JP2018095141A - 足載せクッション - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両に対する後付けが可能であって、快適な下肢姿勢を実現できる足載せクッションを提供する。
【解決手段】 主クッション部12は、車両用シート21の前端から前下方に延びる上面12aと、上面12aの前端から下方に延びる前面12bとを備え、副クッション部13は、主クッション部12の上面12aに配置された第1状態で該上面12aに当接する第1面13aと、主クッション部12の前面12bに配置された第2状態で該前面12bに当接する第2面13bとを備え、連結部14は、主クッション部12の上面12aおよび前面12bの境界部と、副クッション部13の第1面13aおよび第2面13bの境界部とを連結し、第2状態で主クッション部12の上面12aと副クッション部13の第1面13aとは、前下方に向かって傾斜して車両用シート21に着座した乗員の小腿部を支持可能な傾斜面を構成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両用シートの前方に取り付けられる主クッション部と、前記主クッション部に連結部を介して回動可動に連結される副クッション部とを備える足載せクッションに関する。
車両用シートのシートクッションの前方に位置するように電動モータにより駆動されるオットマンを配置し、このオットマンをシートクッションの前面に沿う収納姿勢と、シートクッションの上面前端から前下方に延びる足載せ姿勢との間で回動させるものが、下記特許文献1により公知である。
また図9に示すように、車両用シートのシートクッションの前方の床面にオットマンを置き、このオットマンの足載せ面を前下方に強く傾斜する通常モードあるいはフットレストモードと、前下方に緩く傾斜するリクライニングモードとの間で切り換え可能にしたものが知られている。
特開平11−276296号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものは、姿勢を変更するための電動モータを備えるために重量やコストが増加するだけでなく、車両に対して簡単に後付けができないという問題があった。
また図9に示すものは、オットマンが単一の幅広い足受け面を備えるために乗員の乗降の際に邪魔になり易いだけでなく、不使用時に大きなスペースを必要とするために助手席シートへの適用が困難であるという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車両に対する後付けが可能であって、快適な下肢姿勢を実現できる足載せクッションを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車両用シートの前方に取り付けられる主クッション部と、前記主クッション部に連結部を介して回動可動に連結される副クッション部とを備える足載せクッションであって、前記主クッション部は、前記車両用シートの前端から前下方に延びる上面と、前記上面の前端から下方に延びる前面とを備え、前記副クッション部は、前記主クッション部の上面に配置された第1状態で該上面に当接する第1面と、前記主クッション部の前面に配置された第2状態で該前面に当接する第2面とを備え、前記連結部は、前記主クッション部の前記上面および前記前面の境界部と、前記副クッション部の前記第1面および前記第2面の境界部とを連結し、前記第2状態で主クッション部の前記上面と前記副クッション部の前記第1面とは、前下方に向かって傾斜して前記車両用シートに着座した乗員の小腿部を支持可能な傾斜面を構成することを特徴とする足載せクッションが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記副クッション部は、前記第1面および前記第2面に接続する第3面を有する略三角柱形状であり、前記第1状態で前記第3面は前記車両用シートに着座した乗員の大腿部を支持可能な隆起部を構成することを特徴とする足載せクッションが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記主クッション部の後面と前記車両用シートのシートスライドロック解除レバーとの間に、乗員の手を挿入可能な隙間が形成されることを特徴とする足載せクッションが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記主クッション部の下面には前方に向かって開放するU字状のクリップが設けられ、前記クリップはフロアマットの後端に係合して前記主クッション部を固定可能であることを特徴とする足載せクッションが提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記主クッション部の後面には屈曲可能な帯状部材を介して第1グロメットが設けられ、フロアパネルに設けられた第2グロメットに前記第1グロメットを結合することで、前記主クッション部は前記フロアパネルに固定されることを特徴とする足載せクッションが提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項5の構成に加えて、前記フロアパネルは、フロアマットが敷設される前部底壁と、前記前部底壁の後端から立ち上がる縦壁と、前記縦壁の上端から後方に延びて前記車両用シートの下面に対向する後部底壁とを備え、前記後部底壁の前端に設けられた前記第2グロメットに前記第1グロメットを結合することで、前記主クッション部の前記後面は前記縦壁に接するように固定されることを特徴とする足載せクッションが提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記主クッション部に一端を固定した帯状部材の他端に第1面ファスナを設けるとともに、前記シートクッションの下面にアタッチメントの上面を固定し、前記アタッチメントの下面に前記第1面ファスナに結合可能な第2面ファスナを設けたことを特徴とする足載せクッションが提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項7の構成に加えて、前記アタッチメントはその上面に設けた第3面ファスナで前記シートクッションの下面に結合可能であり、前記第3面ファスナと前記シートクッションの下面との結合力は前記第1、第2面ファスナの結合力よりも強いことを特徴とする足載せクッションが提案される。
なお、実施の形態の下部後面12dは本発明の後面に対応し、実施の形態の布片15は本発明の帯状部材に対応し、実施の形態の助手席シート21は本発明の車両用シートに対応し、実施の形態の布片27は本発明の帯状部材に対応する。
請求項1の構成によれば、足載せクッションは、車両用シートの前方に取り付けられる主クッション部と、主クッション部に連結部を介して回動可動に連結される副クッション部とを備える。主クッション部は、車両用シートの前端から前下方に延びる上面と、上面の前端から下方に延びる前面とを備え、副クッション部は、主クッション部の上面に配置された第1状態で該上面に当接する第1面と、主クッション部の前面に配置された第2状態で該前面に当接する第2面とを備え、連結部は、主クッション部の上面および前面の境界部と、副クッション部の第1面および第2面の境界部とを連結し、第2状態で主クッション部の上面と副クッション部の第1面とは、前下方に向かって傾斜して車両用シートに着座した乗員の小腿部を支持可能な傾斜面を構成するので、第1状態では主クッション部に対して副クッション部がコンパクトに折り畳まれて乗員の乗降の邪魔にならないだけでなく、第2状態では主クッション部および副クッション部で充分に長い傾斜面を構成し、乗員の足受け長さを確保して快適性を高めることができる。しかも電動モータのような駆動源を必要とせずに第1状態および第2状態を簡単に切り換えることができるので、軽量にかつ低コストで実現することができる。
また請求項2の構成によれば、副クッション部は、第1面および第2面に接続する第3面を有する略三角柱形状であり、第1状態で第3面は車両用シートに着座した乗員の大腿部を支持可能な隆起部を構成するので、大柄な乗員が使用した場合であっても足受け高さを確保して快適性を高めることができる。
また請求項3の構成によれば、主クッション部の後面と車両用シートのシートスライドロック解除レバーとの間に、乗員の手を挿入可能な隙間が形成されるので、足載せクッションを車両に装着した状態でも車両用シートの前後位置を調整することができる。
また請求項4の構成によれば、主クッション部の下面には前方に向かって開放するU字状のクリップが設けられ、クリップはフロアマットの後端に係合して主クッション部を固定可能であるので、乗員の脚からの荷重が加わったときに主クッション部の位置がずれるのを防止することができる。
また請求項5の構成によれば、主クッション部の後面には屈曲可能な帯状部材を介して第1グロメットが設けられ、フロアパネルに設けられた第2グロメットに第1グロメットを結合することで、主クッション部はフロアパネルに固定されるので、主クッション部を車両に確実に固定できるだけでなく、着脱作業も容易になる。
また請求項6の構成によれば、フロアパネルは、フロアマットが敷設される前部底壁と、前部底壁の後端から立ち上がる縦壁と、縦壁の上端から後方に延びて車両用シートの下面に対向する後部底壁とを備え、後部底壁の前端に設けられた第2グロメットに第1グロメットを結合することで、主クッション部の後面は縦壁に接するように固定されるので、乗員の脚からの荷重の一部を主クッション部から縦壁を介してフロアパネルに伝達することで、主クッション部を一層確実に支持することができる。
また請求項7の構成によれば、主クッション部に一端を固定した帯状部材の他端に第1面ファスナを設けるとともに、シートクッションの下面にアタッチメントの上面を固定し、アタッチメントの下面に第1面ファスナに結合可能な第2面ファスナを設けたので、主クッション部をシートクッションに連結することで足載せクッションを更に確実に固定することができる。
また請求項8の構成によれば、アタッチメントはその上面に設けた第3面ファスナでシートクッションの下面に結合可能であり、第3面ファスナとシートクッションの下面との結合力は第1、第2面ファスナの結合力よりも強いので、第3面ファスナとシートクッションの下面とを結合したまま第1、第2面ファスナを着脱することで、アタッチメントをシートクッション側に残したまま足載せクッションを着脱することが可能になり、足載せクッションの着脱作業が容易になる。
足載せクッションを斜め前上方から見た斜視図。(第1の実施の形態) 足載せクッションを斜め後下方から見た斜視図。(第1の実施の形態) 足載せクッションの使用状態を示す図(第2状態)。(第1の実施の形態) 図3の4方向矢視図(第2状態)。(第1の実施の形態) 図4に対応する図(第1状態)。(第1の実施の形態) 図4に対応する図(第2状態)。(第2の実施の形態) 図4に対応する図。(第3の実施の形態) 図2に対応する図。(第3の実施の形態) 従来の車両用の足載せクッションを示す図。
第1の実施の形態
以下、図1〜図5に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。なお、本明細書において前後方向、左右方向(車幅方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1および図2に示すように、縫製した布で弾性材を被覆して構成される足載せクッション11は、断面L字状の主クッション部12と、断面三角形状の副クッション部13とを備える。
主クッション部12は、後上方から前下方に傾斜する上面12aと、上面12aの前端から更に急角度で下方に延びる前面12bと、上面12aの後端から下方に延びる上部後面12cと、上部後面12cの下端から前下方に延びる屈曲した下部後面12dと、下部後面12dの下端から前方に延びる下面12eと、左右の側面12f,12gとを備え、右側の側面12g、下部後面12dおよび下面12eに跨がるように切欠き部12hが形成される。
副クッション部13は、第1面13aと、第2面13bと、第3面13cと、左右一対の側面13d,13eとを備えるもので、第1面13aおよび第2面13bの境界部が、主クッション部12の上面12aおよび前面12bの境界部に、車幅方向に延びるヒンジを構成する連結部14を介して第1状態および第2状態間を回動可能に連結される。
主クッション部12の下部後面12dの上下方向中間部の左側に固定された布片15に第1グロメット16が設けられ、切欠き部12gの上縁に臨む下部後面12dの上下方向中間部に面ファスナ17が縫製により固定される。また下面12eの左右両側に、前方に向けて開放する一対のU字状のクリップ18,18が設けられる。
図1および図2に鎖線で示す第1状態では、主クッション部12の上面12aの前部に副クッション部13の第1面13aが当接する。また図1および図2に実線で示す第2状態では、主クッション部12の前面12bの上部に副クッション部13の第2面13bが当接する。
図3〜図5に示すように、自動車のフロアパネル19は前部底壁19aと、前部底壁19aの後端から後上方に起立する縦壁19bと、縦壁19bの上端から後方に延びる後部底壁19cとを備えるもので、後部底壁19cの上面にシートレールブラケット20a,20aを介して支持されたシートレール20,20に助手席シート21が前後位置調整可能に支持される。
助手席シート21をシートレール20,20に対して最も後方位置にスライドさせてロックした後に、主クッション部12の下面12eをフロアパネル19の前部底壁19aに当接させ、下部後面12dの下半部をフロアパネル19の縦壁19bに当接させ、切欠き部12hをフロアパネル19のフロアトンネル19dの角部に当接させた状態で、第1グロメット16をフロアパネル19の後部底壁19cの上面に設けた第2グロメット22に係合させ、かつ面ファスナ17をフロアパネル19の後部底壁19cの上面に設けた面ファスナ23(図4および図5参照)に係合させることで、足載せクッション11がフロアパネル19に対して固定される。
このとき、主クッション部12の下端に設けた一対のU字状のクリップ18,18がフロアパネル19の前部底壁19aに敷いたフロアマット25の後端部下面に係合することで、主クッション部12はフロアパネル19に一層強固に固定される。
この状態で、助手席シート21のシートクッション21aの前面と主クッション部12の下部後面12dの上半部との間に、シートクッション21aの前面から前方に突出するシートスライドロック解除レバー24を手で操作するための隙間α(図4および図5参照)が形成される。
このようにして足載せクッション11が取り付けられると、主クッション部12の上面12aは助手席シート21のシートクッション21aの前端上面から前下方に延びるように配置される。そして副クッション部13が第1状態にあるとき(図5参照)、副クッション部13の第3面13cは主クッション部12の上面12aから上方に隆起して、助手席シート21のシートクッション21aの前端上面から略水平に前方に延びることになる。また副クッション部13が第2状態にあるとき(図3および図4参照)、副クッション部13の第1面13aは主クッション部12の上面12aと略同一平面を構成するように前下方に延びることになる。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
足載せクッション11を取り付けるには、図5に示すように、主クッション部12の下端の左右一対のクリップ18,18を助手席シート21の前方のフロアパネル19に敷いたフロアマット25の後端部下面に挿入し、主クッション部12の位置を安定させた状態で、主クッション部12の下部後面12dに設けた第1グロメット16および面ファスナ17を、フロアパネル19の後部底壁19cに設けた第2グロメット22および面ファスナ23にそれぞれ係合することで、主クッション部12をフロアパネル19に取り付ける。
このように、第1グロメット16、第2グロメット22および面ファスナ17,23を用いて足載せクッション11をフロアパネル19に固定するので、足載せクッション11を確実に固定できるだけでなく、着脱作業も容易になる。また主クッション部12の下端をクリップ18,18でフロアマット25の下面に係合して固定するので、乗員の脚からの荷重が加わったときに主クッション部12の位置が車体に対してずれるのを防止することができる。しかも主クッション部12の下部後面12dはフロアパネル19の縦壁19bに接するように固定されるので、乗員の脚からの荷重の一部を主クッション部12から縦壁19bを介してフロアパネル19に伝達することで、主クッション部12を一層確実に支持することができる。
図5に示すように、副クッション部13の第1面13aが主クッション部12の上面12aに当接する第1状態とすることで、副クッション部13が邪魔にならないように足載せクッション11をコンパクトに折り畳むことができるので、乗員の乗降が容易になるだけでなく、足載せクッション11の取り付け作業や取り外し作業も容易になる。また第1面13a、第2面13bおよび第3面13cを有して略三角柱形状の副クッション部13は、主クッション部12の上面12aから上方に隆起する隆起部を構成するので、大柄な乗員が助手席シート21に着座する場合に足載せクッション11を第1状態とすることで、上方に隆起する副クッション部13で足受け高さを確保して快適性を高めることができる。
この第1状態から副クッション部13を連結部14をヒンジとして前方に回動させると、図3および図4に示すように、副クッション部13の第2面13bが主クッション部12の前面12bに当接する第2状態に切り替わる。この第2状態では、主クッション部12の上面12aおよび副クッション部13の第1面13aが、助手席シート21のシートクッション21aの上面に連続して前下方に延びる長い傾斜面を構成するので、助手席シート21に着座した乗員の足受け長さを確保して快適性を高めることができる。
足載せクッション11を取り付けるときには、乗員の足許の空間を確保するために助手席シート21の前後位置を最後部に設定するが、誤って助手席シート21の前後位置が最後部でない状態で足載せクッション11を取り付けてしまった場合でも、主クッション部12とフロアパネル19の縦壁19bとの間に隙間αが形成されるため、この隙間αに手を差し入れてシートスライドロック解除レバー24を操作することで、助手席シート21の前後位置を調整することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、副クッション部13が主クッション部12に対してヒンジを構成する連結部14を介して回動可能に連結されるので、電動モータのような駆動源を必要とせずに第1状態および第2状態を簡単に切り換えることが可能となり、軽量で利便性の高い足載せクッション11を低コストで提供することができる。
第2の実施の形態
次に、図6に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態のフロアパネル19は、前部底壁19aから縦壁19bを介して一段高くなった後部底壁19c上に助手席シート21が配置されるため、一段高くなった後部底壁19cを利用して第1グロメット16、第2グロメット22および面ファスナ17,23で足載せクッション11をフロアパネル19に固定しているが、第2の実施の形態は平坦なフロアパネル19に足載せクッション11を固定するものである。
すなわち、平坦なフロアパネル19に上方に隆起するようにシートベース26が固定されており、このシートベース26の上面にシートレール20,20を介して助手席シート21が前後位置調整自在に支持される。そしてシートベース26の前端部の上面に第2グロメット22および面ファスナ(図示せず)設けられており、そこに主クッション部12の第1グロメット16および面ファスナ(図示せず)を係合することで、第1の実施の形態と同様にして足載せクッション11が固定される。
本実施の形態によっても、上述した第1の実施の形態と同様の作用効果を達成することができる。
第3の実施の形態
次に、図7および図8に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態は、第1の実施の形態に、主クッション部12を助手席シート21に固定する構造を付加したものである。主クッション部12の上部後面21cの直下に2本の帯状の布片27,27の一端が縫製により固定され、その他端に第1面ファスナ28,28が設けられる。一方、助手席シート21のシートクッション21aの前部下面には2個のアタッチメント29,29が設けられる。アタッチメント29は両面に第2面ファスナ30および第3面ファスナ31が設けられており、先ず上面の第3面ファスナ31によりアタッチメント29をシートクッション21aの前部下面のシート布地部分に結合した後に、布片27の他端の第1面ファスナ28をアタッチメント29の下面の第2面ファスナ30に結合する。これにより、主クッション部12の上部を助手席シート21のシートクッション21aに固定することができ、足乗せクッション11の姿勢をより安定させることができる。
またアタッチメント29の上面の第3面ファスナ31とシートクッション21aの下面との結合強度は、アタッチメント29の下面の第2面ファスナ30と布片27の第1面ファスナ28との結合強度よりも強く設定されており、アタッチメント29を第3面ファスナ31でシートクッション21aに固定したまま、足乗せクッション11の着脱は結合強度が弱い第1、第2メンファスナ28,30により行われる。これにより、足乗せクッション11を取り外したときにアタッチメント29をシートクッション21a側に残しておき、次回の足乗せクッション11の取り付けを容易にすることができる。
更に第3の実施の形態は、副クッション部13の車幅方向内側の側面13eに帯状の面ファスナ33の一端が縫製により固定されるとともに、主クッション部12の車幅方向内側の側面12gに面ファスナ34が縫製により固定されており、副クッション部13を主クッション部12の上に折り畳んだ第1状態において両方の面ファスナ33,34を結合することで、副クッション部13を第1状態に安定的に固定することができる。しかも面ファスナ33,34は足乗せクッション11の車幅方向内側の面に設けられているので、目に触れ難くなって美観の低下が防止される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の足載せクッション11は助手席シート21用に限定されず、二列目シートや3列目シートに対しても適用可能である。
また実施の形態では副クッション部13が第1状態にあるとき(図5参照)、副クッション部13の第3面13cは助手席シート21のシートクッション21aの上面から略水平に前方に延びているが、副クッション部13の第3面13cをシートクッション21aの上面よりも上方に隆起させても良い。
また第2の実施の形態では助手席シート21のシートベース26を利用して足載せクッション11を固定しているが、フロアパネル19に取付ブラケットを設け、この取付ブラケットに足載せクッション11を固定しても良い。
12 主クッション部
12a 上面
12b 前面
12d 下部後面(後面)
12e 下面
13 副クッション部
13a 第1面
13b 第2面
13c 第3面
14 連結部
15 布片(帯状部材)
16 第1グロメット
18 クリップ
19 フロアパネル
19a 前部底壁
19b 縦壁
19c 後部底壁
21 助手席シート(車両用シート)
22 第2グロメット
24 シートスライドロック解除レバー
25 フロアマット
27 布片(帯状部材)
28 第1面ファスナ
29 アタッチメント
30 第2面ファスナ
31 第3面ファスナ
α 隙間

Claims (8)

  1. 車両用シート(21)の前方に取り付けられる主クッション部(12)と、前記主クッション部(12)に連結部(14)を介して回動可動に連結される副クッション部(13)とを備える足載せクッションであって、
    前記主クッション部(12)は、前記車両用シート(21)の前端から前下方に延びる上面(12a)と、前記上面(12a)の前端から下方に延びる前面(12b)とを備え、前記副クッション部(13)は、前記主クッション部(12)の上面(12a)に配置された第1状態で該上面(12a)に当接する第1面(13a)と、前記主クッション部(12)の前面(12b)に配置された第2状態で該前面(12b)に当接する第2面(13b)とを備え、前記連結部(14)は、前記主クッション部(12)の前記上面(12a)および前記前面(12b)の境界部と、前記副クッション部(13)の前記第1面(13a)および前記第2面(13b)の境界部とを連結し、前記第2状態で主クッション部(12)の前記上面(12a)と前記副クッション部(13)の前記第1面(13a)とは、前下方に向かって傾斜して前記車両用シート(21)に着座した乗員の小腿部を支持可能な傾斜面を構成することを特徴とする足載せクッション。
  2. 前記副クッション部(13)は、前記第1面(13a)および前記第2面(13b)に接続する第3面(13c)を有する略三角柱形状であり、前記第1状態で前記第3面(13c)は前記車両用シート(21)に着座した乗員の大腿部を支持可能な隆起部を構成することを特徴とする、請求項1に記載の足載せクッション。
  3. 前記主クッション部(12)の後面(12d)と前記車両用シート(21)のシートスライドロック解除レバー(24)との間に、乗員の手を挿入可能な隙間(α)が形成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の足載せクッション。
  4. 前記主クッション部(12)の下面(12e)には前方に向かって開放するU字状のクリップ(18)が設けられ、前記クリップ(18)はフロアマット(25)の後端に係合して前記主クッション部(12)を固定可能であることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の足載せクッション。
  5. 前記主クッション部(12)の後面には屈曲可能な帯状部材(15)を介して第1グロメット(16)が設けられ、フロアパネル(19)に設けられた第2グロメット(22)に前記第1グロメット(16)を結合することで、前記主クッション部(12)は前記フロアパネル(19)に固定されることを特徴とする、請求項1に記載の足載せクッション。
  6. 前記フロアパネル(19)は、フロアマット(25)が敷設される前部底壁(19a)と、前記前部底壁(19a)の後端から立ち上がる縦壁(19b)と、前記縦壁(19b)の上端から後方に延びて前記車両用シート(21)の下面に対向する後部底壁(19c)とを備え、前記後部底壁(19c)の前端に設けられた前記第2グロメット(22)に前記第1グロメット(16)を結合することで、前記主クッション部(12)の前記後面(12d)は前記縦壁(19b)に接するように固定されることを特徴とする、請求項5に記載の足載せクッション。
  7. 前記主クッション部(12)に一端を固定した帯状部材(27)の他端に第1面ファスナ(28)を設けるとともに、前記シートクッション(21a)の下面にアタッチメント(29)の上面を固定し、前記アタッチメント(29)の下面に前記第1面ファスナ(28)に結合可能な第2面ファスナ(30)を設けたことを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の足載せクッション。
  8. 前記アタッチメント(29)はその上面に設けた第3面ファスナ(31)で前記シートクッション(21a)の下面に結合可能であり、前記第3面ファスナ(31)と前記シートクッション(21a)の下面との結合力は前記第1、第2面ファスナ(28,30)の結合力よりも強いことを特徴とする、請求項7に記載の足載せクッション。
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