JP2010273929A - オットマン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡素であり、且つ使用姿勢において連続した大きな載置面を有するオットマン装置を提供する。
【解決手段】シートクッション2の前面部分において折り畳まれた収納姿勢と、脚を載置可能な使用姿勢との間で変位可能である。シートクッション2の前面部分に、下端部を中心として車両前後方向へ揺動可能に連結されたベース部材11と、ベース部材11の上端部に揺動可能に連結された第1及び第2のオットマン12・13とを備える。収納姿勢では、第1のオットマン12がベース部材11の前面側に、第2のオットマン13がベース部材11の後面側にそれぞれ折り畳み収納されている。収納姿勢からベース部材11が傾倒すると共に、第1のオットマン12が前方側へ揺動する一方、第2のオットマン13が後方側へ揺動して使用姿勢となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートクッションの前面部分において起立状態で折り畳まれた収納姿勢と、乗員の脚を載置可能な使用姿勢との間で変位可能なオットマン装置に関する。
この種のオットマン装置として、特許文献1ないし特許文献3がある。特許文献1におけるオットマン本体の構成やその動きは従来からある一般的なものと同様であり、一部材構成のオットマン本体が、シートクッションの前面に沿って折り畳まれた収納姿勢と、シートクッションから連続して延在する使用姿勢との間で揺動する。特許文献2では、乗員の脚を最適位置で支持できるように、使用姿勢においてオットマン本体を車両前方側(シートクッションから離間する方向)へスライド可能となっている。特許文献3では、オットマン本体(第1のオットマン)と、該第1のオットマンの先端から進退可能な補助ユニット(第2のオットマン)とを有する。第1のオットマンは、従来と同様にシートクッションの前面に沿って折り畳まれた収納姿勢と、シートクッションから連続して延在する使用姿勢との間で揺動する。第2のオットマンは、第1のオットマンの使用姿勢において、該第1のオットマンの先端からさらに車両前方側へ延ばすことができる。
特開2006−239291号公報 特開2006−239269号公報 特開平11−276296号公報
一部材からなるオットマン本体が単に収納姿勢と使用姿勢との間で揺動するだけの特許文献1では、収納姿勢の都合からオットマン本体の長さに限界があり、乗員の脚の載置面の長さを充分に確保できていない。したがって、乗員の快適性にも限界がある。そこで特許文献2では、オットマン本体をスライド可能として乗員の脚を最適位置にて支持することで、快適性の向上を図っている。しかし、オットマン本体をスライドさせると、シートクッションとオットマン本体との間には大きな空間が生じる。これでは、当該空間部分においては乗員の脚を支持できないという課題を有する。
これに対し特許文献3では、第1のオットマン(オットマン本体)に加えて進退自在な第2のオットマン(補助ユニット)も備えることで、乗員の快適性の向上を図っている。しかし、第2のオットマンを第1のオットマンから延ばした状態でも、やはり両オットマン同士の間には空間が生じている。しかも、第1のオットマンの揺動機構と第2のオットマンの進退機構の双方が必要であり、構造の複雑化は避けられない。また、第2のオットマンは第1のオットマンの先端から直線的に延びるだけなので、乗員の体格差の許容性に課題がある。すなわち、乗員の身長や体型などの体格、特に脚の長さが異なれば、自ずと膝の位置や脚の折り曲げ角度等も異なるが、第2のオットマンが第1のオットマンの先端から直線的に延びるだけでは、当該体格差を的確にカバーできるかが懸念される。
また、特許文献2や特許文献3では、オットマン本体や第1のオットマンを使用姿勢に変位操作した後、次いでスライド操作により調節するという二段階の操作を要する。これでは、乗員は二段階目のスライド操作が煩雑であり、当該スライド調節機能を常に利用するとは限らず、機能の有効利用性の面でも課題を有する。
そこで、本発明は上記課題を解決するものであって、構造が簡素であり、且つ使用姿勢において連続した大きな載置面を有するオットマン装置を提供することを目的とする。
本発明は、シートクッションの前面部分において起立状態で折り畳まれた収納姿勢と、乗員の脚を載置可能な使用姿勢との間で変位可能なオットマン装置に関する。シートクッションの前面部分には、下端部を中心として車両前後方向へ揺動可能なベース部材が連結されている。当該ベース部材の上端部には、第1のオットマンと第2のオットマンの2つのオットマンが、それぞれ車両前後方向へ揺動可能に連結されている。前記収納姿勢では、前記ベース部材がシートクッションの前面部分において起立状態で収納されている。同時に、前記第1のオットマンは、当該起立状態の前記ベース部材の前面側に折り畳み収納されている。一方、前記第2のオットマンは、前記起立状態のベース部材の後面側において、該ベース部材と前記シートクッションとの間に折り畳み収納されている。そして、このような収納姿勢から、前記ベース部材が車両前方側へ傾倒すると共に、前記第1のオットマンが車両前方側へ揺動する一方、前記第2のオットマンが車両後方側へ揺動することで、前記使用姿勢となることを特徴とする。すなわち、第1のオットマンは従来技術とほぼ同様の動きをするが、これとは反対側へ揺動する第2のオットマンを備える点が注目される。
前記オットマン装置が使用姿勢にあるときは、前記第2のオットマンの先端が前記シートクッションの前端に接触ないし近接する長さに設計することが好ましい。
前記第1のオットマンと前記第2のオットマンとの間にリンク機構を設けて、当該第1のオットマンと第2のオットマンとが同時に揺動する構成とすることができる。具体的には、前記リンク機構を、前記第1のオットマンに連結された第1のリンクと、前記第2のオットマンに連結された第2のリンクと、該第1のリンクと第2のリンクとを連結する中間リンクとによって構成することができる。この場合、各リンク同士の長さ関係により、前記第1のオットマンの前記ベース部材に対する揺動限界角度よりも、前記第2のオットマンの前記ベース部材に対する揺動限界角度が小さくなるように設計することが好ましい。第1及び第2のオットマンのベース部材に対する揺動限界角度がそれぞれ異なっていれば、オットマン装置が使用姿勢にあるとき、第1のオットマンと第2のオットマンとからなる脚の載置面は平坦でなく、屈曲した載置面が形成される。
本発明では、従来技術とほぼ同様の動きをする第1のオットマンに加えて、これとは逆方向へ揺動する第2のオットマンも備える。これにより、第1のオットマンの長さを従来技術と同等としながら、これに第2のオットマンの長さも加わるので、脚載置面の拡大を図ることができる。当該第1及び第2のオットマンは、それぞれベース部材の上端部に連結されているので、使用姿勢において第1のオットマンと第2のオットマンとは並列している。これにより、連続した脚の載置面を形成することができる。また、第2のオットマンは車両後方側、すなわちシートクッションへ近づく方向へ揺動するので、使用姿勢において第2のオットマンとシートクッションとの間に大きな空間(隙間)が生じることもない。
本発明では、シートクッションの前面部分において車両前後方向へ揺動可能なベース部材を設けた上で、当該ベース部材に第1のオットマンと第2のオットマンを揺動可能に連結しているだけなので、構造が簡素である。また、脚の載置面の拡大(オットマン長さの拡大)のために設けられる第2のオットマンも揺動可能なので、乗員の体格差を効果的に許容できる。さらに、第1及び第2のオットマンは、それぞれベース部材の傾倒に伴って使用姿勢へ揺動するので、乗員はワンタッチ操作で足りる。すなわち、従来技術のように、使用姿勢へ揺動操作した後、続いてスライド操作するような二段階の操作は不要である。したがって、使用性も高い。
使用姿勢において第2のオットマンの先端がシートクッションの前端に接触ないし近接していれば、脚の載置面がシートクッションとも確実に連続しているので、乗員はより快適に脚を載置することができる。
第1のオットマンと第2のオットマンとが、両者の間に設けられたリンク機構を介して揺動する構成となっていれば、簡素な構成によって効率的に揺動操作できる。また、第1のオットマンのベース部材に対する揺動限界角度よりも、第2のオットマンのベース部材に対する揺動限界角度が小さければ、使用姿勢においてシートクッションから第1のオットマンに掛けて滑らかな曲面状の載置面を形成することができる。これにより、乗員の快適性が向上すると共に、より効率良く乗員の体格差をカバーできる。
シートの側面図である。 収納姿勢にあるオットマン装置の側面図である。 収納姿勢と使用姿勢との間の姿勢にあるオットマン装置の側面図である。 使用姿勢にあるオットマン装置の側面図である。 オットマン装置の変形例で使用される継手装置の構成図である。
以下に、適宜図面を参照しながら本発明に係るオットマン装置の代表的な実施例について説明するが、これに限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
(実施例)
本発明のオットマン装置は、車両用シートをはじめとして、各種シートへ好適に適用できる。図1に示すように、シート1は、乗員の着座部となるシートクッション2と、背凭れとなるシートバック3と、乗員の頭部を指示するヘッドレスト4とを有する。符号5は、シートクッション2の側面やシートクッション2下方の各種装置等を覆うサイドカバーである。そして、シートクッション2の前面部分に、本発明のオットマン装置10が設けられている。オットマン装置10は、シートクッション2に対して車両前後方向へ揺動可能なベース部材11と、ベース部材11に揺動可能に連結された第1及び第2のオットマン12・13とを有する。オットマン装置10は、シートクッション2の前面部分において起立状態で折り畳まれた図1の実線及び図2に示す収納姿勢と、乗員の脚を載置可能な図1の仮想線及び図4に示す使用姿勢との間で変位可能となっている。
ベース部材11は板状部材であり、これの下端部において軸ピン15を介してサイドカバー5の前下端部に連結されている。これにより、ベース部材11は、軸ピン15を中心として車両前後方向に揺動可能となっている。なお、ベース部材11は、収納姿勢においてシートクッション2の前面に沿うよう中間部分において屈曲していると共に、当該屈曲部から上端部(揺動先端部)にかけて幅広となっている。これにより、ベース部材11の剛性が高められていると共に、ベース部材11の上端部は、後述のように第1及び第2のオットマン12・13の双方を連結できるだけの幅を有する。
第1のオットマン12と第2のオットマン13は、ベース部材11の上端部に、それぞれ軸ピン16・17を介して車両前後方向へ揺動可能に連結されている。第1のオットマン12の揺動中心となる軸ピン16は、ベース部材11の前端寄り部位に設けられており、第1のオットマン12は、ベース部材11の前面側において揺動可能となっている。一方第2のオットマン13の揺動中心となる軸ピン17は、ベース部材11の後端寄り部位に設けられており、第2のオットマン13は、ベース部材11の後面側において揺動可能となっている。なお、第1及び第2のオットマン12・13は、シートクッション2とほぼ同じ左右幅寸法を有し、ベース部材11は、第1及び第2のオットマン12・13の左右両側縁部の二箇所に設けられている。
また、第1のオットマン12と第2のオットマン13との間には、リンク機構が設けられている。具体的には、軸ピン16を中心として第1のオットマン12と一体的に揺動可能に連結された第1のリンク20と、軸ピン17を中心として第2のオットマン13と一体的に揺動可能に連結された第2のリンク21と、第1のリンク20と第2のリンク21とを連結する中間リンク22とを有する。第1のリンク20は第2のリンク21より長く、中間リンク22は第1のリンク20よりも長い。第1のリンク20と中間リンク22との間には、両リンク20・22同士を離間する方向へ付勢するバネ23(捻りコイルバネ)が配されている。これにより、第1のオットマン12及び第2のオットマン13は、共にベース部材11から離間する方向(使用姿勢方向)へ常時付勢されている。バネ23の一端は第1のリンク20に設けられた突起24に係止されており、バネ23の他端は中間リンク22に設けられた突起25に係止されている。
また、サイドカバー5の外面には、オットマン装置10のロックを解除する操作レバー30が上下方向へ揺動可能に設けられており、サイドカバー5の内面には、ベース部材11をロックするフック31が上下方向へ揺動可能に設けられている。操作レバー30とフック31とは、サイドカバー5の内面側において配索されたケーブル32によって互いに連結されている。符号33は、フック31と係合する係合突起である。係合突起33は、ベース部材11に設けられている。操作レバー30は、引張バネ35によって常時下方へ付勢されており、フック31は、引張バネ36によって常時下方へ付勢されている。なお、両引張バネ35・36の一端は、サイドカバー5に掛け止められている。フック31は、二本の爪を有する。具体的には、フック31の長手方向中間寄り部位に一体形成された第1の爪31aと、フック31の先端に一体形成された第2の爪31bとを有する。第2の爪31bは、第1の爪31aよりも長い。また、第1の爪31aと第2の爪31bとの間隔は、係合突起33の直径とほぼ同じである。
次に、オットマン装置10の操作方法について説明する。オットマン装置10は、基本的には図2に示すような収納姿勢にある。当該収納姿勢では、係合突起33がフック31の第1の爪31aの後面側と係合しており、ベース部材11は、シートクッション2の前面部分において当該シートクッション2の前面に沿うように起立状態にある。一方、第1のオットマン12は、起立状態のベース部材11の前面側において折り畳み収納されている。第2のオットマンは、起立状態のベース部材11の後面側において、当該ベース部材11とシートクッション2との間に折り畳み収納されている。なお、第1及び第2のオットマン12・13は、バネ23によってベース部材11から離間する方向(使用姿勢方向)へ常時付勢されている。しかし、第2のオットマン13が、フック31によってロックされているベース部材11とシートクッション2とで挟持されていることで、当該第2のオットマン13とリンク連結された第1のオットマン12と共に、バネ23の付勢力に抗して収納姿勢で保持されている。
この収納姿勢において、図3に示すように操作レバー30を操作すると、ケーブル32が牽引されてフック31が上方へ揺動し、第1の爪31aと係合突起33との係合が解除される。これにより、ベース部材11がオットマン装置10の自重により車両前方側へ傾倒する。同時に、第1のリンク20と中間リンク22がバネ23によって開かれ、第1のリンク20と一体的に第1のオットマン12が車両前方側へ揺動し始める一方、中間リンク22を介して第2のリンク21と一体的に第2のオットマン13が車両後方側へ揺動し始める。
図3の状態からさらにベース部材11が車両前方側に傾倒し、係合突起33が第1の爪31aよりも長い第2の爪31bに当接することで、ベース部材11の傾倒限界が規制される。ベース部材11がそれ以上車両前方側へ傾倒しなくなれば、操作レバー30を離せばよい。これにより、フック31が引張バネ36の付勢力により下方へ揺動し、図4に示すように、係合突起33が第1の爪31aと第2の爪31bとで挟持され、ベース部材11が使用姿勢でロックされる。同時に、第1のオットマン12及び第2のオットマン13も揺動限界位置まで揺動しており、乗員の脚を載置可能な使用姿勢となっている。
このように、従来技術と同様に揺動する第1のオットマン12に加えて、車両後方側へ揺動する第2のオットマン13も有することで、脚の載置面長さを大きくできる。また、オットマン装置10の使用姿勢において、第1のオットマン12と第2のオットマン13同士、及び第2のオットマン13の先端とシートクッション2の前端とは、接触ないし近接している。これにより、シートクッション2から第1のオットマン12にかけて連続的な脚の載置面が形成される。また、第1のオットマン12のベース部材11に対する揺動限界角度よりも、第2のオットマン13のベース部材11に対する揺動限界角度は小さくなっている。これにより、シートクッション2から第1のオットマン12にかけて曲線的な脚の載置面が形成されるので、乗員の快適性が向上するばかりか、乗員の体格差を効率良くカバーできる。特に、第1及び第2のオットマン12・13は、使用姿勢において揺動限界角度位置に付勢されているが、収納姿勢側(下方)への揺動が規制されている訳ではない。したがって、乗員の脚の荷重を受けることで、第1及び第2のオットマン12・13はバネ23の付勢力に抗して下方へ揺動可能である。これにより、より的確に乗員の体格差を許容できる。
オットマン装置10を使用姿勢から収納姿勢へ戻すには、再度操作レバー30を操作し、第1の爪31aと係合突起33との係合を解除した状態でオットマン装置10をシートクッション2側へ押し戻せばよい。これにより、上記とは逆の動きによって第1及び第2のオットマン12・13やベース部材11が折り畳み収納される。オットマン装置10を収納姿勢としたところで、操作レバー30を離せば、ベース部材11が収納姿勢でロックされ、第1及び第2のオットマン12・13が収納姿勢で保持される。
(変形例)
上記実施例では、第1及び第2のオットマン12・13が自由回動状態にあったが、図5に示すように、第1のオットマン12の軸ピン16に、シートバック3の姿勢角度を調節するリクライニング装置と同様の、内歯ギア41及び外歯ギア42を有する継手装置(ロック装置)40を設けて、第1及び第2のオットマン12・13の姿勢をロック可能とすることもできる。この場合、継手装置40には軸ピン16を中心として軸回動可能な解除レバー43が設けられ、当該解除レバー43からの操作力は、軸ピン16を中心として解除レバー43と一体的に回動するカム部材44を介して外歯ギア42へ伝達される。また、解除レバー43は、操作レバー30とフック31とを連結するケーブル32とは別のケーブル45を介して操作レバー30と連結する。したがって、操作レバー30を操作すれば、フック31と解除レバー43の双方が牽引されることになる。解除レバー43がケーブル45によって牽引されて回動すると、カム部材44も回動する。すると、カム部材44によって外歯ギア42が内方へ押圧され、内歯ギア41と外歯ギア42との係合が解除されたロック解除状態となる。このように、ベース部材11の前倒に連動して継手装置40のロック状態も解除され、第1及び第2のオットマン12・13が捻りバネ23の付勢力によって展開することになる。オットマン装置10を使用姿勢へ変位させたところで操作レバー30を離せば、第1及び第2のオットマン12・13が使用姿勢にてロックされることになる。オットマン装置10を収納する場合は、上記と逆の動きとなる。なお、符号46は内歯ギアガイドであり、符号47は外歯ギアガイドである。また、符号48は、カム部材44をロック方向へ常時付勢する捻りバネである。したがって、外歯ギア41及び解除レバー43も、カム部材44を介してロック方向へ常時付勢されている。また、符号41aは使用姿勢でロックするための使用姿勢ロック用内歯であり、符号41bは収納姿勢でロックするための収納姿勢ロック用内歯である。すなわち、オットマン装置10が使用姿勢にあるときは、使用姿勢ロック用内歯41aと外歯ギア42とが嵌合し、オットマン装置10が収納姿勢にあるときは、収納姿勢ロック用内歯41bと外歯ギア42とが嵌合することになる。
(その他の変形例)
また、上記実施例では、第1及び第2のオットマン12・13がバネ23の付勢力によって揺動したが、バネ23に代えてモータ等の駆動手段によって揺動操作させることもできる。この場合、第1のオットマン12、第2のオットマン13、第1のリンク20、第2のリンク21、又は中間リンク22のいずれか1つを、駆動手段によって操作すればよい。
また、上記実施例では、ベース部材11がオットマン装置10の自重により傾倒する構成となっているが、サイドカバー5の内面とベース部材11との間にバネ部材を設けて、ベース部材11が車両前方側へ傾倒するように常時付勢することも好ましい。また、オットマン装置10のロック解除と、シートバック3のリクライニング角度を調節するリクライニング機構のロック解除とを連動させることも好ましい。
第2のオットマン13の先端とシートクッション2の前端とは、大きな空間が形成されない範囲において、必ずしも近接させなくてもよい。また、第1のオットマン12と第2のオットマン13の揺動限界角度は同じでも良い。すなわち、使用姿勢において平坦な脚載置面が形成される構成でもよい。この場合でも、第1及び第2のオットマン12・13は使用姿勢において収納姿勢側への揺動は可能なので、乗員の体格差を許容できる。
2 シートクッション
5 サイドカバー
10 オットマン装置
11 ベース部材
12 第1のオットマン
13 第2のオットマン
20 第1のリンク
21 第2のリンク
22 中間リンク
23 バネ
30 操作レバー
31 フック
31a 第1の爪
31b 第2の爪
32 ケーブル
33 係合突起

Claims (3)

  1. シートクッションの前面部分において起立状態で折り畳まれた収納姿勢と、乗員の脚を載置可能な使用姿勢との間で変位可能なオットマン装置であって、
    シートクッションの前面部分に、下端部を中心として車両前後方向へ揺動可能に連結されたベース部材と、
    前記ベース部材の上端部に揺動可能に連結された第1及び第2のオットマンとを備え、
    前記収納姿勢では、起立状態の前記ベース部材の前面側に、前記第1のオットマンが折り畳み収納されている一方、前記第2のオットマンは、前記ベース部材の後面側において該ベース部材と前記シートクッションとの間に折り畳み収納されており、
    該収納姿勢から、前記ベース部材が車両前方側へ傾倒すると共に、前記第1のオットマンが車両前方側へ揺動する一方、前記第2のオットマンが車両後方側へ揺動して、前記使用姿勢となることを特徴とする、オットマン装置。
  2. 前記オットマン装置が使用姿勢にあるとき、前記第2のオットマンの先端が前記シートクッションの前端に接触ないし近接している、請求項1に記載のオットマン装置。
  3. 前記第1のオットマンと前記第2のオットマンとの間には、リンク機構が設けられており、
    前記リンク機構は、前記第1のオットマンに連結された第1のリンクと、前記第2のオットマンに連結された第2のリンクと、該第1のリンクと第2のリンクとを連結する中間リンクとによって構成され、
    前記第1のオットマンの前記ベース部材に対する揺動限界角度よりも、前記第2のオットマンの前記ベース部材に対する揺動限界角度が小さい、請求項1または請求項2に記載のオットマン装置。



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