JP2017111030A - モニタリングタグの設置方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリート構造物のようなモニタリング対象物を非破壊で容易に経年変化を把握することができるモニタリングタグと、移動しながら通信する場合に通信距離を大きくできるようにするモニタリングタグの設置方法を提供すること。【解決手段】モニタリングタグ10は、ICチップ22と一方向に長い送受信アンテナ30と腐食因子検知部60を有し、このモニタリングタグをコンクリート構造物120内に床面に対して立てた向きで設置することにより、構造物近傍を水平に移動しながら通信する場合に通信距離が伸び、モニタリングタグ10と良好な通信が可能になる。【選択図】図1
Description
本発明は、所定の健全状態から所定の経年変化状態へと変化するモニタリング対象物に埋め込まれるモニタリングタグのモニタリング構造物への設置方法に関する。
一般に、コンクリートや樹脂のような材料で形成した構造物は、風雨や日光等に曝され、経年変化により、構造物にひび割れが生じたり、構造物の内部の化学的性質が変化したりし、構造物に要求されていた機能が低下する場合がある。特に、コンクリートで形成した構造物が風雨や日光等に曝されると、その強度は、中性化や塩害の進行により低下する。
そこで、構造物の所有者等は、構造物の内部の経年変化の状態を把握したいと考えている。
そこで、構造物の所有者等は、構造物の内部の経年変化の状態を把握したいと考えている。
特許文献1には、コンクリートで形成した構造物の測定対象を構造物全体の広域に亘って、しかも専門家を必要とせず、簡素な方法でコンクリートの経年変化を把握する非破壊検査方法を開示している。すなわち、特許文献1に記載の非破壊検査方法は、コンクリート中に少なくとも2本の電気絶縁鉄筋を電極として配筋し、各電極にリード線により導電することでインピーダンス等の電気的特性値を測定装置により定期的に測定することにより、コンクリートの経年変化を把握する。
特許文献2には、コンクリート構造物へ腐食センサの設置方法が示されている。すなわち、コンクリート構造物中の鉄筋の腐食環境を検出するセンサであって、支柱部の軸方向の異なる位置に複数のセンサ部を、支柱部の軸を中心に配置し、支柱を鉄筋に固定することが記載されている。
特許文献2には、コンクリート構造物へ腐食センサの設置方法が示されている。すなわち、コンクリート構造物中の鉄筋の腐食環境を検出するセンサであって、支柱部の軸方向の異なる位置に複数のセンサ部を、支柱部の軸を中心に配置し、支柱を鉄筋に固定することが記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の非破壊検査方法では、検査の度に電気的にインピーダンスアナライザ等の測定器と接続する必要が生じ、測定器の移動、設置、等の手間を要し、簡易に、経年変化のモニタリングをすることができない。更には、鉄筋から構造物外部につなげるためのリード線の配線が必要になり、リード線に沿って水が浸入したり、コンクリート強度が低下したりするなどの不具合につながる可能性もある。
また、特許文献2に記載の設置方法では、アンテナの向きについては記載しておらず、回転体とするなど、アンテナの向きに関して利得の違いへの配慮は見られない。また、センサ間隔を詰めると上から見たときにセンサが占める面積が大きく、コンクリートを打設した際にセンサの下にコンクリートが回り込まない不具合が生じる可能性がある。また、上方から投入された砂利入りのコンクリートがセンサに当たり破損する危険性もある。また、上記のように配置されたセンサは体積が大きくなり、コンクリートの強度が低下するとの課題もある。
本発明の目的は、モニタリング対象物を非破壊で容易に経年変化を把握することができるモニタリングタグのモニタリング構造物内への設置方法を提供することにある。
また、特許文献2に記載の設置方法では、アンテナの向きについては記載しておらず、回転体とするなど、アンテナの向きに関して利得の違いへの配慮は見られない。また、センサ間隔を詰めると上から見たときにセンサが占める面積が大きく、コンクリートを打設した際にセンサの下にコンクリートが回り込まない不具合が生じる可能性がある。また、上方から投入された砂利入りのコンクリートがセンサに当たり破損する危険性もある。また、上記のように配置されたセンサは体積が大きくなり、コンクリートの強度が低下するとの課題もある。
本発明の目的は、モニタリング対象物を非破壊で容易に経年変化を把握することができるモニタリングタグのモニタリング構造物内への設置方法を提供することにある。
本発明者らは、モニタリング対象物が所定の健全状態から所定の経年変化状態に変化することを検知し無線によって対象物外と通信するモニタリングタグを用い、このモニタリングタグをモニタリング対象物に埋め込む場合において、アンテナの向きによって通信距離が異なることを見出し、さらに設置する際に生じる課題を解決する以下の発明をした。
(1)ICチップと、所定の経年変化状態に変化したことにより変化する検知部と、電波を用いて通信するための一方向に長くなった送受信アンテナとを備えたモニタリングタグが、前記送受信アンテナの長手方向を、モニタリング対象物の配置される地面又は床面に対して垂直であり、モニタリング対象物の側壁面に対して平行として設置される、モニタリングタグの設置方法。
(2)項(1)において、モニタリング対象物が、鉄筋を有するコンクリート構造物であり、モニタリングタグが、腐食因子によりコンクリート構造物表面から奥へと腐食が進行することを検知し、無線によって腐食の進行を通信する、モニタリングタグの設置方法。
(3)項(1)又は(2)において、モニタリングタグが、間隔をもって複数個並んだ状態でコンクリート、モルタル若しくはペーストによって埋め込まれ成形されたセメント硬化体である、モニタリングタグの設置方法。
(4)項(3)において、セメント硬化体の厚みが、10mm以下である、モニタリングタグの設置方法。
(5)項(3)又は(4)において、セメント硬化体が、モニタリングタグに直接接する部分にてコンクリート構造物の腐食因子の拡散係数より大きな拡散係数を有するコンクリート、モルタル若しくはペーストを用い、それ以外の部分では、コンクリート構造物の腐食因子の拡散係数と同程度かそれより小さいコンクリート、モルタル、若しくはペーストを用いる、モニタリングタグの設置方法。
(6)項(5)において、モニタリングタグに直接接する部分に用いたコンクリート、モルタル若しくはペーストが、セメント硬化体の表面に露出する、モニタリングタグの設置方法。
(7)項(3)〜(6)の何れかにおいて、セメント硬化体が、このセメント硬化体の設置時に上部となる部分に保護部材を有する、モニタリングタグの設置方法。
(8)項(7)において、保護部材が、耐腐食性を有する、モニタリングタグの設置方法。
(9)項(7)又は(8)において、保護部材が、直径10mm以上の鉄骨である、モニタリングタグの設置方法。
(10)項(7)〜(9)の何れかにおいて、保護部材が、モニタリング対象物内の鉄筋に固定される、モニタリングタグの設置方法。
(2)項(1)において、モニタリング対象物が、鉄筋を有するコンクリート構造物であり、モニタリングタグが、腐食因子によりコンクリート構造物表面から奥へと腐食が進行することを検知し、無線によって腐食の進行を通信する、モニタリングタグの設置方法。
(3)項(1)又は(2)において、モニタリングタグが、間隔をもって複数個並んだ状態でコンクリート、モルタル若しくはペーストによって埋め込まれ成形されたセメント硬化体である、モニタリングタグの設置方法。
(4)項(3)において、セメント硬化体の厚みが、10mm以下である、モニタリングタグの設置方法。
(5)項(3)又は(4)において、セメント硬化体が、モニタリングタグに直接接する部分にてコンクリート構造物の腐食因子の拡散係数より大きな拡散係数を有するコンクリート、モルタル若しくはペーストを用い、それ以外の部分では、コンクリート構造物の腐食因子の拡散係数と同程度かそれより小さいコンクリート、モルタル、若しくはペーストを用いる、モニタリングタグの設置方法。
(6)項(5)において、モニタリングタグに直接接する部分に用いたコンクリート、モルタル若しくはペーストが、セメント硬化体の表面に露出する、モニタリングタグの設置方法。
(7)項(3)〜(6)の何れかにおいて、セメント硬化体が、このセメント硬化体の設置時に上部となる部分に保護部材を有する、モニタリングタグの設置方法。
(8)項(7)において、保護部材が、耐腐食性を有する、モニタリングタグの設置方法。
(9)項(7)又は(8)において、保護部材が、直径10mm以上の鉄骨である、モニタリングタグの設置方法。
(10)項(7)〜(9)の何れかにおいて、保護部材が、モニタリング対象物内の鉄筋に固定される、モニタリングタグの設置方法。
本発明によれば、モニタリング対象物に埋め込まれたモニタリングタグとモニタリングタグ近くを水平に移動しながら通信を行う場合において、アンテナの利得の指向性がなくなることにより、モニタリングタグ正面だけでなく、斜めの位置からも通信できるようになり、良好な通信が可能になる。また、モニタリングタグを一旦セメント硬化体に埋めてそれを用いることにより簡易にコンクリート構造物内に設置することが出来る。
図1及から図3を参照して、本発明に係るモニタリング対象物へのモニタリングタグの設置方法を説明する。
図1にはモニタリング対象物として内部に鉄筋110を有するコンクリート構造物100を表している。コンクリート構造物100の内部には、コンクリート構造物表面140の近くに複数個のモニタリングタグ10が埋設されている。モニタリングタグ10は、図2に示すように、ICチップ22と送受信アンテナ30と検知部60を有する。送受信アンテナの形状は色々な形が報告されているが、最も一般的なものはダイポールアンテナと呼ばれるものであり、図2に示すような一方向に長細い形をしている。
図1に示すようにモニタリングタグは、アンテナの長手方向がコンクリート構造物表面140に平行且つ地面150に対して垂直になるように設置されている。モニタリングタグ10は、検知部60が鉄筋110の腐食因子を検知する前は、コンクリート構造物100の外側からリーダ200からの電波を受信すると、リーダ200に電波を発信する。ここで、反射による通信も電波を発信することに含まれる。モニタリングタグ10が、腐食因子を検知すると、リーダ200からの電波を受けても通信しないことで検知を伝えたり、検知したことをリーダ200に電波を発信し伝える。
図1にはモニタリング対象物として内部に鉄筋110を有するコンクリート構造物100を表している。コンクリート構造物100の内部には、コンクリート構造物表面140の近くに複数個のモニタリングタグ10が埋設されている。モニタリングタグ10は、図2に示すように、ICチップ22と送受信アンテナ30と検知部60を有する。送受信アンテナの形状は色々な形が報告されているが、最も一般的なものはダイポールアンテナと呼ばれるものであり、図2に示すような一方向に長細い形をしている。
図1に示すようにモニタリングタグは、アンテナの長手方向がコンクリート構造物表面140に平行且つ地面150に対して垂直になるように設置されている。モニタリングタグ10は、検知部60が鉄筋110の腐食因子を検知する前は、コンクリート構造物100の外側からリーダ200からの電波を受信すると、リーダ200に電波を発信する。ここで、反射による通信も電波を発信することに含まれる。モニタリングタグ10が、腐食因子を検知すると、リーダ200からの電波を受けても通信しないことで検知を伝えたり、検知したことをリーダ200に電波を発信し伝える。
図1では、モニタリングタグ10は1箇所にのみ設置しているが、例えば道路に面したコンクリート構造物に、モニタリングタグ10を10m間隔で設置することがある。このような場合には、リーダ200を検査車両210に載せて検査を行う。
リーダ200は、効率良くモニタリングタグと通信するため、モニタリングタグの正面に来る前に斜め方向に広がった電波によって通信できると良い。そのためには、送受信アンテナの利得の指向性を考慮する必要がある。図3にモニタリングタグ10の送受信アンテナ30として用いられるダイポールアンテナの指向性を示した。図1では、送受信アンテナ30を地面150に対して垂直になるようにして設置しているが、水平にして設置した場合、図3では水平面内指向性のような利得の指向性を持ち、正面から斜めになるほど利得が下がることを示している。利得が下がると通信距離が短くなり検査車両210で移動しながら検査することが困難になる。一方、図1に示したように送受信アンテナ30を地面150に対して垂直になるようにして設置すれば、図3の垂直面内指向性に示すように指向性がなくなり、斜めでも利得が下がらず、通信距離が長くなり検査車両210で移動しながら検査することができる。
図1では、モニタリングタグは地面に垂直な面に平行に設置されているが、トンネルの天井のような場所にも設置しても良い。この場合には天井面に平行且つ検査車両の進行方向に対して垂直になるように設置する。このように設置することにより斜め方向の指向性が無くなり通信距離が伸びる。図1では、モニタリングタグを複数個設置した状態を示している。モニタリングタグの埋め込む深さを変えることにより腐食因子の進入深さを知ることが出来る。
リーダ200は、効率良くモニタリングタグと通信するため、モニタリングタグの正面に来る前に斜め方向に広がった電波によって通信できると良い。そのためには、送受信アンテナの利得の指向性を考慮する必要がある。図3にモニタリングタグ10の送受信アンテナ30として用いられるダイポールアンテナの指向性を示した。図1では、送受信アンテナ30を地面150に対して垂直になるようにして設置しているが、水平にして設置した場合、図3では水平面内指向性のような利得の指向性を持ち、正面から斜めになるほど利得が下がることを示している。利得が下がると通信距離が短くなり検査車両210で移動しながら検査することが困難になる。一方、図1に示したように送受信アンテナ30を地面150に対して垂直になるようにして設置すれば、図3の垂直面内指向性に示すように指向性がなくなり、斜めでも利得が下がらず、通信距離が長くなり検査車両210で移動しながら検査することができる。
図1では、モニタリングタグは地面に垂直な面に平行に設置されているが、トンネルの天井のような場所にも設置しても良い。この場合には天井面に平行且つ検査車両の進行方向に対して垂直になるように設置する。このように設置することにより斜め方向の指向性が無くなり通信距離が伸びる。図1では、モニタリングタグを複数個設置した状態を示している。モニタリングタグの埋め込む深さを変えることにより腐食因子の進入深さを知ることが出来る。
モニタリングタグは、図2に示した形の他、図4に示すようなRFIDパッケージと送受信アンテナを組合せた形でもよく、また、アンテナが一方向に長い形であれば別の形でも良い。図4に示したモニタリングタグ10は、RFID(Radio Frequency IDentification)パッケージ20と、送受信アンテナ30と、接続回路40と、送受信停止手段50とを備え、基材28によって一体化されている。
RFIDパッケージ20は、電池を内蔵しないパッシブタイプのタグである。RFIDパッケージ20は、ICチップ22と、内蔵ICアンテナ24と、内蔵回路26とを有する。ICチップ22と、内蔵ICアンテナ24と、内蔵回路26とは、樹脂によって一体化されている。ICチップ22は、例えば、0.4mmから1mm角程度の小さな半導体チップであり、特定のID等を格納する媒体として機能するように、ICチップ22にはメモリ(図示せず)が搭載されている。
内蔵ICアンテナ24は、ICチップ22の周りを螺旋状に巻くように形成されている。
内蔵回路26は、ICチップ22と内蔵ICアンテナ24とを電気的に接続する回路である。
図4に示すように、送受信アンテナ30は、モニタリングタグ10がコンクリート構造物100(図1参照)に埋め込まれた状態において、コンクリート構造物100の外側にあるリーダ200からの電波を受信し、内蔵ICアンテナ24を介してICチップと通信し、また、内蔵ICアンテナ24を介して電波をコンクリート構造物100の外側にあるリーダ200に届くように発信又は反射するアンテナである。
RFIDパッケージ20は、電池を内蔵しないパッシブタイプのタグである。RFIDパッケージ20は、ICチップ22と、内蔵ICアンテナ24と、内蔵回路26とを有する。ICチップ22と、内蔵ICアンテナ24と、内蔵回路26とは、樹脂によって一体化されている。ICチップ22は、例えば、0.4mmから1mm角程度の小さな半導体チップであり、特定のID等を格納する媒体として機能するように、ICチップ22にはメモリ(図示せず)が搭載されている。
内蔵ICアンテナ24は、ICチップ22の周りを螺旋状に巻くように形成されている。
内蔵回路26は、ICチップ22と内蔵ICアンテナ24とを電気的に接続する回路である。
図4に示すように、送受信アンテナ30は、モニタリングタグ10がコンクリート構造物100(図1参照)に埋め込まれた状態において、コンクリート構造物100の外側にあるリーダ200からの電波を受信し、内蔵ICアンテナ24を介してICチップと通信し、また、内蔵ICアンテナ24を介して電波をコンクリート構造物100の外側にあるリーダ200に届くように発信又は反射するアンテナである。
図4に示すように、接続回路40は、内蔵ICアンテナ24と送受信アンテナ30とを電気的に接続する回路である。ここで言う電気的に接続するというのは、金属の線がつながるだけでなく、電波による近接通信やそれぞれがアンテナとして機能するという機能としてのつながりを含む。接続回路40は、後述する送受信停止手段50の作用によって、内蔵ICアンテナ24と送受信アンテナ30との電気的な接続を切断されたり、他の回路に短絡されたりする。つまり接続回路40が検知部60として機能する。
送受信停止手段50は、モニタリング対象物が所定の経年変化状態に変化した際に、送受信アンテナ30の送受信機能を停止させる機能を有する。
具体的には、送受信停止手段50は、モニタリング対象物が所定の健全状態から所定の経年変化状態になった際に、内蔵回路26及び接続回路40の少なくとも一方の回路を切断し又は他の回路に短絡させるように、内蔵回路26及び接続回路40の少なくとも一方の回路に設けられる。送受信停止手段50は、モニタリング対象物が所定の健全状態から所定の経年変化状態になった際に刺激応答する、刺激応答性部を有する。
具体的には、送受信停止手段50は、モニタリング対象物が所定の健全状態から所定の経年変化状態になった際に、内蔵回路26及び接続回路40の少なくとも一方の回路を切断し又は他の回路に短絡させるように、内蔵回路26及び接続回路40の少なくとも一方の回路に設けられる。送受信停止手段50は、モニタリング対象物が所定の健全状態から所定の経年変化状態になった際に刺激応答する、刺激応答性部を有する。
刺激応答性部は、刺激応答性材料であり、公知の刺激応答性樹脂材料又は刺激応答性無機材料であることが好ましい。
刺激応答性樹脂材料としては、熱応答性樹脂材料、pH応答性樹脂材料、応力応答性樹脂材料、光応答性樹脂材料、特定の物質に応答する樹脂材料、またこれら複数を組み合わせた樹脂材料等を例示することができる。また、刺激応答性無機材料としては、熱応答性無機材料、pH応答性無機材料、応力応答性無機材料、光応答性無機材料、特定の物質に応答する無機材料、またこれら複数を組み合わせた無機材料等を例示することができる。
刺激応答性樹脂材料としては、熱応答性樹脂材料、pH応答性樹脂材料、応力応答性樹脂材料、光応答性樹脂材料、特定の物質に応答する樹脂材料、またこれら複数を組み合わせた樹脂材料等を例示することができる。また、刺激応答性無機材料としては、熱応答性無機材料、pH応答性無機材料、応力応答性無機材料、光応答性無機材料、特定の物質に応答する無機材料、またこれら複数を組み合わせた無機材料等を例示することができる。
図1に示すようにモニタリングタグ10をコンクリート構造物100の中の正確な位置に所定の間隔で埋めるには、コンクリートを型枠内に流し込む途中でモニタリングタグ10をコンクリート内に差し込むことが考えられるが、コンクリートには砂利が含まれており非常に難しい。
そこで図5に示すように、モニタリングタグ10を埋め込んだコンクリート、モルタル、若しくはペーストからなるセメント硬化体160を作製し、これを鉄筋等に固定しコンクリートを流すことを考えた。このとき、セメント硬化体160の厚さtが大きくなるとセメント硬化体160の下にコンクリートが回りこまなくなる。鉄筋の太さは一般的に10mm以上であり、セメント硬化体160の厚さtは、10mm以下であることが好ましく、本実施例では9mmとした。
そこで図5に示すように、モニタリングタグ10を埋め込んだコンクリート、モルタル、若しくはペーストからなるセメント硬化体160を作製し、これを鉄筋等に固定しコンクリートを流すことを考えた。このとき、セメント硬化体160の厚さtが大きくなるとセメント硬化体160の下にコンクリートが回りこまなくなる。鉄筋の太さは一般的に10mm以上であり、セメント硬化体160の厚さtは、10mm以下であることが好ましく、本実施例では9mmとした。
上記は新設のコンクリート構造物にモニタリングタグを設置する場合について述べたが、既設のコンクリート構造物に対しても、モニタリングタグを埋め込んだセメント硬化体160を用いることで設置が容易になる。
具体的には、既設のコンクリート構造物100(図1参照)から円柱形状のコアを抜く。これにより、風雨や塩害がコンクリート構造物表面140から複数の鉄筋110へ進行する経年変化進行方向に向けた凹部が形成される。
次に、複数のモニタリングタグ10を所定の間隔になるように、埋め込んだセメント硬化体を凹部に配置する。
そして、凹部にコンクリート、モルタル、若しくはペーストを充填する。この充填物はコンクリート構造物100のコンクリートと同じ腐食因子の拡散係数であることが好ましい。拡散係数が大きすぎるとコンクリート構造物より早く腐食因子がモニタリングタグに到達し、コンクリート構造物の鉄筋の腐食が始まる時期を予測できなくなる。また、逆に拡散係数が小さすぎると腐食因子の検知が遅れ、コンクリート構造物の鉄筋の腐食が始まる時期を予測できなくなる。
具体的には、既設のコンクリート構造物100(図1参照)から円柱形状のコアを抜く。これにより、風雨や塩害がコンクリート構造物表面140から複数の鉄筋110へ進行する経年変化進行方向に向けた凹部が形成される。
次に、複数のモニタリングタグ10を所定の間隔になるように、埋め込んだセメント硬化体を凹部に配置する。
そして、凹部にコンクリート、モルタル、若しくはペーストを充填する。この充填物はコンクリート構造物100のコンクリートと同じ腐食因子の拡散係数であることが好ましい。拡散係数が大きすぎるとコンクリート構造物より早く腐食因子がモニタリングタグに到達し、コンクリート構造物の鉄筋の腐食が始まる時期を予測できなくなる。また、逆に拡散係数が小さすぎると腐食因子の検知が遅れ、コンクリート構造物の鉄筋の腐食が始まる時期を予測できなくなる。
セメント硬化体160を鉄筋等に固定し、コンクリートを上から流し込む際には砂利等の硬いものがセメント硬化体にぶつかることになり破損する可能性がある。そのため、図6に示すように、少なくともセメント硬化体160の送受信アンテナ30の長手方向と垂直な面の少なくとも片面(設置時において上側となる面)に、鉄を主成分とする保護部材170を有する構造とすることが好ましい。保護部材170は、セメント硬化体160を保護できるものであれば、特に限定されるものではないが、鉄製のものを好ましく用いることができ、コンクリート構造物100に用いられている鉄筋でも良い。鉄骨としては、直径が10mm以上のものを用いることにより、セメント部分を確実に保護することが出来る。鉄を主成分とする保護部材170の場合は、腐食防止の表面処理や防錆塗料が塗られたものが好ましい。
図7には保護部材170の一部を伸ばしたセメント硬化体160を示している。図8に示すように、セメント硬化体160を新設のコンクリート構造物内に設置するには、セメント硬化体160の有無に関わらず配筋される鉄筋110に固定するのがコストが抑えられ好ましい。その際にはまた、安定した固定状態にするため図7に示すように送受信アンテナ30の長手方向と垂直な2面に保護部材170を設けた。また、保護部材170を長めにしておくことで、必要に応じて保護部材170を切って設置することで所定の位置にモニタリングタグを設置することが出来る。
腐食因子が何処まで進行しているかを検知するには、セメント硬化体の腐食因子の拡散係数とコンクリート構造物の腐食因子の拡散係数が同じであることが好ましい。しかし、コンクリート構造物ごとに用いるコンクリートが異なり腐食因子の拡散係数が変わり、また、環境によってもコンクリート構造物内部の水分量が変わるなどコンクリート構造物の腐食因子の拡散係数とセメント硬化体の腐食因子の拡散係数を同じにすることは難しい。
そこで図9に示すように、セメント硬化体160のモニタリングタグ近傍は腐食因子の拡散係数が大きいセメント硬化物A180を用い、それ以外の部分には腐食因子の拡散係数が小さいセメント硬化物B190を用いた。ここで、セメント硬化物A180はセメント硬化体の表面に露出させている。このようにすることで、コンクリート構造物内に入った腐食因子は、モニタリングタグの埋め込まれた深さに達すると腐食因子の拡散係数が大きいセメント硬化物A180を通ってモニタリングタグに達し、腐食を検知することが出来る。そのため、セメント硬化体の腐食因子の拡散係数と無関係にコンクリート構造物内の腐食因子の進行深さを検知することが出来る。
そこで図9に示すように、セメント硬化体160のモニタリングタグ近傍は腐食因子の拡散係数が大きいセメント硬化物A180を用い、それ以外の部分には腐食因子の拡散係数が小さいセメント硬化物B190を用いた。ここで、セメント硬化物A180はセメント硬化体の表面に露出させている。このようにすることで、コンクリート構造物内に入った腐食因子は、モニタリングタグの埋め込まれた深さに達すると腐食因子の拡散係数が大きいセメント硬化物A180を通ってモニタリングタグに達し、腐食を検知することが出来る。そのため、セメント硬化体の腐食因子の拡散係数と無関係にコンクリート構造物内の腐食因子の進行深さを検知することが出来る。
コンクリート構造物120内にモニタリングタグが複数個設置されている場合、コンクリート構造物表面140から見て送受信アンテナ30が重なっていると、奥に設置したモニタリングタグと通信しづらくなる。そこで図10に示すように、斜めに並べるとコンクリート構造物表面140から見て送受信アンテナ30が重ならず良好な通信が可能になる。しかし、斜めにしたことでモニタリングタグ間の距離dと、表面から見たモニタリングタグ間の距離の差に違いが生じ分かりにくくなったり、誤りが生じる可能性がある。
そこで、表面からの距離が5mmの整数倍の所定の値になるようにモニタリングを設置するには、モニタリングタグの所定の間隔が5mmを斜めにした角度(θ)の余弦で割ったものの整数倍になれば良い。よって、モニタリングタグの所定の間隔が5mmを斜めにした角度(θ)の余弦で割ったものの整数倍になるようにセメント硬化体を作製し、一番コンクリート構造物表面140側に近いモニタリングタグが、コンクリート構造物表面140からの距離が5mmの整数倍になるようにセメント硬化体の保護部材の長さを調整して鉄筋に固定し、コンクリートを流し込めばよい。斜め角度θは送受信アンテナ30形状や幅、モニタリングタグ間の距離によって最適化を図る。アンテナ形状が直線状で幅が2mm、コンクリート表面140からの距離のピッチpが20mmの場合、θは6°以上あれば送受信アンテナの重なりを防ぐことが出来るため、余裕を見て10°で設置した。
そこで、表面からの距離が5mmの整数倍の所定の値になるようにモニタリングを設置するには、モニタリングタグの所定の間隔が5mmを斜めにした角度(θ)の余弦で割ったものの整数倍になれば良い。よって、モニタリングタグの所定の間隔が5mmを斜めにした角度(θ)の余弦で割ったものの整数倍になるようにセメント硬化体を作製し、一番コンクリート構造物表面140側に近いモニタリングタグが、コンクリート構造物表面140からの距離が5mmの整数倍になるようにセメント硬化体の保護部材の長さを調整して鉄筋に固定し、コンクリートを流し込めばよい。斜め角度θは送受信アンテナ30形状や幅、モニタリングタグ間の距離によって最適化を図る。アンテナ形状が直線状で幅が2mm、コンクリート表面140からの距離のピッチpが20mmの場合、θは6°以上あれば送受信アンテナの重なりを防ぐことが出来るため、余裕を見て10°で設置した。
10 モニタリングタグ
20 RFIDパッケージ
22 ICチップ
24 内蔵ICアンテナ
26 内蔵回路
28 基材
30 送受信アンテナ
40 接続回路
50 送受信停止手段
60 検知部
100 コンクリート構造物
110 鉄筋
140 コンクリート構造物表面
150 地面(床面)
160 セメント硬化体
170 保護部材
180 セメント硬化物A
190 セメント硬化物B
200 リーダ
210 検査車両
20 RFIDパッケージ
22 ICチップ
24 内蔵ICアンテナ
26 内蔵回路
28 基材
30 送受信アンテナ
40 接続回路
50 送受信停止手段
60 検知部
100 コンクリート構造物
110 鉄筋
140 コンクリート構造物表面
150 地面(床面)
160 セメント硬化体
170 保護部材
180 セメント硬化物A
190 セメント硬化物B
200 リーダ
210 検査車両
Claims (10)
- ICチップと、所定の経年変化状態に変化したことにより変化する検知部と、電波を用いて通信するための一方向に長くなった送受信アンテナとを備えたモニタリングタグが、前記送受信アンテナの長手方向を、モニタリング対象物の配置される地面又は床面に対して垂直であり、モニタリング対象物の側壁面に対して平行として設置される、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項1において、モニタリング対象物が、鉄筋を有するコンクリート構造物であり、モニタリングタグが、腐食因子によりコンクリート構造物表面から奥へと腐食が進行することを検知し、無線によって腐食の進行を通信する、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項1又は2において、モニタリングタグが、間隔をもって複数個並んだ状態でコンクリート、モルタル若しくはペーストによって埋め込まれ成形されたセメント硬化体である、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項3において、セメント硬化体の厚みが、10mm以下である、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項3又は4において、セメント硬化体が、モニタリングタグに直接接する部分にてコンクリート構造物の腐食因子の拡散係数より大きな拡散係数を有するコンクリート、モルタル若しくはペーストを用い、それ以外の部分では、コンクリート構造物の腐食因子の拡散係数と同程度かそれより小さいコンクリート、モルタル、若しくはペーストを用いる、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項5において、モニタリングタグに直接接する部分に用いたコンクリート、モルタル若しくはペーストが、セメント硬化体の表面に露出する、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項3〜6の何れかにおいて、セメント硬化体が、このセメント硬化体の設置時に上部となる部分に保護部材を有する、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項7において、保護部材が、耐腐食性を有する、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項7又は8において、保護部材が、直径10mm以上の鉄骨である、モニタリングタグの設置方法。
- 請求項7〜9の何れかにおいて、保護部材が、モニタリング対象物内の鉄筋に固定される、モニタリングタグの設置方法。
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JP2015246237A JP2017111030A (ja) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | モニタリングタグの設置方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019178879A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 太平洋セメント株式会社 | コンクリート構造物中の腐食環境のモニタリング方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007163324A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Taiheiyo Cement Corp | 腐食検知部材および腐食センサ |
JP2011186839A (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-22 | Taiheiyo Cement Corp | 埋設用icタグ及び埋設用icタグシグナルの検出方法 |
JP2015062968A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社Iro | Icタグ保護構造 |
-
2015
- 2015-12-17 JP JP2015246237A patent/JP2017111030A/ja active Pending
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