JP2018097269A - 画像形成装置、プログラム、および、画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、プログラム、および、画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置の導電部材の消耗の度合いをより正確に求めること。【解決手段】画像形成装置は、導電部材の一例である2次転写ローラーの消耗率を算出する。画像形成装置は、算出された消耗率に従って、2次転写ローラーの状態を報知してもよい。消耗率の算出には、2次転写ローラーの抵抗値(電圧値および電流値)が利用される。消耗率の算出には、さらに、画像形成装置内の温度、湿度、および、絶対水分量に加えて、2次転写ローラーの稼働率が利用される。【選択図】図12

Description

本開示は、画像形成装置、プログラム、および、画像形成システムに関し、特に、画像形成においてバイアス電圧を印加される導電部材を備える画像形成装置、そのような画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラム、および、そのような画像形成装置を含む画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置は、画像形成においてバイアス電圧を印加される導電部材の一例として転写ローラーを備える。このような画像形成装置において、導電部材の消耗の度合いを特定するための技術が種々提案されている。たとえば、特開2004−184601号公報(特許文献1)は、画像形成装置の転写ローラーの寿命が到来しているか否かを判断する技術を開示する。より具体的には、特許文献1の画像形成装置は、転写電流値と転写電圧値から転写ローラーの抵抗値を算出し、算出された抵抗値が基準抵抗値より上回っている場合に転写ローラーの寿命が到来していると判断する。
また、特開2003−195700号公報(特許文献2)は、さらに画像形成装置内部の湿度を転写ローラーの寿命の到来の判断に使用する。より具体的には、画像形成装置では、転写ローラーに印加される電圧値Enならびに画像形成装置内の温度Tおよび湿度Hがのデータの組が、転写ローラーの寿命が到来しているか否かの結果と関連付けられる。そして、画像形成装置は、逐次これらの3種類のデータを検出し、検出された3種類のデータに関連付けられる結果に基づいて、転写ローラーの寿命が到来しているか否かを判断する。
特開2004−184601号公報 特開2003−195700号公報
近年、製品には環境への配慮が求められる。製品を構成する部品の長寿命化、およびこれら部品の交換タイミングの予測精度の向上が求められている。このことから、画像形成装置において、導電部材の消耗の度合いをより正確に求め、これにより、導電部材の交換タイミングをより正確に求めることも求められている。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成装置の導電部材の消耗の度合いをより正確に求めることである。
本開示のある局面に従うと、画像形成部と、画像形成部の動作を制御するように構成された制御部とを備える画像形成装置が提供される。画像形成部は、画像形成においてバイアス電圧を供給される導電部材を含み、制御部は、導電部材が使用された時間の割合を表わす稼働率を算出し、算出された稼働率と導電部材の電気抵抗の大きさとに基づいて、導電部材の消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されている。
制御部は、稼働率に関連付けられた係数を規定する情報にアクセス可能であり、算出された稼働率に関連付けられた係数を特定し、特定された係数を用いることによって、消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されていてもよい。
制御部は、画像形成装置内の温度と湿度とをさらに用いて、消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されていてもよい。
制御部は、画像形成装置が待機状態から復帰した時からの温度の変化量または電源投入時からの温度の変化量をさらに用いて、消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されていてもよい。
制御部は、画像形成装置内の空気の絶対湿度または絶対水分量を用いて、画像形成装置が待機状態から復帰した時または電源投入時の温度の推定値を設定し、当該推定値と画像形成装置内の温度の計測値とを用いて変化量を設定するように構成されていてもよい。
画像形成装置は、画像形成装置内の温度を検出するための温度検出部と、画像形成装置内の湿度を検出するための湿度検出部とをさらに備えていてもよい。
制御部は、消耗の度合いを表わす値が予め定められた閾値を超えた場合には、画像形成部に画像形成を実行させないように構成されていてもよい。
画像形成装置は、表示装置をさらに備えてもよい。制御部は、消耗の度合いを表わす値が予め定められた閾値を超えた場合には、消耗の度合いを表わす値が当該閾値を超えたことを表示装置に出力するように構成されていてもよい。
制御部は、導電部材の電気抵抗の値から消耗の度合いを表わす値を取得するために定数を用い、導電部材の電気抵抗の所定の時点からの増加量が予め定められた設定値以下である場合には、当該設定値を超えた場合よりも、同じ導電部材の電気抵抗の値がより低い消耗の度合いに対応するように、定数を設定するように構成されていてもよい。
本開示の他の局面に従うと、上記したような画像形成装置が、複数、通信可能に接続された画像形成システムが提供される。一の画像形成装置の制御部は、当該制御部を備える画像形成装置および他の画像形成装置のそれぞれに対して、消耗の度合いを表わす値についての順位を付与し、印刷ジョブを受信した場合に、印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、当該制御部を備える画像形成装置および他の画像形成装置のうち消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するように構成されている。
制御部は、印刷ジョブを受信した場合に、印刷ジョブの種類に対して予測されるバイアス電圧が高いほど、複数の画像形成装置のうち消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するように構成されていてもよい。
印刷ジョブの種類は、印刷ジョブにおいて形成される画像が、モノクロ画像であるか、カラー画像であるかを指定してもよい。形成する画像がカラー画像である種類に対して予測されるバイアス電圧は、形成する画像がモノクロ画像である種類に対して予測されるバイアス電圧よりも高くてもよい。
印刷ジョブの種類は、印刷ジョブが、用紙の片面に画像を形成するか、用紙の両面に画像を形成するかを指定してもよい。用紙の両面に画像を形成する種類に対して予測されるバイアス電圧は、用紙の片面に画像を形成する種類に対して予測されるバイアス電圧よりも高くてもよい。
制御部は、印刷ジョブによって画像を形成される用紙の枚数が多いほど、消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するように構成されていてもよい。
本開示の他の局面に従うと、画像形成においてバイアス電圧を供給される導電部材を含む画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピューターに、導電部材が使用された時間の割合を表わす稼働率を算出するステップと、稼働率と導電部材の電気抵抗の大きさとに基づいて、導電部材の消耗の度合いを表わす値を算出するステップとを実行させる。
プログラムは、コンピューターに、当該コンピューターを備える画像形成装置および当該画像形成装置と通信可能に構成されている他の複数の画像形成装置から、印刷ジョブを実行させる1以上の画像形成装置を選択するステップを実行させてもよい。1以上の画像形成装置を選択するステップは、コンピューターを備える画像形成装置、および、複数の画像形成装置の中の画像形成装置の、それぞれに対して、消耗の度合いを表わす値についての順位を付与することと、印刷ジョブを受信した場合に、印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、複数の画像形成装置のうち消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択することとを含んでもよい。
本開示のさらに他の局面に従うと、複数の画像形成装置と、複数の画像形成装置と通信可能な情報処理装置とを含む画像形成システムであって、画像形成装置のそれぞれは、制御部と、画像形成においてバイアス電圧を供給される導電部材とを含む。制御部のそれぞれは、導電部材が使用された時間の割合を表わす稼働率を算出し、稼働率と導電部材の電気抵抗の大きさとに基づいて、導電部材の消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されており、情報処理装置は、複数の画像形成装置から、印刷ジョブを実行させる1以上の画像形成装置を選択するように構成された指示部を含んでもよい。指示部は、印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、複数の画像形成装置のうち消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するように構成されている。
本開示のさらに他の局面に従うと、複数の画像形成装置と通信端末可能に構成された情報処理装置のコンピューターによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピューターに、印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、複数の画像形成装置のうち消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、前記印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するステップを実行させる。
ある局面に従うと、画像形成装置は、導電部材の電気抵抗だけでなく、導電部材が使用された時間の割合も考慮して、導電部材の消耗の度合いを表わす値を算出する。これにより、より正確に導電部材の消耗の度合いを表わす値が算出され得る。
画像形成装置における2次転写ローラーのバイアス電圧および稼働率の関係を説明するための図である。 ある実施形態に従う画像形成装置の構成例を説明する図である。 図2の画像形成装置における、2次転写ローラー近傍の構成例を示す図である。 図2の画像形成装置の部分的なハードウェア構成の一例を示す図である。 第1係数を設定するための値のテーブル(第1係数テーブル)の一例を示す図である。 稼働率の変形例を特定するための値のテーブル(補助テーブル)の一例を示す図である。 第2係数を設定するための値のテーブル(第2係数テーブル)の一例を示す図である。 第3係数を設定するための値のテーブル(第3係数テーブル)の一例を示す図である。 式(1)を利用して算出された消耗率を示す図である。 比較例に従って算出された消耗率を示す図である。 比較例に従って算出された消耗率を示す図である。 図9〜図11のグラフに対する評価の一例を示す図である。 第1係数テーブルの変形例を示す図である。 2次転写ローラーの消耗率の算出のために実行される処理のフローチャートである。 操作パネルに表示される画面の一例を示す図である。 操作パネルに表示される画面の他の例を示す図である。 ある実施の形態において、複数の画像形成装置が通信可能に接続される図である。 図17のネットワークシステムにおいて実行される処理のフローチャートである。 図17のネットワークシステムにおいて、プリンタサーバーとして機能する画像形成装置によって実行される処理のフローチャートである。 図19の処理の変形例のフローチャートである。 図19の処理の変形例のフローチャートである。 図17に示されたネットワークシステムの変形例のシステムの一例を示す図である。
以下に、図面を参照しつつ、画像形成装置の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[開示の概要]
本開示に従った画像形成装置は、画像形成においてバイアス電圧を供給される導電部材を含む。導電部材の一例は、転写ローラーである。画像形成装置は、導電部材の稼働率(たとえば、直近の所定期間における、導電部材が使用された時間の割合)を取得し、導電部材の電気抵抗の大きさと当該稼働率とに基づいて、当該導電部材の消耗の度合いを表わす値を算出する。
導電部材の電気抵抗の値は、当該導電部材の消耗の度合いが同じであっても、当該導電部材が使用された時間の割合が高くなることによって、高くなる場合がある。上記のように導電部材の消耗の度合いが算出されることによって、より正確に導電部材の消耗の度合いを表わす値が算出され得る。
なお、画像形成装置は、稼働率の一例として、2次転写ローラーに電圧が印加された時間の割合を採用する。画像形成装置は、稼働率の他の例として、画像形成装置が画像形成動作を実行した時間の割合を採用する。
[導電部材の稼働率と電気抵抗]
図1は、画像形成装置における2次転写ローラーのバイアス電圧および稼働率の関係を説明するための図である。図1を参照して、導電部材の稼働率が高くなるほどその電気抵抗が高くなることを説明する。
図1において、実線(線L1)は、導電部材の一例である2次転写ローラーのバイアス電圧の設定値の時間変化を示す。破線(線L2)は、2次転写ローラーの稼働率を示す。
2次転写ローラーのバイアス電圧の値は、たとえば、ATVC(Active Transfer Voltage Control)動作で設定される。ATVC動作は、たとえば、予め定められた条件(たとえば、一定枚数の用紙に対して画像が形成された)が成立するたびに実行される。ATVC動作において、バイアス電圧は、2次転写ローラーにおいて適切な転写電流が流れる値に設定される。ATVC動作の詳細な内容は、後述する。
2次転写ローラーの稼働率は、2次転写ローラーが使用された割合を示し、たとえば、2次転写ローラーに電圧が印加された時間の割合を示す。図1では、両矢印とともに、画像形成装置の状態(画像形成中であるか、休止中であるか)が示されている。画像形成中、2次転写ローラーは、バイアス電圧を印加される。
稼働率について、より具体的に説明する。たとえば、「1時間」を所定期間の一例とした場合、午前9時ちょうどに画像形成動作が開始し、午前10時まで当該動作が継続されると、最新の所定期間(1時間)、すなわち、午前9時から午前10時までの稼働率は100%である。その後、午前10時ちょうどから午前10時30分まで画像形成動作が停止すると、最新の所定期間(1時間)、すなわち、午前9時30分から午前10時30分までの稼働率は、50%である。最新の1時間のうち、午前9時30分から午前10時ちょうどまでの30分間、2次転写ローラーにバイアス電圧が印加され、午前10時ちょうどから午前10時30分までの30分間は、2次転写ローラーにバイアス電圧が印加されていなかったからである。
図1に示されるように、画像形成装置において、2次転写ローラーの稼働率が増加すると(線L2)、バイアス電圧の設定値が上昇する(線L1)。この要因の一つとしては、イオン導電性の材料によって構成された2次転写ローラーに時間的に高い密度で(連続的に、または、短い時間間隔で)電圧が印加されることによって、2次転写ローラーの消耗とは関係なく、2次転写ローラーにおけるイオンの分布に偏りが生じることが想定される。このようなイオンの分布の偏りは、2次転写ローラーに電圧が印加されない期間において徐々に解消されると考えられる。
[ATVC動作]
画像形成装置は、ATVC動作において、導電部材(たとえば、2次転写ローラー)に適切な転写電流を流すために印加されるバイアス電圧の値を設定する。ATVC動作が実行されるタイミングは、たとえば、画像形成装置への電源投入時の初期設定中、待機状態からの復帰時、ユーザーが実行を指示する操作を行ったとき、所定枚数の用紙に画像が形成される毎に、前回のATVC動作実行時から画像形成装置内の温度が所定値以上変動したとき、および/または、画像形成動作の開始後であって用紙が2次転写ローラーに到達するまでの間である。画像形成装置は、高い生産性(早い印刷速度)を要求されていなければ、用紙に画像を形成するたびにATVC動作を実行してもよい。
[画像形成装置の構成例]
(概略的な構成)
図2は、ある実施形態に従う画像形成装置200の構成例を説明する図である。ある実施形態において、画像形成装置200は、レーザプリンタやLED(Light Emitting Diode)プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置である。図2に示されるように、画像形成装置200は、当該画像形成装置200の動作を制御するための制御回路(後述する制御部70)を含む要素を収容するための制御ボックス700を備える。制御ボックス700には、画像形成装置200内の温度を計測するための温度センサー71と、画像形成装置200内の湿度を計測するための湿度センサー72とが設けられている。温度センサー71および/または湿度センサー72の設置場所は、図2に示されたものに限定されない。
画像形成装置200は、内部のほぼ中央部にベルト部材として中間転写ローラー1を備えている。中間転写ローラー1の下部水平部の下には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kが中間転写ローラー1に沿って並んで配置される。これらの作像ユニット2Y,2M,2C,2Kは、トナー像を担持可能に構成される感光体3Y,3M,3C,3Kをそれぞれ有している。
像担持体である各感光体3Y,3M,3C,3Kの周囲には、その回転方向に沿って順に、対応する感光体を帯電するための帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kと、プリントヘッド部5Y,5M,5C,5Kと、現像ローラー6Y,6M,6C,6Kと、中間転写ローラー1を挟んで各感光体3Y,3M,3C,3Kと対向する1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kがそれぞれ配置されている。
中間転写ローラー1の中間転写ベルト駆動ローラー8で支持された部分には、2次転写ローラー9が圧接されており、当該領域で2次転写が行なわれる。2次転写ローラー9の材料の一例は、たとえば導電性のゴムである。2次転写領域後方の搬送路R1の下流位置には、定着ローラー10と加圧ローラー11とを含む定着加熱部20が配置されている。定着ローラー10は、ヒーター26を内包している。
画像形成装置200の下部には、給紙カセット30が着脱可能に配置されている。給紙カセット30内に積載収容された用紙Pは、給紙ローラー31の回転によって最上部の用紙から1枚ずつ搬送路R1に送り出されることになる。用紙Pは、記録媒体の一例である。
画像形成装置200の上部には、操作パネル80が配置されている。操作パネル80は、一例として、タッチパネルとディスプレイとが互いに重ね合わせられた画面と、物理ボタンとから構成される。
ある局面において、中間転写ローラー1と、帯電ローラー4Y,4M,4C,4Kと、1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kと、2次転写ローラー9とは、イオン導電性の導電部材として機能し得る。一例として、これらの導電部材は、ヒドリンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどを配合したイオン導電性ゴムを含み得る。これらの導電部材の各々は、要求される特性によって、適切なイオン導電性の材料を含み得る。
上記の例において画像形成装置200は、タンデム式の中間転写方式を採用しているがこれに限定されるものではない。具体的には、イオン導電性の導電部材を含む画像形成装置であればよく、サイクル方式を採用する画像形成装置であってもよいし、現像装置から印刷媒体に直接トナーを転写する直接転写方式を採用する画像形成装置であってもよい。
(概略的な動作)
次に、画像形成装置200の概略的な動作について説明する。外部装置(たとえば、パソコン等)から画像形成装置200の制御部70(たとえば、制御ボックス700内に設けられている)に画像信号が入力されると、制御部70ではこの画像信号をイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したデジタル画像信号を作成し、入力されたデジタル信号に基づいて、各作像ユニット2Y,2M,2C,2Kの各プリントヘッド部5Y,5M,5C,5Kを発光させて露光を行なう。
これにより、各感光体3Y,3M,3C,3K上に形成された静電潜像は、各現像器6Y,6M,6C,6Kによりそれぞれ現像されて各色のトナー画像となる。各色のトナー画像は、各1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kの作用により、図2中の矢印A方向に移動する中間転写ローラー1上に順次重ね合わせて1次転写される。
このようにして中間転写ローラー1上に形成されたトナー画像は、2次転写ローラー9の作用により、用紙Pに一括して2次転写される。
用紙Pに2次転写されたトナー画像は、定着加熱部20に達する。トナー画像は、加熱された定着ローラー10、および加圧ローラー11の作用により用紙Pに定着される。トナー画像が定着された用紙Pは、排紙ローラー50を介して排紙トレイ60に排出される。
(2次転写ローラー近傍の構成)
図3は、図2の画像形成装置200における、2次転写ローラー9近傍の構成例を示す図である。図3に示されるように、2次転写ローラー9は、中間転写ローラー1を介して中間転写ベルト駆動ローラー8と対向している。2次転写ローラー9には、電源装置91と、電圧計93とがそれぞれ電気的に接続される。電源装置91と2次転写ローラー9との間には、電流計92が接続される。電流計92は、2次転写ローラー9に流れる電流の値を計測する。電圧計93は、2次転写ローラー9に印加される電圧の値を計測する。電源装置91、電流計92、および、電圧計93は、制御部70に電気的に接続される。
制御部70は、電源装置91を制御して2次転写ローラー9に定電流を供給し、そのときの電圧計93の計測値を取得してもよい。これにより、制御部70は、2次転写ローラー9の抵抗値を間接的に取得し得る。他の局面において、制御部70は、2次転写ローラー9に定電圧を印加し、そのときに流れる電流値を取得することにより、2次転写ローラー9の抵抗値を取得してもよい。
(部分的なハードウェア構成)
図4は、図2の画像形成装置200の部分的なハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示されるように、制御部70は、その主要な制御要素として、CPU(Central Processing Unit)310と、RAM(Random Access Memory)320と、ROM(Read Only Memory)330と、インターフェイス(I/F)340とを備える。
CPU310は、画像形成装置200のコンピューターとして動作し、ROM330または後述する記憶装置370に記憶された制御プログラムを読み出して実行することで、画像形成装置200の動作を制御する。
RAM320は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などである。RAM320は、CPU310がプログラムを動作するために必要なデータや画像データを一時的に記憶し得る。RAM320は、いわゆるワーキングメモリとして機能し得る。
ROM330は、典型的には、フラッシュメモリなどであり、CPU310で実行されるプログラムや、画像形成装置200の動作に係る各種設定情報を記憶し得る。
CPU310は、インターフェイス340を介して、操作パネル80と、通信インターフェイス350と、タイマ360と、記憶装置370とにそれぞれ電気的に接続され、各種装置との信号のやり取りを行なう。
通信インターフェイス350は、一例として、無線LAN(Local Area Network)カードである。画像形成装置200は、通信インターフェイス350を介してLANまたはWAN(Wide Area Network)に接続された外部装置(パソコン、スマートフォン、タブレット等)と通信可能に構成される。
タイマ360は、時間をカウントする。一例として、タイマ360は、水晶振動子によって構成される。
記憶装置370は、典型的にはハードディスクドライブによって構成される。記憶装置370は、プログラム記憶部371と、データ記憶部372とを含む。プログラム記憶部371は、CPU310によって実行されるプログラムを記憶していてもよい。データ記憶部372は、本開示における処理に利用されるデータ(たとえば、第1係数テーブル、第2係数テーブル、第3係数テーブル、補助係数テーブル、等)を記憶していてもよい。
画像形成装置200は、画像形成動作において駆動される要素を含む。制御部70は、当該要素に接続され、当該要素の動作を制御し得る。当該要素は、たとえば、作像ユニット2Y,2M,2C,2K(図2)を構成する各種のローラーを含む。
図4に示されるように、CPU310は、温度センサー71、湿度センサー72、電源装置91、電流計92、および、電圧計93と、電気的に接続されている。
[2次転写ローラー9の消耗率に利用される係数]
CPU310は、2次転写ローラー9の消耗率を算出する。CPU310は、算出された消耗率を用いて、たとえば、2次転写ローラー9の交換に適した時期を予測する。
2次転写ローラー9の消耗率の算出において、CPU310は、たとえば、2次転写ローラー9の抵抗の大きさを取得し、さらに係数を利用する。係数の具体例として、以下に説明される第1係数、第2係数、第3係数が挙げられる。
(第1係数)
図5は、第1係数を設定するための値のテーブル(第1係数テーブル)の一例を示す図である。図5の第1係数テーブルは、画像形成装置200内の絶対湿度と稼働率とを関連付ける。絶対湿度は、たとえば湿度センサー72によって計測される。稼働率は、たとえば、直近の所定期間における画像形成装置200の画像形成動作の実行についてのログに基づいて算出される。第1係数テーブルは、稼働率について、9つの範囲(稼働率R:R≧20%、20%<R≦30%、30%<R≦40%、40%<R≦50%、50%<R≦60%、60%<R≦70%、70%<R≦80%、80%<R≦90%、および、90%<R≦100%)を規定する。
本開示において、「所定期間」によって規定される期間の長さは、変更されてもよい。
たとえば、絶対湿度が13g/cmであり、直近の所定期間における稼働率が55%である場合、図5においてハッチングが付されたボックスに記載されているように、第1係数の値は「0.01」と設定される。
(稼働率の特定の変形例)
図6は、稼働率の変形例を特定するための値のテーブル(補助テーブル)の一例を示す図である。図6を参照して、稼働率の特定方法の変形例を説明する。
図6の補助テーブルは、2種類の時間と「画像形成装置における動作の時間割合」とを関連付ける。2種類の時間とは、電源投入から最新のATVC動作までの経過時間、および、スリープ動作から最新のATVC動作までの経過時間である。「画像形成装置における動作の時間割合」は、電源投入時またはスリープ動作から復帰した時点から対象の時点までの画像形成動作が実行された時間の時間割合である。
たとえば、電源投入後50分の間に、画像形成動作が実行された時間の割合が55%であれば、(第1係数の設定に利用される)稼働率は、図6においてハッチングを付されたボックスに記載されているように「30%」と設定される。
(第2係数)
図7は、第2係数を設定するための値のテーブル(第2係数テーブル)の一例を示す図である。図7の第2係数テーブルは、画像形成装置200の内部における、相対湿度と温度とを関連付ける。相対湿度は、たとえば湿度センサー72によって計測される。温度は、たとえば温度センサー71によって計測される。
第2係数テーブルは、相対湿度について、17の範囲を規定する。最も値が高い範囲は、相対湿度が85%を超える範囲を規定する。次に値が高い範囲は、相対湿度が80%を超え、かつ、85%以下である範囲を規定する。最も値が低い範囲は、相対湿度が10%以下の範囲を規定する。次に値が低い範囲は、相対湿度が10%を超え、かつ、15%未満である範囲を規定する。
第2係数テーブルは、温度について、15の範囲を規定する。最も値が高い範囲は、30℃を超える温度の範囲を規定する。次に値が高い範囲は、28℃を超え、かつ、30℃以下である温度の範囲を規定する。最も値が低い範囲は、10℃以下の温度の範囲を規定する。次に値が低い範囲は、10℃を超え、かつ、11℃以下である温度の範囲を規定する。
たとえば、相対湿度が62%であり、温度が23℃である場合、第2係数は、図7においてハッチングを付されたボックスに記載されているように「1.00」に設定される。
(第3係数)
図8は、第3係数を設定するための値のテーブル(第3係数テーブル)の一例を示す図である。図8の第3係数テーブルは、画像形成装置200内の絶対湿度と、画像形成装置200内の温度の電源投入時からの上昇値とを関連付ける。
第3係数テーブルは、温度の上昇値について、12の範囲を規定する。最も値が高い範囲は、10℃を超える範囲を規定する。次に値が高い範囲は、9℃を超え、かつ、10℃以下である範囲を規定する。最も値が低い範囲は、0℃以下である範囲を規定する。次に値が低い範囲は、0℃を超え、かつ、1℃以下である範囲を規定する。
たとえば、絶対湿度が11g/cmであり、温度の上昇値が7.5℃である場合、第3係数は、図8においてハッチングを付されたボックスに記載されているように「0.01」に設定される。
第3係数テーブルは、さらに、絶対湿度に関連付けられた「基準温度」を規定する。絶対湿度は、画像形成装置200の状態が変化しても、大きく変化しないことが予想される。このことから、画像形成装置200では、画像形成装置200内の絶対湿度に対応する基準温度が、温度の上昇値の算出の際に電源投入時の温度の代わりに利用され得る。
たとえば、絶対湿度が11g/cmで場合、基準温度は21℃と設定される。現在の温度とこのように特定された基準温度との差が、温度の上昇値として特定される。
第3係数テーブルは、基準温度を、絶対湿度の代わりに絶対水分量に関連付けていてもよい。この場合、画像形成装置200では、画像形成装置200内の絶対水分量に対応する基準温度が、温度の上昇値の算出の際に電源投入時の温度の代わりに利用され得る。
[2次転写ローラーの消耗率の算出方法]
次の式(1)は、2次転写ローラー9の消耗率の算出に利用される式の一例である。
消耗率=[{(Rmes×C1×C2×C3)-Ri}/(Rmax-Ri)]×100 …(1)
式(1)において、Rmesは、2次転写ローラー9の抵抗の計測値である。CPU310は、たとえば、電圧計93の計測値(Vmes)と電流計92の計測値(Imes)とを用い、次の式(A)に従って、2次転写ローラー9の抵抗の計測値を取得する。
Imes/Vmes=Rmes …(A)
C1は、第1係数である。C2は、第2係数である。C3は、第3係数である。
Riは、初期の2次転写ローラー9の抵抗値であり、たとえば、新品の状態(画像形成装置200の出荷時、2次転写ローラー9の交換直後、等)の2次転写ローラー9の抵抗値である。Rmaxは、2次転写ローラー9の抵抗についての設定値であり、2次転写ローラー9の寿命が到来していると想定されるときの当該2次転写ローラー9の抵抗の値である。RiとRmaxは、画像形成装置200の出荷時にデータ記憶部372(図4)に格納されていてもよいし、画像形成装置200に対して、ネットワークを通じてダウンロードされてデータ記憶部372に格納されてもよい。
[消耗率の評価]
図9は、式(1)を利用して算出された消耗率を示す図である。図10および図11は、比較例に従って算出された消耗率を示す図である。次の式(2)および式(3)のそれぞれは、式(1)に対する比較例として消耗率の算出に用いられる式を示す。
消耗率=[{(Rmes×C2×C3)-Ri}/(Rmax-Ri)]×100 …(2)
消耗率={(Rmes-Ri)/(Rmax-Ri)}×100 …(3)
式(1)は、第1係数、第2係数、および、第3係数を利用しているのに対し、式(2)は、第1係数を利用しておらず、式(3)は、第1係数〜第3係数の全てを利用していない。図10には、式(2)を利用して算出された消耗率が示され、図11には、式(3)を利用して算出された消耗率が示されている。
図9〜図11のそれぞれのグラフにおいて、横軸は、2次転写ローラー9が画像形成動作のために駆動された時間を示し、縦軸は、算出された消耗率を示す。図9〜図11のそれぞれのグラフは、消耗率の算出結果についての一次近似線(線L51,L52,L53)を含む。一次近似線は、たとえば最小二乗法を用いて生成される。
図12は、図9〜図11のグラフに対する評価の一例を示す図である。図12の表では、項目「利用された数式(係数)」に3種類の数式(式(1)〜式(3))が示されている。図12の表には、項目「ばらつき最大値」が各数式に関連付けられている。ばらつき最大値は、消耗率の算出結果における一次近似線からの離間の最大値である。たとえば、式(1)についてのばらつき最大値は、図9における、線L51から最も離れているプロットの消耗率と、当該プロットが対応するのと同じ駆動時間に対応するの線L51上の消耗率との差である。
図13は、第1係数テーブルの変形例を示す図である。図5と比較して、図13の第1係数テーブルでは、絶対湿度の代わりに絶対水分量が、稼働率と関連付けられている。図13の第1係数テーブルには、絶対水分量について、3つの範囲が規定されている。1つ目は、絶対水分量が2g/cm未満の範囲である。2つ目は、絶対水分量が2g/cm以上であり、かつ、14g/cm未満の範囲である。3つ目は、絶対水分量が14g/cm以上の範囲である。図13の第1係数テーブルに従えば、たとえば、絶対水分量が12g/cmであり、稼働率が50%である場合、第1係数は、図13においてハッチングを付されたボックスに記載されているように、0.95と設定される。
図12において、ATVC(電圧値、電流値)、環境(温度、湿度、絶対水分量)の各項目は、それぞれ、図9〜図11のそれぞれのグラフに記載された消耗率が算出される際に、各項目が考慮されたか否かを示す。「●」は考慮されていることを示し、「−」は考慮されていないことを示す。
項目「ATVC(電圧値)」は、2次転写ローラー9に印加される電圧を意味する。項目「ATVC(電流値)」は、2次転写ローラー9に流れる電流を意味する。項目「ATVC(電圧値)」および項目「ATVC(電流値)」について、図12の表は、式(1)〜式(3)のいずれにおいても考慮されていることを示す。式(1)〜式(3)のいずれにも抵抗値Rmesが使用され、かつ、Rmesは、一例において、2次転写ローラー9の電圧値と電流値から求められるからである。
項目「環境(温度)」は、画像形成装置200内の温度を意味する。項目「環境(湿度)」は、画像形成装置200内の相対湿度を意味する。項目「環境(絶対水分量)」は、画像形成装置200内の絶対水分量を意味する。項目「環境(温度)」、項目「環境(湿度)」、および、項目「環境(絶対水分量)」について、図12の表は、式(1)および式(2)では考慮されているが、式(3)では考慮されていないことを示す。これは、式(3)は、第1係数、第2係数、および、第3係数の全てを含まないことを意味する。
項目「稼働率」は、2次転写ローラー9の稼働率を意味する。図12の表は、式(1)では項目「稼働率」が考慮されているが、式(2)および式(3)では項目「稼働率」が考慮されていないことを示す。これは、第1係数が式(1)においてのみ用いられることに対応する。第1係数〜第3係数のうち、稼働率に基づいて設定されるのは第1係数のみである。第2係数および第3係数は、稼働率以外の値に基づいて設定される。
次に、図12を参照して、図12に示された「ばらつき最大値」に基づいた、消耗率の算出方法の評価について説明する。本来、2次転写ローラー9の消耗率は、駆動時間の経過に伴って徐々に上昇する、という傾向に従って変化するはずである。「ばらつき最大値」の値が大きい場合、当該傾向から大きく外れた値が消耗率の推定値として算出されることを示す。このことから、「ばらつき最大値」の値が大きい算出方法ほど、精度が低いと言える。
図12に示された結果によれば、式(3)に対応するばらつき最大値は、式(1)および式(2)に対応するばらつき最大値と比較して、大きい値を有する。このことから、式(1)および式(2)のそれぞれを利用する算出方法は、式(3)を利用する算出方法よりも精度が高いと言える。さらに、式(1)に対応するばらつき最大値は、式(2)に対応するばらつき最大値よりも値が小さい。このことから、式(1)を利用する算出方法は、式(2)を利用する算出方法よりも精度が高いと言える。式(1)では、式(2)および式(3)では考慮されていない稼働率が考慮されている。したがって、消耗率の算出において稼働率が考慮されることにより、消耗率の算出の精度が向上すると言える。
[処理の流れ]
図14は、2次転写ローラー9の消耗率の算出のためにCPU310(図4)によって実行される処理のフローチャートである。CPU310は、たとえば、プログラム記憶部371に格納されたプログラムを実行することにより、図14に示された処理を実現させる。図14に示された処理が開始されるタイミングは、たとえば、ATVC動作実行時、操作パネル80に対して指示が入力されたとき、および/または、前回図14の処理の実行後一定時間が経過したときである。
図14を参照して、ステップS10で、CPU310は、2次転写ローラー9に、測定用の電流(たとえば30μA程度)を供給する。
ステップS20で、CPU310は、たとえば電圧計93の計測結果を参照することにょり、2次転写ローラー9の電圧を計測する。
ステップS30で、CPU310は、2次転写ローラー9に測定用として規定される値の電流が供給されたか否かを判断する。CPU310は、当該値の電流が供給されたと判断するまでステップS20に制御を戻し(ステップS30でNO)、当該値の電流が提供されたと判断すると(ステップS30でYES)、ステップS40へ制御を進める。
ステップS40で、CPU310は、2次転写ローラー9への電流の供給を停止する。
ステップS50で、CPU310は、たとえば温度センサー71および湿度センサー72の計測結果を参照することにより、画像形成装置200内の温度および湿度を計測する。画像形成装置200内とは、たとえば、画像形成装置200の外殻を被う筐体の内側の空間を意味する。
ステップS60で、CPU310は、上記した稼働率を取得する。
ステップS70で、CPU310は、2次転写ローラー9の抵抗の上昇量を取得する。抵抗の上昇量とは、たとえば、2次転写ローラー9の使用開始時から現在までの抵抗値の上昇量である。CPU310は、たとえば、2次転写ローラー9の使用開始時(出荷時、交換時、等)に2次転写ローラー9の抵抗値を計測し、初期値としてデータ記憶部372に格納し、現在の2次転写ローラー9の抵抗値を計測し、当該初期値との差異を算出することにより、抵抗の上昇量を取得する。
ステップS80で、CPU310は、ステップS70で取得した抵抗の上昇量が、予め定められた設定値以下であるか否かを判断する。CPU310は、上昇量が設定値以下であると判断すると(ステップS80でYES)、ステップS100へ制御を進める。CPU310は、上昇量が設定値を超えていると判断すると(ステップS80でNO)、ステップS90へ制御を進める。
ステップS90で、CPU310は、2次転写ローラー9の抵抗についての上限値(たとえば、式(1)のRmax)として上限値Aを設定する。
ステップS100で、CPU310は、2次転写ローラー9の抵抗についての上限値として上限値Bを設定する。ステップS100で設定される上限値Bは、ステップS90で設定される上限値Aより大きい。
ステップS90またはステップS100で設定される上限値(上限値Aまたは上限値B)は、式(1)の分母に位置している。上限値が大きいほど、式(1)に従って算出される消耗率は、小さい。このことから、図14の処理では、2次転写ローラー9の抵抗の上昇量が少ないほど、ある状態にある2次転写ローラー9に対して消耗率が低く算出される。画像形成装置200において、たとえば、画像形成動作の頻度が低い場合、2次転写ローラー9の抵抗の上昇量が低くなる傾向がある。画像形成動作の頻度が低い場合の一例は、連続した画像形成が実行される事態があまり生じないことである。図14の処理では、画像形成装置200における画像形成動作の頻度が低い場合、算出される消耗率をより低くして、2次転写ローラー9の交換までの期間がより長く見積もられる。
ステップS110で、CPU310は、2次転写ローラー9の消耗率を算出する。消耗率は、たとえば式(1)に従って算出される。
ステップS120で、CPU310は、ステップS110で算出された消耗率が、ステップS90またはステップS100で設定された上限値以下であるか否かを判断する。CPU310は、算出された消耗率が上限値以下であると判断すると(ステップS120でYES)、図14の処理を終了する。CPU310は、算出された消耗率が上限値を超えていると判断すると(ステップS120でNO)、ステップS130へ制御を進める。
ステップS130で、CPU310は、操作パネル80で、2次転写ローラー9の寿命が到来、および/または、2次転写ローラー9の交換の催促を報知する。
図15は、ステップS130で操作パネル80に表示される画面の一例を示す図である。図15の画面IMG01は、メッセージ「転写ローラーを交換してください。」を含む。その後、図14の処理は終了する。
図14の処理において、CPU310は、ステップS120で消耗率が上限値を超えていると判断した場合、2次転写ローラー9が交換されたことを示す情報が入力されるまで、画像形成動作を保留してもよい。これにより、2次転写ローラー9の交換時期が到来している状態で画像形成動作が実行されることが回避され得る。2次転写ローラー9が交換されたことを示す情報が入力されるまで、CPU310は、印刷指示が入力された場合、2次転写ローラー9が交換されるまで画像形成動作が保留されることを報知してもよい。
図16は、操作パネル80に表示される画面の他の例を示す図である。図16の画面IMG02は、メッセージ「転写ローラーが交換されるまで、印刷ジョブは保留されます。」を含む。
図14の処理において、CPU310は、算出された消耗率を、上限値に達しているか否かに拘わらず報知してもよい。一例では、CPU310は、操作パネル80に、算出された消耗率の値を表示する。
[ネットワークシステム]
図17は、ある実施の形態において、複数の画像形成装置が通信可能に接続される。図17に示されたネットワークシステムは、4台の画像形成装置200A,200B,200C,200Dを含む。画像形成装置200A〜200Dのそれぞれは、たとえば、これまでに説明された画像形成装置200と同様のハードウェア構成を有していてもよい。
画像形成装置200Aは、ネットワークNTを介して、印刷ジョブの実行指示を受ける。画像形成装置200AのCPU310は、受信した指示によって規定される印刷ジョブの実行を、当該画像形成装置200Aの画像形成部(図2の像担持体等を含む部分)に指示してもよいし、他の画像形成装置200B〜200Dのいずれかに指示してよい。
図18は、図17のネットワークシステムにおいて実行される処理のフローチャートである。図18では、枠PR1〜PR4のそれぞれは、画像形成装置200A〜200Dのそれぞれによって実行される処理を示す。たとえば、枠PR1内の処理は、画像形成装置200AのCPU310によって実行される。枠PR2内の処理は、画像形成装置200BのCPU310によって実行される。
枠PR1〜PR4のそれぞれは、図14のステップS10〜ステップS60に加えて、ステップS110およびステップS150を含む。枠PR1〜PR4のそれぞれの処理において、各画像形成装置のCPU310は、ステップS60で各画像形成装置の2次転写ローラー9の稼働率を算出する。その後、制御はステップS110へ進む。
ステップS110で、CPU310は、式(1)に従って2次転写ローラー9の消耗率を算出する。
ステップS150で、CPU310は、ステップS110で算出された消耗率を各画像形成装置のデータ記憶部372に格納する。
図17のシステムでは、画像形成装置200AのCPU310は、プリンタサーバーとしても機能し得る。CPU310は、プリンタサーバーとして、枠PR1内の処理に加えて、さらにステップS160およびステップS170を実行する。
ステップS160で、CPU310は、画像形成装置200A〜200Dのそれぞれにおいて算出された消耗率を比較する。
ステップS170で、CPU310は、ステップS160における比較の結果に基づいて、画像形成装置200A〜200Dに対して消耗率に関する順位を付ける。消耗率が一番高い画像形成装置に「消耗率1位」を付する。次に消耗率が高い画像形成装置に「消耗率2位」を付する。順位が高いほど、2次転写ローラー9の消耗の度合いが進んでいることを意味する。
図19は、図17のネットワークシステムにおいて、プリンタサーバーとして機能する画像形成装置200AのCPU310によって実行される処理のフローチャートである。
ステップS210で、CPU310は、たとえばネットワークNT(図17)を介して印刷ジョブを受信する。
ステップS220で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブが、モノクロ印刷の印刷ジョブであるか否かを判断する。CPU310は、当該印刷ジョブがモノクロ印刷の印刷ジョブであると判断すると(ステップS220でYES)、ステップS230へ制御を進める。CPU310は、当該印刷ジョブがモノクロ印刷の印刷ジョブではない(たとえば、カラー印刷ジョブである)と判断すると(ステップS220でNO)、ステップS270へ制御を進める。
ステップS230で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブによって印刷される用紙の枚数(印刷枚数)を判断する。CPU310は、印刷枚数が所定枚数以上であれば、ステップS260へ制御を進める。CPU310は、印刷枚数が所定枚数未満であれば、ステップS240へ制御を進める。「所定枚数」を特定する情報は、たとえばデータ記憶部372に格納されている。
ステップS240で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブが片面印刷の印刷ジョブであるか否かを判断する。CPU310は、当該印刷ジョブが片面印刷の印刷ジョブであると判断すると(ステップS240でYES)、ステップS250へ制御を進める。CPU310は、当該印刷ジョブが片面印刷の印刷ジョブではないと判断すると(ステップS240でNO)、ステップS260へ制御を進める。
ステップS250で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブを指示する画像形成装置を、ネットワークシステムにおいて消耗率1位の画像形成装置に設定する。
ステップS260で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブを指示する画像形成装置を、ネットワークシステムにおいて消耗率3位の画像形成装置に設定する。
ステップS270で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブによって印刷される用紙の枚数(印刷枚数)を判断する。CPU310は、印刷枚数が所定枚数以上であれば、ステップS300へ制御を進める。CPU310は、印刷枚数が所定枚数未満であれば、ステップS280へ制御を進める。
ステップS280で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブが片面印刷の印刷ジョブであるか否かを判断する。CPU310は、当該印刷ジョブが片面印刷の印刷ジョブであると判断すると(ステップS280でYES)、ステップS290へ制御を進める。CPU310は、当該印刷ジョブが片面印刷の印刷ジョブではないと判断すると(ステップS280でNO)、ステップS300へ制御を進める。
ステップS290で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブを指示する画像形成装置を、ネットワークシステムにおいて消耗率2位の画像形成装置に設定する。
ステップS300で、CPU310は、ステップS210の印刷ジョブを指示する画像形成装置を、ネットワークシステムにおいて消耗率4位の画像形成装置に設定する。
ステップS310で、CPU310は、ステップS250、ステップS260、ステップS290、または、ステップS300において設定された画像形成装置に、ステップS210の印刷ジョブの実行を指示して、図19の処理を終了する。
図19の処理において、印刷ジョブについて、3つの判断がなされた。すなわち、図19の処理は、第1に、ステップS220で「モノクロ/カラー」を判断し、第2に、ステップS230またはステップS270で印刷枚数を判断し、第3に、ステップS240またはステップS280で「片面/両面」を判断した。これらの3つの判断の順序は、変更されてもよい。図20および図21は、図19の処理の変形例のフローチャートである。
図20の処理は、第1に、ステップS220Aで「片面/両面」を判断し、第2に、ステップS230またはステップS270で印刷枚数を判断し、第3に、ステップS240AまたはステップS280Aで「モノクロ/カラー」を判断する。
図20のステップS220Aの判断は、たとえば、図19のステップS240またはステップS280における判断と同様である。図20のステップS240AおよびステップS280Aの判断は、たとえば、図19のステップS220における判断と同様である。
図21の処理は、第1に、ステップS220で「モノクロ/カラー」を判断し、第2に、ステップS230BまたはステップS270Bで「片面/両面」を判断し、第3に、ステップS240BまたはステップS280Bで印刷枚数を判断する。
図21のステップS230BおよびステップS270Bの判断は、たとえば、図19のステップS240またはステップS280における判断と同様である。図21のステップS240BおよびステップS280Bの判断は、たとえば、図19のステップS230およびステップS270における判断と同様である。
図17に示されたネットワークシステムにおいて、画像形成装置200AのCPU310は、複数の画像形成装置(画像形成装置200A〜200D)から印刷ジョブを指示する1以上の画像形成装置を選択するように構成された指示部の一例である。
図22は、図17に示されたネットワークシステムの変形例のシステムの一例を示す図である。図17に示されたネットワークシステムは、図22に示されるように、画像形成装置200Aとは別に、プリンタサーバーとして機能する情報処理装置900を含んでもよい。情報処理装置900は、プログラムを実行するコンピューターの一例である。図22のネットワークシステムでは、情報処理装置900が、図18のステップS160およびステップS170、ならびに、図19のすべてのステップを実行する。この場合、情報処理装置900に含まれる、プログラムを実行するプロセッサー(たとえば、CPU)が、複数の画像形成装置(画像形成装置200A〜200D)から印刷ジョブを指示する1以上の画像形成装置を選択するように構成された指示部の一例を構成する。
図17または図22に示されたネットワークシステムにおいて、プリンタサーバーとして機能するコンピュータが、各画像形成装置のCPU310の代わりに、各画像形成装置における2次転写ローラー9の消耗率を算出してもよい。
[開示の要約]
(構成1)
本開示において、消耗率は、導電部材の消耗の度合いを表わす値の一例である。当該値は、導電部材の消耗の度合いを表わす限り、式(1)以外の態様で算出されてもよい。画像形成装置200のCPU310は、当該値を、2次転写ローラー9の稼働率、および、2次転写ローラー9の電気抵抗の大きさ(Rmes)を少なくとも用いて、算出する。
(構成2)
CPU310は、稼働率に関連付けられた係数(第1係数)を規定する情報(第1係数テーブル)にアクセス可能であり、2次転写ローラーの稼働率に関連付けられた係数を特定し、特定された係数を用いることによって、2次転写ローラーの消耗の度合いを表わす値を算出してもよい。
(構成3)
CPU310は、画像形成装置内の温度と湿度とをさらに用いて、消耗の度合いを表わす値を算出してもよい(第2係数、図7)。
(構成4)
CPU310は、画像形成装置が待機状態から復帰した時からの温度の変化量または電源投入時からの温度の変化量をさらに用いて、消耗の度合いを表わす値を算出してもよい(第3係数、図8)。
(構成5)
CPU310は、画像形成装置内の空気の絶対湿度または絶対水分量を用いて、画像形成装置が待機状態から復帰した時または電源投入時の温度の推定値(図8の「基準温度」)を設定してもよい。CPU310は、当該推定値と画像形成装置内の温度の計測値とを用いて変化量を設定してもよい。
(構成6)
画像形成装置200は、画像形成装置内の温度を検出するための温度検出部(温度センサー71)と、画像形成装置内の湿度を検出するための湿度検出部(湿度センサー72)とを備えていてもよい。
(構成7)
CPU310は、消耗の度合いを表わす値が予め定められた閾値を超えた場合には、画像形成部に画像形成を実行させなくてもよい。この場合、CPU310は、画像形成が実行されないことを報知してもよい(図16)。
(構成8)
CPU310は、消耗の度合いを表わす値が予め定められた閾値を超えた場合には、当該消耗の度合いを表わす値が当該閾値を超えたことを表示装置に出力してもよい(図15)。
(構成9)
CPU310は、導電部材の電気抵抗の値から消耗の度合いを表わす値を取得するために用いられる定数(Rmax)を設定してもよい。
CPU310は、導電部材の電気抵抗の所定の時点からの増加量が予め定められた設定値以下である場合には、当該設定値を超えた場合よりも、同じ導電部材の電気抵抗の値がより低い消耗の度合いに対応するように、定数を設定してもよい。
たとえば、CPU201は、上記増加量が設定値以下である場合、Rmaxとして上限値Bを設定する(図14のステップS100)。CPU310は、上記増加量が設定値を超えた場合、Rmaxとして上限値Aを設定する(図14のステップS90)。上限値Bは、上限値Aより大きい。上限値Bが設定されると、上限値Aが設定されるより、式(1)の第1項の分母が大きくなる。これにより、上限値Bが設定されると、上限値Aが設定されるより、同じRmesの値に対して算出される消耗率の値は小さくなる。
(構成10)
CPU310は、複数の画像形成装置のそれぞれに対して、複数の画像形成装置の中の消耗の度合いを表わす値についての順位を付与してもよい(図18のステップS160,S170)。
CPU310は、印刷ジョブを受信した場合に、印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、複数の画像形成装置のうち消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択してもよい(図19)。
(構成11)
CPU310は、印刷ジョブを受信した場合に、印刷ジョブの種類(モノクロ/カラー、片面/両面)に対して予測されるバイアス電圧が高いほど、複数の画像形成装置のうち消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択してもよい。
(構成12)
印刷ジョブの種類は、印刷ジョブにおいて形成される画像が、モノクロ画像であるか、カラー画像であるかを指定してもよい。形成する画像がカラー画像である種類に対して予測されるバイアス電圧は、形成する画像がモノクロ画像である種類に対して予測されるバイアス電圧よりも高い、と設定されていてもよい。
これにより、印刷ジョブの種類がカラー画像であれば、モノクロ画像である場合よりも、消耗率についての順位が低い(2次転写ローラー9の消耗の度合いが低い)画像形成装置が、当該印刷ジョブを実行する画像形成装置として選択される。すなわち、図20のステップS240Aでは、CPU310は、カラー画像の印刷ジョブについては消耗率3位の画像形成装置200を選択し、モノクロ画像の印刷ジョブについては消耗率1位の画像形成装置200を選択する。図20のステップS280Aでは、CPU310は、カラー画像の印刷ジョブについては消耗率4位の画像形成装置200を選択し、モノクロ画像の印刷ジョブについては消耗率2位の画像形成装置200を選択する。
(構成13)
印刷ジョブの種類は、印刷ジョブが、用紙の片面に画像を形成するか、用紙の両面に画像を形成するかを指定してもよい。用紙の両面に画像を形成する種類に対して予測されるバイアス電圧は、用紙の片面に画像を形成する種類に対して予測されるバイアス電圧よりも高い、と設定されてもよい。
これにより、印刷ジョブの種類が両面印刷であれば、片面印刷である場合よりも、消耗率について順位の低い画像形成装置が、当該印刷ジョブを実行する画像形成装置として選択される。すなわち、図19のステップS240およびステップS280では、CPU310は、両面印刷の印刷ジョブについては消耗率3位の画像形成装置200を選択し、片面印刷の印刷ジョブについては消耗率1位の画像形成装置200を選択する。図19のステップS280では、両面印刷の印刷ジョブについては消耗率4位の画像形成装置200を選択し、片面印刷の印刷ジョブについては消耗率2位の画像形成装置200を選択する。
(構成14)
CPU310は、印刷ジョブによって画像を形成される用紙の枚数が多いほど、消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択してもよい。たとえば、図21のステップS240Bにおいて、CPU310は、印刷ジョブによる印刷枚数が所定枚数以上であれば消耗率3位の画像形成装置200を選択し、所定枚数未満であれば消耗率1位の画像形成装置200を選択する。図21のステップS280Bにおいて、CPU310は、印刷ジョブによる印刷枚数が所定枚数以上であれば消耗率4位の画像形成装置200を選択し、所定枚数未満であれば消耗率2位の画像形成装置200を選択する。
今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
1 中間転写ローラー、9 2次転写ローラー、20 定着加熱部、30 給紙カセット、31 給紙ローラー、50 排紙ローラー、60 排紙トレイ、70 制御部、71 温度センサー、72 湿度センサー、80 操作パネル、91 電源装置、92 電流計、93 電圧計200,200A〜200D 画像形成装置、370 記憶装置、371 プログラム記憶部、372 データ記憶部、700 制御ボックス、900 情報処理装置。

Claims (18)

  1. 画像形成部と、
    前記画像形成部の動作を制御するように構成された制御部とを備え、
    前記画像形成部は、
    画像形成においてバイアス電圧を供給される導電部材を含み、
    前記制御部は、
    前記導電部材が使用された時間の割合を表わす稼働率を算出し、
    算出された前記稼働率と前記導電部材の電気抵抗の大きさとに基づいて、前記導電部材の消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されている、画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    稼働率に関連付けられた係数を規定する情報にアクセス可能であり、
    算出された前記稼働率に関連付けられた係数を特定し、特定された前記係数を用いることによって、前記消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成装置内の温度と湿度とをさらに用いて、前記消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されている、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成装置が待機状態から復帰した時からの温度の変化量または電源投入時からの温度の変化量をさらに用いて、前記消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されている、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記画像形成装置内の空気の絶対湿度または絶対水分量を用いて、前記画像形成装置が待機状態から復帰した時または電源投入時の温度の推定値を設定し、当該推定値と前記画像形成装置内の温度の計測値とを用いて前記変化量を設定するように構成されている、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置内の温度を検出するための温度検出部と、
    前記画像形成装置内の湿度を検出するための湿度検出部とをさらに備える、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記消耗の度合いを表わす値が予め定められた閾値を超えた場合には、前記画像形成部に画像形成を実行させないように構成されている、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 表示装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記消耗の度合いを表わす値が予め定められた閾値を超えた場合には、前記消耗の度合いを表わす値が当該閾値を超えたことを前記表示装置に出力するように構成されている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、
    前記導電部材の電気抵抗の値から前記消耗の度合いを表わす値を取得するために定数を用い、
    前記導電部材の電気抵抗の所定の時点からの増加量が予め定められた設定値以下である場合には、当該設定値を超えた場合よりも、同じ前記導電部材の電気抵抗の値がより低い前記消耗の度合いに対応するように、前記定数を設定するように構成されている、請求項7または請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置が複数通信可能に接続された画像形成システムにおいて、一の画像形成装置の前記制御部は、
    当該制御部を備える画像形成装置および他の画像形成装置のそれぞれに対して、前記消耗の度合いを表わす値についての順位を付与し、
    印刷ジョブを受信した場合に、前記印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、当該制御部を備える画像形成装置および他の画像形成装置のうち前記消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、前記印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するように構成されている、画像形成システム。
  11. 前記制御部は、前記印刷ジョブを受信した場合に、前記印刷ジョブの種類に対して予測されるバイアス電圧が高いほど、前記複数の画像形成装置のうち前記消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、前記印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するように構成されている、請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記印刷ジョブの種類は、印刷ジョブにおいて形成される画像が、モノクロ画像であるか、カラー画像であるかを指定し、
    形成する画像がカラー画像である種類に対して予測されるバイアス電圧は、形成する画像がモノクロ画像である種類に対して予測されるバイアス電圧よりも高い、請求項11に記載の画像形成システム。
  13. 前記印刷ジョブの種類は、印刷ジョブが、用紙の片面に画像を形成するか、用紙の両面に画像を形成するかを指定し、
    用紙の両面に画像を形成する種類に対して予測されるバイアス電圧は、用紙の片面に画像を形成する種類に対して予測されるバイアス電圧よりも高い、請求項11または請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記制御部は、前記印刷ジョブによって画像を形成される用紙の枚数が多いほど、前記消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、前記印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するように構成されている、請求項10〜請求項12のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  15. 画像形成においてバイアス電圧を供給される導電部材を含む画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピューターに、
    前記導電部材が使用された時間の割合を表わす稼働率を算出するステップと、
    前記稼働率と前記導電部材の電気抵抗の大きさとに基づいて、前記導電部材の消耗の度合いを表わす値を算出するステップとを実行させる、プログラム。
  16. 前記プログラムは、前記コンピューターに、
    当該コンピューターを備える画像形成装置および当該画像形成装置と通信可能に構成されている他の複数の画像形成装置から、印刷ジョブを実行させる1以上の画像形成装置を選択するステップを実行させ、
    前記1以上の画像形成装置を選択するステップは、
    前記コンピューターを備える画像形成装置、および、前記複数の画像形成装置の中の画像形成装置の、それぞれに対して、前記消耗の度合いを表わす値についての順位を付与することと、
    印刷ジョブを受信した場合に、前記印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、前記複数の画像形成装置のうち前記消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、前記印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択することとを含む、請求項15に記載のプログラム。
  17. 複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置と通信可能な情報処理装置とを含む画像形成システムであって、
    前記画像形成装置のそれぞれは、
    制御部と、
    画像形成においてバイアス電圧を供給される導電部材とを含み、
    前記制御部のそれぞれは、
    前記導電部材が使用された時間の割合を表わす稼働率を算出し、
    前記稼働率と前記導電部材の電気抵抗の大きさとに基づいて、前記導電部材の消耗の度合いを表わす値を算出するように構成されており、
    前記情報処理装置は、
    前記複数の画像形成装置から、印刷ジョブを実行させる1以上の画像形成装置を選択するように構成された指示部を含み、
    前記指示部は、
    前記印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、前記複数の画像形成装置のうち前記消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、前記印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するように構成されている、画像形成システム。
  18. 複数の画像形成装置と通信端末可能に構成された情報処理装置のコンピューターによって実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピューターに、
    印刷ジョブにおいて導電部材に印加されることが予測されるバイアス電圧の値が高くなるほど、前記複数の画像形成装置のうち前記消耗の度合いを表わす値が低い画像形成装置を、前記印刷ジョブを実行させる画像形成装置として選択するステップを実行させる、プログラム。
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