JP6162580B2 - 農業支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、収穫された穀物をライスセンターやカントリーエレベータなどに設置された乾燥機へ案内する農業支援システムに関する。
稲や麦などの穀物は、コンバイン等の農業機械で収穫されて、収穫した穀物を運搬車に移した後、ライスセンターやカントリーエレベータなどの処理設備へ運搬して、当該処理設備で出荷のために処理される。処理設備は、穀物(籾)を乾燥する乾燥機が備えられており、穀物を運搬後に乾燥機等で穀物のタンパク含有率を測定した後に、穀物を乾燥機で乾燥することが行われている。
さて、穀物(籾)を乾燥機に張り込む前に、当該穀物のタンパク含有率を予測する技術として特許文献1に示す技術が開示されている。
特許文献1に開示の生籾の仕分け方法は、閾値を設定し、該閾値に基づいて、荷受けする生籾を該生籾のタンパク含有率により仕分ける方法において、荷受対象の各圃場で栽培されている稲の窒素含有率を、地上に設置したカメラで圃場を斜め上方から撮影して測定し、前記窒素含有率の測定値を使用して、前記稲から収穫する生籾の収穫時におけるタンパク含有率を圃場ごとに求める。そして、求めたタンパク含有率を使用して荷受対象の全圃場における生籾のタンパク含有率の分布割合を作成し、荷受対象の圃場で収穫が開始される前に、タンパク含有率の分布割合から閾値を設定している。
特許第4586482号公報
しかしながら、特許文献1では、圃場における籾のタンパク含有率を予測することは可能であるが、収穫後の穀物を収容部材に収容する際に、収容部材に入っている穀物のタンパク含有率を正確に把握することは困難である。しかも、この技術を用いたとしても、収穫した穀物のタンパク含有率と、乾燥機の稼働情報とに基づいて、効率よく穀物を運搬しつつ乾燥機の稼働効率を向上させることができないのが実情である。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、収穫した穀物の穀物情報に加えて乾燥機の稼動情報を取得することで、効率良く穀物の運搬及び乾燥機での乾燥を行うことができる農業支援システムを提供することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
農業支援システムは、収容部材に入っている穀物の穀物情報として穀物の水分量を取得可能な通信端末と、前記穀物を乾燥する乾燥機の稼動に関する稼動情報として、稼動中の乾燥機に張り込まれたそれぞれの穀物の水分量を受信可能なサーバと、を備え、前記通信端末は、前記稼動情報として前記乾燥機に張り込まれた水分量をサーバから取得すると共に、前記取得した乾燥機に張り込まれた水分量と前記収容部材に入っている穀物の水分量とを表示する表示部を有していることを特徴とする。
前記通信端末は、前記収容部材を搬送する搬送先を、前記乾燥機の水分量の要求と共に前記サーバに送信する要求部を有し、前記サーバは、前記搬送先に対応する処理設備に設置された乾燥機の水分量を、前記要求部の要求に応じて前記通信端末に送信することを特徴とする。
前記サーバは、前記収容部材と、当該収容部材に入れられた穀物であって農業機械で収穫した穀物の水分量とを対応付ける対応付け部を有し且つ前記対応付け部によって収容部材と前記穀物の水分量とが対応付けが完了した場合に、対応付けが完了した収容部材を識別する識別情報と前記穀物の水分量とを送信し、前記表示部は、前記サーバから送信された識別情報及び前記穀物の水分量を表示することを特徴とする。
前記サーバは、前記穀物情報である水分量と、前記収容部材の識別情報と、前記稼動情報とに基づいて、前記乾燥先を決定する乾燥機案内手段を備えていることを特徴とする。
発明によれば、通信端末は、穀物を収容する収容部材に入っている穀物の穀物情報をサーバから取得したうえで、この穀物情報及び当該穀物を乾燥する乾燥機の稼働情報を表示することができる。それゆえ、収容部材を運搬する作業者が、搬送中に、収容部材に入っている穀物の穀物情報と乾燥機の稼働情報とを照らし合わせながら搬送先を決めることができ、収容部材を効率よく乾燥機へ持ち運ぶことができる。
例えば、通信端末が、穀物情報としてタンパク含有率を取得する一方で、稼働情報として、乾燥機における張り込みタンパク含有率を取得した場合、穀物情報のタンパク含有率と、稼働情報の張り込みタンパク含有率とを見比べることで、最も適した穀物を所定の乾燥機に持ち運ぶことができる。即ち、効率良く穀物の運搬及び乾燥機での乾燥を行うことができる。
また、通信端末は、収容部材に収容された穀物を当該収容部材から取り出して、計測装置等によって穀物情報を測定しなくても、農業機械で穀物を収穫時の穀物情報を、簡単にデータ収集装置から取得することができる。請求項3に係る発明によれば、通信端末は、乾燥機の稼働情報及び穀物情報に加えて、乾燥先を表示するため、作業者は、稼働情報、穀物情報及び乾燥先を見ながら、収容部材(穀物)をどこに運搬するのが適切かを判断しながら、運搬することができる。例えば、複数の乾燥機が乾燥先として表示されている状況では、乾燥先とされた各乾燥機の稼働情報と、収容部材の運搬状況(交通事情や現在の搬送位置)とを考慮しながら、最終的に収容部材をどの乾燥機へ運搬するかを決定することができる。
また、穀物の特性と、収容部材の識別情報と、稼動情報とに基づいて、収容部材の乾燥先を簡単に求めることができる。
農業支援システムの全体構成を示す図である。 穀物の収穫から乾燥までの流れを説明する説明図である。 (a)設定画面の一例を示し、(b)荷受IDを記憶したテーブルを示す図である。 (a)作業機位置及び穀物情報を示す第1テーブルの一例を示し、荷受ID及び運搬車位置を示す第2テーブルの一例を示し、(c)穀物情報の平均値と荷受IDとを記憶するテーブルの一例を示す図である。 複数の圃場で穀物の収穫及び収穫した穀物の回収を説明する説明図である。 収穫した穀物のタンパク質と、乾燥機で乾燥しているタンパク質との関係を説明する第1説明図である。 収穫した穀物のタンパク質と、乾燥機で乾燥しているタンパク質との比較を説明する第2説明図である。 第2実施形態における農業支援システムの全体構成を示す図である。 処理設備に搬送した収容部材内の穀物情報をサーバに要求する流れを示している。 コンバイン、サーバ、処理設備の関係をまとめた図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図2に示すように、圃場で栽培した米や麦などの穀物が実ると、農業機械の1つであるコンバイン2で収穫し、収穫した穀物は運搬車の1つであるトラック3の収容部材10に入れられて、当該トラック3によってライスセンターやカントリーエレベータなどの処理設備4に運ばれ、当該処理設備4で乾燥処理等が行われる。本発明の農業支援システムは、特に、穀物の収穫から運搬を経て乾燥までの農作業を支援するシステムである。
まず、コンバイン2の構成について説明する。
図2に示すように、コンバイン2は、左右一対の走行装置11を備えた機体12に、運転席13、エンジン14、脱穀処理する脱穀装置15、脱穀された穀物を貯留するグレン
タンク16等を備えて構成されたもので、機体12の前側には、穀物を刈り取る刈取部17が設けられている。
このコンバイン2は、農作業を行ったときの農作業情報として穀物の水分、食味、収穫量などを測定する測定装置を備えている。具体的には、測定装置は、穀物に含まれる水分量を測定する水分測定部20と、穀物の食味を計測する食味測定部21と、穀物の収穫量を測定する収穫量測定部22とを備えている。水分測定部20及び食味測定部21は、グレンタンク16の内部、又は、グレンタンク16の周囲に設けられている。収穫量測定部22は、グレンタンク16の下部に設けられている。
食味測定部21は、グレンタンク16に入る穀物に対して近赤外光を照射して、透過光の分光分析に基づいて吸収スペクトルを解析し、その解析結果により、穀物に含まれるタンパク質等の成分量(タンパク質含有率)、即ち、タンパク量を求める。水分測定部20は、穀物の誘電率を用いて当該穀物の水分を測定したり、或いは、穀物の電気抵抗を用いて当該穀物の水分量(水分含有率)を測定するセンサで構成されている。収穫量測定部22は、グレンタンク16の重量を測定して当該グレンタンク16の重量を収穫量に換算するロードセル等で構成されている。食味測定部21、水分測定部20及び収穫量測定部22は上述したものに限定されない。
このようなコンバイン2では、圃場で栽培した穀物を刈取部17で刈り取ると共に刈り取った穀物をグレンタンク16に貯留することができる。また、このコンバイン2では刈り取った直後の穀物の水分量、タンパク量、収穫量を測定することができる。なお、コンバイン2の構成は上述したものに限定されない。
次に、処理設備4の構成について説明する。
図2に示すように、処理設備4は、少なくとも穀物を乾燥する乾燥機4Aを備えている。乾燥機4Aは、主に、穀物(籾)を投入する投入口30と、穀物を一時的に貯留する貯留部31と、貯留部31で貯留された穀物が供給されて当該供給された穀物を乾燥する乾燥部32とを備えている。また、処理設備4は、投入口30に投入された穀物を貯留部31に運搬したり、或いは、乾燥部32で乾燥した穀物を再び貯留部31に戻して循環する機構33を備えている。
このような処理設備4は上述した乾燥機4Aを備えているため、投入部30に入れた(張り込みした)穀物を貯留部31で一時的に貯留しながら乾燥室32に供給することで、当該乾燥部32で乾燥することができる。また、乾燥部32で乾燥した穀物を貯留部31に戻すことによって、穀物を循環させながら乾燥することができる。なお、処理設備4は、乾燥機4Aで乾燥した穀物の籾摺りを行う籾摺機4B、異物を除去する石貫機4C、選別を行う選別機4D、計量を行う計量機4Eを備えたものであってもよい。
なお、処理設備4の各設備(乾燥機4A、籾摺機4B、石貫機4C、選別機4D、計量機4E)には、制御を行うコントローラが設置されており、コントローラで設定された設定値等によって動作するようになっている。例えば、乾燥機4Aの場合、当該乾燥機4Aコントローラに張り込みした穀物のタンパク量や水分量を入力したり、或いは、目標となる水分量を入力した後、乾燥をスタートするスタートスイッチ等を押すことにより、穀物の乾燥を行う。
図1は、農業支援システム1の全体構成を示している。この農業支援システム1は、データ収集装置(データ収集手段)5と、サーバ6とを備えている。
データ収集装置5は、コンバイン2で収穫した穀物に関する穀物情報を収集するもので、コンバイン2に搭載されている。このデータ収集装置5は、穀物情報を一時的に記憶する記憶部41と、記憶部41に記憶された穀物情報を外部に出力可能な入出力部42とを備えている。
記憶部41は、例えば、不揮発性のメモリ等から構成され、タンパク測定部21で検出されたタンパク量、水分測定部20で検出された水分量、収穫量測定部22で検出された収穫量が、穀物情報として記憶される。なお、穀物情報を記憶部41に記憶する際には、穀物情報を取得した時刻と当該穀物情報とを関連付けて格納してもよい。
入出力部42は、無線を用いて穀物情報を外部に出力する通信機器で構成されている。
この入出力部42は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズに準拠したWi−Fi(登録商標)による無線通信を行う。詳しくは、入出力部42は、外部から受信したデータをデータ収集装置5の通信方式に変換してコンバイン2に設けられた車載ネットワークに出力したり、検出装置(タンパク測定部21、水分測定部20、収穫量測定部22)で検出された穀物情報(タンパク質量、水分量、収穫量)等のデータをIEEE802.11シリーズの通信方式に変更して外部に出力する。つまり、入出力部42は、外部から受信したデータ(信号)をコンバイン2の本体側に出力したり、コンバイン2の本体側から出力されたデータ(信号)を外部に送信する。
また、図1に示すように、農業支援システム1は、コンバイン2の位置(作業機位置という)を検出する位置検出装置(位置取得手段)45を備えている。この位置検出装置45は、コンバイン2に搭載されて測位衛星(例えば、GPS衛星)の信号に基づいて作業機位置(例えば、緯度、経度)を検出する機器から構成されている。この位置検出装置45は、例えば、コンバイン2の運転席の周囲に設置されている。
なお、位置検出装置45は、コンバイン2の位置(作業機位置)を検出するものであればどのようなものでもよく、例えば、GPS衛星等の信号を受信して位置を検出する機能を有する携帯端末(タブレットPCや電話機能を有するスマートフォン等)で構成してもよい。この場合、コンバイン2を操作する作業者が携帯端末を持参して当該コンバイン2に乗車するか、又は、携帯端末をコンバイン2内に設置すれば、当該携帯端末の位置検出装置45で取得した位置が作業機位置となる。
また、この実施形態では、位置検出装置45とデータ収集装置5とは車載ネットワーク等によって接続されていて、位置検出装置45で取得した作業機位置は、データ収集装置5の記憶部41に記憶される。作業機位置を記憶部41に記憶する際は、作業機位置を取得した時刻及び作業機位置を記憶部41に格納してもよいし、作業機位置と当該作業機位置と同時に取得した穀物情報とを関連付けて格納してもよい。
図1に示すように、農業支援システム1は、外部と通信が可能な通信端末7(第1通信端末という)を備えている。第1通信端末7は、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズに準拠したWi−Fi(登録商標)によってデータ収集装置5の入出力部42との無線通信が可能なもので、入出力部42から送信された様々なデータ(穀物情報、作業機情報等)を受信したり、入出力部42にデータを送信する。また、第1通信端末7は、例えば、データ通信網や携帯電話通信網などによりサーバ6との無線通信を行うこともできる。
この第1通信端末7は、コンバイン2に設置される固定型の通信機器、或いは、持ち運びができる携帯型の通信機器である。この実施形態では、第1通信端末7として、携帯型の通信機器である携帯端末を採用している。即ち、携帯端末で構成した第1通信端末7は、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットPC等である。携帯端末で構成した第1通信端末7は、コンバイン2を操作する作業者に割り当てられたものである。言い換えれば、第1通信端末7は、収穫作業に携わる作業者が所持して持ち運びができるものである。なお、第1通信端末7として、携帯型の通信機器(携帯端末)を例にあげ説明するが、上述したように、コンバイン2に固定されて当該コンバイン2と一体的に移動する固定型の通信機器であってもよい。
以上によれば、農業支援システム1は、データ収集装置5を備えているため、コンバイン2によって穀物を収穫したときの穀物に関する穀物情報(水分量、タンパク質量、収穫量)を取得することができる。また、農業支援システム1は、位置検出装置45を備えているため、コンバイン2によって穀物を収穫したときのコンバイン2の位置(作業機位置)を取得もすることができる。さらに、農業支援システム1は、第1通信端末7を備えているため、穀物の収穫時に得られた穀物情報(水分量、タンパク質量、収穫量)及び作業機位置を作業者が取得することができる。
このように得られた穀物情報や作業機位置は、サーバ6等で処理され、次の年に穀物を収穫する際、或いは、収穫した穀物を運搬車に搭載して搬送する際、或いは、穀物を乾燥装置で乾燥処理を行う際、或いは、収穫作業や乾燥作業の報告をする際などあらゆる農作
業時に活用することができる。
さて、図1に示すように、農業支援システム1は、運搬車3を操作する作業者に割り当てられ且つ外部と通信が可能な通信端末8を備えている。言い換えれば、農業支援システム1は、外部と通信が可能で且つ運搬作業に携わる作業者が所持する通信端末8を備えている。
通信端末(第2通信端末という)は、例えば、比較的演算能力の高いスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレットPC等の携帯端末であって、例えば、データ通信網や携帯電話通信網などにより後述するサーバ6との無線通信を行うことができる。
この第2通信端末8には、運搬車3の位置(運搬車位置という)を検出する位置検出装置(位置取得手段)52を備えている。この位置検出装置52は、測位衛星(例えば、GPS衛星)の信号に基づいて位置(例えば、緯度、経度)を検出するもので、運搬車3を操作する作業者が第2通信端末8を持参して当該作業車3に乗車するか、又は、第2通信端末8を運搬車3に設置すれば、当該第2通信端末8の位置検出装置52で取得した位置が運搬車位置となる。また、位置検出装置52で取得した運搬車位置は、第2通信端末8の記憶部53に記憶される。運搬車位置を記憶部53に記憶する際は、運搬車位置を取得した時刻及び運搬車位置を記憶部53に格納する。
さて、図1に示すように、処理設備4は、データ通信網や携帯電話通信網に接続されていて、これら通信網を介して、サーバ6や通信端末7、8とデータの送受信が可能となっている。例えば、処理設備4において、各設備のコントローラは、ネットワーク(ローカルエリアネットワーク)等によって互いに接続されると共に、ローカルエリアネットワークは、ルータ等を介してデータ通信網や携帯電話通信網に接続可能となっている。
詳しくは、サーバ6は、上述した通信網(データ通信網や携帯電話通信網)を介して処理設備の運転時における情報(処理設備4の稼働情報)を取得する稼働情報取得手段(稼働情報取得部)67を備えている。この稼働情報取得部67は、サーバ6に格納されたプログラム等から構成されている。稼働情報取得部67は、例えば、定期的に処理設備4に稼働情報の送信を要求したり、第1通信端末7や第2通信端末8の要求に応じて処理設備4に稼働情報の送信を要求し、処理設備4から稼働情報を取得する。取得した稼働情報は、サーバ6に保存される。
処理設備4の稼働情報とは、処理設備4が有する各設備(乾燥機4A、籾摺機4B、石貫機4C、選別機4D、計量機4E)の稼働中における情報であって、例えば、処理設備4が乾燥機4Aを備えている場合には、当該稼働情報は、乾燥機4Aに張り込んだ張込量(乾燥機4Aに入れた穀物の量)、乾燥機4Aに入れた穀物の水分量(張込水分量)、乾燥機4Aに入れた穀物のタンパク量(張込タンパク量)、乾燥機4Aの乾燥を始めた乾燥開始時間、乾燥が終了する乾燥終了時間、乾燥機4Aの故障情報、乾燥機4Aでの乾燥中の穀物の水分量(乾燥水分量)、穀物温度等である。
処理設備4の稼働情報は、当該処理設備4が稼働しているときの情報であれば何でもよく、上述したものに限定されない。また、処理設備4は、稼働情報をサーバ6に送信するにあたっては、各設備を識別するための識別情報(設備識別情報という)を稼働情報と共にサーバ6に送信することが望ましい。
さて、コンバイン2で穀物を収穫後は、収穫した穀物を運搬車3に搭載された収容部材10に入れて、当該収容部材10を処理設備4へと搬送し、当該処理設備4で穀物が乾燥処理される。なお、収容部材10は、コンテナ等である。
農業支援システム1では、どの程度の水分量やタンパク量を含む穀物が、どの収容部材10に入っているかを認識することができるシステムとなっている。この農業支援システム1では、穀物の収穫時に取得した穀物情報、コンバイン2の位置である作業機位置、運搬車3の位置である運搬車位置、収容部材10を識別するための識別情報に基づいて、収容部材10の識別情報と、当該収容部材10に入れた穀物の穀物情報とをを関連付け、これにより、どの程度の水分値やタンパク量を含む穀物がどの収容部材10に入っているかを認識することができるものとなっている。
次に、収容部材10と穀物との関連付けについて詳しく説明する。
収容部材10の識別情報の設定は、第2通信端末8で行う。具体的には、図1に示すように、第2通信端末8は、収容部材10の識別情報を設定する情報設定部54を備えている。この情報設定部54は、第2通信端末8に格納されたプログラム等から構成されている。説明の便宜上、収容部材10の識別情報のことを、荷受IDという。
詳しくは、第2通信端末8を操作することによって情報設定部54を構成するプログラムを起動すると、例えば、図3(a)に示すように、情報設定部54は、第2通信端末8の表示部55に荷受IDを設定する設定画面Q1を表示する。設定画面Q1には、収容部材10の通し番号と、各通し番号に対応して各荷受IDを入力するための入力部56とが表示されている。
図3(a)に示すように、1番〜5番までの通し番号が設定画面Q1の左側に表示されていて、そのうち、1番〜3番までの通し番号に対応した各入力部56に、文字、記号、数字等が入力された後、当該設定画面Q1に表示された登録ボタンを選択されると、情報設定部54は、1番〜3番までの通し番号に対応した各入力部56入力された文字、起動、数字等を、各荷受IDとする。図3(a)の例では、1番目の収容部材(第1収容部材)10Aの荷受IDは「00KB1」、2番目の収容部材(第2収容部材)10Bの識別情報は「00KB2」、3番目の収容部材(第3収容部材)10Cの荷受IDは「00KB3」となる。このように設定された荷受IDは、運搬車位置を取得した時刻や運搬車位置に関連付けられて記憶部53に記憶される。即ち、図3(b)に示すように、情報設定部54で荷受IDを設定時における運搬車位置と、荷受IDとが関連付けられて記憶される。
なお、上述した実施形態では、情報設定部54によって第2通信端末8に通し番号及び入力部56を表示し、入力部56に手動で入力された文字、記号、数字等を荷受IDとしていたが、これに代え、情報設定部54によって第2通信端末8に収容部材10の個数を設定する設定画面Q1を表示し、この設定画面Q1に入力された個数に対応して、情報設定部54が自動的に荷受IDを生成してもよい。即ち、第2通信端末8の情報設定部54で自動的に荷受IDを作成して、自動的に作成した荷受IDと、当該荷受IDの作成時における運搬車位置とを記憶部53に記憶してもよい。
図1に示すように、サーバ6は、作業機位置と運搬車位置とに基づいて穀物情報と識別情報(荷受ID)とを対応付ける対応付け手段60を備えている。この対応付け手段60は、サーバ6に格納されたプログラム等から構成されている。
対応付け手段60は、作業機位置と運搬車位置とに基づいてコンバイン2と運搬車3とが近接しているか否かを判断する判断部60Aと、判断部60Aによってコンバイン2と運搬車3とが近接していると判断したときに穀物情報と荷受IDとを対応付ける対応付け部60Bとを備えている。
次に、判断部60A及び対応付け部60Bについて詳しく説明する。
穀物情報と荷受IDとを対応付けるにあたっては、対応付け部60(サーバ6)は、第1通信端末7に対して作業機位置及び穀物情報を要求する。例えば、対応付け部60(サーバ6)は、図4(a)に示すように、コンバイン2が穀物を収穫した時の作業機位置と、収穫時の穀物の穀物情報(水分量、タンパク量等)とを関連付けた第1テーブルを取得する。
また、対応付け部60(サーバ6)は、図4(b)に示すように、収容部材10の識別情報(荷受ID)と、当該荷受IDを設定したときの運搬車位置とを関連付けた第2テーブルを取得する。
判断部60Aは、第1テーブルの作業機位置と、第2テーブルの運搬車位置とを参照して、参照した作業機位置と参照した運搬車位置とが一致又は近接している場合(作業機位置と運搬車位置との差(距離)が予め定められた作業可能距離以内である場合)は、コンバイン2と運搬車3とが近接している、即ち、コンバイン2が運搬車3に対して当該コンバイン2で収穫した穀物を積むことができる距離に居たと判断する。
一方、判断部60Aは、参照した作業機位置と参照した運搬車位置との差(距離)が予め定められた作業可能距離よりも大きい場合は、コンバイン2と運搬車3とは近接してい
ない、即ち、コンバイン2は運搬車3に対して穀物を積むことができる距離に居ないと判断する。
なお、コンバイン2と運搬車3とが近接しているか否か(コンバイン2が運搬車3に穀物を積むことができる距離に居たか否か)を判断する作業可能距離は、コンバイン2や運搬車3の全長等によって設定することが望ましく、例えば、穀物(籾)を排出するアンローダ(オーガ)を最伸長時した状態でのコンバイン2の全長(最も長い部分の長さ)と、運搬車3の全長とを加算した長さを作業可能距離としてもよいし、アンローダ(オーガ)の最伸長時の長さを作業可能距離としてもよいし、作業可能距離の設定は上述したものに限定されない。
例えば、図4(a)に示すように、緯度及び経度が「34.560519,135.467627」である作業機位置W1と、緯度及び経度が「34.560518,135.467627」である運搬車位置W2との差は、作業可能距離内であるため、判断部60Aは、作業機位置W1及び運搬車位置W2では、コンバイン2と運搬車3とが近接していると判断する。なお、判断部60Aは、作業機位置と運搬車位置とが作業可能距離にあるときに、コンバイン2と運搬車3とが近接していると判断しているが、これに加え、作業機位置と運搬車位置とが作業可能距離に留まる時間が所定時間(数分程度)以上続いたときに、コンバイン2と運搬車3とが近接していると判断することが望ましい。言い換えれば、作業機位置と運搬車位置とが作業可能距離に留まる時間が、排出作業の準備に必要な時間(例えば、アンローダを伸縮した状態から伸長させる間での時間)以上続いたときに、コンバイン2と運搬車3とが近接していると判断することが望ましい。
次に、対応付け部60Bは、判断部60Aによってコンバイン2と運搬車3とが近接していると判断した場合、近接したコンバイン2で収穫した穀物に関する穀物情報と、当該近接した運搬車3に搭載した収容部材10に割り当てられた識別情報とを対応付ける。
上述したように、例えば、図4(a)に示すように、判定部60Aによって作業機位置W1と、運搬車位置W2とが近いとされたため、対応付け部60Bは、作業機位置W1に達する前にグレンタンク16に貯留した穀物情報(範囲V1の穀物情報)を第1テーブルから抽出する。詳しくは、作業機位置W1においてグレンタンク16に貯留した穀物を運搬車3の収容部材10に排出する排出作業を行ったと考えられるため、この作業機位置W1を基準として、当該作業機位置W1に達するまでの間にコンバイン2のグレンタンク16に貯留した穀物が運搬車位置W2に対応する収容部材10に排出されたものとし、作業機位置W1に達する前に取得した範囲V1の穀物情報を第1テーブルから抽出することとしている。なお、図4(a)に示すように、グレンタンク16に穀物を投入を開始した信号、即ち、刈り取りを開始した信号(例えば、フラグF)を、作業機位置に対応して記憶させておき、作業機位置W1からフラグFに対応する作業機位置W3までの穀物情報を第1テーブルから抽出することが望ましい。
また、対応付け部60Bは、運搬車位置W2に対応する識別情報(範囲V1の荷受ID)とを抽出する。そして、図4(b)に示すように、第1テーブルから抽出した範囲V1の穀物情報と、第2テーブルから抽出した範囲V2の荷受IDとを対応させる。例えば、対応付け部60Bは、6.7〜6.8%までのタンパク量及び24.5〜26.2%までの水分量と、荷受IDである「00KB1、「00KB2」、「00KB3」とを対応付ける。
このように、荷受IDが「00KB1」である第1収容部材10A、荷受IDが「00KB2」である第2収容部材10B、荷受IDが「00KB3」である第3収容部材10Cには、それぞれ、タンパク量が6.7〜6.8%、水分量が24.5〜26.2%の穀物が収容されていること分かる。
対応付け部60Bは、当該対応付け部60Bで対応付けした穀物情報及び荷受IDをサーバ6に記憶する。なお、穀物情報及び荷受IDをサーバ6に記憶する際は、図4(c)に示すように、穀物情報の平均値と荷受IDとを対応付けて記憶することが望ましい。
以上、農業支援システム1によれば、穀物の収穫時におけるコンバイン2の作業位置と、荷受IDの設定時における運搬車3の運搬車位置とを取得しておくだけで、どの穀物を
どの収容部材10に入れたかを把握することができる。図5に示すように、例えば、複数の圃場で穀物の収穫を行っている状況下において、圃場Aではコンバイン2Aで収穫作業を行い、圃場Bではコンバイン2Bで収穫作業を行っており、圃場A及び圃場Bで収穫した穀物を1台の運搬車3Aで回収するとする。この場合、運搬車3Aは、圃場Aの周囲にてコンバイン2Aで収穫した穀物を第4収容部材10Dに入れて回収し、次に、圃場Bの周囲にてコンバイン2Bで収穫した穀物を第5収容部材10Eに入れて回収したとしても、第4収容部材10Dに収容した穀物の穀物情報(水分量、タンパク量、収穫量等)と、第5収容部材10Eに収容した穀物の穀物情報(水分量、タンパク量、収穫量等)とをそれぞれ区別して管理することができる。
さて、第2通信端末8は、サーバ6に対して要求を行う要求手段(第1要求部61)を備えている。この第1要求部61は、第2通信端末8に格納されたプログラム等から構成されている。第1要求部61は、情報設定部54で荷受IDを設定後、当該情報設定部54で設定した荷受IDに対応する穀物情報を要求する。例えば、上述したように、情報設定部54で「00KB1」、「00KB2」及び「00KB3」の荷受IDを設定後、要求部61は、当該荷受ID及び穀物情報の要求を通信網を介してサーバ6に行う。サーバ6は、第2通信端末8から送信された荷受IDに対応する穀物情報が記憶されている場合、即ち、対応付け手段60によって穀物情報との対応付けが完了している場合、図4(c)に示すように、荷受ID及び穀物情報を第2通信端末8に送信する。
図6に示すように、荷受ID及び穀物情報を取得後、第2通信端末8は、荷受ID及び穀物情報(タンパク量、水分量)を表示する。
このように、第2通信端末8は、自己で設定した荷受IDに対応する穀物情報を得ることができるため、運搬車3に搭載した各収容部材10が収容している穀物のタンパク質の成分値(タンパク量)や水分量を把握することができる。それゆえ、収容部材10内の穀物を処理設備4にて乾燥処理を行う前、即ち、乾燥機4Aに穀物を張り込みする前に、乾燥機4Aに入れる穀物のタンパク質の成分値や水分量を把握することができる。
また、第2通信端末8の第1要求部61は、サーバ6に対して処理設備4の稼働情報を要求する。例えば、第2通信端末8に収容部材10の搬送先(例えば、設備の名称や住所等)を入力すると、第1要求部61は、入力された搬送先及び稼働情報を要求する信号をサーバ6に送信する。サーバ6は、設備識別情報と、設備の名称や住所等とを関連付けた設備データベースを有しており、第2通信端末8から送信された搬送先に基づいて設備識別情報を抽出し、この設備識別情報に対応した稼働情報を第2通信端末8に送信する。例えば、搬送先が乾燥機4Aである場合、サーバ6は、張込量、張込水分量、張込タンパク量、乾燥開始時間、乾燥終了時間、乾燥水分量、穀物温度等の稼働情報を第2通信端末8に送信する。そして、第2通信端末8は、サーバ6から送信された乾燥機4Aの稼働情報を受信すると、表示部55に稼働情報を表示する。
なお、サーバ6に代えて、第2通信端末8側に設備データベースを設けておき、稼働情報をサーバ6に要求する際は、設備データベースから設備識別情報を抽出して、抽出した設備識別情報と稼働情報の要求とをサーバ6に送信するようにしてもよい。
このように、第2通信端末8は、乾燥機4Aの稼働情報、少なくとも穀物を乾燥するのに必要な稼働情報(例えば、張込水分量、張込タンパク量)を取得することができるため、得られた乾燥機4Aの稼働情報に基づいて、運搬している穀物をどの乾燥機4Aに入れることが良いかを事前に把握することができる。
例えば、図6に示すように、第1収容部材10A〜第3収容部材10Cを搭載した運搬車3が、3台の乾燥機4Aを有する処理設備4に向けて移動している状況であるとする。運搬車を運転する作業者は、第2通信端末8の第1要求部61によって、第1〜第3乾燥機4A−3の稼働情報(張込タンパク量、処理水分量等)を取得することができ、当該図6に示すように、稼働情報、及び、荷受IDに対応した穀物情報を第2通信端末8の表示部55に表示することができる。
この場合、第1乾燥機4A−1及び第3乾燥機4A−3の張込タンパク量は、それぞれ7.3%、7.1%であって、運搬している第1収容部材10A、第2収容部材10B及
び第3収容部材10Cに入っている穀物のタンパク量(6.76%)とは異なっている。一方、第2乾燥機4A−2の張込タンパク量は、6.8%であり、運搬している収容部材10(第1収容部材10A、第2収容部材10B、第3収容部材10C)のタンパク量と非常に近い値となっている。ゆえに、第1収容部材10A、第2収容部材10B及び第3収容部材10Cを乾燥機4Aで乾燥するに際しては、これら収容部材10内の穀物のタンパク量に近い、穀物を乾燥している第2乾燥機4A−2で乾燥することが望ましいことを、作業者は、第2通信端末8に表示された荷受ID及び穀物情報を見ることによって把握することができる。
上述した実施形態では、第2通信端末8によって処理設備4の稼働情報を取得し、この稼働情報を表示することにより、収容部材10内の穀物に対する乾燥機4Aを決定していたが、サーバ6によって乾燥機4Aを決定して、第2通信端末8に通知してもよい。次に、サーバ6による収容部材10の運搬先、即ち、乾燥機4の案内について説明する。
サーバ6は、乾燥機案内手段(乾燥機案内部)66を備えている。乾燥機案内部66は、サーバ6に格納されたプログラム等から構成されている。
乾燥機案内部66は、収穫された籾(穀物)を乾燥させる乾燥機4Aを案内する手段であり、稼働情報取得部67で取得した稼働情報とデータ収集装置5で取得した穀物の特性(例えば、図4(c)に示した穀物特性)に基づいて、当該籾を装入する乾燥機4Aを案内する。
図6に示すように、運搬車3が3台の乾燥機4Aを有する処理設備4に向けて移動している状況で、運搬車3を運転する作業者が、第2通信端末8に設けられたボタン等を操作して、収容部材10A〜10Cの荷受ID(00KB1〜00KB3)をサーバ6に送信したとする。そうすると、サーバ6の稼働情報取得部67は、第2通信端末8から送信された荷受IDを受信した後に、処理設備4に対して乾燥機4Aの稼働情報を要求する。
稼働情報取得部67の要求を受けて、処理設備4は、稼働情報として、例えば、乾燥機4Aの張込タンパク量を、サーバ6(稼働情報取得部67)へ送信する。即ち、処理設備4は、乾燥機4で籾(穀物)の乾燥処理が行われている状況下で、当該穀物を張り込んだ時点での張込タンパク量を、サーバ6(稼働情報取得部67)へ送信する。
乾燥機案内部66は、稼働情報取得部67から稼働情報を受け取ると共に、サーバ6から、図4に示す荷受ID毎の穀物情報を取得する。そして、乾燥機案内部66は、乾燥機4Aの稼働情報から前記乾燥機4Aのそれぞれに装入されている張込タンパク量を抽出し、各乾燥機の張込タンパク量に近い(近似)している穀物情報を抽出する。
例えば、稼働情報から抽出された張込タンパク量が、第1乾燥機4A−1では7.3%、第2乾燥機4A−2では6.8%、第3乾燥機4A−3では7.1%である場合、乾燥機案内部66は、収容部材10A〜10Cの荷受ID(00KB1〜00KB3)に対応するタンパク量に最も近い張込タンパク量で乾燥処理を行っている第2の乾燥機を、収容部材10A〜10C内の穀物を乾燥するのに適していることを、第2通信端末8に案内する。
また、図7に示すように、各収容部材10A〜10Cの穀物情報が異なる場合は、乾燥機案内部66は、下記に示すように案内を行う。
張込タンパク量が、第1乾燥機4A−1では7.1%、第2乾燥機4A−2では7.5%、第3乾燥機4A−3では8.0%であった場合、乾燥機案内部66は、7.1%を示す第1乾燥機4A−1を、荷受IDが「00KB1」である収容部材10Aの運搬先(乾燥先)とすると共に、荷受IDが「00KB2」である収容部材10Bも運搬先(乾燥先)する。また、乾燥機案内部66は、7.5%を示す第2乾燥機4A−2を、荷受IDが「00KB3」である収容部材10Cの運搬先(乾燥先)とする。
なお、乾燥機4Aで乾燥処理中(稼働中)の穀物と、後から張り込みされる穀物とが互いに混ざらないようにすることが望ましい。例えば、穀物をタンパク量に応じてランク分けした場合(階層に分けた場合)では、ランクの異なる穀物同士を連続して張り込みしないように、乾燥機案内部66は、ランクの同じタンパク量を有する穀物が入れられた収容部材10に対して、乾燥機4Aの案内を行う。
また、乾燥機案内部66によって、収容部材10の運搬先を案内する際には、収容部材10の収量(重量)及び乾燥機4Aの「受け入れ可能な籾の重量(受入可能重量)」を考慮することが望ましい。
例えば、乾燥機案内部66は、荷受ID(00KB1)の収量(重量)として0.85(t)を取得し、荷受ID(00KB2)の収量(重量)として0.72(t)を取得し、荷受ID(00KB3)の収量(重量)として0.98(t)を、穀物情報から得たとする。また、乾燥機案内部66は、稼働情報から抽出した第1乾燥機4A−1の「受け入れ可能な籾の重量(受入可能重量)」として、2.00tを取得したとする。
このとき、乾燥機案内部66は、第1乾燥機4A−1に対応する荷受IDとして抽出した荷受ID(00KB1)の収量(0.85t)と荷受ID(00KB2)の収量(0.72t)の合計(1.57t)を求め、この合計(1.57t)と、受入可能重量である2.00tと比較する。比較の結果、収量の合計(1.57t)が受入可能重量(2.00t)よりも小さく、第1乾燥機4A−1への張り込みが可能であるので、乾燥機案内部66は、荷受ID(00KB1)と荷受ID(00KB2)に対して、第1乾燥機4A−1への張り込みを指示する表示を第2通信端末8のモニタなどの表示部55に表示させる。
また、稼働情報から抽出した第2乾燥機4A−2の「受け入れ可能な籾の重量(受入可能重量)」が0.80tであった場合、先に第2乾燥機4A−2に対応する荷受IDとして抽出した荷受ID(00KB3)の収量(0.98t)を、受入可能重量(0.80t)比較する。比較の結果、収量(0.98t)が受入可能重量(0.80t)よりも大きく、荷受ID(00KB3)の全量を第2乾燥機4A−2へ張り込むことはできない。そこで、乾燥機案内部66は、荷受ID(00KB3)に対して、乾燥機4Aへの全量の張り込みができない旨、又は第2乾燥機4A−2へ0.80tだけ受け入れ可能な旨の表示を第2通信端末8のモニタなどの表示部55に表示させる。
これによって、ほぼ同じタンパク含有率の籾、つまり、ほぼ同じ特性の籾だけを乾燥機4Aに装入するように案内することができる。
ここで、稼働情報から抽出した第1乾燥機4A−1の「受け入れ可能な籾の重量(受入可能重量)」が0.90tであった場合、荷受ID(00KB1)の収量(0.85t)と、荷受ID(00KB2)の収量(0.72t)との両方を同時に受け入れることはできない。そこで、乾燥機案内部66は、荷受ID(00KB1)、或いは、荷受ID(00KB2)のいずれかが、第1乾燥機4A−1にて受け入れることが可能な旨を、第2通信端末8のモニタなどの表示部55に表示させる。そして、受け入れることができなかった荷受IDに対しては、乾燥機案内部66は、他の乾燥機4Aの稼動情報に基づいて、運搬車3が処理設備に到着した時点で最も早く乾燥処理が終了している乾燥機4Aを割り出し、最も待ち時間が少ない乾燥機4Aを案内する。
或いは、荷受ID(00KB1)の収量(0.85t)と、荷受ID(00KB2)の収量(0.72t)との両方を同時に受け入れることはできない場合、まず、乾燥機案内部66は、荷受ID(00KB1)の収量(0.85t)と、荷受ID(00KB2)の収量(0.72t)とを比較し、第1乾燥機4A−1の受入可能重量(0.90t)に近い荷受ID(00KB1)の収量(0.85t)に対して、乾燥機4Aへの張り込みを指示する表示を第2通信端末8のモニタなどの表示部55に表示させる。荷受ID(00KB2)に対しては、上述したように、乾燥機案内部66は、運搬車3が処理設備に到着した時点で最も早く乾燥処理が終了している乾燥機4Aを割り出し、最も待ち時間が少ない乾燥機4Aを案内する。
これによって、第1乾燥機4A−1への張り込み可能な重量の残りが0.05t(0.90−0.85)となり、荷受ID(00KB2)を張り込んだ場合の残りの重量0.18t(0.90−0.72)よりも、第1乾燥機4A−1の容量を満たした状態で乾燥機4Aを運転(稼働)することができ、第1乾燥機4A−1の運転効率(稼働効率)を高く維持することができる。
以上、農業支援システム1によれば、穀物を収穫時には、コンバイン2に搭載したデータ収集装置5や位置検出装置45によって穀物情報及び作業機位置を取得することができ
、これら穀物情報及び作業機位置をサーバ6に保存することができる。また、穀物を運搬車3で運搬する際には、位置検出装置52や情報設定部54によって運搬車位置及び収容部材10の識別情報(荷受ID)を取得することができ、これら運搬車情報及び荷受IDをサーバ6に保存することができる。そして、サーバ6側で、収穫時に得られた穀物情報及び作業機位置と、穀物を積み替え時に得られた運搬車位置及び荷受IDによって、搬送車3に搭載した収容部材10と当該収容部材10の穀物情報とを関係付けることができる。そして、収容部材10を所定の処理設備4に搬送して、処理設備4の乾燥機4Aへ張り込みした後、乾燥機4Aのコントローラに穀物情報で得られたタンパク量や水分量等を入力することにより運転することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図8に示すように、処理設備4には、当該処理設備4の各設備がローカルエリアネットワーク等を介して接続されたコンピュータ(管理コンピュータ)62が設けられている。なお、第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成について説明する。
この管理コンピュータ62は、処理設備4を管理したり制御することが可能なコンピュータであって、データ通信網や携帯電話通信網を介して、サーバ6ともデータの送受信が行えるようになっている。言い換えれば、管理コンピュータ62は、少なくとも乾燥機4Aを管理したり制御するコンピュータであっって、当該乾燥機4Aの一部、或いは、処理設備4の一部として構成されている。
管理コンピュータ62は、各設備に対して稼働情報を要求手段(第2要求部63)と、サーバ6から穀物情報を取得する穀物情報取得手段(穀物情報取得部64)を備えている。第2要求部63及び穀物情報取得部64は、管理コンピュータ62に格納されたプログラム等から構成されている。
第2要求部63は、定期的に各設備のコントローラに対して稼働情報の要求を行う。例えば、第2要求部63は、少なくとも乾燥機4Aのコントローラに対して、稼働情報の要求を行って、乾燥機4Aのコントローラを介して稼働情報を取得する。管理コンピュータ62は、取得した稼働情報を定期的にサーバ6に送信する。サーバ6は、取得した稼働情報を稼働履歴として保存する。
穀物情報取得部64は、所定の設備を稼働させる際、例えば、所定の乾燥機4Aを稼働させるときに、サーバ6に対して穀物情報の要求を行う。具体的には、図9に示すように、第1収容部材10A、第2収容部材10B及び第3収容部材10Cを積載した運搬車3が処理設備4に到着した際には、穀物情報取得部64によって、これら第1収容部材10A、第2収容部材10B及び第3収容部材10Cに対応する穀物の情報(穀物情報)の要求をサーバ6に向けて行う(S1)。サーバ6は、穀物情報取得部64からの要求に応じて、当該第1収容部材10A、第2収容部材10B及び第3収容部材10Cに対応する穀物情報と、当該収容部材の荷受IDを管理コンピュータ62に送信する(S2)。これにより、管理コンピュータ62は、穀物情報として、タンパク量が6.76%であること、水分量が25.32%であることを取得することができる。
管理コンピュータ62は、処理設備4、即ち、各設備に対して設定を行う設定手段(設定部)65を備えている。この設定手段65は、管理コンピュータ62に格納されたプログラム等で構成されている。
設定部65は、穀物情報取得部64の要求によって得られた穀物情報を用いて、当該穀物情報に対応する乾燥機4Aの設定を行う。例えば、図9に示すように、第1収容部材10A、第2収容部材10B及び第3収容部材10Cの穀物情報として、タンパク量(6.76%)及び水分量(25.32%)を取得した後(S2)、当該第1収容部材10A、第2収容部材10B及び第3収容部材10Cの穀物を、第2乾燥機4A−2に張り込みする場合、管理コンピュータ62は、取得したタンパク量(6.76%)及び水分量(25.32%)を乾燥機4Aに送信して、乾燥機4Aの設定を行う(S3)。即ち、設定部65は、穀物情報に含まれるタンパク量又は水分量に基づいて、乾燥機4Aの設定を行う。このように、収穫時に得られたタンパク量や水分量に基づいて乾燥機4Aの設定を行って
いるため、当該乾燥機4側で穀物の張り込み後にタンパク量や水分量を量ることなく、乾燥処理を行うことができる。
この第2実施形態では、乾燥機4A側が、穀物情報としてタンパク量及び水分量を取得して、これらを用いて設定を行っているが、穀物情報として収穫量を用いて乾燥機4Aの設定を行ってもよい。例えば、運搬車3のコンテナ(収容部材10)に穀物が収容されていて、この穀物(コンテナ1杯分)の収穫量が予め収穫時(グレンタンク16からコンテナに穀物を排出した際)に得られ、当該コンテナに対応した収穫量がサーバ6を介して管理コンピュータ62(穀物情報取得部64)によって得られた場合、設定部65は、穀物情報に含まれる収穫量を、乾燥機4Aへの張込量として、当該乾燥機4Aの設定を行う。このように、収穫時に得られた収穫量に基づいて乾燥機4Aの設定を行っているため、当該乾燥機4側で張込量を量ることなく、乾燥処理を行うことができる。
以上、農業支援システム1によれば、図10に示すように、コンバイン2で穀物を収穫したときの穀物情報をデータ収集装置5から第1通信端末7に送信し(S10)、当該第1通信端末7が穀物情報を受信後にサーバ6に送信して(S11)、穀物情報をサーバ6で保存する(S12)。一方で、処理設備4側では、穀物情報を保存しているサーバ6に対して穀物情報の要求を行い(S13)、さらに、この要求に応じてサーバ6から処理設備4側に送信された後(S14)は、穀物情報を用いて当該処理設備4の設定(S15)を行っているため、穀物の収穫から穀物の搬送を経て穀物を乾燥するまでの一連の流れ(作業)の穀物情報を有効活用して、それぞれの処理をスムーズに行うことができる。
なお、第2実施形態では、処理設備4の設定について、乾燥機4Aの例をあげて説明したが、その他の設備、籾摺機4B、石貫機4C、選別機4D、計量機4Eに対して穀物情報を用いて設定してもよい。また、第1実施形態及び第2実施形態において、データ収集装置5で収集した穀物情報や位置検出装置45で取得した作業機位置は、第1通信端末7を介してサーバ6に送信していたが、これに代え、コンバイン2に第1通信端末7とは異なる通信機器を設けて、この通信機器を介して穀物情報や作業機位置等をサーバ6に送信してもよい。この場合であっても通信機器は、データ通信網や携帯電話通信網を介してサーバ6に接続する機能を有することが望ましい。
また、第2実施形態では、管理コンピュータ62を設けているが、この管理コンピュータ62が有する機能を、第2通信端末8や各設備のコントローラに具備させてもよい。即ち、第2通信端末8や各設備のコントローラに、上述した第2要求部63、穀物情報取得部64及び設定部65を設けてもよい。このような場合では、収容部材10が処理設備4に搬入された場合、収容部材10を運搬した作業者に割り当てられた第2通信端末8を用いて、サーバ6に穀物情報(例えば、タンパク量や水分量)の要求を行い、タンパク量や水分量を取得した場合には、当該タンパク量や水分量を第2通信端末8から乾燥機4Aに送信することにより、当該乾燥機4Aの設定を行ってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、乾燥機4A側、即ち、乾燥機4Aを管理する管理コンピュータ62が穀物情報を取得する際、当該管理コンピュータ62(乾燥機4A)がサーバ6に対して穀物情報の送信を要求していたが、これに代え、サーバ6側から定期的、又は、不定期に管理コンピュータ62(乾燥機4A)に稼働情報を送信するようにしてもよい。即ち、管理コンピュータ62の穀物情報取得部64は、定期的、又は、不定期にサーバ6から穀物情報が送信された穀物情報を管理コンピュータ62等が受信すると、当該穀物情報を取得する。取得した穀物情報は、管理コンピュータ62に記憶される。そして、設定手段(設定部)65は、乾燥機4Aで穀物を乾燥する際に、穀物情報取得部64によって取得した穀物情報、即ち、管理コンピュータ62に記憶された穀物情報を用いて、乾燥機4Aの設定を行う。
1 農業支援システム
2 農業機械(コンバイン)
3 運搬車(トラック)
4A 乾燥機
5 データ収集装置(収集手段)
6 サーバ
66 乾燥機案内手段

Claims (4)

  1. 収容部材に入っている穀物の穀物情報として穀物の水分量を取得可能な通信端末と、
    前記穀物を乾燥する乾燥機の稼動に関する稼動情報として、稼動中の乾燥機に張り込まれた穀物の水分量を受信可能なサーバと、を備え、
    前記通信端末は、前記稼動情報として前記乾燥機に張り込まれた水分量をサーバから取得すると共に、前記取得した乾燥機に張り込まれた穀物の水分量と前記収容部材に入っている穀物の水分量とを表示する表示部を有していることを特徴とする農業支援システム。
  2. 前記通信端末は、前記収容部材を搬送する搬送先を、前記乾燥機の水分量の要求と共に前記サーバに送信する要求部を有し、
    前記サーバは、前記搬送先に対応する処理設備に設置された乾燥機の水分量を、前記要求部の要求に応じて前記通信端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の農業支援システム。
  3. 前記サーバは、前記収容部材と、当該収容部材に入れられた穀物であって農業機械で収穫した穀物の水分量とを対応付ける対応付け部を有し且つ前記対応付け部によって収容部材と前記穀物の水分量とが対応付けが完了した場合に、対応付けが完了した収容部材を識別する識別情報と前記穀物の水分量とを送信し、
    前記表示部は、前記サーバから送信された識別情報及び前記穀物の水分量を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の農業支援システム。
  4. 前記サーバは、前記穀物情報である水分量と、前記収容部材の識別情報と、前記稼動情報とに基づいて、前記乾燥先を決定する乾燥機案内手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の農業支援システム。
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