JP5936909B2 - 加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加工物に加工を施す加工装置に関するものである。
半導体ウェーハなどの被加工物に対して、切削加工を施す切削装置や、レーザー光線を照射して分割溝等を形成するレーザー照射装置などの加工装置においては、被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削手段や、レーザー光線を照射するレーザー光線照射手段等の加工手段とが相対的に平行移動を繰り返して、被加工物の加工を施す。チャックテーブルは、基台移動手段上に配設された移動基台に対して着脱自在に装着されている(例えば、特許文献1参照)。チャックテーブルが経年劣化や破損した場合には、基台移動手段により移動基台が着脱可能な位置に移動され、作業者により交換される。
特開2011−165932号公報
しかしながら、チャックテーブルの交換時に、移動基台が着脱可能な位置に移動するとしても、加工装置の筐体内部であるため、作業者は少なからず負担がかかる姿勢での作業を余儀なくされず、例えば、450mmサイズ等の大口径の被加工物に対して加工を行う加工装置では、チャックテーブルの重量が重く、加工装置内、すなわち筐体内部での交換作業が困難であるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、チャックテーブルの交換作業を作業者が負担の少ない状態で行うことができる加工装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被加工物を上面に保持する保持手段と、前記保持手段に保持された被加工物の上面側から被加工物に加工を施す加工手段とを含み筐体で覆われる加工装置であって、前記保持手段は、前記被加工物を上面に保持する円盤形状のチャックテーブルと、前記チャックテーブルを着脱自在に保持する前記チャックテーブルの外径よりも小径に形成された首部と、前記首部を有する移動基台と、前記移動基台を加工送り方向に移動させるとともに前記被加工物を前記チャックテーブルに載置する載置領域に移動させる基台移動手段と、を有し、前記載置領域には、前記チャックテーブルを前記筐体外部に搬出するチャックテーブル搬出機構をさらに含み、前記チャックテーブル搬出機構は、前記載置領域に位置する前記チャックテーブルの下方で、かつ前記首部を挟んで対向して配設され、前記チャックテーブルの下面に当接して前記チャックテーブルを支持する一対の支持プレートと、前記支持プレートを、前記チャックテーブルの下方で前記チャックテーブルの下面および首部に対して隙間をもった下位置と、前記チャックテーブルの下面に当接し、前記チャックテーブルを支持した状態で、前記チャックテーブルを前記首部から離反させる上位置とに、昇降可能な、前記支持プレートに固定される昇降手段と、前記支持プレートおよび前記昇降手段を、前記筐体内部の収納位置と、前記筐体外部の引き出し位置に選択的に移動可能な引き出し手段と、を有し、前記チャックテーブル交換時に、前記チャックテーブルを前記筐体外部に搬出する際には、前記チャックテーブルを前記載置領域に位置付け、前記支持プレートを前記下位置から前記上位置に位置付け、前記チャックテーブルを前記首部から離反し、前記支持プレートに支持した状態で、前記引き出し手段により、前記支持プレートおよび前記昇降手段を前記収納位置から前記引き出し位置に位置付けることで、前記チャックテーブルを前記筐体外部に搬出することを特徴とする。
本発明に係る加工装置は、チャックテーブル交換時に、支持プレートを下位置から上位置に上昇させることで、載置領域に位置するチャックテーブルを首部から離反させて、支持プレートにより支持し、引き出し手段により、前記支持プレートおよび前記昇降手段を収納位置から引き出し位置に位置付けることで、支持プレートに支持されたチャックテーブルを筐体外部に搬出するので、作業者によるチャックテーブルの交換を筐体外部で行うことができ、チャックテーブルの交換作業を作業者が負担の少ない状態で行うことができるという効果を奏する。
図1は、加工装置の外観を示す図である。 図2は、加工装置の構成例を示す図である。 図3は、下位置における支持プレートを示す図である。 図4は、下位置における支持プレートを示す図である。 図5は、加工時における加工装置を示す図である。 図6は、上位置における支持プレートを示す図である。 図7は、上位置における支持プレートを示す図である。 図8は、引き出し位置における支持プレートを示す図である。 図9は、引き出し位置における支持プレートを示す図である。 図10は、支持プレートの他の構成例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
図1は、加工装置の外観を示す図である。図2は、加工装置の構成例を示す図である。図3は、下位置における支持プレートを示す図である。図4は、下位置における支持プレートを示す図である。図5は、加工時における加工装置を示す図である。図6は、上位置における支持プレートを示す図である。図7は、上位置における支持プレートを示す図である。図8は、引き出し位置における支持プレートを示す図である。図9は、引き出し位置における支持プレートを示す図である。ここで、図2は、保持手段が載置領域に位置した状態を示す図である。また、図2、図5および図8は、加工装置の筐体内部をZ軸方向から見た図であり、図3および図6は支持プレートをX軸方向から見た一部断面図であり、図4、図7および図9は、支持プレートをY軸方向から見た図である。
本実施形態に係る加工装置は、レーザー光線を被加工物に照射して加工を施すレーザー照射装置であり、図1に示すように、筐体2で覆われている。加工装置1は、図2に示すように、筐体2の内部、すなわち筐体内部に、保持手段3と、加工手段4と、Y軸移動手段5と、チャックテーブル搬出機構6と、加工装置1を制御する制御部7とを含んで構成されている。ここで、被加工物は、加工装置1により加工が施される加工対象であり、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする半導体ウェーハや、ガラス、樹脂等からなる板状部材である。
筐体2は、例えばウォーターケースであり、図1に示すように、側面に後述するチャックテーブル31を搬出入する開口21が形成され、開口21を開閉自在とする扉22が取り付けられている。扉22の開閉は、作業員による手動でもよく、制御手段により図示しないアクチュエータを駆動することで自動に行ってもよい。筐体2は、筐体2の外部、すなわち筐体外部から作業員が搬送する複数の被加工物が収納されたカセットを載置するカセット載置領域CSが形成されている。ここで、開口21の高さは、後述する上位置におけるチャックテーブル31が接触しない高さに設定されている。
保持手段3は、図2〜図4に示すように、被加工物を上面に保持するものであり、チャックテーブル31と、首部32と、首部32を有する移動基台33と、基台移動手段34とを有して構成されている。
チャックテーブル31は、被加工物を上面に保持するものであり、円盤形状に形成されている。チャックテーブル31は、上面を構成する部分がポーラスセラミック等から形成されており、首部32の後述する真空通路32bを介して図示しない真空吸引源と接続され、上面に載置された被加工物を吸引することで保持する。チャックテーブル31は、下面の中央部に円形の凸部31a(図3参照)が形成されている。
図3に示すように、首部32は、チャックテーブル31を着脱自在に保持するものであり、チャックテーブル31の外径よりも小径に形成されている。首部32は、円筒形状に形成されており、チャックテーブル31が当接する上面の中央部に、凸部31aが挿入される円形の凹部32aが形成されている。凹部32aには、真空通路32bが形成されている。なお、首部32の上面には、図示しない開口(周方向に複数箇所設けられた孔、あるいはリング形状のスリット)が形成されており、開口が図示しない真空吸引源と接続され、載置されたチャックテーブル31を吸引することで相対回転を規制した状態で保持する。なお、首部32の下端は移動基台33と連結されている。ここで、首部32は、移動基台33に対して、首部32の中心軸線を中心とする加工装置1におけるθ方向に回転自在に支持されている。首部32は、図示しないチャックテーブル回転源に連結されており、チャックテーブル回転源が発生した回転力により、チャックテーブル31をθ方向に任意の角度、例えば90度回転や連続回転することができ、チャックテーブル31に保持された被加工物を加工手段4に対してチャックテーブル31の中心軸線を中心に任意の角度回転や連続回転などの回転駆動をさせることができる。
基台移動手段34は、加工時において、移動基台33を加工送り方向、本実施形態では、X軸方向に移動させるものであり、非加工時において、被加工物をチャックテーブル31に載置する載置領域に移動させるものである。ここで、載置領域とは、カセット載置領域CSに載置されたカセットから搬出された被加工物を図示しない搬送手段によりチャックテーブル31の上面に載置することができる領域をいい、通常、基台移動手段34により移動基台33が移動することができるX軸方向の両端部のうち、一端(図2では、右端)に移動基台33が位置した際の領域をいう。基台移動手段34は、X軸パルスモータ34aにより発生した回転力が、例えばボールネジとナットで構成される直動機構34bによりX軸方向の力に変換されることで、移動基台33を一対のX軸ガイドレール34c,34dによりガイドしつつ、支持台35に対してX軸方向に移動する。
加工手段4は、図2に示すように、保持手段3に保持された被加工物の上面側から被加工物に加工を施すものであり、本実施形態では、レーザー光線を照射することにより、例えば被加工物の上面側から分割溝等を形成するレーザー加工を行うものである。加工手段4は、レーザー光線を出力するレーザー光線発振手段4aと、レーザー光線発振手段4aによって発振されたレーザー光線を集光する図示しない集光器とを含んで構成されている。
Y軸移動手段5は、図2に示すように、支持台35を介して、移動基台33を割り出し送り方向、本実施形態では、Y軸方向に移動させるものであり、加工手段4に対して、保持手段3に保持された被加工物をY軸方向に相対移動させるものである。Y軸移動手段5は、Y軸パルスモータ5aにより発生した回転力が、例えばボールネジとナットで構成される直動機構5bによりY軸方向の力に変換されることで、支持台35を一対のY軸ガイドレール5c,5dによりガイドしつつ、筐体2に対してY軸方向に移動する。
チャックテーブル搬出機構6は、図2〜図4に示すように、チャックテーブル31を筐体外部に搬出するものであるとともに、筐体外部からチャックテーブル31を筐体内部に搬入するものでもあり、載置領域に配設されている。チャックテーブル搬出機構6は、一対の支持プレート61,62と、各支持プレート61,62にそれぞれ対応する昇降手段63,64と、引き出し手段65とを有して構成されている。
一対の支持プレート61,62は、首部32に保持された状態で載置領域に位置するチャックテーブル31の下方で、首部32を挟んで対向して配置され、チャックテーブル31の下面に当接してチャックテーブル31を支持するものである。各支持プレート61,62は、首部32から半径方向外側に突出して延在する平板形状に形成されており、Z軸方向から見た場合に、対向する側の一部の領域が載置領域の位置するチャックテーブル31と重なるように配設されており、チャックテーブル31と重なる領域が凹んだ段差部61a,62aとしてそれぞれ形成されている。各段差部61a,62aと他の部分の境界は、チャックテーブル31の外周に沿うように形成されているので、各段差部61a,62aにチャックテーブル31の下面が接触し、チャックテーブル31が各支持プレート61,62により支持された際に、上記境界により、チャックテーブル31が各支持プレート61,62に対して水平方向に移動することを規制することができる。これにより、チャックテーブル31を筐体外部に搬出、あるいは筐体内部に搬入する際に、チャックテーブル31が移動することを防止することができ、例えばチャックテーブル31を筐体内部に搬入する際では、載置領域に位置する首部32に対するチャックテーブル31の位置決めを容易に行うことができる。
各昇降手段63、64は、一対の支持プレート61,62を下位置から上位置、あるいは上位置から下位置に昇降可能なものであり、支持プレート61,62にそれぞれ固定されている。各昇降手段63、64は、首部32に保持された状態で載置領域に位置するチャックテーブル31の下方で、首部32を挟んで対向して配置され、本実施形態では、エアーアクチュエータであり、図示しない圧縮空気供給源から供給された圧縮空気の圧力により、Z軸方向と平行に移動自在に支持されたシャフト63a,64aを互いに連動した状態で昇降させるものである。シャフト63a,64aの先端は、各支持プレート61,62の下面に固定されており、シャフト63a,64aの昇降により一対の支持プレート61,62を昇降させる。ここで、下位置とは、図3および図4に示すように、一対の支持プレート61,62を首部32に保持された状態で載置領域に位置するチャックテーブル31の下方でチャックテーブル31の下面および首部32に対して隙間をもった位置である。一方、上位置とは、図6および図7に示すように、首部32に保持された状態で載置領域に位置するチャックテーブル31の下面に当接し、チャックテーブル31を支持した状態で、チャックテーブル31を首部32から離反させる位置である。
引き出し手段65は、図2に示すように、一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64を、筐体内部の収納位置と、筐体外部の引き出し位置に選択的に移動可能なものであり、本実施形態では、手動によりX軸方向に移動自在なスライド機構である。引き出し手段65は、支持プレート61および昇降手段63を支持する第1スライド機構66と、支持プレート62および昇降手段64を支持する第2スライド機構67と、各スライド機構66,67を連結する連結部68とにより構成されている。各スライド機構66,67は、図3,図8,図9に示すように、首部32に保持された状態で載置領域に位置するチャックテーブル31の下方で、首部32を挟んで対向して配置され、第1スライドレール66a,67aと、第2スライドレール66b,67bと、支持部材66c,67cと、固定部材66d,67dとにより構成されている。第1スライドレール66a,67aは、X軸方向に延在した断面形状が略コ字状の平板部材であり、第2スライドレール66b,67bをX軸方向に移動自在に支持するものであり、Y軸方向から見た際に互いに対向するように、固定部材66d,67dを介して支持台35にそれぞれ固定されている。第2スライドレール66b,67bは、X軸方向に延在した断面形状が略コ字状の第1スライドレール66a,67aに内包される平板部材であり、支持部材66c,67cをX軸方向に移動自在に支持するものである。支持部材66c,67cは、X軸方向に延在した角棒部材であり、一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64がそれぞれ固定、本実施形態では、支持部材66c,67cが互いに対向する側面に固定されている。連結部68は、平板形状に形成され、一方の平面(収納方向側の面)が支持部材66c,67cの先端(引き出し方向側の端部)に固定され、他方の平面には作業者が把持することができる取っ手68aが設けられている。
ここで、収納位置とは、一対の支持プレート61,62により支持された状態のチャックテーブル31が筐体内部に位置する、好ましくは載置領域に位置する首部32と中心と、チャックテーブル31の中心とが一致(チャックテーブル搬出機構6によるチャックテーブル31の首部32に対する着脱が可能であれば、ほぼ一致する場合も含む)する位置をいう。また、引き出し位置とは、一対の支持プレート61,62により支持された状態のチャックテーブル31の全体が少なくとも筐体外部に露出することができる位置をいい、好ましくは、引き出し手段65が最も伸びた状態をいう。なお、引き出し手段65が収納位置、引き出し位置に位置すると、第2スライドレール66b,67bおよび支持部材66c,67cのX軸方向の移動を外力が加えられなければ規制し、外力が加えられると規制を解除する規制手段を設けることが好ましい。これにより、収納位置において、首部32および一対の支持プレート61,62に対するチャックテーブル31の位置決め精度を向上することができる。
制御部7は、制御手段であり、図2に示すように、加工装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。制御部7は、レーザー光線発振手段4aからレーザー光線を出力し、チャックテーブル31と加工手段4とをX軸方向、Y軸方向、θ方向において相対移動させることで、被加工物に対してレーザー加工を加工手段4に行わせるものである。また、制御部7は、昇降手段63,64を駆動することで、一対の支持プレート61,62を下位置と上位置との間で昇降させるものでもある。なお、制御部7は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、加工装置1の加工動作の状態を表示する表示手段や、作業者が加工条件などを登録する際に用いる操作手段と接続されている。
次に、本実施形態に係る加工装置1の加工動作について説明する。作業者が加工装置1に、加工条件を登録し、加工動作の開始指示があった場合に、加工動作を開始する。加工動作において、制御部7は、カセットに収納されている被加工物を図示しない搬送手段により、首部32に保持され、載置領域に位置するチャックテーブル31まで搬送させ、チャックテーブル31に保持させる。次に、制御部7は、図5に示すように、被加工物を保持したチャックテーブル31を加工領域までX軸方向に移動し、加工条件に基づいて、加工手段4により被加工物の加工を開始する。なお、加工動作においては、一対の支持プレート61,62は、下位置に位置しており、チャックテーブル31に干渉することはない。また、加工動作においては、図示しない撮像手段が撮像した画像に基づいたアライメント調整、加工前の被加工物に対する保護膜形成、加工後の被加工物に対する洗浄・乾燥などを含んでいてもよい。
次に、本実施形態に係る加工装置1におけるチャックテーブル31の交換について説明する。チャックテーブル31の交換は、筐体内部の載置領域に位置し、首部32に保持されたチャックテーブル31をチャックテーブル搬出機構6により筐体外部に搬出し、筐体外部に搬出されたチャックテーブル31を作業者が新しいチャックテーブル31と交換し、新しいチャックテーブル31をチャックテーブル搬出機構6により筐体内部に搬入し、搬入された新しいチャックテーブル31を載置領域に位置する首部32に保持させることで行われる。以下、具体的に説明する。
まず、チャックテーブル31の交換を行う場合は、作業者が制御部7に対して、例えば操作手段を操作することで交換指示が出されると、首部32に保持されているチャックテーブル31が載置領域に位置していない場合は、図2〜図4に示すように、制御部7が基台移動手段34により載置領域まで移動させ、チャックテーブル31を載置領域に位置づける。なお、一対の支持プレート61,62は、通常時、例えば加工装置1による加工動作時などにおいてチャックテーブル31と干渉しないように下位置に位置している。
次に、制御部7は、チャックテーブル31が載置領域に位置し、一対の支持プレート61,62が下位置に位置している状態で、図3および図4の矢印Aに示すように、一対の支持プレート61,62を下位置から上位置に上昇させ、一対の支持プレート61,62を下位置から上位置に位置づける。一対の支持プレート61,62は、下位置から上昇する際に、段差部61a、62aがチャックテーブル31の下面と当接し、さらに上昇することでチャックテーブル31を首部32から離反させる。このとき、チャックテーブル31に対する首部32の吸引を停止する。これにより、チャックテーブル31は、凸部31aが首部32の凹部32aに挿入された状態で、自重で首部32の上面に載置されているだけの状態となり、一対の支持プレート61,62がチャックテーブル31を首部32から離反させる際に必要な力を低減することができる。
次に、作業者は、図6および図7に示すように、一対の支持プレート61,62が上位置に移動したことを、筐体外部から目視で確認、あるいは制御部7により例えば、音、光などを発する報知手段が報知することで認識すると、閉状態の扉22を開き、取っ手68aを把持して、図7の矢印Bに示すように、引き出し手段65により、チャックテーブル31を支持している一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64を収納位置から引き出し位置に引き出す。これにより、筐体内部に位置するチャックテーブル31が、図8および図9に示すように、筐体外部に搬送される。
次に、作業者は、筐体外部に位置する一対の支持プレート61,62からチャックテーブル31を取り外し、新しいチャックテーブル31を一対の支持プレート61,62に支持させる。次に、作業者は、図8および図9の矢印Cに示すように、新しいチャックテーブル31を支持している一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64を引き出し位置から収納位置に押し戻す。これにより、筐体外部に位置する新しいチャックテーブル31が、図6および図7に示すように、筐体内部に搬入される。なお、作業者は、新しいチャックテーブル31が筐体内部に搬入された後、扉22を閉じる。
次に、制御部7は、首部32が載置領域に位置し、新しいチャックテーブル31を支持している一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64が収納位置に位置していることを検出、あるいは作業者が例えば操作手段を操作することで下降指示が出されると、図6および図7の矢印Dに示すように、一対の支持プレート61,62を上位置から下位置に下降させ、一対の支持プレート61,62を上位置から下位置に位置づける。支持されている新しいチャックテーブル31は、一対の支持プレート61,62が上位置から下降する際に、凸部31aが首部32の凹部32aに挿入され、下面が首部32の上面と当接し、さらに下降することでチャックテーブル31が一対の支持プレート61,62から離反し、首部32の上面に載置される。
次に、制御部7は、首部32が載置領域に位置し、一対の支持プレート61,62が下位置に位置していると検出すると、チャックテーブル31に対する首部32の吸引を開始し、チャックテーブル31を首部32に保持させる。
以上のように、本実施形態に係る加工装置1は、チャックテーブル31の交換時に、一対の支持プレート61,62を下位置から上位置に上昇させ、載置領域に位置するチャックテーブル31を首部32から離反させて、一対の支持プレート61,62により支持させる。一対の支持プレート61,62が支持した状態で、引き出し手段65を収納位置から引き出し位置に位置付けることで、一対の支持プレート61,62に支持されたチャックテーブル31が筐体内部から開口21を介して筐体外部に搬出されるため、作業者がチャックテーブル31の交換を筐体外部で行うことができる。従って、チャックテーブル31の交換を筐体内部で行う場合と比較して、チャックテーブル31の交換作業における作業者の姿勢に自由度があることから、チャックテーブル31の交換作業を作業者が負担の少ない状態で行うことができる。これにより、例えば、450mmサイズ等の大口径の被加工物に対して加工を行う加工装置1において、チャックテーブル31の重量が重くても、作業者がチャックテーブル31の交換作業を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、加工装置1として、レーザー加工装置を用いたが、これに限定されるものではなく、切削ブレードにより被加工物に対して切削加工を施す切削装置や、研削ホイールにより被加工物に対して研削加工を施す研削装置など、被加工物に対して加工を施す装置を用いることができる。
また、上記実施形態では、一対の支持プレート61,62により、チャックテーブル31を支持する際に、チャックテーブル31の水平方向の移動を規制するため、段差部61a,62aを形成したが、これに限定されるものではない。図10は、支持プレートの他の構成例を示す図である。同図に示すように、一対の支持プレート61,62がチャックテーブル31を支持した際に、チャックテーブル31の外周と接触あるいは略接触する位置に、支持プレート61,62の上面から突出する複数のピン61b,62bをそれぞれ設けることで、チャックテーブル31の水平方向の移動を規制してもよい。
また、上記実施形態では、一対の支持プレート61,62にそれぞれ昇降手段63,64を設けたが、1つの昇降手段により一対の支持プレート61,62を昇降させても良い。
また、上記実施形態では、引き出し手段65は、作業者の手動により、収納位置から引き出し位置まで一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64を移動させるものであるが、これに限定されるものではない。例えば、エアーアクチュエータにより、自動で行ってもよい。この場合、制御部7は、作業者により扉22が開かれていることを検出すると、エアーアクチュエータを駆動し、引き出し手段65により収納位置から引き出し位置まで一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64を移動させてもよい。また、制御部7は、一対の支持プレート61,62に新しいチャックテーブル31が載置されたこと、あるいは作業者の収納指示を検出すると、エアーアクチュエータを駆動し、引き出し手段65により引き出し位置から収納位置まで一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64を移動させてもよい。従って、エアーアクチュエータを駆動することで、一対の支持プレート61,62および各昇降手段63,64を収納位置に位置させることができるので、収納位置において、首部32および一対の支持プレート61,62に対するチャックテーブル31の位置決め精度を向上することができる。
1 加工装置
2 筐体
3 保持手段
31 チャックテーブル
32 首部
33 移動基台
34 基台移動手段
4 加工手段
5 Y軸移動手段
6 チャックテーブル搬出機構
61,62 支持プレート
63,64 昇降手段
65 引き出し手段
7 制御部

Claims (1)

  1. 被加工物を上面に保持する保持手段と、前記保持手段に保持された被加工物の上面側から被加工物に加工を施す加工手段とを含み筐体で覆われる加工装置であって、
    前記保持手段は、
    前記被加工物を上面に保持する円盤形状のチャックテーブルと、
    前記チャックテーブルを着脱自在に保持する前記チャックテーブルの外径よりも小径に形成された首部と、
    前記首部を有する移動基台と、
    前記移動基台を加工送り方向に移動させるとともに前記被加工物を前記チャックテーブルに載置する載置領域に移動させる基台移動手段と、
    を有し、
    前記載置領域には、前記チャックテーブルを前記筐体外部に搬出するチャックテーブル搬出機構をさらに含み、
    前記チャックテーブル搬出機構は、
    前記載置領域に位置する前記チャックテーブルの下方で、かつ前記首部を挟んで対向して配設され、前記チャックテーブルの下面に当接して前記チャックテーブルを支持する一対の支持プレートと、
    前記支持プレートを、前記チャックテーブルの下方で前記チャックテーブルの下面および首部に対して隙間をもった下位置と、前記チャックテーブルの下面に当接し、前記チャックテーブルを支持した状態で、前記チャックテーブルを前記首部から離反させる上位置とに、昇降可能な、前記支持プレートに固定される昇降手段と、
    前記支持プレートおよび前記昇降手段を、前記筐体内部の収納位置と、前記筐体外部の引き出し位置に選択的に移動可能な引き出し手段と、
    を有し、
    前記チャックテーブル交換時に、前記チャックテーブルを前記筐体外部に搬出する際には、前記チャックテーブルを前記載置領域に位置付け、前記支持プレートを前記下位置から前記上位置に位置付け、前記チャックテーブルを前記首部から離反し、前記支持プレートに支持した状態で、前記引き出し手段により、前記支持プレートおよび前記昇降手段を前記収納位置から前記引き出し位置に位置付けることで、前記チャックテーブルを前記筐体外部に搬出する
    ことを特徴とする加工装置。
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