JP2006285356A - 特性検出通信装置 - Google Patents

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良平 小沼
Fujio Deguchi
不二男 出口
Saburo Ito
三郎 伊藤
Shoichi Ogawa
彰一 小川
Yoshihisa Kaneda
由久 金田
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Abstract

【課題】 RFID技術を、特性の検出通信技術に利用した場合において、その通信情報の信頼性を高める。
【解決手段】 本発明の特性検出通信装置は、RFIDリーダライタが識別可能な複数のRFIDチップと、1又は複数のRFID用アンテナと、複数のRFIDチップの組合せのうち、検出対象特性のそのときの状態に応じた組合せの各RFIDチップを、いずれかのRFID用アンテナに接続させて、RFIDリーダライタとの通信を実行可能とさせる特性検出チップ選択手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は特性検出通信装置に関し、例えば、プレストレストコンクリート構造物のグラウト施工におけるグラウト材の充填状況をシース管に取り付けたセンサ部により検出して通信するシステムに適用し得るものである。
プレストレストコンクリートは、高張力に耐え得る鋼材を用いて、コンクリートに圧縮応力を与え、従来の鉄筋コンクリートと比べて著しく曲げ耐力を向上させたもので、橋梁、建築構造物、各種タンク、防災設備などに利用されている。
プレストレストコンクリートを製造する方法の一つとして、シース管と呼ばれるパイプ状の鞘管を配置した後にコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後にシース管内に通された鋼材を緊張してコンクリートに圧縮応力を導入するポストテンション方式がある。
ポストテンション方式のプレストレストコンクリートでは、鋼材とコンクリートとの一体化を図る目的、及び鋼材が腐食等により損傷することを防ぐ目的でシース管内にグラウト材が充填される。しかし、シース管内にグラウト材の未充填部があると、水や酸素、さらには海岸付近の構造物に対するケースや凍結防止剤を使用するケースでは塩化物イオンが進入し、長い期間に鋼材が腐食することがあり、プレストレストコンクリートの耐荷重性能は大きく低下する。従って、この工法においてはシース管内全体にグラウト材を行き渡らせる必要がある。
建設施工現場において、グラウト材やコンクリートの充填確認をセンサの測定結果をもとに行うという考え方がある。特許文献1には、電気抵抗の測定結果をもとに充填を確認することが開示され、特許文献2には、アルカリ性可変色材を用いて充填を確認することが開示されている。これらの確認方法は、グラウト材中のセンサ情報を有線で外部に引き出したり、専用のセンサを用いたりしているものである。
また、建設業以外におけるいわゆる液面監視や測定の応用分野において、充填確認のためにフロートが使われている場合があり、一例として、特許文献3の記載技術を挙げることができる。特許文献3の記載技術は、フロートに装着された磁石が液量に応じて上下し、その位置に応じてリードスイッチを含む回路が閉回路となったか否かによって容器内の量の確認(例えば充填されたかいなか)を行うものである。
ところで、RFID技術(RFIDタグ技術)が着目されており、特許文献3に記載の液量報知装置にも応用可能であり、報知装置としてRFIDチップを利用することも考えられる。この場合の回路構成は、例えば、図17に示すようになる。液面の上昇とともにフロートに装着された磁石が上昇し、予め定められた高さに達すると、リードスイッチ100がオンとなり、RFIDチップ101及びRFID用アンテナ102を含む回路が閉回路となる。これにより、RFIDリーダライタをRFID用アンテナ102にかざすことにより、RFIDチップ101の情報を読み出すことができる。ここで、RFIDチップ101の情報が読めないことをもって所定の高さに達してない(未充填)と判断し、RFIDチップの情報が読めることをもって所定の高さに達した(充填)と判断する。
特開2000−230915号公報 特開平6−346595号公報 特開平5−248627号公報
しかしながら、RFID用アンテナの断線、RFIDチップに接続したRFID用アンテナとRFIDリーダライタ側のアンテナとの角度、位置あるいは離間距離などにより、RFIDチップの情報が安定的に読めない場合も想定される。
そのため、RFID技術を、特性の検出通信技術に利用した場合において、その通信情報の信頼性を高めることができる特性検出通信装置が望まれている。
本発明の特性検出通信装置は、RFIDリーダライタが識別可能な複数のRFIDチップと、1又は複数のRFID用アンテナと、複数の上記RFIDチップの組合せのうち、検出対象特性のそのときの状態に応じた組合せの上記各RFIDチップを、いずれかの上記RFID用アンテナに接続させ、上記RFIDリーダライタとの通信を実行可能とさせる特性検出チップ選択手段とを有することを特徴とする。
本発明の特性検出通信装置によれば、通信したRFIDチップの組合せが、検出対象特性のそのときの状態を表しているので、その通信された情報の信頼性を高めることができる。
(O)第1〜第3の実施形態の共通技術
以下では、本発明による特性検出通信装置を、グラウト材の充填検出通信装置に適用した第1〜第3の実施形態を説明するが、まず、第1〜第3の実施形態に共通する関連技術を説明する。
図15は、シース管の固定方法の説明図である。図16は、シース管へのグラウト材の充填の様子などを示す概略断面図である。
図15において、シース管1は、鉄筋2から上方に垂設された左右の側面に格子状に配筋された鉄筋構造体(以下、側面鉄筋と呼ぶ)3L、3Rに対し、梁材4によって固定されて設けられる。このような状態において、コンクリート5が打設され、コンクリート5の硬化後に、図16に示すように、シース管1内に1又は複数本の鋼材6が挿入されて緊張され、コンクリート5に圧縮応力を導入する。その後、シース管1内にグラウト材7が充填される。シース管1には、例えば、所定間隔で、充填検出通信装置8(8A〜8C)が設けられている。
充填検出通信装置8は、その詳細構成は、第1〜第3の実施形態で異なるものであるが、グラウト材7の充填により位置変化を起こすフロートなどを有し、フロートなどの位置変化を、RFID技術を用いてコンクリート構造物の外部のRFIDリーダライタへ通信するものである。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による特性検出通信装置を、グラウト材の充填検出通信装置に適用した第1の実施形態を説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のグラウト材の充填検出通信装置8Aの構成を示す概略斜視図である。なお、図1は、あくまでも特徴の理解を容易にするため、グラウト材の充填検出通信装置8Aの構成を強調して記載しており、各構成要素の寸法関係は、実際の寸法関係と異なっている。
図1において、内部下方に1又は複数本の鋼材6を通している、水平方向に延長しているシース管1は、垂直方向上方に僅かに延びている、上端が開口している円筒状の装置受け部1Aを有する。この装置受け部1Aに対し、充填検出通信装置8Aの蓋部10が係合(例えば、嵌合、螺合など)することにより、充填検出通信装置8Aがシース管1に取り付けられている。
充填検出通信装置8Aは、構造的には、蓋部10に加え、蓋部10から垂直方向下方に設けられている円筒体部11と、円筒体部11を貫通して設けられている円環状のフロート12とを有する。円筒体部11の外周には、フロート12の下限位置を規定する下限ストッパ13と、フロート12の上限位置を規定する上限ストッパ14と、フロート12の上昇(又は上下動)をフロート12が回転しないように案内するガイド部(図示せず;突条でも溝であっても良い)とを有する。フロート12は、上記円筒体部11のガイド部と連携するガイド部(図示せず)を有し、また、フロート12の内部には永久磁石15が設けられている。なお、円筒体部11の材質は、永久磁石15の磁束を透過できるものである。
図2は、第1の実施形態の充填検出通信装置8Aの電気的構成を示すブロック図である。図2において、充填検出通信装置8Aは、電気的には、RFID用アンテナ20と、2個のRFIDチップ21−1、21−2と、特性検出チップ選択手段としての切換スイッチ22と、導体結線23、24とを有する。
RFID用アンテナ20は、例えば、上述した蓋部10の表面や蓋部10の内部に設けられたループアンテナであり、RFIDリーダライタからの質問波を捕捉し、応答波を返信するものである。RFID用アンテナ20は、2個のRFIDチップ21−1、21−2に共通なものであり、一端は、導体結線23を介して切換スイッチ22のc接点に接続され、他端は、導体結線24を介してRFIDチップ21−1及び21−2に接続されている。
2個のRFIDチップ21−1、21−2は、例えば、蓋部10の表面や蓋部10の内部、又は、円筒体部11の内部に設けられたものであり、切換スイッチ22により、共通のRFID用アンテナ20に対し、択一的に接続されるものである。ここで、各RFIDチップ21−1、21−2の格納情報は異なっている。なお、充填検出通信装置8Aが複数箇所に設けられる場合であれば、RFIDチップ21−1、21−2の格納情報における当該充填検出通信装置8Aを識別させる情報部分は同一にしておくことが好ましい。
切換スイッチ22は、例えば、リードスイッチであるものであり、円筒体部11の内部に設けられる。切換スイッチ22は、図3(A)に示すように、フロート12(従って永久磁石15)が下方に位置しており、永久磁石15の磁力が影響していないときには、共通のc接点を、第2のRFIDチップ21−2と接続されているa接点に接続させ、一方、図3(B)に示すように、フロート12(従って永久磁石15)が上限ストッパ14と接触する程度の位置で、永久磁石15の磁力の影響を受けるときには(図3は反発力の場合を示しているが、吸引力が働く場合であっても良い)、共通のc接点を、第1のRFIDチップ21−1と接続されているb接点に接続させるものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態の充填検出通信装置8Aの動作を、充填が十分な場合と、不十分な場合とに分けて説明する。
以上のような構成を有する第1の実施形態の充填検出通信装置8Aが取り付けられたシース管1に対し、グラウト材7が充填され、その充填が良好に行われ、フロート12(従って永久磁石15)が図3(B)に示すような上限ストッパ14に接する位置になっていたとする。この場合には、永久磁石15の磁力を受けて、切換スイッチ22は、第1のRFIDチップ21−1をRFID用アンテナ20に接続させる。
このような状況において、図示しないRFIDリーダライタが質問波を送信すると、RFID用アンテナ20に接続されている第1のRFIDチップ21−1だけが応答する。RFIDリーダライタを操作している作業者は、第1のRFIDチップ21−1の応答により、グラウト材7の十分な充填を認識する。
これに対して、シース管1に対するグラウト材7の充填が不十分でフロート12(従って永久磁石15)がほとんど上昇せず、図3(A)に示すような下限ストッパ13に近い位置に残っていたとする。この場合には、永久磁石15の磁力を受けないので、切換スイッチ22は、第2のRFIDチップ21−2をRFID用アンテナ20に接続させた当初からの状態を維持する。
このような状況において、図示しないRFIDリーダライタが質問波を送信すると、RFID用アンテナ20に接続されている第2のRFIDチップ21−2だけが応答する。RFIDリーダライタを操作している作業者は、第2のRFIDチップ21−2の応答により、グラウト材7の充填が不十分であることを認識する。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態の充填検出通信装置によれば、グラウト材の充填、未充填に応じて、必ず、一方のRFIDチップが応答するので、充填確認の信頼性を向上させることができる。なお、いずれのRFIDチップ共に応答しないこと、RFID用アンテナの断線など、グラウト材の充填、未充填に関係しない、通信系そのものの異常発生を意味する。従来では、通信系の異常と、グラウト材の未充填(又は充填)とを区別できず、充填確認の信頼性は低くなっていた。
また、第1の実施形態の充填検出通信装置によれば、各RFIDチップの識別情報だけが異なっていれば充填、未充填の確認を実行でき、識別情報以外のデータの格納を不要とできるので、データ入力用のインタフェースなどを備えない、汎用的なRFIDチップを用いて装置を構成でき、装置コストを低くすることができる。
なお、切換スイッチの接点位置を送信データに挿入して送信する機能を持たせた1個のRFIDチップを設計することにより、1個のRFIDチップで充填、未充填の情報を送信させることも考えられるが、そのようなRFIDチップは専用的なものとなり、コスト高となる。
さらに、第1の実施形態の充填検出通信装置によれば、充填、未充填により異なるRFIDチップが有効となるが、RFID用アンテナは同一であるので、RFIDチップとRFIDチップに結線されるRFID用アンテナとで形成される共振回路の共振周波数は変わらず、そのため、RFIDリーダライタ側の共振周波数も変更や調整を必要としない。すなわち、RFIDリーダライタ側の調整をすることなく、いずれのRFIDチップからの高い信頼性で識別情報を読み出すことができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による特性検出通信装置を、グラウト材の充填検出通信装置に適用した第2の実施形態を説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
上述した第1の実施形態では、2個のRFIDチップ21−1、21−2及び1個の切換スイッチ22を用いて、シース管1内にグラウト材7が充填されているか否か(2値の状態)を観測して通信するものであった。この第2の実施形態は、充填時のグラウト材7のレベル(高さ)を3値のいずれであるかで通知しようとしたものである。
図4は、第2の実施形態のグラウト材の充填検出通信装置8Bの構成を示す概略斜視面図であり、第1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には同一符号を付して示している。
第2の実施形態のグラウト材の充填検出通信装置8Bは、第1の実施形態の切換スイッチ22に代え、特性検出チップ選択手段としての2個のオンオフスイッチ40−1、40−2が設けられている。
第1のオンオフスイッチ40−1は、常時はオンのスイッチであり、フロート12の永久磁石15の磁力を受けてオフするものである。第1のオンオフスイッチ40−1は、共通のRFID用アンテナ20と、第1のRFIDチップ21−1との間に介在しているものである。第1のオンオフスイッチ40−1の設置高さは、例えば、フロート12が上限ストッパ14に接する程度の位置で、永久磁石15の磁力を受ける高さに選定されている。
第2のオンオフスイッチ40−2は、常時はオンのスイッチであり、フロート12の永久磁石15の磁力を受けてオフするものである。第2のオンオフスイッチ40−2は、共通のRFID用アンテナ20と、第2のRFIDチップ21−2との間に介在しているものである。第2のオンオフスイッチ40−2の設置高さは、例えば、下限ストッパ13及び上限ストッパ14間の中間にフロート12が位置する際に、永久磁石15の磁力を受ける高さに選定されている。
なお、図4では、両オンオフスイッチ40−1及び40−2が、同じ永久磁石15の磁力によってオフするものを示したが、各オンオフスイッチ40−1、40−2用に、別個の永久磁石をフロートに設けるようにしても良い。また、常時はオフのものを適用するようにしても良い。
この第2の実施形態の場合、両RFIDチップ21−1及び21−2、並びに、図示しないRFIDリーダライタは、アンチコリジョン機能に対応しているものである。すなわち、RFIDリーダライタは両RFIDチップ21−1及び21−2を同時にアクセスでき、その応答波信号を弁別して受信できるものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態の充填検出通信装置8Bの動作を、充填が十分な場合と、充填が半分程度の場合と、不十分な場合とに分けて説明する。
以上のような構成を有する第2の実施形態の充填検出通信装置8Bが取り付けられたシース管1に対し、グラウト材7が充填され、その充填が良好に行われ、フロート12(従って永久磁石15)が上限ストッパ14に接する位置になっていたとする。この場合には、永久磁石15の磁力を受けて、第1のオンオフスイッチ40−1がオフし、第1のRFIDチップ21−1がRFID用アンテナ20から非接続となる。一方、第2のオンオフスイッチ40−2には、永久磁石15の磁力が影響しないので、オンを継続し、第2のRFIDチップ21−2はRFID用アンテナ20に対する接続状態を維持する。
このような状況において、図示しないRFIDリーダライタが質問波を送信すると、RFID用アンテナ20に接続されている第2のRFIDチップ21−2だけが応答する。RFIDリーダライタを操作している作業者は、第2のRFIDチップ21−2の応答により、グラウト材7の十分な充填を認識する。
また、グラウト材7の充填が中間的な高さまで実行され、フロート12(従って永久磁石15)が下限ストッパ13及び上限ストッパ14間に中間的な位置になったとする。この場合には、永久磁石15の磁力を受けて、第2のオンオフスイッチ40−2がオフし、第2のRFIDチップ21−2がRFID用アンテナ20から非接続となる。一方、第1のオンオフスイッチ40−1には、永久磁石15の磁力が影響しないので、オンを継続し、第1のRFIDチップ21−1はRFID用アンテナ20に対する接続状態を維持する。
このような状況において、図示しないRFIDリーダライタが質問波を送信すると、RFID用アンテナ20に接続されている第1のRFIDチップ21−1だけが応答する。RFIDリーダライタを操作している作業者は、第1のRFIDチップ21−1の応答により、グラウト材7の充填が中間的であることを認識する。
さらに、シース管1に対するグラウト材7の充填が不十分でフロート12(従って永久磁石15)がほとんど上昇せず、下限ストッパ13に近い位置に残っていたとする。この場合には、永久磁石15の磁力を受けないので、第1のオンオフスイッチ40−1も第2のオンオフスイッチ40−2もオンを継続し、第1のRFIDチップ21−1も第2のRFIDチップ21−2もRFID用アンテナ20に対する接続状態を維持する。
このような状況において、図示しないRFIDリーダライタが質問波を送信すると、RFID用アンテナ20に接続されている第1のRFIDチップ21−1及び第2のRFIDチップ21−2が共に応答する。RFIDリーダライタを操作している作業者は、第1のRFIDチップ21−1及び第2のRFIDチップ21−2の応答により、グラウト材7の充填が不十分であることを認識する。
上述した第2の実施形態では、2個のRFIDチップ21−1及び21−2の少なくとも一方が応答する3値の応答の場合を示したが、図5に示すように、2個の常時はオンのオンオフスイッチ40−3、40−4を追加し、2個のRFIDチップ21−1及び21−2が共に応答しない場合も、充填レベルの通知に利用するようにしても良い。
但し、RFID用アンテナの故障などによる両RFIDチップ21−1及び21−2の非応答を考慮すると、充填レベルの高さが徐々に高くなっていくことを確認する継続監視を行う場合に利用することが好ましい。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態の充填検出通信装置によっても、第1の実施形態の充填検出通信装置とほぼ同様な効果を奏することができる。ここで、第2の実施形態では、充填されているか否かだけでなく、中間的な充填をも確認できるので、確認に対する信頼性は一段と高いものである。
(C)第3の実施形態
次に、本発明による特性検出通信装置を、グラウト材の充填検出通信装置に適用した第3の実施形態を説明する。
第3の実施形態は、第2の実施形態より充填高さ(レベル)を多値で通知し得るようにしたものである。
図6は、第3の実施形態の充填検出通信装置8Cの主要部の電気的な接続構成を示す説明図であり、第2の実施形態に係る図4との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
図6において、第3の実施形態の充填検出通信装置8Cは、RFID用アンテナ20と、3個のRFIDチップ21−1〜21−3と、特性チップ検出手段としての9個のオンオフスイッチ(リードスイッチでなる)40−1〜40−9とを有する。第1のRFIDチップ21−1は第1〜第3のオンオフスイッチ40−1〜40−3と直列回路を構成し、第2のRFIDチップ21−2は第4〜第6のオンオフスイッチ40−4〜40−6と直列回路を構成し、第3のRFIDチップ21−3は第7〜第9のオンオフスイッチ40−7〜40−9と直列回路を構成し、これら3個の直列回路が並列に、RFID用アンテナ20の両端に接続されている。
ここで、第1〜第3のRFIDチップ21−1〜21−3をそれぞれ、3ビットにおけるMSBビット、第2ビット、LSBビットに対応付けた際に、下限ストッパ13及び上限ストッパ14間(図4参照)を7段階に区分し、フロート12(従って磁石15;図4参照)が各段階の位置になったときに、下側の段階から、「111」、「110」、「101」、「110」、「011」、「010」、「001」(但し、「1」がRFIDチップからの送信、「0」がRFIDチップからの非送信に対応している)をとるように、9個のオンオフスイッチ40−1〜40−9が配置されている。
ここで、上述した「111」、「110」、「101」、「110」、「011」、「010」、「001」はグレイコードになっているが、フロート12の高さ、言い換えると、グラウト材7の充填量、というアナログ量をデジタル値に変換したものとなっている。なお、ビット数は少ないが、上述した第2の実施形態もグレイコードへのアナログ/デジタル変換機能も担っている。
段階数は異なるが、第3の実施形態の充填検出通信装置8Cも、第2の実施形態と同様に動作するので、動作説明は省略する。
第3の実施形態の充填検出通信装置によっても、第1の実施形態の充填検出通信装置とほぼ同様な効果を奏することができる。さらに、第3の実施形態では、充填されているか否かだけでなく、中間的な充填をも多段階で確認できるので、確認に対する信頼性は一段と高いものである。また、応答波を送信したRFIDチップの組合せが、充填量というアナログ信号を変換したデジタル信号になっているので、受信側での充填量に対する処理がし易いものとなっている。
(D)第4の実施形態
次に、本発明による特性検出通信装置を、流動体の充填検出通信装置に適用した第4の実施形態を説明する。
上記第1〜第3の実施形態は、シース管に対するグラウト材の充填を円筒体部の周囲を上昇(又は上下動)するフロートを利用して確認するものであったが、この第4の実施形態は、パイプに対する流動体の充填を、浮き磁石を利用して確認するものである。なお、第4の実施形態は、一般的なパイプに対する流動体の充填を確認するためのものである。
図7は、第4の実施形態の充填検出通信装置8Dの構成を示す概略平面図であり、図8は、パイプの長手方向に沿った概略縦断面図であり、第1の実施形態に係る各図との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
第4の実施形態の流動体の充填検出通信装置8Dは、パイプ1P内部に設けられた浮き磁石30と、パイプ1Pの上方の外表面に設けられた装置本体31とでなる。
浮き磁石30は、例えば、下側の方が磁石になっている磁石側の方が多い円筒部材でなる。浮き磁石30は、その比重が流動体7Rの比重より軽くなされており、流動体7Rが充填されたときにはその表面に浮くものである。なお、パイプ1Pの内部には、流動体7Rの流れを阻止することなく、浮き磁石30の、パイプ1Pの長手方向の位置を規制するストッパ板32及び33が設けられている。また、パイプ1Pの浮き磁石30が上昇時に接触するような部分の近傍は、磁束の透過を妨げない材質(例えば合成樹脂)でなっていることを要する。
装置本体31は、第1の実施形態とほぼ同様な、RFID用アンテナ20、2個のRFIDチップ21−1、21−2、切換スイッチ22及び導体結線23、24を有する。第4の実施形態の場合、切換スイッチ22の2個の切換接点(a接点、、b接点)は、図9に示すように、上下方向に配置されている。
第4の実施形態の特性チップ検出手段としての切換スイッチ22は、図9(A)に示すように、浮き磁石30が下方に位置しており、浮き磁石30の磁力が影響していないときには、共通のc接点を、第2のRFIDチップ21−2と接続されているa接点に接続させ、一方、図9(B)に示すように、浮き磁石30が上昇してパイプ1Pの上面に近接し、その浮き磁石30の磁力の影響を受けるときには(図9は反発力の場合を示しているが、吸引力が働く場合であっても良い)、共通のc接点を、第1のRFIDチップ21−1と接続されているb接点に接続させるものである。
以上のように、第4の実施形態では、第1の実施形態のフロートに代え、浮き磁石30を利用しているが、その動作は、第1の実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
第4の実施形態の充填検出通信装置によっても、第1の実施形態の充填検出通信装置と同様な効果を奏することができ、さらに、以下のような効果を期待できる。
第4の実施形態によれば、装置本体31と浮き磁石30とは別体とすることができる。そのため、パイプ1P内の浮き磁石30の位置が容易に特定されるのであれば、装置本体31の着脱が自由であり、装置本体30の設置が容易であるだけではなく、その交換や保守も容易となる。
(E)第5の実施形態
次に、本発明による特性検出通信装置を、腐食状態検出通信装置に適用した第5の実施形態を説明する。
例えば、コンクリート打設後のコンクリート鋼材中鉄筋の健全度を監視することもあり、第5の実施形態の腐食状態検出通信装置は、このような場合に適用可能である。
図10は、第5の実施形態の腐食状態検出通信装置60の電気的構成を示すブロック図である。
図10において、第5の実施形態の腐食状態検出通信装置60は、RFID用アンテナ61と、複数個(図10のものは7個;2個以上が好ましい)のRFIDチップ62−1〜62−7と、特性検出チップ検出手段としての複数本の金属線(図10のものは7本)63−1〜63−7と、導体結線64、65とを有する。第6の実施形態の腐食状態検出通信装置60は、検出対象の特性が腐食状態であり、腐食状態を検出するために、金属線63−1〜63−7を適用したことに特徴を有し、その他の点は、既述した第1〜第4の実施形態のものと同様である。
金属線63−1〜63−7は、所定位置以外の箇所をビニールなどの絶縁性材料で被覆されているものであり、金属線63−1〜63−7の被覆がなくて露出している部分が腐食により断線したときには、対応するRFIDチップ62−1〜62−7との電気的な接続が断たれる。なお、被覆は必須ではなく、断線の有無のみで健全度を監視するようにしても良い。金属線63−1〜63−7の断線は、外界からコンクリートに進入する塩分、炭酸ガスなどの劣化因子によって、鉄筋より先、あるいは、鉄筋と同時に金属線が腐食・断線することで、コンクリート構造物として成立するに必要な鉄筋の状態や劣化因子の進入度合いを知ろうとするものである。例えば、金属線63−1〜63−7の配線位置を変えることで、腐食劣化が大きい位置を特定することができる。また例えば、配線位置をほぼ同様にするが、被覆なし部分の直径などを変えることにより、腐食度合いを捉えることもできる。
従って、RFIDリーダライタが質問波を送信したときに、いずれのRFIDチップ(62−1〜62−7)が応答したかにより、金属線の腐食断線の有無(その配線位置での腐食劣化因子の影響)やその位置が確認できる。
対象としている特性が、グラウト材の充填特性か金属線の腐食かという相違はあるが、この第5の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(F)第6の実施形態
次に、本発明による特性検出通信装置を、温度検出通信装置に適用した第6の実施形態を説明する。
例えば、コンクリートの打設後の硬化確認などで温度を監視することもあり、第5の実施形態の温度検出通信装置は、このような場合に適用可能である。
図11は、第6の実施形態の温度検出通信装置50Aの電気的構成を示すブロック図である。
図11において、第6の実施形態の温度検出通信装置50Aは、RFID用アンテナ51と、2個のRFIDチップ52−1、52−2と、特性検出チップ検出手段としてのバイメタル53と、導体結線54、55とを有する。第6の実施形態の温度検出通信装置50Aは、第1の実施形態の電気的構成における切換スイッチ22がバイメタル53に置き換わったものであり、他の構成要素は、第1の実施形態のものと同様である。
バイメタル53は、2個の接点を有するものであり、所定温度より低いときに第1のRFIDチップ52−1に接続し、所定温度(上述の所定温度と異なっていても良い)以上のときに、第2のRFIDチップ52−2に接続する。なお、バイメタルに代え、所定温度を境に形状が復帰する形状記憶合金を利用するようにしても良い。
従って、RFIDリーダライタ(図示せず)が質問波を送信したときに、いずれのRFIDチップ52−1、52−2が応答したかにより、バイメタル53近傍の周囲温度の段階を確認できる。
対象としている特性が、グラウト材の充填特性か温度かという相違はあるが、この第6の実施形態によっても、第1の実施形態と同様な効果を奏することができる。
(G)第7の実施形態
次に、本発明による特性検出通信装置を、温度検出通信装置に適用した第7の実施形態を説明する。
図12は、第7の実施形態の温度検出通信装置50Bの電気的構成を示すブロック図であり、第6の実施形態に係る図11との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
図12において、第7の実施形態の温度検出通信装置50Bは、バイメタルとして2個のバイメタル53−1、53−2を有する点が、第6の実施形態と異なっている。
第1のバイメタル53−1は、周囲温度が第1の所定温度(例えば0℃)以上であるときに、第1のRFIDチップ52−1をRFID用アンテナ51に接続させ、周囲温度が第1の所定温度より小さいときに、第1のRFIDチップ52−1をRFID用アンテナ51から切り離すものである。一方、第2のバイメタル53−2は、周囲温度が第2の所定温度(例えば70℃)以上であるときに、第2のRFIDチップ52−2をRFID用アンテナ51に接続させ、周囲温度が第2の所定温度より小さいときに、第1のRFIDチップ52−1をRFID用アンテナ51から切り離すものである。
従って、周囲温度が小さい方の第1の所定温度より小さいときは、第1及び第2のバイメタル53−1及び53−2の機能により、第1及び第2のRFIDチップ52−1及び52−2が共にRFID用アンテナ51から切り離され、この状態で、RFIDリーダライタがアクセスしても、第1及び第2のRFIDチップ52−1及び52−2は共に応答せず、RFIDリーダライタを操作している作業者は、周囲温度が第1の所定温度より小さいことを認識する。
また、周囲温度が第1の所定温度以上で第2の所定温度より小さいときは、第1及び第2のバイメタル53−1及び53−2の機能により、第1のRFIDチップ52−1がRFID用アンテナ51に接続され、かつ、第2のRFIDチップ52−2がRFID用アンテナ51から切り離され、この状態で、RFIDリーダライタがアクセスすると、第1のRFIDチップ52−1だけが応答し、RFIDリーダライタを操作している作業者は、周囲温度が第1の所定温度以上で第2の所定温度より小さいことを認識する。
さらに、周囲温度が大きい方の第2の所定温度以上のときは、第1及び第2のバイメタル53−1及び53−2の機能により、第1及び第2のRFIDチップ52−1及び52−2が共にRFID用アンテナ51に接続され、この状態で、RFIDリーダライタがアクセスすると、第1及び第2のRFIDチップ52−1及び52−2は共に応答し、RFIDリーダライタを操作している作業者は、周囲温度が第2の所定温度以上であることを認識する。
第7の実施形態によれば、第6の実施形態と同様な効果を奏すると共に、温度をより多くの段階で通知することができるという効果をも奏する。
(H)第8の実施形態
次に、本発明による特性検出通信装置を、温度検出通信装置に適用した第7の実施形態を説明する。
図13は、第8の実施形態の温度検出通信装置50Cの電気的構成を示すブロック図であり、第7の実施形態に係る図12との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
図13において、第8の実施形態の温度検出通信装置50Cは、第7の実施形態の構成に加え、温度制御回路54を有する。温度制御回路54は、第2のバイメタル53−2がオンしたときに温度制御を実行するものである。このようなバイメタルのオンにより温度制御を行う温度制御回路としては、例えば、特開2002−108460号公報に記載のものを挙げることができる。
この第8の実施形態の場合、周囲温度が大きい方の第2の所定温度以上のときは、上述したように、RFIDリーダライタがアクセスすると、第1及び第2のRFIDチップ52−1及び52−2は共に応答する。このことは、周囲温度が第2の所定温度以上であることを通知しているだけでなく、温度制御が実行されていることも通知している。
図14は、第8の実施形態の温度検出通信装置50Cの変形実施形態を示すものであり、温度制御回路54を通信系の構成から切り離すと共に、第2のバイメタル53−2と同様に、第2の所定温度以上のときにオンする第3のバイメタル53−3を温度制御回路54に接続させたものである。この変形実施形態の場合には、通信系の構成による影響を受けることなく、温度制御回路54は温度制御を実行することができる。
第8の実施形態によれば、第7の実施形態と同様な効果を奏すると共に、さらに、温度制御を実行しているか否かをも通知することができる。
(I)他の実施形態
上記各実施形態の説明においても、変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
上記各実施形態では、複数のRFIDチップに対し、RFID用アンテナが共通なものを示したが、各RFIDチップ毎、又は、RFIDチップのグループ単位でRFID用アンテナを設けたものであっても良い。
また、上記各実施形態は、流動体の充填特性(上面位置特性)、腐食断線又は温度を検出対象特性としたものであったが、他の特性を検出対象特性としたものであっても良い。例えば、傾斜量、湿度、PHその他の物理量、化学量などであっても良い。
さらに、特性検出チップ選択手段として、第1〜第4の実施形態ではリードスイッチ構成の切換スイッチやオンオフスイッチを用いたものを示し、第5の実施形態では腐食断線する金属製を用いたものを示し、第6〜第8の実施形態ではバイメタルをスイッチとして用いたものを示したが、スイッチの種類はこれに限定されるものではなく、任意であり、また、初期状態でのスイッチ状態なども実施形態のものに限定されない。要は、通信を有効にする複数のRFIDチップの組合せを、検出対象特性の段階などに応じて切り替えられるものであれば、そのスイッチ種類や範囲などは任意である。
また、スイッチも、上述のバイメタルや腐食断線する金属線のように、それ自体が特性の検出機能を有するものであっても良く、それ自体は特性の検出機能を直接は持たないが検出機能を有する部材によりオンオフなどが制御されるものであっても良い。
本発明による特性検出通信装置の用途は、コンクリート建造物に関連する特性の検出通信に限定されないことは勿論である。
第1の実施形態のグラウト材の充填検出通信装置の構成を示す概略斜視図である。 第1の実施形態のグラウト材の充填検出通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の切換スイッチの動作の説明図である。 第2の実施形態のグラウト材の充填検出通信装置の構成を示す概略斜視図である。 第2の実施形態を変形したグラウト材の充填検出通信装置の構成を示す概略斜視図である。 第3の実施形態のグラウト材の充填検出通信装置の構成を示す概略斜視図である。 第4の実施形態の流動体の充填検出通信装置の構成を示す概略平面図である。 第4の実施形態の流動体の充填検出通信装置のパイプの長手方向に沿った概略縦断面図である。 第4の実施形態の切換スイッチの動作の説明図である。 第5の実施形態の腐食状態検出通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 第6の実施形態の温度検出通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 第7の実施形態の温度検出通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 第8の実施形態の温度検出通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 第8の実施形態を変形した温度検出通信装置の電気的構成を示すブロック図である。 シース管の固定方法の説明図である。 シース管へのグラウト材の充填の様子などを示す概略断面図である。 RFIDチップを利用した液量報知装置として考えられる構成を示す回路図である。
符号の説明
1…シース管、1P…パイプ、7…グラウト材、7R…流動体、8(8A〜8D)…充填検出通信装置、10…蓋部、11…円筒体部、12…フロート、13…下限ストッパ、14…上限ストッパ、15…永久磁石、20、51、61…RFID用アンテナ、21−1〜21−3、52−1、52−2、62−1〜62−7…RFIDチップ、22…切換スイッチ、30…浮き磁石、31…装置本体、40−1〜40−9…オンオフスイッチ、50A〜50C…温度検出通信装置、53、53−1〜53−3…バイメタル、60…腐食状態検出通信装置、63−1〜63−7…腐食断線する金属線。

Claims (6)

  1. RFIDリーダライタが識別可能な複数のRFIDチップと、
    1又は複数のRFID用アンテナと、
    複数の上記RFIDチップの組合せのうち、検出対象特性のそのときの状態に応じた組合せの上記各RFIDチップを、いずれかの上記RFID用アンテナに接続させ、上記RFIDリーダライタとの通信を実行可能とさせる特性検出チップ選択手段と
    を有することを特徴とする特性検出通信装置。
  2. 上記RFIDチップの組合せは、少なくとも1個のRFIDチップを要素として含むものであることを特徴とする請求項1に記載の特性検出通信装置。
  3. 上記各RFIDチップをそれぞれ、RFIDチップの総数をビット長とするデータのMSB〜LSB間のいずれかのビットに対応付けておき、
    上記特性検出チップ選択手段は、検出対象特性のそのときの状態をデジタル値に変換したデータに対応する組合せの上記各RFIDチップを、上記RFIDリーダライタとの通信を実行可能とさせる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の特性検出通信装置。
  4. 1個の上記RFID用アンテナを、全ての上記RFIDチップが利用するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の特性検出通信装置。
  5. 上記検出対象特性が、管内又は容器内の流動体の上面レベル又は充填度合であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の特性検出通信装置。
  6. 上記検出対象特性が、シース管内に対するグラウト材の上面レベル又は充填度合であることを特徴とする請求項5に記載の特性検出通信装置。

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