JP2018104127A - 搬送台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出装置によりパレットを適切に検出し易い搬送台車を提供する。【解決手段】検出装置に、光センサ61と反射板62とを備えて、走行部31の端部に配置し、光センサ61は、第1検出方向S1と第2検出方向S2とに検出光を投光し、反射板62は、光センサ61から第1検出方向S1に投光される検出光の光路から外れた位置であり、且つ、光センサ61から第2検出方向S2に投光される検出光の光路に交差する位置に配置されて、光センサ61から第2検出方向S2に投光された検出光を走行方向に見て台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射する。【選択図】図9

Description

本発明は、パレットを支持する支持部と、走行方向に沿って走行する走行部と、パレット検出用の検出装置と、を備えている搬送台車に関する。
かかる搬送台車の従来例が、特開2016−016986号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1の搬送台車は、走行部における走行方向の両端部の夫々に検出装置が配置されている。そして、搬送台車によりパレットを搬送する場合は、パレットの直下の位置まで走行部を走行させた後、支持部を上昇させて支持部によりパレットを支持し、支持部によりパレットを支持した状態で走行部を走行させて、パレットを搬送する。そして、パレットには、その底部に、走行方向及び横方向に沿って格子状に備えられた桟が設けられているものがある。
上述のような桟が設けられているパレットを搬送台車によって搬送する場合は、次のようにして走行部をパレットの直下の位置に停止させる場合がある。つまり、パレットの前方側及び後方側の端部には、横方向に沿う桟が存在している。そのため、走行部をパレットの直下に向けて走行させているときに、この桟を光センサが検出することに応じて走行部を停止させて、走行部をパレットの直下に停止させる場合がある。
特開2016−016986号公報
しかし、パレットの前方側又は後方側の端部に位置する横方向に沿う桟の走行方向の厚さが薄く形成されている場合がある。桟が薄く形成されていると、上述のように走行部をパレットの直下に停止させる場合において、光センサにより当該桟を検出できず、当該桟とは別の桟を検出することで、走行部が所定の位置からずれて停止する場合がある。このように、検出装置によりパレットを適切に検出し難い場合がある。
そこで、検出装置によりパレットを適切に検出し易い搬送台車の実現が望まれる。
上記に鑑みた、搬送台車の特徴構成は、パレットを支持する支持部と、走行方向に沿って走行する走行部と、パレット検出用の検出装置と、を備えている搬送台車であって、
台車上下方向に見て前記走行方向に対して直交する方向を横方向とし、前記走行方向の一方側を第1走行方向とし、前記台車上下方向の上向きの方向を台車上方向として、前記パレットの底部に、前記走行方向及び前記横方向に沿って格子状に備えられた桟が設けられており、前記検出装置は、光センサと反射板とを備えて、前記走行部における前記第1走行方向の端部に配置され、前記光センサは、前記走行方向及び前記台車上下方向に沿う検出面内における少なくとも第1検出方向と第2検出方向とに検出光を投光し、前記第1検出方向は、前記第1走行方向と前記台車上方向との間の方向であり、前記第2検出方向は、前記台車上方向、又は、前記台車上方向と前記第1検出方向との間の方向であり、前記反射板は、前記光センサから前記第1検出方向に投光される検出光の光路から外れた位置であり、且つ、前記光センサから前記第2検出方向に投光される検出光の光路に交差する位置に配置されて、前記光センサから前記第2検出方向に投光された検出光を前記走行方向に見て前記台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射する点にある。
これらの特徴構成によれば、光センサから第1走行方向と台車上方向との間の方向(第1検出方向)に検出光を投光しているため、走行部に対して台車上方向に位置し且つ走行部に対して第1走行方向に位置するパレットを検出することができる。また、光センサから台車上方向、又は、台車上方向と第1検出方向との間の方向(第2検出方向)に検出光を投光しているため、第1検出方向に投光した検出光により検出されるパレットよりも走行方向で走行部側に位置するパレットを検出することができる。
そして、第2検出方向に投光された検出光は、反射板により走行方向に見て台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射される。この反射された検出光の方向は、パレットにおける走行方向に沿う桟の側面(台車上下方向及び走行方向に沿う面)に対して傾いた方向となる。そのため、当該光センサから第2検出方向に投光された検出光によって、パレットにおける走行方向に沿う桟の側面を検出することができる。
従って、光センサから第2検出方向に検出光を投光して、パレットにおける走行方向の端部を検出する場合に、パレットの走行方向の端部に位置する走行方向に長い走行方向に沿う桟を検出することで、検出装置によりパレットの走行方向の端部を適切に検出し易くなる。このように、検出装置によりパレットを適切に検出し易くなる。
物品搬送設備の概要を示す斜視図 搬送台車の斜視図 支持部が下降位置に位置する搬送台車の正面図 支持部が上昇位置に位置する搬送台車の正面図 制御ブロック図 物品を入庫するときの搬送台車の動作を示す作用図 物品を出庫するときの搬送台車の動作を示す作用図 パレットを下方から見た斜視図 第1光センサによりパレットを検出した状態を示す側面図 第2光センサによりパレットを検出した状態を示す側面図 第2光センサによりパレットを検出した状態を示す縦断正面図 第2光センサによりパレットを検出した状態を示す横断側面図
以下、搬送台車を物品搬送設備に採用した実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の物品搬送設備は、パレットP(図3等参照)を収納する物品収納棚1と、物品収納棚1においてパレットPを搬送する搬送台車3とを備えている。パレットPには、荷物を載置している場合と荷物を載置していない場合とがあるが、荷物を載置していないパレットPのみを図示している。物品収納棚1に対する物品Wの積み降ろしは、作業者によって運転操作されるフォークリフト20などの荷役運搬車両によって行われる。
具体的には、パレットPを物品収納棚1に入庫する際は、フォークリフト20によって物品収納棚1の端部(第2方向X2の端部)にパレットPが積まれる。パレットPを物品収納棚1から出庫する際は、物品収納棚1の端部に載置されているパレットPがフォークリフト20によって降ろされる。搬送台車3は、物品収納棚1上を走行して物品収納棚1上で物品Wを搬送し、物品収納棚1の反対側の端部(第1方向X1の端部)から順に収納する状態でパレットPを物品収納棚1に収納する。尚、フォークリフト20により、物品収納棚1に対する搬送台車3の積み降ろしも行われる。
物品搬送設備の物品倉庫10には、複数の物品収納棚1が設置されている。物品収納棚1は、上下方向Zに複数段設置されると共に、幅方向Yに複数列設置されている。図1では、簡略化のため、物品収納棚1が、上下方向Zにおいて2段、幅方向Yにおいて2列形成されて、物品倉庫10に合計4つの物品収納棚1を設置した形態を例示している。
図1に示すように、物品倉庫10は、上下方向Zに立設された支柱11と、支柱11によって支持されて前後方向Xに延在するビーム材13とを有している。支柱11は、前後方向Xに直交する幅方向Yにおいて、パレットPの幅よりも少し広い間隔で立設されており、一対の支柱11の間に物品収納棚1が形成される。ビーム材13は、前後方向Xに並ぶ支柱11によって支持されている。ビーム材13は、一対の支柱11に対してそれぞれ対向するように取り付けられている。前後方向Xに延在する一対のビーム材13の上面にはパレット支持面13Hが形成され、パレット支持面13Hによって、幅方向YにおけるパレットPの両端が支持される。尚、一対のビーム材13を上下方向Zに所定の間隔(高さ間隔)で支柱11に取り付けることによって上下方向Zにおいて複数段の物品収納棚1が形成される。
このように、物品収納棚1は、前後方向Xに沿うビーム材13を、幅方向Yに間隔を空けた状態で一対備えて構成されている。そして、物品収納棚1は、一対のビーム材13の上面によって形成されたパレット支持面13HにパレットPを載置支持する状態でパレットPを保管するように構成されている。また、物品収納棚1は、前後方向Xに沿って複数のパレットPを並べて保管するように構成されている。
図1及び図2に示すように、搬送台車3は、ビーム材13のパレット支持面13Hよりも上下方向Zにおける下方で一対のビーム材13に支持される。具体的には、ビーム材13のパレット支持面13Hよりも下方には、一対のビーム材13がそれぞれ対向する方向に突出するように台車支持面13Vが形成されている。
ビーム材13の断面形状は鉤型(Z型)であり、パレット支持面13H及び台車支持面13Vは、ほぼ平行しており、パレット支持面13Hと台車支持面13Vとをつなぐように上下方向Zに沿って形成された側壁13Gは、パレット支持面13H及び台車支持面13Vと直角である。搬送台車3は、この台車支持面13Vによって支持される。
物品倉庫10に物品収納棚1が複数段形成され且つ複数列形成されることで、物品倉庫10には、搬送台車3が走行する走行経路Cが複数備えられている。
次に、搬送台車3について説明するが、搬送台車3を物品収納棚1に設置した状態に基づいて説明する。つまり、搬送台車3の走行方向と前後方向Xとは同じ方向であり、搬送台車3の横方向と幅方向Yは同じ方向であり、搬送台車3の台車上下方向と上下方向Zとは同じ方向である。また、前後方向Xの一方向を第1方向X1(第1走行方向)とし、第1方向X1の反対方向を第2方向X2(第2走行方向)として説明する。また、上下方向Zの上向きの方向を上方向Z1として説明する。
図3及び図4に示すように、搬送台車3は、パレットPを支持する支持部33と、前後方向Xに沿って走行する走行部31と、を備えている。
走行部31は、台車支持面13V上を転動する走行輪3Dと、側壁13Gに接触して転動するガイド輪3Gと、を備えている。走行輪3Dは、一対のビーム材13の夫々における台車支持面13V上を転動するように幅方向Yに並ぶ状態で一対備えられており、これら一対の走行輪3Dは、前後方向Xに並ぶ状態で2組備えられている。ガイド輪3Gは、一対のビーム材13の夫々における側面に接触して転動するように幅方向Yに並ぶ状態で一対備えられており、これら一対のガイド輪3Gは、前後方向Xに並ぶ状態で2組備えられている。
搬送台車3は、1組の走行輪3Dが走行モータ46により回転駆動されることによって、ガイド輪3Gがビーム材13に接触することにより前後方向Xに案内されながら、走行経路Cに沿って走行する。
走行部31には、支持部33を昇降させる昇降モータ48が備えられている。支持部33は、昇降モータ48の駆動により、パレット支持面13Hよりも下方に位置する下降位置(図3参照)と、パレット支持面13Hより上方に突出してパレット支持面13Hより上方でパレットPを載置支持する上昇位置(図4参照)と、に昇降する。
搬送台車3は、パレットPを支持した状態(実荷状態)で走行するときは、支持部33を上昇位置に上昇させた状態で走行経路Cに沿って走行する。また、搬送台車3は、パレットPを支持しない状態(空荷状態)で走行するときは、支持部33を下降位置に下降させた状態で走行経路Cに沿って走行する。
図5に示すように、搬送台車3には、端部検出装置51とパレット検出装置52と距離検出装置53とが設置されている。端部検出装置51は、走行経路Cの端部からの距離を検出する。パレット検出装置52は、搬送台車3の上方や走行方向の前方及び上方にパレットPが存在するか否かを検出する。距離検出装置53は、搬送台車3の走行距離を測定する。
端部検出装置51として、走行部31における第1方向X1の端に設置された第1端部検出装置51Aと、走行部31における第2走行方向の端部に設置された第2端部検出装置51Bと、が設けられている。第1端部検出装置51Aは、走行経路Cにおける第1方向X1側の端に設けられた検出板14までの距離を検出する。第2端部検出装置51Bは、走行経路Cにおける第2方向X2側の端に設けられた検出板14までの距離を検出する。
また、パレット検出装置52として、走行部31における第1方向X1の端部に設置された第1パレット検出装置52Aと、走行部31における第2方向X2の端部に設置された第2パレット検出装置52Bと、が設けられている。第1パレット検出装置52Aは、走行部31における第1方向X1の端部の上方や走行部31の第1方向X1にパレットPが存在するか否かを検出する。第2パレット検出装置52Bは、走行部31における第2方向X2の端部の上方や走行部31の第2方向X2にパレットPが存在するか否かを検出する。
物品搬送設備には、搬送台車3を遠隔操作するリモートコントローラ7(図5参照)が備えられている。搬送台車3は、作業者がリモートコントローラ7を操作することによって遠隔操作される。尚、リモートコントローラ7は、物品倉庫10又はフォークリフト20に設置されている。
そして、搬送台車3は、通信部41と制御部43とを備えている。通信部41は、リモートコントローラ7からの信号を受信する。制御部43は、上述したような種々のセンサ(端部検出装置51、パレット検出装置52、距離検出装置53)による検出結果を取得して、走行モータ46や昇降モータ48を駆動制御する。また、制御部43は、通信部41によりリモートコントローラ7からの動作指令を受信すると、当該動作指令に基づいて搬送台車3を制御するように構成されている。
搬送台車3が走行する走行経路Cは、有端形状に形成されており、一対のビーム材13の間に前後方向Xに沿って形成されている。図7等に示すように、走行経路Cにおける一方の端部である第2方向X2の端部に第1位置T1が設定され、走行経路Cの他方の端部である第1方向X1の端部に第2位置T2が設定される。本実施形態では、第1位置T1は、フォークリフト20によりパレットPが載せ降しされる位置である。
制御部43が入庫用の動作指令(入庫指令)に基づいて搬送台車3を制御したときの搬送台車3の動作について説明する。
図6に示すように、物品収納棚1には既に1つのパレットP(P1)が収納されている。搬送台車3は第1位置T1に停止している〔#1〕。作業者は、フォークリフト20を用いてパレットP(P2)を物品収納棚1の第1位置T1に載置する〔#1〜#2〕。
このような状況において、作業者がリモートコントローラ7の入庫指示キーを押し操作すると、リモートコントローラ7から搬送台車3に入庫指令が出力され、その入庫指令は搬送台車3の通信部41にて受信されて制御部43に伝達され、制御部43は入庫処理を実行する。入庫処理では、搬送台車3は次のように動作する。
つまり、搬送台車3はパレット検出装置52により物品Wが第1位置T1に載置されていることを確認した後、支持部33を上昇位置に上昇させて、パレットP(P2)を支持部33にて支持する〔#3〕。そして、搬送台車3は、実荷状態で第1位置T1から前進走行する。搬送台車3は、第1パレット検出装置52Aにて既に収納済みの物品W(W1)を検出すると減速し、既に入庫済みの物品W(W1)と入庫対象の物品W(W2)との間に所定の隙間(物品間距離)を設ける状態で停止する〔#3〜#4〕。ちなみに、このとき搬送台車3が停止する位置が第3位置T3になる。
次に、搬送台車3は、支持部33を下降位置に下降させ〔#4〜#5〕、パレットP(P2)を、ビーム材13のパレット支持面13Hに支持させて物品収納棚1に物品Wを渡す。搬送台車3は、空荷状態で第2方向X2に向けて後進走行し、端部検出装置51にて検出される距離情報に基づいて第1位置T1で停止する〔#5〜#6〕。
次に、制御部43が出庫用の動作指令(出庫指令)に基づいて搬送台車3を制御したときの搬送台車3の動作について説明する。
図7に示すように、物品収納棚1には既に2つのパレットP(P1、P2)が収納されている。搬送台車3は、第1位置T1に停止している〔#7〕。
このような状況において、作業者がリモートコントローラ7の出庫指示キーを押し操作すると、リモートコントローラ7から搬送台車3に出庫指令が出力され、その出庫指令は搬送台車3の通信部41にて受信されて制御部43に伝達され、制御部43は出庫処理を実行する。出庫処理では、搬送台車3は次のように動作する。
つまり、搬送台車3は、空荷状態で第1位置T1から前進走行する。そして、搬送台車3は、第1パレット検出装置52Aにて既に収納済みのパレットP(P2)を検出するのに応じて減速し、第2パレット検出装置52Bにて既に収納済みのパレットP(P2)を検出するのに応じて停止して、走行部31が既に収納済みのパレットP(P2)の直下に位置する状態で停止する〔#7〜#8〕。このように、制御部43は、支持部33がパレットPの直下に位置する状態で走行部31を停止させるように走行部31を制御する。ちなみに、このとき搬送台車3が停止する位置が第3位置T3になる。
そして、支持部33を上昇位置に上昇させて、パレットP(P2)を物品収納棚1から支持部33に移載する〔#9〕。搬送台車3は、実荷状態で第2方向X2に向けて後進走行し、端部検出装置51にて検出される距離情報に基づいて第1位置T1で停止し、その後、支持部33を下降位置に下降させて、物品W(W2)を物品収納棚1の第1位置T1に卸す〔#10〜#11〕。
次に、パレットP及びパレット検出装置52について説明する。尚、パレットPを説明するにあたり、パレットPを物品収納棚1に収納した状態に基づいて説明する。
図8に示すように、パレットPは、平パレット、詳しくは、片面使用型の4方差しの平パレットである。パレットPは、樹脂材にて構成されている。パレットPの底部に、前後方向X及び幅方向Yに沿って格子状に備えられた桟56が設けられている。説明を加えると、パレットPは、パレットPの上面を形成する天板部57、パレットPの下面を形成する底板部58、及び、天板部57と底板部58との間に位置する桁部59を備えている。底板部58がパレットPの底部に相当し、この底板部58をメッシュ状に形成することで、パレットPの底部に、前後方向X及び幅方向Yに沿って格子状に備えられた桟56が設けられている。
このように形成されたパレットPには、第1方向X1の端部には第1方向X1に向く端面60が形成されており、第2方向X2の端部には第2方向X2に向く端面60が備えられている。また、パレットPの底部、特に、パレットPにおける第2方向X2の端部には、幅方向Yに沿う桟56により形成された第1桟56Aと、前後方向Xに沿う桟56により形成された第2桟56Bと、が備えられている。
走行部31における第1方向X1の端部に、第1パレット検出装置52Aが配置されている。第1パレット検出装置52Aは、第1光センサ61と第1反射板62とを備えている。走行部31における第2方向X2の端部に、第2パレット検出装置52Bが配置されている。第2パレット検出装置52Bは、第2光センサ63と第2反射板64とを備えている。尚、第1パレット検出装置52Aが、パレット検出用の第1検出装置(検出装置)に相当し、第2パレット検出装置52Bが、第1検出装置に加えて配置された第2検出装置に相当する。
第1光センサ61は、前後方向X及び上下方向Zに沿う検出面内における少なくとも第1検出方向S1と第2検出方向S2とに検出光を投光する。第1検出方向S1は、第1方向X1と上方向Z1との間の方向である。第2検出方向S2は、上方向Z1である。
第1光センサ61について説明を加えると、本実施形態では、図9及び図10に仮想線で示すように、第1方向X1と上方向Z1との間の90°の範囲で検出光を投光する方向を漸次変更しながら検出光を投光している。そして、搬送台車3に対して設定距離だけ第1方向X1に位置するパレットPの端面60に向けて投光する方向を、第1検出方向S1としている。また、搬送台車3の第1方向X1の端部がパレットPの第1方向X1の端部の直下に位置する状態において、パレットPの第1方向X1の端部に向けて投光する方向を、第2検出方向S2としている。
第1光センサ61は、走行部31のフレーム内に設置されている。走行部31には、第1光センサ61に対して第1方向X1から上方向Z1に亘って開口31Aが形成されており、第1光センサ61から投光された検出光は、この開口31Aを通して走行部31の外部に照射される。第1光センサ61には、ボルト等によって第1反射板62が着脱自在に固定されている。つまり、第1反射板62は、第1光センサ61を介して走行部31に固定されている。また、第1反射板62は、ボルト等の固定具を用いて第1光センサ61に固定するための被固定部を備えることで、走行部31に対して着脱自在に構成されている。
第1反射板62は、第1光センサ61から第1検出方向S1に投光される検出光の光路から外れた位置であり、且つ、第1光センサ61から第2検出方向S2に投光される検出光の光路に交差する位置に配置されている。つまり、第1光センサ61から第1検出方向S1に投光された検出光は、第1反射板62に反射されないため当該第1反射板62によって向きは変更されない。これに対して、第1光センサ61から第2検出方向S2に投光された検出光は、第1反射板62に反射されるため当該第1反射板62によって向きが変更される。そして、第1反射板62は、第1光センサ61から第2検出方向S2(上方向Z1)に投光された検出光を、前後方向Xに見て上方向Z1に対して90°未満の角度で傾いた方向(具体的には、上方向Z1に対して40°傾いた方向)に反射する。
第1反射板62は、前後方向Xに対しては平行で且つ上下方向Zに対して傾斜する姿勢で設置されている。そして、この第1反射板62は、上方向Z1に対する傾斜角度を変更自在に構成されている。そのため、第1光センサ61から第2検出方向S2に投光された検出光を、上方向Z1に対する角度を設定範囲内(具体的には、例えば30°〜50°の範囲内)で反射する方向を変更可能に構成されている。
第2光センサ63は、前後方向X及び上下方向Zに沿う検出面内における少なくとも第3検出方向S3と第4検出方向S4とに検出光を投光する。第3検出方向S3は、第2方向X2と上方向Z1との間の方向である。第4検出方向S4は、上方向Z1である。
第2光センサ63について説明を加えると、図9及び図10に仮想線で示すように、第2方向X2と上方向Z1との間の90°の範囲で検出光を投光する方向を漸次変更しながら検出光を投光している。そして、搬送台車3に対して設定距離だけ第2方向X2に位置するパレットPの端面60に向けて投光する方向を、第3検出方向S3としている。また、搬送台車3の第2方向X2の端部がパレットPの第2方向X2の端部の直下に位置する状態において、パレットPの第2方向X2の端部に向けて投光する方向を、第4検出方向S4としている。
第2光センサ63は、走行部31のフレーム内に設置されている。走行部31には、第2光センサ63に対して第2方向X2から上方向Z1に亘って開口31Aが形成されており、第2光センサ63から投光された検出光は、この開口31Aを通して走行部31の外部に照射される。第2光センサ63には、ボルト等によって着脱自在に第2反射板64が固定されている。つまり、第2反射板64は、第2光センサ63を介して走行部31に固定されている。また、第1反射板62は、ボルト等の固定具を用いて第2光センサ63に固定するための被固定部を備えることで、走行部31に対して着脱自在に構成されている。
第2反射板64は、第2光センサ63から第3検出方向S3に投光される検出光の光路から外れた位置であり、且つ、第2光センサ63から第4検出方向S4に投光される検出光の光路に交差する位置に配置されている。つまり、第2光センサ63から第3検出方向S3に投光された検出光は、第2反射板64に反射されないため当該第2反射板64によって向きは変更されない。これに対して、第2光センサ63から第4検出方向S4に投光された検出光は、第2反射板64に反射されるため当該第2反射板64によって向きが変更される。そして、図11及び図12に示すように、第2反射板64は、第2光センサ63から第4検出方向S4(上方向Z1)に投光された検出光を、前後方向Xに見て上方向Z1に対して90°未満の角度で傾いた方向(具体的には、上方向Z1に対して40°傾いた方向)に反射する。
第2反射板64は、前後方向Xに対しては平行で且つ上下方向Zに対して傾斜する姿勢で設置されている。そして、この第2反射板64は、上方向Z1に対する傾斜角度を変更自在に構成されている。そのため、第2光センサ63から第4検出方向S4に投光された検出光を、上方向Z1に対する角度を設定範囲内(具体的には、例えば30°〜50°の範囲内)で反射する方向を変更可能に構成されている。
次に、図7の#7〜#8に示すように、支持部33がパレットPの直下に位置する状態で走行部31を停止させる場合についての、制御部43による走行部31の制御について説明する。
制御部43は、走行部31を第1位置T1から第1方向X1に向けて走行を開始するべく、走行部31を制御する。つまり、制御部43は、走行部31の走行速度を第1設定速度まで加速し、第1設定速度まで加速した後は第1設定速度で走行するように、走行部31を制御する。
そして、図9に示すように、制御部43は、第1パレット検出装置52Aにより既に収納済みのパレットPが検出されたことに応じて減速するように、走行部31を制御する。つまり、第1パレット検出装置52Aにおける第1光センサ61が検出光を第1検出方向S1に投光した状態で第1パレット検出装置52Aにより既に収納済みのパレットPの端面60が検出される。そして、制御部43は、このことに応じて、走行部31の走行速度を第1設定速度より低速な第2設定速度まで減速し、第2設定速度まで減速された後は第2設定速度で走行するように、走行部31を制御する。
そして、図10〜図12に示すように、制御部43は、第2パレット検出装置52Bにより既に収納済みのパレットPが検出されたことに応じて停止するように、走行部31を制御する。つまり、第2パレット検出装置52Bにおける第2光センサ63が検出光を第4検出方向S4に投光した状態で第2パレット検出装置52Bにより既に収納済みのパレットPの第2方向X2の端部(詳しくは、パレットPの第2方向X2の端部に位置する前後方向Xに沿う桟56の幅方向Yを向く側面)が検出される。そして、制御部43は、このことに応じて、走行部31を停止させるように、走行部31を制御する。
このように、制御部43は、走行部31が第1方向X1に走行している場合において、第1光センサ61によりパレットPが検出されたことに応じて走行部31の走行速度を減速し、第2光センサ63によりパレットPが検出されたことに応じて走行部31を停止させて、支持部33がパレットPの直下に位置する状態で走行部31を停止させる。尚、制御部43は、走行部31が第2方向X2に走行している場合においても同様に、第2光センサ63によりパレットPが検出されたことに応じて走行部31の走行速度を減速し、第1光センサ61によりパレットPが検出されたことに応じて走行部31を停止させて、支持部33がパレットPの直下に位置する状態で走行部31を停止させる。
2.その他の実施形態
次に、搬送台車のその他の実施形態について説明する。
(1)上記実施形態では、上記実施形態では、第1パレット検出装置52Aと第2パレット検出装置52Bとを備えたが、第1パレット検出装置52Aと第2パレット検出装置52Bとのうちの第1パレット検出装置52Aのみを備えてもよい。ちなみに、第1パレット検出装置52Aのみを備えた場合は、例えば、走行部31が第1方向X1に走行している場合において、第1検出方向S1に検出光を投光している状態で第1光センサ61によりパレットPが検出されたことに応じて走行部31の走行速度を減速し、第2検出方向S2に検出光を投光している状態で第1光センサ61によりパレットPが検出されたことに応じて、設定距離走行した後に走行部31を停止させるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、第2検出方向S2を上方向Z1としたが、第2検出方向S2を第1検出方向S1と上方向Z1との間の方向でもよい。同様に、第4検出方向S4を上方向Z1としたが、第4検出方向S4を第3検出方向S3と上方向Z1との間の方向でもよい。
(3)上記実施形態では、パレットPとして、片面使用型の4方差しの平パレットを用いたが、両面使用型の2方差し平パレットを用いる等、搬送台車3によって搬送するパレットPの種類は適宜変更してもよい。また、パレットPの桟56についても、桟56の間隔や配置は適宜変更してもよい。
(4)上記実施形態では、第1反射板62や第2反射板64を、走行部31に対して着脱自在に構成したが、第1反射板62や第2反射板64を、溶接等により固定することで着脱不能に構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1反射板62や第2反射板64を、上方向Z1に対する傾斜角度を変更自在に構成したが、第1反射板62や第2反射板64を、上方向Z1に対する傾斜角度を変更不能に構成してもよい。
(5)上記実施形態では、第1光センサ61を、検出光を投光する方向を変更することで第1検出方向S1と第2検出方向S2とに検出光を投光するように構成したが、第1光センサ61を、第1検出方向S1と第2検出方向S2との双方に常時検出光を投光するように構成してもよい。同様に、第2光センサ63を、第3検出方向S3と第4検出方向S4との双方に常時検出光を投光するように構成してもよい。
(6)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
3.上記実施形態の概要
以下、上記において説明した搬送台車の概要について説明する。
搬送台車は、パレットを支持する支持部と、走行方向に沿って走行する走行部と、パレット検出用の検出装置と、を備え、
台車上下方向に見て前記走行方向に対して直交する方向を横方向とし、前記走行方向の一方側を第1走行方向とし、前記台車上下方向の上向きの方向を台車上方向として、前記パレットの底部に、前記走行方向及び前記横方向に沿って格子状に備えられた桟が設けられており、前記検出装置は、光センサと反射板とを備えて、前記走行部における前記第1走行方向の端部に配置され、前記光センサは、前記走行方向及び前記台車上下方向に沿う検出面内における少なくとも第1検出方向と第2検出方向とに検出光を投光し、前記第1検出方向は、前記第1走行方向と前記台車上方向との間の方向であり、前記第2検出方向は、前記台車上方向、又は、前記台車上方向と前記第1検出方向との間の方向であり、前記反射板は、前記光センサから前記第1検出方向に投光される検出光の光路から外れた位置であり、且つ、前記光センサから前記第2検出方向に投光される検出光の光路に交差する位置に配置されて、前記光センサから前記第2検出方向に投光された検出光を前記走行方向に見て前記台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射する。
このような構成により、光センサから第1走行方向と台車上方向との間の方向(第1検出方向)に検出光を投光しているため、走行部に対して台車上方向と第1走行方向との間に位置するパレットを検出することができる。また、光センサから台車上方向、又は、台車上方向と第1検出方向との間の方向(第2検出方向)に検出光を投光しているため、第1検出方向に投光した検出光により検出されるパレットよりも走行方向で走行部側に位置するパレットも検出することができる。
そして、第2検出方向に投光された検出光は、反射板により走行方向に見て台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射される。この反射された検出光の方向は、パレットにおける走行方向に沿う桟の側面(台車上下方向及び走行方向に沿う面)に対して傾いて交差する方向となる。そのため、当該光センサから第2検出方向に投光された検出光によって、パレットにおける走行方向に沿う桟の側面を検出することができる。
従って、光センサから第2検出方向に検出光を投光して、パレットにおける走行方向の端部を検出する場合に、パレットの走行方向の端部に位置する走行方向に長い走行方向に沿う桟を検出することで、検出装置によりパレットの走行方向の端部を適切に検出し易くなる。このように、検出装置によりパレットを適切に検出し易くなる。
ここで、前記第1走行方向の反対方向を第2走行方向とし、前記走行部における前記第1走行方向の端部に配置された前記検出装置を第1検出装置とし、前記第1検出装置に加えて、前記走行部における前記第2走行方向の端部に第2検出装置が配置され、前記第2検出装置は、第2光センサと第2反射板とを備え、前記第2光センサは、前記走行方向及び前記台車上下方向に沿う検出面内における少なくとも第3検出方向と第4検出方向とに検出光を投光し、前記第3検出方向は、前記第2走行方向と前記台車上方向との間の方向であり、前記第4検出方向は、前記台車上方向、又は、前記台車上方向と前記第3検出方向との間の方向であり、前記第2反射板は、前記第2光センサから前記第3検出方向に投光される検出光の光路から外れた位置であり、且つ、前記第2光センサから前記第4検出方向に投光される検出光の光路に交差する位置に配置されて、前記第2光センサから前記第4検出方向に投光された検出光を前記走行方向に見て前記台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射すると好適である。
この構成によれば、第2検出装置の第2光センサから第4検出方向に投光された検出光は、第2反射板により走行方向に見て台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射される。そのため、第1検出装置と同様に、第2検出装置によりパレットを適切に検出し易くなる。
また、走行部における第1走行方向の端部に第1検出装置を配置することに加えて、走行部における第2走行方向の端部に第2検出装置を配置しており、走行部における走行方向の両端部に検出装置が配置されている。そのため、パレットに向けて走行部を走行させている場合に、第1検出装置に加えて第2検出装置との検出に応じて走行部をパレットに対応した位置に適切に停止させ易くなる。
また、前記支持部が前記パレットの直下に位置する状態で前記走行部を停止させるように前記走行部を制御する制御部を更に備え、前記第1検出装置の前記光センサを、第1光センサとして、前記制御部は、前記走行部が前記第1走行方向に走行している場合において、前記第1光センサにより前記パレットが検出されたことに応じて前記走行部の走行速度を減速し、前記第2光センサにより前記パレットが検出されたことに応じて前記走行部を停止させると好適である。
この構成によれば、第1光センサは、第1検出方向(第1走行方向と台車上方向との間の方向)に検出光を投光するため、走行部がパレットの近くまで走行した場合に、その走行部に対して第1走行方向の斜め上方に位置するパレットを第1光センサによって検出することができる。また、第2光センサは、第4検出方向(台車上方向、又は、台車上方向と第3検出方向との間の方向)に検出光を投光するため、走行部がパレットの下方まで走行した場合に、その走行部に対して上方に位置するパレットを第2光センサによって検出することができる。そして、第2光センサによってパレットを検出するときは、走行部の走行速度は減速されているため、第2光センサによってパレットを適切に検出し易く、走行部をパレットに対応した位置に適切に停止させ易くなる。
また、前記反射板は、前記台車上方向に対する傾斜角度を変更自在に構成されていると好適である。
この構成によれば、搬送台車によって搬送するパレットの種類によって、パレットにおける走行方向に沿う桟の位置(横方向の位置)が異なる場合があるが、桟の横方向の位置に応じて、反射板の傾斜角度を変更することで、パレットの種類が変わったとしても、検出光を桟の側面に適切に照射させることができる。
また、前記反射板は、前記走行部に対して着脱自在に構成されていると好適である。
この構成によれば、反射板が備えられていない搬送台車に新たに反射板を装着することで、光センサによってパレットの桟を適切に検出し易くなる。また、後端の桟が走行方向に十分に厚く形成されている場合は、反射板を取り外すことで搬送台車の軽量化や構成の簡素化を図ることができる。
本開示に係る技術は、パレットを搬送する搬送台車に利用することができる。
31:走行部
32:支持部
43:制御部
52A:第1パレット検出装置(第1検出装置、検出装置)
52B:第2パレット検出装置(第2検出装置)
56:桟
58:底板部(底部)
61:第1光センサ(光センサ)
62:第1反射板(反射板)
63:第2光センサ
64:第2反射板
P:パレット
S1:第1検出方向
S2:第2検出方向
S3:第3検出方向
S4:第4検出方向
X:前後方向(走行方向)
X1:第1方向(第1走行方向)
X2:第2方向(第2走行方向)
Y:幅方向(横方向)
Z:上下方向(台車上下方向)
Z1:上方向(台車上方向)

Claims (5)

  1. パレットを支持する支持部と、走行方向に沿って走行する走行部と、パレット検出用の検出装置と、を備えている搬送台車であって、
    台車上下方向に見て前記走行方向に対して直交する方向を横方向とし、前記走行方向の一方側を第1走行方向とし、前記台車上下方向の上向きの方向を台車上方向として、
    前記パレットの底部に、前記走行方向及び前記横方向に沿って格子状に備えられた桟が設けられており、
    前記検出装置は、光センサと反射板とを備えて、前記走行部における前記第1走行方向の端部に配置され、
    前記光センサは、前記走行方向及び前記台車上下方向に沿う検出面内における少なくとも第1検出方向と第2検出方向とに検出光を投光し、
    前記第1検出方向は、前記第1走行方向と前記台車上方向との間の方向であり、
    前記第2検出方向は、前記台車上方向、又は、前記台車上方向と前記第1検出方向との間の方向であり、
    前記反射板は、前記光センサから前記第1検出方向に投光される検出光の光路から外れた位置であり、且つ、前記光センサから前記第2検出方向に投光される検出光の光路に交差する位置に配置されて、前記光センサから前記第2検出方向に投光された検出光を前記走行方向に見て前記台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射する搬送台車。
  2. 前記第1走行方向の反対方向を第2走行方向とし、前記走行部における前記第1走行方向の端部に配置された前記検出装置を第1検出装置とし、
    前記第1検出装置に加えて、前記走行部における前記第2走行方向の端部に第2検出装置が配置され、
    前記第2検出装置は、第2光センサと第2反射板とを備え、
    前記第2光センサは、前記走行方向及び前記台車上下方向に沿う検出面内における少なくとも第3検出方向と第4検出方向とに検出光を投光し、
    前記第3検出方向は、前記第2走行方向と前記台車上方向との間の方向であり、
    前記第4検出方向は、前記台車上方向、又は、前記台車上方向と前記第3検出方向との間の方向であり、
    前記第2反射板は、前記第2光センサから前記第3検出方向に投光される検出光の光路から外れた位置であり、且つ、前記第2光センサから前記第4検出方向に投光される検出光の光路に交差する位置に配置されて、前記第2光センサから前記第4検出方向に投光された検出光を前記走行方向に見て前記台車上方向に対して90°未満の角度で傾いた方向に反射する請求項1に記載の搬送台車。
  3. 前記支持部が前記パレットの直下に位置する状態で前記走行部を停止させるように前記走行部を制御する制御部を更に備え、
    前記第1検出装置の前記光センサを、第1光センサとして、
    前記制御部は、前記走行部が前記第1走行方向に走行している場合において、前記第1光センサにより前記パレットが検出されたことに応じて前記走行部の走行速度を減速し、前記第2光センサにより前記パレットが検出されたことに応じて前記走行部を停止させる請求項2に記載の搬送台車。
  4. 前記反射板は、前記台車上方向に対する傾斜角度を変更自在に構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送台車。
  5. 前記反射板は、前記走行部に対して着脱自在に構成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送台車。
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