JP2018099529A - カテーテル用の制御ハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】カテーテルの遠位先端部の撓みを制御するためのプランジャ・タイプ制御ハンドルを提供する。【解決手段】歯車102により駆動されるスプールを備え、スプールは、少なくとも1つのプル・ワイヤの近位端部に連結される。二方向撓みのために、プル・ワイヤの第2の近位端部は、近位端部の一方がスプールにより収容される場合に、近位端部の他方が均等量でリリースされるように、スプールに連結される。歯車は、プランジャ92に動作可能に結合され、ハウジングとプランジャとの間で相対移動がある場合に歯車およびプランジャが回転されるように、制御ハンドル・ハウジング上に配設された歯車ラック84に係合する。歯車およびスプールの回転方向を逆転させ、それにより二方向の方向のそれぞれにおいてプランジャの全ストローク分解能をもたらす切替え機構が設けられる構成とする。【選択図】図7−8

Description

関連出願の相互参照
本願は、2013年6月28日に出願された米国特許出願第13/930,988号、2013年5月3日に出願された米国特許仮出願第61/819,335号、および2013年4月30日に出願された米国特許仮出願第61/817,661号の利益を主張するものである。
本開示は、一般的にカテーテル用のハンドルを対象とし、より詳細にはカテーテルの遠位端部を操縦するための制御ハンドルに関する。
カテーテルの遠位端部を撓ませるための制御ハンドルの様々な構成が存在する。制御ハンドルの1つの形態は、延在するプランジャを備えたほぼ円筒形のハウジングを備えるいわゆる「プランジャ・タイプ」ハンドルである。オペレータは、一般的には4本の指を用いて手掌にこのハウジングを把持し、親指を使用して作動軸に沿ってハウジングに対してプランジャを前後に並進移動させる。1本または複数のプル・ワイヤが、プランジャの並進移動により1本または複数のプル・ワイヤに張力が印加されるまたは解除される構成で、プランジャおよびハウジングに結合され、それによりカテーテルの遠位先端部を可制御的に撓ませる。
多くのオペレータは、プランジャ・タイプの形態のカテーテル制御ハンドルを好む。プランジャ・タイプ制御ハンドルは、操作のためにオペレータの手中においてある特定の回転配向に位置しなくてもよい。したがって、プランジャ・タイプ・ハンドルは、ハンドルを操作するためにオペレータが手首および手を不快な位置に捩じる必要を伴うことなく、カテーテル本体の回転を実現するように回転され得る。また、ハウジングに対するプランジャの位置は、カテーテルの遠位先端部にて生じる撓みの度合いの示度を与える。
二方向用途の場合に、プランジャ・タイプの制御ハンドルにより課せられる1つの設計上の難点は、制御ハンドルによって取り込まれるプル・ワイヤ量とリリースされる(released)プル・ワイヤ量との間のバランスをとることである。すなわち、ハンドルに取り込まれる一方のワイヤ端部の量は、ハンドルによりリリースまたは解放される他方のワイヤ端部の量とほぼ均等であるべきである。これにより、設計は、均等なワイヤ取り込み量およびワイヤリリース量を達成するためにハンドル内に2つのスライダまたは複雑な経路を備えたやや複雑なものとなっている。
単純な内部を有するプランジャ・タイプ形態にてバランスのとれたプル・ワイヤ取り込みおよびプル・ワイヤリリースを実現する制御ハンドルが望ましい。
本開示の様々な実施形態は、1本または複数のプル・ワイヤを取り込むおよびリリースするための回転スプールを提供するプランジャ・タイプ形態の手持ち式制御ハンドルを備える。糸巻き構成は、本質的に、取り込まれるのと同一量のワイヤをリリースする。いくつかの開示の実施形態は、選択された側方方向への全ストローク長に及ぶプランジャ撓みを実現する切替え可能二方向制御ハンドルをさらに備える。したがって、切替え可能二方向ハンドルは、第1の側方方向と第2の側方方向との間でプランジャ・ストロークを分割する最新技術のプランジャ・タイプ・ハンドルよりも高い、カテーテルの撓み先端部の位置決めにおける分解能を実現する。一実施形態では、2つの側方撓み方向はそれぞれ、異なる曲げ半径に対応する。
また、開示の制御ハンドルは、切替え時にスプールのリリースを防止し、それにより切替え時にカテーテルのニュートラル配向を維持するように構成され得る。
また、制御ハンドルは、選択された先端部撓みのためにハンドルに確実に係合し、カテーテル操縦時の偶発的な切り替わりを防止する付勢構成を備えることが可能である。一実施形態では、制御ハンドルは、制御ハンドルの配向を制御システムに通知する出力を生成する。この情報は、カテーテルの遠位先端部にていずれの方向への側方撓みがまたはいずれの曲げ半径が実装されているかをオペレータに通知するために利用され得る。また、制御ハンドルは、切替え可能ハンドルから切替え不能ハンドルに変換されることも可能であり、したがって切替え可能制御ハンドルおよび切替え不能制御ハンドルのための個別のパーツ在庫を維持する必要性が低下または解消される。
構造的には、本開示の一実施形態では、操縦可能カテーテル用の制御ハンドルは、近位部分および遠位部分を有し、内部表面および外部表面を含むハウジングを備え、内部表面は、作動軸を囲むチャンバを画定する。この実施形態では、チャンバは、ハウジングの遠位部分上に画定された開口からアクセス可能であり、作動軸は、近位方向および遠位方向を画定する。プランジャが、ハウジングの開口内に配設され、近位部分および遠位部分を有し、プランジャの近位部分は、チャンバ内に配設され、遠位部分は、開口の遠位に延在する。プランジャは、近位方向および遠位方向において作動軸に沿ってチャンバ内で並進移動可能である。カテーテル本体が、近位端部部分および遠位端部分を備え、近位端部部分は、プランジャの遠位部分に装着され、カテーテル本体の遠位端部部分は、操縦セクションを備える。歯車が、チャンバ内に配設され、プランジャに取り付けられ、歯車は、作動軸に対して実質的に垂直である回転軸を中心として回転可能である。スプール部分が、歯車に動さ可能に結合され、回転軸を中心として回転可能である。少なくとも1つのプル・ワイヤが、回転軸を中心とした収容のためにスプール部分に係合され、スプール部分からプランジャの遠位部分およびカテーテル本体を通り延在し、カテーテル本体の操縦セクションと動作可能に結合される。歯車ラックが、細長チャンバの内部表面に動作可能に結合され、細長チャンバの内部表面と固定関係にあり、歯車は、歯車ラックに動作可能に結合される。この実施形態では、作動軸に沿ったハウジングに対するプランジャの並進移動により、歯車ラックは、回転軸を中心として歯車およびスプールを回転させる。スプール部分は、歯車上に形成された連続接線スロットを備えることが可能である。第1の歯車ラックは、ハウジングの遠位部分と一体的に形成され得る。
本開示の他の実施形態では、操縦可能カテーテル用の制御ハンドルは、遠位端部に開口を画定した細長ハウジングであって、細長ハウジングおよび開口が作動軸を中心として同心状であり、作動軸が近位方向および遠位方向を画定する細長ハウジングを備えている。この実施形態では、細長ハウジングの開口内に配設されているとともに近位部分および遠位部分を有するプランジャであって、近位部分が細長ハウジング内に配設され、遠位部分が細長ハウジングの開口の遠位に延在するプランジャを備えている。プランジャは、作動軸に沿ってストローク長にわたり細長ハウジング内で並進移動可能である。カテーテル本体が、プランジャの遠位部分に装着され得る。歯車が、プランジャに取り付けられているとともに細長ハウジング内に配設されている。その歯車は、作動軸に対して実質的に垂直である回転軸を中心として回転可能である。スプール部分は、歯車に動作可能に結合されているとともに回転軸を中心として回転可能である。少なくとも1つのプル・ワイヤが、回転軸を中心とした収容のためにスプール部分に係合されている。その少なくとも1つのプル・ワイヤは、スプール部分からプランジャの遠位部分を通りカテーテル本体内に延在している。第1の歯車ラックは、細長ハウジングに動作可能に結合されており、細長ハウジングと固定関係におかれている。第2の歯車ラックは、細長ハウジングに動作可能に結合され、細長ハウジングと固定関係におかれることができる。
細長ハウジングは、ベース・セクションおよび回転可能セクションを備えることができ、回転可能セクションは、ベース・セクションに対して作動軸を中心として回転可能であり、回転可能セクションは、第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックを備える。回転可能セクションは、ベース・セクションの遠位に位置する。
いくつかの実施形態では、制御ハンドルは、プランジャが遠位方向に並進移動される場合に第1の回転方向に歯車を回転させるために、歯車に第1の歯車ラックを係合させるための第1の構成へ選択的に構成可能である。また、制御ハンドルは、プランジャが遠位方向に並進移動される場合に第2の回転方向に歯車を回転させるために、歯車に第2の歯車ラックを係合させるための第2の構成へと選択的に構成可能である。第2の回転方向は、第1の回転方向の逆である。
一実施形態では、第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックは、細長ハウジングの内部表面から径方向に内方に延在している。第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックは、細長ハウジングに動さ可能に結合されたインサート上に形成され得る。第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックは、内部表面から延在する共通列の弧状歯によって画定される。第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックが延在する起点となる内部表面は、作動軸を中心として実質的に円筒状であることが可能である。第1の歯車ラックの一部分は、第2の歯車ラックの一部分と対角線方向に対向側に位置することができる。そのため両歯車ラックは、第1の歯車ラックと第2の歯車ラックとの間での切替え時に歯車に係合し、カテーテル・アセンブリのリリースを防止する。一実施形態では、各々の弧状歯は、180°超の円弧を画定している。
本開示のいくつかの実施形態では、第1の構成と第2の構成との間で制御ハンドルを交互に切り替えるように構成された切替え機構を備えている。切替え機構は、第1のガイド・スロットとスイッチ・ピンを備えることができる。スイッチ・ピンは、プランジャが細長ハウジングに対して作動軸に沿って並進移動される場合に、第1のガイド・スロット内で並進移動される。一実施形態では、スイッチ・ピンは、第1のガイド・スロットと協働して、プランジャのストローク長の一部分にわたりプランジャに対する作動軸を中心とした細長ハウジングの回転を防止する。第1のガイド・スロットは、プランジャのストローク長の一部分にわたり歯車と第1の歯車ラックとの間の並進整列を維持することが可能である。同様に、第2のガイド・スロットは、プランジャのストローク長の一部分にわたり歯車と第2の歯車ラックとの間の並進配列を維持することが可能である。一実施形態では、第1のガイド・スロットはプランジャ上に形成されており、スイッチ・ピンは細長ハウジングから延在している。切替え機構は、第2のガイド・スロットおよびスイッチ・ピンを備えており、スイッチ・ピンは第1のガイド・スロットと第2のガイド・スロットとの間で切替え可能である。スイッチ・ピンは、プランジャが細長ハウジングに対して作動軸に沿って並進移動される場合に、第2のガイド・スロット内で並進移動されることができる。一実施形態では、歯車は、スイッチ・ピンが第1のガイド・スロットと第2のガイド・スロットとの間で切り替えられることにより、第1の歯車ラックと第2の歯車ラックの両方に係合する。
位置指示スイッチは、制御ハンドルが第2の構成にある場合に閉じるように構成され得る。いくつかの実施形態では、位置指示スイッチはリード・スイッチである。
いくつかの実施形態では、制御ハンドルは、細長ハウジングおよびプランジャの一方の上に配設された径方向付勢要素をさらに備えている。この実施形態では、径方向付勢要素は、細長ハウジングおよびプランジャの他方の上に形成された第1の軸方向延在溝および第2の軸方向延在溝の一方と協働している。径方向付勢要素は、第1の軸方向延在溝および第2の軸方向延在溝に交互に係合して、第1のガイド・スロットおよび第2のガイド・スロットのそれぞれにスイッチ・ピンを能動的に整列させるように構成されている。
本開示の別の実施形態では、カテーテルの遠位端部を撓ませるための方法が開示される。この方法は、以下を含む。プランジャ・タイプ・カテーテル制御ハンドルに動作可能に結合されたカテーテルを用意する。プランジャ・タイプ制御ハンドルは、細長ハウジング内に配設されているプランジャと、細長ハウジングと動作可能に結合された第1の歯車ラックと前記プランジャに回転可能に取り付けられた歯車を備えている。プランジャは、作動軸に沿って細長ハウジング内で並進移動可能である。第1の歯車ラックは、歯車と係合可能である。歯車は、スプール部分に動作可能に結合される。スプール部分は、プル・ワイヤの収容およびリリースのためにプル・ワイヤに動作可能に結合される。プル・ワイヤは、カテーテルの遠位端部の側方撓みのためにカテーテルの遠位端部に動作可能に結合される。作動軸に沿った第1の並進移動方向へのプランジャの並進移動により、第1の歯車ラックは、第1の回転方向に歯車およびスプール部分を回転させ、スプール上にプル・ワイヤを収容する。作動軸に沿った第2の方向へのプランジャの並進移動により、第1の歯車ラックが第2の回転方向に歯車およびスプール部分を回転させ、スプールからプル・ワイヤをリリースする。カテーテルの操作のための指示を与える。この指示は、第1の並進移動方向に作動軸に沿ってプランジャを並進移動させることにより、カテーテルの前記遠位端部が曲線を画定するように第1の側方方向に前記カテーテルの前記遠位端部を撓ませる。
この指示は、紙上のインクなどのもしくは製造業者により提供されるコンピュータ・ベース・ファイルなどの有形媒体上に含まれ得るか、または製造業者の代表者により口頭で伝達され得る。
上記方法は、さらに以下を含むことができる。細長ハウジングに動作可能に結合されるとともに歯車と係合可能である第2の歯車ラックと、第1の歯車ラックが歯車に係合される第1の構成で構成可能であり、第2の歯車ラックが歯車に係合される第2の構成で構成可能である前記プランジャ・タイプ制御ハンドル上の切替え機構と、をカテーテルに設ける。切替え機構が第2の構成にある場合に、作動軸に沿った第1の方向へのプランジャの並進移動により、第2の歯車ラックが第2の回転方向に歯車およびスプール部分を回転させ、スプールからプル・ワイヤをリリースさせる。作動軸に沿った第2の方向へのプランジャの並進移動により、第2の歯車ラックが第1の回転方向に歯車およびスプール部分を回転させ、スプール上にプル・ワイヤを収容させる。カテーテルの操作のためのさらなる指示を与える。この指示は、第2の構成へと切替え機構を切り替えること、第1の並進移動方向に作動軸に沿ってプランジャを並進移動させることにより、カテーテルの遠位端部が曲線を画定するように第2の側方方向にカテーテルの遠位端部を撓ませることであって、第2の側方方向は第1の側方方向の逆である並進移動をさせること、を含む。
本開示の一実施形態のカテーテル・システムを示す図である。 本開示の第1の実施形態のプランジャ・タイプ制御ハンドルを示す図である。 本開示の第1の実施形態のプランジャ・タイプ制御ハンドルを示す図である。 本開示の第1の実施形態のプランジャ・タイプ制御ハンドルを示す図である。 本開示の一実施形態の図2から図4の制御ハンドルの断面図である。 本開示の一実施形態の図5の制御ハンドルの一体化された歯車およびスプールを示す図である。 本開示の一実施形態の代替的な糸巻き構成の正射投影図である。 本開示の一実施形態の代替的な糸巻き構成の正射投影図である。 図7は、本開示の一実施形態における、プランジャが完全に収納された状態の図5の断面図に対して直交する断面図である。図8は、本開示の一実施形態における、プランジャが完全に延出された状態の図5の断面図に対して直交する断面図である。 本開示の一実施形態の図2から図8のプランジャ・タイプ制御ハンドルの動作を示す図である。 本開示の第2の実施形態の切替え可能な二方向カテーテル・ハンドルの斜視図である。 本開示の一実施形態の図10のカテーテル・ハンドルのハウジングの作動軸に対して平行な破断図である。 本開示の一実施形態の作動軸に対して垂直な図10のカテーテルの部分破断図である。 第1の回転配向から第2の回転配向への切替え時の回転の進行を示す、請求項10のカテーテル・ハンドルの部分断面図である。 第2の回転配向から第2の回転配向への切替え時の回転の進行を示す、請求項10のカテーテル・ハンドルの部分断面図である。 第2の回転配向から第2の回転配向への切替え時の回転の進行を示す、請求項10のカテーテル・ハンドルの部分断面図である。 本開示の一実施形態の位置示度感知構成を示す、請求項10のカテーテル・ハンドルの部分断面図である。 本開示の一実施形態の位置示度感知構成を示す、請求項10のカテーテル・ハンドルの部分断面図である。 細長マグネットが取り付けられたインサート部分の斜視図である。 本開示の一実施形態の歯車ラック・インサートを有する回転可能ハウジングの分解図である。 本開示の一実施形態の180°超の角度を画定する弧状歯の列を有するカテーテル・ハンドルのハウジングの作動軸に対して平行な破断図である。 本開示の一実施形態の作動軸に対して垂直な図16のカテーテルの部分破断図である。 本開示の一実施形態の図10のカテーテル・ハンドルのプランジャ・アセンブリの斜視図である。 本開示の実施形態の図18のプランジャ・アセンブリのためのあるU字形スロット構成の拡大図である。 本開示の実施形態の図18のプランジャ・アセンブリのための別のU字形スロット構成の拡大図である。 本開示の実施形態の図18のプランジャ・アセンブリのためのさらに別のU字形スロット構成の拡大図である。 本開示の一実施形態の図10の制御ハンドルで使用するための径方向付勢構成を備えた制御ハンドルの遠位端部の拡大破断図である。 本開示の一実施形態の図19の径方向付勢構成の拡大断面図である。 本開示の一実施形態の図19の径方向付勢構成の拡大断面図である。 本開示の一実施形態の第1の回転配向での動作時の図10の制御ハンドルの断面図である。 本開示の一実施形態の第2の回転配向での動作時の図10の制御ハンドルの断面図である。
図1を参照すると、カテーテル・システム20が、開示される実施形態で図示される。カテーテル・システム20は、近位部分24、中間部分26、および遠位部分28を有する細長カテーテル・アセンブリ22を備える。カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28は、操縦セクション32を備え、また端部エフェクタ34を備えることも可能である。カテーテル・システム20は、カテーテル・アセンブリ22の少なくとも1つの動作条件を決定するための器具類を備えることが可能である。動作条件を予測することが可能となる動作パラメータの例には、力、温度、時間間隔(例えば持続時間もしくは遅延時間)、および/または流れ(例えば潅流)が含まれ得る。いくつかの実施形態では、器具類は、端部エフェクタ34に配設される。
操縦セクション32は、細長カテーテル・アセンブリ22内に配設され、操縦セクション32の遠位端部に固定された1つまたは複数のプル・ワイヤ36(様々な図面で図示される)をさらに備え、少なくとも1つのプル・ワイヤ36の中の1つに引張力を印加することにより、操縦セクション32が撓む。一実施形態では、操縦セクション32は、操縦脊柱状部(図示せず)を備える。他の実施形態では、操縦セクション32は、一連の連接セグメントまたは可撓性チューブ(いずれも図示せず)を備える。
近位部分24は、プル・ワイヤ36を操縦するためにプランジャ・タイプ制御ハンドル38と動作可能に結合される。制御ハンドル38は、カテーテル・システム20の動作を増大させる様々な付属品を含むコントローラ40と動作可能に結合され得る。コントローラ40の付属品の非限定的な例には、端部エフェクタ34に供給を行うための電源および/または潅注システム、カテーテル・システム20内の光ファイバシステムに供給を行うための光源、カテーテル・システム20の器具類をモニタリングするためのデータ取得デバイス、および/または端部エフェクタ34への供給を制御するための制御システムが含まれる。コントローラ40は、カテーテル・アセンブリ22から入力信号を受領し、カテーテル・アセンブリ22への出力信号を生成するように構成され得る。コントローラ40は、器具類リード線、電源リード線、潅注ライン、光ファイバ、および/または無線伝送により制御ハンドル38に結合され得る。
いくつかの実施形態では、器具類は、器官または脈管と端部エフェクタ34との間の接触力を検出するために端部エフェクタ34内に収容されるかまたは端部エフェクタ34と動さ可能に結合された力感知アセンブリを備えることが可能である。力感知アセンブリの非限定的な例は、Leoらの米国特許出願公開第2009/177095号、Leoらの米国特許第8,075,498号、米国特許第8,157,789号、米国特許第8,182,433号、および米国特許第8,298,227号、ならびにAebyらの米国特許第8,048,063号に開示されている。これらはいずれも、本特許出願の所有者に譲渡され、これらの開示は、本明細書に含まれる明確な定義を除いては参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
別の例では、端部エフェクタ34は、エネルギー源(図示せず)に結合されたアブレーション・ヘッドを取り付けることが可能である。エネルギー源は、コントローラ40内に配置され得る。いくつかの実施形態では、コントローラ40は、動作パラメータをモニタリングするために必要とされる制御論理を実行するためにアナログ電子構成要素を備えることが可能である。さらに他の実施形態では、コントローラ38は、これを目的としてアナログ構成要素およびデジタル構成要素の両方を備える。コントローラ40は、汎用コンピュータか、またはカテーテル・システム20のみと動作するように構成された専用コンソールを備えることが可能である。
図2から図8を参照すると、制御ハンドル38aが、開示される実施形態で図示される。制御ハンドル38aは、近位端部部分44および遠位端部部分46を有し、近位端部部分44および遠位端部部分46を通過する作動軸48を画定するハウジング42を備える。近位並進移動方向52および遠位並進移動方向54が、作動軸48に沿って画定される。プランジャ・アセンブリ62が、制御ハンドル38aに配設され、プランジャ・アセンブリ62は、近位端部部分64および遠位端部部分66を有し、プランジャ・アセンブリ62は、作動軸48に沿ってハウジング42内で並進移動可能である。図示する実施形態では、作動軸48は、プランジャ・アセンブリ62の近位部分64および遠位部分66を通過する。
ハウジング42は、内部表面72および外部表面74を備え、作動軸48を囲む細長チャンバ78へのアクセスを与える遠位開口76を遠位端部部分46に画定し、細長チャンバ78の界面は、ハウジング42の内部表面72により画定される。いくつかの実施形態では、細長チャンバ78は、作動軸48の周囲に同心状に位置する。一実施形態では、ハウジング42は、近位端部部分44に近位開口82を画定する。ハウジング42は、内部表面72から延在する複数の歯86を備える歯車ラック84をさらに備える。複数の歯86は、作動軸48に向かって突出し、近位並進移動方向52および遠位並進移動方向54に逐次的に配置される。一実施形態では、歯車ラック84は、ハウジング42の内部表面72上に一体的に形成される。
プランジャ・アセンブリ62は、ノブ部分94およびノブ部分94から延在する本体部分96を有するプランジャ92を備え、本体部分は、外部表面98を備える。図示する実施形態では、ノブ部分94は、本体部分96の遠位に配置される。複数の歯104を有する歯車102が、プランジャ92の本体部分96に動作可能に結合される。歯車102は、歯車102を通過する車軸106に取り付けることが可能であり、この車軸106の両端部のそれぞれが、本体部分96に形成された各孔108内に取り付けられる。車軸106は、歯車102が中心として回転する回転軸109を画定し、この回転軸109は、作動軸48に対して実質的に直角である。一実施形態では、歯車102は、車軸106を中心として回転する。他の実施形態では、車軸106は、歯車102と固定関係にあり(例えば圧力嵌め、キー嵌め、車軸106および歯車102の一体形成など)、車軸106は、孔108内で回転する。
歯車102は、歯車102と一体であるスプール部分112を備える糸巻き構成を備えることが可能である。スプール部分112は、歯車102の側方中心に位置する連続接線スロット114を備えることが可能であり、この接線スロット114は、歯車102の歯104内にまたはそれを貫通して径方向に内方に延在して、スプール半径116を画定する。図示する実施形態では、プル・ワイヤ端部部分36aおよび36bは、接線スロット114内のスプール部分112に係留され、スプール半径116の周囲に「巻かれる」(すなわち交互に収容およびリリースされる)。二方向制御のために、プル・ワイヤ端部部分36aおよび36bは、スプール部分112の周囲に相補的に巻き付けられる。すなわち、図7に提示される図では、プル・ワイヤ端部部分36aは、近位から遠位に進む場合に、回転軸109を中心として反時計回り方向に巻き付けられるが、プル・ワイヤ端部部分36bは、近位から遠位に進む場合に回転軸109を中心として時計回り方向に巻き付けられる。
図6Aおよび図6Bを参照すると、交互糸巻き構成120が、開示される実施形態で図示される。図示する実施形態では、糸巻き構成120は、2つのスプール部分122および124を備え、これらはそれぞれ、歯車102の各側部に結合される。2つのプル・ワイヤ端部部分36aおよび36bは、スプール部分122および124にそれぞれ結合され、回転軸109を中心として逆方向に巻き付けられ得る。例えば、図6Bに提示される図では、プル・ワイヤ端部部分36aは、近位から遠位に進む場合に回転軸109を中心として反時計回り方向に巻き付けられるが、プル・ワイヤ端部部分36bは、近位から遠位に進む場合に回転軸109を中心として時計回り方向に巻き付けられる。したがって、スプール部分122および124は、糸巻き構成120について歯車102内の側方中心に位置しない。
機能的には、両糸巻き構成110および120のプル・ワイヤ端部部分36aおよび36bの相補的な巻き付きにより、一方の端部部分がスプール部分により引き寄せられる一方で、同時に他方の端部部分がスプール部分によりリリースされることが可能となる。同一半径を有する円形スプール部分については、スプール部分によりリリースされるまたは引き寄せられるプル・ワイヤ端部部分36aの量は、スプール部分により引き寄せられるまたはリリースされるプル・ワイヤ端部部分36bの量と実質的に同一となる。このようにすることで、一方のプル・ワイヤ端部部分が張力下におかれた場合に、他方のプル・ワイヤ端部部分はリリースされるため、糸巻き構成110および120は、操縦セクション32に対抗する引張応力を引き起こさない。
2つのプル・ワイヤ端部部分36aおよび36bが図示されるが、本明細書で示される制御ハンドル38は、2つのみのプル・ワイヤ端部部分の巻き取りに限定されないことが理解される。代替的には、単一のプル・ワイヤ端部部分36aまたは36bが一方向撓みのために利用され得ることが、または2つの対向端部がカテーテル・アセンブリ22内に延在する状態で、単一のプル・ワイヤがスプール部分112の周囲に巻き付けられ得ることが企図される。さらに、2つのプル・ワイヤ端部部分36aおよび36bは、カテーテル・アセンブリ22内に巻かれた同一のプル・ワイヤ36の2つの端部であることが可能である点が留意される。
歯車102および歯車ラック84は、歯車102の歯104がプランジャ・アセンブリ62のストローク長130全体にわたり歯車ラック84の歯86に係合されるように配置される。また、制御ハンドル38aは、プランジャ92の本体部分96上に形成された細長スロット134と、ハウジング42の内部表面72から細長スロット134内に径方向に内方に延在する停止ピン136とを備える停止機構132を備えることが可能である。
機能的には、細長スロット134および停止ピン136は、協働することにより作動軸48に沿ってプランジャ92のストローク長130を限定して、内部構成要素への損傷を防止する、および/または歯車102が近位並進移動方向52もしくは遠位並進移動方向54において歯車ラック84から脱輪するのを防止することが可能である。図示する実施形態では、プランジャ92が近位並進移動方向52に完全に収納されると、停止ピン136は、細長スロット134の遠位端部138に係合する(図7)。プランジャ92が遠位並進移動方向54に完全に延出されると、停止ピン136は、細長スロット134の近位端部139に係合する(図8)。また、停止機構は、作動軸48を中心としたハウジング42に対するプランジャ92の回転を防止することが可能であり、それにより歯車ラック84と歯車102との間の接線方向整列を維持する。
一実施形態では、制御ハンドル38aは、ピストン・アセンブリ62とハウジング42との間に抵抗調節アセンブリ(図示せず)を備える。これは、ピストン・アセンブリ62とハウジング42との間の抵抗を制御するためにユーザの所望の摩擦特徴を実現するように調節され得る。一実施形態では、ピストン・アセンブリは、カテーテル先端部の撓み範囲にわたる復元力に実質的に整合するように動的に変動する摩擦抵抗を実現するように構成される。本明細書で説明される制御ハンドル38内への実装に適した摩擦抵抗調節アセンブリは、本願の所有者により所有されるRomoscanuの米国特許出願公開第2011/0251554号に開示されており、その開示は、本明細書に含まれる明確な定義を除いては参照により本明細書に組み込まれる。
動作時に、プランジャ・アセンブリ62は、作動軸48に沿ってハウジング42内で並進移動される。プランジャ・アセンブリ62の並進移動により、歯車102は歯車ラック84に対して並進方向に移動され、それにより歯車102は回転軸109を中心として回転される。図7および図8の各図面によれば、遠位方向54へのプランジャ・アセンブリ62の並進移動により、歯車102は反時計回り方向に回転される(図示するように)。歯車102の回転により、プル・ワイヤ端部部分36bはスプール部分112上に収容され、プル・ワイヤ端部部分36aは実質的に均等な量だけスプール部分112によってリリースされる。逆に、近位並進移動方向52へのプランジャ・アセンブリ62の並進移動により、歯車102は時計回り方向に回転されて、プル・ワイヤ端部部分36aが収容され、プル・ワイヤ端部部分36bがリリースされる。
図9Aから図9Cを参照すると、制御ハンドル38aにより二方向に動作されるようなカテーテル・アセンブリ22が、本開示の一実施形態で図示される。この実施形態では、カテーテルは、図9Aに示すようにプランジャ・アセンブリ62が中間ストローク位置に位置する場合に「ニュートラル」位置(すなわち制御ハンドル誘発湾曲が無い状態)をとる。ハウジング42内にピストン・アセンブリ62を収納する(すなわちハウジング42に対して近位並進方向52にピストン・アセンブリ62を並進移動させる)ことにより、プル・ワイヤ端部部分36bはスプール部分112上に収容されて、プル・ワイヤ端部部分36bを張力下におき、操縦セクション32は第1の側方方向152に遠位部分28を撓ませる(図9B)。ハウジング42からさらに外にピストン・アセンブリ62を延出させる(すなわちハウジング42に対して遠位方向54にピストン・アセンブリ62を並進移動させる)ことにより、プル・ワイヤ端部部分36aはスプール部分112上に収容されて、プル・ワイヤ端部部分36aを張力下におき、この張力は操縦セクション32に伝達され、遠位部分28は第2の側方方向154に撓まされる(図9C)。本明細書では、第1の側方方向および第2の側方方向は、カテーテル・アセンブリ22の長手方向軸155に対して垂直である。一実施形態では、2つの異なる曲率半径156および158が、第1の側方方向152および第2の側方方向154のそれぞれにおいて操縦セクション32に課される。2つの異なる曲率半径を有するカテーテル・アセンブリは、本願と同日付けで出願された本願の所有者により所有される同時係属中の米国特許出願第61/819,216号に開示されている。この開示は、本明細書に含まれる明確な定義を除いては、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
図10〜図21を参照すると、二方向切替え可能な制御ハンドル38bが、開示される実施形態で図示される。制御ハンドル38bは、ハウジング242およびプランジャ・アセンブリ262を備え、これらのハウジング242およびプランジャ・アセンブリ262は、制御ハンドル38bのハウジング42およびプランジャ・アセンブリ62と同一の構成要素の多くを有し、それらの一部は、図10〜図21で同様の番号を付された参照数字で識別される。
ハウジング242は、2つのハウジング構成要素、すなわち固定ハウジング部分242aおよび回転可能ハウジング部分242bを備え、これらはそれぞれ、内部表面272aおよび272b(まとめて内部表面272と呼ばれる)をそれぞれ有する点を特徴とする。ハウジング242は、第1の歯車ラック284aおよび第2の歯車ラック284b(まとめて歯車ラック284と呼ばれる)をさらに備え、これらはそれぞれ、複数の歯車ラック歯286aおよび286bをそれぞれ有する。歯車ラック284は、ハウジング部分242内に、および回転可能ハウジング部分242bの内部表面272bに対して固定関係に配設される。
一実施形態では、各歯車ラック284a、284bの歯車ラック歯286a、286bは、作動軸48を中心とした弧状であり、接線円弧セグメントα(図13Aおよび図13C)を有する。各歯車ラック284aおよび284bは、各正中面202aおよび202bを中心として位置することを特徴とすることが可能であり、各正中面202aおよび202bは、作動軸48を通過する。正中面202aおよび202bは鈍角θだけ相互から回転方向にオフセットされ(図13B)、角度θは180°未満である。一実施形態では、正中面202aおよび202bは、対角線方向に対向しないが、参照数字204aおよび204bのそれぞれにより示される、対角線方向に対向した歯車ラック284aおよび284bの部分が存在する。
動作時に、歯車ラック284は、図12および図13A〜図13Cに示すように歯車102に選択的に係合するように構成される。回転可能ハウジング部分242bが、作動軸48を中心として第1の回転配向206にある場合には(図12および図13A)、第1の歯車ラック284aは、回転軸109に対して第1の方向212に配置された歯車102の部分に係合される。この第1の回転配向206では、第2の歯車ラック284bは、歯車102から離れるように回転方向に位置決めされ、歯車102に係合しない。
次いで、回転可能ハウジング部分242bは、作動軸48を中心として(図13B)第2の回転配向208に(図13C)に回転され得ることにより、第1の歯車ラック284aは、歯車102から係合解除状態へと回転される一方で、第2の歯車ラック284bは、歯車102と係合状態に回転される(図13C)。第2の歯車ラック284bの係合は、回転軸109に対して第2の方向214に配置される歯車102の部分に対して行われ、第2の方向214は、第1の方向212の逆となる。
一実施形態では、第1の歯車ラック284aおよび第2の歯車ラック284bは共に、図13Bに示すように第1の回転配向206から第2の回転配向208への移行時に歯車102に係合する。すなわち、第1の回転配向206から第2の回転配向208への移行時には、歯車ラック284aおよび284bの対角線方向に対向する部分202aおよび202bが、歯車102に同時に係合する。
一実施形態では、各歯車ラック284a、284bの歯車ラック歯286a、286bは、弧状歯283および直線状歯287の組合せを備え、弧状歯283は、歯車ラック284a、284bの近位部分を備え、直線状歯は、歯車ラック284a、284bの遠位部分を備える。一実施形態では、弧状歯283は、直線状歯285よりも大きな接線寸法を有する。
機能的には、弧状歯283の円弧形状およびより大きな接線寸法により、図13Aから図13Cに示す平滑な切替えが容易となる。切替え時に、カテーテル・アセンブリ22の操縦セクション32は、「ニュートラル」位置に位置し、そのため弧状歯283に課される荷重は、カテーテル・アセンブリ22が撓み位置にある場合よりも低くなる。したがって、弧状歯283は、歯車ラック284または歯車歯104に対して損傷を引き起こすことなく、歯車102の直線状歯車歯104に係合することが可能となる。直線状歯287は、ピストン・アセンブリ262が遠位方向54に延出されることにより、すなわち操縦セクションが撓み状態にある場合に、歯車102に係合する。したがって、弧状ではない直線状歯287は、弧状歯283よりもさらに完全に直線状歯車歯104に係合し、この場合に歯車102と歯車ラック284との間における力の機械的伝達は最大となる。より高い荷重下におけるより良好な係合は、歯車ラック284および歯車歯104に対する損傷を阻止するように作用する。また、歯車歯286a、286bの直線状歯287は、弧状歯283と同一の接線寸法に対応しなくてもよい。なぜならば、歯車102が直線状歯287に係合される場合に実行される切替え動作が存在しないからである。
図14Aおよび図14Bを参照すると、位置指示スイッチ180が、開示される実施形態で図示される。図示する実施形態では、位置指示スイッチ180は、磁石184により作動される磁気リード・スイッチ182である。磁気リード・スイッチ182は、プランジャ92の本体部分96に取り付けられる一方で、磁石184は、回転可能ハウジング部分242bに動作可能に結合される(すなわち回転可能ハウジング部分242bの後に続く、内部表面272bにまたは以下で論じるインサート190に取り付けられる)。
磁石184は、切替え可能二方向制御ハンドル38aが第1の回転配向206に位置する場合に、磁気リード・スイッチ182の近傍に位置するように構成され(図14A)、それにより磁気リード・スイッチ182を作動させる。磁気リード・スイッチ182が閉じられた状態が、ピストン・アセンブリ62の全ストローク長130にわたり維持されるように確保するために、磁石184は、図14Cに図示するように細長であり、ピストン・アセンブリが完全に延出された場合に、磁石184の遠位端部187が磁気リード・スイッチ182の近位に位置するように、ピストン・アセンブリ62が完全に収納された場合に、近位端部188は磁気リード・スイッチ182の近位に位置するように配置され寸法186を有することが可能である。
第2の回転配向208への回転時に、磁石184は、磁気リード・スイッチ182の感知近位から回転方向に取り除かれ、したがって磁気リード・スイッチ182を作動停止させる。
位置指示スイッチ180(例えばリード・スイッチ182)は、コントローラ40に動作可能に結合され得る。位置指示スイッチ180が作動および/または作動停止すると、コントローラ40は、二方向切替え可能制御ハンドル38bの配向の示度(例えば「大きな曲率半径」または「小さな曲率半径」が現時点で作動されているという示度)をユーザに与えることが可能である。
磁気リード・スイッチ182の非限定的な例は、Meder Electronic AG of Singen、Germanyにより提供されるモデルMK20/1−C−100Wである。磁石184の材料の非限定的な例は、Supermagnete of Gottmadingen、Germanyにより製造されるネオジム超磁石である。
歯車ラック284は、図11および図12に示すように回転可能ハウジング部分242bと一体的に形成され得るか、または図15に示すようにインサート190の一部として別個に形成され得る。インサート190は、共に対合してインサート190を形成するピン192および凹部194を備える2つの部分190aおよび190b中に形成され得る。一実施形態では、インサート190は、回転可能ハウジング部分242bの内部表面272bから径方向に内方に突出する対応する個数の取付けブロック198に整列した1つまたは複数の取付け孔196を備える。図15の図では、回転可能ハウジング部分242bは、分岐する。
機能的には、取付けブロック198および取付け孔196は、協働することにより軸方向および回転方向の両方において回転可能ハウジング242bに対して固定関係にインサート190を保持する。ハウジング部分242bの分岐、取付け孔196内への取付けブロック198の挿入。また、インサート190が半部190aおよび190bに分岐されることにより、ピストン・アセンブリ62および回転可能ハウジング部分242bの組立が容易になり得る。
一実施形態では、歯車ラック歯286aおよび286bは、図14および図15に示すように共通列の弧状歯218から形成され得る。共通列の延在する弧状歯218を共有する一方で、正中面202a、202bをそれぞれ有する2つの歯車ラック284a、284bが依然として画定される点が理解される。かかる実施形態では、歯車ラック284aおよび284bは、歯車102の歯104が第1の回転配向206から第2の回転配向208への回転時に延在する弧状歯218に係合する範囲となる接線円弧セグメントαによって画定される。同様に、正中面202aおよび202bは、各接線円弧セグメントαの中間点を通過し、作動軸48を備える平面である。
一実施形態では、二方向切替え可能制御ハンドル38bは、歯車ラック284の整列を増強するための切替え機構220(図18、図18A、および図18B)をさらに備える。切替え機構220は、プランジャ92の本体部分96上に形成されたU字形状スロット222と、回転可能ハウジング部分242bの内部表面272bからU字形状スロット222内に径方向に内方に延在するスイッチ・ピン224とを備えることが可能である。スイッチ・ピン224は、図18および図18A〜図18Cにおいて分離して、ハウジング部分242の残りの部分が明瞭化のために除去された状態で図示される。U字形状スロット222は、第1のガイド・スロット226aおよび第2のガイド・スロット226b(まとめてガイド・スロット226と呼ばれる)を有する点を特徴とすることが可能であり、これらのスロットはそれぞれ、近位端部228a、228bおよび遠位端部232a、232bを有し、側方スロット234により連結される。第1のガイド・スロット226aおよび第2のガイド・スロット226bは、相互に平行であり、それぞれが、第1のガイド軸238aおよび第2のガイド軸238bをそれぞれ画定する主要寸法236を有し、ガイド軸238aおよび238bは、作動軸48に対して平行に延在する。側方スロット234は、ガイド・スロット226同士の間で接線方向に延在する。図示する実施形態では、側方スロット234は、ガイド・スロット226aおよび226bの遠位端部232aおよび232bに連結する。
また、切替え機構220は、側方スロット234に動作可能に結合された軸方向付勢要素240を備えることが可能である(図18B)。軸方向付勢要素240は、軸方向に(すなわち作動軸48に対して平行に)付勢力を印加するように配向されるためそのように呼ばれる。軸方向付勢要素240は、ばね付きプランジャまたはボールなどの係合要素244を備えることが可能である。軸方向付勢要素240は、側方スロット234に隣接するプランジャ92の本体部分96に形成された空洞部246内に配設され得る。係合要素244は、側方スロット234内に部分的に延在し、係合要素244に軸方向力が印加された場合に空洞部246内への収納が可能となるように配置され得る。
また、二方向切替え可能制御ハンドル38bは、図18Cに示すように切替え機構220を変えることにより切替え不能制御ハンドルへと変換させることも可能である。図18Cのみにおいて示され、また回転可能ハウジング部分242bの内部表面272bからU字形スロット222内に径方向に内方に延在する、第2のピン247。第2のピン247は、スイッチ・ピン224が第1のガイド軸238aに沿って並進移動することにより第2のガイド軸238bに沿って並進移動するように、スイッチ・ピン224から回転方向に離間される。
機能的には、二方向切替え可能制御ハンドル38bを切替え不能制御ハンドルに変換することが可能であることにより、両ハンドルタイプを同一のハンドル形態から実装することが可能となり、これにより別個の在庫の必要性が低下する。第2のピン247は、追加の工具に関して殆ど必要とすることがない多数の方法で実装され得る。例えば、第2のピン247が位置決めされることとなるオリフィス(図示せず)が、回転可能ハウジング242b中に配置され得る。オリフィスは、切替え可能ハンドルの回転可能ハウジング部分242bの内部表面272bと同一平面にあるプラグを、またはハンドル形態を切替え不能にするためにハウジングを貫通し、U字形スロット222内に押し込まれる第2のピン247を埋め込まれ得る。他の実施形態では、第2のピン247を備える変更バージョンの回転可能ハウジング部分が、切替え不能制御ハンドル用の代替的構成要素として製造され得る。
代替的な付勢構成では、少なくとも1つの径方向付勢要素280が、図19、図19A、および図19B(まとめて図19と呼ばれる)に示すように、切替え後に各ガイド・スロット226aまたは226bとスイッチ・ピン224を能動的に整列させるために利用される。径方向付勢要素280は、径方向軸(すなわち作動軸48に対して実質的に直角な軸)に沿って力を印加するように配向されるため、そのように呼ばれる。図19の構成では、少なくとも1つの径方向付勢要素280が、回転可能ハウジング部分242bに動作可能に結合され、径方向に内方に(すなわち作動軸48に向かって)作動することによりプランジャ92の本体部分96の外部表面98に係合するように配向される。
軸方向付勢要素240と同様に、径方向付勢要素280は、ばね付きボールまたはプランジャなどの係合要素285を備えることが可能である。各径方向付勢要素280ごとに、プランジャ92の本体部分96は、各径方向付勢要素280に選択的に係合され得る第1の軸方向延在溝282aおよび第2の軸方向延在溝282bを備える。径方向付勢要素280および第1の軸方向延在溝282aは、スイッチ・ピン224がガイド軸238aに整列される場合に、径方向付勢要素280が第1の軸方向延在溝282a上に整列され、この第1の軸方向延在溝282a内に位置合わせされるように配置される。同様に、径方向付勢要素280および第2の軸方向延在溝282bは、スイッチ・ピン224がガイド軸238bに整列される場合に、径方向付勢要素280が第2の軸方向延在溝282b上に整列され、この第2の軸方向延在溝282b内に位置合わせされるように配置される。
代替的な構成では、径方向付勢要素280は、プランジャ92の本体部分96に取り付けられ、回転可能ハウジング部分242bの内部表面272b上に形成された軸方向延在溝(図示せず)に係合するように作動軸48から径方向に外方に力を印加するように配向され得る。
一実施形態では、径方向付勢要素280により印加される付勢力は、軸方向延在溝282aまたは282bから径方向付勢要素280を係合解除するために意図的な動作を必要とするのに十分なものであることが可能である。すなわち、1つまたは複数の径方向付勢要素280により印加される力は、径方向付勢要素280を軸方向延在溝282aまたは282bから係合解除させるのに十分なねじり力を印加するために、オペレータが一方の手で固定ハウジング部分242aを把持し、別の手で回転可能ハウジング部分242bを把持することを必要とするのに実質的に十分なものとなる。この機能を実行するために径方向付勢要素280により与えられる付勢力の非限定的な例は、約0.6kgFである。機能的には、かなりの付勢力により、回転可能ハウジング部分242bは固定ハウジング部分242aに対して誤って回転されるのが防止される一方で、操縦セクション32が操縦されることになる。
一実施形態では、制御ハンドル38aおよび38b(制御ハンドル38と総称される)は、ハウジング42または242の遠位端部部分46に取り付けられた遠位端部ブッシュ292を備える(図19)。また、近位端部ブッシュ294が、ハウジング42または242の近位端部部分44に取り付けられ得る(図20Aおよび図20B)。ブッシュ292、294は、ピストン92の本体部分96に摺動可能に係合する。ブッシュは、ハウジング42または242とピストン・アセンブリ62または262との間の側方運動を制限する一方で、作動軸48に沿った並進移動を可能にするために、プランジャの局所寸法に非常に近接した公差で形成される。一実施形態では、ブッシュ292、294は、PTFEから製造される。
機能的には、ブッシュ292、294は、制御ハンドル38に課され得る横力の存在にもかかわらず、ハウジング42または242と適切に整列された状態にピストン・アセンブリ62または262を維持するのを補助する。プランジャ・タイプ設計からなる制御ハンドル38は、作動軸48を中心として軸対称であることが可能であり、したがって固有の適切な動作回転配向を有さない。したがって、オペレータは、プランジャ・アセンブリ62または262の遠位部分66に、歯車102の回転軸109に対して平行な力成分を有する力を課し得る。抑制されない場合には、遠位部分66に課されるこの方向の力により、歯車ラック284、284a、または284bは歯車102に対して側方に撓む恐れがある。かかる側方への撓みにより、操縦セクション32が撓むときに、歯車ラック歯286、286a、または286bと歯車歯104との間の望ましくない干渉が引き起こされる恐れがある。ブッシュ292、294は、制御ハンドル38に印加される横力に対抗し、それにより側方撓みを低減させるように機能し得る。
切替え動作のためには、回転可能ハウジング242bが第1の回転配向にある場合に、スイッチ・ピン224は、第1のガイド・スロット226aと整列され、第1のガイド軸238aに実質的に中心を置く(図20A)。この第1の回転配向206では、プランジャ・アセンブリ262の作動により、スイッチ・ピン224は、第1のガイド軸238aに沿って摺動される。またこの第1の回転配向206においても、プランジャ・アセンブリ262が、スイッチ・ピン224が側方スロット234に隣接しないように作動されている場合には、スイッチ・ピン224は、回転可能ハウジング部分242bが回転不能になるように第1のガイド・スロット226a内に捕獲され、ハウジング242とプランジャ・アセンブリ262との間の唯一の相対運動が、作動軸48に沿った並進移動となる。機能的には、スイッチ・ピン224と第1のガイド・スロット226aとの間の相互作用により、歯車102と第1の歯車ラック284aとの間の接線方向整列が維持される。
回転可能ハウジング部分242bが第1の回転配向206にある状態では、作動軸48に沿ってプランジャ・アセンブリ262が作動することにより、歯車102および付随する糸巻き部分112は、回転軸109を中心として第1の回転方向252に回転される。図20Aおよび図20Bのそれぞれによれば、ハウジング242に対する遠位方向54へのプランジャ・アセンブリ262の移動により、回転軸109を中心とした歯車102の時計回り方向回転が引き起こされ(図示される)、近位並進移動方向52への作動により、反時計回り方向回転が引き起こされる。この動作により、プル・ワイヤ端部部分36aが引き寄せられ、このプル・ワイヤ端部部分36aに張力が印加される一方で、プル・ワイヤ端部部分36bがリリースされる。プル・ワイヤ端部部分36aに印加される張力は、操縦セクション32に伝達されて、カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28を第1の側方方向152に撓ませる。
回転可能ハウジング242bが、第2の回転配向208にある場合に、スイッチ・ピン224は、第2のガイド・スロット226bと整列され、第2のガイド軸238bに実質的に中心を置く(図21A)。この第2の回転配向208においては、プランジャ・アセンブリ262の作動により、スイッチ・ピン224は、第2のガイド軸238bに沿って摺動される。またこの第2の回転208では、プランジャ・アセンブリ262が、スイッチ・ピン224が側方スロット234に隣接しないように作動されている場合に、スイッチ・ピン224は、回転可能ハウジング部分242bが回転不能となるように第2のガイド・スロット226b内に捕獲され、ハウジング242とプランジャ・アセンブリ262との間の唯一の相対運動が、作動軸48に沿った並進移動となる。機能的には、スイッチ・ピン224と第1のガイド・スロット226aとの間の相互作用により、歯車102と第2の歯車ラック284bとの間の軸方向整列が維持される。
回転可能ハウジング部分242bが第2の回転配向208にある状態では、作動軸48に沿ってプランジャ・アセンブリ262が作動することにより、歯車102および付随する糸巻き部分112は、回転軸109を中心として第2の回転方向254に回転される。図21Aおよび図21Bのそれぞれによれば、ハウジング242に対する遠位方向54へのプランジャ・アセンブリ262の移動により、回転軸109を中心とした歯車102の反時計回り方向回転が引き起こされ(図示される)、近位並進移動方向52への作動により、時計回り方向回転が引き起こされる。この動作により、プル・ワイヤ端部部分36bが引き寄せられ、このプル・ワイヤ端部部分36bに張力が印加される一方で、プル・ワイヤ端部部分36aがリリースされる。プル・ワイヤ端部部分36bに印加される張力は、操縦セクション32に並進移動されて、カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28を第2の側方方向154に撓ませる。
第1の回転配向206から第2の回転配向208への切替えは、切替え機構220により以下のように達成される。プランジャ・アセンブリ262は、スイッチ・ピン224が第1のガイド・スロット226aの遠位端部232aに当接しておよび側方スロット234に隣接して位置合わせされるように、ハウジング242内に完全に収納される。遠位端部232a(または232b)に当接したスイッチ・ピン224の位置合わせは、ピストン・アセンブリ262の収納位置の限界を画定する役割を果たし得る。同様に、スイッチ・ピンは、近位端部228a(または228b)に係合することにより、ピストン・アセンブリ262の延出位置の限界を画定することが可能である。
次いで、回転可能ハウジング部分242は、固定ハウジング部分242aおよびプランジャ・アセンブリ262に対して作動軸48を中心として回転され、それによりスイッチ・ピン224は、側方スロット234を貫通し、第2のガイド・スロット226bの遠位端部232b内に進む。図示する実施形態では、カテーテル・アセンブリ22は、ニュートラル位置にある(すなわち、切替え時に撓みが制御ハンドル38bによって引き起こされない)。
側方スロット234に隣接して取り付けられた軸方向付勢要素240を利用する実施形態については(図18A)、スイッチ・ピン224が側方スロット234を通過することにより、スイッチ・ピン224は、係合要素244を通り過ぎ、係合要素244に接触して、係合要素244を空洞部246内に収納させる。係合要素244は、スイッチ・ピン224が係合要素244の中心を通り過ぎた後に、スイッチ・ピン224に付勢力を印加し、したがって第2のガイド・スロット226bの遠位端部232b内へのスイッチ・ピン224の能動的な位置合わせを実現し得る。また、係合要素244をスイッチ・ピン224が通り過ぎることにより、切替えが完了したことをオペレータに通知する可聴音を発生させ得る。
径方向付勢要素280を利用する実施形態については(図19)、各径方向付勢要素280の動作は以下のとおりである。スイッチ・ピン224が第1のガイド・スロット226a内にある場合に、径方向付勢要素は、第1の軸方向延在溝282a内に位置合わせされる。回転可能ハウジング部分242bが、固定ハウジング部分242aに対して回転されてスイッチ・ピン224を側方スロット234に通過させることにより、径方向付勢要素280の係合要素285は、軸方向延在溝282aと282bとの間にあるプランジャ92の本体部分96の外部表面98を通り過ぎて、係合要素285を収納させる。スイッチ・ピン224が、第2のガイド・スロット226bと整列された状態になることにより、径方向付勢要素280は、第2の軸方向延在溝282bと整列された状態になり、それにより径方向付勢要素280の係合要素285は、第2の軸方向延在溝282bに係合される。この係合動作は、切替えが完了したことを通知する可聴音を発生させ得る。
第2の回転配向208から第1の回転配向206に切り替えるためには、このシーケンスが反転される。すなわち、プランジャ・アセンブリ262は、ハウジング242内に完全に収納されることにより、第2のガイド・スロット226bの遠位端部232bに当接するようにスイッチ・ピン224を位置合わせし、回転可能ハウジング部分242bは、スイッチ・ピン224が側方スロット234を通過し、第1のガイド・スロット226aの遠位端部232a内に進むように回転される。様々な付勢構成が、上述のものと同一の態様で、しかし逆順に動作する。
したがって、図10〜図21の図示される実施形態については、回転可能ハウジング部分242bは、回転可能ハウジング部分242bのスイッチ・ピン224が側方スロット234に隣接する場合、すなわち各ガイド・スロット226aまたは226bの遠位端部232aまたは232bに配置される場合にのみ回転され得る。一実施形態では、スイッチ・ピンが遠位端部232aまたは232bに配置される場合に、カテーテル・アセンブリ22は、ニュートラル位置にある(すなわち、撓みが制御ハンドル38bによって引き起こされない)。
図13Bに関連して論じるように、制御ハンドル38bの一実施形態は、歯車ラック284aおよび248bが共に切替え時に歯車102に係合するように構成される。機能的には、これは、カテーテル・アセンブリ22が切替え時に形状を変化させるのを防止するのを補助する。いわゆる「ニュートラル」位置が、制御ハンドル38bにより誘発されるいかなる撓みも伴わない一方で、外科手技時にカテーテルに対して作用する力が依然として一般的に存在する。カテーテル・アセンブリ22は、端部エフェクタ34を所望の目的地に送達するために非常に蛇行した経路をとることによって、カテーテル・アセンブリ中に複数の屈曲を引き起こし得る。この屈曲は、プル・ワイヤ36に歪みを引き起こし、この歪みは、歯車102がリリースされた場合には歯車102に作用し得るため、それにより歯車102は、「ニュートラル」位置にある場合に異なる回転配向をとる。これは、他の側方方向における遠位端部28の関節動作と比較した場合のある側方方向における遠位端部28の関節機能の低下、およびハンドル38aがいわゆる「ニュートラル」位置にある場合の遠位端部28に課せられる撓みなどの、いくつかの望ましくない紛糾状態を結果としてもたらし得る。切替え時に歯車102を確実に捕獲することにより、これらの紛糾は回避される。
歯車102および付随するスプール部分112の回転を切り替えることが可能であることにより、カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28の撓みの制御により高い分解能が可能となる。なぜならば、第1の側方方向152および第2の側方方向154への撓みが、ハンドル38bのストローク長130の半分に限定される必要がないからである。作動方向に対する歯車102の回転方向を反転させることが可能であることにより、ストローク長130の半分に各撓み方向を限定する必要性が解消される。すなわち、第1の回転配向では、歯車102はピストン・アセンブリの全ストロークにわたり第1の回転方向252に回転し、第2の回転配向では、歯車はピストン・アセンブリの全ストロークにわたり逆の第2の回転方向254に回転する。したがって、オペレータは、カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28を撓ませる場合により高い分解能を与えられる。
本明細書(いかなる添付の特許請求の範囲、要約、および図面も含む)に開示される全ての特徴、および/または同様に開示される任意の方法もしくはプロセスの全てのステップは、かかる特徴および/またはステップの少なくともいくつかが相互に排他的である組合せを除いては、任意の組合せで組み合わされ得る。
本明細書(いかなる添付の特許請求の範囲、要約、および図面も含む)に開示される各特徴は、特に別様のことが明記されない限りは、同一、均等、または同様の目的を果たす代替的な特徴によって置き換えられ得る。したがって、別様のことが明記されない限りは、開示される各特徴は、包括的な一連の均等または同様の特徴の中の一例にすぎない。
本発明に関する特許請求の範囲の解釈目的するでは、米国特許法第112条第6パラグラフの条項は、「のための手段(means for)」または「のためのステップ(step for)」という特定の用語が対象となる請求項中に列挙されない限りは、行使されないものとして明確に意図される。
構造的には、本開示の一実施形態では、操縦可能カテーテル用の制御ハンドルは、近位部分および遠位部分を有し、内部表面および外部表面を含むハウジングを備え、内部表面は、作動軸を囲むチャンバを画定する。この実施形態では、チャンバは、ハウジングの遠位部分上に画定された開口からアクセス可能であり、作動軸は、近位方向および遠位方向を画定する。プランジャが、ハウジングの開口内に配設され、近位部分および遠位部分を有し、プランジャの近位部分は、チャンバ内に配設され、遠位部分は、開口の遠位に延在する。プランジャは、近位方向および遠位方向において作動軸に沿ってチャンバ内で並進移動可能である。カテーテル本体が、近位端部部分および遠位端部部分を備え、近位端部部分は、プランジャの遠位部分に装着され、カテーテル本体の遠位端部部分は、操縦セクションを備える。歯車が、チャンバ内に配設され、プランジャに取り付けられ、歯車は、作動軸に対して実質的に垂直である回転軸を中心として回転可能である。スプール部分が、歯車に動作可能に結合され、回転軸を中心として回転可能である。少なくとも1つのプル・ワイヤが、回転軸を中心とした収容のためにスプール部分に係合され、スプール部分からプランジャの遠位部分およびカテーテル本体を通り延在し、カテーテル本体の操縦セクションと動作可能に結合される。歯車ラックが、細長チャンバの内部表面に動作可能に結合され、細長チャンバの内部表面と固定関係にあり、歯車は、歯車ラックに動作可能に結合される。この実施形態では、作動軸に沿ったハウジングに対するプランジャの並進移動により、歯車ラックは、回転軸を中心として歯車およびスプールを回転させる。スプール部分は、歯車上に形成された連続接線スロットを備えることが可能である。第1の歯車ラックは、ハウジングの遠位部分と一体的に形成され得る。
一実施形態では、第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックは、細長ハウジングの内部表面から径方向に内方に延在している。第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックは、細長ハウジングに動作可能に結合されたインサート上に形成され得る。第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックは、内部表面から延在する共通列の弧状歯によって画定される。第1の歯車ラックおよび第2の歯車ラックが延在する起点となる内部表面は、作動軸を中心として実質的に円筒状であることが可能である。第1の歯車ラックの一部分は、第2の歯車ラックの一部分と対角線方向に対向側に位置することができる。そのため両歯車ラックは、第1の歯車ラックと第2の歯車ラックとの間での切替え時に歯車に係合し、カテーテル・アセンブリのリリースを防止する。一実施形態では、各々の弧状歯は、180°超の円弧を画定している。
いくつかの実施形態では、器具類は、器官または脈管と端部エフェクタ34との間の接触力を検出するために端部エフェクタ34内に収容されるかまたは端部エフェクタ34と動作可能に結合された力感知アセンブリを備えることが可能である。力感知アセンブリの非限定的な例は、Leoらの米国特許出願公開第2009/177095号、Leoらの米国特許第8,075,498号、米国特許第8,157,789号、米国特許第8,182,433号、および米国特許第8,298,227号、ならびにAebyらの米国特許第8,048,063号に開示されている。これらはいずれも、本特許出願の所有者に譲渡され、これらの開示は、本明細書に含まれる明確な定義を除いては参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
別の例では、端部エフェクタ34は、エネルギー源(図示せず)に結合されたアブレーション・ヘッドを取り付けることが可能である。エネルギー源は、コントローラ40内に配置され得る。いくつかの実施形態では、コントローラ40は、動作パラメータをモニタリングするために必要とされる制御論理を実行するためにアナログ電子構成要素を備えることが可能である。さらに他の実施形態では、コントローラ40は、これを目的としてアナログ構成要素およびデジタル構成要素の両方を備える。コントローラ40は、汎用コンピュータか、またはカテーテル・システム20のみと動作するように構成された専用コンソールを備えることが可能である。
図2から図8を参照すると、制御ハンドル38aが、開示される実施形態で図示される。制御ハンドル38aは、近位端部部分44および遠位端部部分46を有し、近位端部部分44および遠位端部部分46を通過する作動軸48を画定するハウジング42を備える。近位並進移動方向52および遠位並進移動方向54が、作動軸48に沿って画定される。プランジャ・アセンブリ62が、制御ハンドル38aに配設され、プランジャ・アセンブリ62は、近位端部部分64および遠位端部部分66を有し、プランジャ・アセンブリ62は、作動軸48に沿ってハウジング42内で並進移動可能である。図示する実施形態では、作動軸48は、プランジャ・アセンブリ62の近位端部部分64および遠位端部部分66を通過する。
一実施形態では、制御ハンドル38aは、プランジャ・アセンブリ62とハウジング42との間に抵抗調節アセンブリ(図示せず)を備える。これは、プランジャ・アセンブリ62とハウジング42との間の抵抗を制御するためにユーザの所望の摩擦特徴を実現するように調節され得る。一実施形態では、プランジャ・アセンブリは、カテーテル先端部の撓み範囲にわたる復元力に実質的に整合するように動的に変動する摩擦抵抗を実現するように構成される。本明細書で説明される制御ハンドル38内への実装に適した摩擦抵抗調節アセンブリは、本願の所有者により所有されるRomoscanuの米国特許出願公開第2011/0251554号に開示されており、その開示は、本明細書に含まれる明確な定義を除いては参照により本明細書に組み込まれる。
動作時に、プランジャ・アセンブリ62は、作動軸48に沿ってハウジング42内で並進移動される。プランジャ・アセンブリ62の並進移動により、歯車102は歯車ラック84に対して並進方向に移動され、それにより歯車102は回転軸109を中心として回転される。図7および図8の各図面によれば、遠位並進移動方向54へのプランジャ・アセンブリ62の並進移動により、歯車102は反時計回り方向に回転される(図示するように)。歯車102の回転により、プル・ワイヤ端部部分36bはスプール部分112上に収容され、プル・ワイヤ端部部分36aは実質的に均等な量だけスプール部分112によってリリースされる。逆に、近位並進移動方向52へのプランジャ・アセンブリ62の並進移動により、歯車102は時計回り方向に回転されて、プル・ワイヤ端部部分36aが収容され、プル・ワイヤ端部部分36bがリリースされる。
図9Aから図9Cを参照すると、制御ハンドル38aにより二方向に動作されるようなカテーテル・アセンブリ22が、本開示の一実施形態で図示される。この実施形態では、カテーテルは、図9Aに示すようにプランジャ・アセンブリ62が中間ストローク位置に位置する場合に「ニュートラル」位置(すなわち制御ハンドル誘発湾曲が無い状態)をとる。ハウジング42内にプランジャ・アセンブリ62を収納する(すなわちハウジング42に対して近位並進移動方向52にプランジャ・アセンブリ62を並進移動させる)ことにより、プル・ワイヤ端部部分36aはスプール部分112上に収容されて、プル・ワイヤ端部部分36aを張力下におき、操縦セクション32は第1の側方方向152に遠位部分28を撓ませる(図9B)。ハウジング42からさらに外にプランジャ・アセンブリ62を延出させる(すなわちハウジング42に対して遠位並進移動方向54にプランジャ・アセンブリ62を並進移動させる)ことにより、プル・ワイヤ端部部分36bはスプール部分112上に収容されて、プル・ワイヤ端部部分36bを張力下におき、この張力は操縦セクション32に伝達され、遠位部分28は第2の側方方向154に撓まされる(図9C)。本明細書では、第1の側方方向および第2の側方方向は、カテーテル・アセンブリ22の長手方向軸155に対して垂直である。一実施形態では、2つの異なる曲率半径156および158が、第1の側方方向152および第2の側方方向154のそれぞれにおいて操縦セクション32に課される。2つの異なる曲率半径を有するカテーテル・アセンブリは、本願と同日付けで出願された本願の所有者により所有される同時係属中の米国特許出願第61/819,216号に開示されている。この開示は、本明細書に含まれる明確な定義を除いては、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
図10〜図21を参照すると、二方向切替え可能な制御ハンドル38bが、開示される実施形態で図示される。制御ハンドル38bは、ハウジング242およびプランジャ・アセンブリ262を備え、これらのハウジング242およびプランジャ・アセンブリ262は、制御ハンドル38aのハウジング42およびプランジャ・アセンブリ62と同一の構成要素の多くを有し、それらの一部は、図10〜図21で同様の番号を付された参照数字で識別される。
一実施形態では、各歯車ラック284a、284bの歯車ラック歯286a、286bは、弧状歯283および直線状歯287の組合せを備え、弧状歯283は、歯車ラック284a、284bの近位部分を備え、直線状歯は、歯車ラック284a、284bの遠位部分を備える。一実施形態では、弧状歯283は、直線状歯287よりも大きな接線寸法を有する。
機能的には、弧状歯283の円弧形状およびより大きな接線寸法により、図13Aから図13Cに示す平滑な切替えが容易となる。切替え時に、カテーテル・アセンブリ22の操縦セクション32は、「ニュートラル」位置に位置し、そのため弧状歯283に課される荷重は、カテーテル・アセンブリ22が撓み位置にある場合よりも低くなる。したがって、弧状歯283は、歯車ラック284または歯車歯104に対して損傷を引き起こすことなく、歯車102の直線状歯車歯104に係合することが可能となる。直線状歯287は、プランジャ・アセンブリ262が遠位並進移動方向54に延出されることにより、すなわち操縦セクションが撓み状態にある場合に、歯車102に係合する。したがって、弧状ではない直線状歯287は、弧状歯283よりもさらに完全に直線状歯車歯104に係合し、この場合に歯車102と歯車ラック284との間における力の機械的伝達は最大となる。より高い荷重下におけるより良好な係合は、歯車ラック284および歯車歯104に対する損傷を阻止するように作用する。また、歯車ラック歯286a、286bの直線状歯287は、弧状歯283と同一の接線寸法に対応しなくてもよい。なぜならば、歯車102が直線状歯287に係合される場合に実行される切替え動作が存在しないからである。
磁石184は、切替え可能二方向制御ハンドル38bが第1の回転配向206に位置する場合に、磁気リード・スイッチ182の近傍に位置するように構成され(図14A)、それにより磁気リード・スイッチ182を作動させる。磁気リード・スイッチ182が閉じられた状態が、プランジャ・アセンブリ62の全ストローク長130にわたり維持されるように確保するために、磁石184は、図14Cに図示するように細長であり、プランジャ・アセンブリが完全に延出された場合に、磁石184の遠位端部187が磁気リード・スイッチ182の近位に位置するように、プランジャ・アセンブリ62が完全に収納された場合に、近位端部188は磁気リード・スイッチ182の近位に位置するように配置され寸法186を有することが可能である。
機能的には、取付けブロック198および取付け孔196は、協働することにより軸方向および回転方向の両方において回転可能ハウジング242bに対して固定関係にインサート190を保持する。ハウジング部分242bの分岐、取付け孔196内への取付けブロック198の挿入。また、インサート190が半部190aおよび190bに分岐されることにより、プランジャ・アセンブリ62および回転可能ハウジング部分242bの組立が容易になり得る。
一実施形態では、歯車ラック歯286aおよび286bは、図16および図17に示すように共通列の弧状歯218から形成され得る。共通列の延在する弧状歯218を共有する一方で、正中面202a、202bをそれぞれ有する2つの歯車ラック284a、284bが依然として画定される点が理解される。かかる実施形態では、歯車ラック284aおよび284bは、歯車102の歯104が第1の回転配向206から第2の回転配向208への回転時に延在する弧状歯218に係合する範囲となる接線円弧セグメントαによって画定される。同様に、正中面202aおよび202bは、各接線円弧セグメントαの中間点を通過し、作動軸48を備える平面である。
一実施形態では、二方向切替え可能制御ハンドル38bは、歯車ラック284の整列を増強するための切替え機構220(図18、図18A、および図18B)をさらに備える。切替え機構220は、プランジャ92の本体部分96上に形成されたU字形状スロット222と、回転可能ハウジング部分242bの内部表面272bからU字形状スロット222内に径方向に内方に延在するスイッチ・ピン224とを備えることが可能である。スイッチ・ピン224は、図18および図18A〜図18Cにおいて分離して、ハウジング242の残りの部分が明瞭化のために除去された状態で図示される。U字形状スロット222は、第1のガイド・スロット226aおよび第2のガイド・スロット226b(まとめてガイド・スロット226と呼ばれる)を有する点を特徴とすることが可能であり、これらのスロットはそれぞれ、近位端部228a、228bおよび遠位端部232a、232bを有し、側方スロット234により連結される。第1のガイド・スロット226aおよび第2のガイド・スロット226bは、相互に平行であり、それぞれが、第1のガイド軸238aおよび第2のガイド軸238bをそれぞれ画定する主要寸法236を有し、ガイド軸238aおよび238bは、作動軸48に対して平行に延在する。側方スロット234は、ガイド・スロット226同士の間で接線方向に延在する。図示する実施形態では、側方スロット234は、ガイド・スロット226aおよび226bの遠位端部232aおよび232bに連結する。
また、二方向切替え可能制御ハンドル38bは、図18Cに示すように切替え機構220を変えることにより切替え不能制御ハンドルへと変換させることも可能である。第2のピン247は、図18Cのみにおいて示され、また回転可能ハウジング部分242bの内部表面272bからU字形スロット222内に径方向に内方に延在する。第2のピン247は、スイッチ・ピン224が第1のガイド軸238aに沿って並進移動することにより第2のガイド軸238bに沿って並進移動するように、スイッチ・ピン224から回転方向に離間される。
機能的には、二方向切替え可能制御ハンドル38bを切替え不能制御ハンドルに変換することが可能であることにより、両ハンドルタイプを同一のハンドル形態から実装することが可能となり、これにより別個の在庫の必要性が低下する。第2のピン247は、追加の工具に関して殆ど必要とすることがない多数の方法で実装され得る。例えば、第2のピン247が位置決めされることとなるオリフィス(図示せず)が、回転可能ハウジング242b中に配置され得る。オリフィスは、切替え可能ハンドルの回転可能ハウジング部分242bの内部表面272bと同一平面にあるプラグを、またはハンドル形態を切替え不能にするためにハウジングを貫通し、U字形スロット222内に押し込まれる第2のピン247を埋め込まれ得る。他の実施形態では、第2のピン247を備える変更バージョンの回転可能ハウジング部分が、切替え不能制御ハンドル用の代替的構成要素として製造され得る。
一実施形態では、制御ハンドル38aおよび38b(制御ハンドル38と総称される)は、ハウジング42または242の遠位端部部分46に取り付けられた遠位端部ブッシュ292を備える(図19)。また、近位端部ブッシュ294が、ハウジング42または242の近位端部部分44に取り付けられ得る(図20Aおよび図20B)。ブッシュ292、294は、ピストン92の本体部分96に摺動可能に係合する。ブッシュは、ハウジング42または242とプランジャ・アセンブリ62または262との間の側方運動を制限する一方で、作動軸48に沿った並進移動を可能にするために、プランジャの局所寸法に非常に近接した公差で形成される。一実施形態では、ブッシュ292、294は、PTFEから製造される。
機能的には、ブッシュ292、294は、制御ハンドル38に課され得る横力の存在にもかかわらず、ハウジング42または242と適切に整列された状態にプランジャ・アセンブリ62または262を維持するのを補助する。プランジャ・タイプ設計からなる制御ハンドル38は、作動軸48を中心として軸対称であることが可能であり、したがって固有の適切な動作回転配向を有さない。したがって、オペレータは、プランジャ・アセンブリ62または262の遠位端部部分66に、歯車102の回転軸109に対して平行な力成分を有する力を課し得る。抑制されない場合には、遠位端部部分66に課されるこの方向の力により、歯車ラック284、284a、または284bは歯車102に対して側方に撓む恐れがある。かかる側方への撓みにより、操縦セクション32が撓むときに、歯車ラック歯286、286a、または286bと歯車歯104との間の望ましくない干渉が引き起こされる恐れがある。ブッシュ292、294は、制御ハンドル38に印加される横力に対抗し、それにより側方撓みを低減させるように機能し得る。
回転可能ハウジング部分242bが第1の回転配向206にある状態では、作動軸48に沿ってプランジャ・アセンブリ262が作動することにより、歯車102および付随するスプール部分112は、回転軸109を中心として第1の回転方向252に回転される。図20Aおよび図20Bのそれぞれによれば、ハウジング242に対する遠位並進移動方向54へのプランジャ・アセンブリ262の移動により、回転軸109を中心とした歯車102の時計回り方向回転が引き起こされ(図示される)、近位並進移動方向52への作動により、反時計回り方向回転が引き起こされる。この動作により、プル・ワイヤ端部部分36aが引き寄せられ、このプル・ワイヤ端部部分36aに張力が印加される一方で、プル・ワイヤ端部部分36bがリリースされる。プル・ワイヤ端部部分36aに印加される張力は、操縦セクション32に伝達されて、カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28を第1の側方方向152に撓ませる。
回転可能ハウジング部分242bが、第2の回転配向208にある場合に、スイッチ・ピン224は、第2のガイド・スロット226bと整列され、第2のガイド軸238bに実質的に中心を置く(図21A)。この第2の回転配向208においては、プランジャ・アセンブリ262の作動により、スイッチ・ピン224は、第2のガイド軸238bに沿って摺動される。またこの第2の回転配向208では、プランジャ・アセンブリ262が、スイッチ・ピン224が側方スロット234に隣接しないように作動されている場合に、スイッチ・ピン224は、回転可能ハウジング部分242bが回転不能となるように第2のガイド・スロット226b内に捕獲され、ハウジング242とプランジャ・アセンブリ262との間の唯一の相対運動が、作動軸48に沿った並進移動となる。機能的には、スイッチ・ピン224と第1のガイド・スロット226aとの間の相互作用により、歯車102と第2の歯車ラック284bとの間の軸方向整列が維持される。
回転可能ハウジング部分242bが第2の回転配向208にある状態では、作動軸48に沿ってプランジャ・アセンブリ262が作動することにより、歯車102および付随するスプール部分112は、回転軸109を中心として第2の回転方向254に回転される。図21Aおよび図21Bのそれぞれによれば、ハウジング242に対する遠位並進移動方向54へのプランジャ・アセンブリ262の移動により、回転軸109を中心とした歯車102の反時計回り方向回転が引き起こされ(図示される)、近位並進移動方向52への作動により、時計回り方向回転が引き起こされる。この動作により、プル・ワイヤ端部部分36bが引き寄せられ、このプル・ワイヤ端部部分36bに張力が印加される一方で、プル・ワイヤ端部部分36aがリリースされる。プル・ワイヤ端部部分36bに印加される張力は、操縦セクション32に並進移動されて、カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28を第2の側方方向154に撓ませる。
第1の回転配向206から第2の回転配向208への切替えは、切替え機構220により以下のように達成される。プランジャ・アセンブリ262は、スイッチ・ピン224が第1のガイド・スロット226aの遠位端部232aに当接しておよび側方スロット234に隣接して位置合わせされるように、ハウジング242内に完全に収納される。遠位端部232a(または232b)に当接したスイッチ・ピン224の位置合わせは、プランジャ・アセンブリ262の収納位置の限界を画定する役割を果たし得る。同様に、スイッチ・ピンは、近位端部228a(または228b)に係合することにより、ピストン・アセンブリ262の延出位置の限界を画定することが可能である。
次いで、回転可能ハウジング部分242bは、固定ハウジング部分242aおよびプランジャ・アセンブリ262に対して作動軸48を中心として回転され、それによりスイッチ・ピン224は、側方スロット234を貫通し、第2のガイド・スロット226bの遠位端部232b内に進む。図示する実施形態では、カテーテル・アセンブリ22は、ニュートラル位置にある(すなわち、切替え時に撓みが制御ハンドル38bによって引き起こされない)。
図13Bに関連して論じるように、制御ハンドル38bの一実施形態は、歯車ラック284aおよび284bが共に切替え時に歯車102に係合するように構成される。機能的には、これは、カテーテル・アセンブリ22が切替え時に形状を変化させるのを防止するのを補助する。いわゆる「ニュートラル」位置が、制御ハンドル38bにより誘発されるいかなる撓みも伴わない一方で、外科手技時にカテーテルに対して作用する力が依然として一般的に存在する。カテーテル・アセンブリ22は、端部エフェクタ34を所望の目的地に送達するために非常に蛇行した経路をとることによって、カテーテル・アセンブリ中に複数の屈曲を引き起こし得る。この屈曲は、プル・ワイヤ36に歪みを引き起こし、この歪みは、歯車102がリリースされた場合には歯車102に作用し得るため、それにより歯車102は、「ニュートラル」位置にある場合に異なる回転配向をとる。これは、他の側方方向における遠位部分28の関節動作と比較した場合のある側方方向における遠位部分28の関節機能の低下、およびハンドル38aがいわゆる「ニュートラル」位置にある場合の遠位部分28に課せられる撓みなどの、いくつかの望ましくない紛糾状態を結果としてもたらし得る。切替え時に歯車102を確実に捕獲することにより、これらの紛糾は回避される。
歯車102および付随するスプール部分112の回転を切り替えることが可能であることにより、カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28の撓みの制御により高い分解能が可能となる。なぜならば、第1の側方方向152および第2の側方方向154への撓みが、ハンドル38bのストローク長130の半分に限定される必要がないからである。作動方向に対する歯車102の回転方向を反転させることが可能であることにより、ストローク長130の半分に各撓み方向を限定する必要性が解消される。すなわち、第1の回転配向では、歯車102はプランジャ・アセンブリの全ストロークにわたり第1の回転方向252に回転し、第2の回転配向では、歯車はプランジャ・アセンブリの全ストロークにわたり逆の第2の回転方向254に回転する。したがって、オペレータは、カテーテル・アセンブリ22の遠位部分28を撓ませる場合により高い分解能を与えられる。

Claims (27)

  1. 操縦可能カテーテル用の制御ハンドルであって、
    遠位端部に開口を画定した細長ハウジングであって、前記細長ハウジングおよび前記開口が作動軸を中心として同心状であり、前記作動軸が近位並進移動方向および遠位並進移動方向を画定する細長ハウジングと、
    前記細長ハウジングの前記開口内に配設されているとともに近位部分および遠位部分を有するプランジャであって、前記プランジャの前記近位部分が前記細長ハウジング内に配設され、前記遠位部分が前記細長ハウジングの前記開口の遠位に延在し、前記プランジャが前記作動軸に沿ってストローク長にわたり前記細長ハウジング内で並進移動可能であるプランジャと、
    前記プランジャの前記遠位部分に装着されたカテーテル本体と、
    前記プランジャに取り付けられているとともに前記細長ハウジング内に配設された歯車であって、前記作動軸に対して実質的に垂直である回転軸を中心として回転可能である歯車と、
    前記歯車に動作可能に結合されているとともに前記回転軸を中心として回転可能であるスプール部分と、
    前記回転軸を中心とした収容のために前記スプール部分に係合された少なくとも1つのプル・ワイヤであって、前記スプール部分から前記プランジャの前記遠位部分を通り前記カテーテル本体内に延在する少なくとも1つのプル・ワイヤと、
    前記細長ハウジングに動作可能に結合され、前記細長ハウジングと固定関係におかれた第1の歯車ラックと、
    前記細長ハウジングに動作可能に結合され、前記細長ハウジングと固定関係におかれた第2の歯車ラックと、
    を備えており、
    前記制御ハンドルは、前記プランジャが前記遠位方向に並進移動される場合に第1の回転方向に前記歯車を回転させるために、前記歯車に前記第1の歯車ラックを係合させるための第1の構成へと選択的に構成可能であり、
    前記制御ハンドルは、前記プランジャが前記遠位方向に並進移動される場合に第2の回転方向に前記歯車を回転させるために、前記歯車に前記第2の歯車ラックを係合させるための第2の構成へと選択的に構成可能であり、
    前記第2の回転方向は、前記第1の回転方向の逆である、制御ハンドル。
  2. 前記第1の歯車ラックおよび前記第2の歯車ラックは、前記細長ハウジングの内部表面から径方向に内方に延在する、請求項1に記載の制御ハンドル。
  3. 前記第1の歯車ラックの一部分が、前記第2の歯車ラックの一部分と対角線方向に対向側に位置する、請求項2に記載の制御ハンドル。
  4. 前記第1の歯車ラックおよび前記第2の歯車ラックが延在する起点となる前記内部表面は、前記作動軸を中心として実質的に円筒状である、請求項3に記載の制御ハンドル。
  5. 前記第1の歯車ラックおよび前記第2の歯車ラックは、前記内部表面から延在する共通列の弧状歯によって画定される、請求項4に記載の制御ハンドル。
  6. 各々の前記弧状歯は、180°超の円弧を画定する、請求項5に記載の制御ハンドル。
  7. 前記細長ハウジングは、ベース・セクションおよび回転可能セクションを備えており、
    前記回転可能セクションは、前記ベース・セクションに対して前記作動軸を中心として回転可能であり、
    前記回転可能セクションは、前記第1の歯車ラックおよび前記第2の歯車ラックを備えている、請求項1に記載の制御ハンドル。
  8. 前記回転可能セクションは、前記ベース・セクションの遠位に位置する、請求項7に記載の制御ハンドル。
  9. 前記第1の歯車ラックおよび前記第2の歯車ラックは、前記細長ハウジングに動作可能に結合されたインサート上に形成されている、請求項1に記載の制御ハンドル。
  10. 前記ハンドルは手持ち式である、請求項1に記載の制御ハンドル。
  11. 前記第1の構成と前記第2の構成との間で前記制御ハンドルを交互に切り替えるように構成された切替え機構をさらに備えている、請求項1に記載の制御ハンドル。
  12. 前記制御ハンドルが前記第2の構成にある場合に閉じるように構成された位置指示スイッチをさらに備えている、請求項11に記載の制御ハンドル。
  13. 前記位置指示スイッチはリード・スイッチである、請求項12に記載の制御ハンドル。
  14. 前記切替え機構は、第1のガイド・スロットおよびスイッチ・ピンを備えており、
    前記スイッチ・ピンは、前記プランジャが前記細長ハウジングに対して前記作動軸に沿って並進移動される場合に、前記第1のガイド・スロット内で並進移動される、請求項11に記載の制御ハンドル。
  15. 前記スイッチ・ピンは、前記第1のガイド・スロットと協働して、前記プランジャの前記ストローク長の一部分にわたり前記プランジャに対する前記作動軸を中心とした前記細長ハウジングの回転を防止する、請求項14に記載の制御ハンドル。
  16. 前記第1のガイド・スロットは、前記プランジャの前記ストローク長の一部分にわたり前記歯車と前記第1の歯車ラックとの間の並進整列を維持する、請求項12に記載の制御ハンドル。
  17. 前記第1のガイド・スロットは、前記プランジャ上に形成されており、
    前記スイッチ・ピンは、前記細長ハウジングから延在している、請求項12に記載の制御ハンドル。
  18. 前記細長ハウジングおよび前記プランジャの一方の上に配設された径方向付勢要素をさらに備えており、
    前記径方向付勢要素は、前記細長ハウジングおよび前記プランジャの他方の上に形成された第1の軸方向延在溝と協働し、
    前記径方向付勢要素は、前記第1の軸方向延在溝に係合して、前記第1のガイド・スロットに前記スイッチ・ピンを能動的に整列させる、請求項12に記載の制御ハンドル。
  19. 前記切替え機構は、第2のガイド・スロットおよびスイッチ・ピンを備えており、
    前記スイッチ・ピンは、前記プランジャが前記細長ハウジングに対して前記作動軸に沿って並進移動される場合に、前記第2のガイド・スロット内で並進移動され、
    前記スイッチ・ピンは、前記第1のガイド・スロットと前記第2のガイド・スロットとの間で切替え可能である、請求項12に記載の制御ハンドル。
  20. 前記第2のガイド・スロットは、前記プランジャの前記ストローク長の一部分にわたり前記歯車と前記第2の歯車ラックとの間の並進整列を維持する、請求項19に記載の制御ハンドル。
  21. 前記歯車は、前記スイッチ・ピンが前記第1のガイド・スロットと前記第2のガイド・スロットとの間で切り替えられることにより、前記第1の歯車ラックおよび前記第2の歯車ラックの両方に係合する、請求項19に記載の制御ハンドル。
  22. 前記細長ハウジングおよび前記プランジャの一方の上に配設された径方向付勢要素をさらに備えており、
    前記径方向付勢要素は、前記細長ハウジングおよび前記プランジャの他方の上に形成された第1の軸方向延在溝および第2の軸方向延在溝の一方と協働し、
    前記径方向付勢要素は、前記第1の軸方向延在溝および前記第2の軸方向延在溝に交互に係合して、前記第1のガイド・スロットおよび前記第2のガイド・スロットのそれぞれに前記スイッチ・ピンを能動的に整列させるように構成されている、請求項19に記載の制御ハンドル。
  23. 操縦可能カテーテル用の制御ハンドルであって、
    近位部分および遠位部分を有しているとともに内部表面および外部表面を備えているハウジングであって、前記内部表面が作動軸を囲むチャンバおよび開口を画定し、前記開口が前記ハウジングの前記遠位部分上に画定され、前記作動軸が近位並進移動方向および遠位並進移動方向を画定するハウジングと、
    前記ハウジングの前記開口内に配設されているとともに近位部分および遠位部分を有するプランジャであって、前記プランジャの前記近位部分が前記チャンバ内に配設され、前記遠位部分が前記開口の遠位に延在し、前記プランジャが前記近位方向および前記遠位方向に前記作動軸に沿って前記チャンバ内で並進移動可能であるプランジャと、
    近位端部部分および遠位端部分を備えるカテーテル本体であって、前記近位端部部分が前記プランジャの前記遠位部分に装着され、前記カテーテル本体の前記遠位端部部分が操縦セクションを備えているカテーテル本体と、
    前記チャンバ内に配設されているとともに前記プランジャに取り付けられた歯車であって、前記作動軸に対して実質的に垂直である回転軸を中心として回転可能である歯車と、
    前記歯車に動作可能に結合されているとともに前記回転軸を中心として回転可能であるスプール部分と、
    前記回転軸を中心とした収容のために前記スプール部分に係合された少なくとも1つのプル・ワイヤであって、前記スプール部分から前記プランジャの前記遠位部分および前記カテーテル本体を通って延在し、前記カテーテル本体の前記操縦セクションと動作可能に結合された少なくとも1つのプル・ワイヤと、
    前記チャンバの前記内部表面に動作可能に結合された歯車ラックであって、前記細長チャンバの前記内部表面と固定関係にあり、前記歯車はが前記歯車ラックに動作可能に結合されている歯車ラックと、
    を備えており、
    前記作動軸に沿った前記ハウジングに対する前記プランジャの並進移動により、前記歯車ラックが前記回転軸を中心として前記歯車および前記スプールを回転させる、制御ハンドル。
  24. 前記スプール部分は、前記歯車上に形成された連続接線スロットを備える、請求項23に記載の制御ハンドル。
  25. 前記第1の歯車ラックは、前記ハウジングの前記遠位部分と一体的に形成される、請求項23に記載の制御ハンドル。
  26. カテーテルの遠位端部を撓ませるための方法であって、
    プランジャ・タイプ・カテーテル制御ハンドルに動作可能に結合されたカテーテルを用意し、
    前記プランジャ・タイプ制御ハンドルは、細長ハウジング内に配設されているプランジャと、前記細長ハウジングと動作可能に結合された第1の歯車ラックと前記プランジャに回転可能に取り付けられた歯車を備えており、
    前記プランジャは、作動軸に沿って前記細長ハウジング内で並進移動可能であり、
    前記第1の歯車ラックは、前記歯車と係合可能であり、
    前記歯車は、スプール部分に動作可能に結合され、
    前記スプール部分は、前記プル・ワイヤの収容およびリリースのためにプル・ワイヤに動作可能に結合され、
    前記プル・ワイヤは、前記カテーテルの前記遠位端部の側方撓みのために前記カテーテルの遠位端部に動作可能に結合され、
    前記作動軸に沿った第1の並進移動方向への前記プランジャの並進移動により、前記第1の歯車ラックは、第1の回転方向に前記歯車および前記スプール部分を回転させ、前記スプール上に前記プル・ワイヤを収容し、
    前記作動軸に沿った第2の方向への前記プランジャの並進移動により、前記第1の歯車ラックが第2の回転方向に前記歯車および前記スプール部分を回転させ、前記スプールから前記プル・ワイヤをリリースし、
    前記カテーテルの操作のための指示を与え、
    前記指示は、
    前記第1の並進移動方向に前記作動軸に沿って前記プランジャを並進移動させることにより、前記カテーテルの前記遠位端部が曲線を画定するように第1の側方方向に前記カテーテルの前記遠位端部を撓ませる、方法。
  27. 前記細長ハウジングに動作可能に結合されるとともに前記歯車と係合可能である第2の歯車ラックと、前記第1の歯車ラックが前記歯車に係合される第1の構成で構成可能であり、前記第2の歯車ラックが前記歯車に係合される第2の構成で構成可能である前記プランジャ・タイプ制御ハンドル上の切替え機構と、を前記カテーテルに設け、
    前記切替え機構が前記第2の構成にある場合に、前記作動軸に沿った前記第1の方向への前記プランジャの並進移動により、前記第2の歯車ラックが前記第2の回転方向に前記歯車および前記スプール部分を回転させ、前記スプールから前記プル・ワイヤをリリースさせ、
    前記作動軸に沿った前記第2の方向への前記プランジャの並進移動により、前記第2の歯車ラックが前記第1の回転方向に前記歯車および前記スプール部分を回転させ、前記スプール上に前記プル・ワイヤを収容させ、
    前記カテーテルの操作のためのさらなる指示を与え、
    前記指示は、
    前記第2の構成へと前記切替え機構を切り替えること、
    前記第1の並進移動方向に前記作動軸に沿って前記プランジャを並進移動させることにより、前記カテーテルの前記遠位端部が曲線を画定するように第2の側方方向に前記カテーテルの前記遠位端部を撓ませることであって、前記第2の側方方向は前記第1の側方方向の逆である並進移動をさせること、
    をさらに含む、請求項26に記載の方法。
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