JP2018102160A - 収穫物の収容器及び収穫物の管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】収穫物を収容する際に簡単に収穫物の排出先を把握することができるようにする。【解決手段】収穫物の収容器は、収穫物を収容する収容部と、収容部に設けられ、且つ収容部に関する情報を送信するRFIDタグと、を備えている。収容部は、底部と、収穫物を挿入する開口部を含み且つ底部を囲む周部と、有し、RFIDタグは、周部に設けられている。RFIDタグは、周部であって開口部が形成された部位の近傍に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、収穫した収穫物を収容する収容器及び収穫物の管理システムに関する。
稲や麦などの穀物は、コンバインで収穫して一時的にグレンタンクに保管した後、グレンタンクに一時的に保管した穀物は、コンテナ等の収容器に排出する。コンバインにおける穀物を排出する排出作業においては、どの収容器に穀物を排出したかを把握する必要がある、即ち、穀物の排出先を把握する必要がある。
特許文献1の農業管理システムでは、収容器に当該収容器を識別するQRコード(登録商標)を取付け、排出作業の時にQRコード(登録商標)を携帯端末で読み込むことによって、穀物の排出先を把握している。
特開2016−66293号公報
上述した農業管理システムでは、QRコード(登録商標)を読み込むことによって穀物の排出先を把握することができるため、非常に便利なシステムである。しかしながら、近年ではより簡単に穀物等の排出先を把握することが求められている。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、収穫物の排出先(収容先)を簡単に把握することができる収穫物の収容器及び収穫物の管理システムを提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
収穫物の収容器は、収穫物を収容する収容部と、前記収容部に設けられ、且つ前記収容部に関する情報を送信するRFIDタグと、を備えている。
前記収容部は、底部と、前記収穫物を挿入する開口部を含み且つ前記底部を囲む周部と、有し、前記RFIDタグは、前記周部に設けられている。
前記RFIDタグは、前記周部であって前記開口部が形成された部位の近傍に設けられている。
前記周部は、前記底部から起立し且つ円筒状の筒体を含み、前記RFIDタグは、前記筒体に設けられている。
前記周部は、前記底部から起立する縦壁と、前記底部から起立し且つ前記縦壁に交差する横壁とを含み、前記RFIDタグは、前記縦壁に設けられた1以上の第1RFIDタグと、前記横壁に設けられた1以上の第2RFIDタグとを含んでいる。
前記RFIDタグは、前記収容部を識別する識別情報を前記情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された識別情報を送信する送信部と有するパッシブ型タグである。
収穫物の管理システムは、収穫物を収容する第1収容器に設けられ、且つ前記第1収容器に関する情報を送信する第1RFIDタグと、収穫物を収容する第2収容器に設けられ、且つ前記第2収容器に関する情報を送信する複数の第2RFIDタグと、前記収穫物を前記第1収容器及び前記第2収容器のいずれかに排出する収穫物排出装置に設けられ、前記第1RFIDタグの情報及び前記第2RFIDタグの情報を受信可能なRFIDリーダと、前記RFIDリーダが受信した情報に基づいて、前記収穫物排出装置から排出された収穫物の排出先を推定する演算装置と、を備えている。
前記演算装置は、前記RFIDリーダが受信した第1RFIDタグの電波強度及び第2RFIDタグの電波強度に基づいて、前記収穫物の排出先を推定する。
前記演算装置は、前記RFIDリーダが前記情報を受信した第1RFIDタグの個数及び第2RFIDタグの個数に基づいて、前記収穫物の排出先を推定する。
前記演算装置は、前記RFIDリーダが前記情報を受信した第1RFIDタグの個数及び第2RFIDタグの個数、前記第1収容器に対する前記第1RFIDタグの取付情報、前記第2収容器に対する前記第2RFIDタグの取付情報に基づいて、前記収穫物の排出先を推定する。
前記RFIDリーダは、第1RFIDタグ及び第2RFIDタグの受信感度を調整可能である。
前記演算装置は、前記収穫物の排出先が推定できない場合は、排出先が推定できないことを示す報知情報を外部に出力する。
収穫物の管理システムは、前記報知情報又は推定された排出先を表示する表示部を備えている。
本発明によれば、収穫物を収容する収容部にRFIDタグを設けているため、RFIDタグの情報に基づいて、収穫物を収容する際に簡単に収穫物の排出先を把握することができる。また、第1収容器に設けた第1RFIDタグと、第2収容器に設けた第2RFIDタグと、RFIDリーダ及び演算装置によって、収穫物の排出先を簡単に推定することができる。
第1実施形態における収穫物の管理システムを示す図である。 コンバインと収容器との関係を示す図である。 RFIDタグをコンテナに取付けた図で、左側はコンテナの平面図、右側はコンテナの断面図を示している。 RFIDリーダをコンバインに取付けた図である。 RFIDリーダをリフレクタに取付けた図である。 第1収容器及び第2収容器にRFIDタグを取付けた平面図である。 RFIDタグの取付状態を簡略化して示した平面図である。 記憶部に記憶された情報の一例を示す図である。 タグと電波強度との関係を示す図である。 タグと受信の有無との関係を示す図である。 推定表示画面Q1の一例を示す図である。 第2実施形態における収穫物の管理システムを示す図である。 収容器の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、収穫物の管理システムの概略図を示している。
収穫物の管理システムは、野菜類、穀物類、いも類、種類等の農作物を収穫した収穫物を管理するシステムである。以下、説明の便宜上、収穫物は、稲、麦などの穀物類であるとして説明を進める。当然の如く、収穫物(農作物)は限定されない。
収穫物の管理システムは、収穫物を収容する容器11、即ち、収容器11に設けられたRFIDタグ(Radio Frequency Identification)10を備えている。また、収穫物の管理システムは、RFIDリーダ20を備えている。
まず、収容器11について説明する。
収容器11は、フレキシブルコンテナバッグ(以降、フレコンという)、コンテナ等である。フレキシブルコンテナバッグは、変形自在な材料であって化学繊維等で構成されている。また、コンテナは、金属等で構成されている。この実施形態では、収容器11はコンテナである。図3に示すように、収容器11は、穀物等の収穫物を収容する収容部12を有している。収容部12は、底部13と、周部14とを有している。底部13は、例えば、平面視で矩形状の板材で構成されている。周部14は、底部13を取り囲んでいて、当該底部13の縁部から起立している。周部14で囲まれた部分が、収穫物を挿入する開口部15である。
周部14は、縦壁14aと、横壁14bとを含んでいる。縦壁14aは、底部12の4つの縁部のうち、互いに対向する2つの縁部又は当該縁部近傍から起立する板材である。横壁14bは、縦壁14aが設けられていない残りの2つの縁部又は当該縁部近傍から起立し且つ縦壁14aに交差する板材である。説明の便宜上、縦壁14aにおいて、底部12の左の縁部又は縁部近傍から立ち上がる縦壁14aのことを第1縦壁14a1といい、底部12の右の縁部又は縁部近傍から立ち上がる縦壁14aのことを第2縦壁14a2という。また、横壁14bにおいて、底部12の奥の縁部又は縁部近傍から立ち上がる横壁14bのことを第1横壁14b1といい、底部12の手前の縁部又は縁部近傍から立ち上がる横壁14のことを第2横壁14b2という。
第1縦壁14a1は、第1横壁14b1の左部と第2横壁14b2の左部とを連結している。第1縦壁14a1は、第1横壁14b1及び第2横壁14b2に直交している。第2縦壁14a2は、第1横壁14b1の右部と第2横壁14b2の右部とを連結している。第2縦壁14a2は、第1横壁14b1及び第2横壁14b2に直交している。開口部15は、第1縦壁14a1、第2縦壁14a2、第1横壁14b1、第2横壁14b2により構成されている。したがって、開口部15に穀物を挿入することによって、穀物を収容することができる。
RFIDタグ10は、収容器11、即ち、収容部12に関する情報(容器情報)を送信するタグである。容器情報は、少なくとも収容器11(収容部12)を識別するための識別情報(収容器11を識別するための情報)である。識別情報は、収容器11毎に個別に割り当てられた番号等である。識別情報は、収容器11を識別できるものであれば何でもよく、上述した例に限定されない。なお、容器情報は、収容器11の大きさ(縦、横、容量)の容量情報であったり、RFIDタグ10の取付情報であってもよい。取付情報とは、収容器11の1個に対して、RFIDタグ10の取付位置や取付個数を示す情報である。
RFIDタグ10は、例えば、RFIDリーダ20からの電波(信号)を電力に変換するパッシブ型タグである。言い換えれば、RFIDタグ10は、蓄電池を有さないパッシブ型タグである。RFIDタグ10は、容器情報を記憶する記憶部101と、出力部(以下、送信部という)102とを有している。記憶部101及び送信部102は筐体に格納されている。記憶部101は、例えば、不揮発性のメモリ等で構成され、容器情報として識別情報を記憶している。なお、容器情報として収容器11の大きさ(縦、横、容量)等を記憶していてもよい。送信部102は、RFIDリーダ20からの電波(信号)を受信すると、記憶部101に記憶されている容器情報を外部、即ち、RFIDリーダ20に向けて送信する。
RFIDタグ10、即ち、記憶部101及び送信部102を格納する筐体は、収容器11に設けられている。図3に示すように、1個の収容器11に対して複数のRFIDタグ10が設けられている。この実施形態では、1個の収容器11に1個のRFIDタグ10ではなく、複数のRFIDタグ10が設けられている。複数のRFIDタグ10は、周部14に設けられている。詳しくは、複数のRFIDタグ10は、縦壁14aに設けられた1以上のRFIDタグ10a(縦タグ10aという)と、横壁14bに設けられた1以上のRFIDタグ10b(横タグ10bという)とを含んでいる。
この実施形態では、縦タグ10aは、第1縦壁14a1に設けられた第1縦タグ10a1と、第2縦壁14a2に設けられた第2縦タグ10a2とを含んでいる。横タグ10bは、第1横壁14b1に設けられた第1横タグ10b1と、第2横壁14b2に設けられた第2横タグ10b2とを含んでいる。即ち、第1縦壁14a1、第2縦壁14a2、第1横壁14b1、第2横壁14b2のそれぞれに、1個のRFIDタグ10(第1縦タグ10a1、第2縦タグ10a2、第1横タグ10b1、第2横タグ10b2)が取り付けられている。
即ち、複数のRFIDタグ10(第1縦タグ10a1、第2縦タグ10a2、第1横タグ10b1、第2横タグ10b2)がそれぞれ、収容器11の開口部15の近傍の部位、即ち、収容器11の周壁14(第1縦壁14a1、第2縦壁14a2、第1横壁14b1
、第2横壁14b2)の上部に設けられている。
第1縦タグ10a1と、第2縦タグ10a2とは、第1横壁14b1の中央部と第2横壁14b2の中央部を結ぶ中央線L1に対して対称に配置されている。第1横タグ10b1と、第2縦タグ10b2とは、第1縦壁14a1の中央部と第2縦壁14a2の中央部を結ぶ中央線L2に対して対称に配置されている。
さて、図1、2に示すように、RFIDタグ10から送信された容器情報を受信するRFIDリーダ20は、収穫物を排出する装置(以降、収穫物排出装置)40に設けられている。収穫物排出装置40は、少なくとも収容器11に収穫した収穫物を排出する装置である。例えば、収穫物排出装置40は、穀物を収穫することができ、且つ、収穫した穀物を排出することができるコンバインである。コンバインを例にとり、収穫物排出装置40について説明する。
図1、2に示すように、コンバイン40は、機体41と、走行装置42と、運転席43と、原動機44と、グレンタンク45と、刈取装置(収穫部)46と、測定装置47と、制御装置48と、脱穀装置(図示省略)と、排出部49とを有している。また、コンバイン40は、通信装置16を有している。走行装置42は機体の下部に設けられている。運転席43、原動機44、脱穀装置及びグレンタンク45は機体41に設けられている。刈取装置46は、機体41の前部に設けられている。刈取装置46は、穀物を刈り取る装置である。脱穀装置は、刈り取った穀物を脱穀する装置である。グレンタンク45は、脱穀された穀物を貯留するタンクである。走行装置42は、クローラ装置から構成されていて、運転席43の近傍に配置した操作部材を操作することによって、前進、後進、旋回(ターン)等を行うことができる。走行装置42は、クローラ装置で構成しているがこれに限定されず、前輪、後進等を有する装置であってもよい。制御装置48は、原動機44を制御したり、脱穀装置を制御したり、刈取装置46を制御する装置である。
測定装置47は、穀物の特性を測定可能な装置であって、穀物の水分量、タンパク量などを測定する装置である。具体的には、測定装置47は、穀物に含まれる水分量を測定する水分測定部47aと、穀物のタンパク量を測定する食味測定部47bとを有している。水分測定部47a及び食味測定部47bは、グレンタンク45の内部、又は、グレンタンク45の周囲に設けられている。
食味測定部47bは、グレンタンク45に入る穀物に対して近赤外線(近赤外線光)を照射して、透過光の分光分析に基づいて吸収スペクトルを解析し、その解析結果により、穀物に含まれるタンパク質等の成分量(タンパク質含有率)、即ち、タンパク量を求める。水分測定部47aは、穀物の誘電率を用いて当該穀物の水分量を測定したり、或いは、穀物の電気抵抗を用いて当該穀物の水分量(水分含有率)を測定したり、穀物に赤外線或いはマイクロ波等を照射することで水分量を測定するセンサ等である。水分検出装置13は、水分を検出するものであればどのような装置であってもよい。
なお、測定装置47は、穀物の収穫量を測定する収穫量測定部47cを含んでいてもよい。収穫量測定部47cは、グレンタンク45の下部に設けられている。収穫量測定部47cは、グレンタンク45の重量を測定して当該グレンタンク45の重量を収穫量に換算するロードセル等で構成されている。以下、説明の便宜上、穀物の水分量及びタンパク量とのことを「穀物特性情報」といい、当該穀物特性情報及び穀物の収穫量のことを「収穫情報」という。
排出部49は、グレンタンク45に貯留された穀物を外部に排出するもので、例えば、縦送り部49aと、横送り部49bとを有している。縦送り部49aは機体41の幅方向及び上下方向に揺動自在に支持されていて、所定の位置で停止させて、横送り部49bの先端部に設けられた排出口49b1から穀物を排出する。
RFIDリーダ20は、RFIDタグ10等の外部に電波(信号)を出力して、当該RFIDタグ10から送信された様々な情報(識別情報、容量情報、取付情報等)を受信可能な装置である。RFIDリーダ20は、識別情報、容量情報、取付情報等の容器情報、RFIDリーダ20が受信した情報(電波)の強度(電波強度)等を外部に出力可能である。
RFIDリーダ20は、排出部49に設けられている。横送り部49bの先端部、即ち、排出口49b1の近傍に設けられている。図4Aに示すように、横送り部49bの先端部には下向きに開放された筒体49b2が設けられ、筒体49b2の内面により排出口49b1が形成されている。RFIDリーダ20は、筒体49b2の外面に取付けられている。
なお、図4Bに示すように、筒体49b2に金属製のリフレクタ50を設け、リフレクタ50の内部にRFIDリーダ20を設けてもよい。リフレクタ50は、四角錐の形状であって、横送り部49bに装着された第1壁50aと、第1壁50bと離間して設けられた第2壁50bと、第1壁50aの幅方向一端と第2壁50bの幅方向一端とを連結する第3壁部50cと、第1壁50aの幅方向一端と第2壁50bの幅方向一端とを連結する第4壁部50dと、を有している。第3壁部50c及び第4壁部50dは下方にいくにしたがって幅方向に広がる傾斜面を含んでいる。RFIDリーダ20は、第3壁部50c及び第4壁部50dが連結する頂部の近傍に設けられている。
通信装置16には、RFIDリーダ20が接続されている。また、通信装置16には、測定装置47(食味測定部47b、水分測定部47a及び収穫量測定部47c)に接続されている。通信装置16は、近距離、又は、長距離の通信を行う装置で構成されている。例えば、通信装置16は、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、Bluetooth(登録商標)等により無線通信を行う通信モジュール、携帯電話通信網により無線通信を行う通信モジュール、データ通信網により無線通信を行う通信モジュールのいずれかである。通信装置16は、RFIDリーダ20が受信した容器情報、電波強度、穀物特性情報、収穫情報等を外部に送信することができる。
コンバイン40によれば、RFIDリーダ20が装着されている。そのため、コンバイン40によって穀物を収穫後、走行装置42によって自走し、穀物の排出先である収容器11に近づくことによって、排出先の情報(収容器11の情報)、即ち、RFIDタグ10の情報をRFIDリーダ20によって簡単に取得することができる。
また、コンバイン40は、穀物を収穫する収穫部46と、収穫した穀物を排出する排出部49とを備え、RFIDリーダ20は、穀物を外部に配置された収容器11に排出する排出部49に設けられている。したがって、コンバイン40によって穀物を収穫後、排出部49を収容器11に近づけるだけで、当該排出部49から排出される穀物の排出先を特定することができる。詳しくは、排出部49は、収穫した穀物を縦送りする縦送り部49aと、揺動自在に支持され且つ縦送り部49aから送られた穀物を横送りする横送り部49bとを有し、RFIDリーダ20は、横送り部20bに設けられている。したがって、横送り部49bを収容器11の上方に位置させる排出作業を行うだけで、穀物の排出先を自動的に把握することができる。
排出作業では、コンバイン40に設けたリモコン等を操作することによって、縦送り部49aを介して横送り部49bを上、下、左、右に移動し、図3及び図4Aに示すように、横送り部49bの先端部(排出口49b1)を、穀物を排出する排出先の収容器11の上方に位置させる。つまり、コンバイン40による排出作業時には、横送り部49bの先端部が収容器11の開口部15の上方、即ち、収容器11の周壁14(第1縦壁14a1、第2縦壁14a2、第1横壁14b1、第2横壁14b2)の上方に位置させる。その結果、RFIDリーダ20は、周壁14に設けた複数のRFIDタグ10(第1縦タグ10a1、第2縦タグ10a2、第1横タグ10b1、第2横タグ10b2)から、収容器11の識別情報を含む容器情報を受信することができる。
以下、収穫物(穀物)の排出先の特定について詳しく説明する。図5Aは、トラック等の運搬車21に、上述した2つの収容器11を並べた状態を示している。説明の便宜上、2つの収容器11のうち、一方の収容器11Aを第1収容器11A、他方の収容器11Bを第2収容器11Bといい説明を続ける。第1収容器11Aに設けたRFIDタグ10のことを第1RFIDタグ10Aといい、第2収容器11Bに設けたRFIDタグ10のことを第2RFIDタグ10Bという。
第1収容器11Aと、第2収容器11Bとは隣接している。即ち、第1収容器11Aの第2縦壁14a2と、第2収容器11Bの第1縦壁14a1とが隣接して並ぶように、第1収容器11Aと第2収容器11Bとは運搬車21上に並べられている。第1収容器11Aには、複数の第1RFIDタグ10Aが取り付けられている。第1収容器11Aに対する複数の第1RFIDタグ10Aの取付け位置及び個数は、図3と同様である。即ち、複数の第1RFIDタグ10Aは、第1縦タグ10a1、第2縦タグ10a2、第1横タグ10b1、第2横タグ10b2を含んでいる。また、第2収容器11Bにも、複数の第2RFIDタグ10Bが取り付けられている。第2収容器11Bに対する複数の第2RFIDタグ10Bの取付け位置及び個数は、図3と同様である。複数の第2RFIDタグ10Bは、第1縦タグ10a1、第2縦タグ10a2、第1横タグ10b1、第2横タグ10b2を含んでいる。
以降、説明の便宜上、第1容器11Aに設けた複数の第1RFIDタグ10Aにおいて、第1縦タグ10a1を「タグA」、第2縦タグ10a2を「タグB」、第1横タグ10b1を「タグC」、第2横タグ10b2のことを「タグD」という。第2容器11Bに設けた複数の第2RFIDタグ10Bにおいて、第1縦タグ10a1を「タグE」、第2縦タグ10a2を「タグF」、第1横タグ10b1を「タグG」、第2横タグ10b2のことを「タグH」という。なお、図5Bは、タグの取付状態を簡略化して示した図である。
図1に示すように、収穫物の管理システムは、演算装置30を備えている。演算装置30は、例えば、サーバ、携帯端末(スマートフォン、タブレット、PDA、ノートパソコンなど)である。また、演算装置30は、収穫物排出装置40に設けられた装置であってもよく、例えば、制御装置48と兼用化してもよいし、制御装置48とは別に収穫物排出装置40に設けてもよい。この実施形態では、演算装置30は、携帯端末であるとして説明を進める。
携帯端末30は、通信装置16に接続可能であって、様々な情報を通信装置16から取得可能である。例えば、携帯端末30は、RFIDリーダ20が受信した情報(識別情報、
容量情報、取付情報、電波強度)、穀物特性情報、収穫情報等を受信することが可能である。携帯端末30は、記憶部31と、推定部32と、表示部33とを有している。
記憶部31は、不揮発性のメモリ等で構成されていて、収容器11とRFIDタグ10とに関する情報(取付情報)が記憶されている。図6に示すように、記憶部31には、第1収容器11Aに取付けられた複数の第1RFIDタグ10A(タグA、タグB、タグC、タグD)のIDが記憶されている。また、記憶部31には、第2収容器11Bに取付けられた複数の第2RFIDタグ10B(タグE、タグF、タグG、タグH)のIDが記憶されている。タグA、タグB、タグC、タグDのIDは、第1収容器11Aの識別情報である。また、タグE、タグF、タグG、タグHのIDは、第2収容器11Bの識別情報である。タグA〜タグDのIDのそれぞれは、予め第1収容器11Aに対応して割り当てられていて、1個のIDであっても、第1収容器11Aを識別することが可能である。タグE〜タグHのIDのそれぞれは、予め第2収容器11Bに対応して割り当てられていて、1個のIDであっても、第2収容器11Bを識別することが可能である。なお、記憶部31には、取付情報として、所定の収容器に取付けたタグの取付個数を記憶していてもよい。
推定部32は、穀物の排出先を推定するもので、携帯端末30に格納されたプログラム等から構成されている。推定部32は、RFIDリーダ20が受信した複数のRFIDタグ10の電波強度に基づいて穀物の排出先を推定する。具体的には、推定部32は、RFIDリーダ20が受信した複数の第1RFIDタグ10Aにおける電波強度と、RFIDリーダ20が受信した複数の第2RFIDタグ10Bにおける電波強度とに基づいて、穀物の排出先を推定する。即ち、推定部32は、RFIDリーダ20が受信した情報のうち、少なくとも識別情報の電波強度に基づいて、穀物の排出先を推定する。この場合は、複数の第1RFIDタグ10A及び複数の第2RFIDタグ10Bは、識別情報のみを出力するタグであってもよい。
穀物の排出先を推定する場合、推定部32は、排出作業時において、RFIDリーダ20が受信した複数の第1RFIDタグ10A及び複数の第2RFIDタグ10Bの電波強度(受信した電波強度)を用いる。なお、排出作業では、排出部49は排出開始から排出完了までの間は、収容器11上に位置しおり、RFIDリーダ20は、第2RFIDタグ10Bの識別情報を受信可能である。
まず、携帯端末30の所定のプログラム等を起動し、穀物の排出先の推定を開始すると、推定部32は、記憶部31を参照して、第1収容器11Aに取付けたタグの個数(第1取付個数)と、第2収容器11Bに取付けたタグの個数(第2取付個数)とが同じであるか否かを判定する。例えば、図6に示すように、記憶部31には、4個の第1RFIDタグ10A(タグA、タグB、タグC、タグD)と第1収容器11Aとが対応付けて記憶されている。そのため、推定部32は、第1取付個数は4個であると認識する。同様に、記憶部31には、4個の第2RFIDタグ10B(タグE、タグF、タグG、タグH)が対応付けて記憶されているため、推定部32は、第2取付個数は4個であると認識する。このように、第1取付個数と、第2取付個数とが同じである場合、第1収容器11Aに対応する全てのタグA〜タグDの電波強度の合計(第1合計)と、第2収容器11Bに対応する全てのタグE〜タグGの電波強度の合計(第2合計)とを比較する。例えば、図7Aは、複数の第1RFIDタグ10A(タグA、タグB、タグC、タグD)の電波強度と、複数の第2RFIDタグ10B(タグE、タグF、タグG、タグH)の電波強度との一例を示している。
図7Aに示すように、第1合計が第2合計よりも大きいため、推定部32は、穀物の排出先を、第1収容器11Aに決定する。携帯端末30は、推計部30が推定した排出先を、液晶パネル等で構成された表示部33に表示する。例えば、第1収容器11Aを「コンテナA」、第2収容器11Bを「コンテナB」とした場合、表示部33に、穀物の排出先は、「コンテナAです」と表示する。
なお、上述したように、第1取付個数と、第2取付個数とが同じである場合、推定部32は、第1合計と第2合計とを比較して、数値が大きい方を排出先として判定する。しかしながら、第1取付個数と第2取付個数とが互いに異なる場合は、第1取付個数と第2取付個数との比率から第1合計、第2合計を補正し、補正した第1合計と第2合計とを比較する。例えば、第1取付個数よりも第2取付個数が多い場合は、第1合計は、「第1合計=(第2取付個数/第1取付個数)×第1収容器に取付けたタグの電波強度の平均」で求め、第2合計は、第2収容器に取付けた全ての電波強度の合計で求める。そのうえで、推定部32は、第1合計と、第2合計とを比較する。同様に、第1取付個数よりも第2取付個数が少ない場合は、第1合計は、第1収容器に取付けた全ての電波強度の合計で求め、「第2合計=(第1取付個数/第2取付個数)×第2収容器に取付けたタグの電波強度の平均」で求める。
なお、推定部32は、第1合計と第2合計とを比較して、数値が大きい方を排出先として判定していたが、第1合計と第2合計との差(電波強度差)を算出して、電波強度差が予め定められた値以上である場合に、数値が大きい方を排出先として判定してもよい。
上述した実施形態では、推定部32は、第1取付個数及び第2取付個数を記憶部31を参照することによって求めていたが、これに代え、複数の第1RFIDタグ10A及び複数の第2RFIDタグ10Bから送信された取付情報に含まれる取付個数に基づいて、第1取付個数及び第2取付個数を求めてもよい。
また、推定部32は、電波強度に基づいて排出先の推定を行っているが、これに代えて、識別情報を受信したタグの個数に基づいて排出先の推定を行ってもよい。具体的には、推定部32は、RFIDリーダ20が識別情報を受信した複数の第1RFIDタグ10Aの個数(第1受信個数)、RFIDリーダ20が識別情報を受信した複数の第2RFIDタグ10Bの個数(第2受信個数)に基づいて、収穫物の排出先を推定する。図7Bは、第1受信個数と、第2受信個数とを示した図である。推定部32は、タグA、タグB、タグC、タグDのそれぞれのIDうち、RFIDリーダ20が受信できた識別情報(ID)の個数を第1受信個数とする。推定部32は、タグE、タグF、タグG、タグHのそれぞ
れのIDうち、RFIDリーダ20が受信できた識別情報(ID)の個数を第2受信個数とする。
推定部32は、第1収容器11Aにおける第1取付個数と、第2収容器11Bにおける第2取付個数とが同じである場合、第1受信個数と第2受信個数とを比較する。図7Bに示すように、推定部32は、第1受信個数が第2受信個数よりも多いため排出先は「コンテナA」であると判定する。
推定部32は、第1取付個数と第2取付個数とが異なる場合は、第1受信個数及び第2受信個数と、記憶部31に記憶された取付個数に基づいて排出先を推定する。具体的には、推定部32は、第1取付個数に対する第1受信個数の割合(第1受信個数/第1取付個数)を求め、且つ、第2取付個数に対する第2受信個数の割合(第2受信個数/第2取付個数)を求める。そして、推定部32は、第1取付個数に対する第1受信個数の割合と、第2取付個数に対する第2受信個数の割合とを比較して、割合が高い取付個数に対応する収容器11を排出先とする。例えば、第1取付個数が5個、第2取付個数が3個である場合において、第1受信個数が3個、第2取付個数が3個である。この場合、推定部32は、排出先は「コンテナB(第2収容器11B」であると判定する。
以上によれば、収容器11は、収容部12(収容器11)に関する情報を送信する複数のRFIDタグ10を備えている。したがって、1個の収容器11において複数のRFIDタグ10からの情報、例えば、収容器11の識別情報を得ることができる。例えば、RFIDタグ10の識別情報を受信するRFIDリーダ20を、収容器11に近づけるだけで、複数のRFIDタグ10から送信された識別情報を取得することができる。即ち、収容器11に収穫物を収容する際に、穀物の収容先を簡単に特定することができる。
収容部12は、底部13と、底部13を囲む周部14とを有し、複数のRFIDタグ10は、周部14に設けられている。周部14に複数のRFIDタグ10を設けているため、収容器11の情報を当該収容器11から外部に送信し易く、RFIDリーダ20は、様々な位置でRFIDタグ10からの情報を受信(取得)することができる。
また、複数のRFIDタグ10は、周部14であって開口部15が形成された部位の近傍に設けられている。複数のRFIDタグ10において、比較的弱い電波であっても当該RFIDタグ10の情報を外部のRFIDタグ10に到達させ易く、収穫物自体で電波の送信が阻害してしまうことを抑制することができる。
周部14は、底部13から起立する縦壁14aと、底部13から起立し且つ縦壁14aに交差する横壁14bとを含み。複数のRFIDタグ10は、縦壁14aに設けられた1以上のRFIDタグ10aと、横壁14bに設けられた1以上のRFIDタグ10bとを含んでいる。少なくとも縦壁14a側と、横壁14b側との両方から外部にRFIDタグ10の情報を送信することができ、RFIDリーダ20は、RFIDタグ10の情報を取得し易い。
RFIDタグ10は、収容部12(収容器11)を識別する識別情報を記憶する記憶部101と、記憶部101に記憶された識別情報を送信する送信部102と有するパッシブ型タグである。RFIDタグ10をパッシブ型タグで構成しているため、複数のRFIDタグ10から送信(出力)する電波の範囲を収容器11の大きさに合わせたり、或いは、所定の位置にRFIDタグ10からの電波を受け取ることのできる範囲を設定することが可能である。
また、収穫物の管理システムは、第1収容器11Aに関する情報を送信する複数の第1RFIDタグ10A、第2収容器11Bに関する情報を送信する複数の第2RFIDタグ10B、穀物を第1収容器11A及び第2収容器11Bのいずれかに排出するコンバイン40に設けられ複数の第1RFIDタグ10Aの情報及び複数の第2RFIDタグ10Bの情報を受信可能なRFIDリーダ20、RFIDリーダ20が受信した情報に基づいてコンバイン40から排出された穀物の排出先を推定する演算装置30を備えている。
コンバイン40から穀物を第1収容器11A及び第2収容器11Bのいずれかに排出する場合に、穀物の排出先が第1収容器11A又は第2収容器11Bであるかを簡単に推定することができる。
携帯端末30は、RFIDリーダ20が受信した複数の第1RFIDタグ10Aの電波強度及び複数の第2RFIDタグ10Bの電波強度に基づいて、穀物の排出先を推定する。第1収容器11Aに設けた複数の第1RFIDタグ10Aの電波強度と、第2収容器11Bに設けた複数の第2RFIDタグ10Bの電波強度との比較を行うだけで、穀物の排出先を判定することができる。例えば、第1RFIDタグ10A又は第2RFIDタグの電波強度が強い方を穀物の排出先として判定することができる。
携帯端末30は、RFIDリーダ20が情報を受信した複数の第1RFIDタグ10Aの個数(第1受信個数)及び複数の第2RFIDタグ10Bの個数(第2受信個数)に基づいて、穀物の排出先を推定する。コンバイン40と収容器11との距離によってRFIDリーダ20が受信できる受信個数が変化することから、第1受信個数と第2受信個数との比較を行うだけで、穀物の排出先を判定することができる。例えば、第1受信個数と第2受信強度とのうち、受信個数が多い方を穀物の排出先として判定することができる。
携帯端末30は、RFIDリーダ20が情報を受信した複数の第1RFIDタグ10Aの個数(受信個数)及び複数の第2RFIDタグ10Bの個数(受信個数)、第1収容器11Aに対する複数の第1RFIDタグ10Aの取付情報、前記第2収容器11Bに対する複数の第2RFIDタグ10Bの取付情報に基づいて、穀物の排出先を推定する。例えば、第1収容器11Aに取付けた第1RFIDタグ10Aの個数と、第2収容器11Bに取付けた第2RFIDタグ10Bの個数とが異なる場合に、受信個数だけでなく、補足情報として取付情報を用いることにより、穀物の排出先として判定することができる。
さて、RFIDリーダ20は、RFIDタグ10からの電波を受信する受信感度を変更する変更部20aを備えている。言い換えれば、RFIDリーダ20の変更部20aは、RFIDタグ10からの電波の読取強度を変更可能である。RFIDリーダ20の変更部20aは、RFIDタグ10とのキャリブレーションを行う際に受信感度を変更する。
携帯端末30は、キャリブレーションを行うための設定部35を有している。設定部35は、携帯端末30に格納されたプログラム等で構成されている。携帯端末30のプログラムを起動すると、設定部35は携帯端末30の表示部33にキャリブレーションモードであることを示す表示をする。また、設定部35は、表示部33にキャリブレーションを開始する開始ボタン等を表示する。キャリブレーションを行うには、横送り部49bの先端部(排出口49b1)を、所定の収容器11の中央部の上方に配置する。そして、横送り部49bの先端部(排出口49b1)を停止した状態で、携帯端末30の表示部33に表示された開始ボタンが選択されると、キャリブレーションが開始される。キャリブレーションが開始されると、RFIDリーダ20は、電波を出力すると共にRFIDタグ10の電波強度を測定する。また、RFIDリーダ20の変更部20aは、キャリブレーションが開始されたことを受けて、受信感度を最大値から徐々に小さくしていく。携帯端末30の設定部35は、所定の受信感度において、所定の収容器11に取付けた全てのRFIDタグ10の電波強度が所定値以上である場合(少なくとも識別情報が受信できた場合)、例えば、表示部33に「識別できました」と表示する。一方で、携帯端末30の設定部35は、所定の受信感度において、所定の収容器11に取付けた全てのRFIDタグ10の電波強度が所定値未満である場合(識別情報が受信できなかった場合)、例えば、表示部33に「識別できませんでした」と表示する。そして、RFIDリーダ20は、RFIDタグ10の電波強度が所定値以上である場合の受信感度を記憶すると共に、当該受信感度を保持する。
なお、上述した実施形態では、キャリブレーションモードにおいて、受信感度を変更させながら、RFIDタグ10の電波強度が所定以上であるか否かを判定しているが、実際に排出作業を行う場合に、受信感度を変更できるようにして、穀物の排出先を推定してもよい。
以下、受信感度を変更できるようにした状態で、穀物の排出先を推定してもよい。図8は、受信感度が変更でき且つ穀物の排出先を表示可能な推定表示画面Q1を示している。図8では、推定部32は、電波強度に基づいて穀物の排出先を推定することを例にとり説明するが、排出先の推定は電波強度に限定されず、上述した全ての方法を採用することが
できる。
推定部32は、携帯端末30の表示部33に収容器の推定を示す推定表示画面Q1を表示する。推定部32は、例えば、第1収容器11Aと第2収容器11Bを推定表示画面Q1に表示する。推定部32は、第1収容器11Aに取付けた第1RFIDタグ10A(タグA、タグB、タグC、タグD)を推定表示画面Q1に表示する。推定部32は、第2収容器11Bに取付けた第2RFIDタグ10B(タグE、タグF、タグG、タグH)を推定表示画面Q1に表示する。推定部32は、推定開始ボタン36を推定表示画面Q1に表示する。推定部32は、RFIDリーダ20の受信感度の上限から下限までの目盛部37、受信感度を指定する指定部38を推定表示画面Q1に表示する。指定部38は、目盛部37に沿って移動可能であり、指定部38を移動させることによって受信感度を変更することができる。推定表示画面Q1に表示した推定開始ボタン36が選択されると、RFIDリーダ20は、電波を出力すると共にRFIDタグ10の電波強度を測定する。推定表示画面Q1には、推定部32により求めた第1RFIDタグ10A及び第2RFIDタグ10Bの電波強度が表示される。また、第1収容器11Aに対応する全てのタグA〜タグDの電波強度の合計(第1合計)、第2収容器11Bに対応する全てのタグE〜タグGの電波強度の合計(第2合計)、第1合計と第2合計との電波強度差が表示される。また、携帯端末30の推定部32によって推定した収容器11が表示される。ここで、電波強度差が予め定められた値(判定閾値)未満であり、推定部32によって収容器11の判定(排出先の判定)が行えない場合には、排出先が推定できないことを示す報知情報を携帯端末30の推定表示画面Q1に表示する。
以上によれば、RFIDリーダ20は、複数の第1RFIDタグ10A及び複数の第2RFIDタグ10Bの受信感度を調整可能である。収容器11の大きさ、収容器11同士の配列状況、或いは、収容器11Aに対しての第1RFIDタグ10Aの取付け間隔及び第2収容器11Bに対しての第2RFIDタグ10Bの取付け間隔等、様々な状況に対応して、受信感度を調整することで、適正に穀物の排出先を把握することができる。例えば、第1収容器11A及び第2収容器11Bが非常に小さく、第1RFIDタグ10Aと第2RFIDタグ10Bとが隣接している場合には受信感度を下げることで、両者の受信状態を変化させることができ、例えば、電波強度の差を大きくすることができる。
携帯端末30は、穀物の排出先が推定できない場合は、排出先が推定できないことを示す報知情報を出力する。キャリブレーション及び排出作業中のいずれであったとしても、排出先が推定できないことを作業者等が把握することができる。排出先が推定できなかった場合の対処を行うことができる。例えば、穀物の排出位置(収容器11に対する排出口49b1の位置)を現在の位置から別の位置に変更して、再度、排出先の推定を試みることができ、このような対処によって、排出先が推定できる状態にしつつ排出作業を行うことができる。
表示部33は、報知情報又は推定された排出先を表示する。そのため、作業者は、表示部33を見るだけで排出先が推定できなかったことを把握したり、推定部31により判定された排出先を確認することができる。
[第2実施形態]
図9は、第2実施形態における収穫物の管理システムを示している。第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図9に示すように、第1収容器11Aには、機器(第1機器という)80Aが設けられている。第2収容器11Bには、機器(第2機器という)80Bが設けられている。第1機器80Aは、電波(信号)を出力する機器であって、パッシブ型のRFIDタグ、アクティブ型のRFIDタグ、到達距離が数mの短距離無線に準拠した送信器、IEEE802.15.nの近距離無線に準拠した送信器等である。第2機器80Bは、電波(信号)を出力する機器であって、パッシブ型のRFIDタグ、アクティブ型のRFIDタグ、到達距離が数mの短距離無線に準拠した送信器、IEEE802.15.nの近距離無線に準拠した送信器等である。
第1機器80Aは、第1収容器11Aに関する情報(容器情報)を送信する。容器情報は、少なくとも第1収容器11Aを識別するための識別情報である。識別情報は、第1収容器11Aに割り当てられた番号等である。識別情報は、第1収容器11Aを識別できるものであれば何でもよい。なお、容器情報は、第1収容器11Aの大きさ(縦、横、容量)の容量情報であったり、第1機器80Aの取付情報であってもよい。取付情報とは、第1収容器11Aの1個に対して、第1機器80Aの取付位置や取付個数を示す情報である。第1機器80Aの取付構造及び個数は、第1実施形態における第1RFIDタグ10Aと同様であるため説明を省略する。なお、第2実施形態において、第1収容器11Aに設ける第1機器80Aは1個でもよく、第1実施形態の第1RFIDタグ10Aのように第1機器80Aは複数でなくてもよい。
複数の第2機器80Bは、電波(信号)を出力する機器であって、パッシブ型のRFIDタグ、アクティブ型のRFIDタグ、到達距離が数mの短距離無線に準拠した送信器、IEEE802.15.nの近距離無線に準拠した送信器等である。
第2機器80Bは、第1収容器11Aに関する情報(容器情報)を送信する。容器情報は、少なくとも第1収容器11Aを識別するための識別情報である。識別情報は、第1収容器11Aに割り当てられた番号等である。識別情報は、第1収容器11Aを識別できるものであれば何でもよい。なお、容器情報は、第1収容器11Aの大きさ(縦、横、容量)の容量情報であったり、第2機器80Bの取付情報であってもよい。取付情報とは、第1収容器11Aの1個に対して、第2機器80Bの取付位置や取付個数を示す情報である。第2機器80Bの取付構造は、第1実施形態における第2RFIDタグ10Bと同様であるため説明を省略する。なお、第2実施形態において、第2収容器12Aに設ける第2機器80Bは1個でもよく、第1実施形態の第2RFIDタグ10Bのように第2機器80Bは複数でなくてもよい。
収穫物の管理システムは、受信装置81と、演算装置82とを備えている。演算装置82は、穀物の排出時における第1機器80Aの電波と第2機器80Bの電波とに基づいて、穀物の排出先を推定する装置である。
受信装置81は、第1機器80Aの電波及び第2機器80Bの電波を受信可能な装置である。受信装置81は、コンバイン等の収穫物排出装置40に設けられている。なお、受信装置81の取付け構造は、第1実施形態におけるRFIDリーダ20と同様であるため説明を省略する。
演算装置82は、例えば、収穫物排出装置40とは別に設けられた装置であって、[サーバ、携帯端末(スマートフォン、タブレット、PDA、ノートパソコン等)]である。この実施形態では、演算装置82は、携帯端末である。携帯端末82は、通信装置16に接続可能であって、様々な情報を通信装置16から取得可能である。例えば、携帯端末82は、第1機器80A及び第2機器80Bが受信した情報(識別情報、容量情報、取付情報、電波強度)、穀物特性情報、収穫情報等を受信することが可能である。
携帯端末82は、記憶部83と、推定部84と、表示部85とを有している。携帯端末82(推定部84)は、第1機器80Aの電波と第2機器80Bの電波とに基づいて、穀物の排出先を推定する。演算装置82は、受信装置81が受信した第1機器80Aの電波強度及び受信装置81が受信した第2機器80Bの電波強度に基づいて、穀物の排出先を推定する。
携帯端末82(推定部84)において、電波強度における穀物の排出先の推定は、第1実施形態に示した方法と同様である。即ち、第1実施形態に示した第1RFIDタグ10Aを「第1機器80A」に読み替え、第2RFIDタグ10Bを「第2機器80B」に読み替え、RFIDリーダ20を「受信装置81」に読み替え、タグA、タグB、タグC、タグDを「機器A、機器B、機器C、機器D」に読み替え、タグE、タグF、タグG、タグHを「機器E、機器F、機器G、機器H」に読み替え、推定部32を「推定部84」に読み替え、記憶部31を「記憶部83」に読み替え、表示部33を「表示部85」に読み替えればよい。なお、上述したように、第1収容器11Aに設けた第1機器80Aが複数でなく1台であっても、第2収容器11Bに設けた第2機器80Bが複数でなく1個であ
っても、推定部84は電波強度によって排出先を推定する。
携帯端末82(推定部84)は、受信装置81が受信した第1機器80Aの電波及び第2機器80Bの電波の有無に基づいて、穀物の排出先を推定してもよい。携帯端末82(推定部84)における電波の有無に基づく排出先の推定は、第1実施形態に示した方法と同様である。即ち、受信装置81が受信した電波の有無によって、推定部84は、当該受信装置84が識別情報を受信した複数の第1機器80Aの個数(第1受信個数)、複数の第2機器80Bの個数(第2受信個数)を把握することができる。つまり、携帯端末82(推定部84)は、受信装置81が受信した第1機器80Aの電波及び第2機器80Bの電波の有無により、第1受信個数及び第2受信個数を求め、当該受信個数に基づいて穀物の排出先を求めればよい。なお、上述したように、第1収容器11Aに設けた第1機器80Aが複数でなく1台であっても、第2収容器11Bに設けた第2機器80Bが複数でなく1個であっても、推定部84は受信個数によって排出先を推定する。推定部84は、この場合は、受信個数が1個又は0個によって排出先を推定する。
携帯端末82(推定部84)は、受信装置81が受信した第1機器80Aの電波及び第2機器80Bの電波の有無(第1受信個数、第2受信個数)に加えて、第1機器80Aの取付情報、第2機器80の取付情報に基づいて、穀物の排出先を推定してもよい。第1機器80A及び第2機器80Bにおける穀物の排出先の推定も、第1実施形態に示した方法と同様である。
なお、受信装置81は、変更部86と、設定部87とを有している。変更部86は、第1機器80A及び第2機器80Bが送信した電波の受信感度を調整可能である。設定部87は、キャリブレーションを行うためのものである。変更部86及び設定部87も第1実施形態と同様である。即ち、変更部20aを「変更部86」に読み替え、設定部35を「設定部87」に読み替えればよい。
収穫物の管理システムは、電波を出力する第1機器80Aを設けた第1収容器11A上に穀物を排出する排出部49を位置させて第1収容器11Aに穀物を排出し、電波を出力する第2機器を設けた第2収容器11B上に排出部49を位置させて第2収容器11Bに穀物を排出する収穫物排出装置40と、穀物の排出時における第1機器80Aの電波と第2機器80Bの電波とに基づいて、穀物の排出先を推定する演算装置(携帯端末82)とを備えている。
収穫物排出装置40の排出部49を、第1収容器11A及び第2収容器11Bのいずれかに位置させて、穀物の排出作業を行うだけで穀物の排出先を把握することができる。即ち、従来のように、作業者が第1収容器11A及び第2収容器11Bのいずれかに穀物を排出する際に意識をして排出先をメモしたり、或いは、QRコード(登録商標)等の識別情報を携帯端末等を用いて読み込むことを行わなくても、穀物の排出先を把握することができる。
収穫物の管理システムは、第1機器80Aの電波及び第2機器80Bの電波を受信可能な受信装置81を備え、携帯端末82は、受信装置81が受信した第1機器80Aの電波強度及び受信装置81が受信した第2機器80Bの電波強度に基づいて、穀物の排出先を推定する。第1収容器11Aに設けた複数の第1機器80Aの電波強度と、第2収容器11Bに設けた第2機器80Bの比較を行うだけで、穀物の排出先を判定することができる。第1機器80A又は第2機器80Bの電波強度が強い方を穀物の排出先として判定することができる。
携帯端末82は、受信装置81が受信した第1機器80Aの電波及び第2機器80Bの電波の有無に基づいて、穀物の排出先を推定する。コンバイン40と収容器11との距離によって受信装置81が受信できる機器の個数が変化することから、複数の第1機器80Aの第1受信個数と、複数の第2機器80Bの第2受信個数との比較を行うことによって、簡単に穀物の排出先として判定することができる。
携帯端末82は、記受信装置81が受信した第1機器80Aの電波及び第2機器80Bの電波の有無、第1収容器11Aに対する第1機器80Aの取付情報、第2収容器11Bに対する第2機器80Bの取付情報に基づいて、穀物の排出先を推定する。例えば、第1
収容器11Aに取付けた第1機器80Aの個数と、第2収容器11Bに取付けた第2機器80Bの個数とが異なる場合に、受信個数だけでなく、補足情報として取付情報を用いることにより、穀物の排出先として判定することができる。
受信装置81は、第1機器80A及び第2機器80Bの電波の受信感度を調整可能である。キャリブレーション及び排出作業中のいずれであったとしても、排出先が推定できないことを作業者等が把握することができる。排出先が推定できなかった場合の対処を行うことができる。例えば、穀物の排出位置(収容器11に対する排出口49b1の位置)を現在の位置から別の位置に変更して、再度、排出先の推定を試みることができ、このような対処によって、排出先が推定できる状態にしつつ排出作業を行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。上述した実施形態では、収容器11を直方体状のコンテナで構成していたが、円筒状のフレコンで構成してもよい。即ち、図10に示すように、収容器11の周部14は、底部13の縁部又は縁部の近傍から上方に起立した円筒状の筒体14cを含んでいる。RFIDタグ10は、筒体14cに取付けられている。筒体14cに対するRFID10の取付位置は、筒体14c(周部14)の開口部15が形成された近傍の部位、即ち、上部に設けられている。
上述した実施形態では、1個の収容器11に複数のRFIDタグ10を設けていたが、これに代え、1個の収容器11に1個のRFIDタグ10を設けてもよい。即ち、収容器11に設けるRFIDタグ10は複数ではなく1個であってもよい。
10 RFIDタグ
10A 第1RFIDタグ
10B 第2RFIDタグ
11 収容器
12 収容部
13 底部
14 周部
14a 縦壁
14a1 第1縦壁
14a2 第2縦壁
14b 横壁
15 開口部
16 通信装置
20 RFIDリーダ
30 演算装置(携帯端末)

Claims (13)

  1. 収穫物を収容する収容部と、
    前記収容部に設けられ、且つ前記収容部に関する情報を送信するRFIDタグと、
    を備えている収穫物の収容器。
  2. 前記収容部は、底部と、前記収穫物を挿入する開口部を含み且つ前記底部を囲む周部と、有し、前記RFIDタグは、前記周部に設けられている請求項1に記載の収穫物の収容器。
  3. 前記RFIDタグは、前記周部であって前記開口部が形成された部位の近傍に設けられている請求項2に記載の収穫物の収容器。
  4. 前記周部は、前記底部から起立した円筒状の筒体を含み、前記RFIDタグは、前記筒体に設けられている請求項2又は3に記載の収穫物の収容器。
  5. 前記周部は、前記底部から起立する縦壁と、前記底部から起立し且つ前記縦壁に交差する横壁とを含み、前記RFIDタグは、前記縦壁に設けられた1以上の第1RFIDタグと、前記横壁に設けられた1以上の第2RFIDタグとを含んでいる請求項2又は3に記載の収穫物の収容器。
  6. 前記RFIDタグは、前記収容部を識別する識別情報を前記情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された識別情報を送信する送信部と有するパッシブ型タグである請求項1〜5のいずれかに記載の収穫物の収容器。
  7. 収穫物を収容する第1収容器に設けられ、且つ前記第1収容器に関する情報を送信する第1RFIDタグと、
    収穫物を収容する第2収容器に設けられ、且つ前記第2収容器に関する情報を送信する複数の第2RFIDタグと、
    前記収穫物を前記第1収容器及び前記第2収容器のいずれかに排出する収穫物排出装置に設けられ、前記第1RFIDタグの情報及び前記第2RFIDタグの情報を受信可能なRFIDリーダと、
    前記RFIDリーダが受信した情報に基づいて、前記収穫物排出装置から排出された収穫物の排出先を推定する演算装置と、
    を備えている収穫物の管理システム。
  8. 前記演算装置は、前記RFIDリーダが受信した第1RFIDタグの電波強度及び第2RFIDタグの電波強度に基づいて、前記収穫物の排出先を推定する請求項7に記載の収穫物の管理システム。
  9. 前記演算装置は、前記RFIDリーダが前記情報を受信した第1RFIDタグの個数及び第2RFIDタグの個数に基づいて、前記収穫物の排出先を推定する請求項7又は8に記載の収穫物の管理システム。
  10. 前記演算装置は、前記RFIDリーダが前記情報を受信した第1RFIDタグの個数及び第2RFIDタグの個数、前記第1収容器に対する前記第1RFIDタグの取付情報、前記第2収容器に対する前記第2RFIDタグの取付情報に基づいて、前記収穫物の排出先を推定する請求項7に記載の収穫物の管理システム。
  11. 前記RFIDリーダは、第1RFIDタグ及び第2RFIDタグの受信感度を調整可能
    である請求項7〜10のいずれかに記載の収穫物の管理システム。
  12. 前記演算装置は、前記収穫物の排出先が推定できない場合は、排出先が推定できないことを示す報知情報を外部に出力する請求項7〜11のいずれかに記載の収穫物の管理システム。
  13. 前記報知情報又は推定された排出先を表示する表示部を備えている請求項7〜12のいずれかに記載の収穫物の管理システム。
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