JP2018102292A - ローヤルゼリー素材の製造方法、ローヤルゼリー素材、ローヤルゼリー含有飲食品、及びローヤルゼリー含有化粧料 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)前記酵母発酵処理前のローヤルゼリー
(2)前記酵母発酵処理中のローヤルゼリー及び/又はその発酵物
(3)前記酵母発酵処理後の発酵物
固形分34質量%の生ローヤルゼリーに対して蒸留水を加えて、その乾燥固形分含量が11質量%となるように調整し、これを攪拌して成分をよく溶解・分散させ、3Nの水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整した。このローヤルゼリー溶液(RJ溶液:以下、「ローヤルゼリー」を「RJ」と称する場合がある。)の100gに対して、市販のパン酵母含有製剤A500mgを添加し、好気条件下に30℃で24時間インキュベートすることにより、酵母発酵処理を行なった。酵母発酵処理後、80℃で30分間加熱殺菌し、その後に凍結乾燥、粉末化して、調製例1−1の酵母発酵RJ末を得た。
RJ溶液の100gに対して、パン酵母含有製剤Aの500mgに加えて、糖化酵素製剤(「グルクザイムAF6」天野エンザイム株式会社製)の100mgを添加した以外は、調製例1−1と同様にして、調製例1−2の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Bを使用した以外は、調製例1−1と同様にして、調製例2−1の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Bを使用した以外は、調製例1−2と同様にして、調製例2−2の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Cを使用した以外は、調製例1−1と同様にして、調製例3−1の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Cを使用した以外は、調製例1−2と同様にして、調製例3−2の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Dを使用した以外は、調製例1−1と同様にして、調製例4−1の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Dを使用した以外は、調製例1−2と同様にして、調製例4−2の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Eを使用した以外は、調製例1−1と同様にして、調製例5−1の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Eを使用した以外は、調製例1−2と同様にして、調製例5−2の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Fを使用した以外は、調製例1−1と同様にして、調製例6−1の酵母発酵RJ末を得た。
酵母含有製剤として、市販のパン酵母含有製剤Fを使用した以外は、調製例1−2と同様にして、調製例6−2の酵母発酵RJ末を得た。
調製例1−1〜調製例6−2で得られた酵母発酵RJ末のそれぞれについて、その糖分含量を以下に示す方法で測定した。なお、比較のために、酵母発酵処理の原料としたRJ溶液や、酵母を添加直後に殺菌を行い、酵母発酵処理を施さないで調製例1−1と同様にして調製したRJ末についても、同様に、それらの糖分含量を測定した。
標準品(グルコース、フルクトース、スクロースその他の糖)50mgを50mL容のメスフラスコに合一して秤量し、50%アセトニトリルで1.00mg/mLに定容した。公比5で段階希釈し、0.20mg/mL、0.04mg/mLの標準溶液を調製した。また、各被測定検体については、その60mgを20mL容のメスフラスコに秤量し、50%アセトニトリルで定容し、0.20μmフィルターで濾過をして分析試料とした。分析にはHPLC−RID(示差屈折系)を使用し、各被測定検体について得られた測定値曲線下面積値を、別途上記標準溶液により予め作成した検量線にあてはめ、定量した。なお、HPLC−RID(示差屈折系)の分析条件は、以下のとおりとした。
・カラム:Cosmosil Sugar−D Pached Column
・流速:1mL/m
・検出:RI(30℃、ポジティブ)
・注入量10μL
ローヤルゼリー素材においてローヤルゼリー含有の糖分を減量することによるメリットを検証するため、以下に示す錠剤を調製した。
ローヤルゼリーの凍結乾燥製品(アピ株式会社製)を使用し、その192.5mgに対して、賦形剤を57.5mg使用して、1錠あたり250mgの錠剤を常法に従い打錠成形した。
ローヤルゼリーの酵素処理製品(アピ株式会社製)(10質量%の乾燥助剤を含有)を使用し、その192.5mgに対して、賦形剤を57.5mg使用して、1錠あたり250mgの錠剤を常法に従い打錠成形した。
調製例5−1と同様にして調製した酵母発酵RJ末を使用し、その192.5mgに対して、賦形剤を57.5mg使用して、1錠あたり250mgの錠剤を常法に従い打錠成形した。
調製例5−1と同様にして調製した酵母発酵RJ末を使用し、調製例5−1と同様にローヤルゼリーの酵母発酵処理を行ない、その発酵処理液の固形分100質量部に対して、乾燥助剤を37質量部添加し、80℃で15分間加熱殺菌した後、凍結乾燥、粉末化した。得られた粉末の192.5mgに対して、賦形剤を57.5mg使用して、1錠あたり250mgの錠剤を常法に従い打錠成形した。
調製例5−1と同様にローヤルゼリーの酵母発酵処理を行ない、その後さらに酵素処理を施した。具体的には、酵母発酵処理後のRJ溶液のpHを3Nの水酸化ナトリウム水溶液を用いてpH8.75に再調整し、その1500mLに対して、蛋白質分解酵素製剤(「スミチームFP−G」新日本化学工業株式会社製)の1.65gを添加し、50℃で3時間、酵素処理を行なった。その酵素処理液の固形分100質量部に対して、乾燥助剤を30質量部添加し、80℃で15分間加熱殺菌した後、凍結乾燥、粉末化した。得られた粉末の192.5mgに対して、賦形剤を57.5mg使用して、1錠あたり250mgの錠剤を常法に従い打錠成形した。
錠剤5の調製において、酵素処理液の固形分100質量部に対して、乾燥助剤を10質量部添加した以外は、錠剤5と同様にして、1錠あたり250mgの錠剤を得た。
標準品(10−ヒドロキシ−2−デセン酸:10-hydroxy-2-decenoic acid)5mgを100mL容のメスフラスコに秤量し、100%メタノールで50.0μg/mLに定容した。公比5で段階希釈し、10.0μg/mL、2.0μg/mLの標準溶液を調製した。また、各被測定検体については、その25mgを50mL容のメスフラスコに秤量し、100%メタノールで定容し、0.20μmフィルターで濾過をして分析試料とした。分析にはUPLC(超高速液体クロマトグラフ)を使用し、各被測定検体について得られた測定値曲線下面積値を、別途上記標準溶液により予め作成した検量線にあてはめ、定量した。なお、UPLC(超高速液体クロマトグラフ)の分析条件は、以下のとおりとした。
・カラム:BEH−C18(10cm)
・流速:0.3mL/min
・検出:PDA(210nm)
・注入量:1μL
ローヤルゼリー素材においてローヤルゼリー含有の糖分を減量することによるメリットを検証するため、以下に示す粉末を準備した。
調製例5−1と同様にして調製した酵母発酵RJ末。この粉末の糖分含量(グルコースとフルクトースの合計含有量)は0質量%(測定限界以下)であった。
ローヤルゼリーの凍結乾燥処理製品(アピ株式会社製)。この粉末の糖分含量(グルコースとフルクトースの合計含有量)は35.2質量%であった。
ローヤルゼリーの加熱処理製品(アピ株式会社製)。この粉末の糖分含量(グルコースとフルクトースの合計含有量)は36.4質量%であった。
ローヤルゼリーの酵素処理製品(アピ株式会社製)。この粉末の糖分含量(グルコースとフルクトースの合計含有量)は26.0質量%であった。
発酵処理のための酵母として酵母含有製剤Eを使用した調製例5−1において、酵母発酵処理するRJ溶液の乾燥固形分換算含量を2.6、5.1、7.7、11質量%と変え、更にpH条件をpH4〜7の範囲で変えて、それ以外は調製例5−1と同様にして、それぞれの条件における酵母発酵RJ末を調製し、試験例1と同様にして、それらの糖分含量(グルコースとフルクトースの合計含有量)を求めた。なお、それぞれのpH条件において、RJ溶液の乾燥固形分換算含量を10質量%に調整した場合であって、酵母を添加直後に殺菌を行い、酵母発酵処理を施さないで調製例5−1と同様にして調製したRJ末についても、対照として、同様にそれらの糖分含量(グルコースとフルクトースの合計含有量)を求めた。
発酵処理のための酵母として酵母含有製剤Eを使用した調製例5−1において、酵母発酵処理するRJ溶液の乾燥固形分換算含量を、下記表4に示すとおりに2.6〜30質量%の範囲で変え、更にpH条件をpH5.5〜12の範囲で変えて、それ以外は調製例5−1と同様にして、それぞれの条件における酵母発酵RJ末を調製した。なお、酵母発酵処理の時間は、基本的には調製例5−1と同様に24時間とし(下記表4では「1d」で示される。)、RJ溶液の乾燥固形分換算含量を25又は30質量%に調製した場合にあっては、更に3日間(下記表4中「3d」で示される。)、5日間(下記表4では「5d」で示される。)、又は7日間(下記表4では「7d」で示される。)の処理時間についても酵母発酵RJ末を調製した。得られた酵母発酵RJ末について、試験例1と同様にして、それらの糖分含量(グルコースとフルクトースの合計含有量、ないしはグルコースとフルクトースとスクロースの合計含有量)を求めた。また、試験例2と同様にして、それらの10−ヒドロキシ−2−デセン酸(10HDA)の含有量を求めた。また、以下に示す方法で、それらの蛋白質及び/又はペプチドの含有量を求めた。なお、それぞれのpH条件において、RJ溶液の乾燥固形分換算含量を11、22、25、又は30質量%に調整した場合であって、酵母を添加直後に殺菌を行い、酵母発酵処理を施さないで調製例5−1と同様にして調製したRJ末についても、対照として(下記表4では「N」で示される。)、同様にそれらの糖分含量(グルコースとフルクトースの合計含有量、ないしはグルコースとフルクトースとスクロースの合計含有量)、10−ヒドロキシ−2−デセン酸(10HDA)の含有量、及び蛋白質及び/又はペプチドの含有量を求めた。
標準品(ウシ血清アルブミン:BSA)20mgを10mL容のメスフラスコに秤量し、超純水で2.00mg/mLに定容した。その後、公比2で段階希釈し、1.00mg/mL〜0.03mg/mLの標準溶液を調製した。また、各被測定検体については、その5mgを15mL容の遠沈管に秤量し、2.5%SDS水溶液を5mL加えたうえ、95℃で10分間加熱した後、3000rpmで、5分間後遠心分離して、得られた上清を分析試料とした。分析には、蛋白質・ペプチド用定量キット(「BCA Protein assay kit」Thermo Fisher Scientific社)を使用し、キットの添付プロトコールに従い、プレートリーダーにて562nmの吸光度を測定した。別途上記標準溶液により予め作成した検量線にあてはめ、定量した。
特開2006−219434号公報に記載された発明と、本発明の相異を検証するため、以下に示す検体を調製した。
特開2006−219434号公報の製造例4と同様にしてローヤルゼリーの酵母発酵物を調製した。
特開2006−219434号公報の製造例9と同様にしてローヤルゼリーの酵母発酵物を調製した。
検体1の調製において、酵母を接種する前の懸濁液に添加したグルコアミラーゼ、パパイン、及びペクチナーゼを、いずれも加熱失活させて使用し、その後接種する酵母含有製剤Eも加熱失活させて使用した以外は、上記検体1と同様にして、検体3のRJ末を調製した。
検体2の調製において、酵母含有製剤Eを加熱失活させて使用した以外は、上記検体2と同様にして、検体4のRJ末を調製した。
検体2の調製において、酵母を接種する懸濁液のpHを6Nの水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整した以外は、上記検体2と同様にして、検体5のRJ末を調製した。
ローヤルゼリー素材においてローヤルゼリー含有の糖分を減量することによるメリットを検証するため、以下に示すようにして検体を調製した。
固形分30質量%の生ローヤルゼリーの3.95kgに対して超純水8.00kgを加えて、これを攪拌して成分をよく溶解・分散させるとともに、20%水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7.0に調整した(乾燥固形分含量:約10質量%)。このローヤルゼリー溶液(RJ溶液)の約12.2kgに対して、市販のパン酵母含有製剤E60gを添加し(RJ溶液の固形分の5%)、好気条件下に30℃で48時間インキュベートすることにより、酵母発酵処理を行なった。酵母発酵処理後には、60℃達温後に30分間維持して加熱殺菌した。このようにして得られたローヤルゼリーの酵母発酵処理液を、以下「FY−RJ溶液」と称する場合がある。
上記FY−RJ溶液の糖分含量(グルコース、フルクトース、及びスクロース)を試験例1と同様にして測定したところ、いずれも検出限界以下の含有量であり、ローヤルゼリー含有の糖分は著しく減量していた。
上記FY−RJ溶液に対して、後述の表6に示す乾燥助剤をそれぞれ、乾燥固形分換算にして15質量%の量となるように添加し、よく混合したうえ、ディスポーザブルアルミ角皿に20g程度分注し、棚式凍結乾燥器にて凍結乾燥した。乾燥温度は35℃とし、乾燥時間は3日とした。また、コントロールとして、乾燥助剤を添加していないFY−RJ溶液も同様に凍結乾燥した。なお、乾燥助剤として増粘性のあるペクチン、アルギン酸ナトリウム、ローカストビーンガムを使用する場合については、それぞれを乾燥固形分換算にして5質量%の量となるように添加したうえ、更に微結晶セルロースを併用して、これを10質量%の量となるように添加した。
得られたブロック状の凍結乾燥物を卓上ミルで粉砕し、検体とした。
上記<A>で使用した固形分30質量%の生ローヤルゼリーの4.00kgに対して超純水8.00kgを加えて、これを攪拌して成分をよく溶解・分散させ、乾燥固形分含量約10.92質量%のローヤルゼリー溶液(RJ溶液)を得、この非処理のローヤルゼリー溶液に対して、上記<A>で行ったのと同様にして、後述の表6に示す乾燥助剤をそれぞれ添加したうえ、凍結乾燥物を得た。得られたブロック状の凍結乾燥物を卓上ミルで粉砕し、検体とした。
なお、上記RJ溶液の糖分含量(グルコース、フルクトース、及びスクロース)を試験例1と同様にして測定したところ、それぞれの乾燥固形分換算質量は、グルコースで13.86質量%であり、フルクトースで13.22質量%であり、スクロースで0.97質量%の含有量であった。
上記<A>で調製したFY−RJ溶液の4.75kgに20%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを8.75に調整したうえ、蛋白質分解酵素製剤(「スミチームFP−G」新日本化学工業株式会社製)の4.96gを添加し(FY−RJ溶液の固形分の1%)、50℃で3時間、酵素処理を行なった。酵素処理後には、78℃達温後に15分間維持して失活処理した。このようにして得られたローヤルゼリー酵母発酵液の酵素処理液に対して、上記<A>で行ったのと同様にして、後述の表6に示す乾燥助剤をそれぞれ添加したうえ、凍結乾燥物を得た。得られたブロック状の凍結乾燥物を卓上ミルで粉砕し、検体とした。
上記<B>で調製したRJ溶液の6.00kgに20%水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを8.74に調整したうえ、蛋白質分解酵素製剤(「スミチームFP−G」新日本化学工業株式会社製)の6.56gを添加し(RJ溶液の固形分の1%)、50℃で3時間、酵素処理を行なった。酵素処理後には、80℃達温後に15分間維持して失活処理した。このようにして得られたローヤルゼリー溶液の酵素処理液に対して、上記<A>で行ったのと同様にして、後述の表6に示す乾燥助剤をそれぞれ添加したうえ、凍結乾燥物を得た。得られたブロック状の凍結乾燥物を卓上ミルで粉砕し、検体とした。
(1)苛酷試験による色調の変化
50℃での苛酷試験を行って、その際の粉末の色調の変化を調べた。具体的には、サンプルRJ粉末を約10gずつ樹脂フィルムからなるジップ容器に入れ、封を閉じて容器ごと50℃の恒温器に入れた。苛酷試験開始前と、開始1日後、3日後、7日後、14日後に写真撮影と色差測定を行った。
(式中、L0、a0、及びb0は、それぞれ苛酷試験開始前におけるRJ粉末のL*値、a*値、及びb*値であり、Li、ai、及びbiは、それぞれ苛酷試験後におけるRJ粉末のL*値、a*値、及びb*値である。)
(2)苛酷試験による凝集状態の変化
上記(1)と同様にして50℃での苛酷試験を行って、その際の粉末の凝集状態の変化を調べた。具体的には、下記の基準で評価した。
0 - 凝集がまったく認められない
1 * ごく僅かに凝集が認められるが、流動しただけで崩壊する程度
2 ** 凝集物の長径が4mm未満の凝集が多数認められる
3 *** 凝集物の長径が4mm以上8mm未満の凝集が多数認められる
4 **** 凝集物の長径が8mm以上の凝集が認められる
5 ***** 完全に固化している
すなわち、第6には、ローヤルゼリーを酵母発酵処理した後、乾燥して、褐変の抑制された乾燥固形状物を得るローヤルゼリー素材の製造方法を提供するものである。
ローヤルゼリー素材においてローヤルゼリー含有の糖分を減量することによるメリットを検証するため、以下に示すようにして検体を調製した。
Claims (21)
- ローヤルゼリーを酵母発酵処理してローヤルゼリー含有の糖分を減量するローヤルゼリー素材の製造方法。
- ローヤルゼリーを酵母発酵処理して処理後の褐変を抑制するローヤルゼリー素材の製造方法。
- 前記酵母発酵処理後の乾燥固形分換算での10−ヒドロキシ−2−デセン酸含有量が、処理前より増量される、請求項1又は2記載のローヤルゼリー素材の製造方法。
- 前記酵母発酵処理は、ローヤルゼリーを乾燥固形分換算で2〜30質量%含有する液状基質に酵母を添加し、pH5.5〜11の条件下に行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載のローヤルゼリー素材の製造方法。
- 前記酵母発酵処理は、ローヤルゼリー由来のグルコース及びフルクトースからなる糖質の合計含有量が乾燥固形分換算で10質量%以下となるように行う、請求項1〜4のいずれか1項に記載のローヤルゼリー素材の製造方法。
- 下記(1)〜(3)から選ばれた1つ又は2つ以上に対し酵素処理を行なう、請求項1〜5のいずれか1項に記載のローヤルゼリー素材の製造方法。
(1)前記酵母発酵処理前のローヤルゼリー
(2)前記酵母発酵処理中のローヤルゼリー及び/又はその発酵物
(3)前記酵母発酵処理後の発酵物 - ローヤルゼリーの酵母発酵物を含み、ローヤルゼリー由来のグルコース及びフルクトースからなる糖質の合計含有量が乾燥固形分換算で10質量%以下とされていることを特徴とするローヤルゼリー素材。
- 10−ヒドロキシ−2−デセン酸の含有量が乾燥固形分換算で5質量%以上である請求項7記載のローヤルゼリー素材。
- 蛋白質及び/又はペプチドの合計含有量が乾燥固形分換算で35質量%以上である請求項7又は8記載のローヤルゼリー素材。
- 請求項7〜9のいずれか1項に記載のローヤルゼリー素材を含有するローヤルゼリー含有飲食品。
- 請求項7〜9のいずれか1項に記載のローヤルゼリー素材を含有するローヤルゼリー含有化粧料。
- ローヤルゼリーを酵母発酵処理した後、乾燥して、褐変の抑制された乾燥固形状物を得るローヤルゼリー素材の製造方法。
- ローヤルゼリーを酵母発酵処理した後、乾燥して、凝集の抑制された乾燥固形状物を得るローヤルゼリー素材の製造方法。
- ローヤルゼリーの酵母発酵物であって、ローヤルゼリー由来のグルコース及びフルクトースからなる糖質の合計含有量が乾燥固形分換算で10質量%以下とされている該ローヤルゼリーの酵母発酵物を含み、乾燥固形状であることを特徴とするローヤルゼリー素材。
- 更に、乾燥助剤を含む、請求項14記載のローヤルゼリー素材。
- 前記乾燥助剤が、該乾燥助剤によって褐変が抑制される有効量で含まれる、請求項15記載のローヤルゼリー素材。
- 前記乾燥助剤が、デンプン 、デキストリン、食物繊維、及びタンパク質からなる群から選ばれた1種又は2種以上の食用素材である、請求項15又は16記載のローヤルゼリー素材。
- ローヤルゼリーの酵母発酵物に、乾燥助剤を、該乾燥助剤によって褐変が抑制される有効量で添加して、乾燥固形状にすることを特徴とするローヤルゼリー素材の褐変抑制方法。
- 前記乾燥助剤が、デンプン、デキストリン、食物繊維、及びタンパク質からなる群から選ばれた1種又は2種以上の食用素材である、請求項18記載のローヤルゼリー素材の褐変抑制方法。
- 請求項14〜17のいずれか1項に記載のローヤルゼリー素材を含有するローヤルゼリー含有飲食品。
- 請求項14〜17のいずれか1項に記載のローヤルゼリー素材を含有するローヤルゼリー含有化粧料。
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