JP2018111355A - 運転支援制御装置 - Google Patents

運転支援制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018111355A
JP2018111355A JP2017001952A JP2017001952A JP2018111355A JP 2018111355 A JP2018111355 A JP 2018111355A JP 2017001952 A JP2017001952 A JP 2017001952A JP 2017001952 A JP2017001952 A JP 2017001952A JP 2018111355 A JP2018111355 A JP 2018111355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
speed
lane
adjacent
adjacent preceding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017001952A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6880747B2 (ja
Inventor
宏貴 夏見
Hirotaka Natsumi
宏貴 夏見
正一 高橋
Shoichi Takahashi
正一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2017001952A priority Critical patent/JP6880747B2/ja
Publication of JP2018111355A publication Critical patent/JP2018111355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6880747B2 publication Critical patent/JP6880747B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】オートクルーズ走行制御を実行することができるとともに、ドライバーが車線変更をするか否かを適切に判断することができる運転支援制御装置を提供する。【解決手段】運転支援制御装置20は、オートクルーズ走行制御を実行するオートクルーズ走行制御部22を有する運転支援制御装置において、車両1の速度を取得するとともに、隣接車線において車両1に最も近い箇所を走行する第1隣接先行車両51よりも前方側を走行する第2隣接先行車両52の速度を取得する速度取得制御部21と、車両1の速度が第2隣接先行車両52の速度よりも速いか否かを判定し、この判定の結果に基づいて、報知装置15に車線変更に関する情報を報知させる報知制御部23と、を備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、運転支援制御装置に関する。
従来、車両の走行する車線の前方を走行する前方車両に当該車両を追従させて走行させる、いわゆるオートクルーズ走行制御を実行可能な運転支援制御装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平5−242400号公報
上述したようなオートクルーズ走行制御を実行可能な車両において、この車両が走行している車線に隣接する隣接車線における車両の前方側を他の車両(隣接先行車両と称する)が走行する場合がある。このような場合において、ドライバーが適切に車線変更をするためには、車両に最も近い箇所を走行する直近の隣接先行車両(第1隣接先行車両)よりもさらに前方側を走行する隣接先行車両(第2隣接先行車両)の速度と、ドライバーの運転する車両の速度との大小関係を考慮することが望まれる。しかしながら、従来、このような事項を考慮してドライバーが車線変更を適切に判断するための情報を報知できる運転支援制御装置は開発されていなかった。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、オートクルーズ走行制御を実行することができるとともに、ドライバーが車線変更をするか否かを適切に判断することができる運転支援制御装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明に係る運転支援制御装置は、車両の走行する車線の前方車両に前記車両を追従させて走行させるオートクルーズ走行制御を実行するオートクルーズ走行制御部を有する運転支援制御装置において、前記車両の速度を取得するとともに、前記車両の走行する前記車線に隣接する隣接車線において前記車両に最も近い箇所を走行する第1隣接先行車両よりも前方側を走行する第2隣接先行車両の速度を取得する速度取得制御部と、前記車両の速度が前記第2隣接先行車両の速度よりも速いか否かを判定し、この判定の結果に基づいて、前記車両に搭載された報知装置を制御して前記報知装置に車線変更に関する情報を報知させる報知制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、オートクルーズ走行制御を実行することができるとともに、車両の速度が第2隣接先行車両の速度よりも速いか否かを判定して、この判定結果に基づいて報知装置に車線変更に関する情報を報知させることができる。これにより、ドライバーは車線変更するか否かを適切に判断することができる。
また、本発明によれば、このようにドライバーが車線変更するか否かを適切に判断することができるので、無駄な車線変更に伴う不必要な減速・再加速の回数を減少できるので、車両の燃費を向上させることもできる。
図1(a)は実施形態1に係る車両の構成を説明するための模式図である。図1(b)は実施形態1に係る車両の走行時の状態を説明するための模式図である。 実施形態1に係る運転支援装置の構成を説明するための機能ブロック図である。 レーダーセンサの構成を説明するための模式図である。 実施形態1に係る運転支援制御装置による車線変更情報報知制御を説明するためのフローチャートの一例である。 図5(a)は実施形態2に係る車両の走行時の状態を説明するための模式図である。図5(b)は実施形態2に係る運転支援装置の構成を説明するための機能ブロック図である。 第2レーダーセンサの構成を説明するための模式図である。 実施形態2に係る運転支援制御装置による車線変更情報報知制御を説明するためのフローチャートの一例である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図面を用いて説明する。まず、本実施形態に係る運転支援制御装置20を有する車両1及び運転支援装置10の概略構成について説明し、次いで、運転支援制御装置20の詳細について説明する。図1(a)は、本実施形態に係る車両1の構成を説明するための模式図である。なお、図1(a)では、上方から車両1を視認した様子が模式的に図示されている。本実施形態に係る車両1は、一例として、キャブ2と、このキャブ2の後方側に配置された荷台3を有する商用車両(具体的にはトラック)である。但し、車両1の具体的な種類はこのような商用車両に限定されるものではない。また、図1(a)において、X方向が車両1の進行方向で前方に相当し、−X方向が車両1の進行方向で後方に相当する。
図1(b)は、車両1の走行時の状態を説明するための模式図である。車両1は、第1車線100を走行している。第1車線100の一方の側(Y方向側)には、第1車線100に隣接する隣接車線として、第2車線101が設けられている。なお、本実施形態では、第1車線100の一例として追い越し車線を用い、第2車線101の一例として走行車線を用いている。すなわち、図1(b)に示す車両1は、追い越し車線を走行している。
第2車線101において車両1の前方側の箇所には、他の車両(隣接先行車両と称する)が複数台、走行している。この複数台の隣接先行車両を隣接先行車両群50と称する。図1(b)では、この隣接先行車両群50の一例として、第1隣接先行車両51及び第2隣接先行車両52が走行している。具体的には、第1隣接先行車両51は、第2車線101において車両1に最も近い箇所を走行している。すなわち、第1隣接先行車両51は、車両1から見て、直近の隣接先行車両に相当する。第2隣接先行車両52は、第2車線101において、第1隣接先行車両51よりも前方側を走行している。すなわち、第2隣接先行車両52は、第1隣接先行車両51よりも車両1から遠い箇所を走行する隣接先行車両である。
なお、図1(b)において、第1隣接先行車両51は、第2車線101から一部はみ出して、第1車線100と第2車線101との境界線(センターライン)を跨ぐように走行している。これは、第1隣接先行車両51が第1車線100を走行した後に第2車線101に車線変更している途中の状態を、図1(b)が図示していることによるものである。
具体的には、第1隣接先行車両51が第1車線100を走行中に、車両1がこの第1隣接先行車両51に追従してオートクルーズ走行をし(このとき、第1隣接先行車両51は
オートクルーズ走行時の前方車両になる)、その後、第1隣接先行車両51が第2車線101に車線変更しようとして、第1車線100と第2車線101との境界線を跨いでいる状態を、図1(b)は図示している。そして、図1(b)の状態において、車両1のドライバーは、オートクルーズ走行を終了させて、第1車線100を走行している。
なお、第1隣接先行車両51の走行態様は、この図1(b)の走行態様に限定されるものではない。例えば、図1(b)において、第1隣接先行車両51は、第2車線101からはみ出ないようにして、第2車線101内を走行していてもよい。
図2は運転支援装置10の構成を説明するための機能ブロック図である。運転支援装置10は、車両1に搭載されている。運転支援装置10は、運転支援制御装置20を備えるとともに、レーダーセンサ11、車速センサ12、入力装置13、車両駆動装置14、及び報知装置15を少なくとも備えている。
図3はレーダーセンサ11の構成を説明するための模式図である。なお、レーダーセンサ11の構成を視認し易くするために、図3において、レーダーセンサ11以外の車両1の構成は二点鎖線で図示されている。本実施形態に係るレーダーセンサ11は、一例として、車両1のキャブ2の前方部分に配置されている。
このレーダーセンサ11は、車両1の前方及び斜め前方を含むような所定の角度範囲でレーダー(L)を発信して、対象物からの反射波を受信し、この受信結果に基づいて、対象物との距離を検出し、検出結果を運転支援制御装置20に伝える。これにより、運転支援制御装置20は、車両1の走行する車線の前方側に前方車両(図示せず)が存在するか否かや、第1隣接先行車両51や第2隣接先行車両52が存在するか否かを把握することができる。また、運転支援制御装置20は、このレーダーセンサ11の検出結果に基づいて、前方車両と車両1との距離や、第1隣接先行車両51と車両1との距離、及び第2隣接先行車両52と車両1との距離を検出することができる。なお、このような機能を有するものであれば、レーダーセンサ11の具体的な種類は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、レーダーセンサ11の一例として、ミリ波レーダーを送信するミリ波レーダーセンサを用いている。
図2を再び参照して、車速センサ12は、車両1の車速(すなわち自車両速度)を検出し、検出結果を運転支援制御装置20に伝える。入力装置13は、車両1の例えば運転席に搭載されている。入力装置13は、ドライバーがデータ等の情報を入力するための装置である。この入力装置13に入力された情報は運転支援制御装置20に伝えられる。車両駆動装置14は、エンジンやトランスミッション等、車両1を駆動するための装置である。報知装置15は、運転支援制御装置20に制御されて、各種の情報を報知する装置である。報知装置15としては、例えば、文字情報や画像情報等を表示する表示装置(インジケータ)や、音声情報を発するスピーカや、これらの組み合わせ等を用いることができる。本実施形態では、この報知装置15の一例として表示装置を用いている。なお、本実施形態に係る表示装置は、車両1の運転席に配置されている。
運転支援制御装置20は、速度取得制御部21、オートクルーズ走行制御部22、及び報知制御部23を備えている。また、運転支援制御装置20は、各種のデータやプログラム等を記憶する記憶部(図示せず)も備えている。具体的には、本実施形態に係る運転支援制御装置20はCPU及び記憶装置(ROM、RAM等)を有するマイクロコンピュータによって構成されており、このCPUの機能によってオートクルーズ走行制御部22、速度取得制御部21及び報知制御部23は実現されている。また、運転支援制御装置20の記憶部は、ROM、RAM等の記憶装置の機能によって実現されている。
運転支援制御装置20の速度取得制御部21は、車両1の速度(自車両速度)、車両1の走行する車線の前方側を走行する前方車両の速度(前方車両速度)、隣接車線の第1隣接先行車両51の速度(第1隣接先行車両速度)、及び、隣接車線の第2隣接先行車両52の速度(第2隣接先行車両速度)を取得する部位である。速度取得制御部21は、自車両速度を取得するにあたり、具体的には、車速センサ12の検出結果に基づいて自車両速度を取得する。
また速度取得制御部21は、前方車両速度を取得するにあたり、具体的には、レーダーセンサ11の検出結果と車速センサ12の検出結果に基づいて、これを取得する。より具体的には、速度取得制御部21は、レーダーセンサ11の検出結果に基づいて前方車両と車両1との距離の時間変化を取得し、車速センサ12の検出結果に基づいて自車両速度を取得し、この前方車両と車両1との距離の時間変化及び自車両速度に基づいて、前方車両速度を取得する。
これと同様に、速度取得制御部21は、レーダーセンサ11の検出結果に基づいて第1隣接先行車両51と車両1との距離の時間変化、及び、第2隣接先行車両52と車両1との距離の時間変化を取得する。そして、速度取得制御部21は、このようにして取得された第1隣接先行車両51と車両1との距離の時間変化と、自車両速度とに基づいて、第1隣接先行車両速度を取得する。また、速度取得制御部21は、第2隣接先行車両52と車両1との距離の時間変化と自車両速度とに基づいて、第2隣接先行車両速度を取得する。
なお、本実施形態においては、後述する図4のフローチャートにおいて、第2隣接先行車両速度を使用するが、第1隣接先行車両速度は使用しない。このため、速度取得制御部21は、第1隣接先行車両速度については、これを取得しなくてもよい。
運転支援制御装置20のオートクルーズ走行制御部22は、前方車両に車両1を追従させて走行させるオートクルーズ走行制御を実行する部位である。具体的には、オートクルーズ走行制御部22は、予め設定されたオートクルーズ走行制御における自車両速度の上限速度の範囲内で、車両1が前方車両に追従して走行するように、車両駆動装置14を制御する。
より具体的には、オートクルーズ走行制御部22は、予め設定されたオートクルーズ走行制御における自車両速度の上限速度を超えない範囲内で、自車両速度と前方車両速度との差が略ゼロとなるように自車両速度を決定し、この決定された自車両速度が得られるように車両駆動装置14を制御することで、車両1を前方車両に追従して走行させる。なお、このオートクルーズ走行制御自体は、公知技術(レーダーを用いた公知のオートクルーズ走行制御技術)を適用することができるため、これ以上詳細な説明は省略する。
なお、本実施形態に係るオートクルーズ走行制御部22は、車両1の運転席に配置されてドライバーによって操作されるオートクルーズ走行用スイッチ(図示せず)がONになった場合に、上述したオートクルーズ走行制御の実行を開始し、オートクルーズ走行用スイッチがOFFになった場合に、オートクルーズ走行制御を終了する。また、運転支援制御装置20は、オートクルーズ走行制御における自車両速度の上限速度をドライバーが任意に設定できるように、構成されている。具体的には、ドライバーがこの上限速度として希望する数値を入力装置13に入力した場合に、この入力された上限速度が運転支援制御装置20に設定される。
報知制御部23は、報知装置15を制御して、この報知装置15に各種情報を報知させる制御を実行する部位である。さらに本実施形態に係る報知制御部23は、自車両速度が第2隣接先行車両速度よりも速いか否かを判定し、この判定結果に基づいて車線変更に関
する情報を報知装置15に報知させる制御(以下、車線変更情報報知制御と称する)も実行する。この車線変更情報報知制御の詳細について、フローチャートを用いて説明すると、次のようになる。
図4は、本実施形態に係る運転支援制御装置20による車線変更情報報知制御を説明するためのフローチャートの一例である。なお、運転支援制御装置20は、車両1の走行中においてオートクルーズ走行制御処理の実行中に図4のフローチャートを実行してもよく、車両1の走行中においてオートクルーズ走行制御を実行していないときに図4のフローチャートを実行してもよい。本実施形態に係る運転支援制御装置20は、一例として、車両1の走行中においてオートクルーズ走行制御が実行されていない場合に、図4のフローチャートを最初にスタートすることとする。
まず、ステップS10において、速度取得制御部21は、前述したレーダーセンサ11を用いた手法によって、自車両速度を取得するとともに、第2隣接先行車両速度を取得する。
次いで、報知制御部23は、ステップS10で取得された自車両速度が第2隣接先行車両速度よりも速いか否かを判定する(ステップS20)。
ここで、ステップS20でYESと判定された場合、すなわち、自車両速度が第2隣接先行車両速度よりも速いと判定された場合、車両1は、そのままの速度で第1車線100を走行すれば、第2隣接先行車両52を追い越すことができる。そこで、ステップS20でYESと判定された場合、報知制御部23は報知装置15に車線変更しない方がよい旨を報知させる(ステップS30)。この一例として、本実施形態に係る報知制御部23は、報知装置15としての表示装置に、「車線変更せずにそのまま現在の車線を走行する方がよい」旨を表示させる。ステップS30が実行された後に、フローチャートはスタートから再度実行される(リターン)。
一方、ステップS20でNOと判定された場合、すなわち、自車両速度が第2隣接先行車両速度以下であると判定された場合、車両1がそのままの速度で車線変更して隣接車線である第2車線101を走行すれば、第1隣接先行車両51の後ろ側をスムースに走行することができる。具体的には、第1隣接先行車両51は第2隣接先行車両52の後方側を走行するため、第1隣接先行車両51は第2隣接先行車両速度以下で走行することになる。このため、自車両速度が第2隣接先行車両速度以下の場合、車両1がこの速度で車線変更して第2車線101を走行すれば、第1隣接先行車両51の後ろ側をスムースに走行することができる。そして、このように第2車線101に車線変更した後において、例えばオートクルーズ走行制御を実行すれば、第1隣接先行車両51に追従して燃費の良好な走行をすることができる。
そこで、ステップS20でNOと判定された場合、報知制御部23は報知装置15に車線変更した方がよい旨を報知させる(ステップS40)。この一例として、本実施形態に係る報知制御部23は、報知装置15としての表示装置に、「隣接車線に車線変更した方がよい」旨を表示させる。ステップS40が実行された後に、フローチャートはスタートから再度実行される(リターン)。
続いて、本実施形態に係る運転支援制御装置20の作用効果について、比較例に係る運転支援制御装置と比較しつつ説明する。まず、比較例として、オートクルーズ走行制御を実行することは可能であるが、図4で説明した本実施形態に係る制御処理を実行することができない運転支援制御装置を想定する。このような比較例に係る運転支援制御装置では、隣接車線を隣接先行車両群50が走行する場合において、自車両速度が第2隣接先行車両速度よりも速いか否かを判定し、この判定結果に基づいて、報知装置15に車線変更に関する情報を報知させることはできない。このため、比較例に係る運転支援制御装置では、ドライバーが車線変更するか否かを適切に判断することは困難である。
このため、比較例の場合、例えばドライバーは、実際には自車両速度が第2隣接先行車両速度よりも速く、このまま走行すれば第2隣接先行車両52を追い越せるにもかかわらず、自車両速度が第2隣接先行車両速度以下であると勘違いして、第1隣接先行車両51に追従して、第1隣接先行車両51とともに隣接車線に無駄に車線変更してしまうことがあった。この場合、隣接車線である第2車線101(走行車線)に車線変更後において、速度の遅い第2隣接先行車両52の影響により第2車線101が詰まってしまうので、ドライバーはブレーキペダルを踏んで減速する必要がある。また、このように減速した場合、前方の車両に追従して流れに乗って走行するために、再加速することが必要になることも考えられる。したがって、このような運転は、燃費が良好な運転とはいえない。
あるいは比較例の場合、例えば、ドライバーは、実際には自車両速度が第2隣接先行車両速度以下であり、このまま第1車線100を走行しても第2隣接先行車両52を追い越せないので、隣接車線に車線変更した方がよいにもかかわらず、自車両速度が第2隣接先行車両速度よりも速いと勘違いして、隣接車線に車線変更をしないことがあった。
これに対して、本実施形態によれば、オートクルーズ走行制御を実行することができるとともに、自車両速度が第2隣接先行車両速度よりも速いか否かを判定して、この判定結果に基づいて報知装置15を制御して、報知装置15に車線変更に関する情報を報知させることができる(ステップS20,ステップS30,ステップS40)。すなわち、本実施形態によれば、直近の隣接先行車両よりもさらに前方側を走行する隣接先行車両の速度とドライバーの運転する車両1の速度との大小関係を考慮して、車線変更に関する情報を報知させることができる。これにより、ドライバーは、車線変更するか否かを適切に判断することができる。
また本実施形態によれば、このようにドライバーが車線変更するか否かを適切に判断することができるので、上述した比較例のように無駄な車線変更を抑制することができるとともに、比較例のように車線変更をした方がよいにもかかわらずに車線変更をしないことも抑制することができる。また、本実施形態によれば、無駄な車線変更に伴う不必要な減速・再加速の回数を減少できるので、車両1の燃費を向上させることができる。すなわち、本実施形態によれば、ドライバーによる燃費走行を適切に支援することができる。
(実施形態2)
続いて、本発明の実施形態2について説明する。まず、本実施形態に係る運転支援制御装置20aを有する車両1a及び運転支援装置10aの概略構成について説明し、次いで、運転支援制御装置20aの詳細について説明する。図5(a)は、本実施形態に係る車両1aの走行時の状態を説明するための模式図である。車両1aは第1車線100を走行している。この第1車線100の隣接車線である第2車線101には、隣接先行車両群50が走行しており、さらに、第2車線101における車両1aの横方向(Y方向)には、横方向車両60が走行している。
図5(b)は、本実施形態に係る運転支援装置10aの構成を説明するための機能ブロック図である。運転支援装置10aは、第2レーダーセンサ11aをさらに備える点と、運転支援制御装置20に代えて運転支援制御装置20aを備える点とにおいて、図2の運転支援装置10と異なっている。
図6は、第2レーダーセンサ11aの構成を説明するための模式図である。第2レーダ
ーセンサ11aは、車両1aの横方向(Y方向)に向けてレーダー(L)を発信して、対象物からの反射波を受信し、この受信結果に基づいて、対象物との距離を検出し、検出結果を運転支援制御装置20aに伝える。この検出結果を受信した運転支援制御装置20aは、隣接車線に横方向車両60が存在するか否かを判定することができる。なお、本実施形態においては、第2レーダーセンサ11aの一例として、ミリ波レーダーセンサを用いている。
再び図5(b)を参照して運転支援制御装置20aについて説明する。運転支援制御装置20aは、横方向車両判定部24をさらに備える点と、報知制御部23に代えて報知制御部23aを備える点とにおいて、図2の運転支援制御装置20と異なっている。
横方向車両判定部24は、隣接車線に横方向車両60が存在するか否かを判定する部位である。報知制御部23aは、この横方向車両判定部24の判定結果をさらに考慮して、報知装置15に車線変更に関する情報を報知させる制御を実行する点において、実施形態1に係る報知制御部23と異なっている。この横方向車両判定部24及び報知制御部23aの詳細については、次の図7のフローチャートの説明の中で説明する。
図7は、本実施形態に係る運転支援制御装置20aによる車線変更情報報知制御を説明するためのフローチャートの一例である。図7のフローチャートは、ステップS25をさらに備える点において、図4のフローチャートと異なっている。まず、運転支援制御装置20aの速度取得制御部21はステップS10を実行し、次いで報知制御部23aはステップS20を実行する。このステップS10及びステップS20の内容は、図4のステップS10及びステップS20と同様であるため、説明を省略する。
ステップS20でYESと判定された場合、報知制御部23aはステップS30において、報知装置15に車線変更しない方がよい旨を報知させる。このステップS30の具体的な内容も図4のステップS30と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ステップS20でNOと判定された場合、すなわち、自車両速度が第2隣接先行車両速度以下であると判定された場合、横方向車両判定部24は、ステップS25において、隣接車線に横方向車両60が存在するか否かを判定する。具体的には、横方向車両判定部24は、第2レーダーセンサ11aの検出結果に基づいて、隣接車線である第2車線101における車両1aの横方向に横方向車両60が存在するか否かを判定する。なお、横方向車両判定部24は、第2車線101において横方向車両60が車両1aの後端部よりも後方側に相当する箇所に存在する場合には、ステップS25でNOと判定する。
ステップS25でYESと判定された場合、すなわち、隣接車線に横方向車両60が存在すると判定された場合、報知制御部23aは、報知装置15に車線変更した方がよい旨を報知させることを禁止して(すなわちステップS40の実行を禁止して)、報知装置15に車線変更しない方がよい旨を報知させる(ステップS30)。なお、このステップS30の内容は図4のステップS30と同様であるので詳細な説明は省略する。
一方、ステップS25でNOと判定された場合、すなわち、隣接車線に横方向車両60が存在しないと判定された場合、報知制御部23aは、ステップS40を実行して、報知装置15に車線変更した方がよい旨を報知させる。なお、このステップS40の内容は図4のステップS40と同様であるので詳細な説明は省略する。
以上説明した本実施形態によれば、前述した実施形態1の作用効果に加えて、次の作用効果を奏することができる。すなわち、本実施形態によれば、自車両速度が第2隣接先行車両速度以下の場合であっても(ステップS20でNO)、隣接車線に横方向車両60が
存在するときには(ステップS25でYES)、報知装置15に車線変更しない方がよい旨を報知させることができ(ステップS30)、自車両速度が第2隣接先行車両速度以下の場合において(ステップS20でYES)、隣接車線に横方向車両60が存在しないとき(ステップS25でNO)に限って報知装置15に車線変更した方がよい旨を報知させることができる(ステップS40)。これにより、ドライバーは、車線変更するか否かをより適切に判断することができる。この結果、車両1aの燃費を向上させて、ドライバーによる燃費走行を適切に支援することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1,1a 車両
10,10a 運転支援装置
20,20a 運転支援制御装置
21 速度取得制御部
22 オートクルーズ走行制御部
23,23a 報知制御部
24 横方向車両判定部
11 レーダーセンサ
11a 第2レーダーセンサ
12 車速センサ
13 入力装置
14 車両駆動装置
15 報知装置
51 第1隣接先行車両
52 第2隣接先行車両
60 横方向車両

Claims (3)

  1. 車両の走行する車線の前方車両に前記車両を追従させて走行させるオートクルーズ走行制御を実行するオートクルーズ走行制御部を有する運転支援制御装置において、
    前記車両の速度を取得するとともに、前記車両の走行する前記車線に隣接する隣接車線において前記車両に最も近い箇所を走行する第1隣接先行車両よりも前方側を走行する第2隣接先行車両の速度を取得する速度取得制御部と、
    前記車両の速度が前記第2隣接先行車両の速度よりも速いか否かを判定し、この判定の結果に基づいて、前記車両に搭載された報知装置を制御して前記報知装置に車線変更に関する情報を報知させる報知制御部と、を備えることを特徴とする運転支援制御装置。
  2. 前記報知制御部は、前記車両の速度が前記第2隣接先行車両の速度よりも速いと判定された場合に、前記報知装置に車線変更しない方がよい旨を報知させ、前記車両の速度が前記第2隣接先行車両の速度以下であると判定された場合に、前記報知装置に車線変更した方がよい旨を報知させる請求項1記載の運転支援制御装置。
  3. 前記隣接車線において前記車両の横方向に他の車両が存在するか否かを判定する横方向車両判定部を備え、
    前記報知制御部は、前記車両の速度が前記第2隣接先行車両の速度以下であると判定された場合であっても、前記横方向に前記他の車両が存在すると判定されたときには、前記報知装置に車線変更した方がよい旨を報知させることを禁止して車線変更しない方がよい旨を報知させ、前記車両の速度が前記第2隣接先行車両の速度以下であると判定された場合において、前記横方向に前記他の車両が存在しないと判定されたときに、前記報知装置に車線変更した方がよい旨を報知させる請求項2記載の運転支援制御装置。
JP2017001952A 2017-01-10 2017-01-10 運転支援制御装置 Active JP6880747B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017001952A JP6880747B2 (ja) 2017-01-10 2017-01-10 運転支援制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017001952A JP6880747B2 (ja) 2017-01-10 2017-01-10 運転支援制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018111355A true JP2018111355A (ja) 2018-07-19
JP6880747B2 JP6880747B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=62911716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017001952A Active JP6880747B2 (ja) 2017-01-10 2017-01-10 運転支援制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6880747B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111497830A (zh) * 2018-12-28 2020-08-07 丰田自动车株式会社 报告装置以及车辆控制装置
US20230356741A1 (en) * 2020-11-19 2023-11-09 Nissan Motor Co., Ltd. Travel Control Method and Travel Control Apparatus for Vehicle

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186141A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Mazda Motor Corp 車両の走行制御装置
JP2015066963A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 日産自動車株式会社 運転支援装置
JP2016088504A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社デンソー 運転支援装置
JP2016168985A (ja) * 2015-03-16 2016-09-23 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置
JP2016203942A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007186141A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Mazda Motor Corp 車両の走行制御装置
JP2015066963A (ja) * 2013-09-26 2015-04-13 日産自動車株式会社 運転支援装置
JP2016088504A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社デンソー 運転支援装置
JP2016168985A (ja) * 2015-03-16 2016-09-23 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置
JP2016203942A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 トヨタ自動車株式会社 走行制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111497830A (zh) * 2018-12-28 2020-08-07 丰田自动车株式会社 报告装置以及车辆控制装置
CN111497830B (zh) * 2018-12-28 2023-04-14 丰田自动车株式会社 报告装置以及车辆控制装置
US20230356741A1 (en) * 2020-11-19 2023-11-09 Nissan Motor Co., Ltd. Travel Control Method and Travel Control Apparatus for Vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP6880747B2 (ja) 2021-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10807608B2 (en) Vehicle control system, vehicle control method, and storage medium
JP5825239B2 (ja) 車両制御装置
JP6520177B2 (ja) 運転制御装置、運転制御方法
US7337056B2 (en) Driving control apparatus
JP6555482B2 (ja) 車両走行制御装置
JP6776968B2 (ja) 走行制御装置、車両および走行制御方法
JP2019059360A (ja) 車両制御装置
KR20170038902A (ko) 차량의 작동 중에 안전성을 향상시키는 시스템 및 방법
CN111148677B (zh) 自动驾驶车辆的控制方法及控制装置
JP2017088045A (ja) 走行制御装置
JP6880747B2 (ja) 運転支援制御装置
CN112046476B (zh) 车辆控制装置及其动作方法、车辆以及存储介质
WO2018199075A1 (ja) 車両制御装置および車両制御方法
JP6604368B2 (ja) 車両制御装置
JP6978538B2 (ja) 車両制御装置、車両、車両制御装置の動作方法およびプログラム
CN112046478B (zh) 车辆控制装置及其动作方法、车辆以及存储介质
JP2018192815A (ja) 車両制御装置
JP2018065503A (ja) 車両走行制御装置
JP2021041748A (ja) 車両運転支援装置
JP2009248683A (ja) 車間距離制御装置
JP2019043551A (ja) 運転制御装置
JP4481039B2 (ja) 先行車発進報知装置
JP7100608B2 (ja) 車両制御装置、車両、車両制御装置の動作方法およびプログラム
EP4215425A1 (en) Deceleration support device, deceleration support method, deceleration support program, and vehicle
JP2011121556A (ja) 運転学習システム及び運転支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6880747

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150