方向の回転によって上方向に移動するキャップ本体60と上方向に移動しないバンド部70とが脆弱部51で切り離し可能に構成されている。したがって、キャップ50は、初期開栓時に、バンド部70が、つば部21と、台座部24との間に保持されるとともに、キャップ本体60が口部11から取り外されるように構成されている。
このようにチューブ容器1は、脆弱部51、及びバンド部70が、開栓の痕跡として明示される状態となった上で開栓される。すなわち、チューブ容器本体10、及びチューブ容器本体10とキャップ50との組み合わせ体であるチューブ容器1は、初期開栓が行われたか否かが一目でわかる不正開封防止機能、いわゆるタンパーエビデンス性を有して構成される。したがって、本実施形態係る構成によれば、中身を保護して、安全性や安心感が高められるチューブ容器本体10、及びチューブ容器1を提供することができる。
筒状体の凹部25から外方へのつば部21の突出高さHfが大きすぎると、折り返し突起72が、周壁71との間の角度を小(鋭角)に維持できずにつば部21でつかえにくくなってバンド部70が口部11から抜けやすくなってしまう。したがって、つば部21の突出高さHfは、折り返し突起72の全長Lfよりも小であることが好ましい。一方で、つば部21の突出高さHfは、折り返し突起72の厚さよりも大であるとバンド部70が口部11から抜けることをより確実に防止することができて好ましい。
凹部25の幅Bcが小さすぎると、折り返し突起72が凹部25に入らず、バンド部70が口部11から抜けることを防止することができない。したがって、凹部25の幅Bcが、折り返し突起72の全長Lfよりも大であることが好ましい。
口部11の各部分の寸法に特に限定はない。しかしながら、口部11は、標準的な飲料製品の寸法に合わせて作製されると良い。これによって、飲料で標準的に用いられているものをキャップ50として流用することができ、チューブ容器本体10の汎用性を高め、製造費用を低減させることができる。
このような観点からおねじ20の直径は、例えば25 mm以上、28 mm以下であることが好ましく、27.4mm以下であることが特に好ましい。外周面17の直径(ねじ谷径)は、例えば23 mm以上、25 mm以下であることが好ましく、24 mm以上、25 mm以下であることが特に好ましい。内周面18の直径(口部11の内径)は、例えば18 mm以上、23.5 mm以下であることが好ましく、22.8 mmであることが特に好ましい。つば部21の直径は、例えば25 mm以上、28 mm以下であることが好ましく、27 mm以上、28 mm以下であることが特に好ましい。凹部25の直径は、例えば24 mm以上、26 mm以下であることが好ましく、24 mm以上、25 mm以下であることが特に好ましい。
つば部21の突出高さHfは1.00 mm以上、1.50 mm以下であることが好ましく、1.25 mmであることが特に好ましい。つば部21の軸方向の長さは、2.0 mm以上、2.5 mm以下であることが好ましく、2.5 mmであることが特に好ましい。凹部25の幅Bcは3.3 mm以上、4.5 mm以下であることが好ましく、4.5 mmであることが特に好ましい。
頭部成形体13には、口部11や肩部12が適度の硬さとなるように成形することができ、胴部14の材料との接着性が高く、中身の品質に影響を与えず、中身に接触しても衛生的に支障のない材料が用いられる。このような材料として頭部成形体13には熱可塑性樹脂が用いられ、より具体的には高密度ポリエチレンが用いられる。
更に、頭部成形体13には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン(ホモポリプロピレン、ブロック状ポリプロピレン、ランダムポリプロピレン)等のポリオレフィン樹脂や、オレフィンと、ビニル系モノマー、アクリル系モノマー、不飽和カルボン酸等の共重合性モノマーとの共重合体やこれらのブレンド組成物等のポリオレフィン系樹脂、及び上述の樹脂が、高密度ポリエチレンにブレンドされた樹脂等が用いられても良い。更に、耐熱性や、胴部14との熱接着性の観点からは頭部成形体13には、直鎖状低密度ポリエチレンに高密度ポリエチレンがブレンドされた樹脂が用いられると良い。更に、頭部成形体13の特に肩部12には、酸素等の気体の透過を防止するためにバリア材としての円錐台状筒体のロンデル成形体が積層されていても良い。
そして、これらのような樹脂が用いられる頭部成形体13の厚さは0.5 mm以上、2.0 mm以下であることが好ましい。
頭部成形体13は、圧縮成形(コンプレッション成形)によって作製される。このため、コンプレッション成形物である頭部成形体13では、つば部21や、天面16等の厚肉の部分にも、成形時の収縮によって生じるくぼみ、いわゆるヒケが生じないようにすることができる。更に、ゲート部のような材料の無駄も削減することができる。
本実施形態に係るチューブ容器本体10の製造方法はバンド抜け止め部を口部11に形成する工程を有する。このため、金型の表面には、つば部21、及び凹部25を転写する形状が設けられる。そして、成形された頭部成形体13はタンパーエビデンス性を有して構成されるため、チューブ容器本体10にキャップ50が装着されたチューブ容器1に対してシュリンク包装の工程が必要とされない。
したがって、本実施形態に係るチューブ容器本体10の製造方法ではシュリンク包装を行うための材料、及び工程が不要となり、手間、時間、費用がかからない。更に、チューブ容器1は、シュリンク包装に起因して商品価値が低下することがない。更に、チューブ容器1では、シュリンク包装を開封する必要がなく速やかに初期開封することができ、初期開封時のごみが生じない。
胴部14には、柔軟性を有し、頭部成形体13の材料との接着性が高く、中身の品質に影響を与えず、中身に接触しても衛生的に支障のない材料が用いられる。このような材料として胴部14には、主に熱可塑性樹脂による積層体が用いられ、より具体的には、中身に接触する最内層、及び最内層と熱融着される最外層には、低密度ポリエチレンや、直鎖状低密度ポリエチレン等、基材層やバリア層としての中間層には、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化ケイ素等の蒸着されたポリエチレンテレフタラートや、アルミニウム箔、二軸延伸ポリアミド等が用いられる。胴部14の厚さは全体で250 μmから450 μm程度であると良い。
胴部14は印刷層を含むことが好ましい。これによって、チューブ容器1にラベルを取り付けるための材料、及び工程が不要となり、手間、時間、費用がかからない。更に、チューブ容器1は、ラベルに起因して商品価値が低下することがない。更に、使用後の廃棄時に、チューブ容器1とラベルとを分離する必要もない。
印刷層は、印刷基材層の内表面側に形成されたいわゆる裏面印刷であっても良く、印刷基材層の外表面側に形成されたいわゆる表面印刷であっても良い。印刷基材層は、インキの接着性の良好な材料であれば良い。裏面印刷の印刷基材層には例えば、二軸延伸ポリエチレンテレフタラートフィルム、ポリアミド、ポリカーボネートのフィルムを用いることができる。更に、印刷基材層には、インキの接着性を上げるために、コロナ放電処理、フレーム処理、プライマの塗布といった表面処理が行われたポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンのフィルムを用いることもできる。
印刷層としては、樹脂と、乾性油と、溶剤とによって構成される1種乃至2種以上のインキビヒクルに、顔料等の着色剤が分散され、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤等の助剤の1種乃至2種以上が任意に添加され、充分に混練されたインキ組成物を用いることができる。
このようなインキビヒクルとしては、例えば、大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油等の植物由来の油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル(メタクリル)系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、その他の1種乃至2種以上を併用することができる。なお、印刷基材層への印刷層の印刷方法は、グラビア印刷の他、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他の印刷方式であっても良い。
表面印刷の印刷基材層には例えば、押し出し低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンのフィルムを用いることができる。更に、表面印刷の印刷基材層にも、インキの接着性を上げるために、コロナ放電処理、フレーム処理、プライマの塗布といった表面処理が行われたフィルムを用いることもできる。
表面印刷の印刷層としては、最外面に位置するため、硬化後のインキ皮膜が強く、耐摩擦性や、対候性に優れたインキが用いられる。例えば、表面印刷の印刷層には、紫外線(UV:UltraViolet)の照射でインキが硬化するUV硬化インキが用いられることが好ましい。UV硬化インキには、光重合性ポリマー、光重合開始剤、顔料や染料等の着色剤等が含まれる。表面印刷の印刷基材層への印刷層の印刷方法は、フレキソ印刷であることが好ましい。フレキソ印刷によって、費用を抑え、生産性を高めることができる。
胴部14の製造には、フィルム状の単層体や、積層体が筒状に丸められ、重なり合った両端部が溶着される方法を用いることができる。胴部14は、予め成形された頭部成形体13と熱溶着されても良く、頭部成形体13の成形時に同時に溶着されても良い。筒状の胴部14が金型に装着され、頭部成形体13とともにコンプレッション成形されたチューブ容器本体10は頭部成形体13と胴部14との接着強度が強く、容易に大量生産することも可能である。
チューブ容器本体10に収容される中身は胴部14の下端(図2参照)から充填することができる。チューブ容器1の中身としては、口部11を下に向けるだけで落下するような流動性の高い液体や、流動性を有する粘稠な液体、流動性を失って半固体の状態を示すゲル、紛体等を充填することができる。可撓性を有する胴部14を押し出すことによって注出される特に0.5 Pa・s以上、100 Pa・s以下の粘度を有する中身であるとチューブ容器本体10の特徴を大いに活用することができて好ましい。
より詳細に、チューブ容器本体10の中身としては、ジャム、マヨネーズやふりかけ等の食料品、濃縮果汁、ゲル状飲料、氷菓飲料等の飲料、練り歯磨きや粉石けん等のトイレタリー、ヘアトリートメント、ハンドクリーム、洗顔クリームやスクラブ洗顔パウダ等の化粧品、軟膏剤や散剤等の医薬品等種類を問わず充填することができる。中身の充填されたチューブ容器本体10の胴部14の下端がヒートシールされ、底シール部15(図1参照)が形成されることで充填体が得られる。
以上のように、本実施形態に係るチューブ容器本体10は、開口19を有する筒状体の周面におねじ20を有する口部11、及び口部11に連なる肩部12を有する頭部成形体13と、頭部成形体13に連なって可撓性を有する胴部14とを有し、おねじ20に嵌合するめねじ63を有するキャップ本体60、及びキャップ本体60に脆弱部51を介して連結されたバンド部70を有して開口19を封鎖するように装着されたキャップ50が開方向に回転した際にバンド部70が口部11から抜けることを阻止するバンド抜け止め部としてのつば部21を口部11に有するので、シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有するチューブ容器本体10を提供することができる。
更に、本実施形態に係るチューブ容器1は、チューブ容器本体10が、開口19を有する筒状体の周面におねじ20を有する口部11、及び口部11に連なる肩部12を有する頭部成形体13と、頭部成形体13に連なって可撓性を有する胴部14とを有し、キャップ50が、おねじ20に嵌合するめねじ63を有するキャップ本体60と、キャップ本体60に脆弱部51を介して連結されたバンド部70とを有し、チューブ容器本体10の開口19を封鎖するようにキャップ50が装着され、チューブ容器本体10は、キャップ50が開方向に回転した際にバンド部70が口部11から抜けることを阻止するバンド抜け止め部としてのつば部21を口部11に有するので、シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有するチューブ容器1を提供することができる。
更に、本実施形態に係るチューブ容器本体10の製造方法は、開口19を有する筒状体の周面におねじ20を有する口部11、及び口部11に連なる肩部12がコンプレッション成形によって作製される頭部成形体13と、頭部成形体13に連なって可撓性を有する胴部14とを有し、チューブ容器本体10の製造方法は、おねじ20に嵌合するめねじ63を有するキャップ本体60、及びキャップ本体60に脆弱部51を介して連結されたバンド部70を有して開口19を封鎖するように装着されたキャップ50が開方向に回転した際にバンド部70が口部11から抜けることを阻止するバンド抜け止め部としてのつば部21を口部11に形成する工程を有するので、シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有するチューブ容器本体10の製造方法を提供することができる。
以下に、実施例を示して、本開示を更に詳細、かつ具体的に説明する。しかしながら、本開示は、以下の実施例に限定されるものではない。
<材料、及び製造方法>
内側からの層構成が、低密度ポリエチレンフィルム(170 μm)/印刷層/蒸着二軸延伸ポリエチレンテレフタラートフィルム(12μm)/低密度ポリエチレンフィルム(170 μm)の積層体が筒状にされた上で熱溶着されることによって胴部14が成形された。筒状の胴部14が金型に装着され、高密度ポリエチレンを材料とした頭部成形体13とともにコンプレッション成形されることによってチューブ容器本体10が作製された。チューブ容器本体10の胴部14の下端から中身として、ペースト状の食品が充填された後に胴部14の下端がヒートシールされた。そして、チューブ容器本体10の口部11に、飲料で標準的に用いられているキャップ50(NC−フラップ(登録商標)、日本クロージャー株式会社)が装着されることによってチューブ容器1が得られた。
このようにして作製されたチューブ容器1(チューブ容器本体10)は、キャップ50が開方向に回転した際にバンド部70が口部11から抜けることを阻止するバンド抜け止め部としてのつば部21を口部11に有するという本実施形態に係る特徴を有していた。
<評価方法>
(開栓試験)
チューブ容器1が100本用意され、すべてのキャップ50の開栓が行われた。キャップ本体60が取り除かれた後にバンド部70が口部11にとどまっているか、並びにキャップ本体60の回転、及び取り外しに支障が生じないかが確認された。
<結果>
上述された開栓試験の方法に基づいて100本のチューブ容器1について開栓が行われたところ、そのすべてにおいて、バンド部70が口部11から外れることはなかった。したがって、キャップ本体60と、バンド部70とが分離しないようにキャップ50を開栓してチューブ容器1の中身に手を加えることは不可能であった。一方で、開栓の際に、キャップ本体60の回転は滑らかであり、キャップ本体60の取り外しには支障がなかった。
以上の実施例の結果から、本実施形態に係るチューブ容器本体10、及びチューブ容器1は、シュリンク包装フィルムのような別の部材を使用することなく改ざん防止機能を有することが示された。
本開示は、液体、半固体、粉体等の中身を収容するチューブ容器本体10、及びチューブ容器1に好適に利用することができる。しかしながら、本開示は、上述された実施形態、及び実施例に限定されるものではない。本開示のチューブ容器本体10に充填される中身も、流動性を有するものや、絞り出したり押し出したりして用いられるものであれば特に限定されず、シャンプー等の化粧品、液体洗剤や柔軟剤等の洗剤、医薬品、雑貨品等の日用品や、飲料、調味料等の食品、接着剤等の工業用品、その他であっても良い。更に、本開示に係るチューブ容器本体10、及びチューブ容器1はタンパーエビデンス性を有するため、校正に用いられる標準液等のような初期開封後に速やかに使用される中身にも適している。
1 チューブ容器
10 チューブ容器本体
11 口部
12 肩部
13 頭部成形体
14 胴部
19 開口
20 おねじ(ねじ)
21 突起(バンド抜け止め部)
50 キャップ
51 脆弱部
60 キャップ本体
63 めねじ(ねじ)
70 バンド部

Claims (18)

  1. 開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び前記口部に連なる肩部を有する頭部成形体と、
    前記頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部と
    を有するチューブ容器本体であって、
    前記チューブ容器本体は、前記ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体、及び前記キャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部を有して前記開口を封鎖するように装着されたキャップが開方向に回転した際に前記バンド部が前記口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を前記口部に有することを特徴とする
    チューブ容器本体。
  2. 前記バンド抜け止め部は前記筒状体から径方向外側に突出するつば部であり、前記つば部は、前記バンド部が備える折り返し突起がつかえるように構成されることを特徴とする
    請求項1に記載のチューブ容器本体。
  3. 前記口部は、前記筒状体の全周に前記つば部を有することを特徴とする
    請求項2に記載のチューブ容器本体。
  4. 前記筒状体から外方への前記つば部の突出高さが前記折り返し突起の全長よりも小であることを特徴とする
    請求項2乃至3のいずれか1項に記載のチューブ容器本体。
  5. 前記口部は、前記つば部に隣接して前記肩部の側に周回状に延びる凹部を有し、前記凹部の幅が前記折り返し突起の全長よりも大であることを特徴とする
    請求項2乃至4のいずれか1項に記載のチューブ容器本体。
  6. 前記胴部は印刷層
    を含むことを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のチューブ容器本体。
  7. チューブ容器本体が、
    開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び前記口部に連なる肩部を有する頭部成形体と、
    前記頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部と
    を有し、
    キャップが、
    前記ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体と、
    前記キャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部と
    を有し、
    前記チューブ容器本体の前記開口を封鎖するように前記キャップが装着されたチューブ容器であって、
    前記チューブ容器本体は、前記キャップが開方向に回転した際に前記バンド部が前記口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を前記口部に有することを特徴とする
    チューブ容器。
  8. 前記バンド抜け止め部は前記筒状体から径方向外側に突出するつば部であり、前記つば部は、前記バンド部が備える折り返し突起がつかえるように構成されることを特徴とする
    請求項7に記載のチューブ容器。
  9. 前記口部は、前記筒状体の全周に前記つば部を有することを特徴とする
    請求項8に記載のチューブ容器。
  10. 前記筒状体から外方への前記つば部の突出高さが前記折り返し突起の全長よりも小であることを特徴とする
    請求項8乃至9のいずれか1項に記載のチューブ容器。
  11. 前記口部は、前記つば部に隣接して前記肩部の側に周回状に延びる凹部を有し、前記凹部の幅が前記折り返し突起の全長よりも大であることを特徴とする
    請求項8乃至10のいずれか1項に記載のチューブ容器。
  12. 前記胴部は印刷層
    を含むことを特徴とする
    請求項7乃至11のいずれか1項に記載のチューブ容器。
  13. 開口を有する筒状体の周面にねじを有する口部、及び前記口部に連なる肩部がコンプレッション成形によって作製される頭部成形体と、
    前記頭部成形体に連なって可撓性を有する胴部と
    を有するチューブ容器本体の製造方法であって、
    前記チューブ容器本体の製造方法は、前記ねじに嵌合するねじを有するキャップ本体、及び前記キャップ本体に脆弱部を介して連結されたバンド部を有して前記開口を封鎖するように装着されたキャップが開方向に回転した際に前記バンド部が前記口部から抜けることを阻止するバンド抜け止め部を前記口部に形成する工程を有することを特徴とする
    チューブ容器本体の製造方法。
  14. 前記バンド抜け止め部は前記筒状体から径方向外側に突出するつば部であり、前記つば部は、前記バンド部が備える折り返し突起がつかえるように構成されることを特徴とする
    請求項13に記載のチューブ容器本体の製造方法。
  15. 前記口部は、前記筒状体の全周に前記つば部を有することを特徴とする
    請求項14に記載のチューブ容器本体の製造方法。
  16. 前記筒状体から外方への前記つば部の突出高さが前記折り返し突起の全長よりも小であることを特徴とする
    請求項14乃至15のいずれか1項に記載のチューブ容器本体の製造方法。
  17. 前記口部は、前記つば部に隣接して前記肩部の側に周回状に延びる凹部を有し、前記凹部の幅が前記折り返し突起の全長よりも大であることを特徴とする
    請求項14乃至16のいずれか1項に記載のチューブ容器本体の製造方法。
  18. 前記胴部は印刷層
    を含むことを特徴とする
    請求項13乃至17のいずれか1項に記載のチューブ容器本体の製造方法。
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