JP2820385B2 - ゲル強度の強い乾燥卵白の製造方法 - Google Patents
ゲル強度の強い乾燥卵白の製造方法Info
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- JP2820385B2 JP2820385B2 JP7249476A JP24947695A JP2820385B2 JP 2820385 B2 JP2820385 B2 JP 2820385B2 JP 7249476 A JP7249476 A JP 7249476A JP 24947695 A JP24947695 A JP 24947695A JP 2820385 B2 JP2820385 B2 JP 2820385B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲル強度の強い乾燥
卵白の製造方法に関する。乾燥卵白は常温で保存でき、
また、取扱いに便利であるため、蒲鉾、竹輪などの水産
練製品や、ハム、ソーセージなどの畜肉加工品など、種
々の食品の原料として多用されている。
卵白の製造方法に関する。乾燥卵白は常温で保存でき、
また、取扱いに便利であるため、蒲鉾、竹輪などの水産
練製品や、ハム、ソーセージなどの畜肉加工品など、種
々の食品の原料として多用されている。
【0002】
【従来の技術】乾燥卵白を製造するに当たっては、pH
6〜7に調整した後、脱糖処理した卵白液を噴霧乾燥
(スプレードライ)、静置乾燥(パンドライ)などの方
法で乾燥して中性程度の乾燥卵白とし、この乾燥卵白の
一般生菌数を減らすために55〜65℃で数日間熱蔵
し、次いで冷却する方法が採用されている。この製法に
おいて卵白液をpH6〜7に調整するのは、通常食品に
用いる中性程度の乾燥卵白を得るためである。また、脱
糖処理を施すのはメイラード反応による褐変や乾燥臭の
発生を防止するためであるが、卵白液のpHを6〜7に
調整するのは脱糖効率を上げるためでもある。ところ
で、このような製法で得られた乾燥卵白を水戻しして加
熱凝固させた場合、この乾燥卵白はゲル強度が100〜
200g程度(後記する実施例1の方法で測定した値)
と弱く、ゲル強化能が要求される水産練製品や畜肉加工
品などの原料としては相応しくない。そこで、従来より
乾燥卵白のゲル強度を向上させるため、水分含量8〜1
2%に調整した乾燥卵白を70〜100℃で数日間熱蔵
する方法(特公昭59−53804号公報)や、エクス
トルーダーにより乾燥卵白を加湿しながら100℃以上
で加熱する方法(特公平7−10210号公報)などが
提案されている。
6〜7に調整した後、脱糖処理した卵白液を噴霧乾燥
(スプレードライ)、静置乾燥(パンドライ)などの方
法で乾燥して中性程度の乾燥卵白とし、この乾燥卵白の
一般生菌数を減らすために55〜65℃で数日間熱蔵
し、次いで冷却する方法が採用されている。この製法に
おいて卵白液をpH6〜7に調整するのは、通常食品に
用いる中性程度の乾燥卵白を得るためである。また、脱
糖処理を施すのはメイラード反応による褐変や乾燥臭の
発生を防止するためであるが、卵白液のpHを6〜7に
調整するのは脱糖効率を上げるためでもある。ところ
で、このような製法で得られた乾燥卵白を水戻しして加
熱凝固させた場合、この乾燥卵白はゲル強度が100〜
200g程度(後記する実施例1の方法で測定した値)
と弱く、ゲル強化能が要求される水産練製品や畜肉加工
品などの原料としては相応しくない。そこで、従来より
乾燥卵白のゲル強度を向上させるため、水分含量8〜1
2%に調整した乾燥卵白を70〜100℃で数日間熱蔵
する方法(特公昭59−53804号公報)や、エクス
トルーダーにより乾燥卵白を加湿しながら100℃以上
で加熱する方法(特公平7−10210号公報)などが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来法は水分調整、高温での熱蔵、若しくは、エクストル
ーダーで高温加熱などの特別の処理を必要とするなど手
間やコストがかかるものであった。本発明はこのような
事情に鑑み、従来法に比べ簡便な方法で従来品と同程度
にゲル強度を向上し、また、食品に利用し中性でも強い
ゲル強度を保持する乾燥卵白を製造する方法を提供する
ことを目的とする。
来法は水分調整、高温での熱蔵、若しくは、エクストル
ーダーで高温加熱などの特別の処理を必要とするなど手
間やコストがかかるものであった。本発明はこのような
事情に鑑み、従来法に比べ簡便な方法で従来品と同程度
にゲル強度を向上し、また、食品に利用し中性でも強い
ゲル強度を保持する乾燥卵白を製造する方法を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の目的を
達成するために種々検討した結果本発明に到達した。す
なわち、本発明は、(1)pH9.5以上に調整した乾
燥卵白を熱蔵することを特徴とするゲル強度の強い乾燥
卵白の製造方法、(2)熱蔵前の乾燥卵白をpH9.7
〜10.5に調整することとした(1)項に記載の乾燥
卵白の製造方法、(3)55〜75℃で熱蔵することと
した(1)又は(2)項に記載の乾燥卵白の製造方法、
及び、(4)3〜6日間熱蔵することとした(1)乃至
(3)項のいずれかに記載の乾燥卵白の製造方法を提供
するものである。
達成するために種々検討した結果本発明に到達した。す
なわち、本発明は、(1)pH9.5以上に調整した乾
燥卵白を熱蔵することを特徴とするゲル強度の強い乾燥
卵白の製造方法、(2)熱蔵前の乾燥卵白をpH9.7
〜10.5に調整することとした(1)項に記載の乾燥
卵白の製造方法、(3)55〜75℃で熱蔵することと
した(1)又は(2)項に記載の乾燥卵白の製造方法、
及び、(4)3〜6日間熱蔵することとした(1)乃至
(3)項のいずれかに記載の乾燥卵白の製造方法を提供
するものである。
【0005】本発明により、乾燥卵白のゲル強度が強化
される理由は定かではないが、pHを9.5以上にする
ことにより卵白の蛋白質構造が変化し、加熱の影響を受
けやすくなり、その蛋白質がゲル強度が強くなるように
熱変性するのではないかと推察される。そのために、熱
蔵する前の乾燥卵白をpH9.5以上に調整しておきさ
えすれば、55〜75℃において、3〜6日間の熱蔵で
十分ゲル強度の強い乾燥卵白が得られるものと考えられ
る。
される理由は定かではないが、pHを9.5以上にする
ことにより卵白の蛋白質構造が変化し、加熱の影響を受
けやすくなり、その蛋白質がゲル強度が強くなるように
熱変性するのではないかと推察される。そのために、熱
蔵する前の乾燥卵白をpH9.5以上に調整しておきさ
えすれば、55〜75℃において、3〜6日間の熱蔵で
十分ゲル強度の強い乾燥卵白が得られるものと考えられ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。な
お、本発明において、「部」はすべて「重量部」を、ま
た、「%」はすべて「重量%」を意味する。本発明にお
いて乾燥卵白とは、卵白液を噴霧乾燥(スプレードラ
イ)、静置乾燥(パンドライ)などの方法で乾燥して得
た卵白をいう。乾燥卵白の原料となる卵白液としては、
殻付生卵を割卵分離して得た生卵白のほか、凍結卵白を
解凍したもの、卵白液を熱変性しない程度に常法により
加熱殺菌処理を施したもの、或は熱蔵期間中に生じるメ
イラード反応及び乾燥臭発生を防止するために前処理と
して通常行われている酵素、酵母、細菌などを利用して
脱糖処理を行ったものなどを適宜用いることができる。
お、本発明において、「部」はすべて「重量部」を、ま
た、「%」はすべて「重量%」を意味する。本発明にお
いて乾燥卵白とは、卵白液を噴霧乾燥(スプレードラ
イ)、静置乾燥(パンドライ)などの方法で乾燥して得
た卵白をいう。乾燥卵白の原料となる卵白液としては、
殻付生卵を割卵分離して得た生卵白のほか、凍結卵白を
解凍したもの、卵白液を熱変性しない程度に常法により
加熱殺菌処理を施したもの、或は熱蔵期間中に生じるメ
イラード反応及び乾燥臭発生を防止するために前処理と
して通常行われている酵素、酵母、細菌などを利用して
脱糖処理を行ったものなどを適宜用いることができる。
【0007】また、本発明における乾燥卵白のpHと
は、乾燥卵白1部を清水7部に水戻しして得られる卵白
液をpHメーターにて測定した値をいう。また、乾燥卵
白のゲル強度とは、乾燥卵白を水戻しし加熱凝固して得
られるゲル状物の弾力性をいう。具体的には実施例に記
載の方法で測定する。弾力性があるほど、ゲル強度が強
いことを意味する。
は、乾燥卵白1部を清水7部に水戻しして得られる卵白
液をpHメーターにて測定した値をいう。また、乾燥卵
白のゲル強度とは、乾燥卵白を水戻しし加熱凝固して得
られるゲル状物の弾力性をいう。具体的には実施例に記
載の方法で測定する。弾力性があるほど、ゲル強度が強
いことを意味する。
【0008】本発明の実施に当たって、まず、常法に従
い割卵して卵黄と分離し原料の卵白液を用意する。原料
の卵白液は通常8.5〜9.2であり、産卵後日数の経
過とともに卵白液中に含まれる炭酸ガスが抜けて卵白液
のpHが高くなり、卵白液をそのまま乾燥すれば、原料
の卵白液により一定ではないが、炭酸ガスがさらに抜け
てpH9.9〜10.1の乾燥卵白が得られる。pH
9.5〜9.9の乾燥卵白を得るには、クエン酸などの
酸剤を卵白液に添加してから乾燥すればよく、また、p
H10.1〜10.5の乾燥卵白を得るには、リン酸三
ナトリウムなどのアルカリ剤を卵白液に添加してから乾
燥すればよい。乾燥卵白を製造する一例を説明すると、
原料の卵白液をそのまま噴霧乾燥(スプレードライ)、
静置乾燥(パンドライ)などの方法で乾燥し乾燥卵白を
得る。この方法によると卵白の有している自然のpHの
ままの乾燥卵白、すなわちpH9.9〜10.1の乾燥
卵白を簡便に得ることができる。この方法は、従来の乾
燥卵白の製法において卵白液に酸剤を添加してそのpH
を6〜7に調整する工程を略したものである。
い割卵して卵黄と分離し原料の卵白液を用意する。原料
の卵白液は通常8.5〜9.2であり、産卵後日数の経
過とともに卵白液中に含まれる炭酸ガスが抜けて卵白液
のpHが高くなり、卵白液をそのまま乾燥すれば、原料
の卵白液により一定ではないが、炭酸ガスがさらに抜け
てpH9.9〜10.1の乾燥卵白が得られる。pH
9.5〜9.9の乾燥卵白を得るには、クエン酸などの
酸剤を卵白液に添加してから乾燥すればよく、また、p
H10.1〜10.5の乾燥卵白を得るには、リン酸三
ナトリウムなどのアルカリ剤を卵白液に添加してから乾
燥すればよい。乾燥卵白を製造する一例を説明すると、
原料の卵白液をそのまま噴霧乾燥(スプレードライ)、
静置乾燥(パンドライ)などの方法で乾燥し乾燥卵白を
得る。この方法によると卵白の有している自然のpHの
ままの乾燥卵白、すなわちpH9.9〜10.1の乾燥
卵白を簡便に得ることができる。この方法は、従来の乾
燥卵白の製法において卵白液に酸剤を添加してそのpH
を6〜7に調整する工程を略したものである。
【0009】また、乾燥卵白を製造する他の一例を説明
すると、乾燥卵白のメイラード反応による褐変を防止す
るため、あらかじめ卵白液を酵素、細菌、酵母などを用
いて脱糖処理を施す。その際、脱糖効率を上げるため
に、卵白液に酸剤を添加して酵素などの至適pHに調整
した場合は、脱糖処理後、リン酸三ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウムなどのアル
カリ剤を添加して卵白液のpHを調整した後、乾燥す
る。卵白液を脱糖処理すると炭酸ガスを発生するので、
pH9.5以上の乾燥卵白を得るために卵白液のpHを
いくつに調整すればよいかは、卵白液中に含まれる揮発
性の酸(炭酸ガスなど)の残存率により異なるので一概
には言えない。しかしながら目安としては、酵素及び細
菌を用いて脱糖処理を施した場合は、副産物としてグル
コン酸や乳酸などの不揮発性の酸を産出するので、この
産出された不揮発性の酸、及びpH調整のため加えた酸
を中和する量のアルカリ剤を卵白液に添加し乾燥すれば
pH9.9〜10.1の乾燥卵白が得られる。さらに、
中和する量以上のアルカリ剤を卵白液に添加すればpH
9.9〜10.1より高いpHの乾燥卵白が得られ、ま
た、中和する量に満たないアルカリ剤を添加する場合は
pH9.9〜10.1より低いpHの乾燥卵白が得られ
る。
すると、乾燥卵白のメイラード反応による褐変を防止す
るため、あらかじめ卵白液を酵素、細菌、酵母などを用
いて脱糖処理を施す。その際、脱糖効率を上げるため
に、卵白液に酸剤を添加して酵素などの至適pHに調整
した場合は、脱糖処理後、リン酸三ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウムなどのアル
カリ剤を添加して卵白液のpHを調整した後、乾燥す
る。卵白液を脱糖処理すると炭酸ガスを発生するので、
pH9.5以上の乾燥卵白を得るために卵白液のpHを
いくつに調整すればよいかは、卵白液中に含まれる揮発
性の酸(炭酸ガスなど)の残存率により異なるので一概
には言えない。しかしながら目安としては、酵素及び細
菌を用いて脱糖処理を施した場合は、副産物としてグル
コン酸や乳酸などの不揮発性の酸を産出するので、この
産出された不揮発性の酸、及びpH調整のため加えた酸
を中和する量のアルカリ剤を卵白液に添加し乾燥すれば
pH9.9〜10.1の乾燥卵白が得られる。さらに、
中和する量以上のアルカリ剤を卵白液に添加すればpH
9.9〜10.1より高いpHの乾燥卵白が得られ、ま
た、中和する量に満たないアルカリ剤を添加する場合は
pH9.9〜10.1より低いpHの乾燥卵白が得られ
る。
【0010】尚、脱糖に当たって酵母を用いると卵白液
のpHを調整しなくても脱糖処理でき、また、副産物と
して不揮発性の酸は微量しか産出されないので、pH
9.9〜10.1の乾燥卵白を簡便に得ることができ
る。また、本発明においては、pH9.5以上に調整し
た乾燥卵白を使用することが必要であるが、pH9.7
〜10.5の乾燥卵白を使用することが望ましい。後記
する試験例に示すように、pH9.7以上の乾燥卵白を
熱蔵すると、本発明の効果が一層得やすくなり、一方、
pH10.5を越える乾燥卵白を得るにはアルカリ剤の
使用量が多くなるばかりでなく、pH10.5以上の乾
燥卵白を熱蔵するとアルカリ変性しやすくなる。
のpHを調整しなくても脱糖処理でき、また、副産物と
して不揮発性の酸は微量しか産出されないので、pH
9.9〜10.1の乾燥卵白を簡便に得ることができ
る。また、本発明においては、pH9.5以上に調整し
た乾燥卵白を使用することが必要であるが、pH9.7
〜10.5の乾燥卵白を使用することが望ましい。後記
する試験例に示すように、pH9.7以上の乾燥卵白を
熱蔵すると、本発明の効果が一層得やすくなり、一方、
pH10.5を越える乾燥卵白を得るにはアルカリ剤の
使用量が多くなるばかりでなく、pH10.5以上の乾
燥卵白を熱蔵するとアルカリ変性しやすくなる。
【0011】以上のようにして得られる乾燥卵白の水分
含量は特に調整する必要はないが、噴霧乾燥であれば水
分含量10%以下、通常は6〜8%、静置乾燥であれば
水分含量15%以下、通常は12〜14%の乾燥卵白を
使用することが望ましい。このようにして得られたpH
9.5以上の乾燥卵白をポリエチレンなどのプラスチッ
ク製の袋に収容し、必要に応じて密封し、これを常法に
より熱蔵する。熱蔵温度は熱蔵期間を通じて55〜75
℃を維持することが望ましい。熱蔵温度が55℃未満で
あると、後記する試験例で示すように、短期間の熱蔵で
はゲル強度を向上させにくく、一方、熱蔵温度が75℃
を越えると、コストがかかり、また、熱蔵中に乾燥卵白
が水に不溶化することがある。また、熱蔵期間は3〜6
日間が望ましい。熱蔵が3日間以上であると後記する試
験例で示すように、乾燥卵白のゲル強度が十分向上し、
一方、6日間を越えると乾燥卵白のゲル強度は上限に達
っする傾向にあるので、コスト面からみて無駄である。
尚、熱蔵後の乾燥卵白のpHは、熱蔵前と比較して0.
1〜0.6程度pH値は下がる。最後に熱蔵を終了した
乾燥卵白を常温に冷却すると、目的の製品を得ることが
できる。
含量は特に調整する必要はないが、噴霧乾燥であれば水
分含量10%以下、通常は6〜8%、静置乾燥であれば
水分含量15%以下、通常は12〜14%の乾燥卵白を
使用することが望ましい。このようにして得られたpH
9.5以上の乾燥卵白をポリエチレンなどのプラスチッ
ク製の袋に収容し、必要に応じて密封し、これを常法に
より熱蔵する。熱蔵温度は熱蔵期間を通じて55〜75
℃を維持することが望ましい。熱蔵温度が55℃未満で
あると、後記する試験例で示すように、短期間の熱蔵で
はゲル強度を向上させにくく、一方、熱蔵温度が75℃
を越えると、コストがかかり、また、熱蔵中に乾燥卵白
が水に不溶化することがある。また、熱蔵期間は3〜6
日間が望ましい。熱蔵が3日間以上であると後記する試
験例で示すように、乾燥卵白のゲル強度が十分向上し、
一方、6日間を越えると乾燥卵白のゲル強度は上限に達
っする傾向にあるので、コスト面からみて無駄である。
尚、熱蔵後の乾燥卵白のpHは、熱蔵前と比較して0.
1〜0.6程度pH値は下がる。最後に熱蔵を終了した
乾燥卵白を常温に冷却すると、目的の製品を得ることが
できる。
【0012】
【実施例】次に本発明を実施例及び試験例に基づき、さ
らに詳細に説明する。 実施例 凍結卵白300kgを解凍後、パン酵母600gを加え、
35℃、4時間静置して卵白液の脱糖処理を行った。次
いで得られた卵白液(pH6.5)を静置乾燥により水
分含量14%、pH10.0の乾燥卵白を得た。この乾
燥卵白約10kgずつポリエチレン製の袋に充填密封し6
0℃の熱蔵庫に6日間保持した後、室温で放冷し製品
(pH9.8の乾燥卵白)40kgを得た。このようにし
て得られた乾燥卵白1部を清水7部に溶解し、これを折
径57mmのポリエチレン製のケーシングに充填・密封
し、80℃の湯中にて40分間加熱して凝固させ、得ら
れた凝固卵白を3cmの厚さの試料片に切断後、レオメー
ター(プランジャーの直径8mm、上昇速度6cm/min)
で、ゲル強度を測定してみたところ505gであった。
らに詳細に説明する。 実施例 凍結卵白300kgを解凍後、パン酵母600gを加え、
35℃、4時間静置して卵白液の脱糖処理を行った。次
いで得られた卵白液(pH6.5)を静置乾燥により水
分含量14%、pH10.0の乾燥卵白を得た。この乾
燥卵白約10kgずつポリエチレン製の袋に充填密封し6
0℃の熱蔵庫に6日間保持した後、室温で放冷し製品
(pH9.8の乾燥卵白)40kgを得た。このようにし
て得られた乾燥卵白1部を清水7部に溶解し、これを折
径57mmのポリエチレン製のケーシングに充填・密封
し、80℃の湯中にて40分間加熱して凝固させ、得ら
れた凝固卵白を3cmの厚さの試料片に切断後、レオメー
ター(プランジャーの直径8mm、上昇速度6cm/min)
で、ゲル強度を測定してみたところ505gであった。
【0013】以下試験例により本発明をさらに説明す
る。 試験例1 殻付卵を割卵し卵黄を分離して卵白液約210kgを得、
これを7等分して30kgずつの卵白液7検体を用意し
た。この卵白液にそれぞれイースト60gを添加混合し
た後、35℃で4時間静置し、脱糖処理を施した。脱糖
の終了した卵白液の1検体はそのまま乾燥してpH1
0.0の乾燥卵白(水分含量8%)を得た。また、他の
卵白液の1検体にはリン酸三ナトリウムを添加混合後、
乾燥してpH10.5の乾燥卵白(水分含量8%)を得
た。さらに、残りの卵白液5検体にはそれぞれ異なった
量のクエン酸を添加混合後、乾燥して、pH6.5、
7.5、8.5、9.5、及び9.7に調整した乾燥卵
白(いずれも水分含量8%)を得た。このようにしてp
Hの異なった7検体の乾燥卵白を準備した。準備した7
検体の乾燥卵白をそれぞれ4等分し、ポリエチレン製の
袋に収容後密封し、60℃の熱蔵庫に0日(保持前)、
3日、6日、及び10日間熱蔵した後、常温に冷却し、
これらを試料とした。そして、これらの試料をそれぞれ
各別に7倍の重量の清水で水戻しし、折径57mmのポリ
エチレン製のケーシングに充填した後80℃の湯中にて
40分間それぞれ加熱凝固させた。次に、この凝固卵白
を3cmの厚さの試料片に切断後、ゲル強度をレオメータ
ー(プランジャーの直径8mm、上昇速度6cm/min)にて
測定した。結果は表1のとおりである。熱蔵前の乾燥卵
白のpHが9.5以上であれば、60℃、3〜6日間の
熱蔵でも、十分ゲル強度の強い乾燥卵白が得られること
が理解できる。
る。 試験例1 殻付卵を割卵し卵黄を分離して卵白液約210kgを得、
これを7等分して30kgずつの卵白液7検体を用意し
た。この卵白液にそれぞれイースト60gを添加混合し
た後、35℃で4時間静置し、脱糖処理を施した。脱糖
の終了した卵白液の1検体はそのまま乾燥してpH1
0.0の乾燥卵白(水分含量8%)を得た。また、他の
卵白液の1検体にはリン酸三ナトリウムを添加混合後、
乾燥してpH10.5の乾燥卵白(水分含量8%)を得
た。さらに、残りの卵白液5検体にはそれぞれ異なった
量のクエン酸を添加混合後、乾燥して、pH6.5、
7.5、8.5、9.5、及び9.7に調整した乾燥卵
白(いずれも水分含量8%)を得た。このようにしてp
Hの異なった7検体の乾燥卵白を準備した。準備した7
検体の乾燥卵白をそれぞれ4等分し、ポリエチレン製の
袋に収容後密封し、60℃の熱蔵庫に0日(保持前)、
3日、6日、及び10日間熱蔵した後、常温に冷却し、
これらを試料とした。そして、これらの試料をそれぞれ
各別に7倍の重量の清水で水戻しし、折径57mmのポリ
エチレン製のケーシングに充填した後80℃の湯中にて
40分間それぞれ加熱凝固させた。次に、この凝固卵白
を3cmの厚さの試料片に切断後、ゲル強度をレオメータ
ー(プランジャーの直径8mm、上昇速度6cm/min)にて
測定した。結果は表1のとおりである。熱蔵前の乾燥卵
白のpHが9.5以上であれば、60℃、3〜6日間の
熱蔵でも、十分ゲル強度の強い乾燥卵白が得られること
が理解できる。
【0014】
【表1】
【0015】試験例2 試験例1で得た各試料をそれぞれ各別に7倍の重量の清
水で水戻し後、10%クエン酸水溶液、又は10%リン
酸三ナトリウムを添加してすべての試料をpH7.0に
調整した。試験例1と同様に加熱凝固しゲル強度を測定
した。結果は表2のとおりである。本発明により熱蔵前
pH9.5以上の乾燥卵白を使用してゲル強度が強化さ
れた場合、その乾燥卵白は、その後中性にしてもゲル強
度は落ちないことが理解できる。
水で水戻し後、10%クエン酸水溶液、又は10%リン
酸三ナトリウムを添加してすべての試料をpH7.0に
調整した。試験例1と同様に加熱凝固しゲル強度を測定
した。結果は表2のとおりである。本発明により熱蔵前
pH9.5以上の乾燥卵白を使用してゲル強度が強化さ
れた場合、その乾燥卵白は、その後中性にしてもゲル強
度は落ちないことが理解できる。
【0016】
【表2】
【0017】試験例3 pHの異なった7検体の乾燥卵白の水分含量を6%に、
また熱蔵温度を65℃にした他は試験例1と同じ方法で
熱蔵して試料を準備し、試料のゲル強度を測定した。結
果は表3のとおりである。水分含量が6%でも熱蔵前の
乾燥卵白のpHが9.5以上であれば、60℃、3〜6
日間の熱蔵でも、十分ゲル強度の強い乾燥卵白が得られ
ることが理解できる。
また熱蔵温度を65℃にした他は試験例1と同じ方法で
熱蔵して試料を準備し、試料のゲル強度を測定した。結
果は表3のとおりである。水分含量が6%でも熱蔵前の
乾燥卵白のpHが9.5以上であれば、60℃、3〜6
日間の熱蔵でも、十分ゲル強度の強い乾燥卵白が得られ
ることが理解できる。
【0018】
【表3】
【0019】試験例4 熱蔵温度を75℃にした他は試験例1と同じ方法で熱蔵
して試料を準備し、試料のゲル強度を測定した。結果は
表4のとおりである。熱蔵前pH9.7以上の乾燥卵白
を75℃で熱蔵すると、熱蔵期間によっては水に不溶化
する傾向にあることが理解できる。
して試料を準備し、試料のゲル強度を測定した。結果は
表4のとおりである。熱蔵前pH9.7以上の乾燥卵白
を75℃で熱蔵すると、熱蔵期間によっては水に不溶化
する傾向にあることが理解できる。
【0020】
【表4】
【0021】試験例5 殻付卵を割卵し卵黄を分離して得た卵白液約210kgに
パン酵母420gを添加混合した後、35℃で4時間静
置し、脱糖処理を施した。次いで、脱糖した卵白液を噴
霧乾燥して水分含量6%、pH10.0の乾燥卵白を準
備した。この乾燥卵白を24等分して、それぞれポリエ
チレン製の袋に収容・密封後、4袋ずつ52℃、55
℃、60℃、64℃、68℃、及び72℃の6種類の熱
蔵庫に保持し、0日(保持前)、3日、6日、及び10
日間熱蔵した。得られた試料を試験例1と同じ方法でゲ
ル強度を測定した。結果は表5のとおりである。熱蔵前
の乾燥卵白のpHが10.0であれば55℃以上の熱蔵
温度で3〜6日間保持すれば十分ゲル強度の強い乾燥卵
白が得られることが理解できる。尚、熱蔵前の乾燥卵白
のpHが9.5及び10.5でも、同様の結果が得られ
た。
パン酵母420gを添加混合した後、35℃で4時間静
置し、脱糖処理を施した。次いで、脱糖した卵白液を噴
霧乾燥して水分含量6%、pH10.0の乾燥卵白を準
備した。この乾燥卵白を24等分して、それぞれポリエ
チレン製の袋に収容・密封後、4袋ずつ52℃、55
℃、60℃、64℃、68℃、及び72℃の6種類の熱
蔵庫に保持し、0日(保持前)、3日、6日、及び10
日間熱蔵した。得られた試料を試験例1と同じ方法でゲ
ル強度を測定した。結果は表5のとおりである。熱蔵前
の乾燥卵白のpHが10.0であれば55℃以上の熱蔵
温度で3〜6日間保持すれば十分ゲル強度の強い乾燥卵
白が得られることが理解できる。尚、熱蔵前の乾燥卵白
のpHが9.5及び10.5でも、同様の結果が得られ
た。
【0022】
【表5】
【0023】試験例6 殻付卵を割卵し卵黄を分離して得た卵白液約120kg
に、パン酵母240gを添加混合した後、35℃で4時
間静置し、脱糖処理を施した。次いでこの卵白液を4等
分し、それぞれ異なった乾燥条件で乾燥させて、水分含
量が2%、6%、10%、及び14%である乾燥卵白
(各試料ともpHは10)を準備した。各試料を4等分
し、ポリエチレン製の袋に収容・密封後、62℃の熱蔵
庫に適宜配置し、0日(保持前)、3日、6日、及び1
0日間熱蔵した。結果は表6のとおりである。熱蔵前の
乾燥卵白のpHが10であれば水分含量に関係なく62
℃、3〜6日間の熱蔵でゲル強度が強化されることが理
解できる。尚、熱蔵前の乾燥卵白のpHが9.5及び1
0.5でも、同様の結果が得られた。
に、パン酵母240gを添加混合した後、35℃で4時
間静置し、脱糖処理を施した。次いでこの卵白液を4等
分し、それぞれ異なった乾燥条件で乾燥させて、水分含
量が2%、6%、10%、及び14%である乾燥卵白
(各試料ともpHは10)を準備した。各試料を4等分
し、ポリエチレン製の袋に収容・密封後、62℃の熱蔵
庫に適宜配置し、0日(保持前)、3日、6日、及び1
0日間熱蔵した。結果は表6のとおりである。熱蔵前の
乾燥卵白のpHが10であれば水分含量に関係なく62
℃、3〜6日間の熱蔵でゲル強度が強化されることが理
解できる。尚、熱蔵前の乾燥卵白のpHが9.5及び1
0.5でも、同様の結果が得られた。
【0024】
【表6】
【0025】
【発明の効果】本発明により熱蔵前の乾燥卵白のpHを
9.5以上に調整さえすれば、従来より低い熱蔵温度で
しかも短期間でも十分ゲル強度の強い乾燥卵白が得られ
る。よって本発明によれば、熱蔵中の乾燥卵白の水分蒸
発量を少なくすることができ、それ故歩留りが良く、し
かも、中性の食品に利用しても強いゲル強度を保持する
良質の乾燥卵白が簡便にかつ低コストで得ることができ
る。
9.5以上に調整さえすれば、従来より低い熱蔵温度で
しかも短期間でも十分ゲル強度の強い乾燥卵白が得られ
る。よって本発明によれば、熱蔵中の乾燥卵白の水分蒸
発量を少なくすることができ、それ故歩留りが良く、し
かも、中性の食品に利用しても強いゲル強度を保持する
良質の乾燥卵白が簡便にかつ低コストで得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/31 - 1/322
Claims (4)
- 【請求項1】 pH9.5以上に調整した乾燥卵白を熱
蔵することを特徴とするゲル強度の強い乾燥卵白の製造
方法。 - 【請求項2】 熱蔵前の乾燥卵白をpH9.7〜10.
5に調整することとした請求項1記載の乾燥卵白の製造
方法。 - 【請求項3】 55〜75℃で熱蔵することとした請求
項1又は2記載の乾燥卵白の製造方法。 - 【請求項4】 3〜6日間熱蔵することとした請求項1
乃至3のいずれかに記載の乾燥卵白の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7249476A JP2820385B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | ゲル強度の強い乾燥卵白の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7249476A JP2820385B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | ゲル強度の強い乾燥卵白の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0984556A JPH0984556A (ja) | 1997-03-31 |
JP2820385B2 true JP2820385B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=17193538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7249476A Expired - Fee Related JP2820385B2 (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | ゲル強度の強い乾燥卵白の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2820385B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8273394B2 (en) | 2006-09-07 | 2012-09-25 | Q.P. Corporation | Dried egg white, production method therefor, and food containing improved dried egg white |
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JP4747127B2 (ja) * | 2007-04-05 | 2011-08-17 | キユーピー株式会社 | 乳化材およびこれを用いた水中油型乳化食品 |
JP4806654B2 (ja) * | 2007-05-29 | 2011-11-02 | キユーピー株式会社 | 起泡材、起泡物及びこれを用いた食品 |
JP4749386B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2011-08-17 | キユーピー株式会社 | フライ食品用品質改良剤、及びこれを含有するフライ食品用衣材、並びにフライ用食品 |
JP4990107B2 (ja) * | 2007-11-27 | 2012-08-01 | キユーピー株式会社 | 改質乾燥卵白及びその製造方法、並びに改質乾燥卵白を含有する食品 |
JP5140463B2 (ja) * | 2008-03-11 | 2013-02-06 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品 |
JP5250144B2 (ja) * | 2012-08-01 | 2013-07-31 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品 |
JP6985666B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2021-12-22 | アピ株式会社 | ローヤルゼリー素材の製造方法、ローヤルゼリー素材、ローヤルゼリー含有飲食品、及びローヤルゼリー含有化粧料 |
JP6334014B1 (ja) * | 2017-01-18 | 2018-05-30 | キユーピー株式会社 | 乾燥卵白の製造方法及び乾燥卵白 |
JP6510717B1 (ja) * | 2018-09-14 | 2019-05-08 | キユーピー株式会社 | 加熱凝固卵白の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP7249476A patent/JP2820385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8273394B2 (en) | 2006-09-07 | 2012-09-25 | Q.P. Corporation | Dried egg white, production method therefor, and food containing improved dried egg white |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0984556A (ja) | 1997-03-31 |
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