JP2018093431A - 中継システム - Google Patents

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英貴 中根
Hideki Nakane
英貴 中根
信之 中川
Nobuyuki Nakagawa
信之 中川
圭介 辻
Keisuke Tsuji
圭介 辻
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Abstract

【課題】衝突が発生しうる車両状態や衝突が発生した後の車両状態において、優先されるべきデータが適切に送受信されうる中継状態を実現することが可能な中継システムを提供する。
【解決手段】車両の衝突が発生しうる第1の車両状態、及び車両の衝突が発生した後の第2の車両状態の少なくとも一方を含む、予め規定される複数の車両状態の何れに、車両がするかを判定する車両状態判定部と、複数の車両状態ごとに予め規定される、中継装置によるデータの複数の中継態様の中から、車両状態判定部により車両がすると判定された車両状態に対応する中継態様を選択する中継態様選択部と、中継態様選択部により選択された中継態様に基づき、中継装置におけるデータの中継を制御する中継制御部と、を含み、複数の中継態様のうち、第1の車両状態及び第2の車両状態に対応する中継態様は、衝突に関連するデータ以外のデータの中継を制限するように規定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、中継システムに関する。
従来、車両に搭載されるゲートウェイ(中継装置)において、車両状態に応じて、通信の中継態様を変更する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、外部機器と車載ネットワークとの間での通信を中継するゲートウェイ(中継装置)を備える中継システムにおいて、車両が駐車状態であると判断すると、外部機器と車載ネットワークとの間での通信を禁止する。
特開2016−92645号公報
しかしながら、近年、車載ネットワークで通信可能に接続される電子機器の数は、非常に多く、且つ、これらの電子機器は、車両の外部(例えば、遠隔のサーバ等)と通信を行う場合もあるため、車載ネットワーク内の通信負荷や通信遅延の増大が懸念される。そのため、中継装置において、車両状態に応じて優先的に中継されるべきデータ、特に、衝突が発生しうる車両状態における衝突回避制御に関連するデータや衝突発生後の車両状態におけるユーザ支援制御に関連するデータ等が適切に送受信されうる中継状態が実現されることが望ましい。
そこで、上記課題に鑑み、衝突が発生しうる車両状態や衝突が発生した後の車両状態において、優先されるべきデータが適切に送受信されうる中継状態を実現することが可能な中継システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一実施形態では、
複数の通信回線と、車両に搭載され、前記複数の通信回線の間でデータを中継する中継装置と、を含む中継システムであって、
前記車両の衝突が発生しうる第1の車両状態、及び前記車両の衝突が発生した後の第2の車両状態の少なくとも一方を含む、予め規定される複数の車両状態の何れに、前記車両が該当するかを判定する車両状態判定部と、
前記複数の車両状態ごとに予め規定される、前記中継装置によるデータの複数の中継態様の中から、前記車両状態判定部により前記車両が該当すると判定された前記車両状態に対応する前記中継態様を選択する中継態様選択部と、
前記中継態様選択部により選択された前記中継態様に基づき、前記中継装置におけるデータの中継を制御する中継制御部と、を含み、
前記複数の中継態様のうち、前記第1の車両状態及び前記第2の車両状態に対応する前記中継態様は、前記衝突に関連するデータ以外のデータの中継を制限するように規定される、
中継システムが提供される。
本実施形態によれば、車両の衝突が発生しうる第1の車両状態や車両の衝突が発生した後の第2の車両状態が予め規定される。そして、車両が第1の車両状態或いは第2の車両状態に該当すると判定されると、衝突に関連するデータ以外のデータの中継が制限される中継態様(例えば、衝突に関連するデータ以外のデータの中継を禁止する、中継する順序を衝突に関連するデータに対して後回しにする等)で、中継装置での複数の通信回線の間でのデータの中継が行われる。これにより、車載ネットワークの通信負荷が大きく、通信遅延が発生するような状況であっても、衝突に関連するデータ以外のデータの中継が制限されるため、衝突回避制御に関連するデータや衝突発生後の車両状態におけるユーザ支援制御に関連するデータ等の中継を適切に行うことができる。
本実施形態によれば、衝突が発生しうる車両状態や衝突が発生した後の車両状態において、優先されるべきデータが適切に送受信されうる中継状態を実現することが可能な中継システムを提供することができる。
中継システムの構成の一例を示す概略図である。 車両状態と中継モードの対応関係の一例を示す図である。 複数の車両状態の遷移態様の一例を示す遷移図である。 複数の車両状態の遷移条件の一例を示す図である。 車両状態判定部及び中継モード決定部による中継モード決定処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る中継システム1の基本構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る中継システム1の構成の一例を概略的に示す図である。本実施形態に係る中継システム1は、車両2に搭載され、接続される複数の通信回線(後述するローカルネットワーク20、通信ネットワーク200等)の相互間の通信を中継するゲートウェイ10を含む。また、本実施形態に係る中継システム1に関連する構成として、車両2の遠隔に配置され、通信ネットワーク200を介して、車両2(ゲートウェイ10)と通信可能に接続されるサーバ100がある。
ゲートウェイ10(中継装置の一例)は、各々が車両2に搭載される各種ECU(Electronic Control Unit)、センサ、アクチュエータ等(以下、ECU等と称する)が構成要素として属する複数のローカルネットワーク20(本例では、2つのローカルネットワーク20a,20b)に接続され、ローカルネットワーク20a,20bの相互間の通信を中継する。例えば、ゲートウェイ10は、ローカルネットワーク20a,20bの一方に属するECU等からローカルネットワーク20a,20bの他方に属するECU等に送信される各種信号(制御信号、情報信号等)を、各種信号に含まれる送信先を特定する情報(例えば、送信先のIPアドレス等)に基づき、ローカルネットワーク20a,20bの一方から他方に中継(転送)する。また、ゲートウェイ10は、車両2の外部の所定の通信ネットワーク200(例えば、携帯電話網やインターネット網等)とローカルネットワーク20との間の通信の中継を行う。例えば、ゲートウェイ10は、通信ネットワーク200を通じてサーバ100からECU等に送信された各種信号を受信し、各種信号に含まれる送信先を特定する情報に基づき、対応するECU等が属するローカルネットワーク20に中継(転送)する。
尚、サーバ100から車両2に搭載されるECU等に送信される各種信号には、例えば、ECU等にインストールされるソフトウェア(アプリケーション)を更新する更新データを含む情報信号や、センサやアクチュエータの検出値等の送信を要求する制御信号が含まれる。
また、ゲートウェイ10は、機能部として、車両状態判定部101、中継モード決定部102、中継制御部103、記憶部109を含む。ゲートウェイ10の当該機能部は、任意のハードウェア、ソフトウェア、或いはこれらの組み合わせにより実現されてよく、例えば、CPU,RAM,ROM,I/O等を含むマイコンを中心に実現されてよい。
車両状態判定部101は、車両2が、予め規定される複数の車両状態の何れに該当するかを判定する。当該複数の車両状態には、"駐車状態"、"停車状態"、"走行状態"、"衝突警戒状態"、"衝突要回避状態"、"衝突不可避状態"、"衝突後要支援状態"、"衝突後要通報状態"、"ベース状態"が含まれる。
"駐車状態"は、車両2が駐車されている状態を示す。具体的には、"駐車状態"は、車両2がイグニッションオフ(IG−OFF)状態であり、且つ、乗員が乗車していない状態である。車両状態判定部101は、例えば、イグニッションスイッチ(不図示)の状態信号(IG信号)に基づき、IG−OFF状態か否かを判定できる。また、車両状態判定部101は、例えば、車両2のシートに取り付けられる乗員検知センサ(不図示)の検出信号、車両2のドアの開閉状態を示すドアカーテシスイッチ(不図示)の検出信号、送信アンテナ(不図示)から車室内に送信されるレスポンス信号(LF信号)に対するユーザの電子キー(スマートキー)からのレスポンス信号(RF信号)の有無等に基づき、車両2の乗員の有無を判定できる。
"停車状態"は、車両2が"駐車状態"以外で、停車している状態を示す。具体的には、"停車状態"は、車両2がIG−OFF状態であるか、イグニッションオン(IG−ON)状態であるかに依らず、車両2に乗員が乗車しており、且つ、車両2が停車している(例えば、車両2の車速Vが停車しているか否かを判定可能な所定の閾値Vthより小さい)状態である。車両状態判定部101は、車輪速センサ(不図示)の検出信号に基づき、車両2が停止しているか否かを判定できる。
"走行状態"は、車両2が走行している状態を示す。具体的には、"走行状態"は、車両2がIG−ON状態であり、且つ、車両2の車速Vが閾値Vth以上の状態である。
"衝突警戒状態"(衝突が発生しうる第1の車両状態の一例)は、車両2との衝突可能性が比較的低い態様で、車両2の周辺に障害物(接近物)が存在する状態を示す。具体的には、"衝突警戒状態"は、車両2に搭載される図示しない障害物検出手段(例えば、レーダ、LIDAR(Light Detection And Ranging)、カメラ等)により接近物が検出され、且つ、当該接近物との衝突可能性が比較的低い(例えば、TTC(Time To Collision:衝突余裕時間)が所定の閾値T1より大きい)状態である。
尚、TTCは、例えば、障害物検出手段により検出される、接近物と車両2との距離を車両2に対する接近物の相対速度で除することにより算出することができる。
"衝突要回避状態"(衝突が発生しうる第1の車両状態の他の例)は、車両2との衝突可能性が比較的高い態様で、車両2の周辺に障害物(接近物)が存在する状態を示す。具体的には、"衝突要回避状態"は、上述した障害物検出手段により接近物が検出され、且つ、当該接近物との衝突可能性が比較的高い(例えば、TTCが閾値T1以下で、且つ、閾値T1より小さい閾値T2より大きい)状態である。
"衝突不可避状態"(衝突が発生しうる第1の車両状態の更に他の例)は、車両2との衝突可能性が非常に高く、運転者のブレーキ操作等では、車両2と接近物との衝突が不可避である状態を示す。具体的には、"衝突不可避状態"は、上述した障害物検出手段により接近物が検出され、且つ、当該接近物との衝突可能性が非常に高い(例えば、TTCが閾値T2以下である)状態である。
"衝突後要支援状態"(衝突が発生した後の第2の車両状態の一例)は、車両2が障害物と衝突した状態を示し、当該車両状態は、衝突後の支援制御(例えば、車両2を路側に退避させるための退避走行制御等)を要する状態である。例えば、車両状態判定部101は、車両2に搭載される衝突検知センサ(加速度センサ)の検出信号に基づき、車両が障害物と衝突したか否かを判定することができる。
"衝突後要通報状態"(衝突が発生した後の第2の車両状態の他の例)は、車両2が障害物と衝突し、且つ、その衝撃が所定基準以上である(例えば、車両2の衝突前後での減速量ΔVが所定の閾値dVth以上である)状態であり、当該車両状態は、緊急時のサービス(例えば、ヘルプネット(登録商標))等への通報を要する状態である。
"ベース状態"は、上述した各車両状態の何れにも該当しない状態、或いは、何等かの理由(例えば、車両状態判定部101が判定に必要な情報を正常に取得できない)で車両状態を判定できない状態を示す。
中継モード決定部102(中継態様選択部の一例)は、ゲートウェイ10における中継態様(中継ルール)が予め規定される複数の中継モードの中から、現在の車両状態に対応する中継モードを決定する。具体的には、中継モード決定部102は、上述した複数の車両状態ごとに予め規定される複数の中継モードの中から、車両状態判定部101により車両2が該当すると判定された車両状態に対応する中継モードを選択することにより、中継モードを決定する。以下、図2を参照して、車両状態と中継モードの対応関係について説明をする。
図2は、車両状態と中継モードとの対応関係の一例を示す図である。図2に示す車両状態と中継モードとの対応関係に関する情報は、記憶部109に格納されている。
図2に示すように、上述した複数の車両状態ごとに、異なる中継モード(第1中継モード〜第8中継モード)が予め規定される。
車両状態に依って、優先度が高いデータ(即ち、ゲートウェイ10で優先的に通信(中継)されるべきデータ)、及び優先度が低いデータ(即ち、ゲートウェイ10での通信(中継)を中止しても支障がないデータ)が異なる。そのため、本実施形態では、中継モード決定部102は、車両状態判定部101により車両2が該当すると判定された車両状態に応じて、優先度の高いデータを優先的に通信(中継)させたり、優先度の低いデータの通信を中止させたりするため、一部のデータの中継を制限することを含む複数の中継モード(第1中継モード〜第8中継モード)を規定する。これにより、ゲートウェイ10を経由する通信の通信負荷が比較的高い状況であっても、優先度が高いデータの通信(中継)を適切に実行することができる。
尚、本実施形態におけるデータの中継を制限することには、例えば、中継を禁止すること、複数の中継対象のデータが存在する場合の中継の順序を示す優先度を所定基準以下に引き下げること、所定時間以上滞留した場合、破棄すること等が含まれてよい。
第1中継モードは、"駐車状態"に対応する中継モードである。"駐車状態"では、車両2の盗難等を考慮し、セキュリティ性が重視される。そのため、例えば、第1中継モードでは、セキュリティ性に関連するデータ(例えば、図示しないチューナにより受信される電子キーからの解錠信号やレスポンス信号等)等が優先的に中継されてよく、一方、車両2の走行中に必要な各種センサの検出信号や乗員による操作状態に関連するデータ等の通信(中継)は制限されてよい。
第2中継モードは、"停車状態"に対応する中継モードである。"停車状態"では、車両2では、"駐車状態"でのセキュリティ性に加え、乗員による操作状態に関するデータやアクセサ、即ち、車両2の走行に関連しない(非走行系)の電気機器の各種状態に関するデータが重視される。そのため、例えば、第2中継モードでは、セキュリティ性に関連するデータ、乗員による操作状態に関するデータ、及びアクセサリの各種状態に関するデータ等が優先的に中継されてよく、一方、それ以外のデータ(車両2の走行中に必要な各種センサの検出信号等)の中継は制限されてよい。
第3中継モードは、"走行状態"に対応する中継モードである。"走行状態"では、車両2の走行に関連するデータ(各種センサ、アクチュエータの検出信号や各種ECUの制御信号等)が重視される。一方、第3中継モードにおいて、車両の走行には関連しない非走行系の外部(通信ネットワーク200)からの情報提供等のサービスに関するデータやECU等のリプログラム(データ更新)に関するデータ等の中継は、制限されてよい。
第4中継モードは、"衝突警戒状態"に対応する中継モードである。"衝突警戒状態"では、衝突回避に関する運転支援に必要なデータ(例えば、障害物検出手段の検出信号や衝突回避制御を行うECUの制御信号等)が重視される。一方、第4中継モードにおいて、それ以外のデータの中でより優先度が低いデータ(例えば、上述のサービスに関するデータやリプログラムに関するデータ等の車両2の外部(通信ネットワーク200)からのデータ)の中継は、制限されてよい。
第5中継モードは、"衝突要回避状態"に対応する中継モードである。"衝突要回避状態"では、車両2と接近物との衝突可能性が比較的高くなっており、運転者に対する衝突可能性が高くなった旨の警告や予備ブレーキの作動等の衝突回避を運転者に促す運転支援を確実に行うため、衝突回避に関する運転支援に必要なデータを重視する度合いが第4中継モードよりも更に高くなる。一方、第5中継モードにおいて、それ以外のデータの中で、第4中継モードでは中継が制限されないデータについても一部又は全部が制限対象とされる。
第6中継モードは、"衝突不可避状態"に対応する中継モードである。"衝突不可避状態"では、車両2と接近物との衝突可能性が非常に高くなっており、自動ブレーキや自動操舵等の自動的に衝突回避を行う運転支援を確実に行うため、衝突回避に関する運転支援に必要なデータを重視する度合いが第5中継モードよりも更に高くなる。一方、第6中継モードにおいて、それ以外のデータの中で、第4中継モード及び第5中継モードでは中継が制限されないデータについても一部又は全部が制限対象とされる。
第7中継モードは、"衝突後要支援状態"に対応する中継モードである。"衝突後要支援状態"では、車両2を安全な場所まで退避させるため、自動的に或いは運転者による操作で退避走行を行うために必要なデータ(例えば、自動的な退避走行を行うための各種センサの検出信号や各種ECUの制御信号、或いは運転者による操作で退避走行を行う場合の操作に関するデータや操作状態に応じて車両2を駆動させるための制御信号等)が重視される。一方、第7中継モードにおいて、それ以外のデータは、退避走行を確実に行う上で不要であるため、中継が禁止される。
第8中継モードは、"衝突後要通報状態"に対応する中継モードである。"衝突後要通報状態"では、車両2に所定基準以上の衝撃が発生しており、車両2の電源が使用不可になってしまう可能性があるため、限られた電源で迅速に緊急通報を行う必要が生じる。そのため、第8中継モードにおいて、緊急通報に必要なデータ(緊急通報を行うECUの制御信号や通信ネットワーク200を介して送信する緊急通報信号等)の中継を優先し、退避走行に必要なデータも含めそれ以外のデータの中継を禁止する。
尚、"ベース状態"に対応する中継モードとしてベース中継モードが規定される。ベース中継モードでは、基本的に、中継の制限を行われない。
図1に戻り、中継制御部103は、ゲートウェイ10におけるローカルネットワーク20の相互間、或いは、ローカルネットワーク20と通信ネットワーク200との間の通信の中継を制御する。具体的には、中継制御部103は、中継モード決定部102により決定(選択)された中継モードに応じて、中継制御を行う。
次に、図3、図4を参照して、予め規定される複数の車両状態の遷移態様及び遷移条件について説明する。
図3は、複数の車両状態の遷移態様の一例を示す遷移図である。図4は、複数の車両状態の遷移条件の一例(具体的には、図3に対応する遷移条件)を示す図である。
尚、遷移条件に関する情報は、記憶部109に格納されている。また、図3、図4に示す一例では、ゲートウェイ10の起動直後や、上述の如く、何等かの理由で車両状態が判定できないような場合だけ、車両状態が"ベース状態"になることを前提とし、図3には、"ベース状態"への遷移や"ベース状態"からの遷移を図示しない。
図3に示すように、"駐車状態"において、車両状態判定部101は、"条件1"が成立した場合、即ち、乗員が乗車した場合、車両状態を"停車状態"に遷移させる。
一方、"停車状態"において、車両状態判定部101は、"条件2"が成立した場合、即ち、乗員が降車した場合、車両状態を"駐車状態"に遷移させる。
また、"停車状態"において、車両状態判定部101は、"条件3"が成立した場合、即ち、車両2がIG−ON状態であり、且つ、車速Vが閾値Vth以上である場合、車両状態を"走行状態"に遷移させる。
一方、"走行状態"において、車両状態判定部101は、"条件4"が成立した場合、即ち、車両2がIG−OFF状態である場合、或いは、車両2の車速Vが閾値Vthより小さい場合、車両状態を"停車状態"に遷移させる。
また、"走行状態"において、車両状態判定部101は、"条件5"が成立した場合、即ち、障害物検出手段により接近物が検出され、且つ、TTCが閾値T1より大きい場合、車両状態を"衝突警戒状態"に遷移させる。
一方、"衝突警戒状態"において、車両状態判定部101は、"条件6"が成立した場合、即ち、障害物検出手段により接近物が検出されなくなった場合、車両状態を"走行状態"に遷移させる。
また、"走行状態"において、車両状態判定部101は、"条件7"が成立した場合、即ち、障害物検出手段により接近物が検出され、且つ、TTCが閾値T1以下で且つ閾値T2より大きい場合、車両状態を"衝突要回避状態"に遷移させる。
一方、"衝突要回避状態"において、車両状態判定部101は、"条件6"が成立した場合、車両状態を"走行状態"に遷移させる。
また、"走行状態"において、車両状態判定部101は、"条件8"が成立した場合、即ち、障害物検出手段により接近物が検出され、且つ、TTCが閾値T2以下である場合、車両状態を"衝突不可避状態"に遷移させる。
一方、"衝突不可避状態"において、車両状態判定部101は、"条件6"が成立した場合、車両状態を"走行状態"に遷移させる。
また、"衝突警戒状態"において、車両状態判定部101は、"条件7"が成立した場合、車両状態を"衝突要回避状態"に遷移させる。
一方、"衝突要回避状態"において、車両状態判定部101は、"条件5"が成立した場合、車両状態を"衝突警戒状態"に遷移させる。
また、"衝突警戒状態"において、車両状態判定部101は、"条件8"が成立した場合、車両状態を"衝突不可避状態"に遷移させる。
また、"衝突要回避状態"において、車両状態判定部101は、"条件8"が成立した場合、車両状態を"衝突不可避状態"に遷移させる。
一方、"衝突不可避状態"において、車両状態判定部101は、"条件7"が成立した場合、車両状態を"衝突要回避状態"に遷移させる。
また、"衝突不可避状態"において、車両状態判定部101は、"条件9"が成立した場合、即ち、車両2と接近物との衝突が発生した場合、車慮状態を"衝突後要支援状態"に遷移させる。
また、"衝突後要支援状態"において、車両状態判定部101は、"条件10"が成立した場合、即ち、車両2の衝突前後での減速量ΔVが閾値dVth以上である場合、車両状態を"衝突後要通報状態"に遷移させる。
尚、"ベース状態"からは、全ての車両状態に遷移しうるため、"ベース状態"では、車両状態判定部101は、条件1〜条件10の何れが成立するかによって、遷移先を決定する。
次に、図5を参照して、車両状態判定部101及び中継モード決定部102による中継モードを決定する処理(中継モード決定処理)について説明する。
図5は、車両状態判定部101及び中継モード決定部102による中継モード決定処理の一例を示す。本フローチャートは、例えば、ゲートウェイ10が動作している期間において、所定時間毎に実行されてよい。
ステップS102にて、車両状態判定部101は、記憶部109から現在の車両状態に対応する遷移条件、即ち、現在の車両状態から遷移可能な車両状態に遷移するための1又は複数の遷移条件を取得する。
ステップS104にて、車両状態判定部101は、ステップS101で取得して遷移条件の何れかが成立するか否かを判定する。車両状態判定部101は、何れかの遷移条件が成立した場合、ステップS106に進み、何れの遷移条件も成立しない場合、ステップS110に進む。
ステップS106にて、車両状態判定部101は、成立した遷移条件に対応する車両状態に遷移したと判定する(遷移判定)。
ステップS108にて、中継モード決定部102は、遷移した新たな車両状態に対応する中継モードに変更し、今回の処理を終了する。
一方、ステップS110にて、車両状態判定部101は、車両状態が維持されていると判定し(維持判定)、中継モード決定部102は、中継モードを変更せずに、今回の処理を終了する。
このように、本実施形態では、車両2の衝突が発生しうる第1の車両状態(衝突警戒状態、衝突要回避状態、衝突不可避状態)や車両2の衝突が発生した後の第2の車両状態(衝突後要支援状態、衝突後要通報状態)が予め規定される。そして、車両2が第1の車両状態或いは第2の車両状態に該当すると判定されると、衝突に関連するデータ以外のデータの中継が制限される中継態様(例えば、衝突に関連するデータ以外のデータの中継を禁止する、中継する順序を衝突に関連するデータに対して後回しにする等)で、ゲートウェイ10での複数の通信回線の相互間での中継が行われる。これにより、車載ネットワークの通信負荷が大きく、通信遅延が発生しうるような状況であっても、衝突に関連するデータ以外のデータの中継が制限されるため、衝突回避制御に関連するデータや衝突発生後の車両状態におけるユーザ支援制御に関連するデータ等の中継を適切に行うことができる。
以上、本発明を実施するための形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、車両状態判定部101及び中継モード決定部102のうちの少なくとも一方の機能部は、ゲートウェイ10の外部(例えば、ゲートウェイ10と通信可能に接続されるECU)に設けられてもよい。
また、上述した実施形態では、予め規定される複数の車両状態に、車両2に衝突が発生しうる車両状態(衝突警戒状態、衝突要回避状態、衝突不可避状態)と、車両2の衝突発生後の車両状態(衝突後要支援状態、衝突後要通報状態)との双方を含むが、何れか一方だけを含む態様であってもよい。
また、ゲートウェイ10は、車両2に搭載される複数のローカルネットワーク20の相互間の通信の中継だけを行う構成であってもよいし、車両2に搭載されるローカルネットワークと車両2の外部の通信ネットワーク200との間の通信の中継だけを行う構成であってもよい。
また、"走行状態"は、更に、運転支援レベルに応じた複数の車両状態に細分化されてもよい。例えば、ACC(Adaptive Cruise Control)等の運転支援が全て解除されたユーザ運転状態、ACC等の運転支援が実行されている運転支援状態、及び完全自動運転が実行されている自動運転状態等に細分化されてもよく、これらの細分化された車両状態の各々に対して、異なる中継モードが対応付けられてよい。
1 中継システム
2 車両
10 ゲートウェイ(中継装置)
20,20a,20b ローカルネットワーク(通信回線)
100 サーバ
101 車両状態判定部
102 中継モード決定部(中継態様選択部)
103 中継制御部
109 記憶部
200 通信ネットワーク(通信回線)

Claims (1)

  1. 複数の通信回線と、車両に搭載され、前記複数の通信回線の間でデータを中継する中継装置と、を含む中継システムであって、
    前記車両の衝突が発生しうる第1の車両状態、及び前記車両の衝突が発生した後の第2の車両状態の少なくとも一方を含む、予め規定される複数の車両状態の何れに、前記車両が該当するかを判定する車両状態判定部と、
    前記複数の車両状態ごとに予め規定される、前記中継装置によるデータの複数の中継態様の中から、前記車両状態判定部により前記車両が該当すると判定された前記車両状態に対応する前記中継態様を選択する中継態様選択部と、
    前記中継態様選択部により選択された前記中継態様に基づき、前記中継装置におけるデータの中継を制御する中継制御部と、を含み、
    前記複数の中継態様のうち、前記第1の車両状態及び前記第2の車両状態に対応する前記中継態様は、前記衝突に関連するデータ以外のデータの中継を制限するように規定される、
    中継システム。
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JP2020088717A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社デンソー 車載ネットワークシステム

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