JP2018109680A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成を実行可能な第一モードよりも消費電力の少ない第二モードから復帰した画像形成装置が実行する前準備動作の効率化を図ること。【解決手段】節電制御部902はプリンタ装置150が画像形成を実行可能な第一モード(通常モード)と、第一モードと比較して消費電力の少ない第二モード(スリープモード)とを所定の切り替え条件にしたがって切り替えるジョブ管理部911はジョブ情報931と画像データ932を受信すると、RAM213に格納する。解析部912はジョブ情報931により指定されているページごとの色情報を取得して解析する。選択部913は、スリープモードから通常モードに復帰したときに、解析部912により取得され解析された色情報に応じて前準備動作(準備モード)を選択する。とりわけ、選択部913は、複数のページのうち一部のページの色情報が多色であることを示していれば、先頭ページの色情報が単色であること示していても、多色画像を形成するための準備動作を選択する。【選択図】 図9

Description

本発明は、前準備動作を実施する画像形成装置に関する。
画像形成装置は画像形成を即座に実行可能な待機モード(通常モード)から画像形成を実行できないスリープモードに遷移することで消費電力を削減する。画像形成装置が長時間にわたってスリープモードを維持すると、その間に設置環境の温度や湿度が変化し、トナー画像の濃度が目標濃度と異なってしまったり、色毎のトナー画像の形成位置が目標位置と異なってしまったりする。したがって、画像形成装置はスリープモードから待機モードに復帰すると前準備動作を実行する。前準備動作は、画像形成装置が画像を形成できるようになるために必要となる準備動作であり、トナー画像の濃度調整や画像形成位置(色ずれ)の調整などを含む。画像形成装置は前準備動作が完了するまで画像を形成できないため、前準備動作が複雑になればなるほど、操作者の待ち時間が増加する。特許文献1によれば、単色モード用の前準備動作と多色モード用の前準備動作とを備え、ホストコンピュータから受信した画像が単色画像か、多色画像かに応じて前準備動作を切り替える画像形成装置が提案されている。これにより、単色画像が受信されたときには、多色画像と比較して、より短時間で画像形成が開始可能となる。
特開2009−265430号公報
ところで、従来技術では、プリントジョブに単色ページと多色ページとが混在しているケースが十分に考慮されていない。たとえば、プリントジョブを受信したことに応答してスリープモードから復帰した画像形成装置は、1ページ目の画像データを解析し、単色画像かどうかを判定する。画像形成装置は、単色画像と判定すると、単色モード用の前準備動作を実行する。画像形成装置は、2ページ目が多色画像であると判定すると、多色モード用の前準備動作を実行する。つまり、操作者は1ページ目の画像形成で待たされ、さらに2ページ目の画像形成でも再び待たされる。さらに、多色モード用の前準備動作には、単色モード用の前準備動作が含まれているため、単色モード用の前準備動作が重複して実行されてしまう。また、画像データはコマンドと比較して非常に大きなデータであるため、画像データの解析も待ち時間を長くする。そこで、本発明は、画像形成を実行可能な第一モードと、第一モードよりも消費電力の少ない第二モードとを備え、第二モードから第一モードへ復帰した画像形成装置が実行する前準備動作の効率化を図ることを目的とする。
本発明は、たとえば、
シートにトナー画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段が画像形成を実行可能な第一モードと、前記第一モードと比較して消費電力の少ない第二モードとを所定の切り替え条件にしたがって切り替える切替手段と、
ホストコンピュータからページごとの色情報を含むジョブ情報と当該ジョブ情報に関連付けられた画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたジョブ情報により指定されているページごとの色情報を取得して解析する解析手段と、
前記画像形成手段が前記第二モードから前記第一モードに復帰したときに、前記解析手段により取得された色情報に応じて、前記画像形成手段に実行させる準備動作を選択する選択手段と、を有し、
前記選択手段は、前記ジョブ情報により指定された複数のページのうち一部のページの色情報が多色であることを示していれば、先頭ページの色情報が単色であること示していても、多色画像を形成するための準備動作を選択する選択手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、第二モードから第一モードへ復帰した画像形成装置が実行する前準備動作の効率化が図られる。
画像形成装置の断面図 制御システムのブロック図 中間転写ベルトの当接離間機構を説明する図 操作部を説明する図 前準備動作を説明する図 ジョブ情報のデータ構造を説明する図 スリープモードから復帰したときの準備動作を示すフローチャート 前準備動作の決定処理を示すフローチャート CPUが備える機能を説明するブロック図
以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが解決手段として必須のものとは限らない。
<画像形成装置の構成>
図1において画像形成装置100は画像読取装置160とプリンタ装置150とを備えている。プリンタ装置150はシートにトナー画像を形成する画像形成手段の一例である。プリンタ装置150は画像読取装置160により原稿から読み取られた画像をシートに形成したり、ホストコンピュータから指定された画像をシートに形成したりする。
プリンタ装置150は、一定の間隔をおいて略水平に配置された複数のプロセスユニット101y、101m、101c、101kを備えている。各プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、それぞれイエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の現像剤でトナー画像を形成する。なお、これら4色に共通する事項が説明されるときは、参照符号からymckの文字が省略される。プロセスユニット101は、感光体ドラム102、帯電ローラ103、露光装置104、現像器105、トナー容器106および補助帯電ブラシ109を備える。補助帯電ブラシ109および帯電ローラ103は感光体ドラム102の表面を一様に帯電させる。とりわけ、帯電ローラ103には帯電電圧が印加される。露光装置104は画像データに応じたレーザー光を感光体ドラム102の表面に照射し、静電潜像を形成する。現像器105はトナー容器106から供給されるトナーを静電潜像に付着させることで、静電潜像をトナー画像へ現像する。トナーの付着量を制御するために現像器105の現像スリーブには現像電圧が印加される。感光体ドラム102に対向して一次転写ローラ107が設けられており、感光体ドラム102と一次転写ローラ107とが一次転写部を形成している。一次転写ローラ107には一次転写を促すための一次転写電圧が印加される。感光体ドラム102は中間転写ベルト108の表面に当接しており、一次転写ローラ107は中間転写ベルト108の裏面に当接している。つまり、中間転写ベルト108は感光体ドラム102と一次転写ローラ107とにより挟持されている。中間転写ベルト108は転写されたトナー画像を二次転写部へ搬送する。
二次転写部は駆動ローラ122と二次転写ローラ110とにより形成されている。駆動ローラ122は中間転写ベルト108の裏面に当接し、中間転写ベルト108を駆動する。二次転写ローラ110は中間転写ベルト108の表面に当接している。シートカセット113はシートを収容しており、シートを一枚ずつ搬送路へ送り出す。搬送路に設けられたレジストローラ115はシートを二次転写部に供給する。シートは中間転写ベルト108と二次転写ローラ110とにより挟持されながら搬送され、中間転写ベルト108に担持されているトナー画像を転写される。二次転写ローラ110には転写を実行するための二次転写電圧が印加される。定着装置117は定着ローラと加圧ローラとを有し、未定着のトナー画像を担持したシートに対して熱と圧力を加えることで、トナー画像をシート上に定着させる。
画像センサ120は、トナー画像の濃度調整や色ずれ補正のために中間転写ベルト108に形成された測定用画像(テスト画像やパッチ画像と呼ばれてもよい)を測定するセンサである。YMCKの各トナー画像の濃度や画像形成位置は、画像形成装置100の設置環境(温度や湿度)に応じて変化する。特に、画像形成装置100が長期間にわたりスリープすることで設置場所の温度や湿度が大きく変化すると、各トナー画像の濃度や画像形成位置も変化してしまう。そこで、CPU211は、画像形成装置100が起動したときやスリープモードから通常モードに復帰したときに、画像濃度調整や色ずれ補正を実行する。
<制御システム>
図2は画像形成装置100を制御する制御システムを示している。コントローラ200はCPU基板210を有している。CPU基板210にはCPU211、ROM212、RAM213が実装されている。CPU211は一つ以上のプロセッサを有している。CPU211はROM212に記憶されている制御プログラムを実行し、制御プログラムにしたがって画像形成装置100の各部を制御する。操作部240は、CPU211が操作者に対して情報を出力するディスプレイ装置や音声回路などの出力ユニットと、操作者がCPU211に情報を入力する入力ユニットとを有している。CPU211は、通信回路220を介してホストコンピュータ230と接続されており、ホストコンピュータ230が送信するジョブ情報や画像データを受信し、RAM213に格納する。このようにCPU211は操作部240またはホストコンピュータ230多色画像形成開始の指示を受信する。ホストコンピュータ230はパーソナルコンピュータであってもよいし、プリンタサーバであってもよい。
CPU211は、画像形成のために、露光装置104、離間モータ251、定着モータ252、モータ253などを制御する。モータ253kは、感光体ドラム102kと現像器105kを駆動するモータである。モータ253yは感光体ドラム102yと現像器105yとを駆動するモータである。モータ253mは感光体ドラム102mと現像器105mとを駆動するモータである。モータ253cは感光体ドラム102cと現像器105cとを駆動するモータである。定着モータ252は定着装置117の加圧ローラや定着ローラを駆動する。離間モータ251は、中間転写ベルト108と各プロセスユニット101y、101m、101c、101kとを当接させたり、離間させたりするモータである。多色画像を形成する場合、CPU211は、図1が示すように、離間モータ251を駆動し、中間転写ベルト108に対してプロセスユニット101y、101m、101c、101kを当接させる。なお、中間転写ベルト108に対してプロセスユニット101が当接するとは、中間転写ベルト108に対して感光体ドラム102が当接することを意味する。黒色トナーによる単色画像を形成する場合、CPU211は、図3が示すように、離間モータ251を駆動し、中間転写ベルト108に対してプロセスユニット101kのみを当接させる。これは、CPU211は、離間モータ251を駆動し、一次転写ローラ107y、107m、107cを上方に移動させることで達成される。図3が示すように当接離間機構は、一次転写ローラ107y、107m、107cの回転軸を支持する支持部材302とこれに当接するカム301とから構成されてもよい。支持部材302は一端が回動軸303に固定されており、他端が移動自在となっている。離間モータ251がカム301を回転させることで、支持部材302が回動軸303を中心に回転する。このようにカム301が回転することで当接状態と離間状態とが切り替わる。
一般的にオフィスでは、多色画像よりも単色画像が多く形成されるため、CPU211は、中間転写ベルト108に対してプロセスユニット101kのみを当接させている。たとえば、シャットダウンが指示されたり、スリープモードへの遷移を指示されたりすると、CPU211は、プロセスユニット101y、101m、101cを中間転写ベルト108から離間させる。ただし、シャットダウン中やスリープ中に画像形成装置100のメンテナンスが実行されると、プロセスユニット101y、101m、101c、101kが当接状態に変更されてしまうことがある。たとえば、再起動時やスリープモードから通常モード(待機モード)への復帰時に、CPU211は、中間転写ベルト108に対してプロセスユニット101y、101m、101cが当接しているか離間しているかを検知するセンサ304を使用してもよい。CPU211はセンサ304が当接状態を検知すると、離間モータ251を駆動し、一次転写ローラ107y、107m、107cを上方に移動させ、中間転写ベルト108に対してプロセスユニット101y、101m、101cを離間させる。再起動時やスリープモードから通常モードへの復帰時にはこのような初期化動作が実行されてもよい。なお、単色モードにおいて、中間転写ベルト108からプロセスユニット101y、101m、101cを離間させることで、感光体ドラム102y、102m、102cや中間転写ベルト108の摩耗が減少する。このように、中間転写ベルト108に対してプロセスユニット101kのみを当接している状態は単色当接状態や部分当接状態(部分離間状態)と呼ばれてもよい。一方で、中間転写ベルト108に対してプロセスユニット101y、101m、101c、101kが当接している状態は多色当接状態や全当接状態と呼ばれてもよい。なお、図3においては、感光体ドラム102kは常に中間転写ベルト108に接触しているが、感光体ドラム102kも同様に当接離間機構により当接離間が可能であってもよい。この場合、支持部材302の回動軸303は、一次転写ローラ107kよりも右側に設けられ、かつ、一次転写ローラ107kの回転軸も支持部材302に支持されることになる。CPU211は、画像形成動作が終了すると、RAM213に記憶していたジョブ情報を消去する。
画像濃度調整や色ずれ補正を開始すると、CPU211は、離間モータ251、モータ253および露光装置104などを制御し、中間転写ベルト108に測定用画像を形成する。さらに、CPU211は、画像センサ120により測定用画像を読み取り、読み取り結果に基づき画像濃度調整や色ずれ補正を実行する。画像濃度調整のうち階調調整は、たとえば、画像データを変換する際に使用されるガンマ補正テーブルを調整することで実行される。最大濃度の調整は、たとえば、帯電電圧、現像電圧および転写電圧を調整することで実行される。色ずれ補正は、露光装置104y〜104kの画像書き出しタイミングを調整することで実行される。露光装置104y〜104kのデフォルトの画像書き出しタイミングは、感光体ドラム102y、102m、102c、102間の距離と中間転写ベルト108の搬送速度(プロセス速度)とに応じて決定されている。色ずれ補正では、露光装置104y〜104kのデフォルトの画像書き出しタイミングに対する補正値が決定される。
電源ユニット260は、商用電源などの外部電源から供給された交流電圧を数種類の直流電圧に変換し、画像形成装置100の各部に供給する。第一電源ライン261は通常モードだけでなくスリープモードにおいても電力を供給する。第二電源ライン262はスリープモードにおいては電力を供給しない。第二電源ライン262にはリレーやトランジスタなどのスイッチ263が設けられている。CPU211は通常モードからスリープモードに遷移すると、スイッチ263をオフに切り替える。一方、CPU211はスリープモードから通常モードに復帰すると、スイッチ263をオンに切り替える。これにより省電力化が達成される。
<操作部について>
図4は本実施例における操作部240の外観を示す図である。操作部240は、各種ボタンや表示部から構成されている。電源スイッチ401は電源ユニット260に対する外部電源からの電力の供給をON/OFFするスイッチである。節電ボタン402は画像形成装置100を省電力モード(スリープモード)へと移行させるための指示を入力するボタンである。節電ボタン402はスリープモードに移行した画像形成装置100を通常モードへ復帰させるボタンとしても機能する。電源LED403は外部電源からの電力が電源ユニットに供給されているときに緑色に点灯する。電源LED403は緑色の光を発光する緑色LEDと赤色の光を発光する赤色LEDを備えていてもよい。CPU211は、操作者が指示した機能が動作中であるときは電源LED403のうち緑色LEDを点滅させる。また、CPU211は、何らかのエラー等が発生した場合は赤色LEDを点灯させる。モードボタン404は操作者が自身に適した設定を予め行うためのキーである。テンキー405はコピー枚数やFAX送信先などの数字を入力するためのものである。リセットキー406は入力した数値をクリアしたり、現在選択中の各モードを初期状態に戻したりするためのものである。スタートボタン407はオペレーションパネル408やテンキー405で入力された内容を元に、実際に動作を開始するためのキーである。ストップボタン409はスタートボタン407によって開始された動作を、動作途中でキャンセルするためのキーである。410はヘルプキーであり、操作者に対して表示画面の説明文章を表示するためのキーである。オペレーションパネル408は入力装置と出力装置とを有している。オペレーションパネル408はタッチパネルと液晶パネルとを有していてもよい。操作者は、オペレーションパネル408を通じて、単色画像の形成や複製を指示したり、多色画像の形成や複製を指示したりする。
<前準備動作について>
図5(A)は多色画像(マルチカラー画像)を形成するための前準備動作を示している。図5(B)は単色画像(モノクロ画像)を形成するための前準備動作を示している。前準備動作は、画像形成装置100を画像形成可能な状態に移行させるための動作である。多色画像用の前準備動作には、画像濃度調整と色ずれ補正とが含まれている。
図5(A)が示すように、CPU211は、離間モータ251を駆動してプロセスユニット101kのみを中間転写ベルト108に当接させる。次に、CPU211は、モータ253k、モータ253y、253m、253cの駆動を開始する。これにより、現像器105y、105m、105c、105kと感光体ドラム102y、102m、102c、102kが回転を開始する。モータ253y、253m、253c、253kの回転速度が目標速度に到達して安定すると、CPU211は、離間モータ251を駆動し、中間転写ベルト108をプロセスユニット101y,101m,101cも当接させる。CPU211は、帯電ローラ103に帯電電圧を供給することで、感光体ドラム102y、102m、102c、102kは負極性に帯電される。CPU211は、画像濃度を調整するためのYMCKそれぞれの測定用画像を中間転写ベルト108に形成し、それを画像センサ120で読み取り、YMCKそれぞれのトナー画像の濃度を調整する。同様に、CPU211は、画像形成位置を調整(色ずれ補正)するためのYMCKそれぞれの測定用画像を中間転写ベルト108に形成し、それを画像センサ120で読み取り、YMCKそれぞれのトナー画像の形成位置を調整する。
図5(B)が示すように、単色画像用の前準備動作でCPU211は離間モータ251を駆動してプロセスユニット101kのみ当接した状態にする。次に、CPU211は、モータ253kの駆動を開始する。これにより、現像器105kと感光体ドラム102kとが回転を開始する。モータ253kの回転速度が目標速度に達して安定すると、CPU211は帯電ローラ103を用いて感光体ドラム102kを負極性に帯電させる。スリープモードから復帰したときの前準備動作で、CPU211は、黒色のトナー画像について画像濃度調整を実行する。なお、CPU211は、色ずれ補正をスキップする。
このようにCPU211は、多色画像を形成するための前準備動作(多色モード)と単色画像を形成するための前準備動作(単色モード)とを有している。図5(A)が示す単色画像用の前準備動作の実行時間Tm2は多色画像用の前準備動作の実行時間Tm1よりも短い。よって、単色画像用の前準備動作は多色画像用の前準備動作と比較してより短時間で終了する。
<スリープモードについて>
本実施例における画像形成装置は、画像形成開始指示を受信した際に速やかに画像形成動作が実行可能な通常モードと、通常モードよりも消費電力を削減した省電力状態で待機するスリープモードを有する。
CPU211は、通常モードにおいて節電ボタン402が押下されたことを検知すると、スリープモードへの遷移を実行する。また、CPU211は、通常モードにおいて所定時間にわたり操作者による操作を検知できない場合にスリープモードへの遷移を実行する。スリープモード中はスイッチ263がオフにされるため、モータ類には電力が供給されず、コントローラ200、通信回路220、操作部240にのみ電力が供給される。これにより、消費電力が削減される。
スリープモード中に節電ボタン402が押下された場合や、通信回路220を介してホストコンピュータ230画像形成開始の指示を受けたることがある。この場合は、CPU211は、スイッチ263をオンに切り替えることで、画像形成装置100全体に電力を供給し、通常モードへ復帰する。このとき、節電ボタン402の押下によって復帰が行われたか、あるいは、ホストコンピュータ230による画像形成要求が行われたか、を判別するための復帰要因情報をCPU211はRAM213に格納してもよい。
<ジョブ情報について>
図6(A)、図6(B)はジョブ情報を示している。ジョブ情報は、先頭の画像データとともに、または画像データよりも先にホストコンピュータ230から画像形成装置100に転送される情報である。ジョブ情報は、たとえば、ジョブを識別するためのジョブIDと、ジョブにより画像を形成されるシートのページ数、ページ毎の色(単色/多色)を示す色情報を含む。なお、図6(A)と図6(B)とを比較するとわかるように、色情報の欄はページ数に応じて拡張される。
図6(A)に示されたジョブ情報によれば、1ページ目が単色画像であり、2ページ目が多色画像であり、3ページ目が多色画像であることが示されている。CPU211はジョブ情報を受信すると、受信したジョブ情報を解析し、ジョブ情報にジョブIDが存在することを確認し、ページ数が3であることを確認し、ページ毎の色データがそれぞれ単色、単色、多色であることを確認する。つまり、CPU211は、画像データを解析することなくジョブ情報を解析することで、極めて短時間で、ジョブを構成するページに多色のページが存在するかどうかを判定できる。なお、ホストコンピュータ230は、ジョブごとにジョブ情報を作成し、画像データの転送を開始する前に、画像形成装置100に送信する。
<スリープ復帰時の準備動作判定について>
図7は準備動作の判定処理を示している。この判定処理は、CPU211がROM212に格納されている制御プログラムをRAM213に読み出して実行することにより実施される。なお、CPU211は、スリープモードから通常モードへ復帰したときにこの判定処理を実行する。
S701で、CPU211はジョブ情報の有無を判定する。プリンタ装置150がスリープしている間もCPU211は節電ボタン402の押下を監視するとともに、ホストコンピュータ230からプリントジョブの投入を監視している。このどちらかのイベントを検知すると、CPU211はスイッチ263をオフからオンに切り替えることで画像形成装置100をスリープモードから通常モードへ復帰させる。CPU211は、ホストコンピュータ230からネットワーク経由でプリントジョブを投入されると、ジョブ情報や画像データをRAM213に格納する。一方で、節電ボタン402の押下が検知された場合、RAM213にジョブ情報は格納されない。RAM213に格納されているジョブ情報を発見すると、CPU211はS702へ進む。RAM213に格納されているジョブ情報を発見できなければ、CPU211はS705へ進む。なお、上述した復帰要因情報を参照してこの判定処理が実行されてもよい。
S702で、CPU211は、多色画像用の前準備動作(多色モード)と単色画像用の前準備動作(単色モード)とのいずれの前準備動作を実行すべきかをジョブ情報に基づき決定する。この決定処理の詳細は後述される。
S703で、CPU211は、決定された準備モードが単色モードかどうかを判定する。単色モードである場合、CPU211はS704へ進む。単色モードでなければ、CPU211は、S705に進む。S704でCPU211は単色モードで前準備動作を実行し、S706に進む。単色モードの前準備動作は図5(A)に示された通りである。S705でCPU211は多色モードで前準備動作を実行し、S706に進む。多色モードの前準備動作は図5(B)に示された通りである。S706でCPU211は前準備動作を完了する。
このようにホストコンピュータ230からプリントジョブを投入されたことでスリープモードから復帰したときはジョブ情報に応じて準備動作が選択される。よって、準備動作の効率化が達成される。また、節電ボタン402が押し下げられたことでスリープモードから復帰したときは多色画像が形成されるか、単色画像が形成されるかは不明であるため、多色画像用の準備動作が実行されてもよい。
<準備モードの決定処理について>
図8は準備モードの決定処理を示している。この決定処理はS702をサブルーチン化したものである。決定処理もCPU211がROM212に格納された制御プログラムをRAM213に読み出して実行することにより実施される。
S801で、CPU211は、RAM213から取得したジョブ情報を解析する。たとえば、CPU211は、ジョブ情報における色情報を先頭ページから所定ページまたは最終頁まで順番に解析する。より具体的に説明すると、CPU211は、解析対象のページ番号を管理するための変数iと、最終頁の番号を管理するための変数nとをRAM213に格納する。CPU211は、S801、S802、S803から構成される判定ループを一巡するたびに変数iを1ずつインクリメントする。変数iの初期値は1である。また、CPU211は、ジョブ情報から読み出したページ数を変数nに設定する。
S802でCPU211は多色ページが見つかったかどうかを判定する。たとえば、CPU211は、変数iによって指し示されるページ番号の色情報が多色かどうかを判定する。CPU211は、変数iによって指し示されるページ番号の色情報が多色でなければ、S803に進む。一方で、S802において多色ページが見つかると、CPU211はS805に進む。S805でCPU211は準備モードの決定結果に多色モードを設定(選択)し、準備モードの決定処理を終了する。
S803でCPU211はジョブ情報の解析処理の終了条件が満たされたかどうかを判定する。終了条件は、たとえば、ジョブ情報におけるすべてのページについて色情報の解析が終了したことである。たとえば、CPU211は解析中のページ番号を示す変数iが最終ページ番号を示す変数nに一致していれば、すべてのページについて色情報の解析が終了したと判定し、準備モードの決定処理を終了する。一方で、CPU211は解析中のページ番号を示す変数iが、最終ページ番号を示す変数nよりも小さければ、すべてのページについて色情報の解析が終了していないと判定し、S801に戻る。
S803で終了条件が満たされるとCPU211はS804に進む。S804で、CPU211は準備モードの決定結果に単色モードを設定(選択)し、準備モードの決定処理を終了する。なお、S804はS801の前のステップにおいて初期化処理として実行されてもよい。この場合、多色ページが見つからなければ、初期化処理により準備モードとして設定された単色モードが維持される。
ここではジョブ情報に含まれているすべてのページの色情報が解析されているが、終了条件は別の条件であってもよい。たとえば、プリントジョブに含まれる全ページ数がある閾値を超えている場合、CPU211は、途中のページで解析処理を打ち切ってもよい。解析処理を途中のページで打ち切ることで、操作者の待ち時間が減少する。準備モードの決定処理を実行している時間は操作者にとっては待ち時間となる。ただし、短い待ち時間であれば、操作者は前準備動作の開始が遅延したとは感じないであろう。したがって、閾値となるページ数は、前準備動作の開始が遅延したことを認識しにくい時間に決定される。このような時間は、たとえば、500msecである。1ページ当たりの解析時間が50msecであれば、閾値は10ページに決定される。つまり、先頭ページから10ページまでに多色ページが存在しなければ、CPU211は準備モードとして単色モードを選択する。
ここではページ数を用いて終了条件が定義されているが、時間を用いて終了条件が定義されてもよい。CPU211はS701においてタイマーをスタートさせ、S803でタイマーにより計時された時間が閾値時間を超えたかどうかを判定する。閾値時間は、たとえば、上述した500msecである。タイマーにより計時された時間が閾値時間を超えていなければ、終了条件が満たされていないため、CPU211は801に戻る。一方で、タイマーにより計時された時間が閾値時間を超えていれば、終了条件が満たされているため、CPU211はS804に進む。
ところで、一つのプリントジョブあたりで出力されるページ数は操作者に依存することがある。たとえば、一つのプリントジョブあたりで出力されるページ数の平均値が終了条件として採用されてもよい。つまり、平均的なページ数まで解析を行うことで、操作者は遅延時間を認識しないと考えらえる。CPU211は、プリントジョブごとの総ページ数に基づきページ数の平均値を求め、終了条件となる閾値ページ数に設定してもよい。
<まとめ>
図9はCPU211が制御プログラムを実行することで実現される機能を示している。これらの機能のすべてまたは一部はASICやFPGAなどのハードウエアによって実現されてもよい。
タイマー901は通常モードにおいて画像形成モードが実行されない時間を計時する計時手段である。節電制御部902はスイッチ263を制御することで動作モードを切り替える。つまり、節電制御部902はプリンタ装置150が画像形成を実行可能な第一モード(通常モード)と、第一モードと比較して消費電力の少ない第二モード(スリープモード)とを所定の切り替え条件にしたがって切り替える切替手段として機能する。たとえば、節電制御部902は、タイマー901により計時された時間(タイマー値)が閾値時間を超えると、プリンタ装置150の動作モードを通常モードからスリープモードに切り替える。節電制御部902は、スリープモードから通常モードへの切り替え条件が満たされると、プリンタ装置150の動作モードをスリープモードから通常モードに切り替える。切り替え条件は、節電ボタン402が押し下げられたことやホストコンピュータ230からプリントジョブを投入されたことである。プリントジョブの投入とは、少なくともジョブ情報931と画像データ932を受信したことである。
図2に示した通信回路220は、ホストコンピュータ230からジョブ情報と当該ジョブ情報に関連付けられた画像データを受信する受信手段として機能する。ジョブ管理部911は、通信回路220を介してジョブ情報931と画像データ932を受信すると、RAM213に格納する。
解析部912は、通信回路220により受信されたジョブ情報により指定されているページごとの色情報を取得して解析する解析手段の一例である。選択部913は、プリンタ装置150がスリープモードから通常モードに復帰したときに、解析部912により取得された色情報の解析結果に応じて、プリンタ装置150に実行させる前準備動作(準備モード)を選択する選択手段として機能する。準備動作制御部914は、選択部913により選択された準備モードにしたがって、プリンタ装置150を制御して前準備動作を実行し、プリンタ装置150を画像形成可能な状態に遷移させる。このように、本実施例によれば、スリープモードから復帰した画像形成装置100が実行する前準備動作は、画像データの代わりにジョブ情報を解析することで選択されるため、前準備動作の時間が短縮され、前準備動作の効率化が図られる。
図6(A)などを用いて説明したように、ジョブ情報は、ページごとに色情報を有していてもよい。図8を用いて説明したように、選択部913は、ジョブ情報により指定された複数のページのうち一部のページの色情報が多色であることを示していれば、先頭ページの色情報が単色であることを示していても、プリンタ装置150に多色画像を形成するための準備動作を選択する。一方で、選択部913は、ジョブ情報により指定された複数のページの色情報がいずれも単色であることを示していれば、プリンタ装置150に単色画像を形成するための準備動作を実行させる。これにより単色用の前準備動作と多色用の前準備動作とが重複して実行されにくくなる。
なお、選択部913は、ジョブ情報により指定された先頭ページから所定ページまでの一部のページの色情報が多色であることを示していれば、プリンタ装置150に多色画像を形成するための準備動作を実行させてもよい。選択部913は、ジョブ情報により指定された先頭ページから所定ページまでの色情報がいずれも単色であることを示していれば、プリンタ装置150に単色画像を形成するための準備動作を実行させてもよい。これにより、すべてのページについて色情報を解析しなくても済むようになるため、操作者は解析処理に伴う遅延時間を感知しにくくなる。解析部912が取得する色情報の対象となるページの枚数(先頭ページから所定ページまでの枚数)は予め固定された枚数であってもよい。また、この枚数は動的に決定されてもよい。たとえば、条件設定部916は、ジョブ情報ごとのページ数の平均値を求める平均化手段として機能してもよい。条件設定部916は、平均値を終了条件として終了判定部915に設定する。終了判定部915は、解析部912により取得されて解析された色情報の数(つまり、ページ数)が終了条件を満たしているかどうかを判定する。つまり、解析部912が取得する色情報の対象となる先頭ページから所定ページまでの枚数は、ジョブ情報ごとのページ数の平均値であってもよい。終了判定部915は、終了条件が満たされたと判定すると、解析部912に解析の終了を指示する。解析部912は、終了を指示されると、解析結果を選択部913に通知する。S802に関して説明したように、解析部912は、終了条件が満たされる前に多色ページを発見したときも、解析結果を選択部913に通知する。図8によれば、終了条件が満たされる前に通知される解析結果は、多色ページが見つかったことを示している。一方で、終了条件が満たされた後に通知される解析結果は、多色ページが見つからなかったことを示している。選択部913は、多色ページが見つかったことを示す解析結果を受けとれば、多色画像用の準備動作を選択する。選択部913は、多色ページが見つからなかったことを示す解析結果を受けとれば、単色画像用の準備動作を選択する。
なお、解析部912が取得する色情報の対象となる先頭ページから所定ページまでの枚数は解析部912が所定時間以内で色情報を解析可能な枚数であってもよい。このような終了条件を条件設定部916が終了判定部915に設定することで、操作者は、解析に伴う遅延時間を感知しにくくなろう。
プロセスユニット101y〜101kは、電子写真プロセスにしたがってそれぞれ色の異なるトナー画像を形成する複数のプロセス手段の一例である。プロセスユニット101kは黒色のトナー画像の形成に関与する第一プロセス手段の一例である。プロセスユニット101y〜101cは、黒色のトナー画像の形成に関与しない一つ以上の第二プロセス手段の一例である。準備動作制御部914は、選択部913の決定結果にしたがって、プリンタ装置150に単色画像を形成するための準備動作を実行させる場合には、第一プロセス手段に準備動作を実行させる。また、準備動作制御部914は、プリンタ装置150に多色画像を形成するための準備動作を実行させる場合には、第一プロセス手段と第二プロセス手段との両方に準備動作を実行させる。このように、単色画像を形成するための準備動作では、プロセスユニット101kだけが準備動作を実行するため、より短時間で画像形成を実行可能となる。
図1や図3を用いて説明したように単色画像を形成する場合にはプロセスユニット101kの像担持体のみが中間転写体に当接する。感光体ドラム102は像担持体の一例である。中間転写ベルト108は中間転写体の一例である。また、多色画像を形成する場合にはプロセスユニット101kの像担持体とプロセスユニット101y〜101cの像担持体との両方が中間転写体に当接する。当接制御部917は、準備動作制御部914からの当接指示や離間指示にしたがって離間モータ251を駆動することで中間転写体の位置(当接位置と離間位置)を制御する制御手段として機能する。図1は中間転写ベルト108の当接位置(当接状態)を示している。図3は中間転写ベルト108の離間位置(離間状態)を示している。
プリンタ装置150に単色画像を形成するための準備動作には第一プロセス手段が形成するトナー画像の濃度調整が含まれてもよい。濃度調整部921は、黒トナーを用いた測定用画像をプロセスユニット101kに作成させ、中間転写ベルト108に転写させる。濃度調整部921は、画像センサ120から測定用画像の読取結果(測定結果)を取得し、黒用のガンマ補正テーブルを調整したり、黒の最大濃度を調整したりする。最大濃度の調整結果は、帯電電圧や現像電圧、転写電圧に反映される。多色画像を形成するための準備動作には、プロセスユニット101kが形成するトナー画像の濃度調整に加えて、プロセスユニット101y〜101cが形成するトナー画像の濃度調整が含まれる。濃度調整部921は、イエロートナーを用いた測定用画像をプロセスユニット101yに作成させ、中間転写ベルト108に転写させる。濃度調整部921は、画像センサ120から測定用画像の読取結果(測定結果)を取得し、イエロー用のガンマ補正テーブルを調整したり、イエローの最大濃度を調整したりする。濃度調整部921は、マゼンタトナーを用いた測定用画像をプロセスユニット101mに作成させ、中間転写ベルト108に転写させる。濃度調整部921は、画像センサ120から測定用画像の読取結果(測定結果)を取得し、マゼンタ用のガンマ補正テーブルを調整したり、マゼンタの最大濃度を調整したりする。濃度調整部921は、シアントナーを用いた測定用画像をプロセスユニット101cに作成させ、中間転写ベルト108に転写させる。濃度調整部921は、画像センサ120から測定用画像の読取結果(測定結果)を取得し、シアン用のガンマ補正テーブルを調整したり、シアンの最大濃度を調整したりする。また、多色画像を形成するための準備動作には、プロセスユニット101kが形成するトナー画像の形成位置とプロセスユニット101y〜101cが形成するトナー画像の形成位置との間の位置調整とが含まれてもよい。色ずれ補正部922は、プロセスユニット101y〜101kにそれぞれ色ずれ補正用の測定用画像を中間転写ベルト108に形成させ、画像センサ120に読み取らせる。色ずれ補正部922は、基準色(例:イエロー)の測定用画像に対する他の色(マゼンタ、シアン、黒)の測定用画像の位置ずれ量を求め、位置ずれ量に応じた画像書き出しタイミングの補正値を露光装置104に設定する。
100…画像形成装置、101y〜101k…プロセスユニット、211…CPU、202…通信回路、902…節電制御部、911…ジョブ管理部、912…解析部、913…選択部

Claims (10)

  1. シートにトナー画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段が画像形成を実行可能な第一モードと、前記第一モードと比較して消費電力の少ない第二モードとを所定の切り替え条件にしたがって切り替える切替手段と、
    ホストコンピュータからページごとの色情報を含むジョブ情報と当該ジョブ情報に関連付けられた画像データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたジョブ情報により指定されているページごとの色情報を取得して解析する解析手段と、
    前記画像形成手段が前記第二モードから前記第一モードに復帰したときに、前記解析手段により取得された色情報に応じて、前記画像形成手段に実行させる準備動作を選択する選択手段と、を有し、
    前記選択手段は、前記ジョブ情報により指定された複数のページのうち一部のページの色情報が多色であることを示していれば、先頭ページの色情報が単色であること示していても、多色画像を形成するための準備動作を選択することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記選択手段は、前記ジョブ情報により指定された複数のページの色情報がいずれも単色であることを示していれば、前記画像形成手段に単色画像を形成するための準備動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記選択手段は、前記ジョブ情報により指定された先頭ページから所定ページまでのうちの一部のページの色情報が多色であることを示していれば、前記画像形成手段に多色画像を形成するための準備動作を実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記選択手段は、前記ジョブ情報により指定された先頭ページから所定ページまでの色情報がいずれも単色であることを示していれば、前記画像形成手段に単色画像を形成するための準備動作を実行させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記解析手段が取得する色情報の対象となる前記先頭ページから前記所定ページまでの枚数は予め固定された枚数であることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記ジョブ情報ごとのページ数の平均値を求める平均化手段をさらに有し、
    前記解析手段が取得する色情報の対象となる前記先頭ページから前記所定ページまでの枚数は前記平均値であることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  7. 前記解析手段が取得する色情報の対象となる前記先頭ページから前記所定ページまでの枚数は前記解析手段が所定時間以内で色情報を解析可能な枚数であることを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成手段は、
    電子写真プロセスにしたがってそれぞれ色の異なるトナー画像を形成する複数のプロセス手段を含み、
    前記複数のプロセス手段は、黒色のトナー画像の形成に関与する第一プロセス手段と、前記黒色のトナー画像の形成に関与しない一つ以上の第二プロセス手段とを有し、
    前記選択手段は、前記画像形成手段に単色画像を形成するための準備動作を実行させる場合には、前記第一プロセス手段に準備動作を実行させ、前記画像形成手段に多色画像を形成するための準備動作を実行させる場合には、前記第一プロセス手段と前記第二プロセス手段との両方に準備動作を実行させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記単色画像を形成する場合には前記第一プロセス手段の像担持体のみが中間転写体に当接し、前記多色画像を形成する場合には前記第一プロセス手段の像担持体と前記第二プロセス手段の像担持体との両方が前記中間転写体に当接するよう、前記中間転写体の位置を制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段に単色画像を形成するための準備動作には前記第一プロセス手段が形成するトナー画像の濃度調整が含まれ、
    前記画像形成手段に多色画像を形成するための準備動作には、前記第一プロセス手段が形成するトナー画像の濃度調整と、前記第二プロセス手段が形成するトナー画像の濃度調整と、前記第一プロセス手段が形成するトナー画像の形成位置と前記第二プロセス手段が形成するトナー画像の形成位置との間の位置調整とが含まれることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
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