JP2018107312A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工装置に設定されたカセットがカセットステージに正常に載置されているか否かを確認する。【解決手段】加工装置10は、カセットステージ20と通知手段30とを備え、カセットステージ20は、カセット1,1Aが載置される載置面21と位置決めブロック22とカセット1,1Aが位置決めされ載置面21の正常な載置位置Pに載置されたらONとなり載置位置Pに載置されていなければOFFとなるスイッチ23a,23b及び23cとを備え、例えば載置面21の正常な載置位置Pにカセット1が載置されたときにスイッチ23a,23bが押し下げられたらONであると通知手段30がオペレータに通知でき、載置位置Pにカセット1が載置されたときにスイッチ23a,23bが押し下げられなかったらOFFであると通知手段30がオペレータに通知でき、加工装置10が加工開始可能か否かを容易に判断できる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の被加工物を収容するカセットが載置されるカセットステージを備える
加工装置に関する。
ウエーハなどの被加工物は、上下方向に複数段の棚部が形成されたカセットに収容される(例えば、下記の特許文献1を参照)。複数のウエーハが収容されたカセットは、例えば、ウエーハに切削、研削等などを施す加工装置に搭載される。加工装置は、複数のウエーハが収容されたカセットが載置されるカセットステージと、ウエーハを保持する保持テーブルと、カセットに対するウエーハの搬出入を行う搬送ロボットとを備えている。そして、搬送ロボットによって、カセットステージに載置されたカセットから保持テーブルへウエーハを搬送し加工が終了したら、搬送ロボットが加工テーブルからカセットへウエーハを収容している。
ここで、下記の特許文献2に示すカセットステージにおいては、カセットが正常に載置されているか否かを認識するスイッチが載置面に配設されている。また、カセットステージに載置されるカセットの種類(カセットのサイズや形状)に応じ、カセットステージの載置面に複数のスイッチが配設され、スイッチのON/OFFの組み合わせによってカセットの種類を判別している。そして、カセットステージにカセットを載置する際には、予めオペレータがカセットのサイズや形状などの仕様を加工装置に設定しておき、カセットによって押し下げられたスイッチの組み合わせに基づいて判別したカセットの仕様と予め設定したカセットの仕様とが一致したら、カセットステージにカセットが正常に載置されていると判断している。
特開平9−027543号公報 特開2015−115545号公報
しかし、一見してカセットがカセットステージに正常に載置されていても、予め加工装置に設定されたカセットの仕様と異なるカセットを間違えてカセットステージに載置した場合は、例えば加工装置のモニターなどにエラーメッセージが表示される。また、僅かに
カセットがずれた状態でカセットステージに載置されオペレータが気づかない場合やスイッチが故障したときは、オペレータの目視確認では正常であるものの加工装置は異常であると判断して加工装置を稼働することができない。この場合は、オペレータがカセットをカセットステージの正常な位置に載置したり、加工装置の操作画面で設定の確認や変更などの作業を繰り返したりする必要があり、オペレータの作業負担が大きいという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、加工装置に設定されたカセットがカセットステージに正常に載置されているか否かを確認できるようにすることを目的としている。
本発明は、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段が保持した被加工物を加工する加工手段と、被加工物を収容するカセットが載置されるカセットステージと、該カセットステージに載置された該カセットと該保持手段との間で被加工物を搬送する搬送手段とを備える加工装置であって、該カセットステージは、該カセットが載置される載置面と、該載置面上で該カセットの載置面方向の位置を位置決めする位置決めブロックと、該カセットが該位置決めブロックによって位置決めされ該載置面の正常な載置位置に載置されたらONとなり該載置面の正常な載置位置に載置されていなければOFFとなるスイッチと、を備え、該スイッチのON/OFFの状態をオペレータに通知する通知手段を備え、該カセットステージに該カセットが載置されたときの該通知手段による通知によって該加工装置が加工開始可能か否かをオペレータに知らせることができる。
また、本発明は、上記カセットステージの上記載置面に3つ以上のスイッチが配設され、該カセットの仕様の違いによって少なくとも2つの該スイッチを押し下げ、押し下げられた該スイッチによって該カセットを判別する判別手段を備え、該判別手段が判別した該カセットと予めオペレータが設定した該カセットとを比較して一致している場合は該スイッチがONのときと同じ通知をオペレータに知らせ、一致していない場合は該スイッチがOFFのときと同じ通知をオペレータに知らせることができる。
本発明にかかる加工装置は、被加工物を保持する保持手段と、保持手段が保持した被加工物を加工する加工手段と、被加工物を収容するカセットが載置されるカセットステージと、カセットステージに載置されたカセットと保持手段との間で被加工物を搬送する搬送手段とを備え、カセットステージは、カセットが載置される載置面と、載置面上でカセットの載置面方向の位置を位置決めする位置決めブロックと、カセットが位置決めブロックによって位置決めされ載置面の正常な載置位置に載置されたらONとなり載置面の正常な載置位置に載置されていなければOFFとなるスイッチとを備え、スイッチのON/OFFの状態をオペレータに通知する通知手段を備えたため、カセットステージにカセットが載置されたときにスイッチが押し下げられたら、スイッチがONとなり、かかる状態を通知手段によってオペレータに通知することができる。また、カセットステージにカセットが載置されたときにスイッチが押し下げられなかったら、スイッチがOFFとなり、かかる状態を通知手段によってオペレータに通知することができる。これにより、オペレータは、加工装置が加工開始可能か否かを容易に判断することができ、オペレータの作業負担を軽減することができる。
また、本発明にかかる加工装置は、カセットステージの載置面に3つ以上のスイッチが配設され、カセットの仕様の違いによって少なくとも2つのスイッチを押し下げ、押し下げられたスイッチによってカセットを判別する判別手段を備え、判別手段が判別したカセットと予めオペレータが設定したカセットとを比較して一致している場合はスイッチがONのときと同じ通知をオペレータに知らせ、一致していない場合はスイッチがOFFのときと同じ通知をオペレータに知らせるように構成したため、カセットステージの載置面に所望の仕様のカセットが載置されているか否かを容易に判断することができる。
加工装置の構成を示す斜視図である。 加工装置の第1の動作例を説明する平面図である。 加工装置の第2の動作例を説明する平面図である。
1 加工装置の構成
図1に示す加工装置10は、被加工物に切削加工を施す加工装置の一例であり、装置基台100と、装置基台100の−X方向側に配設された筐体101とを有している。装置基台100の上面中央には、被加工物を保持する保持面11aを有する保持手段11を備えている。保持手段11は、X軸方向に移動可能な移動ベース12によって下方から支持されている。そして、移動ベース12が蛇腹13の伸縮をともないX軸方向に移動することにより、保持手段11をX軸方向に移動させることができる。
筐体101の側面101aには、保持手段11に保持された被加工物を切削加工する一対の加工手段15と、一対の加工手段15をそれぞれY軸方向に割り出し送りする2つの割り出し送り手段16と、一対の加工手段15をそれぞれZ軸方向に昇降させる2つの昇降手段17とを備えている。2つの加工手段15は、Y軸方向の軸心を有するスピンドル150と、スピンドル150を回転可能に囲繞するスピンドルハウジング151と、スピンドル150の先端に着脱自在に装着された切削ブレード152とをそれぞれ備えている。
2つの割り出し送り手段16は、Y軸方向に延在する2本のボールネジ160と、それぞれのボールネジ160の先端に接続されたモータ161と、ボールネジ160と平行に配設された一対のガイドレール162と、一方の面が昇降手段17に取り付けられた移動板163とをそれぞれ備えている。一対のガイドレール162には移動板163の他方の面が摺接し、移動板163の内部に形成されたナットにはボールネジ160が螺合している。そして、モータ161がボールネジ160を回動させることによりそれぞれの移動板163がガイドレール162にガイドされてY軸方向にそれぞれ移動し、昇降手段17及び加工手段15を同方向に移動させることができる。
2つの昇降手段17は、Z軸方向に延在するボールネジ170と、ボールネジ170の一端に接続されたモータ171と、ボールネジ170と平行に配設された一対のガイドレール172と、下端部に加工手段15が装着された昇降板173とをそれぞれ備えている。一対のガイドレール172には昇降板173が摺接し、昇降板173の内部に形成されたナットにはボールネジ170が螺合している。そして、モータ171によって駆動されてボールネジ170が回動することにより、昇降板173がガイドレール172にガイドされてZ軸方向に移動し、加工手段15を同方向に移動させることができる。
加工装置10は、被加工物を収容するカセット1が載置されるカセットステージ20と、カセットステージ20に載置されたカセット1と保持手段11との間で被加工物の搬送を行う搬送手段14と、加工手段15によって加工された被加工物を洗浄する洗浄手段18と、少なくともCPU及び記憶部190を有し各種動作機構を制御する制御手段19とを備えている。
カセット1は、一対の側板2と、側板2と直交する方向において一対の側板2の下部に連結されたプレート3と、一対の側板2の上部に連結された上板4と、側板2の内壁において上下方向に所定の間隔を設けて形成された複数の収容溝5と、側板2の外壁に取り付けられた取っ手6とにより構成されている。カセット1には、収容溝5において被加工物を水平な状態で収容することが可能となっている。このカセット1は、オペレータが取っ手6を把持して持ち運び可能となっている。カセットステージ20に載置されるカセットとしては、図示したカセット1に限定されず、加工対象となる被加工物の大きさや形状に応じ、大きさや形状などの仕様を変更したカセットも含まれる。加工装置10を稼働する際には、カセットステージ20に載置されるべきカセットの仕様がオペレータによって予め制御手段19の記憶部190に設定される。
カセットステージ20は、例えば矩形状の載置台であって、カセット1が載置される載置面21と、載置面21上でカセット1の載置面方向の位置を位置決めする位置決めブロック22と、カセット1が位置決めブロック22によって位置決めされ載置面21の正常な載置位置Pに載置されたらONとなり載置面21の正常な載置位置Pに載置されていなければOFFとなるスイッチ23a,23b,23cとを備えている。
位置決めブロック22は、例えば断面略L字形状のブロックである。位置決めブロック22は、カセットステージ20の載置面21におけるカセットの正常な載置位置Pに沿ってその外側の四隅の位置に例えば4つ固定されている。位置決めブロック22の内側面にカセット1の側板2の角部を当接させることにより、カセット1を載置面21の載置面方向において位置決めすることができる。なお、位置決めブロック22の個数は、本実施形態に示した個数に限られない。
カセットステージ20の載置面21に配設されるスイッチの個数は特に限定されないが、好ましくは3つ以上のスイッチ23a,23b及び23cが載置位置Pの内側において任意の位置に配設されている。つまり、3つのスイッチ23a〜23cは、カセットステージ20に載置されるカセットの大きさや形状に応じた位置にそれぞれ配設されている。スイッチ23aは、例えば、図2に示すように、平面視における載置面21に配設された左上の位置決めブロック22の近傍の位置に配設されている。スイッチ23bは、平面視における載置面21の中央付近から右方側の位置に配設されている。かかるスイッチ23a,23bは、二点鎖線に示すカセット1の輪郭の内側に収まる位置に位置付けられ、カセット1の仕様に対応している。一方、スイッチ23cは、例えば、図3に示すように、平面視における載置面21の下方側で、かつ左下の位置決めブロック22と右下の位置決めブロック22との間の位置に配設されている。かかるスイッチ23cは、例えば、プレート3よりも大きいプレート7を有する二点鎖線に示すカセット1Aの輪郭の内側に収まる位置に位置付けられ、カセット1Aの仕様に対応している。
図1に示すように、カセットステージ20の近傍には、スイッチ23a〜23cのON/OFFの状態をオペレータに通知する通知手段30を備えている。通知手段30は、例えば、LEDや所定の音を鳴らすスピーカなどによって構成されている。カセット1がカセットステージ20の載置面21に載置されたときにスイッチ23a,23bが押し下げられたときは、通知手段30によりオペレータにスイッチ23a,23bがONの状態であると知らせて、載置面21の正常な載置位置Pにカセット1が載置されているとオペレータが認識することができる。また、カセット1がカセットステージ20の載置面21に載置されたときにスイッチ23a,23bの双方または一方が押し下げられないときは、通知手段30によりオペレータにスイッチ23a,23bがOFFの状態であると知らせて、載置面21の正常な載置位置Pにカセット1が載置されていないとオペレータが認識することができる。
図3に示すカセット1Aがカセットステージ20の載置面21に載置されたときにスイッチ23a〜23cが押し下げられたときは、通知手段30によりオペレータにスイッチ23a〜23cがONの状態であると知らせて、載置面21の正常な載置位置Pにカセット1Aが載置されているとオペレータが認識することができる。また、カセットステージ20の載置面21にカセット1Aが載置されたときにスイッチ23a〜23cの全部またはいずれか1つが押し下げられないときは、通知手段30によりオペレータにスイッチ23a〜23cがOFFの状態であると知らせて、載置面21の正常な載置位置Pにカセット1Aが載置されていないとオペレータが認識することができる。
加工装置10は、例えば通知手段30の隣接した位置にカセットの仕様の違いによって少なくとも2つのスイッチ23a〜23cを押し下げて、スイッチ23a〜23cのうちどれが押し下げられたかによって、カセットステージ20に載置されたカセットの仕様を判別する判別手段31を備えている。カセット1又は1Aがカセットステージ20の載置面21に載置されたときに、判別手段31が判別したカセット1又は1Aの仕様と予めオペレータが記憶部190に設定したカセット1又は1Aの仕様とを比較して一致している場合は、通知手段30と同様に、スイッチ23a〜23cがONのときと同じ通知を判別手段31によってオペレータに知らせることが可能となっている。一方で、カセット1又は1Aがカセットステージ20の載置面21に載置されたときに、判別手段31が判別したカセット1又は1Aの仕様と予めオペレータが記憶部190に設定したカセット1又は1Aの仕様とを比較して一致していない場合は、通知手段30と同様に、スイッチ23a〜23cがOFFのときと同じ通知を判別手段31によってオペレータに知らせることが可能となっている。判別手段31についても、例えば、LEDやスピーカなどによって構成されている。
2 加工装置の第1の動作例
次に、加工装置10において、カセットステージ20の載置面21の正常な載置位置Pに所望のカセットが載置されているか否かを判断する第1の動作例について説明する。図1に示すウエーハWは、円形板状の被加工物の一例であって、テープTを介して環状のフレームFと一体となった状態でカセット1に複数収容されている。第1の動作例では、制御手段19の記憶部190に予めカセット1の仕様が設定されているものとする。
オペレータによって、カセット1をカセットステージ20の載置面21に載置するときに、位置決めブロック22によって正常な載置位置Pにカセット1が位置決めされて載置されると、図2に示すように、平面視における左上の位置決めブロック22と左下の位置決めブロック22との間に位置付けられた側板2によってスイッチ23aが押し下げられるとともに、プレート3によってスイッチ23bが押し下げられる。これにより、スイッチ23a,23bがONの状態となり、通知手段30によってスイッチ23a,23bの状態(ON)をオペレータに知らせる。通知手段30がLEDである場合は、所定の色(例えば緑色)の光を発光してオペレータに知らせることができる。また、通知手段30がスピーカである場合は、所定の音を鳴らすことでオペレータに知らせることができる。そして、オペレータは、載置面21の正常な載置位置Pにカセット1が載置されていると認識し、加工装置10が加工開始可能であると判断することができる。
一方、オペレータがカセット1をカセットステージ20の載置面21に載置するときに、例えば、載置面21においてカセット1が僅かにずれてスイッチ23a,23bの一方が押し下げられない場合は、スイッチ23a,23bの一方がOFFの状態となり、通知手段30によってスイッチ23a,23bの状態(OFF)をオペレータに知らせることができる。通知手段30がLEDである場合は、スイッチ23a,23bがONのときと異なる色(例えば赤色)の光を発光してオペレータに知らせることができる。また、通知手段30がスピーカである場合は、所定の警告音を鳴らすことでオペレータに知らせることができる。そして、オペレータは、載置面21の正常な載置位置Pにカセット1が載置されていないと認識し、加工装置10が加工開始不可能であると判断することができる。この場合、オペレータは、カセット1を把持して載置面21の正常な載置位置Pに載置しなおせばよい。
また、オペレータがカセット1をカセットステージ20の載置面21に載置して2つのスイッチ23a,23bを押し下げた場合は、判別手段31によって判別されたカセット1の仕様と予めオペレータが制御手段19の記憶部190に設定したカセット1の仕様とを比較して一致しているため、スイッチ23a,23bがONのときと同じ通知を判別手段31によってオペレータに知らせる。すなわち、判別手段31がLEDである場合は、所定の色(例えば緑色)の光を発光することでオペレータに適切なカセット1が載置面21に載置されていることを知らせることができる。また、判別手段31がスピーカである場合は、所定の音を鳴らすことでオペレータに適切なカセット1が載置面21に載置されていることを知らせることができる。
一方、オペレータがカセット1と異なる仕様のカセット(例えば図3に示すカセット1A)を誤って載置面21に載置して3つのスイッチ23a,23b及び23cを押し下げた場合は、判別手段31によって判別されたカセット1Aの仕様と予めオペレータが制御手段19の記憶部190に設定したカセット1の仕様とを比較しても一致していないため、スイッチ23a,23bがOFFのときと同じ通知を判別手段31によってオペレータに知らせる。すなわち、判別手段31がLEDである場合は、スイッチ23a,23bがONのときと異なる色(例えば赤色)の光を発光してオペレータに不適切なカセット1Aが載置面21に載置されていることを知らせることができる。また、判別手段31がスピーカである場合は、所定の警告音を鳴らすことでオペレータに不適切なカセット1Aが載置面21に載置されていることを知らせることができる。この場合、オペレータは、カセットステージ20から不適切なカセット1Aを取り出して、制御手段19の記憶部190に設定されたカセット1をカセットステージ20に載置すればよい。
このようにして、カセットステージ20の載置面21に所望のカセット1が載置されたら、ウエーハWの加工を開始する。具体的には、搬送手段14によって、フレームFと一体となったウエーハWをカセット1から引き出して保持手段11に搬送する。続いて、移動ベース12とともに保持手段11を例えば−X方向に移動させ、加工手段15の下方に移動させつつ、スピンドル150が回転し、切削ブレード152を所定の回転速度で回転させるとともに、昇降手段17によって加工手段15を−Z方向に切り込み送りさせる。そして、回転する切削ブレード152をウエーハWの上面に切り込ませて切削を行い、ウエーハWを個々のデバイスに分割する。ウエーハWの加工が完了した後、切削後のウエーハWを洗浄手段18に搬送し、洗浄手段18でウエーハWを洗浄後、搬送手段14によって、ウエーハWをカセット1に収容する。このようにして、カセット1に収容された全てのウエーハWに対して加工、搬出入及び洗浄を行う。
3 加工装置の第2の動作例
次に、加工装置10において、カセットステージ20の載置面21の正常な載置位置Pに所望のカセットが載置されているか否かを判断する第2の動作例について説明する。第2の動作例では、制御手段19の記憶部190に予め図3に示すカセット1Aの仕様が設定されているものとする。
オペレータによって、カセット1をカセットステージ20の載置面21に載置するときに、位置決めブロック22によって正常な載置位置Pにカセット1Aが位置決めされて載置されると、図3に示すように、平面視における左上の位置決めブロック22と左下の位置決めブロック22との間に位置付けられた側板2によってスイッチ23aが押し下げられるとともに、プレート7によってスイッチ23b及び23cが押し下げられる。これにより、スイッチ23a〜23cがONの状態となり、第1の動作例と同様に、通知手段30によってスイッチ23a〜23cの状態(ON)をオペレータに知らせる。このようにして、通知手段30による通知を受けたオペレータは、載置面21の正常な載置位置Pにカセット1Aが載置されていると認識し、加工装置10が加工開始可能であると判断することができる。
一方、オペレータがカセット1Aをカセットステージ20の載置面21に載置するときに、例えば、載置面21においてカセット1Aが僅かにずれてスイッチ23a,23b及び23cのいずれか1つが押し下げられない場合は、スイッチ23a,23b及び23cのいずれか1つがOFFの状態となり、第1動作例と同様に、通知手段30によってスイッチ23a,23b及び23cの状態(OFF)をオペレータに知らせる。このようにして、通知手段30による通知を受けたオペレータは、載置面21の正常な載置位置Pにカセット1Aが載置されていないと認識し、加工装置10が加工開始不可能であると判断することができる。この場合、オペレータは、カセット1Aを把持して載置面21の正常な載置位置Pに載置しなおせばよい。
また、オペレータがカセット1Aをカセットステージ20の載置面21に載置して3つのスイッチ23a,23b及び23cを押し下げた場合は、判別手段31によって判別されたカセット1Aの仕様と予めオペレータが制御手段19の記憶部190に設定したカセット1Aの仕様とを比較して一致しているため、スイッチ23a〜23cがONのときと同じ通知を判別手段31によってオペレータに知らせて、適切なカセット1Aが載置面21に載置されていることをオペレータに知らせることができる。
一方、オペレータがカセット1Aと異なる仕様のカセット(例えば図2に示すカセット1)を誤って載置面21に載置して2つのスイッチ23a,23bを押し下げた場合は、判別手段31によって判別されたカセット1の仕様と予めオペレータが制御手段19の記憶部190に設定したカセット1Aの仕様とを比較しても一致していないため、スイッチ23a〜23cがOFFのときと同じ通知を判別手段31によってオペレータに知らせて、不適切なカセット1が載置面21に載置されていることをオペレータに知らせることができる。この場合、オペレータは、カセットステージ20から不適切なカセット1を取り出して、制御手段19の記憶部190に設定されたカセット1Aをカセットステージ20に載置すればよい。そして、カセットステージ20の載置面21に所望のカセット1Aが載置されたら、第1の動作例と同様の動作によってウエーハWの加工を開始し、カセット1Aに収容された全てのウエーハWに対して加工、搬出入及び洗浄を行う。
このように、本発明にかかる加工装置10は、被加工物を保持する保持手段11と、保持手段11が保持した被加工物を加工する加工手段15と、被加工物を収容するカセット1,1Aが載置されるカセットステージ20と、カセットステージ20に載置されたカセット1,1Aと保持手段11とにおいて被加工物を搬送する搬送手段14とを備え、カセットステージ20は、カセット1,1Aが載置される載置面21と、載置面21上でカセット1,1Aの載置面方向の位置を位置決めする位置決めブロック22と、カセット1,1Aが位置決めブロック22によって位置決めされ載置面21の正常な載置位置Pに載置されたらONとなり載置面21の正常な載置位置Pに載置されていなければOFFとなるスイッチ23a,23b及び23cとを備え、スイッチ23a〜23cのON/OFFの状態をオペレータに通知する通知手段30を備えたため、例えば、カセットステージ20にカセット1が載置されたときにスイッチ23a,23bが押し下げられたら、スイッチ23a,23bがONとなり、かかる状態を通知手段30によってオペレータに通知することができる。また、カセットステージ20にカセット1が載置されたときにスイッチ23a,23bが押し下げられなかったら、スイッチ23a,23bがOFFとなり、かかる状態を通知手段30によってオペレータに通知することができる。これにより、オペレータは、加工装置10が加工開始可能か否かを容易に判断することができ、オペレータの作業負担を軽減することができる。
また、加工装置10は、カセットステージ20の載置面21に3つ以上のスイッチ23a,23b及び23cが配設され、カセット1,1Aの仕様の違いによって少なくとも2つのスイッチ23a〜23cを押し下げ、スイッチ23a〜23cのうちどれが押し下げられたかによってカセット1,1Aを判別する判別手段31を備え、判別手段31が判別したカセット1,1Aと予めオペレータが設定したカセット1,1Aとを比較して一致している場合はスイッチ23a〜23cがONのときと同じ通知をオペレータに知らせ、一致していない場合はスイッチ23a〜23cがOFFのときと同じ通知をオペレータに知らせるように構成したため、カセットステージ20の載置面21に所望の仕様のカセット1,1Aが載置されているか否かを容易に判断することができる。なお、カセットの仕様は、段数が異なっていたり、段の高さが異なっていたり、リングフレームの大きさが異なっていたり、リングフレームを収容しないでウエーハのみを収容する場合であったりすることによってカセットの形状(カセットの下部分)が異なっており、カセットの仕様が異なることを利用して押し下げるスイッチの数や配設位置がカセットステージにおいて異なることで、複数のカセットの仕様を判別する事ができる。
上記実施形態に示した加工装置10は、切削装置として説明したが、カセット1,1Aを搭載できる加工装置であれば特に限定されない。したがって、本発明は、研削装置やレーザ加工装置等にも適用することができる。
1,1A:カセット 2:側板 3:上板 4:プレート 5:収容溝 6:取っ手
7:プレート
10:加工装置 100:装置基台 101:筐体 101a:側面
11:保持手段 11a:保持面 12:移動ベース 13:蛇腹 14:搬送手段
15:加工手段 150:スピンドル 151:スピンドルハウジング
152:切削ブレード 16:割り出し送り手段 160:ボールネジ 161:モータ
162:ガイドレール 163:移動板 17:昇降手段 170:ボールネジ
171:モータ 172:ガイドレール 173:昇降板 18:洗浄手段
19:制御手段 190:記憶部
20:カセットステージ 21:載置面 22:位置決めブロック
23a,23b,23c:スイッチ
30:通知手段 31:判別手段

Claims (2)

  1. 被加工物を保持する保持手段と、該保持手段が保持した被加工物を加工する加工手段と、被加工物を収容するカセットが載置されるカセットステージと、該カセットステージに載置された該カセットと該保持手段との間で被加工物を搬送する搬送手段とを備える加工装置であって、
    該カセットステージは、該カセットが載置される載置面と、
    該載置面上で該カセットの載置面方向の位置を位置決めする位置決めブロックと、
    該カセットが該位置決めブロックによって位置決めされ該載置面の正常な載置位置に載置されたらONとなり該載置面の正常な載置位置に載置されていなければOFFとなるスイッチと、を備え、
    該スイッチのON/OFFの状態をオペレータに通知する通知手段を備え、
    該カセットステージに該カセットが載置されたときの該通知手段による通知によって該加工装置が加工開始可能か否かをオペレータに知らせる加工装置。
  2. 前記カセットステージの前記載置面に3つ以上のスイッチが配設され、
    該カセットの仕様の違いによって少なくとも2つの該スイッチを押し下げ、押し下げられた該スイッチによって該カセットを判別する判別手段を備え、
    該判別手段が判別した該カセットと予めオペレータが設定した該カセットとを比較して一致している場合は該スイッチがONのときと同じ通知をオペレータに知らせ、一致していない場合は該スイッチがOFFのときと同じ通知をオペレータに知らせる請求項1記載の加工装置。
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