JP6000176B2 - 穀物ネット販売システム及び農作物ネット販売システム - Google Patents

穀物ネット販売システム及び農作物ネット販売システム Download PDF

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Description

本発明は、農作物の買い手となるユーザによって操作されるユーザ端末と通信可能に接続されるとともに、農作物の状態を示す農作物状態情報が入力される農作物ネット販売システムに関する。
農作物の出荷状態を示す商品見本となる商品画像データと、農作物の播種日から出荷日までを表わす生産計画データとを表示するための表示手段と、表示された各商品に対して注文を受け付けるための受注手段とを備えた農作物の販売システムが、特許文献1から知られている。この販売システムは、生産者が、購入者の希望する量と希望する日等の各種購入条件を受注し、その受注に対応して農作物の生産を行うものであり、購入者からの受注に対応した生産計画を可能にすることを目的としている。したがって、商品画像データには出荷できる状態の農作物を撮影した画像も含まれてはいるが、この販売システムでは購入者は収穫前の農作物を注文することになるので、その農作物の画像は、過去に収穫したもの等の画像で、実際に購入する農作物のものではない。つまり、この販売システムでは、購入者は、実際に購入する農作物の収穫時の状態等を把握することはできない。
サーバが、生育中の農作物に対する撮影により得られた画像データを記憶する記憶部と、この画像データに含まれる農作物のうちの既に購入予約がなされた農作物の生育状態が不良な場合に、当該画像データに含まれる他の農作物を代替物として設定する代替物設定手段と、代替物に設定された農作物に関する代替農作物情報クライアント端末に対して送信する送信手段とを備えた農作物販売システムが、特許文献2から知られている。この農作物販売システムでは、生育中の農作物の画像データに基づいて購入予約がなされるので、その後に購入予約がなされた農作物の生育状態が不良と判定された場合に代替農作物を顧客に提示することになる。収穫前の気象条件によってその品質や収穫量が大きく変動する農作物も少なくないので、この代替農作物の提示は、この販売システムにとって大きな負担となる。
特願2005−78238号公報(図1、図4) 特願2011−197832号公報(図1、図2、図12)
上記実情に鑑み、本発明の目的は、農作物をできるだけ早い機会に注文しながらも、注文取消しの発生が少なく、農作物の買い手の満足度がより高い、農作物ネット販売システムを提供することである。
本発明による穀物ネット販売システムは、穀物の買い手となるユーザによって操作されるユーザ端末と通信可能に接続されるとともに、穀物の状態を示す穀物状態情報が入力されるシステムであり、前記穀物状態情報を圃場区画単位に管理する穀物管理部と、販売対象の穀物が生育した圃場を特定する圃場情報と前記販売対象の穀物のための前記穀物状態情報とを組み合わせて販売画面データを生成する販売画面データ生成部と、前記販売画面データに基づいて前記ユーザ端末に表示された販売画面を通じて行われた穀物購入依頼を処理する販売管理部とを備え、前記穀物状態情報は、穀物の収穫を行うコンバインによって収穫時に生成される。
この構成によれば、ユーザが閲覧する、ユーザ端末に表示される販売画面には、穀物の収穫を行うコンバインによってその収穫時に生成される穀物状態情報が販売可能な穀物のための情報として組み込まれる。したがって、ユーザは、収穫時に取得された穀物状態情報を参考にして、当該穀物の注文を行うことができるので、収穫前の気象条件による品質の変動や収量の変動というような影響を受ける可能性は少なく、満足度の高い穀物購入が可能となる。
最近は、穀物の重要な品質である食味を測定することができる食味センサが開発されている。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記コンバインに備えられた食味センサによる収穫時穀物の食味データが、前記穀物状態情報に含まれている。この構成では、収穫した穀物の食味データをコンバイン内で生成することができるので、収穫穀物の食味を穀物状態情報として迅速に販売画面に組み込むことができる。これにより、ユーザは、収穫後短時間で、その収穫穀物そのものの食味データを販売画面から把握することできる。
また、穀物の場合、外観もその品質の評価のための重要なファクタとなる。特に、収穫時の穀物の外観は、最終的な穀物の評価のために重要である。このため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記コンバインに備えられたカメラによる収穫時穀物の撮影画像データが、前記穀物状態情報に含まれている。穀物を収穫するコンバインにカメラが備えられていると、収穫時に穀物の外観を撮影することができ、好都合である。
なお、圃場(田畑を含む)が広大な場合、収穫時に撮影される枚数も多数になるので、撮影画像と収穫穀物との関係がずれてしまう可能性がある。このような問題を避けるため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記カメラにはGPS機能が備えられ、前記撮影画像データに撮影位置が含まれており、前記撮影位置と前記圃場区画の位置とを照合することで、前記圃場区画で収穫された穀物のための前記穀物状態情報と前記撮影画像データとが関係づけられる。
穀物の品質に関しては、過去に同じ場所で収穫された同種の穀物の状態も、穀物の購入において参考となる。このため、前記穀物管理部が、過去に同じ圃場区画で収穫された穀物穀物状態情報を管理することが好ましい。これにより、過去に収穫された穀物の状態を履歴表示することが可能となる。
また、本発明による農作物ネット販売システムは、農作物の買い手となるユーザによって操作されるユーザ端末と通信可能に接続されるとともに、農作物の状態を示す農作物状態情報が入力される農作物ネット販売システムであって、
前記農作物状態情報を圃場区画単位に管理する農作物管理部と、
販売可能な農作物を特定する農作物販売情報と前記販売可能な農作物のための前記農作物状態情報とを組み合わせて販売画面データを生成する販売画面データ生成部と、
前記販売画面データに基づいて前記ユーザ端末に表示された販売画面を通じて行われた農作物購入依頼を処理する販売管理部とを備え、
前記農作物状態情報は、農作物の収穫を行う収穫機によって収穫時に生成され、
前記収穫機に備えられたカメラによる収穫時農作物の撮影画像データが、前記農作物状態情報に含まれている。
また、本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記収穫機に備えられた食味センサによる収穫時農作物の食味データが、前記農作物状態情報に含まれている。
また、本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記カメラにはGPS機能が備えられ、前記撮影画像データに撮影位置が含まれており、前記撮影位置と前記圃場区画の位置とを照合することで、前記圃場区画で収穫された農作物のための前記農作物状態情報と前記撮影画像データとが関係づけられる。
また、本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記農作物管理部は、過去に同じ圃場区画で収穫された農作物の農作物状態情報を管理している。
また、本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記収穫機によって生成された農作物の収量を示す収量データが入力され、前記農作物販売情報として利用される。
本発明の農作物ネット販売システムの基本的な構成を説明する模式図である。 本発明の農作物ネット販売システムで利用される農作物収穫機の具体的な実施形態の1つであるコンバインの側面図である。 コンバインの平面図である。 収量センサと食味センサの配置を示す模式図である。 農作物ネット販売システムを構成するコンバインと農作物ネット販売センタの機能ブロック図である。 販売画面の一例を示す画面図である。 食味測定機構の別実施形態を示す模式図である。
本発明による農作物ネット販売システムの具体的な実施形態を説明する前に、図1を用いてその基本的な構成を説明する。
図1に示されているように、この農作物ネット販売システムに係る構成要素は、田畑などの圃場で農作物の収穫を行う農作物収穫機(以下単に収穫機と称する)1と、収穫された農作物をネット(通信)を利用して販売する農作物ネット販売センタ7と、農作物ネット販売センタ7にコンピュータ技術を用いてアクセスし、所望の農作物を購入するために用いられるユーザ端末8である。このような農作物ネット販売システムには、一般的にはサーバクライアントシステムの形態が採用されるが、本発明では、そのようなネットワーク構成に限定されるわけではない。
収穫機1は、収穫すべき農作物に適した収穫作業装置を備えているので、走行しながら農作物を収穫することができる。また、この収穫機1は、収穫した農作物の収量を測定する収量センサ21、収穫した農作物の食味(水分、タンパク度、糖度、など)を測定する食味センサ22、自機の位置を検出する位置センサ62、収穫時の農作物の状態を撮影することができるカメラ65を備えている。これにより、収穫物の収量と食味とを収穫物の収穫位置で関係付けた情報を生成することができる。また、カメラ65による農作物の撮影画像を収穫位置で関係付けることも可能である。このように構成された収穫機1においては、農作物の状態を示すデータ、例えば食味や収量、さらにはその外観を示す撮影画像などからなる農作物状態情報が収穫時に生成される。生成された農作物状態情報は、収穫機1に備わっているデータ回線通信部61によりネットワークを介して農作物ネット販売センタ7に送信することができる。
農作物ネット販売センタ7は、実質的にはコンピュータシステムであり、入出力サーバ7Aとアプリケーションサーバ7Bとデータベースサーバ7Cとから構成されている。入出力サーバ7Aは、インターネットなどのネットワークとつながっており、収穫機1やユーザ端末8とデータ交換可能である。データベースサーバ7Cは、入出力サーバ7Aやアプリケーションサーバ7Bとネットワークでつながっており、各種情報を抽出可能に格納している。アプリケーションサーバ7Bは、実質的にプログラムの実行によって実現する各種機能部、例えば販売画面データ生成部71、販売管理部72、農作物管理部73を備えている。農作物管理部73は、収穫機1から送られてきた農作物状態情報を圃場区画(田畑)単位に管理し、必要に応じてデータベースサーバ7Cに検索可能に格納する。販売画面データ生成部71は、農作物をネット販売するための画面を作り出す販売画面データを生成または更新する。販売画面データは、一般的にはHTMLやXMLなどのマークアップ言語で記述された文書であるが、このようなものに限定されるわけではない。販売画面データには、販売可能な農作物を特定する農作物販売情報及び上述した農作物状態情報が含まれる。農作物販売情報には、農作物の名称、農作物の産地や圃場名、農作物の販売可能な数量、価格などが含まれる。その際、収穫機1によって測定された農作物の収量をそのまま、獲れたて農作物の販売可能な数量として用いることも可能である。販売管理部72は、販売画面データに基づいてユーザ端末8に表示された販売画面を通じて行われる農作物購入依頼を処理して、その販売を管理する受発注処理機能を有する。
ユーザ端末8は、通信機能を有するコンピュータであり、通常のパソコン、タブレットコンピュータ、スマートフォンなどが含まれるが、ここでは、WEBブラウザが搭載され、そのディスプレイに農作物ネット販売センタ7から送られてくる販売画面データに基づく販売画面を表示する機能があればよい。
上述した基本構成から理解できることは、この収穫機1による農作物の収穫時にその農作物の農作物状態情報を収穫機1側で生成して、直ちに農作物ネット販売センタ7に送ることである。農作物ネット販売センタ7側では、この農作物状態情報に基づいて、この獲れたての農作物を販売提供するための販売画面を作成して、ユーザに提供することができる。
従来の一般的な収穫機1には、ネットワークを通じて農作物ネット販売センタ7との間でデータ通信できるデータ回線通信部61が備えられていない。その場合には、データ回線通信部61を、パソコン、タブレット、スマートフォンなどの携帯通信端末で代用する構成を採用することができる。その際、携帯通信端末に位置検出機能やカメラ機能が備わっている場合、位置センサ62やカメラ65もこの携帯通信端末で代用することができる。収穫機1と携帯通信端末との間のデータ交換は、収穫機1に設けられている車載LANのデータ入出力部と携帯通信端末のデータ入出力部とをUSB接続などの有線通信や、Wi−Fiなどの無線通信とで接続することで可能となる。
次に、図面を用いて、本発明による農作物ネット販売システムの具体的な実施形態の1つを説明する。ここでは農作物収穫機1は、米や麦を収穫する自脱型コンバイン(以下単にコンバインと称する)1として構成されている。図2にコンバイン1の側面図が示され、図3にコンバイン1の平面図が示されている。
コンバイン1は、角パイプ材などの複数の鋼材を連結した機体フレーム10を備えている。機体フレーム10の下部には左右一対のクローラ11を装備している。機体フレーム10における右半部の前側には、エンジンEが搭載され、その上部に運転部13が形成されている。運転部13には、運転席16、操縦レバー17、車載ディスプレイ18などが配置されている。機体フレーム10における左側の前端部には、作業走行時に機体の前方に位置する収穫対象の作物穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取り部12が備えられている。機体フレーム10の左半部には、刈取り部12によって搬送された刈取穀稈を受け取って後方に搬送しながら刈取穀稈の着粒部に脱穀処理を施し、この脱穀処理で得た穀粒に選別処理を施す脱穀装置14が搭載されている。機体フレーム10における右半部の後側には、脱穀装置14からスクリュ揚送式の供給コンベヤ31を介して揚送搬出した穀粒を貯留する板金製の穀粒タンク15が搭載されている。穀粒タンク15には、穀粒タンク15に貯留した穀粒を機外へ排出する穀粒排出装置19が装備されている。図3と図4では、模式的にしか示されていないが、穀粒タンク15の下部に穀粒の重量を検出する収量センサ21が装備され、穀粒タンク15の内部に、食味センサ22を組み込んだ食味計30が装備されている。食味センサ22からは、品質データとして穀粒の水分値とタンパク値の測定データが出力されるので、この食味センサ22は収穫物の水分測定センサとして用いることができる。
図4で模式的に示されているように、収量センサ21は、機体フレーム10に取り付けられたロードセルであり、このロードセルに穀粒タンク15が載置されている。つまり、この収量センサ21は、穀粒タンク15を含めてそこに貯留された穀粒の重さを測定することで収穫穀粒の収量を測定する。所定のサンプリング時間毎に収量センサ21によって増加量を算定することにより、所定時間当たりの収量が得られる。その際、走行速度を考慮すれば、所定距離当たりの収量を求めることも可能である。食味センサ22は、図4に模式的に示されているように、この実施形態では、穀粒タンク15の側壁に外側から装着された食味測定機構30に組み込まれている。食味測定機構30は、平行姿勢と垂れ下がり姿勢との間で開閉搖動する測定台30aを穀粒タンク内部側に備えている。測定台30aは上部開口と下部開口を有する筒状ケースで覆われている。また、測定台30aは、脱穀装置14から供給コンベヤ31によって搬送され、羽根車によって穀粒タンク15への投入口15aから放出された穀粒の一部が到達する位置に配置されている。これにより、水平姿勢の測定台30aは、投入口15aから飛翔してくる穀粒を受け止めることができる。所定量の穀粒が測定台30aに載った段階で、食味センサ22による測定が行われる。ここでは、分光分析が用いられており、穀粒水分やタンパク値の測定が可能であり、水分やタンパク、さらにはそれらの成分比から求められる食味値を測定値とすることができる。食味センサ22による測定が完了すれば、測定台30aは垂れ下がり姿勢に搖動され、これにより測定台30aの載せられていた穀粒が放出される。穀粒が放出され、次の測定サンプリング時間になれば、再び測定台30aが水平姿勢に搖動される。
この実施形態では、コンバイン1側で備えられるべき種々の機能が、運転者が持参する携帯通信端末であるスマートフォンによって構築されている。以下に、コンバイン1に直接搭載されている制御系の機能部と、このコンバイン1の制御系に組み込まれるスマートフォンとにおける機能部と、農作物ネット販売センタ7における代表的な機能部を、図5の機能ブロック図を用いて説明する。
コンバイン1側の制御系に構築されている、本発明に関係する機能部は、走行制御ユニット53と、作業制御ユニット54と、センサ管理モジュール5と、データ入出力部50である。走行制御ユニット53は、車両走行に関する種々の制御情報を取り扱うECUであり、例えば、車載LANを通じてセンサ管理モジュール5から取得した、走行速度、エンジン回転数、走行距離、燃費などのデータを取り扱う。作業制御ユニット54は、刈取り部12や脱穀装置14などの刈取り収穫装置を制御するECUであり、センサ管理モジュール5から取得した検出信号に基づいて刈取り収穫装置の操作状態や稼働状態を示すデータを生成して出力する。
センサ管理モジュール5は、本発明に特に関係する機能として、収量センサ21からの測定信号に基づいて穀粒タンク15に貯留されている穀粒の現状収量を示す収量測定データ、及び食味センサ22からの測定信号に基づいて穀粒の水分を示す食味測定データを生成して出力する。
データ入出力部50は、運転者が持参しているスマートフォン6とデータ交換するための比較的近距離での通信を行う無線通信部であり、Wi−Fiやブルートゥース(登録商標)などのプロトコルで動作する。
図1の基本構成で説明された、コンバイン1側の機能部であった、位置センサ62、カメラ65、データ回線通信部61は、スマートフォン6に備わっている同一機能で代用する。なお、位置センサ62は、ここではGPSモジュールとして構成されている。さらに、農作物状態情報を生成する農作物状態情報生成モジュール66は、スマートフォン6にインストールされたアプリとして構築されている。このため、この農作物状態情報生成モジュール66には、コンバイン側のデータ入出力部50とスマートフォン6側のデータ入出力部60とを通じて、コンバイン1のセンサ管理モジュール5から送られてきた食味測定データから食味を算定する水分算定部66a、及び収量測定データから収量を算定する収量算定部66bが構築されている。さらに、農作物状態情報生成モジュール66には、スマートフォン6のカメラ65によって撮影された収穫時点の農作物の撮影画像から、農作物ネット販売センタ7に送るための撮影画像データを生成する撮影画像データ生成部66cも構築されている。これにより、農作物状態情報生成モジュール66は、収穫された米の食味と収量と撮影画像に、GPSモジュール62から得られる位置データを関係づけた農作物状態情報を生成することができる。スマートフォン6には、本来的に、所有者ID管理部63やデータ回線通信部61やディスプレイ64が備わっている。従って、この実施形態では、所有者ID管理部63の機能を利用して、運転者の認証を行うことで、コンバイン1で生成された情報の取得やこれらの情報を農作物ネット販売センタ7に送信する際のセキュリティを確保することができる。スマートフォン6のデータ回線通信部61を利用することで、特別な通信機能をコンバイン1に用意しなくても、遠隔地の農作物ネット販売センタ7との間で確実でかつ安価なデータ交換が可能となる。また、農作物ネット販売センタ7に送信する農作物状態情報の内容を、スマートフォン6のディスプレイ64で確認することができる。
農作物ネット販売センタ7における機能部も、実質的には図1の基本構成で説明されたものと同じであるが、ここでは、アプリケーションサーバ7Bにユーザ管理部70が追加されている。このユーザ管理部70、この農作物ネット販売センタ7で農作物を購入するユーザを管理するものであり、ネット販売システムでは常識的な機能であるので、詳しい説明は省略する。データベースサーバ7Cは、販売管理データベース76、農作物データベース77、圃場データベース78に区分けされる。農作物データベース77は、農作物管理部73によって管理されており、コンバイン1側から送られてくる収穫の農作物の作期毎の農作物状態情報が、登録された圃場区画で抽出可能に格納されている。したがって、この農作物データベース77にアクセスすることで、例えば、過去に同じ圃場区画で収穫された農作物の農作物状態情報を即座に抽出して、販売画面80に組み込むことも可能である。
図6に、販売画面データ生成部71によって生成され、ユーザ端末8に表示される販売画面80の一例が示されている。この販売画面の配置構成は、通常のネット販売のホームページなどと変わりはないが、そこに組み込まれている内容に特徴がある。商品写真欄81には、その収穫時に撮影された農作物(ここでは米)の外観写真(撮影画像)が組み込まれている。また、農作物販売情報表示欄82の圃場名には、圃場における特定区画ないしは特定位置を収穫時にGPSモジュール62で取得された位置データに基づいて正確に記述することができる。また、農作物状態情報表示欄83における食味項目(ここでは水分とタンパク質)には、収穫時に算出された食味に基づいて正確に記述することができる。さらに、農作物状態情報表示欄83における販売数、つまり在庫は、収穫時に算出された収量に基づいて正確に記述することができる。しかも、上述した、撮影画像、食味、収量はすべて、この販売画面80で販売対象となっている農作物(ここでは米)の収穫時点で取得されたものであり、それらがデータ通信によって送られてくる。従って、この販売画面80は、実質的には、対象となる農作物の収穫と同時に作成することも可能である。
上述した実施形態では、取り扱われている農作物が米であったが、もちろん他の農作物、トウモロコシ、ニンジン、ジャガイモ、さらにはトマト、リンゴなどの果実もそれ専用の収穫機によって収穫されるので、本発明の適用範囲である。
上述した実施形態では、食味センサ22を組み込んだ食味測定機構30の測定台30aは、水平姿勢と垂れ下がり姿勢の間の搖動するものであったが、その他の構造を採用することも可能である。例えば、図7で模式的に示されているように、測定台30aを、食味測定機構30のボックス状のケースから進退移動させる構造を採用してもよい。その際、食味測定機構30は、伸長した状態の測定台30aが、脱穀装置14から供給コンベヤ31によって搬送され穀粒タンク15の投入口15aから放出される穀粒を受け止めることができるように配置される。この構造では、所定量の穀粒が測定台30aに載った段階で、測定台30aが食味測定機構30の内部に引き込み、食味センサ22による測定が行われる。
また、食味測定機構30の配置場所は、穀粒タンク15には限られず、脱穀装置14から穀粒タンク15への穀粒搬送経路3の適当な箇所に配置することも可能である。さらに、高速測定処理が可能な食味測定機構30を採用する場合には、搬送中の穀粒、特に投入口15aから放出された飛翔中の穀粒を測定対象とすることも可能である。
(4)上述した実施形態では、収量センサ21は、穀粒タンク15の底面の中央付近に配置された単一のロードセルで構成されていたが、より正確な測定を行うために、穀粒タンク15の底面の4つのコーナ領域にそれぞれロードセルを配置する構成を採用してもよい。
本発明は、農作物収穫機で収穫されるすべての農作物のネット販売の分野に適用することができる。
1:農作物収穫機(コンバイン)
15:穀粒タンク
21:収量センサ(ロードセル)
22:食味センサ
61:データ回線通信部
62:位置センサ(GPSモジュール)
65:カメラ
66:農作物状態情報生成モジュール
7:農作物ネット販売センタ
71:販売画面データ生成部
72:販売管理部
73:農作物管理部
80:販売画面

Claims (10)

  1. 穀物の買い手となるユーザによって操作されるユーザ端末と通信可能に接続されるとともに、穀物の状態を示す穀物状態情報が入力される穀物ネット販売システムであって、
    前記穀物状態情報を圃場区画単位に管理する穀物管理部と、
    販売対象の穀物が生育した圃場を特定する圃場情報と前記販売対象の穀物のための前記穀物状態情報とを組み合わせて販売画面データを生成する販売画面データ生成部と、
    前記販売画面データに基づいて前記ユーザ端末に表示された販売画面を通じて行われた穀物購入依頼を処理する販売管理部とを備え、
    前記穀物状態情報は、穀物の収穫を行うコンバインによって収穫時に生成される穀物ネット販売システム。
  2. 前記コンバインに備えられた食味センサによる収穫時穀物の食味データが、前記穀物状態情報に含まれている請求項1に記載の穀物ネット販売システム。
  3. 前記コンバインに備えられたカメラによる収穫時穀物の撮影画像データが、前記穀物状態情報に含まれている請求項1または2に記載の穀物ネット販売システム。
  4. 前記カメラにはGPS機能が備えられ、前記撮影画像データに撮影位置が含まれており、前記撮影位置と前記圃場区画の位置とを照合することで、前記圃場区画で収穫された穀物のための前記穀物状態情報と前記撮影画像データとが関係づけられる請求項3に記載の穀物ネット販売システム。
  5. 前記穀物管理部は、過去に同じ圃場区画で収穫された穀物穀物状態情報を管理している請求項1から4のいずれか一項に記載の穀物ネット販売システム。
  6. 農作物の買い手となるユーザによって操作されるユーザ端末と通信可能に接続されるとともに、農作物の状態を示す農作物状態情報が入力される農作物ネット販売システムであって、
    前記農作物状態情報を圃場区画単位に管理する農作物管理部と、
    販売可能な農作物を特定する農作物販売情報と前記販売可能な農作物のための前記農作物状態情報とを組み合わせて販売画面データを生成する販売画面データ生成部と、
    前記販売画面データに基づいて前記ユーザ端末に表示された販売画面を通じて行われた農作物購入依頼を処理する販売管理部とを備え、
    前記農作物状態情報は、農作物の収穫を行う収穫機によって収穫時に生成され、
    前記収穫機に備えられたカメラによる収穫時農作物の撮影画像データが、前記農作物状態情報に含まれている農作物ネット販売システム。
  7. 前記収穫機に備えられた食味センサによる収穫時農作物の食味データが、前記農作物状態情報に含まれている請求項に記載の農作物ネット販売システム。
  8. 前記カメラにはGPS機能が備えられ、前記撮影画像データに撮影位置が含まれており、前記撮影位置と前記圃場区画の位置とを照合することで、前記圃場区画で収穫された農作物のための前記農作物状態情報と前記撮影画像データとが関係づけられる請求項6または7に記載の農作物ネット販売システム。
  9. 前記農作物管理部は、過去に同じ圃場区画で収穫された農作物の農作物状態情報を管理している請求項からのいずれか一項に記載の農作物ネット販売システム。
  10. 前記収穫機によって生成された農作物の収量を示す収量データが入力され、前記農作物販売情報として利用される請求項からのいずれか一項に記載の農作物ネット販売システム。
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