JP2018090929A - 布地を保持するトレイ、布地に印刷する装置、布地を加熱する装置、布地に画像を付与する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷される布地を保持する作業のセット作業性を向上するトレイ。【解決手段】印刷される布地を保持するトレイであって、トレイベース部材201と、布地の印刷が施される部分を平坦な状態で保持する布地保持部材300と、布地保持部材300の周縁部との間で布地を挟む外周カバー部材202と、を備え、外周カバー部材202は、一端部側がトレイベース部材201に回転可能に支持されて、トレイベース201に対して開閉可能であり、外周カバー部材202には、外周カバー部材202が閉じる方向に回動するときに閉位置の手前で停止させる変位可能なストッパ部材250が設けられ、閉位置の手前で停止した外周カバー部材202を押し込むことによりストッパ部材250が変位して、外周カバー部材202が閉位置まで回動するトレイ。【選択図】図9

Description

本発明は布地を保持するトレイ、布地に印刷する装置、布地を加熱する装置、布地に画像を付与する方法に関する。
従来、筒状の胴部を有する被捺染材の胴部内に入って該被捺染材を保持する保持部材と、保持部材が被捺染材を保持した状態で嵌まる基体部と、保持部材と基体部の少なくとも一方に設けられ、保持部材が基体部に嵌まった状態でインクが吐出される印捺面を形成するための印捺面形成部と、を備える被捺染材の支持装置が知られている(特許文献1)。
特開2013−096017号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている支持装置にあっては、例えば、基体部に対して保持部材を持ち上げた状態にしたときに、持ち上げている保持部材から手が離れると、保持部材が勢いよく倒れて基体部に嵌め込まれる。このとき、作業者が基体部に指をかけていると、保持部材と基体部の間に指を挟まれることになるので、布地のセット作業が却って煩雑になるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、布地のセット作業の作業性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る布地を保持するトレイは、
印刷される布地を保持するトレイであって、
トレイベース部材と、
前記布地の前記印刷が施される部分を平坦な状態で保持する布地保持部材と、
前記布地保持部材の周縁部との間で前記布地を挟む外周カバー部材と、を備え、
前記外周カバー部材は、一端部側が前記トレイベース部材に回転可能に支持されて、前記トレイベースに対して開閉可能であり、
前記外周カバー部材には、前記外周カバー部材が閉じる方向に回動するときに閉位置の手前で停止させる変位可能なストッパ部材が設けられ、
前記閉位置の手前で停止した前記外周カバー部材を押し込むことで、前記ストッパ部材が変位して、前記外周カバー部材が閉位置まで回動する
構成とした。
本発明によれば、布地のセット作業の作業性が向上する。
本発明に係る布地に印刷する装置のトレイを装着した状態の外観斜視説明図である。 同装置のトレイを取り外した状態の外観斜視説明図である。 同装置の機構部の全体構成を説明する斜視説明図である。 同じく図3と異なる方向から見た斜視説明図である。 本発明の第1実施形態にかかるトレイであるカセットの斜視説明図である。 同じくカセットの外周カバーを開いた状態の斜視説明図である。 同じくカセットの短手方向に沿う概略断面説明図である。 同実施形態のカセットの説明に供する外観斜視説明図である。 同じくプラテン外周カバーが開いている状態の長手方向に沿う断面説明図である。 同じくプラテン外周カバーが閉位置の手前で停止している状態の長手方向に沿う断面説明図である。 同じくプラテン外周カバーが閉位置にある状態の長手方向に沿う断面説明図である。 比較例の長手方向に沿う断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係るカセットの外観斜視説明図である。 同じくプラテン外周カバーが開いている状態の長手方向に沿う断面説明図である。 同じくプラテン外周カバーが閉位置の手前で停止している状態の長手方向に沿う断面説明図である。 同じくプラテン外周カバーが閉位置にある状態の長手方向に沿う断面説明図である。 本発明に係る布地を加熱する装置(加熱装置)の一例の外観斜視説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る布地に印刷する装置(以下、「印刷装置」という。)について図1ないし図4を参照して説明する。図1は同印刷装置のトレイを装着した状態の外観斜視説明図、図2は同印刷装置のトレイを取り外した状態の外観斜視説明図、図3は同印刷装置の機構部の全体構成を説明する斜視説明図、図4は同じく図3と異なる方向から見た斜視説明図である。
印刷装置1は、装置本体100内に、布地400を保持するトレイであるカセット200を着脱可能に保持して進退移動する受け部材であるステージ111と、ステージ111で保持されたカセット200に保持されている布地400に印刷する印刷手段112とを備えている。
ここで、布地400としては、ハンカチ、タオルなどの一枚の布地で形成されるものだけではなく、Tシャツ、トレーナーなどの衣服として加工された布地、トートバック等の製品の一部となっている布地にも用いることができる。
ステージ111は、装置本体100に対して矢印Y方向(送り方向)に移動可能に保持された搬送構造体113上に設けられている。ここでは、装置本体100の底部筐体部114に矢印Y方向に沿って搬送ガイド部材115が配置され、搬送構造体113のスライダ部116が搬送ガイド部材115によって移動可能に保持されている。また、ステージ111は、搬送構造体113にロッド117で昇降可能に配置され、印刷手段112のヘッド122との間のギャップを調整可能とする。
印刷手段112は、ステージ111に対して矢印X方向(主走査方向)に移動するキャリッジ121と、キャリッジ121に搭載されたヘッド122とを備えている。キャリッジ121は、矢印X方向に沿って配置されたガイド部材123で移動可能に保持され、駆動モータ124によってタイミングベルト125などの走査機構部を介して矢印X方向に往復移動される。ヘッド122は液体吐出ヘッドを用いて、インクを布地表面に吐出して画像の形成を行っているが、これに限るものではない。
この印刷装置1においては、カセット200のプラテン部材300に布地400をセットした状態で、装置本体100内のステージ111にカセット200を装着して保持する。そして、ステージ111の矢印Y方向への移動とヘッド122の矢印X方向への往復移動を繰り返すことで、布地400に所要の画像を印刷する。
次に、本発明の第1実施形態に係るトレイであるカセットの概要について図5ないし図7も参照して説明する。図5は同カセットの斜視説明図、図6は同じくカセットの外周カバーを開いた状態の斜視説明図、図7は同じくカセットの短手方向に沿う概略断面説明図である。
カセット200は、トレイベース部材であるカセットベース201と、布地400の印刷が施される部分を平坦な状態で保持する布地保持部材であるプラテン部材300とを有している。
プラテン部材300は、プラテン構造体302と、布地400を平坦な状態で保持する面を構成する断熱部材301とで構成されている。断熱部材301は、加熱装置による加熱に対して耐熱性を有する。
そして、カセットベース201には、外周カバー部材であるプラテン外周カバー202一端部側がヒンジ203で回転可能に取り付けられ、プラテン外周カバー202はカセットベース201に対して矢印方向に開閉可能に設けられている。
プラテン外周カバー202は、プラテン部材300に対応する部分に開口部202aを有し、プラテン部材300の外周部分のフランジ部300aとの間で布地400を押さえる。
プラテン部材300はカセットベース201に対して支持部311で支持して、プラテン部材300とカセットベース201との間には布地400の余剰部分400aを収容できる収容空間312を形成している。余剰部分400aは、例えばTシャツの前面に印刷を行う場合においては、両袖や襟口、すそ等が該当する。
ここで、プラテン部材300はカセットベース201から着脱可能であり交換可能に形成されている。これによりプラテン部材300を複数用意し、印刷動作中に別のプラテン部材300に衣類を巻き付けておくことができ、印刷、定着終了後にプラテン部材300を交換するだけで速やかに次の布地の印刷を開始することができる。
このカセット200に布地400をセットするときには、図6に示すように、プラテン外周カバー202を開いて、プラテン部材300上に布地400をセット(保持)する。このとき、布地400の余分な部分(余剰部分)400aを図7に示すように、収容空間312内に収容した状態で、図5に示すように、プラテン外周カバー202を閉じる。
そして、布地400に印刷するときには、布地400をセットしたカセット200を印刷装置1の装置本体100のステージ111上に装着する(セットする)。
このように、カセット200は装置本体100から全体を取り出した状態にして印刷対象である布地400をプラテン部材300上にセットすることができるので、プラテン部材300への布地400のセット作業が容易になる。
このようなカセット200は印刷装置1で印刷が完了した後、布地400を保持したまま、加熱装置にセットし、画像が印刷された布地400を加熱して定着する。
次に、本実施形態のカセットの詳細について図8ないし図11も参照して説明する。図8は同説明に供する外観斜視説明図、図9は同じくプラテン外周カバーが開いている状態の長手方向に沿う断面説明図、図10は同じくプラテン外周カバーが閉位置の手前で停止している状態の長手方向に沿う断面説明図である。図11は同じくプラテン外周カバーが閉位置にある状態の長手方向に沿う断面説明図である。
本実施形態のカセット200において、プラテン部材300を支持する支持部311は、カセットベース201側の中空支柱部231と、中空支柱部231に移動可能に嵌め合わされたプラテン部材300側の中空支柱部331と、中空支柱部231と中空支柱部331との間に配置した圧縮スプリング313とを備えている。
これにより、布地保持部材であるプラテン部材300はトレイベース部材であるカセットベース201に対して変位可能に支持される。
また、プラテン部材300の周縁部を覆うプラテン外周カバー202のカセットベース201に対する高さを規制するロック部材204を備えている。ロック部材204は、プラテン外周カバー202のヒンジ203でカセットベース201に対して開閉可能に保持された側と反対側に配置されている。
このように構成したので、布地400の厚みが変化したときにプラテン部材300がスプリング313の復元力に抗して下降してカセットベース201との間隔が変化し、異なる厚みの布地400にも対応することができる。
そして、プラテン部材300は常にプラテン外周カバー202に一定の力で押し付けられることになるので、カセット200を持ち運びしたときでも布地400のずれが起き難い。
また、布地400の厚みが変わった場合でも、プラテン部材300が下がることで、プラテン部材300とプラテン外周カバー202の隙間を確保するため、布地400の厚みを変えてもプラテン外周カバー202のカセットベース201に対する高さは変わらない。
つまり、プラテン部材300に保持される布地400の表面高さはプラテン外周カバー202のカセットベース201に対する高さが基準となる。
これにより、ロック部材204によるプラテン外周カバー202のカセットベース201に対するロック位置を固定化することができ、カセット200自体の構成を簡易にすることができる。また、ロック位置が変わらないことで、使用者の操作が容易になる。
また、ヘッド122として液体吐出ヘッドを使用する場合、ヘッド122と液体を付与する対象表面との距離が狭いほど精度のよい画質が得られる。
この場合、プラテン部材300を変位可能として、プラテン部材300の周縁部をプラテン外周カバー202に押し当てることで、布地400の厚みが変化してもプラテン外周カバー202によって布地400の表面高さを規定するので、画質を向上できる。
また、プラテン部材300を変位可能とする場合、ヘッド122の移動面に対してプラテン部材300の表面の平行度を確保するためには、支持部311をプラテン部材300の周縁部側で保持することが好ましい。しかしながら、このようにすると、支持部311が布地400の余剰部分400aの収容の妨げになる。
これに対して、プラテン外周カバー202の高さでプラテン部材300に保持される布地400の表面高さを規定することで、支持部311をプラテン部材300の内側に配置することができ、支持部311の数も減らすことができる。これにより、布地400の余剰部分400aを容易に収容できるようにすることができる。
さらに、本実施形態のカセット200においては、プラテン外周カバー202には、プラテン外周カバー202が閉じる方向に回動するときに閉位置の手前で停止させる変位可能なストッパ部材250が設けられている。ストッパ部材250は、プラテン外周カバー202のヒンジ203と長手方向で反対側の他端部(ロック部材204)側であって、短手方向の両側に配置されている。
ストッパ部材250は、ストッパベース251と、ストッパベースに移動可能に嵌め合わされた外周カップ252を有し、ストッパベース251と外周カップ252との間に配置された付勢手段である圧縮スプリング253を有する伸縮可能な部材である。ストッパベース251は、プラテン外周カバー202に固定されていてもよいし、プラテン外周カバー202と一体でもよい。付勢手段である圧縮スプリング253は、外周カップ252を伸長方向に付勢している。
このストッパ部材250は、プラテン外周カバー202が開いているときには、圧縮スプリング253の付勢力によって伸長した状態にあり、外周カップ252の一部がプラテン外周カバー202の下端部よりも突出している。また、ストッパ部材250は、プラテン外周カバー202を閉位置の手前で停止した状態から圧縮スプリング253の付勢力に抗して押し込むことで収縮変位する。
このように構成したので、図9に示すように、プラテン外周カバー202が開いている状態から閉じる方向(矢印方向)に回動したとき、図8及び図10に示すように、プラテン外周カバー202が閉位置になる手前で、ストッパ部材250の先端250aがカセットベース201に当接する。
したがって、プラテン外周カバー202の閉じる方向への回動が停止され、ラテン外周カバー202の下端部とカセットベース201との間には隙間Gが形成される。このとき、ストッパ部材250は圧縮スプリング253で伸張状態に付勢されているので、プラテン外周カバー202が自然に下がることはない。したがって、隙間Gに手などがあってもはさまれることはない。
この状態からプラテン外周カバー202に対して閉じる方向に押し込む(力を加える)と、図11に示すように、ストッパ部材250の圧縮スプリング253が縮むので、ストッパ250が収縮変位して短くなり、プラテン外周カバー202を閉位置まで回動して閉じることができる。
また、本実施形態では、ストッパ部材250、250の位置に対応してプラテン外周カバー202の上面に押し位置を示すマーク(目印)260を付している。マーク260は、印刷、型彫りなどで設けることができる。目印260の位置を押すことでストッパ部材250を効果的に変位させることができ、スムーズにプラテン外周カバー202を閉じることができる。
ここで、比較例について図12を参照して説明する。図12は同比較例の長手方向に沿う断面説明図である。
この比較例は、ストッパ部材250を有していない。そのため、開いているプラテン外周カバー202が自重で倒れたときには、プラテン外周カバー202は自重で閉位置まで回動する。そのため、カセットベース201とプラテン外周カバー202との間に手が差し入れられていると、手が挟まれるおそれがある。
したがって、布地400をセットする作業を行うときに、プラテン外周カバー202が自重で倒れないようにしながらセット作業を行う必要があり、作業性が低下する。
これに対して、本実施形態のカセット200は、プラテン外周カバー202が自重で倒れても隙間Gが確保されるので、手が挟まれることを防止でき、セット作業が容易になり、作業性が向上する。
次に、本発明の第2実施形態に係るカセットについて図13ないし図16も参照して説明する。図13は同カセットの外観斜視説明図、図14は同じくプラテン外周カバーが開いている状態の長手方向に沿う断面説明図、図15は同じくプラテン外周カバーが閉位置の手前で停止している状態の長手方向に沿う断面説明図である。図16は同じくプラテン外周カバーが閉位置にある状態の長手方向に沿う断面説明図である。
本実施形態では、プラテン外周カバー202には、プラテン外周カバー202が閉じる方向に回動するときに閉位置の手前で停止させる変位可能なストッパ部材270が設けられている。
つまり、プラテン外周カバー202の短手方向両側の内壁面に、長手方向のほぼ中央部に、カセットベース201に当接するストッパ部材270を支軸272で揺動可能(変位可能)に支持している。そして、ストッパ部材270は、付勢手段であるスプリング273によってプラテン外周カバー202の下端部から突出する方向に付勢している。
このように構成したので、図13及び図14に示すように、プラテン外周カバー202が開いている状態から閉じる方向に回動したとき、図15に示すように、プラテン外周カバー202が閉位置になる手前で、ストッパ部材270の先端部270aがカセットベース201に先に当接する。
この状態で、一旦、プラテン外周カバー202の閉じる方向への回動が停止される。これにより、プラテン外周カバー202の下端部とカセットベース201との間には隙間Gが設けられる。ストッパ部材270は圧縮スプリング273で付勢されているので、プラテン外周カバー202が自然に下がることはない。したがって、隙間Gに指などがあってもはさまれることはない。
そこで、プラテン外周カバー202に対して閉じる方向に押し込む(力を加える)と、図16に示すように、ストッパ部材270がスプリング273の付勢力に抗して、プラテン外周カバー202内部に押し込まれる方向に揺動変位するので、プラテン外周カバー202を閉位置まで回動して閉じることができる。
したがって、プラテン外周カバー202が自重で倒れても隙間Gが確保されるので、手が挟まれることを防止でき、セット作業が容易になり、作業性が向上する。
次に、本発明に係る布地を加熱する装置(加熱装置)の一例について図17を参照して説明する。図17は同加熱装置の外観斜視説明図である。
この加熱装置500は、装置本体501内に、布地400を保持するカセット200を着脱自在に装着する受け部材503と、布地400を加熱する加熱手段504とを備えている。
受け部材503は、前述した印刷装置1のステージ111と同じ構成であり、印刷が完了した布地400をカセット200に保持したままで装着することができる。
このように構成したので、前述した印刷装置1によって印刷が完了した布地400を保持するカセット200を印刷装置1から取り出し、布地400を保持したままカセット200を加熱装置500内の受け部材503にセットし、扉502を閉じた状態で、加熱手段504に給電して発熱させることで、カセット200の布地400が加熱して定着することができる。
つまり、画像が付与される布地400をトレイ(カセット200)に保持する工程と、カセット200を印刷装置1に装着して布地400に印刷する印刷工程と、印刷工程完了後、カセット200を印刷装置1から取り出し、布地400を保持したままカセット200を加熱装置500に装着して、布地400を加熱する後工程とを行って、布地400に画像を付与することができる。
カセット200(トレイ)に布地400を保持したまま印刷及び加熱を行うことができるので、布地400に画像を付与するときの作業性が向上する。
なお、本発明における「トレイ」とは、印刷装置、加熱装置に着脱できる構成を備えていれば形状等は上記実施形態のカセットのような箱状の形態に限られるものではない。具体的には、印刷装置、加熱装置に挿入可能に形成された一枚の板状のプラテン部材であってもよい。
また、より作業性を向上するために、このようなトレイに対し、印刷時に作業者が毎回布地(Tシャツ等)をトレイにセットする工程をなくすために、布地(Tシャツ等)をセット済みのトレイを利用することもできる。この場合、使用後のトレイは回収され、再び布地がセットされた状態で供給される。
さらに、同様の効果を奏するために、トレイに着脱可能に形成されたプラテン部材に布地(Tシャツ等)をセットした布地セット済みのプラテン部材を利用することもできる。使用する場合は、この布地セット済みのプラテン部材をそのままトレイに装着し、印刷、定着が完了したあとに、トレイからプラテン部材を取り外し、次の布地セット済みのプラテン部材をトレイに装着し、印刷、定着が行われる。この場合、使用後のプラテン部材は回収され、再び布地がセットされた状態で供給される。
このようにすることで、作業者が毎回布地(Tシャツ等)をセットする必要がなく、複数枚の連続処理が容易になり、複数枚の連続処理を自動化することも可能となる。
また、上記実施形態では、布地がTシャツなどである場合について説明しているが、例えば布地を含めて、印刷対象、加熱対象を媒体(メディア)とする場合にも本発明を同様に適用することができる。この場合には、前記実施形態における「布地」が媒体となる。
1 印刷装置
100 印刷装置の装置本体
111 ステージ(受け部材)
122 ヘッド
200 カセット(トレイ)
201 カセットベース
202 プラテン外周カバー
250 ストッパ部材
252 外周カップ
270 ストッパ部材
300 プラテン
400 布地
500 加熱装置
501 装置本体
503 受け部材
504 加熱手段

Claims (6)

  1. 印刷される布地を保持するトレイであって、
    トレイベース部材と、
    前記布地の前記印刷が施される部分を平坦な状態で保持する布地保持部材と、
    前記布地保持部材の周縁部との間で前記布地を挟む外周カバー部材と、を備え、
    前記外周カバー部材は、一端部側が前記トレイベース部材に回転可能に支持されて、前記トレイベースに対して開閉可能であり、
    前記外周カバー部材には、前記外周カバー部材が閉じる方向に回動するときに閉位置の手前で停止させる変位可能なストッパ部材が設けられ、
    前記閉位置の手前で停止した前記外周カバー部材を押し込むことにより前記ストッパ部材が変位して、前記外周カバー部材が閉位置まで回動する
    ことを特徴とする布地を保持するトレイ。
  2. 前記ストッパ部材は、前記外周カバー部材の他端部に設けられ、伸長方向に付勢された伸縮可能な部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の布地を保持するトレイ。
  3. 前記ストッパ部材は、前記外周カバー部材に揺動可能に支持され、前記外周カバー部材の下端部から突出する方向に付勢手段で付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の布地を保持するトレイ。
  4. 装置本体内に、請求項1ないし3のいずれかに記載のトレイを着脱自在に装着する受け部材を備えている
    ことを特徴とする布地に印刷する装置。
  5. 装置本体内に、請求項1ないし3のいずれかに記載のトレイを着脱自在に装着する受け部材を備えている
    ことを特徴とする布地を加熱する装置。
  6. 画像が付与される布地を前記請求項1ないし3のいずれか記載のトレイに保持する工程と、
    前記トレイを、前記請求項4に記載の布地に印刷する装置に装着して、前記布地に印刷する印刷工程と、
    前記印刷工程完了後、前記トレイを、前記布地に印刷する装置から取り出し、前記請求項5に記載の布地を加熱する装置に装着して、前記布地を加熱する工程と、を行う
    ことを特徴とする布地に画像を付与する方法。
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