JP7120786B2 - 金属製材料物の非接触劣化検知方法 - Google Patents
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Description
前記対象物の面のうち、前記被覆物の外表面に近い側の第一面上の位置、又は前記第一面よりも前記被覆物の外表面側の方向に前記対象物から離れた位置に、設置された金属対応RFタグと、
前記金属対応RFタグよりも前記対象物から離れた位置に設置され、前記金属対応RFタグから送信される電波信号を受信可能なリーダ又はリーダライタと、を含み、
前記リーダ又はリーダライタによって受信された、前記金属対応RFタグからの前記電波信号の有無に基づいて、前記対象物の劣化を検知することを特徴とする。
前記被覆物の前記外表面上又は前記外表面よりも外側に前記金属対応RFタグを設置する工程(a)、
前記金属対応RFタグよりも前記対象物から離れた位置に、前記リーダ又はリーダライタを設置する工程(b)、及び
前記リーダ又はリーダライタによって、前記金属対応RFタグから送信される前記電波信号を受信する工程(c)
を有するものとすることができる。
前記対象物の面のうち、前記被覆物の外表面に近い側の第一面上の位置、又は前記第一面よりも前記被覆物の外表面側の方向に前記対象物から離れた位置には、前記金属対応RFタグが設置されており、
前記金属対応RFタグよりも前記対象物から離れた位置に、前記リーダ又はリーダライタを設置する工程(b)、及び
前記リーダ又はリーダライタによって、前記金属対応RFタグから送信される前記電波信号を受信する工程(c)
を有するものとすることができる。
前記工程(c)において読み取られた前記電波信号の強度が、所定の閾値を下回っている場合に、前記対象物が劣化していると判断する工程(d)を更に有するものとしても構わない。
前記工程(d)は、
前記リーダ又はリーダライタが、前記識別情報に対応した前記金属対応RFタグが設置された前記対象物の残存量と、前記金属対応RFタグからの前記電波信号の強度との関係を示す基準情報を読み出す工程(d-1)、及び
前記工程(c)において読み取られた前記電波信号の強度と、前記基準情報とに基づいて、前記対象物の残存量を推定する工程(d-2)を有するものとしても構わない。
鉄筋コンクリート構造物に埋め込まれることで、当該鉄筋コンクリート構造物に含まれる鉄筋の腐食を抑制する、金属製の犠牲陽極材であって、
向かい合う2面のうちの一方の面の一部に取り付けられた、金属対応RFタグを有することを別の特徴とする。
図1は、本発明に係る非接触劣化検知方法の第一実施形態の態様を模式的に示す図面である。図1において、コンクリート構造物10は、コンクリート部材11、鉄筋12、犠牲陽極材13を有する。犠牲陽極材13は、例えば亜鉛(Zn)やアルミニウム(Al)などの金属材料、又はこれらを含む合金材料からなる。犠牲陽極材13は、非金属の保護層14によって外表面が封止されており、外部からは視認できない態様である。本実施形態では、犠牲陽極材13が、劣化測定の「対象物」に相当する。
図8は、本発明に係る非接触劣化検知方法の第二実施形態の態様を模式的に示す図面である。以下、第一実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
以下、別実施形態について説明する。
対象物として、犠牲陽極材13を模擬した亜鉛板を用い、この亜鉛板の上面に金属対応RFタグ2を載置した。そして、この金属対応RFタグ2と亜鉛板との接触面積を意図的に低下させながら、リーダライタ3で受信される無線信号W2の強度を測定した。金属対応RFタグ2と亜鉛板との接触面積の低下は、犠牲陽極材13が劣化していることを模擬したものである。
対象物として、鉄からなるみがき棒鋼(直径16mm)を用いた。そして、このみがき棒鋼の面上に、上記実施例1で用いた金属対応RFタグ2を、長手方向がみがき棒鋼の軸方向に一致するような向きで設置した。そして、金属対応RFタグ2から5cm離した位置でリーダライタ3を稼働させ、リーダライタ3において受信された無線信号W2の信号強度を測定したところ、35(相対値)であった。
3 : リーダライタ
10 : コンクリート構造物
11 : コンクリート部材
12 : 鉄筋
13 : 犠牲陽極材
13a,13b : 犠牲陽極材の面
14 : 保護層
15 : 補修コンクリート
31 : 記憶部
32 : 判定処理部
33 : 表示出力部
34 : 通信部
40 : サーバ
Claims (6)
- 非金属の被覆物によって覆われることで外側から視認できない状態で設置された、金属製の対象物の非接触劣化検知方法であって、
前記対象物の面のうち、前記被覆物の外表面に近い側の第一面上の位置、又は前記第一面よりも前記被覆物の外表面側の方向に前記対象物から離れた位置に、設置された金属対応RFタグと、
前記金属対応RFタグよりも前記対象物から離れた位置に設置され、前記金属対応RFタグから送信される電波信号を受信可能なリーダ又はリーダライタと、を含み、
前記リーダ又はリーダライタによって受信された、前記金属対応RFタグからの前記電波信号の強度に基づいて、前記対象物の劣化の程度を検知することを特徴とする非接触劣化検知方法。 - 前記対象物の面のうち、前記被覆物の外表面に近い側の第一面上の位置、又は前記第一面よりも前記被覆物の外表面側の方向に前記対象物から離れた位置には、前記金属対応RFタグが設置されており、
前記金属対応RFタグよりも前記対象物から離れた位置に、前記リーダ又はリーダライタを設置する工程(b)、及び
前記リーダ又はリーダライタによって、前記金属対応RFタグから送信される前記電波信号を受信する工程(c)
を有することを特徴とする、請求項1に記載の非接触劣化検知方法。 - 前記工程(c)において読み取られた前記電波信号の強度が、所定の閾値を下回っている場合に、前記対象物が劣化していると判断する工程(d)を更に有することを特徴とする、請求項2に記載の非接触劣化検知方法。
- 前記工程(c)は、前記電波信号の強度と共に、前記金属対応RFタグに付された識別情報を読み取る工程であり、
前記工程(d)は、
前記リーダ又はリーダライタが、前記識別情報に対応した前記金属対応RFタグが設置された前記対象物の残存量と、前記金属対応RFタグからの前記電波信号の強度との関係を示す基準情報を読み出す工程(d-1)、及び
前記工程(c)において読み取られた前記電波信号の強度と、前記基準情報とに基づいて、前記対象物の残存量を推定する工程(d-2)を有することを特徴とする、請求項3に記載の非接触劣化検知方法。 - 前記対象物が、鉄筋コンクリート構造物に埋め込まれた犠牲陽極材であることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の非接触劣化検知方法。
- 前記金属対応RFタグは、前記対象物に近い側の面の一部に接着された、故障検知用金属部材を備えることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の非接触劣化検知方法。
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