JP2018094883A - 転写シート、転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び加飾成形品 - Google Patents
転写シート、転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び加飾成形品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018094883A JP2018094883A JP2016244624A JP2016244624A JP2018094883A JP 2018094883 A JP2018094883 A JP 2018094883A JP 2016244624 A JP2016244624 A JP 2016244624A JP 2016244624 A JP2016244624 A JP 2016244624A JP 2018094883 A JP2018094883 A JP 2018094883A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- transfer
- resin
- region
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
Description
例えば、特許文献1には、基体シート上に全面的にマット剤を含有する離型層と、部分的に活性エネルギー線硬化性樹脂を含有するマスク層と、転写層として剥離層と図柄層とが形成されたことを特徴とする部分マット転写シートが開示されている。
[1]離型シート上に転写層を有する転写シートであって、前記離型シートの前記転写層と接する側の面は、凹凸部を有する第1領域Xと、前記第1領域Xに隣接する第2領域Yとを有してなり、前記転写層は、硬化性樹脂組成物の硬化物を含む保護層と、前記保護層の前記離型シートとは反対側に位置する樹脂層とを有してなり、前記樹脂層は、バインダー樹脂と、粒子とを含有してなり、かつ、前記バインダー樹脂の屈折率n1と前記粒子の屈折率n2とが異なる、転写シート。
[2]上記[1]に記載の転写シートの転写層を被転写物に転写する工程と、前記転写シートの前記離型シートを剥離する工程とを有する、加飾成形品の製造方法。
[3]被転写物上に転写層を有する加飾成形品であって、前記転写層の前記被転写物とは反対側の面は、凹凸部を有する第1領域X’と、前記第1領域X’に隣接する第2領域Y’とを有してなり、前記転写層は、樹脂層と、前記樹脂層の前記被転写物とは反対側に位置する硬化性樹脂組成物の硬化物を含む保護層とを有してなり、前記樹脂層は、バインダー樹脂と粒子とを含有してなり、かつ、前記バインダー樹脂の屈折率n1と前記粒子の屈折率n2とが異なる、加飾成形品。
本発明の転写シートは、離型シート上に転写層を有してなり、前記離型シートの前記転写層と接する側の面は、凹凸部を有する第1領域Xと、前記第1領域Xに隣接する第2領域Yとを有してなり、前記転写層は、硬化性樹脂組成物の硬化物を含む保護層と、前記保護層の前記離型シートとは反対側に位置する樹脂層とを有してなり、前記樹脂層は、バインダー樹脂と、粒子とを含有してなり、かつ、前記バインダー樹脂の屈折率と前記粒子の屈折率とが異なるものである。
図1の転写シート100は、離型シート10上に転写層40を有している。また、離型シート10は、支持体11及び部分凹凸層12からなり、離型シート10の転写層40と接する側の面は、凹凸部を有する第1領域Xと、第1領域Xに隣接する第2領域Yとを有している。また、転写層40は、硬化性樹脂組成物の硬化物を含む保護層20と、保護層20の離型シート10とは反対側に位置する樹脂層30とを有している。また、樹脂層30は、バインダー樹脂31と、粒子32とを含有している。
離型シートは、転写層側の面に第1領域X及び第2領域Yを有し、第1領域Xが凹凸部を有する構成からなる。離型シートは、樹脂成形体等の被転写物に転写層を転写した後に剥離される。
また、図示しないが、離型シートは、転写層側の面に離型層を有することが好ましい。
これらのプラスチックフィルムの中では、耐熱性、寸法安定性に優れ、転写時の位置合わせの適性に優れる2軸延伸ポリエステルフィルムが好適である。
また、支持体の表面には、樹脂層等との接着性を高めるために、コロナ放電処理、酸化処理等の物理的な処理や、アンカー剤又はプライマーと呼ばれる塗料の塗布を予め行ってもよい。
なお、本明細書において「AA〜BB」とは、「AA以上BB以下」のことをいう。以下、同様である。
離型シート10の転写層と接する側の面は、凹凸部を有する第1領域Xと、第1領域Xに隣接する第2領域Yとを有する。
第1領域X及び第2領域Yの配置は任意である。例えば、離型シート10の中心部に第1領域X、周辺部に第2領域Yを配置する構成(図2の構成);離型シート10の中心部に第2領域Y、周辺部に第1領域Xを配置する構成;第1領域Xと第2領域Yとを並列して配置する構成;離型シート10の中心付近に独立した複数の第1領域Xを配置し、該複数の第1領域Xの周囲に第2領域Yを配置する構成;離型シート10の中心付近に独立した複数の第2領域Yを配置し、該複数の第2領域Yの周囲に第1領域Xを配置する構成;等が挙げられる。
なお、離型シートは、転写層と接する側の面にさら別の領域を有していてもよい。
Ra1は、0.07〜1.00μmであることがより好ましく、0.08〜0.50μmであることがさらに好ましく、0.10〜0.20μmであることがさらに好ましい。
本明細書において、Ra及び後述するRzは、20箇所測定した際の平均値とする。
Rz1を1.0μm以上とすることにより、第1領域Xに傷等の欠陥が生じた場合に、該欠陥を目立ちにくくすることができ、歩留まりを向上できる。
また、Rz1を3.5μm以下とすることにより、被転写物の意匠性の低下を抑制できる。また、Rz1を3.5μm以下とすることにより、被転写物を液晶表示素子等の表示素子の前面に用いる場合、ギラツキを抑制できる。なお、「ギラツキ」とは、凹凸構造に起因して、映像光に微細な輝度のばらつきが見える現象のことをいう。
また、第1領域Xと第2領域Yとのコントラストを明りょうにして意匠性を高める観点からは、JIS B0601:1994に準じて測定される、第2領域Yのカットオフ値0.8mmでの算術平均粗さRa2は、前記Ra1よりも小さいことが好ましい。さらに、Ra1とRa2とは、0.06μm≦Ra1−Ra2の関係を満たすことが好ましく、0.06μm≦Ra1−Ra2<2.00μmの関係を満たすことがより好ましく、0.07μm≦Ra1−Ra2≦0.50μmの関係を満たすことがさらに好ましく、0.08μm≦Ra1−Ra2≦0.20μmの関係を満たすことがよりさらに好ましい。
一般的に、任意の領域のRaが0.10μm未満の場合、該領域に傷等の欠陥が生じた際に該欠陥が目立ちやすくなり、歩留まりが低下する。本発明の転写シートは、後述する樹脂層に内部ヘイズ(内部拡散)を生じる粒子を含有するため、第2領域YのRa2が0.10μm未満であっても、第2領域Yの欠陥を目立ちにくくすることができ、歩留まりを良好にすることができる。
離型シートを構成する部分凹凸層は、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂組成物の硬化物、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物等の樹脂成分を主成分として含むことが好ましい。なお、主成分とは、部分凹凸層を構成する全固形分の50質量%以上を意味し、該割合は70質量%以上であることが好ましく、90質量%以上であることがより好ましい。
上記の樹脂成分の中でも、強度に優れるとともに、瞬時に硬化するため正確かつ精密な形状を付与できる電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物が好適である。また、電離放射線硬化性樹脂組成物による効果を得やすくする観点から、部分凹凸層を構成する全樹脂成分のうち、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物を70質量%以上含むことが好ましく、90質量%以上含むことがより好ましく、95質量%以上含むことがさらに好ましく、100質量%含むことがよりさらに好ましい。
電離放射線硬化性樹脂としては、エチレン性不飽和結合基を有する化合物が好ましい。また、転写シートを製造する過程で樹脂層が傷つくことを抑制する観点からは、電離放射線硬化性樹脂としては、エチレン性不飽和結合基を2つ以上有する化合物がより好ましく、中でも、エチレン性不飽和結合基を2つ以上有する、多官能性(メタ)アクリレート系化合物が更に好ましい。多官能性(メタ)アクリレート系化合物としては、モノマー及びオリゴマーのいずれも用いることができる。
なお、電離放射線とは、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、通常、紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるが、その他、X線、γ線などの電磁波、α線、イオン線などの荷電粒子線も使用可能である。
3官能以上の(メタ)アクリレート系モノマーとしては、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸変性トリ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、上記(メタ)アクリレート系モノマーは、分子骨格の一部を変性しているものでもよく、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、カプロラクトン、イソシアヌル酸、アルキル、環状アルキル、芳香族、ビスフェノール等による変性がなされたものも使用することができる。
ウレタン(メタ)アクリレートは、例えば、多価アルコール及び有機ジイソシアネートとヒドロキシ(メタ)アクリレートとの反応によって得られる。
また、好ましいエポキシ(メタ)アクリレートは、3官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレート、2官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等と多塩基酸と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレート、及び2官能以上の芳香族エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等とフェノール類と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレートである。
上記電離放射線硬化性樹脂は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
光重合開始剤としては、アセトフェノン、ベンゾフェノン、α−ヒドロキシアルキルフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、ベンジルジメチルケタール、ベンゾイルベンゾエート、α−アシルオキシムエステル、チオキサンソン類等から選ばれる1種以上が挙げられる。
また、光重合促進剤は、硬化時の空気による重合阻害を軽減させ硬化速度を速めることができるものであり、例えば、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエステル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル等から選ばれる1種以上が挙げられる。
離型シートと、転写層との界面は、被転写物に密着した際に剥離可能に形成されている。
離型性を向上させるため、離型シートは、転写層と接する側の面の少なくとも一部に離型層を有することが好ましい。また、転写シートの面内の離型性の均一化の観点からは、離型シートは、転写層と接する側の面の全面に離型層を有することが好ましい。
また、第1領域Xの凹凸部上に離型層が形成されることで、被転写物の表面に高周波成分の少ない凹凸形状を形成することができ、被転写物の白化及びギラツキを抑制できる。
離型層の樹脂は、所定の被膜強度を有し、転写層との接着力が低い材料であれば特に限定されず、汎用の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂組成物の硬化物、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物等が挙げられる。具体的には、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体樹脂、硝化綿等が挙げられる。
これらの中でも、熱硬化性樹脂組成物の硬化物が好ましく、アクリルポリオール及びイソシアネートを含む熱硬化性樹脂組成物がより好ましい。
その他の層としては、帯電防止層が挙げられる。帯電防止層を有することにより、離型シートを剥離する際の剥離帯電を抑制でき、転写の作業性を向上できる。
帯電防止層は、離型シートの転写層と接する側の面とは反対側の表面に形成されていることが好ましい。
帯電防止層は、表面抵抗率を1.0×10−9Ω/□〜1.0×10−12Ω/□の範囲に調整することが好ましい。
なお、帯電防止剤を樹脂層等の他の層に含有させて帯電防止性を発揮させてもよい。
第1領域X及び第2領域Yを有する離型シートは、例えば、以下の(A1)〜(A2)の工程により製造できる。
(A2)第1領域X及び第2領域Yと相補的な形状を有する版を用いて、未硬化の部分凹凸層を賦形すると同時に、電離放射線を照射して、賦形した部分凹凸層を硬化させる工程。
離型シートが離型層を有する場合、(A2)工程の後に、(A3)部分凹凸層上に離型層を形成する工程、を行えばよい。
(A2)工程で使用する版の表面は、クロム等で硬質メッキ処理することが好ましい。
(B1)第1領域X及び第2領域Yと相補的な形状を有する版に、部分凹凸層形成用インキを充填する工程。
(B2)版に充填した部分凹凸層形成用インキを支持体上に転写し、必要に応じて乾燥及び硬化して、部分凹凸層を形成する工程。
離型シート上には、転写層が形成される。
転写層40は、被転写物に転写される層であり、例えば、図1に示すように、離型シート10に近い側から順に、保護層20及び樹脂層30を有する。
転写層を構成する保護層は、硬化性樹脂組成物の硬化物を含む層である。保護層は、転写層が転写シートから被転写物へと転写された後は、摩耗や光、薬品等から加飾成形品を保護する役割を有する。
硬化性樹脂組成物の硬化物は、熱硬化性樹脂組成物の硬化物、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物が挙げられ、これらの中でも電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物が好ましい。
また、保護層は熱可塑性樹脂を含有してもよいが、耐擦傷性を向上する観点から、その量は微量であることが好ましい。具体的には、保護層中の熱可塑性樹脂の含有量は5質量%未満であることが好ましく、1質量%未満であることがより好ましく、0.1質量%未満であることがさらに好ましく、0質量%であることがよりさらに好ましい。
なお、硬化性樹脂組成物の硬化物は、保護層を形成する時点では半硬化の状態にしておき、被転写物に転写した後に、加熱、電離放射線の照射等により硬化性樹脂組成物の硬化を進行させ、完全硬化させてもよい。このようにすることにより、被転写物に対する転写シートの追従性が良好となるため、成形性を良好にすることができる。
被転写物に転写層を転写して加飾成形品を得た際、保護層は表面側に位置する。このため、被転写物が凸形状である場合、成型時に、保護層は他の層よりも面積を広げる必要があるため負荷がかかりやすい。また、加飾成形品を撓ませた場合にも保護層に負荷がかかりやすい。そして、表面側に位置する保護層中に粒子を含有すると、粒子がトリガーとなり、成形時等に保護層にひび割れ等の欠陥が生じやすくなる。この理由は、以下(1)〜(3)のように考えられる。
(1)粒子と硬化性樹脂組成物の硬化物との物性が異なる。
(2)両者の物性が異なるため、成型時に両者は異なった挙動を示そうとするが、硬化性樹脂組成物の硬化物(特に、電離放射線硬化性樹脂組成物の硬化物)を含む保護層内では粒子の挙動が制限される。
(3)保護層内では粒子の挙動が制限される結果、粒子の界面に負荷がかかり、保護層にひび割れ等の欠陥が生じる。
保護層中の粒子の含有量は5質量%未満であることが好ましく、1質量%未満であることがより好ましく、0.1質量%未満であることがさらに好ましく、0質量%であることがよりさらに好ましい。
樹脂層は、保護層の離型シートとは反対側に位置する層である。また、樹脂層は、バインダー樹脂と、粒子とを含有し、かつ、バインダー樹脂の屈折率n1と粒子の屈折率n2とが異なるように構成されている。かかる樹脂層は一層のみでもよいし、二層以上有していてもよい。
上述したように、保護層に粒子を含有させた場合、成形時等にひび割れ等の欠陥を生じやすい。しかし、本発明のように、保護層よりも被転写物側に位置する樹脂層に粒子を含有させた場合、成形時等にひび割れ等の欠陥を抑制することができる。
また、被転写物に転写した際に、樹脂層は保護層よりも下層に位置する。このため、本発明のように樹脂層中に粒子を含む構成は、保護層中に粒子を含む構成に比べて、内部拡散した光が保護層の表面に到達するまでにより広い角度範囲に広げやすくすることができ、保護層の表面に生じた欠陥を目立ちにくくすることができるとともに、ギラツキを抑制しやすくできる。また、本発明のように樹脂層中に粒子を含む構成は、保護層中に粒子を含む構成に比べて、粒子の含有量が少なくても、前述した効果(欠陥の不可視化、ギラツキ抑制)を得やすい点で好適である。
上述した効果を発揮しやすくするため、樹脂層は、転写層の離型シートとは反対側の最表面に位置することが好ましい。言い換えると、樹脂層は、被転写物に転写した際に、転写層の中で最も被転写物側に位置することが好ましい。
また、内部ヘイズ(内部拡散)を強くして、欠陥及びギラツキをより目立ちにくくする観点からは、n2/n1が0.98以下であることがより好ましい。また、n2/n1を0.98以下とした場合、同程度の内部ヘイズ(内部拡散)を得るための粒子の量を減らしやすくできる点で好適である。
なお、n2/n1が0.98以下、又は、1.02以上であることにより、干渉縞を抑制しやすくできる点でも好適である。
本発明において、屈折率は波長589nmの光によるものとする。
有機粒子としては、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル−スチレン共重合体、メラミン樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ベンゾグアナミン−メラミン−ホルムアルデヒド縮合物、シリコーン、フッ素系樹脂及びポリエステル系樹脂等からなる粒子が挙げられる。
無機粒子としては、シリカ、アルミナ、アンチモン、ジルコニア及びチタニア等からなる粒子が挙げられる。
粒子の形状は、球形でも不定形でもよいが、内部ヘイズ(内部拡散)を強くする観点からは不定形が好ましい。
本明細書において、平均粒子径は、溶液中に分散した粒子を動的光散乱方法で測定し、粒子径分布を累積分布で表したときの50%粒子径(d50:メジアン径)である。50%粒子径は、例えば、Microtrac粒度分析計(日機装株式会社製)を用いて測定することができる。
粒子の含有量を0.1質量%以上とすることにより、欠陥を目立ちにくくすることができるとともに、ギラツキを抑制しやすくできる。粒子の含有量を20質量%以下とすることにより、第1領域Xと第2領域Yとが区別しにくくなることを抑制し、意匠性の低下を抑制することができる。
樹脂層のバインダー樹脂の主成分を熱可塑性樹脂とすることにより、成型時に樹脂層中の粒子の挙動がさらに制限されなくなり、欠陥の発生をより抑制することができる。また、樹脂層のバインダー樹脂の主成分を熱可塑性樹脂として、かつ、樹脂層を転写層の離型シートとは反対側の最表面に位置させることにより、被転写物への密着性を良好にしやすくしたり、成型時にヒートシール層として作用させたりできる。
熱可塑性樹脂としては、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、アミド系樹脂、セルロース系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、エステル系樹脂、オレフィン系樹脂、カーボネート系樹脂等が挙げられる他、これらの変性樹脂が挙げられる。
被転写物への密着性を良好する観点からは、被転写物の素材に適した樹脂を選択することが好ましい。例えば、被転写物の材質がアクリル系樹脂の場合は、アクリル系樹脂を用いることが好ましい。また、被転写物の材質がポリフェニレンオキサイド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用することが好ましい。さらに、被転写物の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂を使用することが好ましい。
樹脂層の厚みは、0.1〜10μmであることが好ましく、0.5〜5μmであることがより好ましい。
アンカー層は、インモールド成形等の高温環境に置かれる場合において、耐熱性を向上させるために必要に応じて設けられる層である。アンカー層は、保護層と樹脂層との間に形成することが好ましい。
硬化性樹脂組成物としては、熱硬化性樹脂組成物、電離放射線硬化性樹脂組成物が挙げられる。
アンカー層の熱硬化性樹脂組成物、電離放射線硬化性樹脂組成物の実施の形態は、部分凹凸層の熱硬化性樹脂組成物、電離放射線硬化性樹脂組成物の実施の形態と同様である。
アンカー層の厚みは、0.1〜6μmであることが好ましく、0.5〜5μmであることがより好ましい。
転写層は、さらに印刷層を有していてもよい。印刷層は、被転写物の意匠性を高める役割を有する。
印刷層の厚み方向の位置は、樹脂層上に配置してもよいし、樹脂層と保護層との間に配置してもよいし、保護層と離型シートとの間に配置してもよい。また、印刷層の平面内の位置は任意である。
印刷層は、ポリビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、セルロース系樹脂等のバインダー樹脂と、顔料及び/又は染料とを含むことが好ましい。
印刷層の厚みは、意匠性の観点から0.5〜40μmが好ましく、1〜30μmがより好ましい。
本発明の加飾成形品の製造方法は、上述した本発明の転写シートの転写層を被転写物に転写する工程と、転写シートの離型シートを剥離する工程と、を有する。
被転写物としては、樹脂成形体等が挙げられる。
(z1)上記の転写シートの転写層側をインモールド成形用金型の内側に向けて配置する工程と、
(z2)上記インモールド成形用金型内に樹脂を射出注入する工程と、
(z3)上記転写シートと、上記樹脂とを一体化させて、樹脂成形体(被転写物)の表面上に上記転写シートの転写層を転写する工程と、
(z4)樹脂成形体(被転写物)を金型から取り出した後、上記転写シートの離型シートを剥離する工程と、を有するものが挙げられる。
樹脂成形体としては、射出成形可能な熱可塑性樹脂もしくは熱硬化性樹脂を用いることが好ましく、公知の様々な樹脂を用いることができる。
本発明による加飾成形品をインモールド成形により製造する場合には、熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。このような熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂(耐熱ABS樹脂を含む)、AS樹脂、AN樹脂、ポリフェニレンオキサイド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテフタレート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、およびポリフェニレンサルファイド系樹脂等が挙げられる。
本発明の加飾成形品は、被転写物上に転写層を有する加飾成形品であって、前記転写層の前記被転写物とは反対側の面は、凹凸部を有する第1領域X’と、前記第1領域X’に隣接する第2領域Y’とを有してなり、前記転写層は、樹脂層と、前記樹脂層の前記被転写物とは反対側に位置する硬化性樹脂組成物の硬化物を含む保護層とを有してなり、前記樹脂層は、バインダー樹脂と粒子とを含有してなり、かつ、前記バインダー樹脂の屈折率n1と前記粒子の屈折率n2とが異なるものである。
転写層は、上述した本発明の転写シートの転写層に相当する。加飾成形品の転写層の第1領域X’及び第2領域Y’は、転写シートの離型シートの第1領域X及び第2領域Yと相補的な形状を有している。
実施例及び比較例で得られた加飾成形品について以下の評価、測定を行った。結果を表1に示す。
1−1.ひび割れ
実施例及び比較例で得られた加飾成形品の表面のひび割れの有無を目視で評価した。その結果、ひび割れが生じていないものをA、ひび割れが生じているものをCとした。
実施例及び比較例で得られた加飾成形品の第1領域Xの表面を爪で擦った後の傷の見えやすさを目視で評価した。その結果、傷がほとんど目立たないものをA、傷がわずかに目立つものをB、傷が非常に目立つものをCとした。
実施例及び比較例で得られた加飾成形品の透明アクリルシート側の面を液晶表示装置の画面に貼り合わせ、液晶表示装置の画面を正面から観察した。ギラツキが最も目立たなかったものをA、ギラツキが2番目に目立たなかったものをB、ギラツキが3番目に目立たなかったものをCとした。
表面粗さ測定器(型番:SE−3400/小坂研究所株式会社製)を用いて、下記の測定条件により、実施例及び比較例で得られた加飾成形品の保護層の第1領域X’(転写シートの第1領域Xに対応する部分)及び第2領域Y’(転写シートの第2領域Yに対応する部分)について、カットオフ値0.8mmでのJIS B0601:1994のRa及びRzを測定した。
[表面粗さ検出部の触針]
小坂研究所社製の商品名SE2555N(先端曲率半径:2μm、頂角:90度、材質:ダイヤモンド)
[表面粗さ測定器の測定条件]
・基準長さ(粗さ曲線のカットオフ値λc):0.8mm
・評価長さ(基準長さ(カットオフ値λc)×5):4.0mm
・触針の送り速さ:0.5mm/s
・予備長さ:(カットオフ値λc)×2
・縦倍率:2000倍
・横倍率:10倍
厚み200μmの銅メッキ層を有するシリンダーを準備し、シリンダーの全面を、第1領域Xの凹凸部を形成する箇所が抜き加工されたマスクで覆った。次いで、ガラスビーズを用いたブラスト加工により、マスクで覆われていない箇所に凹凸を形成した。次いで、マスクを外し、シリンダーの表面を硬質メッキ処理(クロムメッキ)して版を得た。
厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に、下記処方の部分凹凸層形成用インキを塗布、乾燥し、厚み8.0μmの未硬化の部分凹凸層を形成した。
<部分凹凸層形成用インキ>
・電離放射線硬化性樹脂組成物 60質量部
(共栄化学社製、ES105M)
・メチルエチルケトン 40質量部
・シリコーン系レベリング剤 0.5質量部
次いで、下記処方の離型層形成用インキを全面に塗布、乾燥し、厚み0.5μmの離型層を形成し、離型シートを得た。
・アクリルポリオール 70質量部
(綜研化学社製、商品名:サーモラックSU100A)
・イソシアネート 25質量部
(三井化学社製、商品名:タケネートD−110N)
・酢酸エチル 161質量部
・メチルイソブチルケトン 56質量部
4−1.実施例1
上記「3」で得られた離型シート上に、下記処方の保護層形成用インキを乾燥後の付着量が6.5g/m2(6.0μm)となるように塗布し、塗膜を形成した後、フュージョンUVランプシステムを用いて光源をHバルブ、搬送速度20m/min、出力40%の条件で照射し、保護層を半硬化させた。このときの積算光量を、アイグラフィックス社製の照度計(商品名:UVPF−A1)により測定したところ、15mJ/m2であった。
・ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂組成物 70質量部
(大日精化社製、商品名:セイカビームHT−X)
(固形分35質量%、トルエン/酢酸エチル混合溶剤)
・ウレタンアクリレート系紫外線硬化樹脂組成物 30質量部
(大日精化社製、商品名:セイカビームEXF−HT−1)
(固形分40質量%、トルエン/メチルエチルケトン混合溶剤)
<アンカー層形成用インキ>
・アクリルポリオール 100質量部
(大日精化社製、商品名:TM−VMAC、固形分25質量%)
(トルエン/酢酸エチル/メチルエチルケトン混合溶剤)
・キサンメチレンジイソシアネート 10質量部
(大日精化社製、商品名:PTC−RC3)
(固形分75質量%、溶剤:酢酸エチル)
<樹脂層形成用インキ>
・熱可塑性樹脂 465質量部
(アクリルエステル系樹脂インキ、固形分20質量%)
(屈折率n1:1.49)
・シリカ粒子 3質量部
(平均粒子径:3.0μm、屈折率n2:1.46)
・メチルエチルケトン 40質量部
保護層形成用インキとして、実施例1の保護層形成用インキにアクリル−スチレン共重合体粒子(平均粒子径2.5μm、屈折率n2:1.55)を2.75質量部添加したものを用い(n2/n1=約1.03)、樹脂層形成用インキとして、実施例1の樹脂層形成用インキからシリカ粒子を除いたものを用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例1の転写シート及び加飾成形品を得た。
樹脂層形成用インキとして、実施例1の樹脂層形成用インキからシリカ粒子を除いたものを用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例2の転写シート及び加飾成形品を得た。
一方、比較例1の転写シートは、硬化性樹脂組成物の硬化物を含む層に粒子を含有することから、転写時にひび割れを生じてしまうものであった。また、比較例2の転写シートは、転写層に粒子を含有しないため、成形時のひび割れは生じないものの、保護層に傷が生じた場合に傷が目立ち、意匠性及び歩留まりを良好にできないものであった。
なお、表1には示していないが、比較例1の保護層中に熱可塑性樹脂を添加した場合、ひび割れは良くなる傾向にあるものの、保護層の耐擦傷性が低下するため、意匠性及び歩留まりを良好にすることができない。
12:部分凹凸層
10:離型シート
20:保護層
31:バインダー樹脂
32:粒子
30:樹脂層
40:転写層
100:転写シート
200:被転写物
300:加飾成形品
Claims (8)
- 離型シート上に転写層を有する転写シートであって、
前記離型シートの前記転写層と接する側の面は、凹凸部を有する第1領域Xと、前記第1領域Xに隣接する第2領域Yとを有してなり、
前記転写層は、硬化性樹脂組成物の硬化物を含む保護層と、前記保護層の前記離型シートとは反対側に位置する樹脂層とを有してなり、
前記樹脂層は、バインダー樹脂と、粒子とを含有してなり、かつ、前記バインダー樹脂の屈折率n1と前記粒子の屈折率n2とが異なる、転写シート。 - 前記バインダー樹脂として熱可塑性樹脂を含む、請求項1に記載の転写シート。
- 前記バインダー樹脂の屈折率n1と、前記粒子の屈折率n2との比[n2/n1]が、0.98以下又は1.02以上である、請求項1又は2に記載の転写シート。
- 前記樹脂層中に前記粒子を0.1〜20質量%含む、請求項1〜3の何れか1項に記載の転写シート。
- 前記転写層の前記離型シートとは反対側の最表面に前記樹脂層が位置してなる、請求項1〜4の何れか1項に記載の転写シート。
- JIS B0601:1994に準じて測定される、前記第1領域Xのカットオフ値0.8mmでの算術平均粗さRa1が0.05〜2.00μmであり、前記第2領域Yの算術平均粗さRa2が前記Ra1より小さい、請求項1〜5の何れか1項に記載の転写シート。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載の転写シートの転写層を被転写物に転写する工程と、前記転写シートの前記離型シートを剥離する工程とを有する、加飾成形品の製造方法。
- 被転写物上に転写層を有する加飾成形品であって、
前記転写層の前記被転写物とは反対側の面は、凹凸部を有する第1領域X’と、前記第1領域X’に隣接する第2領域Y’とを有してなり、
前記転写層は、樹脂層と、前記樹脂層の前記被転写物とは反対側に位置する硬化性樹脂組成物の硬化物を含む保護層とを有してなり、
前記樹脂層は、バインダー樹脂と粒子とを含有してなり、かつ、前記バインダー樹脂の屈折率n1と前記粒子の屈折率n2とが異なる、加飾成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016244624A JP6932922B2 (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 転写シート、転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び加飾成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016244624A JP6932922B2 (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 転写シート、転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び加飾成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018094883A true JP2018094883A (ja) | 2018-06-21 |
JP6932922B2 JP6932922B2 (ja) | 2021-09-08 |
Family
ID=62634316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016244624A Active JP6932922B2 (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 転写シート、転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び加飾成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6932922B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023022038A (ja) * | 2018-12-19 | 2023-02-14 | トクラス株式会社 | 樹脂製品 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130248095A1 (en) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | Etansi Inc. | Decoration film, method of fabricating a decoration film, and method of fabricating a decoration device |
JP2014208493A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-11-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写フィルム及びこれを用いたハードコート体 |
JP2015193246A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-11-05 | 大日本印刷株式会社 | 表面加工フィルム及びその製造方法 |
JP2016068344A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート、化粧材及び化粧シートの製造方法 |
JP2016190480A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート |
JP2016190487A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート、ハードコート積層体及びハードコート積層体の製造方法 |
-
2016
- 2016-12-16 JP JP2016244624A patent/JP6932922B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20130248095A1 (en) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | Etansi Inc. | Decoration film, method of fabricating a decoration film, and method of fabricating a decoration device |
JP2014208493A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-11-06 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写フィルム及びこれを用いたハードコート体 |
JP2015193246A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-11-05 | 大日本印刷株式会社 | 表面加工フィルム及びその製造方法 |
JP2016068344A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート、化粧材及び化粧シートの製造方法 |
JP2016190480A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート |
JP2016190487A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-10 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート、ハードコート積層体及びハードコート積層体の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023022038A (ja) * | 2018-12-19 | 2023-02-14 | トクラス株式会社 | 樹脂製品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6932922B2 (ja) | 2021-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6812853B2 (ja) | 転写シート、該転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び該転写シートの成形用型 | |
JP6880829B2 (ja) | 加飾成形品、加飾成形品の製造方法及び転写シート | |
CN110809518B (zh) | 装饰成型品、装饰成型品的制造方法、转印片和显示装置 | |
WO2020075835A1 (ja) | 樹脂シート及びそれを用いた画像表示装置、並びに転写シート | |
JP7067193B2 (ja) | 加飾成形品、画像表示装置及び転写シート | |
JP6907571B2 (ja) | 離型シート、転写シート、加飾成形品の製造方法 | |
JP6743423B2 (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法、及び転写シートを用いた加飾成形品の製造方法 | |
JP6932922B2 (ja) | 転写シート、転写シートを用いた加飾成形品の製造方法、及び加飾成形品 | |
CN110770021B (zh) | 装饰成型品、装饰成型品的制造方法、转印片和显示装置 | |
JP7275562B2 (ja) | 加飾成形品、加飾成形品の製造方法、転写シート及び画像表示装置 | |
JP6922240B2 (ja) | 離型シート、転写シート、加飾成形品の製造方法 | |
WO2018030334A1 (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 | |
JP6891568B2 (ja) | 加飾成形品及び加飾成形品の製造方法 | |
JP6922536B2 (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法及び加飾成形品の製造方法 | |
JP2018126984A (ja) | 多面付け部分凹凸転写シートの中間基材及びこれを用いた離型シート、並びに、多面付け部分凹凸転写シート及びこれを用いた加飾成形品の製造方法 | |
JP7110623B2 (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 | |
JP7151336B2 (ja) | 加飾成形品及びそれを用いた画像表示装置、並びに転写シート | |
JP6794916B2 (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法及び加飾成形品の製造方法 | |
JP6891616B2 (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 | |
JP6759829B2 (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 | |
JP2019043067A (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 | |
JP2019055481A (ja) | 転写シート、転写シートの製造方法、及び加飾成形品の製造方法 | |
JP2020098239A (ja) | 樹脂シート及びそれを用いた画像表示装置、並びに転写シート | |
JP2020098238A (ja) | 樹脂シート及びそれを用いた画像表示装置、並びに転写シート | |
JP2020064217A (ja) | 樹脂成形体及びそれを用いた画像表示装置、並びに該樹脂成形体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201020 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210426 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210720 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6932922 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |