JP2018098196A - 燃料電池用電極触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス拡散性が向上し、撥水性が改善された燃料電池用の電極触媒を提供する。【解決手段】カーボン担体及び前記カーボン担体に担持されている貴金属を含む貴金属担持触媒と、前記貴金属担持触媒を修飾している撥水性材料とを含有する燃料電池用電極触媒であって、前記カーボン担体は、2nm〜5nmの細孔径において2.1ml/g〜2.4ml/gの細孔容量を有するメソポーラスカーボンであり、前記撥水性材料の量は、前記メソポーラスカーボン及び前記撥水性材料の総重量に対して3重量%〜7重量%である、前記電極触媒に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池用電極触媒に関し、さらに詳しくは、固体高分子型燃料電池等の各種電気化学デバイスの膜電極接合体に含まれる電極触媒に関する。
固体高分子型燃料電池は、固体高分子電解質膜の両面に電極が接合された膜電極接合体(以下、「MEA」ともいう)を基本単位とする。また、固体高分子型燃料電池において、電極は、一般に、拡散層と触媒層の二層構造を採る。
拡散層は、触媒層への反応ガスの供給及び電子の授受を行うための層であり、多孔質かつ電子伝導性を有する材料が用いられる。また、触媒層は、そこに含まれる電極触媒によって電極反応を行わせるための層である。電極反応を進行させるためには、電解質、触媒及び反応ガスの三相が共存する三相界面が必要であるので、触媒層は、一般に、触媒(ここで、触媒とは、単独で作用する触媒だけでなく、担体に担持された貴金属触媒(以下、貴金属担持触媒ともいう)等の意味も含む)と、固体高分子電解質膜と同一成分を有する電解質とを含む層からなっている。
固体高分子型燃料電池を車載用動力源等として実用化するためには、解決すべき課題が残されている。
例えば、従来の固体高分子電解質は、いずれもプロトン伝導性を発現させるために水を必要とする。そのため、固体高分子型燃料電池においては、一般に、電極に供給される反応ガスを水蒸気発生装置、ミスト発生装置などの補機を用いて加湿し、加湿量を制御することによって固体高分子電解質膜の含水率の調節を行う方法が採られている。しかしながら、補機を用いて反応ガスを加湿する場合において、燃料電池の運転条件が高加湿条件になると、過剰の水が電極内に滞留する。また、燃料極から空気極に向かってプロトンが電解質膜内部を移動する際、プロトンに同伴して水も空気極側に移動する。さらに、空気極では、電極反応により水が生成する。この水を放置すると、触媒層内の三相界面が水で閉塞する、いわゆる「フラッディング」が発生する。フラッディングは、触媒層のガス拡散性を低下させ、燃料電池の出力密度を低下させる原因となる。
そこで、この問題を解決するために、触媒層の撥水性を高め、フラッディングを抑制する方法が提案されている。
例えば、
(1)触媒インクにポリテトラフルオロエチレン(以下、「PTFE」ともいう)懸濁液を添加する方法(特許文献1の段落番号「0013」参照)、
(2)触媒インクに、PTFEを担持させたカーボンブラックを添加する方法(非特許文献1参照)、
(3)触媒インクに低分子量のフッ素系溶剤を混合する方法(非特許文献2参照)、
(4)電極粉末の表面にフルオロカーボン系樹脂材料をスパッタ蒸着する方法(特許文献2参照)、
(5)触媒層とガス拡散層との間に、撥水性高分子により粒子表面全体が覆われた導電性粒子を含む撥水層を配置する方法(特許文献3参照)、
(6)触媒層に用いられる導電性触媒粒子において、粒子表面に撥水性材料からなるコーティング層を形成する方法(特許文献4参照)、
(7)触媒層に用いられる触媒とカチオン交換樹脂とを含む複合粒子において、粒子表面を撥水性材料によりコーティングし、コーティング粒子間に特定の空隙を設ける方法(特許文献5参照)、
などが知られている。
特開平4−264367号公報 特開平10−270053号公報 特開2005−294088号公報 特開2007−209979号公報 特開2007−149503号公報
Journal of Electroanalytical Chemistry, vol.197, pp.195, (1986) 発明協会公開技報、公技番号2003−503533
一般に、触媒層には、カーボンブラックなどの担体に、白金などの貴金属を担持させた貴金属担持触媒が用いられる。
触媒層は、前記のように、そこに含まれる電極触媒と拡散層から供給された反応ガスとを接触させて電極反応を行わせる層であるが、電極反応をより効率的に行わせるためには、触媒層自体もガス拡散性に優れている(ガス拡散抵抗が小さい)ことが好ましい。例えば、貴金属担持触媒を電極触媒として含む触媒層の場合、当該貴金属担持触媒に使用する担体は、貴金属粒子を担持するための細孔を有し、貴金属粒子と反応ガスとが容易に接触することができるようにガス拡散性に優れていることが好ましい。
しかしながら、担体として細孔径の小さい多孔質材料、例えばメソポーラス材料を使用した貴金属担持触媒と撥水性材料の複合材料についての詳細は報告されておらず、MEAの触媒層において、貴金属担持触媒の担体に細孔径の小さい多孔質材料を使用することはできなかった。
したがって、本発明は、ガス拡散性をさらに向上し、撥水性が改善された燃料電池用の電極触媒を提供することを目的とする。
細孔径の小さい多孔質材料として、メソポーラスカーボンが挙げられる。メソポーラスカーボンは、多数の微細な細孔(数nm)を有する、ガス拡散性に優れた炭素材料である。
しかしながら、メソポーラスカーボンは、多数の微細な細孔内に、加湿水、生成水を含みやすく、排水性が悪い欠点を有している。
排水性が悪いと、前記のフラッディングが発生し、フラッディングは触媒層のガス拡散性を低下させ、燃料電池の出力密度を低下させる。
図6に、MEAに使用されている触媒の、相対圧P/P=0.75の位置における、脱離等温線からの吸着している水蒸気量と吸着等温線からの吸着している水蒸気量の比率(脱離時の吸着水蒸気量/吸着時の吸着水蒸気量)[以下、水蒸気吸着脱離ヒステリシス値という]とMEAの電圧との関係を示す。触媒の水蒸気吸着脱離ヒステリシス値が大きい、すなわち、吸着水蒸気を脱離しにくい(排水性が悪い)とMEAの電池性能が低下することがわかる。
そこで、本発明者は、メソポーラスカーボンのガス拡散性の利点を維持しつつ排水性が悪い欠点を解決するために、担体としてメソポーラスカーボンを使用した貴金属担持触媒を撥水性材料により修飾した。その結果、撥水性材料により修飾した貴金属担持触媒を使用して調製したMEAの特性は、当該撥水性材料の量に敏感に応答してしまうことが判明した。これは、メソポーラスカーボンの多数の微細な細孔のために起こるものと考えられる。
さらに、本発明者は、前記課題を解決するための手段を種々検討した結果、カーボン担体及び前記カーボン担体に担持されている貴金属を含む貴金属担持触媒と、前記貴金属担持触媒を修飾している撥水性材料とを含有する燃料電池用電極触媒において、前記カーボン担体として、2nm〜5nmの細孔径において2.1ml/g〜2.4ml/gの細孔容量を有するメソポーラスカーボンを使用し、前記撥水性材料の量を、前記メソポーラスカーボン及び前記撥水性材料の総重量に対して3重量%〜7重量%とすることによって、前記メソポーラスカーボンのガス拡散性を維持しつつ前記電極触媒の撥水性を改善することができること、さらに、前記電極触媒を使用して調製されたMEAにおいて高い電圧性能を達成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨は以下の通りである。
(1)カーボン担体及び前記カーボン担体に担持されている貴金属を含む貴金属担持触媒と、前記貴金属担持触媒を修飾している撥水性材料とを含有する燃料電池用電極触媒であって、前記カーボン担体は、2nm〜5nmの細孔径において2.1ml/g〜2.4ml/gの細孔容量を有するメソポーラスカーボンであり、前記撥水性材料の量は、前記メソポーラスカーボン及び前記撥水性材料の総重量に対して3重量%〜7重量%である、前記電極触媒。
本発明により、ガス拡散性が向上し、撥水性が改善された燃料電池用の電極触媒が提供される。本発明の電極触媒を固体高分子型燃料電池等の各種電気化学デバイスに用いることによって、当該デバイスの電池性能を改善することが可能となる。
比較例1〜6及び実施例1〜4のMEAにおける、貴金属担持触媒を修飾しているPTFEの修飾量と電圧の関係を示す図である。 比較例1、4及び5並びに実施例1のMEAに使用された電極触媒における、貴金属担持触媒を修飾しているPTFEの修飾量と水蒸気吸着脱離ヒステリシス値の関係を示す図である。 ガス拡散抵抗測定における、45℃、165%RH、低濃度酸素条件下でのMEAの電流と電圧の関係を示す図である。 比較例1、4及び5並びに実施例1のMEAにおける、貴金属担持触媒を修飾しているPTFEの修飾量とガス拡散抵抗の関係を示す図である。 実施例1及び比較例5のMEAにおける、PTFEにより修飾されている貴金属担持触媒の模式図である。 触媒の水蒸気吸着脱離ヒステリシス値とMEAの電圧の関係を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
本発明の電極触媒は、下記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
本発明の電極触媒は、カーボン担体及び貴金属を含む貴金属担持触媒、並びに撥水性材料を含有する。
本発明の電極触媒における貴金属担持触媒のカーボン担体は、メソポーラスカーボンである。前記メソポーラスカーボンは、多数の微細な細孔を有する。前記メソポーラスカーボンは、2nm〜5nmの細孔径において2.1ml/g〜2.4ml/gの細孔容量、好適には2.3ml/g〜2.4ml/gの細孔容量を有する。
前記メソポーラスカーボンの2nm〜5nmの細孔径における細孔容量は、例えば液体窒素温度での窒素吸着により測定することができる。
詳細には、細孔容量は以下のように測定される。細孔容量は、カーボン担体の細孔径(D)とlog微分細孔容積(dV/d(logD))の関係を示す細孔分布曲線において、log微分細孔容積の極大値を示す細孔径に基づき決定することができる。前記メソポーラスカーボンの2nm〜5nmの細孔径における細孔容量は、細孔径(D)が2nm〜5nmの範囲でのlog微分細孔容積(dV/d(logD))の累積値である。BJH法を適用する場合、細孔分布曲線は、例えば以下の手順で得ることができる。77.4K(窒素の沸点)の窒素ガス中で、窒素ガスの圧力P(mmHg)を徐々に高めながら、各圧力Pで、カーボン担体の窒素ガス吸着量(ml/g)を測定する。次いで、圧力P(mmHg)を窒素ガスの飽和蒸気圧P0(mmHg)で除した値を相対圧力P/P0として、各相対圧力P/P0に対する窒素ガス吸着量をプロットすることにより、吸着等温線を得る。その後、この吸着等温線から、BJH法にしたがってカーボン担体の細孔分布を求める。このようにして、細孔分布曲線を得ることができる。なお、BJH法については、例えば、J.Am.Chem.Soc.、1951年、第73巻、373頁〜380頁などの公知文献を参照することができる。
前記メソポーラスカーボンの比表面積は限定されるものではないが、ガス拡散性を高めるために、例えばBET法において通常700m/g〜1800m/g、好適には900m/g〜1500m/gである。
前記メソポーラスカーボンは、国際公開第2009/075264号のように調製することができる。例えば、国際公開第2009/075264号に記載の方法により得られたメソポーラスカーボンを、1500℃以上かつ2300℃未満の焼成温度、例えば1500℃以上かつ2100℃未満の焼成温度、又は1700℃以上かつ2300℃未満の焼成温度、において焼成することにより調製することができる。焼成条件、例えば昇温時間、焼成時間、焼成ガス雰囲気、冷却時間などについては、前記メソポーラスカーボンを得ることができるように、当業者が任意に変更することができる。
前記メソポーラスカーボンは、その細孔中に貴金属を担持することができる。また、前記細孔は、微細であり、かつ多数存在することから、細孔中に担持された貴金属はその後のプロセスにおいて外れにくい。
加えて、前記メソポーラスカーボンは多数の微細な細孔によりガス拡散性を向上することができる。これより、MEAにおいて本発明の電極触媒を含む触媒層と従来の拡散層とを併用することによって、電極のガス拡散性をさらに向上することができる。さらには、MEAの電極から拡散層を省略し、MEAの電極を本発明の電極触媒を含む触媒層のみから構成することによって、燃料電池の小型化を実現することができる。
本発明の電極触媒における貴金属担持触媒の貴金属は、前記メソポーラスカーボンに担持されている。前記貴金属は、前記メソポーラスカーボンの表面や細孔中に担持されており、前記貴金属の大部分が前記メソポーラスカーボンの細孔中に担持されている。前記貴金属は、MEAの電極での反応
空気極(カソード):O+4H+4e→2H
燃料極(アノード):2H→4H+4e
において触媒作用を示すものであれば限定されるものではなく、当該技術分野で公知の貴金属を使用することができる。前記貴金属には、例えば、白金(Pt)、白金系合金、例えば白金コバルト(Pt−Co)、白金ニッケル(Pt−Ni)、白金ルテニウム(Pt−Ru)等がある。
前記貴金属の量は限定されるものではないが、電極1cm当たり、通常0.01mg〜0.5mg、好適には0.03mg〜0.3mgである。
本発明の電極触媒における撥水性材料は、前記貴金属担持触媒を修飾している。
本発明において、「修飾」とは、前記撥水性材料が前記メソポーラスカーボンの表面上に存在していることを意味し、前記撥水性材料と前記メソポーラスカーボンは、物理的及び/又は化学的な力により結合している。本発明において、前記撥水性材料は、前記貴金属担持触媒のメソポーラスカーボンに対して薄く、例えば1nm以下(計算値)で、均一にコーティングされていることが好ましい。
前記撥水性材料は、撥水作用を示すものであれば限定されるものではなく、当該技術分野で公知の撥水性材料を使用することができる。前記撥水性材料には、例えば、PTFE、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEA)等がある。本発明の電極触媒では、前記撥水性材料はPTFEが好ましい。
前記撥水性材料の量は、前記メソポーラスカーボン及び前記撥水性材料の総重量に対して3重量%〜7重量%である。前記撥水性材料の量は、前記メソポーラスカーボン及び前記撥水性材料の総重量に対して好適には4重量%〜6重量%、特に好適には4重量%〜5重量%である。
前記撥水性材料の量が前記の通り規定されることによって、前記撥水性材料は電極触媒に撥水性を与えつつ、メソポーラスカーボンに担持されている貴金属と反応ガスとの接触を妨げない。つまり、本発明の電極触媒を使用して調製したMEAにおいて、前記撥水性材料は電極反応を阻害しない。
カーボン担体としての前記の通り規定されたメソポーラスカーボン及び前記メソポーラスカーボンに担持されている貴金属を含む貴金属担持触媒と、前記貴金属担持触媒を修飾している前記の通り規定された量の撥水性材料とを含有する本発明の電極触媒によって、貴金属担持触媒の貴金属粒子は反応ガスと容易に接触することができつつ、電極触媒の撥水性もまた改善される。
本発明の電極触媒は、MEAにおいて、空気極及び/又は燃料極に使用することができる。本発明の電極触媒は、MEAにおいて、特に水の滞留が起こりやすい空気極に使用することが好ましい。
本発明の電極触媒は、使用するカーボン担体及び撥水性材料の量を前記の通り規定すること以外については、当該技術分野における公知の方法により調製することができる。本発明の電極触媒は、例えば、以下のように調製することができる。
(1)2nm〜5nmの細孔径において2.1ml/g〜2.4ml/gの細孔容量を有するメソポーラスカーボンと、貴金属前駆体とを、溶剤、例えば純水中に懸濁させて、懸濁液を得る。
(2)(1)で得られた懸濁液について、貴金属前駆体を還元剤、例えばエタノールや水素化ホウ素ナトリウムなどにより貴金属に還元して、分散液を得る。
(3)(2)で得られた分散液をろ過し、得られたケーキを40℃〜100℃、例えば80℃で、8時間以上、例えば10時間乾燥させて、粉末を得る。
(4)(3)で得られた粉末を、不活性雰囲気下、例えば窒素雰囲気下、200℃〜1000℃、例えば800℃で、0.5時間〜5時間、例えば1時間焼成して、貴金属担持触媒を得る。
(4)の焼成は貴金属担持触媒の高温での使用における耐久性向上のために実施される。当該焼成は前記メソポーラスカーボンの細孔径、細孔容量が変化しない範囲内で実施され、好適には(4)の条件で実施される。
(5)(4)で得られた貴金属担持触媒を低沸点の不活性溶剤、例えばフッ素系カーボン(例えば、フロリナートFC−72(スリーエムジャパン株式会社製))中に分散させて分散液Aを得る。
(6)前記メソポーラスカーボン及び撥水性材料の総重量に対して3重量%〜7重量%である量の撥水性材料を(5)において使用した不活性溶剤と同じ不活性溶剤中に分散させて、分散液Bを得る。
(7)(5)で得られた分散液Aと、(6)で得られた分散液Bとを混合して、混合液を得る。この際、それぞれの分散液の添加順序、添加方法は制限されない。
(5)〜(7)では、貴金属担持触媒及び撥水性材料をより均一に混合するためにそれぞれ別々の不活性溶剤中に分散してから混合している。混合液は、貴金属担持触媒を不活性溶剤中に分散した分散液中に撥水性材料を添加する、又はその逆、あるいは、貴金属担持触媒及び撥水性材料を混合した混合物と不活性溶剤とを混合することによって調製してもよい。
(8)(7)で得られた混合液を、不活性溶剤の沸点以下の温度、例えば30℃〜100℃で蒸発乾固させ、電極触媒を得る。蒸発乾固させる方法は、様々な方法、例えば加熱、真空乾燥、スプレードライヤーなど、当該技術分野において公知の方法を使用することができる。
本発明の電極触媒では、撥水性材料を溶媒に溶解した状態で貴金属担持触媒と混合し、撥水性材料を貴金属担持触媒のメソポーラスカーボンに薄く(1nm以下)均一にコーティングすることが好ましい。
前記のようにして得られた本発明の電極触媒は、固体高分子型燃料電池等の各種電気化学デバイスのMEAに含まれる電極触媒として使用することができる。
例えば、本発明の電極触媒を使用して、以下のようにMEAを調製することができる。(1)本発明の電極触媒と、固体高分子電解質膜と同一成分を有する電解質、例えばNafion(登録商標)117とを、溶剤、例えば純水中に懸濁させて、触媒インクを調製する。この際、均一な触媒インクを得るために、超音波分散等を利用してもよい。
(2)(1)で得られた触媒インクを、剥離可能な基材、例えばテフロンシート等の上に散布・付着させて、触媒層前駆体を形成する。散布・付着には、例えば重力、噴霧力、又は静電力を利用する方法がある。
(3)基材上の触媒層前駆体を乾燥させて、基材上に触媒層を調製し、基材から触媒層を剥離することにより触媒層を得る。
ここで、(2)〜(3)では、触媒インクを基材上に散布・付着させ、その後、乾燥・剥離することにより触媒層を得ているが、触媒インクを固体高分子電解質膜の表面上に直接散布・付着させ、その後乾燥させることにより触媒層を調製することもできる。
(4)(3)で得られた触媒層を空気極として使用し、燃料極としては、例えば(3)で得られた触媒層又は(1)の触媒の代わりに市販のPt/C触媒、例えばTEC10E50E(田中貴金属工業(株)製白金触媒)を用いた触媒層を使用する。固体高分子電解質膜、例えばNafion(登録商標)117を中心に、一方の面に空気極を配置し、もう片方の面に燃料極を配置して、層集合体を得る。場合により、空気極及び燃料極それぞれの外側に拡散層、例えばTGP-H-60(東レ(株)製カーボンペーパー)を配置してもよい。
(5)(4)により得られた(拡散層−)空気極−固体高分子電解質膜−燃料極(−拡散層)のように配置された層集合体を、ホットプレスにより、100℃〜200℃、例えば140℃で、5秒間〜600秒間、例えば300秒間圧着させて、MEAを得る。
前記のように本発明の電極触媒を使用して調製されたMEAでは、メソポーラスカーボンの使用によってガス拡散性が向上し、それによって電圧性能が改善する。また、撥水性が向上することによってフラッディングが抑制され、それによってさらに電池性能が改善する。
以下、本発明に関するいくつかの実施例につき説明するが、本発明をかかる実施例に示すものに限定することを意図したものではない。
1.サンプル調製
1-1.原材料
1−1−1.カーボン担体
メソポーラスカーボンA:(BET法による比表面積 1000m/g、窒素吸着測定BJH法による2nm〜5nmの細孔径における細孔容量 2.4ml/g):国際公開第2009/075264号で得たカーボンを熱処理(1700℃以上かつ2300℃未満の焼成温度において、焼成条件と細孔容量との関係を予め実験的に把握して実施)して調製。
メソポーラスカーボンB:(BET法による比表面積 1000m/g、窒素吸着測定BJH法による2nm〜5nmの細孔径における細孔容量 2.1ml/g):国際公開第2009/075264号で得たカーボンを熱処理(1500℃以上かつ2100℃未満の焼成温度において、焼成条件と細孔容量との関係を予め実験的に把握して実施)して調製。
メソポーラスカーボンC:(BET法による比表面積 800m/g、窒素吸着測定BJH法による2nm〜5nmの細孔径における細孔容量 1.5ml/g):国際公開第2009/075264号で得たカーボンを熱処理(2300℃以上かつ2900℃未満の焼成温度において、焼成条件と細孔容量との関係を予め実験的に把握して実施)して調製。
なお、前記メソポーラスカーボンA〜Cの窒素吸着測定BJH法による2nm〜5nmの細孔径における細孔容量は、前記メソポーラスカーボンA〜Cの細孔径(D)とlog微分細孔容積(dV/d(logD))の関係を示す細孔分布曲線において、log微分細孔容積の極大値を示す細孔径に基づき決定した。前記メソポーラスカーボンA〜Cの窒素吸着測定BJH法による2nm〜5nmの細孔径における細孔容量は、それぞれの細孔径(D)が2nm〜5nmの範囲でのlog微分細孔容積(dV/d(logD))の累積値とした。
BJH法による細孔分布曲線は、以下の手順で得た。77.4K(窒素の沸点)の窒素ガス中で、窒素ガスの圧力P(mmHg)を徐々に高めながら、各圧力Pで、前記メソポーラスカーボンA〜Cの窒素ガス吸着量(ml/g)を測定した。次いで、圧力P(mmHg)を窒素ガスの飽和蒸気圧P0(mmHg)で除した値を相対圧力P/P0として、各相対圧力P/P0に対する窒素ガス吸着量をプロットすることにより、吸着等温線を得た。その後、この吸着等温線から、BJH法にしたがってカーボン担体の細孔分布曲線を求めた。なお、BJH法については、J.Am.Chem.Soc.、1951年、第73巻、373頁〜380頁を参照した。
1−1−2.貴金属
白金 (硝酸白金水溶液(Ptとして10重量%))
コバルト (硝酸コバルト水溶液(Coとして20重量%))
1−1−3.撥水性材料
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)(セフラルルーブV(セントラル硝子製))
1−2.膜電極接合体(MEA)の調製
比較例1 PtCo担持メソポーラスカーボンAを含む電極触媒を使用して調製したMEA
(1)貴金属担持触媒PtCo/C(PtCo担持メソポーラスカーボン)の調製
(i)200mlのビーカーに、蒸留水 100gと、メソポーラスカーボンA 2.5gとを添加し、40℃で、15分間撹拌混合して、懸濁液を得た。
(ii)(i)で得られた懸濁液に、80℃で、白金前駆体として硝酸白金水溶液(Ptとして10重量%) 10gを添加して、白金前駆体をエタノール 10gにより白金に還元して、分散液を得た。
(iii)(ii)で得られた分散液を濾過して、得られたケーキを80℃で、10時間乾燥させて、粉末を得た。
(iv)(iii)で得られた粉末を、窒素雰囲気下、800℃で、1時間焼成して、貴金属担持触媒Pt/C 3gを得た。
(v)200mlのビーカーに、蒸留水 100gと、(iv)で得られた貴金属担持触媒Pt/C 3gとを添加し、室温で、5分間撹拌混合して、懸濁液を得た。
(vi)(v)で得られた懸濁液に、室温で、コバルト前駆体として硝酸コバルト水溶液(Coとして20重量%) 0.5gを添加して、コバルト前駆体を水素化ホウ素ナトリウム水溶液(1重量%) 1.5gを0.1g/分で滴下することによりコバルトに還元して、分散液を得た。
(vii)(vi)で得られた分散液を濾過して、得られたケーキを80℃で、10時間乾燥させて、粉末を得た。
(viii)(vii)で得られた粉末を、窒素雰囲気下、800℃で、1時間焼成して、貴金属担持触媒PtCo/C 3gを調製した。
(2)触媒インクの調製
(i)30mlのビーカーに、蒸留水 15gと、(1)で調製した貴金属担持触媒PtCo/C 2gとを添加し、室温で、30分間撹拌混合して、懸濁液を得た。
(ii)(i)で得られた懸濁液に、室温で、アイモノマー溶液(10重量%Nafion(登録商標)分散溶液) 8g(アイモノマー溶液の固形分(I)と貴金属担持触媒中のメソポーラスカーボン(C)の重量比率(I/C)が0.8になるように調整)を添加し、60分間撹拌混合して、混合液を得た。
(iii)(ii)で得られた混合液にエタノール 10gを添加し、室温で、120分間撹拌して、分散液を得た。
(iv)(iii)で得られた分散液を、室温で、30分間超音波分散して、均一な触媒インクを調製した。
(3)触媒層の調製
(i)(2)で調製した触媒インクを、テフロンシート上に、触媒層1cm当たりの白金の重量が0.1mg(0.1mg・Pt/cm)になるように、スキージを使用して均一に塗布して、テフロンシート上に触媒層前駆体を得た。
(ii)(i)で得られたテフロンシート上の触媒層前駆体を、80℃で、30分間乾燥させて、テフロンシート上に触媒層を形成した。
(iii)テフロンシートから触媒層を剥離して、触媒層を調製した。
(4)MEAの調製
(i)(3)で調製した触媒層を空気極(カソード)として使用し、燃料極(アノード)としてTEC10E50Eを用いた触媒層を使用し、空気極と燃料極の間に固体高分子電解質膜としてNafion(登録商標)117を配置して層集合体(空気極−固体高分子電解質膜−燃料極)を作製した。
(ii)(i)で得られた層集合体をホットプレスにより140℃で300秒間圧着させて、MEAを調製した。
比較例2 PtCo担持メソポーラスカーボンBを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例1の(1)(i)において、メソポーラスカーボンAの代わりにメソポーラスカーボンBを使用した以外は、比較例1と同様にMEAを調製した。
比較例3 PtCo担持メソポーラスカーボンCを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例1の(1)(i)において、メソポーラスカーボンAの代わりにメソポーラスカーボンCを使用した以外は、比較例1と同様にMEAを調製した。
比較例4 PtCo担持メソポーラスカーボンAと、メソポーラスカーボンA及びPTFEの総重量に対して1重量%のPTFE{PTFE重量/(メソポーラスカーボンA重量+PTFE重量)×100=1}とを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例1の(1)(viii)のステップの後、(2)のステップの前に、以下の(ix)〜(xii)のステップを実施し、(2)(i)において、貴金属担持触媒PtCo/Cの代わりに、以下の(xii)で調製したPTFEにより修飾されている貴金属担持触媒PtCo/Cを使用した以外は、比較例1と同様にMEAを調製した。
(ix)100mlのビーカーに、不活性溶剤としてのフロリナートFC−72(スリーエムジャパン製) 30gと、PTFE粉末としてのセフラルルーブV(セントラル硝子製) 0.02gとを添加し、室温で、15分間撹拌混合して、分散液を得た。
(x)200mlのビーカーに、フロリナートFC−72(スリーエムジャパン製) 100gと、比較例1の(1)(viii)で得られた貴金属担持触媒PtCo/C 3gとを添加し、室温で、15分間撹拌混合して、分散液を得た。
(xi)(ix)で得られた分散液と、(x)で得られた分散液を室温で、30分間撹拌混合して、混合液を得た。
(xii)(xi)で得られた混合液を、50℃で、蒸発乾固(約120分)させて、PTFEにより修飾されている貴金属担持触媒PtCo/Cを調製した。
比較例5 PtCo担持メソポーラスカーボンAと、メソポーラスカーボンA及びPTFEの総重量に対して10重量%のPTFE{PTFE重量/(メソポーラスカーボンA重量+PTFE重量)×100=10}とを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例4の(ix)において、セフラルルーブV 0.02gの代わりにセフラルルーブV 0.2gを使用した以外は、比較例4と同様にMEAを調製した。
比較例6 PtCo担持メソポーラスカーボンCと、メソポーラスカーボンC及びPTFEの総重量に対して5重量%のPTFE{PTFE重量/(メソポーラスカーボンC重量+PTFE重量)×100=5}とを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例4の引用する比較例1の(1)(i)において、メソポーラスカーボンAの代わりにメソポーラスカーボンCを使用し、比較例4の(ix)において、セフラルルーブV 0.02gの代わりにセフラルルーブV 0.2gを使用した以外は、比較例4と同様にMEAを調製した。
実施例1 PtCo担持メソポーラスカーボンAと、メソポーラスカーボンA及びPTFEの総重量に対して5重量%のPTFE{PTFE重量/(メソポーラスカーボンA重量+PTFE重量)×100=5}とを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例4の(ix)において、セフラルルーブV 0.02gの代わりにセフラルルーブV 0.1gを使用した以外は、比較例4と同様にMEAを調製した。
実施例2 PtCo担持メソポーラスカーボンBと、メソポーラスカーボンB及びPTFEの総重量に対して5重量%のPTFE{PTFE重量/(メソポーラスカーボンB重量+PTFE重量)×100=5}とを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例4の引用する比較例1の(1)(i)において、メソポーラスカーボンAの代わりにメソポーラスカーボンBを使用し、比較例4の(ix)において、セフラルルーブV 0.02gの代わりにセフラルルーブV 0.1gを使用した以外は、比較例4と同様にMEAを調製した。
実施例3 PtCo担持メソポーラスカーボンBと、メソポーラスカーボンB及びPTFEの総重量に対して3重量%のPTFE{PTFE重量/(メソポーラスカーボンB重量+PTFE重量)×100=3}とを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例4の引用する比較例1の(1)(i)において、メソポーラスカーボンAの代わりにメソポーラスカーボンBを使用し、比較例4の(ix)において、セフラルルーブV 0.02gの代わりにセフラルルーブV 0.06gを使用した以外は、比較例4と同様にMEAを調製した。
実施例4 PtCo担持メソポーラスカーボンBと、メソポーラスカーボンB及びPTFEの総重量に対して7重量%のPTFE{PTFE重量/(メソポーラスカーボンB重量+PTFE重量)×100=7}とを含む電極触媒を使用して調製したMEA
比較例4の引用する比較例1の(1)(i)において、メソポーラスカーボンAの代わりにメソポーラスカーボンBを使用し、比較例4の(ix)において、セフラルルーブV 0.02gの代わりにセフラルルーブV 0.14gを使用した以外は、比較例4と同様にMEAを調製した。
比較例1〜6及び実施例1〜4のMEAに使用されたメソポーラスカーボンの、2nm〜5nmの細孔径における細孔容量を表1にまとめる。
Figure 2018098196
2.サンプル評価
実施例5 電流−電圧(I−V)測定
比較例1〜6及び実施例1〜4で調製したMEAについて、65℃、カソード無加湿、背圧210kPa、カソードストイキ比3、測定装置(株式会社東陽テクニカ製装置)の条件で、I−V測定を実施し、電流密度 1A/cmにおける電圧値を測定した。
結果を表2及び図1に示す。
表2及び図1より、メソポーラスカーボンA及びBを使用して調製したMEAではPTFEの修飾量に応じて電圧が顕著に変化することがわかり、MEAの最適量は、メソポーラスカーボン及び撥水性材料(PTFE)の総重量に対して3〜7重量%であった。メソポーラスカーボンCを使用して調製したMEAでは、貴金属担持触媒を修飾しているPTFEの修飾量に応じて電圧が変化しなかった。
実施例6 水蒸気吸着脱離等温線測定
比較例1〜6及び実施例1〜2のMEAを調製するために使用した、貴金属担持触媒又はPTFEにより修飾されている貴金属担持触媒について、吸着脱離等温線を測定した。測定条件を以下に示す。
測定条件
吸着温度:323.15K
吸着質:純水
飽和蒸気圧:12.344kPa
吸着質断面積:0.125nm
平衡待ち時間(吸着平衡状態に達してからの待ち時間):500秒
吸着質分子量:18.020
測定装置:BELSORP−aqua3(マイクロトラック・ベル製)
前処理装置:BELPREP−vac II(マイクロトラック・ベル製)
それぞれの触媒について得られた吸着等温線及び脱離等温線において、相対圧P/P=0.75の位置における、脱離等温線からの吸着している水蒸気量と吸着等温線からの吸着している水蒸気量の比率(脱離時の吸着水蒸気量/吸着時の吸着水蒸気量)[水蒸気吸着脱離ヒステリシス値]を算出した。
結果を表2及び図2に示す。
表2及び図2より、水蒸気吸着脱離ヒステリシス値は、貴金属担持触媒を修飾しているPTFEの修飾量がメソポーラスカーボン及びPTFEの総重量に対して10重量%になるまで低下することがわかった。また、貴金属担持触媒を修飾しているPTFEの修飾量がメソポーラスカーボン及びPTFEの総重量に対して20重量%である触媒についても実験したところ、水蒸気吸着脱離ヒステリシス値はPTFEの修飾量が10重量%である触媒と同等の値だった(図2に記載しない)。
実施例7 ガス拡散抵抗測定
比較例1、4及び5並びに実施例1で調製したMEAについて、45℃、165%RH、低酸素濃度(酸素濃度:1%)、測定装置(株式会社東陽テクニカ製装置)の条件下において、I−V測定を実施し、限界電流密度(図3)から次式よりガス拡散抵抗を算出した。
Figure 2018098196
式中、Rtotal:ガス拡散抵抗、Ilim:限界電流密度、F:ファラデー定数、R:気体定数、T:絶対温度、PO2:酸素分圧である。
結果を表2及び図4に示す。
表2及び図4より、貴金属担持触媒を修飾しているPTFEの修飾量がメソポーラスカーボン及びPTFEの総重量に対して5重量%になるまではガス拡散抵抗が小さくなるが、10重量%になるとガス拡散抵抗が大きくなることがわかった。PTFEの修飾量が10重量%になると、余剰のPTFEがガス拡散を阻害すると考えられる。
実施例1及び比較例5で得られたMEAにおける、PTFEにより修飾されている貴金属担持触媒の模式図を図5に示す。
実施例5〜7の評価結果を表2にまとめる。
Figure 2018098196

Claims (1)

  1. カーボン担体及び前記カーボン担体に担持されている貴金属を含む貴金属担持触媒と、前記貴金属担持触媒を修飾している撥水性材料とを含有する燃料電池用電極触媒であって、前記カーボン担体は、2nm〜5nmの細孔径において2.1ml/g〜2.4ml/gの細孔容量を有するメソポーラスカーボンであり、前記撥水性材料の量は、前記メソポーラスカーボン及び前記撥水性材料の総重量に対して3重量%〜7重量%である、前記電極触媒。
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