JP7150798B2 - 収穫物の管理システム - Google Patents
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Description
特許文献1の農業管理システムでは、収容器に当該収容器を識別するQRコード(登録商標)を取付け、排出作業の時にQRコード(登録商標)を携帯端末で読み込むことによって、穀物の排出先を把握している。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、収穫物の排出先(収容先)を簡単に把握することができる収穫物排出装置を提供することを目的とする。
収穫物の管理システムは、機体と、前記機体に設けられた走行装置と、前記機体に設けられ且つ、収穫物を収容する収容器に設けられたパッシブ型RFIDタグの情報を読み取るRFIDリーダと、前記RFIDリーダが読み取った前記情報を受信する携帯端末と、を備えており、前記携帯端末は、前記収穫物の排出先の収容器を推定する推定部を備えている。
収穫物の管理システムは、前記収容器には、第1収容器と、第2収容器とがあり、前記第1収容器には、前記第1収容器に関する情報を送信する複数の第1RFIDタグが取り付けられ、前記第2収容器には、前記第2収容器に関する情報を送信する複数の第2RFIDタグが取り付けられ、 前記RFIDリーダは、前記収穫物を前記第1収容器及び前
記第2収容器のいずれかに排出する収穫物排出装置に設けられ、前記複数の第1RFIDタグの情報及び前記複数の第2RFIDタグの情報を受信可能とされ、前記推定部は、前記RFIDリーダが受信した前記複数の第1RFIDタグの電波強度と前記複数の第2RFIDタグの電波強度とを比較し、前記複数の第1RFIDタグの電波強度が前記複数の第2RFIDタグの電波強度よりも大きい場合は前記収穫物の排出先が前記第1収容器であると推定し、前記複数の第2RFIDタグの電波強度が前記複数の第1RFIDタグの電波強度よりも大きい場合は前記収穫物の排出先が前記第2収容器であると推定する。
収穫物の管理システムは、前記収容器には、第1収容器と、第2収容器とがあり、前記第1収容器には、前記第1収容器に関する情報を送信する複数の第1RFIDタグが取り付けられ、前記第2収容器には、前記第2収容器に関する情報を送信する複数の第2RFIDタグが取り付けられ、前記RFIDリーダは、前記収穫物を前記第1収容器及び前記第2収容器のいずれかに排出する収穫物排出装置に設けられ、前記複数の第1RFIDタグの情報及び前記複数の第2RFIDタグの情報を受信可能とされ、前記推定部は、前記RFIDリーダが前記情報を受信した前記複数の第1RFIDタグの個数と前記複数の第2RFIDタグの個数とを比較し、前記第1RFIDタグの個数が前記第2RFIDタグの個数よりも大きい場合は前記収穫物の排出先が前記第1収容器であると推定し、前記第2RFIDタグの個数が前記第1RFIDタグの個数よりも大きい場合は前記収穫物の排出先が前記第2収容器であると推定する。
前記排出部は、前記収穫した収穫物を縦送りする縦送り部と、揺動自在に支持され且つ前記縦送り部から送られた収穫物を横送りする横送り部とを有し、前記RFIDリーダは、前記横送り部に設けられている。
前記携帯端末は、前記RFIDリーダが受信した前記収容器の識別情報、前記収容器の容量情報、前記収容器の取付情報、前記収容器に収容された穀物の穀物特性情報のいずれかを受信する。
単に推定(特定)することができる。
[第1実施形態]
図1は、収穫物の管理システムの概略図を示している。
収穫物の管理システムは、野菜類、穀物類、いも類、種類等の農作物を収穫した収穫物を管理するシステムである。以下、説明の便宜上、収穫物は、稲、麦などの穀物類であるとして説明を進める。当然の如く、収穫物(農作物)は限定されない。
まず、収容器11について説明する。
収容器11は、フレキシブルコンテナバッグ(以降、フレコンという)、コンテナ等である。フレキシブルコンテナバッグは、変形自在な材料であって化学繊維等で構成されている。また、コンテナは、金属等で構成されている。この実施形態では、収容器11はコンテナである。図3に示すように、収容器11は、穀物等の収穫物を収容する収容部12を有している。収容部12は、底部13と、周部14とを有している。底部13は、例えば、平面視で矩形状の板材で構成されている。周部14は、底部13を取り囲んでいて、当該底部13の縁部から起立している。周部14で囲まれた部分が、収穫物を挿入する開口部15である。
いる。第1縦壁14a1は、第1横壁14b1及び第2横壁14b2に直交している。第2縦壁14a2は、第1横壁14b1の右部と第2横壁14b2の右部とを連結している。第2縦壁14a2は、第1横壁14b1及び第2横壁14b2に直交している。開口部15は、第1縦壁14a1、第2縦壁14a2、第1横壁14b1、第2横壁14b2により構成されている。したがって、開口部15に穀物を挿入することによって、穀物を収容することができる。
第1縦タグ10a1と、第2縦タグ10a2とは、第1横壁14b1の中央部と第2横壁14b2の中央部を結ぶ中央線L1に対して対称に配置されている。第1横タグ10b1と、第2縦タグ10b2とは、第1縦壁14a1の中央部と第2縦壁14a2の中央部を結ぶ中央線L2に対して対称に配置されている。
RFIDリーダ20は、RFIDタグ10等の外部に電波(信号)を出力して、当該RFIDタグ10から送信された様々な情報(識別情報、容量情報、取付情報等)を受信可能な装置である。RFIDリーダ20は、識別情報、容量情報、取付情報等の容器情報、RFIDリーダ20が受信した情報(電波)の強度(電波強度)等を外部に出力可能であ
る。
ュール、携帯電話通信網により無線通信を行う通信モジュール、データ通信網により無線通信を行う通信モジュールのいずれかである。通信装置16は、RFIDリーダ20が受信した容器情報、電波強度、穀物特性情報、収穫情報等を外部に送信することができる。
また、コンバイン40は、穀物を収穫する収穫部46と、収穫した穀物を排出する排出部49とを備え、RFIDリーダ20は、穀物を外部に配置された収容器11に排出する排出部49に設けられている。したがって、コンバイン40によって穀物を収穫後、排出部49を収容器11に近づけるだけで、当該排出部49から排出される穀物の排出先を特定することができる。詳しくは、排出部49は、収穫した穀物を縦送りする縦送り部49aと、揺動自在に支持され且つ縦送り部49aから送られた穀物を横送りする横送り部49bとを有し、RFIDリーダ20は、横送り部20bに設けられている。したがって、横送り部49bを収容器11の上方に位置させる排出作業を行うだけで、穀物の排出先を自動的に把握することができる。
容量情報、取付情報、電波強度)、穀物特性情報、収穫情報等を受信することが可能である。携帯端末30は、記憶部31と、推定部32と、表示部33とを有している。
1には、取付情報として、所定の収容器に取付けたタグの取付個数を記憶していてもよい。
平均」で求める。
上述した実施形態では、推定部32は、第1取付個数及び第2取付個数を記憶部31を参照することによって求めていたが、これに代え、複数の第1RFIDタグ10A及び複数の第2RFIDタグ10Bから送信された取付情報に含まれる取付個数に基づいて、第1取付個数及び第2取付個数を求めてもよい。
推定部32は、第1取付個数と第2取付個数とが異なる場合は、第1受信個数及び第2受信個数と、記憶部31に記憶された取付個数に基づいて排出先を推定する。具体的には、推定部32は、第1取付個数に対する第1受信個数の割合(第1受信個数/第1取付個数)を求め、且つ、第2取付個数に対する第2受信個数の割合(第2受信個数/第2取付個数)を求める。そして、推定部32は、第1取付個数に対する第1受信個数の割合と、第2取付個数に対する第2受信個数の割合とを比較して、割合が高い取付個数に対応する収容器11を排出先とする。例えば、第1取付個数が5個、第2取付個数が3個である場合において、第1受信個数が3個、第2取付個数が3個である。この場合、推定部32は、排出先は「コンテナB(第2収容器11B」であると判定する。
また、複数のRFIDタグ10は、周部14であって開口部15が形成された部位の近傍に設けられている。複数のRFIDタグ10において、比較的弱い電波であっても当該RFIDタグ10の情報を外部のRFIDタグ10に到達させ易く、収穫物自体で電波の送信が阻害してしまうことを抑制することができる。
携帯端末30は、RFIDリーダ20が受信した複数の第1RFIDタグ10Aの電波強度及び複数の第2RFIDタグ10Bの電波強度に基づいて、穀物の排出先を推定する。第1収容器11Aに設けた複数の第1RFIDタグ10Aの電波強度と、第2収容器11Bに設けた複数の第2RFIDタグ10Bの電波強度との比較を行うだけで、穀物の排出先を判定することができる。例えば、第1RFIDタグ10A又は第2RFIDタグの電波強度が強い方を穀物の排出先として判定することができる。
20aは、RFIDタグ10とのキャリブレーションを行う際に受信感度を変更する。
携帯端末30は、キャリブレーションを行うための設定部35を有している。設定部35は、携帯端末30に格納されたプログラム等で構成されている。携帯端末30のプログラムを起動すると、設定部35は携帯端末30の表示部33にキャリブレーションモードであることを示す表示をする。また、設定部35は、表示部33にキャリブレーションを開始する開始ボタン等を表示する。キャリブレーションを行うには、横送り部49bの先端部(排出口49b1)を、所定の収容器11の中央部の上方に配置する。そして、横送り部49bの先端部(排出口49b1)を停止した状態で、携帯端末30の表示部33に表示された開始ボタンが選択されると、キャリブレーションが開始される。キャリブレーションが開始されると、RFIDリーダ20は、電波を出力すると共にRFIDタグ10の電波強度を測定する。また、RFIDリーダ20の変更部20aは、キャリブレーションが開始されたことを受けて、受信感度を最大値から徐々に小さくしていく。携帯端末30の設定部35は、所定の受信感度において、所定の収容器11に取付けた全てのRFIDタグ10の電波強度が所定値以上である場合(少なくとも識別情報が受信できた場合)、例えば、表示部33に「識別できました」と表示する。一方で、携帯端末30の設定部35は、所定の受信感度において、所定の収容器11に取付けた全てのRFIDタグ10の電波強度が所定値未満である場合(識別情報が受信できなかった場合)、例えば、表示部33に「識別できませんでした」と表示する。そして、RFIDリーダ20は、RFIDタグ10の電波強度が所定値以上である場合の受信感度を記憶すると共に、当該受信感度を保持する。
以下、受信感度を変更できるようにした状態で、穀物の排出先を推定してもよい。図8は、受信感度が変更でき且つ穀物の排出先を表示可能な推定表示画面Q1を示している。図8では、推定部32は、電波強度に基づいて穀物の排出先を推定することを例にとり説明するが、排出先の推定は電波強度に限定されず、上述した全ての方法を採用することができる。
[第2実施形態]
図9は、第2実施形態における収穫物の管理システムを示している。第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
を出力する機器であって、パッシブ型のRFIDタグ、アクティブ型のRFIDタグ、到達距離が数mの短距離無線に準拠した送信器、IEEE802.15.nの近距離無線に
準拠した送信器等である。
第2機器80Bは、第1収容器11Aに関する情報(容器情報)を送信する。容器情報
は、少なくとも第1収容器11Aを識別するための識別情報である。識別情報は、第1収容器11Aに割り当てられた番号等である。識別情報は、第1収容器11Aを識別できるものであれば何でもよい。なお、容器情報は、第1収容器11Aの大きさ(縦、横、容量)の容量情報であったり、第2機器80Bの取付情報であってもよい。取付情報とは、第1収容器11Aの1個に対して、第2機器80Bの取付位置や取付個数を示す情報である。第2機器80Bの取付構造は、第1実施形態における第2RFIDタグ10Bと同様であるため説明を省略する。なお、第2実施形態において、第2収容器12Aに設ける第2機器80Bは1個でもよく、第1実施形態の第2RFIDタグ10Bのように第2機器80Bは複数でなくてもよい。
受信装置81は、第1機器80Aの電波及び第2機器80Bの電波を受信可能な装置である。受信装置81は、コンバイン等の収穫物排出装置40に設けられている。なお、受信装置81の取付け構造は、第1実施形態におけるRFIDリーダ20と同様であるため説明を省略する。
の排出先を求めればよい。なお、上述したように、第1収容器11Aに設けた第1機器80Aが複数でなく1台であっても、第2収容器11Bに設けた第2機器80Bが複数でなく1個であっても、推定部84は受信個数によって排出先を推定する。推定部84は、この場合は、受信個数が1個又は0個によって排出先を推定する。
ことにより、穀物の排出先として判定することができる。
11 収容器
20 RFIDリーダ
40 収穫物排出装置(コンバイン)
41 機体
42 走行装置
46 刈取装置(収穫部)
49 排出部
49a 縦送り部
49b 横送り部
49b1 排出口
Claims (7)
- 機体と、
前記機体に設けられた走行装置と、
前記機体に設けられ且つ、収穫物を収容する収容器に設けられたパッシブ型RFIDタグの情報を読み取るRFIDリーダと、
前記RFIDリーダが読み取った前記情報を受信する携帯端末と、
を備えており、
前記携帯端末は、前記収穫物の排出先の収容器を推定する推定部を備えている
収穫物の管理システム。 - 前記収容器には、第1収容器と、第2収容器とがあり、
前記第1収容器には、前記第1収容器に関する情報を送信する複数の第1RFIDタグが取り付けられ、
前記第2収容器には、前記第2収容器に関する情報を送信する複数の第2RFIDタグが取り付けられ、
前記RFIDリーダは、前記収穫物を前記第1収容器及び前記第2収容器のいずれかに排出する収穫物排出装置に設けられ、前記複数の第1RFIDタグの情報及び前記複数の第2RFIDタグの情報を受信可能とされ、
前記推定部は、前記RFIDリーダが受信した前記複数の第1RFIDタグの電波強度と前記複数の第2RFIDタグの電波強度とを比較し、前記複数の第1RFIDタグの電波強度が前記複数の第2RFIDタグの電波強度よりも大きい場合は前記収穫物の排出先が前記第1収容器であると推定し、前記複数の第2RFIDタグの電波強度が前記複数の第1RFIDタグの電波強度よりも大きい場合は前記収穫物の排出先が前記第2収容器であると推定する
請求項1に記載の収穫物の管理システム。 - 前記収容器には、第1収容器と、第2収容器とがあり、
前記第1収容器には、前記第1収容器に関する情報を送信する複数の第1RFIDタグが取り付けられ、
前記第2収容器には、前記第2収容器に関する情報を送信する複数の第2RFIDタグが取り付けられ、
前記RFIDリーダは、前記収穫物を前記第1収容器及び前記第2収容器のいずれかに排出する収穫物排出装置に設けられ、前記複数の第1RFIDタグの情報及び前記複数の第2RFIDタグの情報を受信可能とされ、
前記推定部は、前記RFIDリーダが前記情報を受信した前記複数の第1RFIDタグの個数と前記複数の第2RFIDタグの個数とを比較し、前記第1RFIDタグの個数が前記第2RFIDタグの個数よりも大きい場合は前記収穫物の排出先が前記第1収容器であると推定し、前記第2RFIDタグの個数が前記第1RFIDタグの個数よりも大きい場合は前記収穫物の排出先が前記第2収容器であると推定する
請求項1に記載の収穫物の管理システム。 - 前記収穫物を外部に配置された収容器に排出する排出部と、
前記機体に設けられ且つ、収穫物を収穫する収穫部と、
を備え、
前記排出部は、前記収穫部で収穫した収穫物を前記収容器に排出するものであり、
前記RFIDリーダは、前記排出部に設けられている
請求項1~3のいずれかに記載の収穫物の管理システム。 - 前記排出部は、前記収穫した収穫物を縦送りする縦送り部と、揺動自在に支持され且つ前記縦送り部から送られた収穫物を横送りする横送り部とを有し、
前記RFIDリーダは、前記横送り部に設けられている
請求項1~3のいずれかに記載の収穫物の管理システム。 - 前記RFIDリーダは、前記横送り部であって前記収穫物を排出する排出口の近傍に設けられている
請求項5に記載の収穫物の管理システム。 - 前記携帯端末は、前記RFIDリーダが受信した前記収容器の識別情報、前記収容器の容量情報、前記収容器の取付情報、前記収容器に収容された穀物の穀物特性情報のいずれかを受信する
請求項1~6のいずれかに記載の収穫物の管理システム。
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JP2016066293A (ja) | 2014-09-25 | 2016-04-28 | 株式会社クボタ | 農業管理システム |
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