JP2021005005A - 画像形成装置 - Google Patents

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直人 渡辺
清治 水主村
Kiyoharu Kakomura
清治 水主村
志賀 剛
Takeshi Shiga
剛 志賀
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Abstract

【課題】ライセンス購入によりプリント速度を変更する場合に、プリント速度の変更により自動階調補正の実行の必要可否を判断して、ユーザに自動階調補正の実行の必要性を報知する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成速度を切り替えるライセンスの付与を受け付けるライセンス受付手段と、ライセンスの付与を受けた場合に、所定時間当たりの印刷枚数である印刷速度を切り替える切り替え手段と、トナー像を担持する感光ドラム上へ画像形成する画像形成速度に対応する濃度階調補正手段を備える画像形成装置において、切り替え手段による印刷速度の変更は、画像形成の時間間隔の変更と画像形成速度の変更を伴う第一画像形成速度変更手段と、画像形成速度の変更を伴わない第二画像形成速度変更手段の少なくとも一つを備え、第一画像形成速度変更手段による画像形成速度の変更である場合に、濃度階調補正手段の実施をユーザへ報知する報知手段を備える。【選択図】図10

Description

本発明は、例えば、ライセンスを購入することで、ある一定期間だけ所定時間の画像印刷速度を早くすることが可能な画像形成装置における、出力画像の階調性を最適化する自動階調補正制御を備える画像形成装置に関する。
同一のハードウェア構成を有する画像形成装置に対して、ユーザが購入することで付与されたライセンスにより、画像形成装置のプリント速度を一時的に変更、もしくは恒久的に変更することを可能とした画像形成装置が提案されている(特許文献1)。
また、従来から高品位な画像を再現すべく、画像形成装置が形成する画像の階調性を最適化するための画像処理条件を調整するキャリブレーション(以後、自動階調補正)技術が提案されている(特許文献2)。
この自動階調補正は、感光ドラムなどで構成される画像形成部がトナー潜像画像を形成する画像形成速度(以後、プロセス速度)が、普通紙・厚紙といったメディア毎に異なる場合においては、図17に示すように異なるプロセス速度を持つメディア毎に自動階調補正を実行する手段を持っているのが一般的である。
理由は、プロセス速度の違いにより、トナーの現像特性といった画像形成特性が変わるためであり、ルックアップテーブル(LUT)といった画像形成条件を画像形成特性に合うように変更する必要があるためである。
特許第6112881号公報 特開2004−106314号公報
従来から、同一のハードウェア構成を有する画像形成装置に対して、画像形成装置のプリント速度を変更することで、プリント速度の異なる複数機種の画像形成装置を提供することが行われている。
このプリント速度の変更方法は、プロセス速度を変更して、かつ画像形成を行う間隔の時間である画像間隔時間Tを変更する第一プリント速度変更方法と、プロセス速度は同じであるが画像間隔時間Tのみを変更する第二プリント速度変更方法の2つがある。
具体的な例として、図16用いて異なるハードウェア構成で、複数のプリント速度を持つ機種Aと機種Bを例に説明する。
図16は機種とプリント速度であるPPMと、メディア毎のプロセス速度との関係を示す図である。機種Bでは、70ppmと80ppmのプリント速度を、第一プリント速度変更方法により2つの機種を実現している。機種Aでは、20ppmと30ppmのプリント速度を、前述した第二プリント速度変更方法により2つの機種を実現している。
特許文献1のように、ライセンスを購入することで一定期間、プリント速度の変更が可能な画像形成装置においては、機種Aで20ppmから30ppmにプリント速度を変更する場合は、プロセス速度の変更がない。よって、自動階調補正を実行しなくても変更前の階調性を維持することができる。
一方、機種Bでは70ppmから80ppmにプリント速度を変更する場合には、プロセス速度の変更がされるため、自動階調補正を実行しなければ、変更前と変更後では階調性が変わってしまう。
次に、図9を用いて、同一のハードウェア構成で65ppm・70ppm・80ppmの3つプリント速度の異なる機種を持つ画像形成装置を例に説明する。
図9はPPM違いの機種と、メディア毎のプロセス速度との関係を示す図である。65ppmと70ppmの機種は、普通紙・厚紙でプロセス速度が全て同じであり、画像間隔時間Tを変更することでプリント速度の異なる機種を実現している。65ppmと80ppmの機種では、普通紙のプロセス速度を280mm/secから320mm/secに変更して、かつ画像間隔時間Tを変更することで普通紙が80ppmの機種を実現している。
特許文献1のように、ライセンスを購入することで一定期間、プリント速度の変更が可能な画像形成装置においては、例えば65ppmの機種を70ppmに変更した時は、第二プリント速度変更方法によりプリント速度の高速化を行う。この場合は、プロセス速度の変更がされていないので、自動階調補正を実行しなくても変更前の階調性を維持することができる。
一方、65ppmの機種を80ppmに変更した時は、第一プリント速度変更方法により普通紙のプリント速度の高速化を行っている。この場合、普通紙のプロセス速度は280mm/secから320mm/secに変更されるため、普通紙はプリント速度変更前と変更後では階調性が変わってしまう。そのため、適切な階調性を得るためには普通紙の自動階調補正を実行しなければならない。
このように、65ppmの機種では70ppmと80ppmの2つのプリント速度への変更が可能であるが、変更するプリント速度によってプリント速度を速くする方法が異なる。すなわち、変更するプリント速度により、プロセス速度が変更されて自動階調補正が必要な場合と、不要な場合が発生する。
しかしながら、ユーザはライセンス購入により機種をプリント速度の速い機種に変更する場合に、プリント速度を速くする方法が、第一プリント速度変更方法、第二プリント速度変更方法のいずれの方法で実現しているのかを知ることは出来ない。そのため、ユーザがライセンスによりプリント速度を変更した時に、自動階調補正の必要性を正確に把握できないという課題があった。
そのため、機種変更した時に、自動階調補正を実行するユーザは、本来は自動階調補正の必要が無い場合でも自動階調補正の実行を行うことで、無駄な作業時間が発生するという課題があった。
また、機種を変更した時に、自動階調補正を実行しないユーザは、本来は自動階調補正が必要な場合でも自動階調補正を実行しないため、プリント出力した画像に満足せず、自動階調補正を実施して再度プリント出力することで手戻りが発生する課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ライセンス購入によりプリント速度を変更する場合に、プリント速度の変更により自動階調補正の実行の必要可否を判断して、ユーザに自動階調補正の実行の必要性を報知する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、
画像形成速度を切り替えるライセンスの付与を受け付けるライセンス受付手段と、
前記ラインセンス受付手段によりライセンスの付与を受けた場合に、所定時間当たりの印刷枚数である印刷速度を切り替える切り替え手段と、
トナー像を担持する感光ドラム上へ画像形成する画像形成速度に対応する濃度階調補正手段を備える画像形成装置において、
前記切り替え手段による印刷速度の変更は、画像形成の時間間隔の変更と画像形成速度の変更を伴う第一画像形成速度変更手段と、
画像形成の時間間隔の変更と画像形成速度の変更を伴わない第二画像形成速度変更手段の少なくとも一つを備え、
前記切り替え手段により画像形成速度が変更されたとき、第一画像形成速度変更手段による画像形成速度の変更である場合に、前記濃度階調補正手段の実施をユーザへ報知する報知手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置にれば、ライセンス購入によりプリント速度を変更する場合に、自動階調補正の実施が必要であることをユーザに報知することで、ライセンスによる機種変更時の作業を効率化することが可能となる。
画像形成装置の断面図 画像形成装置のブロック図 画像形成装置の操作部の説明図 自動階調補正制御フローの説明図 レーザー出力と画像濃度の関係説明図 自動階調補正濃度測定パターンの説明図 ライセンス操作部画面の説明図 ライセンス管理サーバー説明図 プロセス速度情報説明図 自動階調補正の実施報知制御フローの説明図 自動階調補正の実施指示報知画面の説明図 自動階調補正表示制御フローの説明図 自動階調補正表示画面の説明図 自動階調補正表示画面(その他実施例)の説明図 自動階調補正の実施報知制御フローの説明図(第二実施例) 機種違いのプロセス速度情報説明図 メディア毎の自動階調補正画面の説明図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
<画像形成装置の構成>
まず、図1を参照して、本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
画像形成装置100には、一定の間隔をおいて略水平な一直線上に配置されたプロセスユニット101y、101m、101c、101kを備えている。各プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、それぞれイエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の現像剤のトナー像を形成する。各プロセスユニット101y、101m、101c、101kで形成されたトナー像は、当接した中間転写ベルト108に一次転写される。そして中間転写ベルト108上で重ね合わされた各色のトナー像は、搬送され、駆動ローラ122と二次転写ローラ110が当接するニップ上において、後述するレジストローラ115によって同期された用紙上に転写される。各プロセスユニット101y、101m、101c、101kは、感光ドラム102、帯電ローラ103、レーザー露光装置104、現像器105、トナー容器106、及び補助帯電ブラシ109を備える。図1では、各色に対応して、参照番号の末尾にy、m、c、kの記号を付す。
さらに、画像形成装置100は、一次転写ローラ107y、107m、107c、107k、中間転写ベルト108、濃度センサ112、二次転写ローラ110、転写クリーニング装置111、給紙カセット113、レジストローラ115、定着装置117、駆動ローラ122。そしてレジ前搬送センサ201、及び搬送センサ202を備える。定着装置117は、定着ローラ118、及び加圧ローラ119を備える。各コンポーネントの動作については後述する。
<制御構成>
次に、図2を参照して、本発明に係る画像形成装置100の制御に関わる構成について説明する。
画像形成処理はCPU604、ROM601、RAM602で構成されるCPU回路部213にて制御を行う。
CPU604はプリント制御部230、画像処理制御部231、画像形成制御部232、ライセンス制御部233を制御し、画像形成ジョブを実施している。
操作部330、または通信コントローラ210を介してホストコンピュータ211から画像形成開始の指示を受ける。画像形成開始の指示を受けるとCPU回路部213は、ジョブ情報のデータを取得する。
そして、ジョブ情報をRAM602に記憶すると共にROM601に格納されたプログラムを実行する。そして、後述する画像形成動作を実施するため、レーザー露光装置104y、104m、104c、104kとモータ609〜612と離間モータ613と定着モータ614を制御する。
モータ612は、感光ドラム102kと現像器105kを駆動するモータであり、モータ609〜611もモータ612と同様に、それぞれ感光ドラム102y、102m、102cと、現像器105y、105m、105cとを駆動するモータである。
離間モータ613は、中間転写ベルト108を、各プロセスユニット101y、101m、101c、101kに当接及び離間を制御するモータである。
中間転写ベルト108とプロセスユニット101y、101m、101c、101kの通常時の当接状態は、本発明の実施例ではモノクロ画像を優先としており、プロセスユニット101kのみ当接としている。そのため、電源起動時やスリープ復帰時には、当接状態がユーザ操作やメンテナンス動作などにより変更されている可能性があるため、図示しない、モノクロ当接位置検知センサにより初期化動作を実行して、プロセスユニット101kのみ当接された状態にする。カラー画像形成時には、プロセスユニット101y、101m、101cは、プロセスユニット101kと同様に図示しないカラー当接位置検知センサにより全てのプロセスユニット101y、101m、101c、101kが当接状態となるようにする。
濃度センサ112は、中間転写ベルト108上に形成された画像の濃度を検出するために設けられている。公知技術の一つとして画像濃度の異なるパッチ画像を読み取り、その読み取り結果からレーザー露光装置104の目標画像濃度となるレーザー出力を決定することで画像濃度を一定に保つ画像濃度補正制御に用いられる。画像濃度補正制御については、後ほど説明を行う。
定着モータ614は、定着ローラ118と加圧ローラ119を駆動するモータである。
なお、画像形成動作が終了すると、RAM602に記憶していたジョブ情報を消去する。
<操作部について>
図3は本実施例における操作部330の外観を示す図である。
操作部330は、各種ボタンや表示部から構成されている。337は電源スイッチであり、電源ユニットへの主電源のON/OFFを行うスイッチである。
336は節電ボタンであり、画像形成装置を所定の省電力モードへと移行させるボタンである。また省電力モード中の画像形成装置を通常モードへ復帰させるボタンである。
339は電源LEDであり、主電源がONされている時に緑色に点灯する。ユーザが操作した機能が動作中であるときは緑色に点滅し、また、何らかのエラー等が発生した場合は赤色に点灯し、ユーザに異常を示唆する役割を持つ。
334はユーザモードボタンであり、ユーザが自身に適した設定を予め行うためのキーである。
333はテンキーであり、コピー枚数やFAX送信先などの数字を入力するためのものである。
332はリセットキーであり、入力した数値をクリアし、現在選択中の各モードの初期状態へと戻るためのものである。
335はスタートボタンであり、オペレーションパネル341やテンキー333で入力した内容を元に、実際に動作を開始するためのキーである。
338はストップボタンであり、スタートボタン335によって開始された動作を、動作途中でキャンセルするためのキーである。
331はヘルプキーであり、適宜ユーザに対して表示画面の説明文章を表示するためのキーである。
341はオペレーションパネルであり、タッチパネル式のTFTドットマトリクス型の液晶パネルによって構成される。複合機の各モードの操作・表示を行うと共に、各モードの切り替えを行う機能を備えている。
<自動階調補正制御>
次に、自動階調補正について図4、図5、図6を用いて説明を行う。ここでは説明を簡略化するために、Kの例のみを示しているが、YMCもこれと同様の処理を行う。
最初に画像形成装置が出力できる最大濃度を決定するために、CPU604は画像形成制御部232が制御するレーザー露光装置104のレーザー光量を決定する動作を行う(S10)。図5(a)に示した最大濃度測定パターンは、階調レベルを最大にしたもので、全面にドットを打つ全ベタパターンである。このパターンに対して、図5(b)に示すように画像形成制御部232が制御するレーザー露光装置104でレーザー光の発光光量を段階的に切り替えることで、各領域の濃度を変更させて作像を行う。そしてこの作像パターンを用紙上に転写し出力する。この出力した用紙を、原稿読み取り装置300で読み取り、各領域の濃度を計測する。そしてあらかじめ決めておいた目標とする最大濃度値になるレーザー光の発光光量を、各領域の濃度値を線形補間することで求める。ここで、本実施例ではレーザー光の発光光量を補正することで、現像コントラスト電位の補正を行っている。現像コントラスト電位とは、現像器105に印加するバイアス電位と、帯電した感光ドラム102上にレーザー光を照射した位置の感光ドラム上電位との差分のことである。よって、レーザー光の発光光量以外にも現像器105に印加するバイアス電位を変更する方法でもよい。
次にCPU604は画像処理部231が管理するRAM602に記憶している階調補正テーブルを決定する(S11)。図6に示した階調補正濃度測定パターンは階調レベルを10段階に振ったパターンである。そして10段階目のパターンは、図5(a)に示した最大濃度測定パターンと同様に、全面にドットを打つ全ベタパターンである。このパターンをS10で決定したレーザー光量で作像し、用紙上に転写する。この出力した用紙を、原稿読み取り装置300で読み取り、各領域の濃度を計測する。そして、あらかじめ決めておいた各領域の目標とする濃度値となるように、階調数を調整するテーブルを決定する。
上記S10、S11で画像形成装置は、所望の最大画像濃度と階調性を用紙上に出力できるようになる。
次に、CPU604は中間転写ベルト108上の濃度センサ112で取得する濃度と、原稿読み取り装置300で取得する濃度との関連付けを行う(S12)。これは、原稿読み取り装置300のみを使用して、最大画像濃度、階調補正テーブルを更新していくのであれば、このステップは必要ない。しかし、原稿読み取り装置300を使用する場合には、用紙上に転写する必要があるため、用紙を使用することになるということと、出力された用紙を原稿読み取り装置300で読み込ませる動作はユーザが行う必要があるため、ユーザの工数が発生することになる。そのため、原稿読み取り装置300のみで、最大画像濃度、階調補正テーブルを更新していくことは現実的ではない。そこで、中間転写ベルト108上の濃度センサ112で最大濃度測定パターンと、階調補正濃度測定パターンを読み取り、レーザー光量と階調補正テーブルを補正することができれば、ユーザの用紙を使わなくて済む。さらに、ユーザの工数も発生しなくすることができる。そのためS12で原稿読み取り装置300で読み取った濃度と中間転写ベルト108上の濃度センサ112で読み取った濃度を関連づける必要がある。
S12ではS11と同様に、階調補正濃度測定パターンをS10で決定したレーザー光量で作像する。この作像したパターンを濃度センサ112で読み取る。この読み取った結果をRAM602に保存する。この時、RAM602に保存した読み取り結果は、S10、S11で所望の最大画像濃度と階調性を用紙上に出力できるように調整した後に同条件で作像したパターンの濃度センサ112での読み取り結果となる。そのため、次回以降中間転写ベルト108上にパターンを形成する際には、この時に取得した濃度センサ112の読み取り結果を目標値として、レーザー光量、階調補正テーブルを更新していけばよい。
ここで、プロセス速度が違う場合、フローは同じであるが、決定される結果がちがってくる。それは、ドラム、ITB、現像器といったプロセスパーツの速度が違うことにより、帯電性、現像性、転写性といった画像形成特性が違ってくるためである。そのため、S10〜S12で求まる結果がプロセス速度ごとに違ってくる。
また、最大画像濃度の基準値である基準画像濃度が違う場合も、フローは同じであるが、決定される結果がちがってくる。それは、プロセスパーツの速度は同じであるが、最大画像濃度が違うことにより、各サンプルする点の濃度が違ってくるためである。そのため、S10〜S12で求まる結果がプロセス速度ごとに違ってくる。
<ライセンスによる機種変更の方法(ライセンス受付手段)>
次に、先に説明したライセンス制御部233の機能であるプリント速度の変更ライセンス付与の機能について説明する。
ライセンスによるプリント速度の切り替えは、操作部330に設けられたユーザモードボタン334を押下することで、各種設定が可能なユーザーモード内に設けられた図7(A)のライセンス登録画面から行う。ユーザがライセンス番号の入力を行うと、画像形成装置100は、通信コントローラ210を介して図8に示すライセンス管理サーバー400と通信を行う。
ライセンス管理サーバー400は、有効なライセンス番号であれば画像形成装置100に対してライセンス許可を通知し、ライセンス制御部233はは図7(B)に示す画面によりライセンスが許可されたことをユーザに報知する。ライセンス管理サーバー400は、無効なライセンス番号であれば画像形成装置100に対してライセンス不許可を通知し、ライセンス制御部233は図7(C)に示す画面によりライセンスが無効であることをユーザに報知する。
ライセンス制御部233は、ライセンスの許可を受けて、画像形成装置100は変更する図9に示すような機種Low/Mid/Highといったプリント速度(PPM)を識別するための機種情報と、ライセンス開始日時、ライセンス終了日時のライセンス情報をRAM602に記憶する。そして、RAM602のライセンス情報に基づいたプリント速度で画像形成を行う。
ライセンス制御部233は、RAM602に記憶されているライセンス終了日時の到達の監視を行い、ライセンス終了日時に到達すると、図7(D)に示す画面によりライセンスが有効期限に到達したことをユーザに報知する。そして、RAM602に記憶していたプリント速度の機種情報、ライセンス開始日時、ライセンス終了日時のライセンス情報をクリアし、元のプリント速度の設定に戻す。
ここでは、期間によるライセンスを例に説明したが、所定のプリント枚数だけプリント速度を切り替えるようなライセンスであってもよい。
また、前述したライセンス付与によるプリンタ速度の切り替え方法は、これに限定されるものではなく、周知の様々なライセンス付与による機能拡張する技術を用いてもよい。
<ライセンス切り替え時のプリント速度変更制御>
次に、ライセンス付与により、プリント速度を切り替える制御について説明する。
プリント制御部230は、ROM601内に図9に示すようなライセンスによりプリント速度変更が可能な全ての機種情報とメディアとプロセス速度の関係を示すプロセス速度テーブルを記憶している。
プリント制御部230は、ライセンスによりプリンタ速度の切り替えが行われると、ライセンス制御部233がRAM602に記憶しているライセンス情報のプリント速度の機種情報から、変更後のメディア毎のプロセス速度とプリント速度で決まる画像間隔時間Tを確定する。そして、プリント速度の変更方法がプロセス速度の変更を伴うプリント速度変更であるかを確定する。
図9の例で説明すると、65ppmから70ppmへプリント速度を変更する場合には、普通紙であればプロセス速度は280mm/secから変更はされず、画像間隔時間TはA4の用紙を使用する場合は923msec(=60sec÷65ppm)から857msec(=60sec÷70ppm)に確定する。65ppmから80ppmへプリント速度を変更する場合には、普通紙であればプロセス速度は280mm/secから320mm/secに確定し、画像間隔時間TはA4の用紙を使用する場合は923msecから750msecに確定する。
プリント制御部230は、確定したプロセス速度とメディア毎の画像形成時間Tを使用して画像形成動作を制御することで所望のプリント速度で動作する。
<自動階調補正報知制御>
次に、前述したライセンスによる機種変更の方法によりライセンス許可を受け付けて(図7(B))プリント速度の切り替えを行った場合に、自動階調補正の実施が必要か否かを報知する自動階調補正報知制御について図10のフローチャートを用いて説明する。
本説明では、普通紙と厚紙の自動階調補正機能を備える画像形成装置を例に説明するが、メディアの数や種類は限定されるものではない。なお、この制御は、CPU604がROM601に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
S101では、ライセンス機種変更が実行されたかを判定し、実行されたらS102へ進む。
S102では、図9のプロセス速度テーブルからプリント速度変更前の普通紙のプロセス速度と、変更後のプロセス速度とを比較して、普通紙のプロセス速度が変更されたかを判定し、変更がある場合にはS103へ進み、変更がない場合にはS104へ進む。
S103では、RAM602に階調補正の実施可否を示すフラグ情報をONにして格納する。
S104では、図9のプロセス速度テーブルからプリント速度変更前の厚紙のプロセス速度と、変更後のプロセス速度とを比較して、厚紙のプロセス速度が変更されたかを判定し、変更がある場合にはS105へ進み、変更がない場合にはS106へ進む。
S105では、RAM602に階調補正の実施可否を示すフラグ情報をONにして格納する。
S106では、RAM602に格納された階調補正の実施可否を示すフラグ情報を参照し、フラグ情報がONであれば、S107へ進む。
S107では、図11に示すように自動階調補正の実行が必要であることをユーザに報知する操作部画面を表示する。
<自動階調補正表示制御>
次に、先に説明した自動階調補正報知制御により階調補正の実施を指示された時の、自動階調補正の実行表示制御について図12のフローチャートを用いて説明する。
本説明では、普通紙と厚紙の自動階調補正機能を備える画像形成装置を例に説明するが、メディアの数や種類は限定されるものではない。なお、この制御は、CPU604がROM601に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
S201では、図11に示す操作部画面を表示して、自動階調補正の実行が選択されるとS202へ進む。実行が選択されなければ制御を終了する。
S202では、図9のプロセス速度テーブルからプリント速度変更前の普通紙のプロセス速度と、変更後のプロセス速度とを比較して、普通紙のプロセス速度が変更されたかを判定し、変更がある場合にはS203へ進み、変更がない場合にはS204へ進む。
S203では、RAM602に普通紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報をONにして格納する。
S204では、RAM602に普通紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報をOFFにして格納する。
S205では、図9のプロセス速度テーブルからプリント速度変更前の厚紙のプロセス速度と、変更後のプロセス速度とを比較して、厚紙のプロセス速度が変更されたかを判定し、変更がある場合にはS203へ進み、変更がない場合にはS204へ進む。
S206では、RAM602に厚紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報をONにして格納する。
S207では、RAM602に厚紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報をOFFにして格納する。
S208では、RAM602に格納された普通紙と厚紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報を参照し、普通紙と厚紙の両方のフラグ情報がONであればS209へ進み、そうでなければS210へ進む。
S209では、図13(A)に示すような普通紙と厚紙の自動階調補正の実行が可能な自動階調補正画面を表示する。
S210では、RAM602に格納された普通紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報を参照し、普通紙のフラグ情報がONであればS211へ進み、そうでなければS212へ進む。
S211では、図13(B)に示すような普通紙の階調補正の実行が可能な自動階調補正画面を表示する。
S212では、RAM602に格納された厚紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報を参照し、厚紙のフラグ情報がONであればS213へ進み、そうでなければ制御を終了する。
S213では、図13(C)に示すような厚紙の階調補正の実行が可能な自動階調補正画面を表示する。
図13に示す画面の実施例では、自動階調補正の実施が不要なメディアは非表示にしているが、画面表示の方法はこれに限定されるものではなく、例えば図14のようにメディアの選択ボタンは表示されているが、網掛け表示にして選択できないようにすることで自動階調補正の実施が不要であることをユーザに認識させるような画面であってもよい。また、自動階調補正の実施が不要なメディアを選択した時に、不要であることを別画面で報知する方法(図示せず)であってもかまわない。
<第二の実施例>
次に、前述したライセンスによる機種変更の方法によりライセンス許可を受け付けて(図7(B))プリント速度の切り替えを行った場合に、自動階調補正の実施が必要か否かを報知する自動階調補正報知制御の第二の実施例について図15のフローチャートを用いて説明する。
前述した自動階調補正報知制御との違いは、ユーザへの報知画面が、図11の表示画面ではなく、前述した自動階調補正表示制御で使用している図13の表示画面にてユーザへ報知する点である。
本説明では、普通紙と厚紙の自動階調補正機能を備える画像形成装置を例に説明するが、メディアの数や種類は限定されるものではない。なお、この制御は、CPU604がROM601に格納された制御プログラムを実行することにより実現される。
S301では、ライセンス機種変更が実行されたかを判定し、実行されたらS302へ進む。
S302では、図9のプロセス速度テーブルからプリント速度変更前の普通紙のプロセス速度と、変更後のプロセス速度とを比較して、普通紙のプロセス速度が変更されたかを判定し、変更がある場合にはS303へ進み、変更がない場合にはS304へ進む。
S303では、RAM602に普通紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報をONにして格納する。
S304では、RAM602に普通紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報をOFFにして格納する。
S305では、図9のプロセス速度テーブルからプリント速度変更前の厚紙のプロセス速度と、変更後のプロセス速度とを比較して、厚紙のプロセス速度が変更されたかを判定し、変更がある場合にはS303へ進み、変更がない場合にはS304へ進む。
S306では、RAM602に厚紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報をONにして格納する。
S307では、RAM602に厚紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報をOFFにして格納する。
S308では、RAM602に格納された普通紙と厚紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報を参照し、普通紙と厚紙の両方のフラグ情報がONであればS309へ進み、そうでなければS210へ進む。
S309では、図13(A)に示すような普通紙と厚紙の自動階調補正の実行が可能な自動階調補正画面を表示する。
S310では、RAM602に格納された普通紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報を参照し、普通紙のフラグ情報がONであればS311へ進み、そうでなければS312へ進む。
S311では、図13(B)に示すような普通紙の階調補正の実行が可能な自動階調補正画面を表示する。
S312では、RAM602に格納された厚紙の階調補正の実施可否を示すフラグ情報を参照し、厚紙のフラグ情報がONであればS313へ進み、そうでなければ制御を終了する。
S313では、図13(C)に示すような厚紙の階調補正の実行が可能な自動階調補正画面を表示する。
<その他実施例>
本実施例ではライセンスにより速度を速くする場合を例に説明したが、それに限定するものではなく、ライセンスにより速度を遅くする場合でもかまわない
以上説明したように、本発明により、ライセンス購入によりプリント速度を変更する場合に、自動階調補正の実施が必要であることをユーザに報知することで、ライセンスによる機種変更時の作業を効率化することが可能となる。
100 画像形成装置、
101y〜101k プロセスユニット、102y〜102k 感光ドラム、
103y〜103k 帯電ローラ、104y〜104k レーザー露光装置、
105y〜105k 現像器、106y〜106k トナー容器、
107y〜107k 一次転写ローラ、108 中間転写ベルト、
109y〜109k 補助帯電ブラシ、110 二次転写ローラ、
111 転写クリーニング装置、112 濃度センサ、113 給紙カセット、
115 レジストローラ、117 定着装置、118 定着ローラ、
119 加圧ローラ、120 両面反転パス、122 駆動ローラ、
201 レジ前搬送センサ、202 搬送センサ、203 機外環境センサ、
204 機内環境センサ、205 FAN、210 通信コントローラ、
211 ホストコンピュータ、213 CPU回路部、230 プリント制御部、
231 画像処理制御部、232 画像形成制御部、233 ライセンス制御部、
300 原稿読み取り部、330 操作部、331 ヘルプキー、
332 リセットキー、333 テンキー、334 ユーザモードボタン、
335 スタートボタン、336 節電ボタン、337 電源スイッチ、
339 電源LED、341 オペレーションパネル、
400 ライセンス管理サーバー、601 ROM、602 RAM、
604 CPU、609〜612 モータ、613 離間モータ、
614 定着モータ

Claims (2)

  1. 画像形成速度を切り替えるライセンスの付与を受け付けるライセンス受付手段と、
    前記ラインセンス受付手段によりライセンスの付与を受けた場合に、所定時間当たりの印刷枚数である印刷速度を切り替える切り替え手段と、
    トナー像を担持する感光ドラム上へ画像形成する画像形成速度に対応する濃度階調補正手段を備える画像形成装置において、
    前記切り替え手段による印刷速度の変更は、画像形成の時間間隔の変更と画像形成速度の変更を伴う第一画像形成速度変更手段と、
    画像形成の時間間隔の変更と画像形成速度の変更を伴わない第二画像形成速度変更手段の少なくとも一つを備え、
    前記切り替え手段により画像形成速度が変更されたとき、第一画像形成速度変更手段による画像形成速度の変更である場合に、前記濃度階調補正手段の実施をユーザへ報知する報知手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成するメディアに応じた複数の画像形成速度を備え、メディアに応じた画像形成速度に対応する前記濃度階調補正手段を備え、前記切り替え手段により印刷速度が変更されたとき、前記第一画像形成速度変更手段により画像形成速度が変更されたメディアに対応する前記濃度階調補正手段の実施を促す報知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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