JP6456344B2 - 農作物収穫機及びこの農作物収穫機に組み込まれる携帯通信端末のためのプログラム - Google Patents
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Description
図1に示すように、この農作物収穫機(以下単に収穫機と称する)1には、制御系として、収穫機1の走行を制御する走行制御ユニット53と、収穫機1の収穫作業装置を制御する作業制御ユニット54が備えられている。また、測定系として、収穫物を収納するタンクに収納されている収穫物の現状収量を算定する収量算定部51とが備えられている。
さらに、データ処理系を構成するデータ処理モジュール6も備えられている。ここでは、制御系と測定系とは車載LANで接続されており、この車載LANとデータ処理モジュール6はデータ入出力部50と60とを介してデータ交換可能に接続されているが、もちろん、制御系と測定系とデータ処理モジュール6とを同一の車載LANで接続してもよい。
なお、作業管理部62、乾燥容量決定部64、乾燥依頼部65は、説明をわかりやすくするために、独立した機能部として扱われているが、これらの機能部は、実質的にはプログラムの実行によって実現するものであり、統合化すること、またはさらに分割化することは自由である。
コンバイン1が収穫作業を始めると、作業制御ユニット54からスマートフォン(データ処理モジュール6)に作業開始イベントが送られる(#01)。作業開始イベントを受けることで、スマートフォンにおけるコンバイン作業管理に関するプログラムである、作業管理部62と乾燥容量決定部64と乾燥依頼部65が起動する。このコンバイン作業管理は所定時間間隔で行われるので、時間チェックが行われる(#02)。この時間条件が成立すれば、作業管理部62がコンバイン1のセンサ管理モジュール5に穀粒の収量と水分のデータをリクエストする(#03)。さらに、乾燥依頼部65が乾燥機センタ(コンピュータシステム)7に本日中の穀粒乾燥を依頼するために現状の乾燥機稼働情報をリクエストする(#04)。コンバイン1のセンサ管理モジュール5は、現状の収量と水分のデータをスマートフォンに返す(#05)。乾燥施設7の乾燥機稼働情報作成部72が穀粒水分別の乾燥機稼働状況を含む乾燥機稼働情報をスマートフォンに返す(#06)。
(1)上述した実施形態では、乾燥施設7は単一であるとしていたが、複数の乾燥施設7がある場合には、複数の乾燥施設7から送られてくる乾燥機稼働情報から最適な乾燥施設7を選択するような構成を採用してもよい。
(2)上述した実施形態では、データ処理モジュール6は、コンバイン1の制御系または、運転者が持参するスマートフォンなどの携帯通信端末に構築されるとしたが、データ処理モジュール6を圃場から離れた場所に設置された通信機能付きコンピュータシステムに構築されてもよい。その場合、報知部63はコンバイン1側に装備されたものを利用することになる。
(3)上述した実施形態では、食味センサ22を組み込んだ食味測定機構30の測定台30aは、水平姿勢と垂れ下がり姿勢の間の搖動するものであったが、その他の構造を採用することも可能である。例えば、図7で模式的に示されているように、測定台30aを、食味測定機構30のボックス状のケースから進退移動させる構造を採用してもよい。その際、食味測定機構30は、伸長した状態の測定台30aが、脱穀装置14から供給コンベヤ31によって搬送され穀粒タンク15の投入口15aから放出される穀粒を受け止めることができるように配置される。この構造では、所定量の穀粒が測定台30aに載った段階で、測定台30aが食味測定機構30の内部に引き込み、食味センサ22による測定が行われる。
また、食味測定機構30の配置場所は、穀粒タンク15には限られず、脱穀装置14から穀粒タンク15への穀粒搬送経路3の適当な箇所に配置することも可能である。さらに、高速測定処理が可能な食味測定機構30を採用する場合には、搬送中の穀粒、特に投入口15aから放出された飛翔中の穀粒を測定対象とすることも可能である。
(4)上述した実施形態では、収量センサ21は、穀粒タンク15の底面の中央付近に配置された単一のロードセルで構成されていたが、より正確な測定を行うために、穀粒タンク15の底面の4つのコーナ領域にそれぞれロードセルを配置する構成を採用してもよい。
(5)上述した実施形態では、農作物収穫機として米、麦、トウモロコシなどの穀粒コンバインが取り扱われたが、これに限定されるわけでなく、乾燥が必要な農作物を収穫するすべての収穫機が本発明の対象となる。
15:穀粒タンク
21:収量センサ(ロードセル)
22:食味センサ
51:収量算定部
52:水分算定部
61:通信部
62:作業管理部
63:報知部
64:乾燥容量算定部
65:乾燥依頼部
7:乾燥施設(コンピュータシステム)
71:乾燥依頼処理部
72:乾燥機稼働情報生成部
80:乾燥機制御ユニット
81,82:乾燥機
Claims (10)
- 収穫物を収納するタンクと、
作業走行を行いながら前記タンクに収容されている収穫物の穀粒量を測定する収量センサと、
前記収量センサからの測定信号に基づいて前記タンクに収納されている収穫物の現状収量を算定する収量算定部と、
乾燥施設から送られてきた乾燥機稼働状況を示す乾燥機稼働情報を受け取る通信部と、
前記現状収量と前記乾燥機稼働情報とに基づいて収穫作業の終了タイミングを判定する作業管理部と、を備えた農作物収穫機。 - 前記乾燥機稼働情報から前記乾燥施設における本機のための当日持ち込み乾燥可能な持ち込み可能乾燥容量を決定する乾燥容量決定部が備えられており、前記作業管理部は前記現状収量と前記持ち込み可能乾燥容量とに基づいて前記終了タイミングを判定する請求項1に記載の農作物収穫機。
- 前記現状収量の算定または前記持ち込み可能乾燥容量の決定あるいはその両方が、時間経過とともに繰り返し行われ、その都度前記作業管理部が前記終了タイミングを再算定する請求項2に記載の農作物収穫機。
- 前記乾燥機稼働情報には収穫物の水分別の乾燥機稼働状況が含まれており、前記タンクに収納されている収穫物の水分を算定する水分算定部が備えられ、前記持ち込み可能乾燥容量が前記水分別の乾燥機稼働状況と前記収穫物の水分とに基づいて設定される請求項2又は3に記載の農作物収穫機。
- 前記通信部が当該農作物収穫機の制御ユニットにデータ交換可能に接続される携帯通信端末に備えられている請求項1から4の何れか一項に記載の農作物収穫機。
- 前記乾燥機稼働情報から前記乾燥施設における本機のための当日持ち込み乾燥可能な持ち込み可能乾燥容量を決定する乾燥容量決定部が備えられており、
前記収量算定部と前記乾燥容量決定部と前記作業管理部との少なくとも1つが前記携帯通信端末に備えられている請求項5に記載の農作物収穫機。 - 収穫物をタンクに収容すると共に作業走行を行いながら前記タンクに収容されている収穫物の穀粒量を収量センサで測定する農作物収穫機の制御ユニットに対してデータ交換可能に接続される携帯通信端末に組み込まれる農作業管理プログラムであって、
前記収量センサからの測定信号に基づいて前記タンクに収納されている収穫物の現状収量を算定する収量算定機能と、
乾燥施設から送られた乾燥機稼働状況を示す乾燥機稼働情報を受け取る通信機能と、
前記現状収量と前記乾燥機稼働情報とに基づいて収穫作業の終了タイミングを判定する作業管理機能と、をコンピュータに実現させる農作業管理プログラム。 - 前記乾燥機稼働情報から前記乾燥施設における本機のための当日持ち込み乾燥可能な持ち込み可能乾燥容量を決定する乾燥容量決定機能がさらに含まれ、前記現状収量と前記持ち込み可能乾燥容量とに基づいて前記終了タイミングが算定される請求項7に記載の農作業管理プログラム。
- 前記終了タイミングは、前記制御ユニットを介して前記農作物収穫機に搭載されている報知デバイスを通じて報知される請求項7又は8に記載の農作業管理プログラム。
- 前記終了タイミングは、前記携帯通信端末に搭載されている報知デバイスを通じて報知される請求項7から9の何れか一項に記載の農作業管理プログラム。
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