JP2018099420A - スチーム噴出器およびスチームアイロン - Google Patents

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Abstract

【課題】スチーム発生時の気化室の温度低下を抑えてスチームを安定化する。【解決手段】スチーム発生用の気化体3と、気化体3へ供給される水を貯留する水タンク20と、水タンク20内の水を気化体3へ供給するポンプ装置24と、気化体3の温度を制御する制御部30とを備え、気化体3は、気化室1と、湾曲部2aを有して略U字状に形成され気化室1を加熱するヒータ2と、気化室1へ水が供給される水供給口10と、気化体3の温度を検知する感温部11とを有し、水供給口10は、湾曲部2aの内側近傍に設けられ、感温部11は、湾曲部2aの外側に近接して設けられたものである。【選択図】図2

Description

本発明は、衣類等のしわ伸ばしを行うスチーム噴出器およびスチームアイロンに関する。
従来のスチーム噴出器は、水タンクに貯留した水をポンプ装置により気化室へ送水し、気化したスチームを衣類等に噴出してしわを伸ばすようにしている。気化室への送水にポンプ装置を用いることによって、送水方向の重力による制約を解消することができ、ハンガーに掛けた状態の衣類等に対して、スチーム噴出器を任意の方向に向けてスチームを噴出することができる。
気化室へ供給された水は瞬時に気化させる必要がある。もし、気化室が水の気化可能な温度に加熱される前に水が供給されると、気化しなかった水がスチームとともに噴出し、衣類等を濡らしてしまう不都合が生じる。このような問題を解決するために、気化室が水の気化可能な温度に加熱されると電動ポンプを駆動可能に構成したスチーム噴出器が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、上記特許文献1に記載された従来のスチーム噴出器である。図9に示されるように、スチーム発生用の気化室61は、ヒータ62によって加熱される気化体63に形成されている。ヒータ62は、略U字状に曲げられたシーズヒータで構成されており、気化体63の成型時に埋設される。気化体63の下面側にはベース64が固着されており、スチームアイロンとしても使用可能である。
気化体63の上面に固着されたサーモスタット65は、気化体63の熱を感知してヒータ62の通電をオンオフ制御し、気化室61が水の気化に適した所定の温度に加熱されるように動作する。水タンク66に貯留された水は、電動ポンプ67によって気化室61へ供給される。
電動ポンプ67は、ポンプスイッチ68の操作時に制御部69によって駆動される。制御部69は、気化室61が水の気化可能な温度に加熱されると、電動ポンプ67を駆動可能となるように構成されている。
また、スチーム噴出孔をハンガーに掛けた状態の衣類等に向けたときに、気化室を加熱する略U字状に曲げられたヒータの湾曲部が、気化室の下方に位置するように構成され、このヒータの湾曲部の近くに気化室への水供給部が設けられたスチーム噴出器が考えられている(例えば、特許文献2、3参照)。
上記特許文献2に記載された従来のスチーム噴出器である蒸気発生装置は、サーモスタットが気化室への水供給部と対向して気化体の下面に取り付けられている。また、上記特許文献3に記載された従来のスチーマーは、略U字状に曲げられたヒータの湾曲部から離れた端子部側にサーモスタットが取り付けられている。
また、スチーマー機能を備えたスチームアイロンが考えられている(例えば、特許文献4参照)。上記特許文献4に記載された従来のスチームアイロンは、タンク内の水を気化室へ供給する手動ポンプを備えている。また、タンクの後方底部に手動ポンプの給水口が設けられたことにより、ハンガーに掛けた状態の衣類等とアイロンのベース面が平行になるようにアイロンを垂直に立てた状態にしても、衣類等に向けてスチームを噴出すること
ができるように構成されている。
特開2015−2820号公報 特開昭63−181800号公報 特開昭63−190062号公報 実公昭54−12637号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来の構成では、気化室が水の気化適正温度に加熱されると、電動ポンプの駆動が可能になり、水を気化室へ供給してスチームを発生させることができる。しかし、使用者がスチームを発生させて衣類等のしわ伸ばし作業を開始すると、気化室の温度は水の気化に熱を奪われて急激に低下して発生するスチーム量が減少し、次に気化室が加熱されるまで時間がかかって待たされる場合があり、使い勝手が悪いという課題があった。
気化室の温度は、サーモスタットによってヒータの通電をオンオフして所定の温度に調節される。サーモスタットは、オンオフ動作における接点開閉時に発生するノイズなどの電波障害の発生を防止するために、バイメタルの動作で接点を急速に開閉する構成が一般的である。バイメタルは、オン状態からオフ状態、または、オフ状態からオン状態への動作に一定の時間が必要である。このため、制御される気化室の温度変化に一定の幅が生じ、その反転特性から温度を一定幅以下で制御することは困難である。
スチームアイロンにおいては、サーミスタによりベースの温度を検知し、その出力に基づいて温度制御を行うことは一般的であり、設定温度に対して少ない誤差で精度よく制御することができる。また、スチームアイロンは、スチームを発生する姿勢が衣類等をプレスする状態でほぼ一定であるとともに、通常の使用時は、気化室への水の滴下量はほぼ一定に保たれて安定している。
しかしながら、スチーム噴出器は、例えば、ハンガーに掛けた状態の衣類等に対して、スチーム噴出器を様々な方向に向けてスチームを噴出させるように使用される。また、気化室への水の供給量は、使用者のポンプ操作に依存しており不安定である。水が過剰に供給されると気化室の温度が急速に低下し、この温度低下をサーモスタットが感知してからヒータをオン状態にする動作に遅延が生じて、スチーム量が少ない状態が生じるという特有の課題があった。
また、前記特許文献4に記載された従来のスチームアイロンでは、ベースの前方にヒータの湾曲部が配設されており、その湾曲部から離れた後方位置に手動ポンプでスチームを発生させる気化室が設けられている。このため、アイロンを垂直に立てた状態にして水が気化室へ供給されると、スチームの発生に熱を奪われて気化室の温度低下が速く、加えて、安定したスチームの噴出は、気化室への水の供給量に依存するため、使い勝手が悪いという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、スチーム発生時の温度低下を抑えて安定したスチームを噴出することができるスチーム噴出器およびスチームアイロンを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のスチーム噴出器は、スチーム発生用の気化体と、前記気化体へ供給される水を貯留する水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化体へ供給するポンプ装置と、前記気化体の温度を制御する制御部とを備え、前記気化体は、気化室と、湾曲部を有して略U字状に形成され前記気化室を加熱するヒータと、前記気化室へ水が供給される水供給口と、前記気化体の温度を検知する感温部とを有し、前記水供給口は、前記湾曲部の内側近傍に設けられ、前記感温部は、前記湾曲部の外側に近接して設けられたものである。
これによって、気化室の温度低下を感温部で精度よく感知することができ、スチーム発生時の気化室の温度低下を抑えてスチームを安定して噴出することができる。
また、本発明のスチームアイロンは、スチーム発生用の気化体と、衣類等をプレスするプレス面とスチーム噴出口とを有し前記気化体と結合されたベースと、前記気化体へ供給される水を貯留する水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化体へ供給するポンプ装置と、使用者が握るためのハンドル部とを備え、前記気化体は、気化室と、湾曲部を有して略U字状に形成され前記気化室を加熱するヒータとを有し、前記プレス面が略鉛直となるように前記ハンドル部を保持されたとき、前記ヒータは、前記湾曲部が下方に位置するように構成されたものである。
これによって、気化室を高温の湾曲部で迅速に加熱することができ、使用開始時の待機時間を短縮することができるとともに、スチーム発生時の気化室の温度低下を抑えてスチームを安定して噴出することができる。
本発明のスチーム噴出器およびスチームアイロンは、スチーム発生時の気化室の温度低下を抑えてスチームを安定して噴出することができ、使い勝手をよくすることができる。
本発明の実施の形態1におけるスチーム噴出器およびスチームアイロンの側面図 同スチーム噴出器およびスチームアイロンの要部断面図 同スチーム噴出器およびスチームアイロンの要部拡大断面図 同スチーム噴出器およびスチームアイロンの気化室の斜視図 同スチーム噴出器およびスチームアイロンの気化室の平面図 同スチーム噴出器およびスチームアイロンのヒータの湾曲部付近の模式図 同スチーム噴出器およびスチームアイロンのブロック構成図 同スチーム噴出器およびスチームアイロンの使用状態図 従来のスチーム噴出器の要部断面図
第1の発明は、スチーム発生用の気化体と、前記気化体へ供給される水を貯留する水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化体へ供給するポンプ装置と、前記気化体の温度を制御する制御部とを備え、前記気化体は、気化室と、湾曲部を有して略U字状に形成され前記気化室を加熱するヒータと、前記気化室へ水が供給される水供給口と、前記気化体の温度を検知する感温部とを有し、前記水供給口は、前記湾曲部の内側近傍に設けられ、前記感温部は、前記湾曲部の外側に近接して設けられたスチーム噴出器である。
これにより、気化室の温度低下を感温部で精度よく感知することができる。湾曲部の内側近傍に水が供給されると、湾曲部の熱を奪って瞬時に気化する一方、湾曲部の温度が低下する。感温部が湾曲部の外側に近接して設けられているため、湾曲部の温度低下を素早
く感知してヒータに通電し、気化室の温度低下を抑えることができるようになる。したがって、気化室の温度低下にともなうスチーム量の減少を防止してスチームを安定して噴出することができる。 第2の発明は、特に、第1の発明において、前記気化体は、前記湾曲部の外側にリブで囲むように設けられた空洞部を有し、前記感温部は、前記空洞部に設けられたものである。
これにより、気化室の温度低下を感知する感温部の感度を高めることができる。湾曲部の内側近傍に水が供給されると、湾曲部の熱を奪って瞬時に気化するが、湾曲部の温度が低下する。湾曲部の外側に空洞部に設けられているため、湾曲部の熱容量が小さく温度低下が加速される。感温部が湾曲部の外側に形成され空洞部に設けられているため、迅速にヒータに通電して気化室の温度を精度よく維持することができる。また、空洞部はリブで囲むように設けられており、空洞部の外側にベースの後端部に向かってリブが形成されているため、アイロン使用時に後端部への導熱作用を奏して、後端部を利用したしわ伸ばし効果を高めることができる。 第3の発明は、スチーム発生用の気化体と、衣類等をプレスするプレス面とスチーム噴出口とを有し前記気化体と結合されたベースと、前記気化体へ供給される水を貯留する水タンクと、前記水タンク内の水を前記気化体へ供給するポンプ装置と、使用者が握るためのハンドル部とを備え、前記気化体は、気化室と、湾曲部を有して略U字状に形成され前記気化室を加熱するヒータとを有し、前記プレス面が略鉛直となるように前記ハンドル部を保持されたとき、前記ヒータは、前記湾曲部が下方に位置するように構成されたスチームアイロンである。
これにより、気化室を高温の湾曲部で迅速に加熱することができ、使用開始時の待機時間を短縮することができる。また、水タンクの後方に設けられたポンプ装置と、ヒータの湾曲部で囲まれその内側に形成された気化室が近接して配設され、湾曲部の内側近傍に設けられた水供給口とポンプ装置との距離が短縮される。したがって、水タンク内の水は、ポンプ装置によって気化室へ迅速に送水されるとともに、高温の湾曲部で加熱される気化室でのスチーム発生時の気化室の温度低下を抑えて安定したスチームを噴出することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、前記気化体の温度を制御する制御部を備え、前記気化体は、前記気化室へ水が供給される水供給口と、前記気化体の温度を検知する感温部とを有し、前記水供給口は、前記湾曲部の内側近傍に設けられ、前記感温部は、前記湾曲部の外側に近接して設けられたものである。
これにより、気化室の温度低下を感温部で精度よく感知することができる。湾曲部の内側近傍に水が供給されると、湾曲部の熱を奪って瞬時に気化するが、湾曲部の温度が低下する。感温部が湾曲部の外側に近接して設けられているため、湾曲部の温度低下を素早く感知してヒータに通電し、気化室の温度低下を抑えることができるようになる。したがって、気化室の温度低下にともなうスチーム量の減少を防止してスチームを安定して噴出することができる。また、湾曲部の外側にリブで囲むように気化体に空洞部が形成され、この空洞部に感温部が設けられた場合は、気化室の温度低下を感知する感温部の感度を高めることができ、第2の発明と同様の作用効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスチーム噴出器およびスチームアイロンの側面図で、スタンドに置かれた状態を示す。図2は、本実施の形態におけるスチーム噴出器およびスチームアイロンの要部断面図である。図3は、本実施の形態におけるスチーム
噴出器およびスチームアイロンの感温部近傍の要部拡大断面図である。図4は、本実施の形態におけるスチーム噴出器およびスチームアイロンの気化体とベースの斜視図である。図5は、本実施の形態におけるスチーム噴出器およびスチームアイロンの気化体とベースの平面図である。図6は、本実施の形態におけるスチーム噴出器およびスチームアイロンのヒータの湾曲部付近の模式図である。図7は、本実施の形態におけるスチーム噴出器およびスチームアイロンのブロック構成図である。図8は、本実施の形態におけるスチーム噴出器およびスチームアイロンの使用状態図である。
図1〜図6において、スチーム発生用の気化室1は、ヒータ2によって加熱される気化体3に設けられている。気化体3は、例えば、良熱伝導性のアルミダイカストで形成されている。ヒータ2は、略U字状に曲げられた湾曲部2aと両端に端子部2bを有するシーズヒータであり、気化体3の成型時に埋設される。
気化体3の下面側にベース4が固着されている。ベース4は、気化体3と同様にアルミダイカストで形成され、気化体3と熱的に結合されてヒータ2によって加熱される。気化体3とベース4は水密的にシール結合され、両者の間に空間を設けてスチーム通路5が形成されている。
ベース4は、前後に細長い略長円形で前端部4aと後端部4bとがわずかに丸みを帯びた尖形に形成されている。ベース4のプレス面4cは、外方へ膨らむように前後方向と左右方向ともに円弧状の湾曲形状に形成されている。ベース4の外周縁部4dは、エッジ形状とならないように丸みを帯びて形成されている。
気化室1は、前後方向に細長く形成されたベース4の中央部より後方寄りに設けられており、ヒータ2の湾曲部2aで囲まれるようにその内側に配設されている。ヒータ2は、湾曲部2aから前端部4a方向に略平行に延びた部分の先端に端子部2bを有している。
気化室1の上面は、気化体3に取り付けられた気化室蓋6によって覆われている。気化室蓋6は、気化体3に水密的にシール結合されている。気化室1は、スチーム通路5と気化体3に設けられた加熱通路8を介して連通部7で連通している。加熱通路8は、気化室1からヒータ2上に曲がりくねった形状で連通部7の両側に形成されている。
ベース4には複数(本実施の形態では6個)のスチーム噴出口9がスチーム通路5と連通して設けられている。気化室1で発生したスチームは、加熱通路8を通って連通部7からスチーム通路5に流入し、スチーム噴出口9から外部へ噴出する。気化室1への水供給口10が気化室蓋6に設けられている。水供給口10は、ヒータ2の湾曲部2aの内側近傍の位置A(図6の模式図で概ねの位置を示す)に水が供給されるように設けられている。
サーミスタで構成された感温部11は、気化体3の温度を検知する。感温部11は、気化室蓋6で覆われた気化室1の外側の気化体3の上面に形成された窪み12の中に取り付けられている。ヒータ2の湾曲部2a近傍は、温度上昇が最も早い。感温部11は、電気的絶縁が施されており、ヒータ2の湾曲部2aの外側に近接した位置B(図6の模式図で概ねの位置を示す)に取付板11aによって固定されている。取付板11aは、例えば、アルミニウム等の良熱伝導性の金属板で構成されている。
図3に示されるように、感温部11は、その中心がヒータ2の湾曲部2aの中心Cを含む位置より矢印方向である外側に近接して配設されている。感温部11は、空洞部13に配設されている。空洞部13は、湾曲部2aの外側にリブ14で囲むように形成されている。また、気化体3のベース4側に、ヒータ2の湾曲部2aの外側に近接して凹形状の下
側空洞部15が形成されている。下側空洞部15は、スチーム通路5と連通しており、スチーム噴出口9の少なくとも1つは下側空洞部15と対向する位置に配設されている。
ベース4の上方に断熱体16が設けられている。断熱体16は、ベース4と気化体3を上方から覆うようにベース4に取り付けられている。ベース4の上方に設けられた樹脂製の筐体17は、断熱体16を外方から包囲するように形成されている。筐体17の上部にハンドル部18が設けられている。ハンドル部18は、細長く形成されたベース4の上方に長手方向でその略中央部に形成されている。これにより、使用者は、ハンドル部18を把持した際に、良好な重量バランスで筐体17を保持することができる。ベース4の外周縁部4dと断熱体16の間に耐熱性を有する断熱材19が設けられている。また、断熱体16の外周面に凹状の溝16aが設けられ、筐体17の内面との間に断熱空間が形成されている。
気化室1へ供給される水は、水タンク20に貯留される。水タンク20は、筐体17内の前部で断熱体16の上方に配設されている。水タンク20の前面上部に注水部21が設けられ、蓋体22によって開閉自在に構成されている。水タンク20内に貯留されている水量は、上下方向に細長く形成された透明な表示窓23によって視認可能に構成されている。
ポンプ装置24は、水タンク20内の水を気化室1へ供給する電動ポンプで構成されている。ポンプ装置24は、水タンク20の後方に隣接して配設されており、断熱体16に形成されたポンプ支持部25に取り付けられている。ポンプ支持部25は、断熱体16の上方に設けられている。断熱体16の上面とポンプ支持部25の間に形成された断熱空間により、ポンプ装置24の過熱が防止される。ポンプ装置24は、例えば、一般的な電磁式ポンプで構成される。電磁式ポンプは、外周に設けられた電磁コイルの内部にプランジャー機構が設けられ、プランジャー機構が電磁コイルによって往復動作する。
ポンプ装置24には、水タンク20内の水を吸い込む吸水管26が接続されている。吸水管26は、可撓性の材料で変形可能に構成されており、先端部分に形成された吸込み口27の近傍に錘28が設けられている。吸水管26は、ハンドル部18が把持されたときの姿勢の変化に応じて、水タンク20内の水の移動とともにその重力方向へ変位するように構成されている。これによって、吸込み口27は、水没した状態が維持される。
また、吸い込んだ水を気化室1へ吐出する送水管29がポンプ装置24に接続されている。送水管29の出口側は、気化室蓋6に設けられた水供給口10に繋がれている。ポンプ装置24のプランジャー機構の往復動作によって、吸水管26を通して水タンク20内の水が吸入される。そして、吸入された水が送水管29を通して気化室1へ吐出される。
ハンドル部18の下面の前部には、ポンプ装置24の駆動を手動操作するポンプスイッチ31が設けられている。制御部30は、ポンプスイッチ31の押圧操作時にポンプ装置24を駆動するように構成されている。
制御部30は、プリント基板に制御回路が構成されてハンドル部18内に設けられている。制御部30は、気化体3の温度を検知する感温部11の出力信号に基づいて、ヒータ2の湾曲部2aの内側近傍の気化室1の温度を、水の気化可能な所定温度(例えば、160℃)に制御する。使用中にポンプスイッチ31がオン操作されたとき、感温部11の出力信号が、気化室1が水の気化可能な設定温度に加熱されていることを制御部30に入力されていると、ポンプ装置24が駆動され、気化室1に設定量の水が送水されてスチームが噴出する。
制御部30は、気化室1への送水量が気化室1の気化能力を超えることがないようにポンプ装置24を駆動するように構成されている。また、気化室1の温度が急激に低下しないようにポンプ装置24を駆動するように構成されている。
気化能力とは、気化室1に供給された水を瞬時に気化することができる程度の能力である。水を一気に気化されたスチームは、スチーム噴出口9から勢いよく噴出する。気化能力は、気化室1の温度と、供給された水と接触する表面積および熱量等によって決定される。したがって、送水量を設定することにより気化能力を超えないようにすることができる。
制御部30は、設定された水量が気化室1へ供給されるように、ポンプ装置24を間欠的に駆動する。例えば、電圧波形における周波数の一部を所定の間隔でポンプ装置24に印加することにより、任意の間隔で間欠的に駆動することができ、一般的な駆動回路により実施可能である。
感温部11によって気化室1が設定温度に加熱されていないことが制御部30に入力されていると、制御部30は、ポンプスイッチ31がオン操作された場合でもポンプ装置24を駆動しない状態を維持する。これにより、制御部30は低温の気化室1への送水を防止することができるので、水が気化せずにスチーム噴出口9から漏出するのを防ぐことができる。
これらの構成により、使用者がハンドル部18を把持し、衣類等に対して筐体17を移動させる動作を行いながら、ポンプスイッチ31のオンオフ操作によりスチームの噴出と停止が容易に行える。
筐体17の内部には、気化室1が形成された気化体3、水タンク20、ポンプ装置24、電源スイッチ32および内部配線用のターミナル33等が設けられている。電源スイッチ32およびターミナル33は、断熱体16に設けられた支持部(図示せず)に取り付けられている。電源スイッチ32は、スライド式のスイッチで構成されている。電源スイッチ32は、筐体17の外側面に設けられたスイッチ釦34の手動操作で電源のオンオフが行われる。
電源コード35は、筐体17の後部から後方へ引き出されている。電源コード35は、筐体17からの出口部分で可撓性のチューブで形成された屈曲自在なプロテクタ36で保護されている。電源コード35からヒータ2に商用電源が供給される。
ターミナル33は、ベース4の前端部4a側に位置するヒータ2の端子部2bと、制御部30と、電源スイッチ32と、電源コード35等を電気的に接続し、ヒータ回路を構成する。
一般的に、電源コードは使用時における使い勝手の利便性から筐体の後部から引き出されている。また、ヒータの端子部は、電源コードに近くて接続が容易なベースの後端部側に配設される。この場合、電源コードとヒータの端子部等を接続する内部配線は、筐体の後部内に形成される空間部で合理的に行うことが可能である。
しかしながら、本実施の形態においては、ヒータ2の端子部2bがベース4の前端部4a側に配設されている。この構成では、端子部2bは筐体17の後部から引き出される電源コード35から離れた位置となる。そこで、ターミナル33は、筐体17内の略中央部に配設されている。この構成により、内部配線が合理的に行われる。
また、ハンドル部18の上面前部に設けられていた電源スイッチ32は、筐体17の側面に配設されている。この構成により、使用者はハンドル部18を容易に把持することができるようになる。また、ハンドル部18を握ったときに操作がし易くなり、使い勝手が向上する。
スチーム噴出器およびスチームアイロンは、不使用時および使用中の休止時に載置できるスタンド37を備えている。スタンド37は、ベース4のプレス面4cを下向きにして載置されたときに、筐体17の下端周縁部17aを下方から支持する支持部38を備えている。支持部38は、筐体17の下端周縁部17aに対向して環状に形成され、等間隔に複数(本実施の形態では6カ所)の突起が形成されている。
また、スタンド37は、ベース4が収容される凹部37aを有する。凹部37aは、筐体17がスタンド37に載置されたとき、プレス面4cと凹部37aとの間に空間ができるように、プレス面4cに沿って窪ませて形成されている。
また、スタンド37には、ベース4を外方から包囲する壁39が設けられている。壁39は、その上端部39aが筐体17の下端周縁部17aより上方に位置するように構成されている。支持部38には、壁39との間に規制部38aが設けられている。筐体17の下端周縁部17aは、規制部38aに導かれて支持部38の所定の位置に載置される。
以上のように構成されたスチーム噴出器およびスチームアイロンについて、その動作および作用を説明する。使用者は、水タンク20に所定量の水を入れてスタンド37に載置する。そして、スイッチ釦34を操作して電源スイッチ32をオンにし、ヒータ2に通電する。
気化室1がヒータ2で加熱されると、感温部11が気化体3の温度を感知し、その出力信号が制御部30に入力される。制御部30は、感温部11からの入力に基づいて、所定の温度に制御する。これにより、気化室1へ水が供給される部分が所定の温度に保たれる。このとき、気化体3と熱的に結合されているベース4もヒータ2によって気化室1と同時に加熱される。これにより、ベース4のプレス面4cの温度は、気化室1と略同等に保たれる。
制御部30は、気化室1が所定の温度に加熱されていない状態では、ポンプ装置24を駆動しない。すなわち、ポンプ装置24は、気化室1が所定の温度に加熱された状態になってからしか駆動されない。これにより、使用開始時に、気化室1が水の気化可能な温度に加熱されていない状態のときに、ポンプスイッチ31が操作された場合でも、ポンプ装置24は駆動せず、気化室1へ送水されて漏水してしまうことが防止される。
ヒータ2の湾曲部2aの内側近傍に設けられた水供給口10から供給される水は、気化室1の最も早く所定の温度に加熱される部分で気化する。また、ヒータ2の湾曲部2aの外側に近接して設けられている感温部11は、水が気化室1に供給される部分の温度を迅速、かつ、的確に検知する。これにより、温度上昇の最も速い湾曲部2aの外側に近接して設けられている感温部11によって、所定温度の到達を迅速に検知することができる。したがって、使用開始時における使用可能な所定温度に上昇するまでの待機時間が短縮され、迅速に作業が開始できるようになる。
加えて、ポンプスイッチ31のオン操作で気化室1に水が供給されると、気化室1の水が供給される部分、すなわち、ヒータ2の湾曲部2aの内側近傍は、水の気化に熱を奪われて温度が急速に低下する。このとき、感温部11は温度低下を感度よく感知して信号を出力する。制御部30は、感温部11の出力信号を受けてヒータ2に素早く通電し、設定
温度を維持してスチームの噴出量が減少するのを防止する。これにより、スチームの噴出を安定化することができる。
そして、湾曲部2aの外側にリブ14で囲むように設けられた空洞部13に感温部11が設けられたことにより、感温部11は、気化室1の温度低下を感知する感度を一層高めることができる。湾曲部2aの外側に空洞部13に設けられると、気化体3の湾曲部2aが埋設されている部分の熱容量が減少し、温度低下が加速される。このため、制御部30は、迅速にヒータ2に通電して気化室1の温度を精度よく維持することができる。
また、リブ14が空洞部13の外側にベース4の後端部4bに向かって形成されたことにより、アイロン使用時に後端部4bへの導熱作用を奏して、後端部4bを利用したしわ伸ばし効果を高めることができる。
気化室1で発生したスチームは、ヒータ2上に形成された曲がりくねった加熱通路8および連通部7を通ってスチーム通路5に充満し、スチーム噴出口9から噴出する。スチーム通路5内のスチームは、気化体3のベース4側に凹設された下側空洞部15とも接触する。したがって、気化体3のヒータ2の湾曲部2aが埋設された部分は、気化体3の上面側に形成された空洞部13と、気化体3の下面側に形成された下側空洞部15の両方で熱容量が減少される。これにより、制御部30は、水の気化にともなう温度低下を感温部11で感度よく検知することができる。
また、ポンプ装置24による気化室1への送水量は、気化室1の気化能力以下に設定されている。このため、水が気化室1へ過剰に送水されることがなく、スチームを安定して噴出させることができるようになり、気化室1の温度低下による作業の中断が抑制される。
使用者は、ハンガーに掛けられた衣類のしわ伸ばしを行うとき、図8に示されるように、ベース4のプレス面4cを対象物Dに向けて略垂直(略鉛直)に立てた状態に保持する。このようにして、プレス面4cが衣類等から離れた位置からスチームが供給されることにより、衣類を加圧することなくスチーム噴出器としてしわ伸ばしを行うことができる。
スチーム噴出器として使用されるときは、衣類の広い範囲を移動させながらスチームが供給される。このため、ハンドル部18で把持されたときの姿勢が常に変化し、同時に水タンク20内の水も重力によって移動する。ポンプ装置24に接続された吸水管26は、使用時の姿勢の変化に応じて水タンク20内の水の移動とともにその重力方向へ変位可能である。これにより、水タンク20内の水が移動したり少なくなったりしたときでも、吸込み口27が水没した状態が維持されてスチームの噴出が可能である。
また、使用者は、アイロン台上に置かれた衣類に向けて、スチーム噴出器のベース4のプレス面4cを下向きにしてスチーム噴出口9から噴出するスチームとともに押圧することにより、スチームアイロンとしてしわ伸ばしを行うことができる。なお、しわ伸ばしを行う衣類がセーターなどの毛織物であるとき、使用者は、プレス面4cを衣類等から離してスチームのみでしわを伸ばす浮かせ掛けをすることもできる。
また、ベース4は細長い長円形に形成され、ベース4の前端部4aと後端部4bとがほぼ尖形に形成されたものである。これにより、スチームアイロンとして使用する際は、ベース4の長手方向への移動時における前進と後退の両方向への移動を容易にして衣類が折れて重なるのを防止することができ、加熱されたベース4による新たなしわの発生を防止することができる。
また、使用中の休止時にスタンド37に載置されたとき、支持部38が筐体17の下端周縁部17aを支持し、プレス面4cとスタンド37の凹部37aとの間に空間が形成されるように構成されている。これにより、ベース4の熱でスタンド37が過熱されることが防止される。また、ベース4がスタンド37に当接することによるキズの発生が抑制されてベース4の表面が滑らかな状態に保たれる。これにより、使用者は、衣類にベース4を接触させてプレスする際に、ベース4の表面が衣類に引っ掛かることなく、スムーズに移動させることができる。
また、スタンド37にベース4の外周縁部4dを外方から包囲する壁39が設けられ、この壁39の上端部39aが筐体17の下端周縁部17aより上方に位置するように構成されている。これにより、使用中の休止時にスタンド37に置かれているとき、スタンド37は加熱されたベース4を安全に保護することができる。
なお、ポンプ装置24は、電磁ポンプに限られるものではない。例えば、遠心ポンプなどでもよく、電気的に駆動され、送水量が設定可能なものであればよい。
以上のように、本実施の形態におけるスチーム噴出器は、スチーム発生用の気化体3と、気化体3へ供給される水を貯留する水タンク20と、水タンク20内の水を気化体3へ供給するポンプ装置24と、気化体3の温度を制御する制御部30とを備え、気化体3は、気化室1と、湾曲部2aを有して略U字状に形成され気化室1を加熱するヒータ2と、気化室1へ水が供給される水供給口10と、気化体3の温度を検知する感温部11とを有し、水供給口10は、湾曲部2aの内側近傍に設けられ、感温部11は、湾曲部2aの外側に近接して設けられたものであり、気化室1の温度低下を感温部11で精度よく感知することができる。
湾曲部2aの内側近傍に水が供給されると、湾曲部2aの熱を奪って瞬時に気化する一方、湾曲部2aの温度が低下する。感温部11が湾曲部2aの外側に近接して設けられているため、湾曲部2aの温度低下を素早く感知してヒータ2に通電し、気化室1の温度低下を抑えることができるようになる。したがって、気化室1の温度低下にともなうスチーム量の減少を防止してスチームを安定して噴出することができる。
また、同スチーム噴出器の気化体3は、湾曲部2aの外側にリブ14で囲むように設けられた空洞部13を有し、感温部11は、空洞部13に設けられたものであり、気化室1の温度低下を感知する感温部11の感度を高めることができる。湾曲部2aの内側近傍に水が供給されると、湾曲部2aの熱を奪って瞬時に気化するが、湾曲部2aの温度が低下する。気化体3の湾曲部2aの外側に空洞部13に設けられているため、気化体3の湾曲部2aが埋設されている部分の熱容量が小さく、温度低下が加速される。感温部11が湾曲部2aの外側に形成され空洞部13に設けられているため、迅速にヒータ2に通電して気化室1の温度を精度よく維持することができる。また、空洞部13はリブで囲むように設けられており、空洞部13の外側にベース4の後端部4bに向かってリブ14が形成されているため、アイロン使用時に後端部4bへの導熱作用を奏して、後端部4bを利用したしわ伸ばし効果を高めることができる。
また、本実施の形態におけるスチームアイロンは、スチーム発生用の気化体3と、衣類等をプレスするプレス面4cとスチーム噴出口9とを有し気化体3と結合されたベース4と、気化体3へ供給される水を貯留する水タンク20と、水タンク20内の水を気化体3へ供給するポンプ装置24と、使用者が握るためのハンドル部18とを備え、気化体3は、気化室1と、湾曲部2aを有して略U字状に形成され気化室1を加熱するヒータ2とを有し、プレス面4cが略鉛直となるようにハンドル部18を保持されたとき、ヒータ2は、湾曲部2aが下方に位置するように構成されたものであり、気化室1を高温の湾曲部2
aで迅速に加熱することができ、使用開始時の待機時間を短縮することができる。また、水タンク20の後方に設けられたポンプ装置24と、ヒータ2の湾曲部2aで囲まれその内側に形成された気化室1が近接して配設され、湾曲部2aの内側近傍に設けられた水供給口10とポンプ装置24との距離が短縮される。したがって、水タンク20内の水は、ポンプ装置24によって気化室1へ迅速に送水されるとともに、高温の湾曲部2aで加熱される気化室1でのスチーム発生時の気化室1の温度低下を抑えて、安定したスチームを噴出することができる。
また、同スチームアイロンは、気化体3の温度を制御する制御部30を備え、気化体3は、気化室1へ水が供給される水供給口10と、気化体3の温度を検知する感温部11とを有し、水供給口10は、湾曲部2aの内側近傍に設けられ、感温部11は、湾曲部2aの外側に近接して設けられたものであり、気化室1の温度低下を感温部11で精度よく感知することができる。湾曲部2aの内側近傍に水が供給されると、湾曲部2aの熱を奪って瞬時に気化する一方、湾曲部2aの温度が低下する。感温部11が湾曲部2aの外側に近接して設けられているため、湾曲部2aの温度低下を素早く感知してヒータ2に通電し、気化室1の温度低下を抑えることができるようになる。したがって、気化室1の温度低下にともなうスチーム量の減少を防止してスチームを安定化することができる。また、湾曲部2aの外側にリブ14で囲むように気化体3に空洞部13が形成され、この空洞部13に感温部11が設けられた場合は、気化室1の温度低下を感知する感温部11の感度を一層高めることができる。
以上のように、本発明にかかるスチーム噴出器およびスチームアイロンは、スチーム発生時の気化室の温度低下を抑えてスチームを安定して噴出することができ、使い勝手をよくすることができるので、スチーム噴出器およびスチームアイロンとして有用である。
1 気化室
2 ヒータ
2a 湾曲部
3 気化体
4 ベース
4c プレス面
9 スチーム噴出口
10 水供給口
11 感温部
18 ハンドル部
20 水タンク
24 ポンプ装置
30 制御部

Claims (4)

  1. スチーム発生用の気化体と、
    前記気化体へ供給される水を貯留する水タンクと、
    前記水タンク内の水を前記気化体へ供給するポンプ装置と、
    前記気化体の温度を制御する制御部とを備え、
    前記気化体は、気化室と、湾曲部を有して略U字状に形成され前記気化室を加熱するヒータと、前記気化室へ水が供給される水供給口と、前記気化体の温度を検知する感温部とを有し、
    前記水供給口は、前記湾曲部の内側近傍に設けられ、
    前記感温部は、前記湾曲部の外側に近接して設けられたスチーム噴出器。
  2. 前記気化体は、前記湾曲部の外側にリブで囲むように設けられた空洞部を有し、
    前記感温部は、前記空洞部に設けられた請求項1記載のスチーム噴出器。
  3. スチーム発生用の気化体と、
    衣類等をプレスするプレス面とスチーム噴出口とを有し前記気化体と結合されたベースと、
    前記気化体へ供給される水を貯留する水タンクと、
    前記水タンク内の水を前記気化体へ供給するポンプ装置と、
    使用者が握るためのハンドル部とを備え、
    前記気化体は、気化室と、湾曲部を有して略U字状に形成され前記気化室を加熱するヒータとを有し、
    前記プレス面が略鉛直となるように前記ハンドル部を保持されたとき、前記ヒータは、前記湾曲部が下方に位置するように構成されたスチームアイロン。
  4. 前記気化体の温度を制御する制御部を備え、
    前記気化体は、前記気化室へ水が供給される水供給口と、前記気化体の温度を検知する感温部とを有し、
    前記水供給口は、前記湾曲部の内側近傍に設けられ、
    前記感温部は、前記湾曲部の外側に近接して設けられた請求項3記載のスチームアイロン。
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